JPS58104387A - ロ−タリ式圧縮機 - Google Patents

ロ−タリ式圧縮機

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JPS58104387A
JPS58104387A JP20246081A JP20246081A JPS58104387A JP S58104387 A JPS58104387 A JP S58104387A JP 20246081 A JP20246081 A JP 20246081A JP 20246081 A JP20246081 A JP 20246081A JP S58104387 A JPS58104387 A JP S58104387A
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JP
Japan
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iron core
vane
movable iron
permanent magnet
coil
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Application number
JP20246081A
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English (en)
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Hiroshi Iwata
博 岩田
Hiroaki Matsushima
弘章 松嶋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPS58104387A publication Critical patent/JPS58104387A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/06Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids specially adapted for stopping, starting, idling or no-load operation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はロータリ式圧縮機に係り、特にベーン制御によ
る容量制御方法を実施したロータリ式圧縮機の、ベーン
を保持することができる可動鉄芯を有するソレノイドの
消費電力の低減を志向したロータリ式圧縮機に関するも
のである。
ロータリ式圧縮機は、冷凍サイクル、たとえば空気調和
機において冷媒圧縮機用として広く使用されているが、
最近、空気調和機の年間を通しての消費電力の低減が強
く要求されるようになってきた。
この要求に応えるため、負荷に応じてロータリ式圧縮機
の容量制御を行い、省電力化を図る方法が実施されてい
る。
従来、ロータリ式圧縮機の容量制御方法として、ベーン
を制御する方法が知られている。
第1図は、ベーン制御による容量制御方法を実施したロ
ータリ式圧縮機の、第1の従来例を示すものであり、第
1図(a)は、ベーンの保持動作を解除した状態を示す
要部断面図、第1図(1))は、ベーンを保持した状態
を示す要部断面図である。
この第1図において、1は、ロータリ式圧縮機27のシ
リンダ、3は、シリンダ1内を回転するローラ、4は、
ローラ3に回転を与えるクランク、2は、シリンダ1の
内部を高圧側23と低圧側24に仕切シ、ローラ3と当
接しながら上下方向にスライドするベーンであり、との
ベーン2の側面には溝26が設けられている。5は、ベ
ーン2の上端に力を負荷し、そのベーン2をローラ3に
押しつけるベーンばね、8は、シリーンダ1に設けられ
た吸込口、7は、シリンダ1の吐出口6に設けられた吐
出弁、9は、そのコイル11に通電して可動鉄芯13を
移動させることにより、ベーン2を保持することができ
るルノイト責詳細後述)、25は、ロータリ式圧縮機2
7を収納するチャンバである。
16は、ソレノイド9のコイル11に通電し、可動鉄芯
