JPH1198531A - 2次元映像を3次元映像に変換する装置及び方法 - Google Patents

2次元映像を3次元映像に変換する装置及び方法

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JPH1198531A
JPH1198531A JP9259036A JP25903697A JPH1198531A JP H1198531 A JPH1198531 A JP H1198531A JP 9259036 A JP9259036 A JP 9259036A JP 25903697 A JP25903697 A JP 25903697A JP H1198531 A JPH1198531 A JP H1198531A
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JP9259036A
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English (en)
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Shiyuugo Yamashita
周悟 山下
Haruhiko Murata
治彦 村田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
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    • G06T7/55Depth or shape recovery from multiple images

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  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より正確な奥行情報を生成できる、2次元映
像を3次元映像に変換する装置および方法を提供する。 【解決手段】 本発明は、各設定領域において、2次元
入力映像から奥行情報を生成し、該奥行情報から視差情
報を生成し、該視差情報から3次元映像を生成する方法
である。奥行情報は、2次元入力映像から画像特徴量を
生成し、該画像特徴量から、画面内の物体毎にグループ
分けを行ない、一方で、設定領域毎に背景重みを生成
し、前記画像特徴量、グループに関する情報及び背景重
みから、グループ毎に画像特徴量と背景重みを組み合わ
せることにより算出される。背景重みは、背景重みを外
部から受信する方法と、予め記憶しておいた複数個の背
景重みから所望の1つを選択して読み出す方法と、動き
ベクトルを用いて遠近を判定し、該判定結果に基づいて
背景重みを生成する方法の内、1つ又は複数を組み合わ
せた方法によって生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2次元映像を3次
元映像に変換する装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】本願出願人は、2次元映像を3次元映像に
変換する新たな方式として、図1に示すように、2次元
映像信号から映像の遠近に関する奥行情報を生成し、該
奥行情報に基づいて視差情報を生成し、該視差情報に基
づいて、左目に写る左目用映像と右目に写る右目用映像
に視差が生じるように、2次元映像信号を加工して、左
目用映像信号と右目用映像信号を生成する方式を提案し
ている(特願平6−10583号)。前記奥行情報およ
び視差情報は、一画面領域に対して予め区別した分割領
域を想定しておき、該分割領域毎に数値として生成され
る。この分割領域の領域数は、任意に設定することがで
きるが、以下の説明では、図4に示すように、一画面を
水平方向に10個、垂直方向に6個の合計60個に分割
した分割領域F1〜F60を利用する。以下、前記分割
領域を視差算出領域と呼ぶ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】奥行情報を生成する奥
行情報生成手段としては、以下のようなものがある。ま
ず、各視差算出領域において、映像の遠近に関する画像
特徴量より算出した数値を奥行情報として生成する手段
がある。前記画像特徴量としては、輝度高周波成分の積
算値、輝度コントラスト、輝度積算値、R−Y成分の積
算値、B−Y成分の積算値および彩度積算値のうちから
選択された任意の1つまたは任意の組み合わせが使用さ
れる。ここで、輝度高周波成分とは、輝度信号周波数成
分の高域部分をいう。輝度コントラストとは、輝度の最
