JPH1198447A - 撮像装置、編集装置及び編集システム - Google Patents

撮像装置、編集装置及び編集システム

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JPH1198447A
JPH1198447A JP9259667A JP25966797A JPH1198447A JP H1198447 A JPH1198447 A JP H1198447A JP 9259667 A JP9259667 A JP 9259667A JP 25966797 A JP25966797 A JP 25966797A JP H1198447 A JPH1198447 A JP H1198447A
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秀樹 安藤
Seiichi Sakai
誠一 酒井
Norihiko Noguchi
紀彦 野口
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば取材現場にて番組を取材し、また取材内
容を編集するフィールド編集システムに適用して、記録
再生能力の低下を有効に回避する。 【解決手段】取材から編集までの過程を1のディスク状
記録媒体3により処理できるようにしてこの種のシステ
ムの使い勝手を向上するにつき、ディスク状記録媒体3
の記録領域を同心円状に分割してビデオ信号の記録領域
とオーディオ信号の記録領域を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、編集装置及び編集
システムに関し、例えば現場にて取材した番組を編集す
るフィールド編集システムに適用することができる。本
発明は、取材から編集までの過程を1のディスク状記録
媒体により処理できるようにしてこの種のシステムの使
い勝手を向上するにつき、ディスク状記録媒体の記録領
域を同心円状に分割してビデオ信号の記録領域とオーデ
ィオ信号の記録領域を形成することにより、記録再生能
力の低下を有効に回避する。
【0002】
【従来の技術】従来、放送局外のフィールドでなる取材
現場等においては、取材した番組を簡易な編集システム
で編集することにより、取材結果を迅速に放送できるよ
うになされている。このような編集システムは、磁気テ
ープによる取材内容を、中間の記録媒体でなるハードデ
ィスク装置に一旦記録して編集することにより、効率良
く編集できるようになされている。
【0003】すなわちフィールドにおいて、2台のビデ
オテープレコーダを用いたいわゆるABロール編集によ
り取材結果を編集したのでは、磁気テープを早送り、巻
き戻しして所望のカットを頭出しする作業等に時間を要
し、その分編集作業に時間を要するようになる。
【0004】このため中間の記録媒体を用いる編集シス
テムは、例えばカメラ一体型ビデオテープレコーダによ
り磁気テープに記録したビデオ信号及びオーディオ信号
を、一旦、ハードディスク装置にダビングする。その
後、このハードディスク装置上におけるビデオ信号及び
オーディオ信号の再生により編集点を設定して編集リス
トを作成した後、この編集リストに従ってハードディス
ク装置に記録したビデオ信号及びオーディオ信号を磁気
テープに記録する。
【0005】この編集システムでは、磁気テープを用い
たABロール編集の場合に比して、編集点の設定に要す
る時間を格段的に低減でき、その分例えば報道関係の取
材結果を短時間で放送することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする問題】ところがこの編集シス
テムでは、磁気テープに記録されたビデオ信号及びオー
ディオ信号を中間の記録媒体にダビングするのに時間を
要する。ちなみに、30分の取材結果を例えば4倍速に
よりハードディスク装置に記録する場合でも、ハードデ
ィスク装置に記録するために7分30秒もの時間を要す
ることになる。
【0007】また編集結果についても、磁気テープに記
録し直して放送局に持ち帰ることにより、この磁気テー
プにビデオ信号を記録し直すのにも時間を要することに
なる。
【0008】この種の時間を短縮して、従来に比して格
段的に効率良く取材結果を処理することができれば、さ
らに一段とこの種のシステムの使い勝手を向上できると
考えられる。
【0009】この場合に、磁気テープに代えて光ディス
クでなる共通の記録媒体により、撮像から編集までの処
理を実行すれば、ビデオ信号及びオーディオ信号の中間
の記録媒体へのダビングの処理を省略できると考えられ
る。また光ディスクに編集リストを記録して放送局に持
ち帰ることにより、編集結果を記録し直す作業も省略で
きると考えられる。また光ディスクにおいては、ランダ