13の動きを制御する電源であり、この電源16は、コ
イル11に直流を通電する整流回路17と、室内温度設
定器18.室内温度検出器19、室外温度検出器20か
ら得られる信号によシ容量制御率を演算する容量制御率
演算回路21と、整流回路17により得られた直流電圧
を前記容量制御率に応じてパルス状にして、ソレノイド
9のコイル11に印加するためのスイッチング回路22
とから構成されている。
前記したソレノイド9の詳細について説明すると、10
は、ソレノイド9のフレーム、11は、フレーム10内
に収納され、その両端が電源16のスイッチング回路2
2に接続されているコイル、12は、固定鉄芯、13は
、その先端にピン15が取り付けられている可動鉄芯、
14は、フレーム10と可動鉄芯13に設けられたばね
座13aとの間に介挿されているばねである。
このように構成した、従来のロータリ式圧縮機において
、圧縮動作時においては、第1図(a)に示すように、
ベーン2はベーンばね5によってローラ3に当接するよ
うに押されており、シリンダ1内を高圧側23と低圧側
24に仕切っている。クランク4が矢印の方向に回転す
ると、ベー72は上下方向にスライドできるようになっ
ており、低圧側24の容積は大きくなり、吸込口8から
ガスを吸入する。。一方、高圧側23はクランク4の回
転にともない容積が小さくなるだめ、その中のガスは圧
縮され、チャンバ25内の圧力以上になると、吐出口6
を通り吐出弁7を押し上げチャンバ25内に流出する。
容量制御運転時には、第1図(b)に示すように、ベー
ン2を保持する。
ベー72の保持方法は、ソレノイド9のコイル11に通
電すると(容量制御方法に係る通電の方法については後
述する)、可動鉄芯13は、固定鉄芯12に吸引され、
第1図(a)の状態から左方へ移動して第1図(1))
の状態になり、可動鉄芯13の先端に取り付けられてい
るピン15がベーン2の#l#26に入る。ピン15が
購26に入ると、ベーン2がベーンばね5に押されても
下方へ戻ることはなく、シリンダ1内はペー72により
仕切られないため、ローラ3が回転してもシリンダ1内
の容積変化はなく、圧縮作用を行わないことになる。
容量制御の方法を、第2,3図を用いて説明する。
第2図は、第1図におけるソレノイドの制御パターンを
示すタイムチャート図、第3図は、第1図におけるソレ
ノイドへの通電にともなう可動鉄芯の動きと、ピン、ベ
ーン、ベーンの溝の位置関係を示す要部断面図である。
まず、室内温度設定器18.室内温度検出器19、およ
び室外温度検出器20から得られる信号より、容量制御
率を容量制御率演算回路21で演算する。このようにし
て得られた容量制御率がαのとき、スイッチング回路2
2は整流回路17より得られる直流電圧を、第2図に示
すように、α=τ、/(τ、十τ2) ただし、τ、:非圧縮期間 τ2 :圧縮期間 の関係をもつパルス状電圧にスイッチングし、このパル
ス状電圧をソレノイド9のコイル11に印加する。
ところで、ピン15.ベーン2.溝26の位置関係は次
のようになっている。
すなわち、ピン15はベーン2が最も下にきた場合でも
、第3図(a)に示すように、ベーン2に当接できる位
置にあり、ベーン2の溝26は、ベーン2が最上部にき
たとき、溝26の上端が第3図(C)に示すように、ピ
ン15の先端の上端からε。
上方の位置にある。このとき溝26の下端はピン15の
先端の下端よりε2下方にある。
ここで、任意の時期にソレノイド9のコイル11に電圧
を印加すると、ソレノイド9の可動鉄芯13は、第3図
(b)に示すように、左方へ移動し、その先端のピン1
5がベーン2に当接する。さらにロー23が回転し、ロ
ーラ3が上死点(第3図(a)のP点)にくると、ベー
ン2はローラ3により持ち上げられ、ピン15の先端が
ベーン2の溝26にはまる。さらにローラ3が回転し、
第3図(d)の位置にくると、ベー72はピン15によ
す保持されているため、シリンダ1内はベーン2により
仕切られることなく、圧縮作用を行わなくなる。
一方、ソレノイド9のコイル11への電圧を切り、第2
図の圧縮期間τ2に入ると、ピン15は右方へ動き、ベ
ーン2は保持状態を解除され、ベーンばね5によシ押さ
れ、ローラ3に当接して圧縮動作が可能になる。