大値と最小値の差をいう。輝度積算値とは、輝度信号周
波数成分のDC成分をいう。
【0005】また、他の奥行情報生成手段としては、前
記画像特徴量を用いて、1フィールド画像に含まれる複
数個の物体を推定し、物体毎にグループ分けを行なっ
て、グループ毎に奥行情報を生成する手段がある。この
グループ毎に奥行情報を生成する手段は、画像特徴量の
1次結合を用いる前記手段に比べて、ある物体における
各部の視差変動を抑制し、該物体の画像歪みを軽減で
き、従って、良好な立体視が可能となる。このグループ
毎に奥行情報を生成する手段において、各グループにお
ける奥行情報の生成には、前記画像特徴量の他に、背景
重みが使用される。背景重みは、奥行情報の精度向上の
ために視差算出領域毎に予め固定される数値である。例
えば、奥行情報の値を近景ほど大きく、遠景ほど小さく
すると、各視差算出領域F1〜F60における一般的な
背景重みは、図5に示すように、周辺部よりも中央部の
方が、上部よりも下部の方が大きな値となる。この理由
は、通常の映像では、周辺部よりも中央部に、上部より
も下部に近景となる被写体が撮影されるからである。し
かしながら、例えば、トンネルの出入口の映像や内視鏡
から見た映像は、周辺部が近景となり、中央部が遠景と
なるため、この場合では、不正確な奥行情報を生成し、
不正確な3次元映像が生成されることになる。
【0006】画像特徴量を利用する上記2つの奥行情報
生成手段とは別に、視差算出領域毎に2次元映像信号か
ら動きベクトルを生成し、動きベクトルに基づいて、奥
行情報を生成する手段がある。しかしながら、動きベク
トルを利用する奥行情報生成手段は、映像に動きの無い
静止画には適用が困難である。
【0007】
【発明の目的】本発明は、より正確な奥行情報を生成で
きる、2次元映像を3次元映像に変換する装置および方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、奥行情報を生
成する奥行情報生成手段として、画像特徴量に基づい
て、1フィールド画像に含まれる複数個の物体を推定
し、物体毎にグループ分けを行なって、グループ毎に奥
行情報を生成する手段を使用する。具体的には、奥行情
報生成手段は、2次元入力映像信号から各視差算出領域
の画像特徴量を生成する画像特徴量生成手段と、該画像
特徴量に基づいて、1フィールド画面内の全領域をその
画面に含まれている物体毎にグループ分けを行ない、各
視差算出領域がどのグループに属するかを示すグループ
情報を生成するグループ情報生成手段と、視差算出領域
毎に背景重みを生成する背景重み生成手段と、前記画像
特徴量、グループ情報および背景重みに基づいて、グル
ープ毎に、画像特徴量及び背景重みを組み合わせて奥行
情報を算出する奥行情報算出手段とを具える。本発明で
は、前記背景重み生成手段にて生成される背景重みは、
映像に応じて適当な値となるように変更できる。具体的
には、背景重み生成手段は、各視差算出領域の背景重み
を有する背景重みデータを外部から受信する背景重みデ
ータ受信手段と、背景重みデータを複数個具えた背景重
みデータ記憶手段および該記憶手段から所望の背景重み
を選択して読み出す背景重みデータ選択手段と、2次元
入力映像信号から動きベクトルを生成する動きベクトル
生成手段および該動きベクトルを用いて各視差算出領域
の遠近を判定し、該判定結果に基づいて背景重みを生成
する遠近判定手段との中から、1つの手段または複数を
組み合わせた手段を具える。
【0009】
【作用および効果】本発明によれば、背景重み生成手段
は、外部装置から背景重みデータを受け取ることによ
り、記憶装置に記憶した複数の背景重みデータの中の1
つを選択することにより、または、動きベクトルから得
られる遠近判定結果に基づいて背景重みデータを生成す
ることにより、各視差算出領域の背景重みを、映像に対
応するものに変更できる。従って、前記背景重み生成手
段を具える奥行情報生成手段は、映像に対応する正確な
奥行情報を生成できる。その結果、前記奥行情報生成手
段を具える2次元映像を3次元映像に変換する装置は、
映像に対応する正確な3次元映像を生成できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、2次元映像を3次元映像に変換する
2D/3D映像変換装置(1)の構成を示すブロック図で
ある。輝度信号Y、色差信号R−Yおよび色差信号B−
Yからなる2次元映像信号は、それぞれ、A/Dコンバ
ータ(10)によってデジタル信号に変換された後、左映像
用任意画素遅延FIFO(20)、右映像用任意画素遅延F
IFO(21)および奥行情報生成回路(3)に送られる。左
