JPS58102651A - 切りくず処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複数の工作機械を備えた加ニジステムにおいて
、機械加工によって生じた切りくずをチップコンベアと
無人搬送車を用いて切りくず廃棄場に自動的に廃棄処理
できるようにした切りくず処理装置に関するもので、そ
の目的とするところは、切りくずの廃棄処理によって工
作機械の長時間の無人運転全可能にするとともに、レイ
アウトの変更に容易に対処できる切りくず処理装置を提
供することである。

例えば複数の工作機械と、これら工作機械にワークパレ
ットを搬送する搬送袋装置とによって構成した加ニジス
テムにおいては、各工作機械毎にチップボックスが設置
され、各工作機械より生じた切りくずをチップコンベア
によってチップボックスに収容させるようになっている
が、従来においてはこのチップボックスを定期的に、あ
るいは必要に応じてフォークリフト等を用いて切りくず
廃棄場に運搬し、切りくずを廃棄するようになっている
ため、加ニジステムの無人化が達成されても、切りくず
の廃棄処理のために作業者を必要とする問題がある。

また各工作機械毎にチップボックス？もたず、床下に切
りくず搬送用の溝を堀って工作機械より排出された切り
くずを直接廃棄場まで自動搬送することも可能であるが
、設備費が大きくなり、かつまた保守ならびに工作機械
のレイアウトの変更等に容易に対処できない問題がある
。

本発明は上記した従来の問題に鑑みてなされたもので、
チップボックスを無人搬送車により切りくず廃棄装置に
搬送して切りくず全廃棄場に自動的に廃棄処理できるよ
うにしたものである。

以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図および第２図において、１０は数値制御工作機械
を示し、この工作機械１０は、コラムに上下動可能に装
架された主軸頭１１と、ベッド上に前後動可能に装架さ
れたサドル（図示せず）と、このサドル上に左右動可能
に装架されたテーブル１２とによって構成され、このテ
ーブル１２上にワークパレット１３が取付けられる回転
テーブル１４が回転割出し可能に装架されている。

前記工作機械１ｏのベッドに近接して回転テーブル１４
にパレット１３を搬入、搬出するパレット交換装置１５
が設置されている。交換装置１５には前記回転テープ／
ｌ／１４上に搬入すべきワークパレッ）１３を滑動可能
に支持する一対の支持レール１６と、回転ｆ　−２／Ｉ
／１４より搬出されたワークパレット１３をｉ動可能に
支持する一対の支持レール１７が互いに平行に並設され
ている。

パレット交換装＠１５の一方の支持レール１６Ｋ　は後
述する無人搬送車によって工作機械１０で加工すべきワ
ークを装着したパレット１３が搬入され、かつ加工済の
ワークを装着したパレット１３が他方の支持レール１７
より無人搬送車によって搬出される。

前記工作機械工０のサドルの側面にはテーブル１２の移
動方向は沿ってスクリューコーンベア２ｏカ固設され、
このスクリューコンベア２ｏは回転モータ２１によって
駆動される。スクリューコンベア２ｏの一端下方には切
りくず受け２２が設置され１、この切りくず受け２２内
にスクリューコンベア２３が収納されている。切りくず
受け２２の一端下方にはスクレーパを一定間隔に取付け
たエンドレスチェーン２５がらｆｘる一ｆツブコンベア
２６が設置され、このチップコンベア２６および前記ス
クリューコンベア２３は回転モータ２７により連動して
駆動される。チップコンベア２６の上部下面には開口部
２８が形成され、この開口部２８の下方にチップボック
ス２９を滑動可能に支持する一対の支持レール３０全前
記パレツト交換装置１５の支持レール１６．１７と同一
高さ及び同一配置関係で並設したボックス受台３１が床
面に設置されている。なお、支持レール３ｏに支持され
たチップボックス２９は回路のストッパにより移動を阻
止され、このストッパはチップボックス２９の搬送時に
後述する搬送体によって逃がされるようになっている。

従って機械加工によって回転テーブル１４の周りに飛散
した切りくずは、テーブル１２上に備えられた回路の切
りくず掻きによりスクリューコンベア２０に掻き落され
、スクリューコンベア２３オよヒチップコンベア２６に
より搬送されてチップボックス２９に収容される。

上記した構成の切りくず搬送コンベア２０．２３゜２６
およびパレット交換装置１５を装備した数値制御工作機
械１０は複数金膜けら五、ワークの加工内容に応じてレ
イアウトされている。

前記複数の工作機械１０が設置された工場内あるいは工
場外の所定の位置にはチップボックス２９ニ集められた
切りくずを廃棄する切りくず廃棄場が設けられ、この廃
棄場に切りくず廃棄装置３３が設置されている。すなわ
ち、第４図および第５図に示すように、床面に一対の支
持フレーム３４カ間隔を有して設置され、この支持フレ
ーム３４に回転軸３５が水平軸線のまわりに回転可能に
軸承されている。回転軸３５には一対の回転円板３６が
間隔を有して固着され、この回転円板３６の一方に前記
チップボックス２９を受入れる受はロ３７カ形成されて
いる。