以上述べたように、第2図に示したパルス状の電圧をソ
レノイド9に印加することにより、圧縮。
非圧縮動作を繰り返し、ロータリ式圧縮機の容量制御を
行うことができる。
しかし、上記した従来例には以下に述べる欠点があった
すなわち、容量制御率に応じてパルス状に圧縮。
非圧縮を繰り返す場合、非圧縮期間中は連続してソレノ
イド9のコイル11に通電しなければならない。この場
合のコイル11の消費電力は約30〜60W程度(容量
制御率α=0.5の場合)であシ、αが大きくなればコ
イル11に通電する時間が長くなるので、消費電力はさ
らに大きくなる。
一般に広く使用されている空気調和機に係るヒートポン
プ式ルームエアコンの連続運転時の消費電力は、機種に
よっても異なるが、約1000W近くであるので、上記
したソレノイド9の消費電力は約6%に相当する。
実際に容量制御を行うのは冷房あるいは暖房負荷が小さ
い場合であシ、この場合の圧縮機消費電力は連続運転時
の消費電力より小さくなシ、ヒートポンプ式ルームエア
コン全体の消費電力は上記した100OWよりもさらに
低下する。このように、ロータリ式圧縮機の消費電力に
対するソレノイドの消費電力は無視できなくなり、容量
制御により省電力を図るという目的を十分に達成できな
くなるという欠点があった。
ところで、上記した、第1の従来例に係るベーン制御に
よる容量制御方法を実施しだロータリ式圧縮機は、停電
などで圧縮機モータが停止したとき、ソレノイド9のコ
イル11へも通電が行なわれなくなるので、可動鉄芯1
3はばね14によって押戻され、その先端のピン15が
ベーン2の屑26から抜け、第1図(a)に示すように
、ベーンの保持動作を解除した状態で停止する。
したがって、次にスタートするときは、圧縮状態から起
動することになる。しかし、ベーン2を保持した非圧縮
状態(第1図(b))から圧縮機モータを起動した方が
、ベー72の保持動作を解除した圧縮状態(第1図(a
))から起動するよりも圧縮機モータの起動トルクが小
さい(その割合は機種により異なるが約45%小さくな
る)。
この理由は、次に述べる通りである。
すなわち、第1図(a)に示す圧縮状態から起動すると
、ベーン2を押しているベーンはね50力による負荷と
、急激にローラ3が回転を始じめたとき高圧側23の容
積の減小とにより、シリンダ1内のガスは急激に吐出口
6.吐出弁7を通って流出しようとするだめ、この部分
に圧力損失が生じ、シリンダ1の高圧側23内の圧力上
昇が起こり、これが起動時の負荷になる。これに対して
、第1図(b)に示す非圧縮状態から起動すると、上記
した起動時の負荷がなくなるため、圧縮壁モータの起動
トルクはその分だけ小さくてよい。
このため、圧縮機モータが停止するときは、ベーンを保
持した非圧縮状態で停止することが望ましく、第4図は
、従来から知られているその一例である。
第4図は、ベーン制御による容量制御方法を実施したロ
ータリ式圧縮機の、第2の従来例を示すものであり、第
4図(a)は、ベーンの保持東作を解除した状態を示す
要部断面図、第4図(′b)は、ベーンを保持した状態
を示す要部断面図である。
この第4図において、第1図と同一番号を付したものは
同一部分である。そして、28は、その先端にピン29
が取付けられている可動鉄芯、31は、フレーム30と
可動鉄芯28に設けられたばね座28aの間に設けられ
た圧縮状態のばね、32はコイル、33は固定鉄芯であ
る。
このように構成した、他の従来例におけるソレノイド9
Aのコイル32に通電すると、ばね31の力に打勝って
、可動鉄芯28は、固定鉄芯33によって右側に引かれ
、第4図(a)に示す状態になり、ベーン2は往復運動
できる状態にある。これに対して、コイル32への通電
がOFFになれば、ピン29はばね31の反発力により
、無条件で左方へ動く。ローラ3は、クランク4.クラ
ンク軸を介して圧縮機モータのロータ(図示せず)と接
続されているため大きな慣性モーメントを持っており、
停電などで圧縮機モータへの通電が停止しても、慣性力
のだめただちには停止せず3〜4回転してから停止する
。したがって、ベーン2はローラ3の回転によって持ち
上げられ、その溝26に、先に左方へ動いたピン29の