映像用任意画素遅延FIFO(20)、右映像用任意画素遅
延FIFO(21)は、デジタル変換された各2次元映像信
号を順次書き込む。なお、図では省略しているが、各2
次元映像信号Y、R−YおよびB−Y用の左映像用任意
画素遅延FIFO(30)および右映像用任意画素遅延FI
FO(31)がそれぞれ配備される。
【0011】奥行情報生成回路(3)は、図4に示すよう
な、1フィールド画面内に予め設定された複数個の視差
算出領域F1〜F60それぞれに対し、2次元映像信号
から映像の遠近に関する奥行情報を生成し、該奥行情報
を視差情報生成回路(4)に送信する。この奥行情報の生
成方法の詳細については、後述する。視差情報生成回路
(4)は、図1に示すように、視差算出領域毎に奥行情報
から視差情報を生成し、該視差情報を視差制御回路(5)
に送信する。
【0012】視差制御回路(5)は、各視差算出領域F1
〜F60における視差情報に基づいて、1フィールドの
画素位置毎の視差情報を生成し、各画素位置の視差情報
に基づいて、左映像用任意画素遅延FIFO(20)および
右映像用任意画素遅延FIFO(21)のそれぞれから各映
像信号を順次読み出すタイミングがずれるように制御す
る。これにより、同じフィールドにおける左目用映像と
右目用映像との間に視差が発生する。左映像用任意画素
遅延FIFO(20)および右映像用任意画素遅延FIFO
(21)のそれぞれから読み出された各映像信号は、D/A
コンバータ(11)(12)にてアナログ信号に変換された後、
アナログの左目用映像信号および右目用映像信号からな
る3次元映像信号が出力される。従って、出力された3
次元映像信号を立体表示装置(図示せず)に表示し、表
示される映像の内、左目用映像を左目のみで観察し、右
目用映像を右目のみで観察することにより、遠近感のあ
る立体映像が得られる。なお、視差制御回路(5)の構成
は、特願平9−159949号に詳述されているので、
本願では仔細を省略する。
【0014】図3は、奥行情報生成回路(3)の構成を示
すブロック図である。デジタル化された各2次元映像信
号は、画像特徴量生成回路(30)に送られる。画像特徴量
生成回路(30)は、各2次元映像信号から1フィールド毎
に、各視差算出領域F1〜F60それぞれに対して、映
像の遠近に関する画像特徴量を算出する。本実施形態で
は、前記画像特徴量として、輝度高周波成分の積算値、
輝度コントラスト、R−Y信号成分の積算値およびB−
Y信号成分の積算値を生成する。なお、これらの画像特
徴量を生成する回路の構成は、特願平9−159949
号に詳述されているので、本願では仔細を省略する。
【0015】一般的な画像では、近景の物体にピントが
合っている映像が多く、従って、近景の物体ほど、高周
波成分、コントラスト、輝度および彩度が高いと考えら
れ、同様に、輝度高周波成分の積算値、輝度コントラス
トなどの画像特徴量が大きいと考えられる。
【0016】前記画像特徴量生成回路(30)にて生成され
た画像特徴量の内、R−Y信号成分の積算値およびB−
Y信号成分の積算値がグループ情報生成回路(31)に送ら
れる。さらに、輝度高周波成分の積算値がグループ情報
生成回路(31)に送られることもある。また、前記画像特
徴量の内、輝度高周波成分の積算値および輝度コントラ
ストが奥行情報算出回路(32)に送られる。グループ情報
生成回路(31)では、画像特徴量を用いて、1フィールド
画像に含まれる物体毎に視差算出領域が幾つかのグルー
プに纏められ、各視差算出領域がどのグループに属する
かを示すグループ情報が生成されて、該グループ情報が
奥行情報算出回路(32)に送られる。奥行情報算出回路(3
2)では、グループ毎に奥行情報が算出されることとな
る。なお、画像特徴量を用いて、1フィールド画像に含
まれる物体毎に視差算出領域を幾つかのグループに纏め
る方法については、特願平9−159949号に詳述さ
れているので、本願では仔細を省略する。
【0017】また、奥行情報算出回路(32)にて奥行情報
を算出する際には、前記画像特徴量の他に背景重みが使
用される。背景重みは、視差算出領域毎に定められた数
値であり、奥行情報の精度向上のために使用される。本
発明では、背景重みは変更可能であるため、奥行情報生
成回路(3)は、背景重みを生成する背景重み生成回路
(6)を具える。なお、背景重み生成回路(6)の構成につ
いては後述する。
【0018】奥行情報算出回路(32)は、画像特徴量生成
回路(30)から視差算出領域毎に受け取る輝度高周波成分
積算値および輝度コントラストと、グループ情報生成回
路(31)から受け取る1フィールド画像におけるグループ
情報と、背景重み生成回路(6)から視差算出領域毎に受
