JPH1199349A - 水洗式塗装ブース - Google Patents

水洗式塗装ブース

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JPH1199349A
JPH1199349A JP9264161A JP26416197A JPH1199349A JP H1199349 A JPH1199349 A JP H1199349A JP 9264161 A JP9264161 A JP 9264161A JP 26416197 A JP26416197 A JP 26416197A JP H1199349 A JPH1199349 A JP H1199349A
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    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B14/00Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material
    • B05B14/40Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths
    • B05B14/46Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material
    • B05B14/462Arrangements for collecting, re-using or eliminating excess spraying material for use in spray booths by washing the air charged with excess material and separating the excess material from the washing liquid, e.g. for recovery

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  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水洗式塗装ブースの循環水槽からオーバーフロ
ー槽に循環供給されている水に分散されている塗料スラ
ッジを効率よく回収できるようにし、ひいては、省エネ
を図る。 【解決手段】 塗装室2内でオーバースプレーされた塗
料ミストは、塗装室2を流下する空気流に流されて床下
の循環水槽10に落下し、または、水膜板5を流下する
水に捕捉されて循環水槽10に回収され、その水中で塗
料スラッジになる。この循環水槽10に貯留された水の
一部が、作業準備室3の床下に形成された静置槽16に
送給されて一時的に貯留され、当該静置槽16内で塗料
スラッジが沈降される。そして、静置槽16内に塗料ス
ラッジがある程度溜まった後は、静置槽16に貯留され
ている水をその底部から塗料スラッジごと少量ずつ連続
的に排出させて固液分離装置19に排出させれば、その
水に含まれる塗料スラッジの濃度は高いので、循環水槽
10内の水を入れ替えることなく、塗料スラッジを効率
良く回収することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井から空調空気
を流下させてその床下に吸い込むようになされた給排気
設備が配設されると共に、被塗物を搬送するコンベアの
片側に塗装機からオーバースプレーされた塗料ミストを
捕捉する水膜板が形成されて成る水洗式塗装ブースに関
する。
【0002】
【従来の技術】図2は一般的な水洗式塗装ブース21を
示すもので、コンベアCで搬送される被塗物Wを塗装す
る塗装室2と、その作業準備を行う作業準備室3が形成
されている。塗装室2は、前記コンベアCを挟んで、そ
の片側に、オーバーフロー槽4から溢れる水を流下させ
る水膜板5が配され、その反対側には、塗装機Tにより
被塗物Wに向かって塗料を吹き付ける塗装作業を行う作
業スペースSが形成されている。そして、塗装室2に
は、天井に形成されたプレナムチャンバPから空調空気
を流下させる給気設備6と、塗装機Tからオーバースプ
レーされた塗料ミストを含む汚染空気を床面に敷設され
たグレーチング7を通してその床下に吸い込み、当該汚