先端が入り、圧縮機モータはく第4図(b)に示したよ
うに、ベーンを保持し非圧縮の状態で停止する。
しかし、上記した、他の従来例にも以下に述べる欠点が
あった。
すなわち、ばね3°1のばね力でベー72を保持し、ソ
レノイド9Aのコイル32に通電することによってピン
29の先端をベーン2の溝26から抜く。しだがって、
ベーン2を保持するとき、ばつ ね31を左方向へ押付ける力は、第1図(b)に示した
、コイル11の力によってベーン2を保持するときの力
と同等の力が必要であり、例えば第1図(1))の場合
には、その力が1〜2Kgになる。しだがって非圧縮状
態から圧縮状態に移るとき、コイル32に通電してピン
29をベーン2の溝26から抜くときには、コイル32
の吸引力がばね31の力より大きくなければならない。
このため、圧縮機モータの停止時には常にベーンを保持
するようにし、圧縮機モータの起動トルクを小さくする
ことができたとしても、コイル32−の吸引力は、第1
図に係る、第、1の従来例におけるよりも大きくする必
要があるので、ソレノイドの消費電力は、第1の従来例
よりも大きくなる。
以上述べた両従来例から明らかなように、ベーンを保持
することができる可動鉄芯を有するソレノイドの消費電
力は、ロータリ式圧縮機の消費電力に対して無視できな
くなり、容量制御により省電力を図るという目的を十分
に達成できないという欠点があった。
本発明は、上記した従来技術の欠点を除去して、ベーン
を保持することができる可動鉄芯を有するソレノイドの
消費電力を低減した、ベーン制御による容量制御方法を
実施したロータリ式圧縮機の提供を、その目的とするも
のである。
本発明の特徴は、少々くとも、シリンダと、このシリン
ダ内を回転するローラと、前記シリンダの内部を高圧側
と低圧側に仕切り前記ローラと当接しながら上下方向に
スライドし、その側面に溝を設けたベーンと、このベー
ンの溝に、その先端に設けたピンをはめることにより前
記ベーンを保持することができる可動鉄芯およびこの可
動鉄芯を吸引する固定鉄芯を有するソレノイドと、前記
可動鉄芯の動きを制御する電源とを備えだロータリ式圧
縮機において、ソレノイド内に、ベーンの保持時に、可
動鉄芯を固定鉄芯に吸着する吸引力を発生させる磁界を
形成する永久磁石l!!−設けたロータリ式圧縮機にあ
る。
以下本発明を実施例によって説明する。
第5図は、本発明の一実施例に係るロータリ式圧縮機の
要部を示すものであり、第5図(a)は、ベーンの保持
動作を解除した状態を示す要部断面、第5図(b)は、
ベーンを保持した状態を示す要部断面図である。
この第5図において、第1図と同一番号を付したものは
同一部分である。そしてソレノイド34は、その先端に
ビン15が取り付けられている可動鉄芯37、この可動
鉄芯37が貫通する穴398を穿設した永久磁石39(
吸引力特性を第6図に示す]、磁性金属製のフレーム3
5.コイル36(詳細後述]、固定鉄芯38.およびフ
レーム35と可動鉄芯37に設けられたばねストッパ4
1との間に介挿され、可動鉄芯37と固定鉄芯38との
間に反発力を与える圧縮状態のばね42(ばね力特性を
第6図・に示す)とから構成されている。永久磁石39
は、可動鉄芯37.永久磁石39、フレーム35.固定
鉄芯38と一循する磁界を作るものであり、この磁界に
よって発生する吸引力によって、可動鉄芯37が固定鉄
芯38に吸着されるようになっている。
前記したコイル36は、通電することにより可動鉄芯3
7を左方へ、すなわち固定鉄芯38へ吸引する磁界を発
生させることができる吸引コイル(吸引力特性を第6図
に示す)と、通電することにより永久磁石39により発
生している磁界を打消す磁界を発生させることができる
消磁コイルとから構成されている。
このように構成した本実施例の動作を、第5゜6図を使
用して説明する。
第6図は、第5図におけるソレノイドの動作特性図であ
る。
この第6図において、横軸は可動鉄芯37のストローク
を目盛ったものであり、ストロークOの位置は、可動鉄
芯37が固定鉄芯38に吸着された状態であり、ストロ
ークLの位置は、第5図(a)の状態の位置である。そ
して、実線は、永久磁石39の磁界による吸引力特性、
破線は、永久磁石39の吸引力とコイル36の吸引コイ