け取る背景重みとに基づいて、グループ毎の奥行情報が
算出される。任意の1つのグループに対する奥行情報の
算出方法について説明する。まず、該グループに属して
いる視差算出領域の領域数nが求められる。また、前記
視差算出領域に対する輝度高周波成分の積算値の正規化
値aの総和Σaが算出される。同様に、前記視差算出領
域に対して、輝度コントラストの正規化値bの総和Σb
と、背景重み成分cの総和Σcとが算出される。そし
て、次式に基づいて、前記グループに対する奥行情報H
が算出される。 H=(K1×Σa+K2×Σb+K3×Σc)÷n 上記の式において、K1、K2およびK3は係数であり、
例えば、K1=3/8、K2=1/8、K3=4/8に設
定される。前記奥行情報Hは、適当に補正処理が行なわ
れた後に、視差情報生成回路(4)に送られる。
【0019】図3は、背景重み生成回路(6)の構成を示
すブロック図である。背景重み生成回路(6)は、各視差
算出領域の背景重みを有する背景重みデータを、コンピ
ュータなどの外部装置から受信する背景重みデータ受信
回路(60)を具える。背景重みデータ受信回路(60)にて受
信した背景重みデータは、後記する背景重み決定回路(6
5)に送られる。また、背景重み生成回路(6)は、前記背
景重みデータを複数個記憶する背景重みデータ記憶装置
(61)と、スイッチ入力などの外部からの指示により、背
景重みデータ記憶装置(61)から所望の背景重みデータを
選択して読み出す背景重みデータ選択回路(62)を具え
る。背景重みデータ選択回路(62)にて読み出された背景
重みデータは、後記する背景重み決定回路(65)に送られ
る。また、背景重み生成回路(6)は、2次元映像信号か
ら視差算出領域毎に動きベクトルを生成する動きベクト
ル生成回路(63)と、該動きベクトルから各視差算出領域
の遠近を判定し、該判定に基づいて背景重みデータを生
成する遠近判定回路(64)を具える。遠近判定回路(64)に
て生成された背景重みデータは、後記する背景重み決定
回路(65)に送られる。なお、2次元映像信号から所定領
域毎に動きベクトルを生成し、この動きベクトルによ
り、各所定領域毎の遠近を判定する手法は、例えば、特
願平7−88276号に記載されているので、本願では
仔細を省略する。
【0020】背景重み決定回路(65)は、背景重みデータ
受信回路(60)、背景重みデータ選択回路(62)および遠近
判定回路(64)からの背景重みデータを適当に組み合わせ
て、組み合わされた背景重みデータが、奥行情報算出回
路(32)に送られる。
【0021】なお、本発明に関して言えば、背景重み生
成回路(6)は、背景重みデータ受信回路(60)と、背景重
みデータ記憶装置(61)および背景重みデータ選択回路(6
2)と、動きベクトル生成回路(63)および遠近判定回路(6
4)との中で、少なくとも1つを具えていればよい。
【0022】
【実施例】以下、様々な場合に本発明を適用した例を説
明する。 (実施例1)本実施例では、2D/3D映像変換装置
(1)に対し、通常の2次元映像の他に、トンネルの出入
口や内視鏡の映像のように、中央部が遠景となり周辺部
が近景となる2次元映像が入力される場合を考える。本
実施例では、背景重み生成回路(6)には、背景重みデー
タ記憶装置(61)および背景重みデータ選択回路(62)が使
用される。背景重みデータ記憶装置(61)において、図5
に示すような、周辺部よりも中央部の方が、上部よりも
下部の方が大きな値となる一般的な背景重みデータを背
景重みデータ1として、図3の第1データ記憶部(610)
に記憶し、図6に示すような、中央部よりも周辺部の方
が大きな値となる背景重みデータを背景重みデータ2と
して、図3の第2データ記憶部(611)に記憶しておく。
【0023】そして、2D/3D映像変換装置(1)に対
して、通常の映像が入力されているときには、背景重み
データ選択回路(62)は、第1データ記憶部(610)を選択
して背景重みデータ1を読み出し、該背景重みデータ1
が奥行情報算出回路(32)に送られるようにしておき、内
視鏡の映像が入力されるときには、スイッチ入力などの
外部からの指示により、背景重みデータ選択回路(62)
は、第2データ記憶部(611)を選択して背景重みデータ
2を読み出し、該背景重みデータ2が奥行情報算出回路
(32)に送られるようにする。従って、本実施例では、映
像に適合した背景重みを選択して奥行情報算出回路(32)
に送ることができ、奥行情報生成回路(3)にて映像に適
合した奥行情報を生成でき、その結果、映像に適合した
正確な3次元映像を生成できる。
【0024】(実施例2)本実施例では、2D/3D映