この受は口３７に対応して一対の回転円板３６の間には
チップボックス２９Ｙｔ滑動可能に支持する支持レール
３８を敷設した保持枠３９が固設され、この保持枠３つ
内にチップボックス２９が収納保持される。この保持枠
３９の放射方向外面には切りくず排出０４０が開口され
ている。前記回転軸３５には囲路のラックピニオン機構
を介して反転用シリンダ４１が連結され、この反転用シ
リンダ４１によって回転軸３５とともに回転円板３６が
１８０°回転され、これによって保持枠３９に収納保持
したチップボックス２９内の切りくずを排出口４０より
切りくず廃棄場に廃棄するようになっている。

次に前記無人搬送車の構成について第３図および第６図
に基いて説明する。無人搬送車４３は工場内の定められ
た走行ルートに沿って自走でき、かつ定められた位置で
前記ワークパレット１３あるいはチップコンベア２９を
移載できるように、バッテリを塔載し、駆動輪４４を回
転制御するサーボモータ、駆動輪４４全操向制御するサ
ーボモータおよび後述する構成の搬入吊装置４５を備え
、搬入吊装置４５ならびに回転制御用サーボモータは無
人搬送車４３に設けられたマイクロコンピュータにて制
御すれる。無人搬送車４３は例えば磁気誘導方式にて床
面上を走行されるようになっており、このために無人搬
送車４３が走行する床面にはトウパスワイヤ４６（第１
図）が埋設され、このトウバスワイヤ４６を流れる低周
波電流による交流磁界を、搬送車４３に設けた２つのピ
ックアップコイルによって検出し、これらコイルに誘起
される電圧の差に基いて操向制御用サーボモータを正逆
転制御する。

また前記無人搬送車４３には支持プレート４７が複数の
ガイドバー４８によって昇降可能に支持され、リフト用
シリンダ４９によって一定量昇降されるようになってい
る。支持プレート４７上には前記ワークパレット１３あ
るいはチップボックス２９を滑動可能に支持する一対の
支持レール５ｏが間隔を有して並設され、この支持レー
ル５０は支持プレート４７の上昇端において前記パレッ
ト交換装置１５、ボックス受台３１および保持枠３９の
各支持レール１６．１？。

３０、３８と整合する高さに保持される。支持プレート
４７上にはまた支持レール５０に沿ってガイドバー５１
が設置され、このガイドバー５１に搬送体５２が摺動可
能に案内され、この搬送体５２は支持プレート４７上に
設置された搬入出用シリンダ５３により一定量進退され
るようになっている。搬送体５２には前記ワークパレッ
ト１３あるいはチップボックス２９ニ突設された保合突
起５４に離脱可能に係合する係合部材５５が設けられて
いる。かかる構成によりワークパレット１３あるいはチ
ップ２９の搬入吊装置４５を構成している。

次に上記、した構成における動作について説明する。無
人搬送車４３は通常前工程の工作機械１０より搬出され
たワークパレット１３を所要の工作機械１０のパレット
交換装置１５の一方の支持レール１６上に搬入し、かつ
他方の支持レール１７上よりワークパレット１３を搬出
して次工程に搬送する。

かかる無人搬送車４３は各工作機械１０における切りく
ずの廃棄処理のために一定時間毎に呼出され、ボックス
受台３１に対応する位置に位置決めされる。

これによって回転モータ２７が停止され、チップコンベ
ア２６およびスクリューコンベア２３の駆動が停止され
てチップボックス２９への切りくずの収容作業が中断さ
れる。

無人搬送車４３力ボツクス受台４１に対応する位置に位
置決めされると、搬入出用シリンダ５３が作動されて搬
送体５２が一定量前進され、続いてリフト用シリンダ４
９の作動により支持プレート４７が一定量上昇される。

これにより搬送体５２の係合部材５５がチップボックス
２９の保合突起５４に係合される。

しかる後前記搬入出用シリンダ５３により搬送体５２が
後退され、これによってチップボックス２９は支持レー
ル３０に沿って滑動され、この支持レール３０より無人
搬送車４３の支持レール５０に受渡される。

しかる後リフト用シリンダ４９により支持プレート４７
が下降される。

このようにチップボックス２９が無人搬送車４３に受渡
されると、無人搬送車４３は切りくず廃棄場に向かって
走行され、この廃棄場に設置された廃棄装置３３に対応
する位置に位置決めされる。無人搬送車４３が廃棄装置
３３に対応する位置に位置決めされると、リフト用シリ
ンダ４９により支持プレート４７が一定量上昇され、続
いて搬入出用シリンダ５３により搬送体５２が前進され
る。これによりチップボックス２９は支持レール５０に
沿って滑動され、廃棄装置３３の保持枠３９内に搬入さ
れる。しかる後すフト用シリンダ４９により支持プレー
ト４７が下降されて搬送体５２の係合部材５５とチップ
ボックス２９の係合突起５４との係合が離脱され、かつ
搬入出用シリンダ５３により搬送体５２が後退されて廃
棄装置３３内より離脱される。