ルの磁界による吸引力との和の吸引特性、一点鎖線は、
ばね42のばね力特性である。
ペー72の往復運動を阻止しない圧縮運転のとき、可動
鉄芯37は第5図(a)の位置にあり、このときのスト
ロークは第6図のLの位置である。ストロークLにおけ
るばね42のばね力は点Aであり、FAの力で可動鉄芯
37を右方に押している。
一方このストロークLのときの永久磁石39の磁界によ
る左方向の吸引力は点BのFBであり、FA>FB  
になるような力関係に設定されている。
したがって、可動鉄芯37は右方向に押されており、第
5図(a)の位置に停止する。このとき、コイル36へ
は通電されてない。次に非圧縮動作に入るとき、コイル
36の吸引コイルに通電する。このとき(ストロークL
の位置)の吸引コイルの左方向の吸引力は点CのFcで
あり、可動鉄芯37の左方向に作用する力の合計はFc
+Fsであるのに対し右方向へ作用するばね力はFAで
あり、第6図から明らかに、Fc +FB>FAとなり
、可動鉄芯37は左方向に動く。しだがってピン15の
先端はベーン2の溝26に入り、ベー72の往復運動を
阻止し、非圧縮状態になる。この場合は第5図(1))
の状態にあり、ストロークはOの位置である。ストロー
クOの場合には、ばね42のばね力はD点のFoであり
、永久磁石39の磁界による吸引力は点EのFEとなり
、第6図に示すように、FE>F6になるように設定さ
、れているので、コイル36の吸引コイルの通電をOF
Fにしても、永久磁石39の磁界による左方向への吸引
力FEの方が、右方向へのばね力FDより大きいため、
可動鉄芯37は非圧縮状態を保つ。非圧縮状態から圧縮
状態に移るときは、前記吸引コイルへの通電をOFFに
しだ状態で、コイル36の消磁コイルに通電すると、永
久磁石39の磁界を打消す磁】界が発生し、永久磁石3
9による吸引力はなくなり、可動鉄芯37に作用する力
はばね力FDのみとなる。したがって可動鉄芯37は右
方向に移動し、ピン15はベーン2の溝26から抜け、
ベーン2は往復運動可能な状態になる。可動鉄芯37が
右方向に移動しストロークLの位置にくると再びFA>
FBの関係になるため、前記消磁コイルの通電をOFF
にしても可動鉄芯37は、第5図(a)の位置で停止す
る。
ところで、可動鉄芯37がストローク、Lの位置から0
の位置まで移動する時間、およびストローク0の位置か
らLの位置まで移動する時間は、およそ100m5ec
程度である。これに対して、第2式では非圧縮期間1〜
2秒の間、ソレノイドに通電していなければならなかっ
たのに対して、本実施例によれば、可動鉄芯37がスト
ロークLだけ移動する時間(約100m5ec)だけ通
電すればよく、通電時間は従来の1/10〜1/20に
なるだめ、ソレノイド34の消費電力は従来の1/10
〜1/20に低減できる。なお、永久磁石39の磁界を
消磁するのに、前述したように、消磁コイルにより逆磁
界を発生させる訳であるが、一般に磁界の強さはコイル
の巻数に比例するため、消磁コイルを十分に巻いておけ
ば(巻数を多くすれば電流値は小さくてよいので細い巻
線を使用でき、十分に巻ける) /I’i磁に要する電
力は小さくてよく、例えば2〜3W程度にできる。しか
も通電時間は上記したように一回の制御で約100m5
ec程度であり、その消費電力量は無視できるものであ
る。
また、前記吸引コイルおよび消磁コイルいずれも、コイ
ルに通電する時間が短いため、ソレノイド34の温度上
昇は小さく、ソレノイドを小形化しても焼−損の心配は
なく所定の力を得ることができる。さらにベーン2を保
持する力は永久磁石39の磁界による吸引力を利用する
ため、温度による吸引力の影響を受けに〈<、安定した
ベーン保持ができるという利点がある。
第7図は、本発明の他の実施例に係るロータリ式圧縮機
の要部を示すものであり、第7図(a)は、ベーンの保
持動作を解除した状態を示す要部断面図、第\図(I)
)は、ベーンを保持した状態を示す要部断面図である。
この第7図において、第1図と同一番号を付したものは
同一部分である。そしてソレノイド40は、その先端に
ピン43が取り付けられている可動鉄芯48.この可動
鉄芯48が貫通する穴51aを穿設した積層鉄芯51.