像変換装置(1)に対し、動画映像と静止画映像が入力さ
れる場合について考える。本実施例では、背景重み生成
回路(6)には、背景重みデータ記憶装置(61)、背景重み
データ選択回路(62)、動きベクトル生成回路(63)、遠近
判定回路(64)および背景重み決定回路(65)が使用され
る。背景重みデータ記憶装置(61)には、前記背景重みデ
ータ1を記憶しておき、背景重みデータ選択回路(62)
は、常に背景重みデータ1を読み出して背景重み決定回
路(65)に送られるようにしておく。
【0025】動画映像が2D/3D映像変換装置(1)に
入力される場合には、動きベクトル生成回路(63)にて動
きベクトルが生成され、遠近判定回路(64)にて、図7に
示すように判定不能領域Nの少ない良好な遠近判定が行
えるから、背景重み決定回路(65)は、遠近判定回路(64)
からの背景重みデータを選択して奥行情報算出回路(32)
に送信する。一方、静止画映像が2D/3D映像変換装
置(1)に入力される場合や、現フィールドのシーンが前
フィールドのシーンとは別のシーンに変化する場合(シ
ーンチェンジ)には、動きベクトルの生成が困難である
から、背景重み決定回路(65)は、背景重みデータ選択回
路(62)からの背景重みデータ1を選択して奥行情報算出
回路(32)に送信する。また、動きが明確でない2次元映
像が2D/3D映像変換装置(1)に入力される際には、
動きベクトルによる遠近判定の信頼性が低くなるから、
背景重み決定回路(65)は、遠近判定回路(64)からの背景
重みデータと、背景重みデータ選択回路(62)からの背景
重みデータ1の両方を受け取って、図8に示すように、
遠近判定回路(64)からの背景重みデータにおいて、近景
領域Fの背景重み成分を5とし、遠景領域Rの重み成分
を1とし、判定不能領域Nの背景重み成分を0として、
背景重みデータ選択回路(62)からの背景重みデータ1の
対応する領域の背景重み成分と足し合わせて、奥行情報
算出回路(32)に送信する。従って、本実施例では、動画
映像および静止画映像のそれぞれに対応する背景重みを
生成することができ、その結果、動画映像および静止画
映像の両方に対応して、良好な3次元映像を生成でき
る。
【0026】(実施例3)本実施例では、2D/3D映
像変換装置(1)に対し、パーソナルコンピュータから映
像信号と、各視差算出領域のうち近景としたい領域が指
定された近景領域指定データとが入力される場合につい
て考える。本実施例では、背景重み生成回路(6)には、
背景重みデータ受信回路(60)が使用される。背景重みデ
ータ受信回路(60)は、パーソナルコンピュータから近景
領域指定データを受信し、該近景領域指定データが奥行
情報算出回路(32)に送られる。従って、本実施例では、
近景となる領域を外部装置から指定することが可能であ
る。本実施例は、例えば、マルチウィンドウ機能を有す
るコンピュータシステムにおいて、ディスプレイ上に表
示される多数のウィンドウのうち、ある特定のウィンド
ウ(例えば、アクティブ状態のウィンドウ)を他のウィ
ンドウよりも近景としたい場合に有効である。
【0027】上記実施形態の説明は、本発明を説明する
ためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限
定し、或いは範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請
求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であ
ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における2D/3D映像変換装置の
全体構成を示すブロック図である。
【図2】奥行情報生成回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】背景重み生成回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本願において設定される視差算出領域を示す模
式図である。
【図5】視差算出領域毎に設定された一般的な背景重み
を示す模式図である。
【図6】画面の中央部が遠景であり、周辺部が近景であ
る映像に適合する背景重みを示す模式図である。
【図7】遠近判定回路にて視差算出領域毎に判定された
遠近判定結果を示す模式図である。
【図8】一般的な背景重みと遠近判定結果とを組み合わ
せて生成された背景重みを示す模式図である。
【符号の説明】
