JPS5810527Y2 - じゅうたん洗浄機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気掃除機に接続され、エアタービンにより駆
動される回転ブラシ式のじゅうたん洗浄機に関するもの
で、じゅうたん洗浄後の本体の後処理法を改善したじゅ
うたん洗浄機を提供することを目的とする。

従来の回転ブラシ式のじゅうたん洗浄機はじゅうたん洗
浄後、じゅうたんのむだ毛が洗剤の粘着力で回転ブラシ
室内壁に付着しても手を入れて洗い流すことが困難であ
るという欠点を有していた。

本考案は上記従来の欠点を解消するもので、以下第１〜
４図にもとづ゛き説明する。

図において、１は洗浄機本体、２は接続パイプ、３は洗
剤タンク、４は掃除機の吸引気流で駆動するエアタービ
ン、５はこのエアタービン４を駆動するための空気を取
り入れる吸気口、６はブラシを植設した回転ブラシ、７
は回転ブラシ６を納めた回転ブラシ室で、その下方には
同回転ブラシ６の一部が臨む開口６ａが形成しである。

８は開口６ａの前部口縁に連らなる回転ブラシ室７の前
壁を形成し、かつ開閉自在に構成された回転ブラシ室蓋
、９はエアタービン４の駆動力を回転ブラシ６に伝達す
るベルト、１０は洗剤タンク３からの洗剤の供給を受け
て回転ブラシ６に接触する位置に設けた発泡ブラシ、１
１は接続パイプ２に接続する延長管、１２はこの延長管
１１と電気掃除機（図示せず）とをつなぐ蛇腹ホースで
ある。

上記構成において、洗浄機本体１を電気掃除機に接続し
、じゅうたん専用液体洗剤のはいった洗剤タンク３を洗
浄機本体１に積載し、掃除機の電源を入れると、第３図
に示す如く外気を吸気口５より取り入れ、エアタービン
４は回転駆動を始める。

すると、ベルト９により減速伝達されて回転ブラシ６も
同時に回転駆動を始める。

ここで洗剤タンク３より供給される液体洗剤は、発泡ブ
ラシ１０上に滴下する。

この時液体洗剤を含んだ発泡ブラシ１０は回転ブラシ６
と接触しているので、液体洗剤は発泡してゆく。

この発泡作用は洗剤を供給している間ずつと続くので、
やがては回転ブラシ室７は泡で満たされ徐々にじゅうた
ん上へと出てゆく。

回転ブラシ６は又、じゅうたん上に出た泡を使ってじゅ
うたん表面をブラッシングする働きをも兼ねている。

このようにして洗浄機本体１をじゅうたん上で操作すれ
ばじゅうたんの洗浄が簡単にできる訳である。

液体洗剤のかわりにエアゾール式のじゅうたん専用洗剤
を使用してじゅうたんを洗浄する場合は、洗剤タンク３
を取りはずしエアゾール洗剤をじゅうたん上に散布した
後に、洗浄機本体１をじゅうたん上で操作すれば同様に
じゅうたん洗浄ができる。

この際、回転ブラシ室蓋８を閉じたままで洗浄機本体１
１を操作すると、せっかく散布した洗剤を洗浄機本体１
の前面で押し集めてゆくため、回転ブラシ６によるじゅ
うたん表面のブラッシングに洗剤が使われないことにな
るが、回転ブラシ室蓋８を開けて洗浄機本体１を操作す
れば、この欠点も解消され、効果的なじゅうたん洗浄が
できる。

じゅうたん洗浄が終わると、回転ブラシ室７内壁には洗
剤の粘着力でじゅうたんのむだ毛が付着する訳だが、回
転ブラシ室蓋８を開けることにより回転ブラシ室７の内
壁のむだ毛を容易に洗い落とすことができる。

この回転ブラシ室蓋８はポリプロピレン樹脂を使用して
開閉のための折れ曲がり部を薄肉にしてヒンジ加工する
ことにより部品点数もふえずコスト高にはつながらない
。

このように、本考案によれば、じゅうたん洗浄後の回転
ブラシ室内壁の洗浄が容易に出来、又エアゾール洗剤に
よるじゅうたん洗浄も効果的にできるものである。

特に回転ブラシ室蓋を開いた場合、開口６ａを含む大き
な開放部が形成されるため、上記洗浄作業はより一層し
易くなるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例におけるじゅうたん洗浄機の
外観斜視図、第２図は回転ブラシ室を開けたときの状態
を示す同斜視図、第３図は吸気の流れを示す同断面図、
第４図は発泡ブラシ部の同断面図である。 ２・・・・・・接続パイプ、４・・・・・・エアタービ
ン、６・・・・・・回転ブラシ、７・・・・・・回転ブ
ラシ室、８・・・・・・回転ブラシ室フタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 電気掃除機に接続する接続パイプ、掃除機の吸引気流で
   回転するエアタービン、このエアタービンと連動して回
   転する表面にブラシを植設した回転ブラシ、回転ブラシ
   を納めるとともに、下方に開口を形成した回転ブラシ室
   を備え、上記回転ブラシ室の開口に連らなる前方壁は開
   閉自在な回転ブラシ室蓋で構成したじゅうたん洗浄機。