この積層鉄芯51の上下に配設された永久磁石50(吸
引力特性を第8図に示す)、磁性金属性のフレーム46
.コイル47(詳細後述)、固定鉄芯49.およびシリ
ンダ1と可動鉄芯48に設けられたばね座44との間に
介挿され、可動鉄芯48と固定鉄芯49との間に反発力
を与える圧縮状態のばね45(ばね力特性を第8図に示
す)とから構成さ゛れている。永久磁石50は、可動鉄
芯48.積層鉄芯51.永久磁石50.フレーム46.
固定鉄芯49と一循する磁界を作るものであり、この磁
界によって発生する吸引力によって、可動鉄芯48が固
定鉄芯49に吸着されるようになっている。
前記したコイル47は、通電することにより永久磁石5
0により発生している磁界を打消す磁界を発生させるこ
とができる消磁コイルである。
このように構成した本実施例の動作を、第7゜8図を使
用して説明する。
第8図は、第7図におけるソレノイドの動作特性図であ
る。
この第8図において、横軸は可動鉄芯48のストローク
を目盛ったものであり、ストローク0の位置は、可動鉄
芯48が固定鉄芯49に吸着された状態であり、ストロ
ークLの位置は、第7図(a)の状態の位置である。そ
して、実線は、永久磁石50の磁界による吸引力特性、
一点鎖線は、ばね45のばね力特性である。永久磁石5
0によ不吸引力は可動鉄芯48を左方に動かそうとする
力であり、ばね45のばね力は可動鉄芯48を右方に動
かそうとする力である。そして、第8図に示すように、
ストロークO−Lの全範囲で永久磁石50による吸引力
がばね45のばね力よりも大きくしであるので、可動鉄
芯48がいずれの位置にあっても必ず左方に動く。しだ
がってビン43の先端はベー72の溝26に入り、ベー
72の往復運動を阻止し、非圧縮状態になる。
非圧縮状態から圧縮状態に移るときにはコイル47に通
電すると、コイル47は永久磁石50の磁界を打消す磁
界を発生させるため、永久磁石50による吸引力はなく
なり、可動鉄芯48に作用する力はばね45の右方への
ばね力のみとなる。
したがって可動鉄芯48は右方に移動し、ピン43はベ
ーン2の溝26から抜け、ベーン2は往復運動可能な状
態になる。
コイル4′7の通電がOFFになれば必ず可動鉄芯48
は左方に動くだめ、圧縮機モータへの通電がOFFにな
ったときコイル47への通電がOFFになるようにして
おけば、圧縮機モータの回転が停止するまでの数回転の
間(先に説明した慣性力によって回顧している間)に必
ずベー72を保持してロータリ式圧縮機が停止する。し
たがって、停電によってロータリ式圧縮機が停止したと
きには、必ずベーン2を保持した状態で停止する。
本実施例の方式では、永久磁石50の吸引力でベーン2
を保持し、ベーン2を保持しているときの力は第8図の
Fg  Foである。このうち、ばね力FDは、コイル
47により永久磁石50による磁界を消磁して永久磁石
50による吸引力が働かなくなったときに、可動鉄芯4
8を右方に動かすだめの力であるため、そのFDは約5
00g〜700g程度でよい。しかもストロークOのと
きのFtは十分に大きくとれるのでFE Fo=3〜4
 K9に設計することは容易であるから、ベーン2を確
実にベーン保持位置に保持することができる。
一方、永久磁石50による磁界を消磁するだめの電力は
、前記第5図に係る実施例で述べたように非常に小さく
、圧縮期間中コイル47に通電していても2〜3W程度
であり、従来方式によるソレノイドの消費電力の1/1
5〜1/20の消費電力に低減することができる。この
ように、ソレノイドの消費電力が小さいだめ、本実施例
も、前記第5図に係る実施例と同様に小形化しても温度
上昇は小さく、焼損の心配がない。さらに永久磁石50
の吸引力によりベー72を保持するため、ソレノイド4
0の温度変化による保持力の影響を受けに<<、安定し
た容量制御が可能になる。
また、ロータリ式圧縮機の停止時にベー72を保持した
状態で停止でき、次に起動するときは非圧縮状態から起
動できるため、圧縮機モータの起動トルクを小さくでき
る。
しだがって、圧縮状態から起動する場合に必要とする、
起動用キャパシタ、キャパシタ切換リレーが不要となり