染空気を気液接触させることにより塗料粒子を分離除去
して浄化した後、清浄な空気を外部に排出させる排気処
理装置8からなる給排気設備9が設けられている。
【0003】 また、前記グレーチング7の下には、前
記水膜板5を流下してくる水を回収する循環水槽10が
配設され、当該循環水槽10とオーバーフロー槽4が、
ポンプ11を介装した循環給水管12により接続され
て、循環水槽10からオーバーフロー槽4へ水が循環供
給される水循環系13が形成されている。また、作業準
備室3は、前記塗装室2の片側に沿って前記作業スペー
スSに出入可能に形成され、空調空気が供給されて内部
が清浄に維持されて、塗装室2に出入りするときに、塗
装室2内に塵埃を含んだ外部空気が侵入しないように成
されている。
【0004】 そして、このような水洗式塗装ブースを
稼動させて、水を循環させながら塗装すると、塗装室2
でオーバースプレーされた塗料ミストがグレーチング7
を通してその下に形成された循環水槽10に落下し、ま
た、水膜板5を流下する水で捕捉されて循環水槽10に
回収され、その水中で塗料スラッジになる。そして、こ
れを放置すると、塗料スラッジの塗料成分は粘着性を有
するため、これがポンプ11や循環給水管12に付着し
て、その付着量が多くなると、ポンプ11が故障した
り、循環水槽10などの配管類に目詰まりを生ずる。こ
のため、従来より、循環供給される水の中に、キラー剤
と称する不粘着化剤を混入し、塗料スラッジの粘着性を
消失させて、ポンプ11や循環給水管12への付着を防
止している。
【0005】 このキラー剤には、沈降型,浮上型,分
散型があり、沈降型は塗料スラッジを槽底に沈めるタイ
プのもの、浮上型は塗料スラッジを液面に浮上させるタ
イプのもの、さらに、分散型は塗料スラッジを液中に分
散させるタイプのものである。そして、沈降型又は浮上
型のキラー剤を用いた場合は、循環水槽10に還流され
た水に含まれる塗料スラッジを沈降又は浮上させて除去
するようにしているため、沈降又は浮上に要するある程
度の時間が必要になるが、循環水槽10から水膜板5の
オーバーフロー槽4へは連続的に給水しなければならな
い。このため、循環水槽10に流入する水に含まれる塗
料スラッジが沈降又は浮上するまでの時間を確保すると
同時に、既に塗料スラッジが沈降又は浮上した水をオー
バーフロー槽4へ供給できるように、循環水槽10を大
型にして、大量の水を貯留させるようにしている。
【0006】 これに対し、分散型のキラー剤(例え
ば、株式会社カラハシ製:TRIX−3000,350
0)は、塗料スラッジが沈降も浮上もしないため、塗料
スラッジが沈降又は浮上する時間を待つ必要がなく、塗
料スラッジを分散させたままその水を循環使用すること
ができるため、循環水槽10に大量の水を貯留しておく
必要がなく、したがって、循環水槽10を小型にするこ
とができ、このようなメリットから最近では分散型のキ
ラー剤が好んで使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キラー
剤は、単に塗料スラッジの粘着性を消失させるものであ
り、塗料スラッジは徐々に多くなっていくので、循環水
槽10に貯留されている水に含まれる塗料スラッジの濃
度がある程度高くなった時点で、これを除去する必要が
ある。ここで、分散型のキラー剤を混入した水に分散さ
れている塗料スラッジを、例えば、遠心分離型の固液分
離装置を用いて除去する場合に、循環水槽10が小型化
されていてもその循環水槽10に貯留されている水量に
比べれば塗料スラッジの量は僅かであるため、所定量の
水を遠心分離器にかけても塗料スラッジの回収効率が低
く、エネルギーが無駄になるという問題があった。
【0008】 また、分散型のキラー剤を混入した水に
分散されている塗料スラッジも時間がたてば沈降してい
くが、循環水槽10内に塗料スラッジを沈降させて除去
しようとしても、循環水槽10内の水は水膜板5から流
れ落ちる水で攪拌されてしまうため、塗料スラッジは循
環水槽10内では沈降しにくい。このため、循環水槽内
の水を別途設けた塗料スラッジ回収槽に全て移して、こ
れをしばらく放置することにより、塗料スラッジを沈降
させて回収すれば回収効率を向上させることができる
が、この場合は、水を入れ替えるために、汚れた水の抜
取作業と清浄な水の注入作業に長時間を要するため、週