(3) 奥行情報生成回路 (4) 視差情報生成回路 (5) 視差制御回路 (6) 背景重み生成回路 (30) 画像特徴量生成回路 (31) グループ情報生成回路 (32) 奥行情報算出回路 (60) 背景重みデータ受信回路 (61) 背景重みデータ記憶装置 (62) 背景重みデータ選択回路 (63) 動きベクトル生成回路 (64) 遠近判定回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元入力映像信号に基づいて、フィー
    ルド毎に、1フィールド画面内に設定された複数の視差
    算出領域のそれぞれに対して、映像の遠近に関する奥行
    情報を生成する奥行情報生成手段(3)と、 該奥行情報に基づいて、各視差算出領域の視差情報を生
    成する視差情報生成手段(4)と、 該視差情報に基づいて、左目用映像と右目用映像に視差
    が生じるように、2次元映像信号を制御して、左目用映
    像信号と右目用映像信号を生成する視差制御手段(5)と
    を具えており、 奥行情報生成手段(3)は、 A.2次元入力映像信号から各視差算出領域の画像特徴
    量を生成する画像特徴量生成手段(30)と、 B.該画像特徴量に基づいて、1フィールド画面内の全
    領域をその画面に含まれている物体毎にグループ分けを
    行ない、各視差算出領域がどのグループに属するかを示
    すグループ情報を生成するグループ情報生成手段(31)
    と、 C.視差算出領域毎に背景重みを生成する背景重み生成
    手段(6)と、 D.前記画像特徴量、グループ情報および背景重みに基
    づいて、グループ毎に、画像特徴量及び背景重みを組み
    合わせて奥行情報を算出する奥行情報算出手段(32)とを
    具えており、 背景重み生成手段(6)は、各視差算出領域の背景重みを
    有する背景重みデータを外部から受信する背景重みデー
    タ受信手段(60)或いは前記背景重みデータを複数個具え
    た背景重みデータ記憶手段(61)および該背景重みデータ
    記憶手段(61)から所望の背景重みを選択して読み出す背
    景重みデータ選択手段(62)と、2次元入力映像信号から
    動きベクトルを生成する動きベクトル生成手段(63)およ
    び該動きベクトルを用いて各視差算出領域の遠近を判定
    し、該判定結果に基づいて背景重みを生成する遠近判定
    手段(64)との中から、1つの手段または複数を組み合わ
    せた手段を具えることを特徴とする、2次元映像を3次
    元映像に変換する装置。
  2. 【請求項2】 背景重み生成手段(6)は、各視差算出領
    域の背景重みを有する背景重みデータを外部から受信す
    る背景重みデータ受信手段(60)を具え、 2次元映像信号として、コンピュータからモニタ映像信
    号を受け取り、 背景重みデータ受信手段(60)は、コンピュータから近景
    領域を指定するデータを受け取ることを特徴とする、請
    求項1に記載の2次元映像を3次元映像に変換する装
    置。
  3. 【請求項3】 2次元入力映像信号に基づいて、フィー
    ルド毎に、1フィールド画面内に設定された複数の視差
    算出領域のそれぞれに対して、映像の遠近に関する奥行
    情報を生成し、該奥行情報に基づいて、各視差算出領域
    の視差情報を生成し、該視差情報に基づいて、左目用映
    像信号と右目用映像信号を生成する、2次元映像を3次
    元映像に変換する方法であって、 奥行情報の生成は、2次元入力映像信号から各視差算出
    領域の画像特徴量を生成し、該画像特徴量に基づいて、
    1フィールド画面内の全領域をその画面に含まれている
    物体毎にグループ分けを行ない、各視差算出領域がどの
    グループに属するかを示すグループ情報を生成し、一方
    で、視差算出領域毎に背景重みを生成し、前記画像特徴
    量、グループ情報及び背景重みに基づいて、グループ毎
    に、画像特徴量と背景重みを組み合わせて奥行情報を算
    出することにより行なわれ、 背景重みの生成は、各視差算出領域の背景重みを有する
    背景重みデータを外部から受信する方法と、背景重みデ
    ータを複数個予め記憶しておき、所望の背景重みを選択
    して読み出す方法と、動きベクトルを用いて各視差算出
    領域の遠近を判定し、該判定結果に基づいて背景重みを
    生成する方法の内、1つ又は複数を組み合わせた方法に
    よって行なわれることを特徴とする、2次元映像を3次
    元映像に変換する方法。
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