、ランニングキャパシタのみで起動できるので、起動装
置の低コスト化が可能になり、消費電力が小さく、且つ
より安価なロータリ式圧縮機を提供することができる。
なお、第5図に係る実施例においては、永久磁石39に
穴39aを穿設し、その穴39aを可動鉄芯37が貫通
して移動するようにしたが、第7図に係る実施例のよう
に、可動鉄芯4゛8が貫通する穴51aを穿設した積層
鉄芯51の上下に永久磁石50を配設するようにしても
よい。後者のようにした方が、永久磁石に穴を穿設する
必要がないので、加工コストが、さらに低減するという
実用的効果がある。
さらに、第7図に係る実施例においては、可動鉄芯48
を固定鉄芯49に吸着するために、永久磁石50による
力だけを利用しているが、可動鉄芯48の動きをより速
くするために、上記動作を助ける吸引コイルを補助的に
設けてもよい。この場合、可動鉄芯48が固定鉄芯49
に吸着されてしまえば、前記吸引コイルの通電をOFF
してよいことは、いうまでもない。
また、第4図に係る、他の従来例のソレノイド9A内に
永久磁石を設け、ばね力に打勝つコイルの吸引力でピン
29をベーン2の溝26から引抜いたのち、前記永久磁
石による磁界で可動鉄芯28を固定鉄芯33に吸着させ
、その後前記コイルの通電をOFFにしてベーンの保持
動作を解除するように構成してもよいものの、このよう
な構成では、前記コイルが3〜4 Kgのばね力に打勝
って可動鉄芯28を吸着しなければならないため、第7
図に係る実施例のソレノイド40よりも大きくなる。た
だし、ソレノイドの、消費電力は、第4図におけるソレ
ノイド9Aのl/10〜1/20に低減する。
以上詳細に説明したように本発明によれば、少なくとも
、シリンダと、このシリンダ内を回転するローラと、前
記シリンダの内部を高圧側と低圧側に仕切り前記ローラ
と当接しながら上下方向にスライドし、その側面に溝を
設けたベーンと、このベーンの溝に、その先端に設けた
ピンをはめることにより前記ベーンを保持することがで
きる可動鉄芯およびこの可動鉄芯を吸引する固定鉄芯を
有するソレノイドと、前記可動鉄芯の動きを制御する電
源とを備えだロータリ式圧縮機において、ソレノイド内
に、ベーンの保持時に、可動鉄芯を固定鉄芯に吸着する
吸引力を発生させる磁界を形成する永久磁石を設けるよ
うにしたので、ベーンを保持することができる可動鉄芯
を有するソレノイドの消費電力を低減した、ベーン制御
による容量制御方法を実施したロータリ式圧縮機を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ベーン制御による容量制御方法を実施したロ
ータリ式圧縮機の、第1の従来例を示すものであり、第
1図(a)は、ベーンの保持動作を解除した状態を示す
要部断面図、第1図(1))は、ベーンを保持した状態
を示す要部断面図、第2図は、第1図におけるソレノイ
下の制御パターンを示すタイムチャート図、第3図は、
第1図におけるソレノイドへの通電にともなう可動鉄芯
の動きと、ピン、ベーン、ベーンの溝の位置関係を示す
要部断面図、第4図は、ベーン制御による容量制御方法
を実施しだロータリ式圧縮機の、第2の従来例を示すも
のであり、第4図(a) u 、ベーンの保持動作を解
除した状態を示す要部断面図、第4図(b)は、ベーン
を保持した状態を示す要部断面図、第5図は、本発明の
一実施例に係るロータリ式圧縮機の要部を示すものであ
り、第5図(a)は、ベーンの保持動作を解除した状態
を示す要部断面図、第5図中)は、ベーンを保持した状
態を示す要部断面図、第6図は、第5図におけるソレノ
イドの動作特性図、第7図は、本発明の他の実施例に係
るロータリ式圧縮機の要部を示すものであり、第7図(
a)は、ベーンの保持動作を解除した状態を示す要部断
面図、第(図(b)は、ベーンを保持した状態を示す要
部断面図、第8図は、第7図におけるソレノイドの動作
特性図である。 1・・・シリンダ、2・・・ベーン、3・・・ローラ、
15・・・ピン、16・・・電源、23・・・高圧側、
24・・・低圧側、26・・・溝、34−・・ソレノイ
ド、35・・・フレーム、36・・・コイル、37・・