末のように塗装作業が休みになるときに作業しなければ
ならない。さらに、塗料スラッジを除去した後の清浄な
水を貯留して保管しておくタンクや水槽を、塗料スラッ
ジ回収槽とは別に設けておく必要があるので、広い設置
スペースが必要となり、その分、設備費が嵩むだけでな
く、敷地が狭い工場では設置することができないという
問題があった。
【0009】 そこで本発明は、広い設置スペースを必
要とせず、また、循環水槽からオーバーフロー槽に循環
供給されている水を入れ替えることなく、その水中に分
散されている塗料スラッジを効率よく回収し、ひいて
は、省エネを図ることを技術的課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、被塗物を搬送するコンベアを挟んで、そ
の片側に、オーバーフロー槽から溢れる水を流下させる
水膜板が配され、その反対側に、被塗物に向かって塗料
を吹き付ける塗装作業を行う作業スペースが形成された
塗装室と、当該塗装室の片側に沿って前記作業スペース
に出入可能に形成された作業準備室とを備え、前記塗装
室には、その天井から空調空気を流下させてその床下に
吸い込むようになされた給排気設備が配設されると共
に、前記水膜板を流下する水を塗装室の床下に配設され
た循環水槽に回収して前記オーバーフロー槽に循環供給
する水循環系が設けられて成る水洗式塗装ブースにおい
て、前記作業準備室の床面にグレーチングが敷設され、
その床下には、前記循環水槽から前記オーバーフロー槽
に循環供給される水の一部を一時的に貯留して塗料スラ
ッジを沈降させる静置槽が配設され、当該静置槽に塗料
スラッジを沈降させた後、その塗料スラッジと共に排出
した水から塗料スラッジを分離する塗料スラッジ分離装
置を備えたことを特徴とする。
【0011】 本発明によれば、塗装室の天井から床下
に向かって空調空気が流下すると共に、塗装室の床下に
配設された循環水槽の水がオーバーフロー槽に循環供給
されて水膜板を流下し、再び循環水槽に回収される。そ
して、塗装室内でオーバースプレーされた塗料ミスト
は、空気流に流されて床下の循環水槽に落下し、また
は、水膜板を流下する水に捕捉されて循環水槽に回収さ
れ、その水中で塗料スラッジになる。この循環水槽に貯
留された水の一部が、作業準備室の床下に形成された静
置槽に送給されて一時的に貯留されて、静置槽内で塗料
スラッジが沈降される。そして、静置槽内に塗料スラッ
ジがある程度溜まった後は、静置槽に貯留されている水
をその底部から塗料スラッジごと少量ずつ連続的に排出
させて固液分離すれば、その水に含まれる塗料スラッジ
の濃度は高いので、循環水槽内の水を入れ替えることな
く、小型の固液分離装置を用いて塗料スラッジを効率良
く回収することができる。また、静置槽は作業準備室の
床下に形成されているので、敷地面積の狭い工場でもス
ペースを無駄にすることなく設置することができ、さら
に、作業準備室内に持ち込まれた塵埃は床下に形成され
た静置槽内に落下するので、作業準備室内での塵埃の舞
い上がりが防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は本発明に係る水洗
式塗装ブースを示す図である。なお、図2と重複する部
分については同一符号を付して詳細説明を省略する。
【0013】 本例に係る水洗式塗装ブース1は、被塗
物Wを搬送するコンベアCを挟んで、その片側に、オー
バーフロー槽4から溢れる水を流下させる水膜板5が配
され、その反対側に、被塗物Wに向かって塗料を吹き付
ける塗装作業を行う作業スペースSを備えた塗装室2
と、当該塗装室2の片側に沿って前記作業スペースSに
出入可能に形成された作業準備室3を備えている。
【0014】 そして、前記作業準備室3には、その天
井から空調空気を供給して若干陽圧に維持して、作業準
備室3内に外部の埃が侵入しないようにする給気設備1
4が設けられている。また、作業準備室3の床面にはグ
レーチング15が敷設され、グレーチング15の下に
は、底面がホッパ状の静置槽16が形成されて、塗装室
2の床下に配設された循環水槽10の水の一部を一時的
に貯留して塗料スラッジを沈降させるように成されてい
る。この静置槽16には、循環水槽10の水を水膜板5
のオーバーフロー槽4に循環供給する循環給水管12か
ら分岐された給水管17と、当該静置槽16の上澄液を