しかる状態で反転用シリンダ４１により保持枠３９を取
付けた回転円板３６が１８０°反転され、これにより保
持枠３９に保持されたチップボックス２９が上下逆さに
されてそのチップボックス２９内の切りくずが排出口４
０より廃棄場に廃棄される。

以下前述した動作と逆の動作で、空のチップボックス２
９が廃棄装置３３の保持枠３９より搬出されて無人搬送
車４３の支持レール５０上に支持され、元のボックス受
台３１上に返還される。その後再び回転モータ２７が起
動されてチップボックス２９への切すくずの収容作業が
再開される。

上記した説明においては、チップボックス２９内の切り
くずを一定時間毎に廃棄処理する例についテ述べたが、
チップボックス２９に収容された切りくずの量あるいは
重さをセンサによって監視し、このセンサからの信号に
よって切りくずの廃棄処理を行うようにすることもでき
る。

また上記実施例においては、工作機械工０（パレット交
換装置１５）にパレット１３を搬入搬出する無人搬送車
４３を用いてチップボックス２９を搬送する例について
述べたが、他の搬送作業を行う無人搬送車を用いてチッ
プボックス２９ｉ搬送することもできることは勿論であ
る。

以上述べたように本発明によれば、各工作機械毎ニ設置
されたチップボックスを定められた走路に沿って床面全
走行する無人搬送車によって切りくず廃棄場に搬送し、
この廃棄場に設けられた廃棄装置によってチップボック
ス内の切りくずを廃棄するようにした構成であるので、
チップボックスに溜まった切りくずを作業者によって処
理する必要がなくなり、これによって加ニジステムの長
時間の無人運転を可能にできる特徴がある。

しかも本発明によれば、搬入出装置を備えた無人搬送車
によってチップボックスをボックス受台と廃棄装置との
間で搬送するようにしたので、加ニジステムのレイアウ
トの変更に対しても容易に対処できる効果も併せて奏せ
られる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は切りくず
処理装置の一部全示す平面図、第２図は第１図の■矢視
図、第３図は第２図の一部を拡大して部分的に断面した
図、第４図は切りくず廃棄装置を示す一部断面した図、
第５図は第４図の■−Ｖ線矢視断面図、第６図は無人搬
送車を示す第３図の■矢視図である。 １０曝・・工作機械、１５・・・ノ々レット交換装置、
２０、２３．２６−・ｅ切りくず搬送コンベア、２９・
・・チップボックス、３１＠・・ボックス受台、３３争
・・切りくず廃棄装置、３６＠・・回転体、３９・慟・
保持枠、４３・・−無人搬送車、４５・・・搬入出装置
。 特許出願人 豊田工機株式会社 ↑　１　図 ｉｎ 第２図 オ°３図 ７ ７４図 ｖ 第５図 士６回 ９ 手続補正書（自発） 昭和５７年１０月１？々、日 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 １　事件の表示 昭和５６年特許願第２０３０７７号 ２　発明の名称 切りくず処理装置 ３　補正をする者 番地 名　称　（３４７）豊田工機株式会社 珊 明細書の発明の詳細な説明の欄 ５　補正の内容 別紙のとおり 一１＼ 件庁 ０７，１０．１３ 明細書第９頁１５行目から１８行目 「チップコンベア・・・中断される。」を［チップコン
ベア２６の駆動が停止されてチ・ノフ。 ボックス２９への切りくずの収容作業が中断される。な
お、この場合、チ・ノブボックス２９を複数用意して切
りくずを収容するボックス２９を切替え得るようにすれ
ば、コンベアを停止させる必要がなくなる。」 に補正する。 以上 ト

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数の工作機械を備えた加ニジステムにおいて、
   機械加工によって生じた切りくずを搬送するコンベアと
   ・このコンベアによって搬送された切りくずを収容する
   搬送可能なチップボックスおよびこのチップボックスを
   支持するボックス受台とを前記各工作機械毎にそれぞれ
   設け、また切りくず廃棄場には前記チップボックスを受
   入れてそのチップボックス内の切りくずを前記廃棄場に
   廃棄処理する廃棄装置を設け、この廃棄装置と前記各工
   作機械のボックス受台との各間でチップボックスを支持
   して床面上を定められた走行ルートに沿って走行可能な
   無人搬送車を設け、この無人搬送車に前記ボックス受台
   および廃棄装置との各間で前記チップボックスを搬入、
   搬出する搬入出装置を備えてなる切りくず処理装置。