・可動鉄芯、38・・・固定鉄芯、39・・・永久磁石
、42・・・ばね、40・・・ソレノイド、43・・・
ピン、45・・・ばね、46・・・フレーム、47・・
・コイル、48・・・可動鉄芯、49・・・固定鉄芯、
(ほか1名)!1ゞ−と;j 茅2 目 綺(ト) 第  3  図 弔  4  口 (α) \   第6目 \ \ ストロー7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくともシリンダと、このシリンダ内を回転する
    ローラと、前記シリンダの内部を高圧側と低圧側に仕切
    り前記ローラと当接しながら上下方向にスライドし、そ
    の側面に溝を設けたベーンと、このベーンの溝に、その
    先端に設けたピンをはめることにより前記ベーンを保持
    することができる可動鉄芯およびこの可動鉄芯を吸引す
    る固定鉄芯を有するソレノイドと、前記可動鉄芯の動き
    を制御する電源とを備えたロータリ式圧縮機において、
    ソレノイド内に、ベーンの保持時に、可動鉄芯を固定鉄
    芯に吸着する吸引力を発生させる磁界を形成する永久磁
    石を設けたことを特徴とするロータリ式圧縮機。 2、ソレノイドを、少なくとも、可動鉄芯、永久磁石、
    フレーム、吸引コイルと消磁コイルとからなるコイル、
    固定鉄芯、および前記可動鉄芯と固定鉄芯との間に反発
    力を与えるばねとから構成し、前記可動鉄芯、永久磁石
    、フレーム、固定鉄芯と一循する前記永久磁石の磁束に
    よる磁界により発生する吸引力によって、前記可動鉄芯
    を、前記固定鉄芯に吸着することにより、ベーン保持位
    置に保持するようにし、前記消磁コイルに通電すること
    により、前記永久磁石により発生している磁界を打消す
    磁界を発生させ、前記ばねの反発力により、ベーン保持
    動作を解除し、前記吸引コイルに通電することによシ、
    前記可動鉄芯を前記固定鉄芯へ吸引する磁界を発生させ
    ることにより、ベーン保持動作を解除した位置にある前
    記可動鉄芯を前記固定鉄芯の位置まで吸引するようにし
    たものである特許請求の範囲第1項記載のロータリ式圧
    縮機。 3、ソレノイドを、少なくとも、可動鉄芯、永久磁石、
    フレーム、消磁コイル、固定鉄芯、および前記可動鉄芯
    と固定鉄芯との間に反発力を与えるばねとから構成し、
    前記可動鉄芯、永久磁石、フレーム、同定鉄芯と一循す
    る前記永久磁石の磁束による磁界により発生する吸引力
    によって、前記可動鉄芯を、前記固定鉄芯に吸着するこ
    とにより、ベーン保持位置に保持するよう′にし1.#
    記消磁コイルに通電することにより、前記永久磁石によ
    り発生している磁界を打消す磁界を発生させ、前記ばね
    の反発力により、ベーン保持動作を解除し、前記消磁コ
    イルへめ通電をやめることにより、前記永久磁石の吸引
    力によって、ベーン保持動作を解除した位置にある前記
    可動鉄芯を前記固定鉄芯の位置まで吸引するようにした
    ものである特許請求の範囲第1項記載のロータリ式圧縮
    機。
JP20246081A 1981-12-17 1981-12-17 ロ−タリ式圧縮機 Pending JPS58104387A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100664293B1 (ko) 2005-01-17 2007-01-04 엘지전자 주식회사 로터리 압축기의 용량 가변 장치 및 이를 적용한 에어콘
CN105008721B (zh) * 2013-03-27 2016-09-28 东芝开利株式会社 多气缸旋转压缩机和制冷循环装置
CN112746961A (zh) * 2019-10-30 2021-05-04 广东美芝制冷设备有限公司 旋转式压缩机及具有其的冷冻循环装置

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