循環水槽10に戻す還流管18が接続されている。ま
た、静置槽16の最深部には排水口16bが形成され、
当該排水口16bには、静置槽16に塗料スラッジを沈
降させた後、その塗料スラッジと共に排出した水から塗
料スラッジを固液分離する例えば遠心分離型の塗料スラ
ッジ分離装置19が接続されている。
【0015】 そして、前記給水管17は、静置槽16
の底部中央に沈降する塗料スラッジを攪拌しないよう
に、その先端が静置槽16の側壁16aに沿って配設さ
れたライザー管17aに接続されると共に、給水管17
により流入される水の流量が一定以下に制限されてい
る。この流量は、空の静置槽16にその流量で水を供給
したときに静置槽16が水で満たされるまでの時間が、
静置槽16に水を貯留したときにその水に浮遊する塗料
スラッジの大部分が沈降するまでの時間より長くなるよ
うに選定されている。このようにすれば、理論的には、
水が静置槽16に流入されてから静置槽16から流出さ
れるまでの時間が塗料スラッジの沈降時間より長く、し
たがって、その水に含まれる塗料スラッジを静置槽16
内に確実に沈降させることができる。
【0016】 また、還流管18は、その流入口18a
が所定の高さに形成され、その流入口18aより静置槽
16の水位が高くなったときに、その分だけ静置槽16
内の水をオーバーフローさせて循環水槽10に還流する
ように形成されている。
【0017】 以上が本発明の一例構成であって、次に
その作用を説明する。まず、塗装作業を行うときは、給
気設備6及び排気処理装置8からなる給排気設備9によ
り塗装室2内に清浄な空調空気を流下させると共に、こ
れを床下から排出する空気流を形成し、水循環系13に
より循環水槽10内の水をオーバーフロー槽4に循環供
給して水膜板5上に水を流下させる。また、給気設備1
4により作業準備室3に、清浄で且つ塗装室2内と同じ
温湿度の空調空気を供給して、塗装室2内と同じ条件に
維持する。ここで、コンベアCにより被塗物Wを搬送
し、作業スペースSでハンドガンなどの塗装機Tにより
被塗物Wを塗装すると、塗装機Tからオーバースプレー
された塗料ミストが、空気室内を流れる空気流によりグ
レーチング7の下に形成された循環水槽10内に落下
し、または、水膜板5を流下する水に捕捉されて循環水
槽10内に回収され、その水中で塗料スラッジになる。
【0018】 そして、循環水槽10内に貯留されてい
る水には分散型のキラー剤を混入させて、塗料スラッジ
を水中で分散させるようにしているので、循環水槽10
内の水は塗料スラッジが分散されたままの状態で、オー
バーフロー槽4に循環供給されて水膜板5を流下して循
環水槽10に回収され、再びオーバーフロヒ槽4に供給
される。このとき循環供給されている水には、分散型の
キラー剤が混入されているので、塗料スラッジが循環水
槽10,各配管類,ポンプ11内に沈降することはな
く、したがって、ポンプ11の故障や、循環水槽10,
配管類の汚損,目詰まりが防止される。
【0019】 また、循環供給されてる水の一部が給水
管17を介して静置槽16に送給される。ここで、前記
給水管17を介して送給される水の流量は、空の静置槽
16にその流量で水を供給したときに静置槽16が水で
満たされるまでの時間が、静置槽16に水を貯留したと
きにその水に浮遊する塗料スラッジの大部分が沈降する
までの時間より長くなるように選定されているので、理
論的には、静置槽16に流入されてから静置槽16から
流出されるまでの時間が塗料スラッジの沈降時間より長
くなる。したがって、塗料スラッジは静置槽16内に沈
降して徐々に底部中央に溜まっていく。なお、このと
き、給水管17を介して循環水槽10から送給される水
は、静置槽16の側壁16aに沿って配設されたライザ
ー管17aから流入されるので、底部中央に溜まってい
る塗料スラッジを攪拌することもない。
【0020】 このようにして、循環水槽10の水を静
置槽16に供給することにより連続して塗料スラッジを
沈降させると同時に、塗料スラッジが除去された水を還
流管18により静置槽16から循環水槽10に還流させ
ることができるので、塗装を行うことにより塗料スラッ
ジが増大する水から、塗料スラッジを連続的に除去する
と同時に、清浄な水を補充することができる。そして、
静置槽16に塗料スラッジがある程度沈降した時点で、
静置槽16の槽底に形成された排水口16aから水を少
