JPS58104881A - ロ−プ式エレベ−タ−におけるブレ−キ制動力の測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はロープ式エレベータ−におけるブレーキ制動力
の測定方法に係夛、特に動摩擦によるブレーキ制動力を
簡単な計器を用いて蓉易に測定するのに好適なブレーキ
制動力の測定方法に関するものである。

ロープ式エレベータ−は、停止時に巻上機に備え九ブレ
ーキにより乗りかごを保持するようにしである。仁の保
持力を確認するには、ブレーキの制動力を測定する必要
があるが、従来、据付を完了したエレベータ−のブレー
キ制動力を側寓するのに、乗りかごに定格積載荷重の１
５０〜２００％のウエートを積み込み、ブレーキがスリ
ップするときの荷重を求める方法によっていた。そのた
め、大量のウエートを必要とし、ま九、乗りかごが滑り
落ちるため、危険をともなうという欠点があった。

本発明は上記に艦みてなされたもので、その目的とする
ととろけ、動摩擦によるブレーキ制動力を乗シかとに荷
重をかけることなく簡単な電気計器を用いて容易に測定
することができるロープ式エレベータ−におけ゛るブレ
ーキ制動力の測定方法を提供することにある。

本発明の特徴は、巻上機の発生トルクを乗りかごとつシ
合いおもりとの間の不平衡量を基準として校正口、ブレ
ーキを制動状態として無負荷上昇運転したときの上記巻
上機の発生トルクから上−ピブレーキのブレーキ制動力
を求めるようにし九点にある。

以下本発明の方法の一実施例を第１図、第２図を用いて
詳細に説明する。

第１図はロープ式エレベータ−の概略構造を示す説明図
である。第１図において、１は乗シかと、２はつり合い
おもり、３はロープ、４は巻上機、□５はマグネットブ
レーキで、ロープ式エレベータ−においては、無負荷−
全負荷の範囲にわ九って、巻上機４を効率よく使用する
ため、乗シかと１の反対側に乗９かごｌの自重よシも定
格積載荷重の４０〜５０％重いつり合いおもシ２を設け
、乗シかご１とつシ合いおもシ２とをロープ３で巻上機
５につるべ状に吊シ下け□である。この丸め、巻上２□ 機４０乗シかと１の積載率に対するトルク特性は、（。

ｌＸ２図に示すように、上昇運転特性−１！Ｕと下降運
転特性曲線りとが交差する特性になっている。

第２図において、発生トルクが正の領域は、巻上機４が
トルクを発生している範囲で、負の領域は巻上機４が発
電機として作用し、制動をかけている範囲を示す、上昇
運転特性曲線Ｕと下降運転特性曲線りとが交差する点Ｂ
Ｐは、かご側重量とつシ合いおもシ側重量とが平衡する
積載率のときで、これをバランスポイントと呼んでおり
、このバランスポイントＢＰにおける積載率は、エレベ
ータ−の竣工検査記録としそ残しである。

また、このときの巻上機４０発生トルクＴｔ、は、走行
抵抗などによる費ス分であり、無負荷時の上昇運転およ
び下降運転時のトルクＴＮＵ、ＴＮＤを測定すれば、 よシ求めることができる。

したがって、バランスポイン）ＢＰにおける積載率が既
知であ料ば、無負荷時の上昇運転および下降運転時の発
生、トルクＴＮυ、ＴＮＤを測定するこ′・り とにより、（ｉ）式よりＴＬが求められ、バランスポイ
ン）ＢＰがわかシ、第２図を得ることができる。

ここで、無負荷積載荷重において、マグネットブレーキ
５を制動状態にしたままエレベータ−を上昇運転させる
と、巻上機４の発生トルクは、第２図に示すように、　
’ｒ１１ｖからＴｍＫ変化する。この変化量は、マグネ
ットブレーキ５の制動力により変化した本のでｌ）、こ
の発生トルクＴｓに対応する積載率は、第２図において
、無負荷上昇運転特性曲線Ｕにおける巻上機発生トルク
ＴＩに対応する点Ａにおける積載率Ｌｍとして求めるこ
とができ、この積載率はマグネットブレーキ５の制動力
に対応したものとなる。

そこで、本発明の方法においては、次の手順によってブ
レーキ制動力を測定するようにした。

（１）　　まず、無負荷上昇運転時の巻上機発生トルク
（例えば、電機子電流）　ＴＷＷを測定する。

（２）　　次に、無負荷下降運転時の巻上様発生トルク
（例えば、電機子電流）Ｔｏｏを測定する。

（３）　　（１）式を用いてＴＬを求める。

（４）　　バラ−イスポイン）ＢＰにおける積載率は既
知であるから、第２図において、この積載率と（３）で
求めたＴｃとから点ＢＰの位置が決まるから、上記のＴ
ｗｗとＴ）ＩＩＩを用いて第２図を作成する。

（５）次に、第１図のマグネットブレーキ５を作動させ
た状態での無負荷上昇運転時の巻上機発生トルク（例え
ば、電機子電流）Ｔｓを測定する。

（６）第２図を用いて、上記した要領でＴｌに対略する
積載率Ｌｍを求める。このＬ■がブレーキ制動力に対応
した積□載率となる。

上記した方法は、バランスポイン）ＢＰの積載率を基準
にして比例計算によりブレーキ制動力を積載率換算で本
めやようにしているため、巻上機４の発生トルクの絶対
値は必貿とせず、発生トルクに比例する物理量１５例え
ば、巻上機（電動機）４の電機子電流を測定するだけで
ブレーキ制動力を求めることができる。

したがって、本発明の方法の実施例によれば、据付完了
したロープ式エレベータ−のマグネットブレーキ制動力
を従来のように大量のテスト２ウエート等の準備なしに
、簡単な電気計器を用意するだけで測定することができ
る。また、測定時にテストウエートの積み降しか不要に
なるため、測定時間を大幅に短縮できる。さらに、すべ
てを機械室で行うことができ、安全性が向上する。

なお、直流ギャレ゛スエレベーターにおいては、巻上機
発生トルクが電機子電流に比例するので、巻上様の電機
子電流を測定すればよいが、電機子電流に比例した電圧
を測定するようにしてもよいことはいうまでもない。

以上説明したように、本発明によれば、動摩擦によるブ
レーキ制動力を乗りかごく荷重をかけることなく、簡単
な電気計器を用いて容易に測定することができるという
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のロープ式エレベータ−におけるブレー
キ制動力の測定方法の一実施例を説明する丸めのロープ
式エレベータ−の−例を示す概略構造図、第２図は乗シ
かとで積載率と巻上機発生トルクとの関係線図である。 　　、。 １・・・乗りかご、２・・・つシ合いおもり、３・・・
ロープ、第　ｔ［２Ｉｌ 八− 第　ＺＩ７１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、乗りかごとつシ合いおもシとがロープで巻上機につ
   るべ状に吊られている四−プ式エレベータ−において、
   前記巻上機の発生トルクを前記乗りかごと前記クシ合い
   おもシとの間の不平衡量を基準にして校正し、ブレーキ
   を制動状態とじて無負荷上昇運転したときの前記巻上機
   の発生トルクから前記ブレーキのブレーキ制動力を求め
   ることを特徴とするロープ式エレベータ−におけるブレ
   ーキ制動力の測定方法。