しずつ塗料スラッジ分離装置19に連続的に排出する
と、この水には高濃度の塗料スラッジが含まれている。
このときの排水量を、例えば、給水管17を介して静置
槽16に供給される水量の1/10程度に選定して、そ
の僅かな量の水から塗料スラッジと水分とを分離するよ
うにすれば、塗料スラッジ分離装置19は処理容量の小
さい小型のもので足り、しかも、塗料スラッジを効率よ
く回収することができる。なお、分離された水分は前記
循環水槽10に戻せばよい。
【0021】 また、静置槽16は作業準備室3の床面
に配設されたグレーチング15の下に形成されるので、
外部から作業者の靴等に付着して持ち込まれた塵埃がグ
レーチング15を通って、静置槽16に貯留している水
に捕捉されることとなり、したがって、作業準備室3内
での埃の舞い上がりが防止される。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、循
環水槽に貯留された水の一部が、作業準備室の床下に形
成された静置槽に一時的に貯留されて、その水に含まれ
る塗料スラッジが静置槽に沈降され、塗料スラッジがあ
る程度溜まった後は、静置槽に貯留されている水をその
底部から塗料スラッジごと少量ずつ連続的に排出させて
固液分離すれば、その水に含まれる塗料スラッジの濃度
は高いので、循環水槽内の水を入れ替えることなく、小
型の固液分離装置を用いて塗料スラッジを効率良く回収
することができるという効果がある。また、静置槽は作
業準備室の床下に形成されているので、敷地面積の狭い
工場でもスペースを無駄にすることなく設置することが
でき、さらに、作業準備室内に持ち込まれた塵埃は床下
に形成された静置槽内に落下するので、作業準備室内で
の塵埃の舞い上がりを確実に防止できるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る水洗式塗装ブースを示す図。
【図2】 従来の水洗式塗装ブースを示す図。
【符号の説明】
1・・・水洗式塗装ブース C・・・コンベア W・・・被塗物 2・・・塗装室 3・・・作業準備室 4・・・オーバーフロー槽 5・・・水膜板 S・・・作業スペース 9・・・給排気設備 10・・・循環水槽 13・・・水循環系 14・・・給気設備 15・・・グレーチング 16・・・静置槽 17・・・給水管 18・・・還流管 19・・・塗料スラッジ分離装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物(W)を搬送するコンベア(C)
    を挟んで、その片側に、オーバーフロー槽(4)から溢
    れる水を流下させる水膜板(5)が配され、その反対側
    に、被塗物(W)に向かって塗料を吹き付ける塗装作業
    を行う作業スペース(S)が形成された塗装室(2)
    と、当該塗装室(2)の片側に沿って前記作業スペース
    (S)に出入可能に形成された作業準備室(3)とを備
    え、 前記塗装室(2)には、その天井から空調空気を流下さ
    せてその床下に吸い込むようになされた給排気設備
    (9)が配設されると共に、前記水膜板(5)を流下す
    る水を塗装室(2)の床下に配設された循環水槽(10)
    に回収して前記オーバーフロー槽(4)に循環供給する
    水循環系(13)が設けられて成る水洗式塗装ブースにお
    いて、 前記作業準備室(3)の床面にグレーチング(15)が敷
    設され、その床下には、前記循環水槽(10)から前記オ
    ーバーフロー槽(4)に循環供給される水の一部を一時
    的に貯留して塗料スラッジを沈降させる静置槽(16)が
    配設され、当該静置槽(16)に塗料スラッジを沈降させ
    た後、その塗料スラッジと共に排出した水から塗料スラ
    ッジを分離する塗料スラッジ分離装置(19)を備えたこ
    とを特徴とする水洗式塗装ブース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102083949B1 (ko) * 2019-08-06 2020-03-05 김수연 물을 이용한 벽체 오염 방지가 가능한 자동차용 도장 부스

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