ムアクセスできることにより、ハードディスク装置にビ
デオ信号及びオーディオ信号を記録した場合と同様の、
ノンリニア編集の処理も実行でき、これらにより編集作
業を効率良く実行できると考えられる。
【0010】ところが単に光ディスクにより編集装置を
構成した場合、効率良く再生信号を処理できない問題が
ある。
【0011】すなわち図16にZCAV(Zoned Consta
nt Angular Verocity)による場合を示すように、従来の
光ディスクにおいては、例えばGOP(Group Of Pictu
res)単位でビデオ信号及びオーディオ信号を時分割多
重化し、この多重化により生成されたビットストリーム
を順次記録する。これにより光ディスクでは、らせん状
に形成されたトラックに、ビデオ信号を記録したビデオ
エリアとオーディオ信号を記録したオーディオエリアと
が順次循環的に形成される。
【0012】これに対して編集処理においては、異なる
日時、現場で取材したビデオ信号とオーディオ信号を組
み合わせて使用する場合もある。このような場合に、こ
のようにビデオ信号とオーディオ信号を時分割多重化し
て記録した光ディスクにおいては、連続して光ディスク
より得られる再生信号からビデオ信号又はオーディオ信
号を選択的に再生することになる。
【0013】この場合に、30〔Mbps〕のディジタルビ
デオ信号及び3〔Mbps〕のディジタルオーディオ信号を
時分割多重化して記録した光ディスクよりディジタルビ
デオ信号を再生する場合、33〔Mbps〕のデータレート
により再生するとして、実際に有効なビデオデータは、
30〔Mbps〕/33〔Mbps〕となり、見かけ上、記録再
生能力は約91〔%〕に低下する。またこの場合ディジ
タルオーディオ信号については、記録再生能力が約9
〔%〕に低下する。このようにして記録再生能力が低下
して効率良く再生信号を処理できない場合、その分実際
に編集結果として出力するビデオ信号及びオーディオ信
号の伝送速度に対して、再生系の能力を増大させる必要
があり、その分全体構成が複雑かつ煩雑になる。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、取材から編集までの過程を1のディスク状記録媒体
により処理する場合に、記録再生能力の低下を有効に回
避することができる撮像装置、編集装置及び編集システ
ムを提案しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、撮像装置に適用して、着脱可能に
保持したディスク状記録媒体にビデオ信号及びオーディ
オ信号を記録する記録手段において、ディスク状記録媒
体の情報記録面を同心円状に分割して、ビデオ信号及び
オーディオ信号を各領域に割り当てて記録する。
【0016】またこれに代えて、ディスク状記録媒体の
情報記録面を同心円状に複数の領域に分割して、ビデオ
信号及びオーディオ信号を各領域に順次循環的に割り当
てて記録する。
【0017】また編集装置に適用して、このようにして
ビデオ信号及びオーディオ信号を記録したディスク状記
録媒体に編集リストを記録する。
【0018】また編集システムに適用して、撮像装置に
おいては、着脱可能に保持したディスク状記録媒体の情
報記録面を同心円状に分割して、ビデオ信号及びオーデ
ィオ信号を各領域に割り当てて記録し、又は着脱可能に
保持したディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に
複数の領域に分割して、ビデオ信号及びオーディオ信号
を各領域に順次循環的に割り当てて記録し、編集装置に
おいては、これらのディスク状記録媒体に編集リストを
記録する。
【0019】撮像装置に適用して、着脱可能に保持した
ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に分割し
て、ビデオ信号及びオーディオ信号を各領域に割り当て
て記録すれば、また着脱可能に保持したディスク状記録
媒体の情報記録面を同心円状に複数の領域に分割して、
ビデオ信号及びオーディオ信号を各領域に順次循環的に
割り当てて記録すれば、各領域をそれぞれアクセスし
て、ビデオ信号だけを、又はオーディオ信号だけを処理
することができる。これにより記録再生能力の低下が有
効に回避される。
【0020】またこのディスク状記録媒体を着脱可能に
保持し、編集装置において、編集リストを記録すれば、
記録から編集までの処理を、1の記録媒体により1元的
に管理して、編集作業を効率化することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0022】(1−1)第1の実施の形態の構成 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る編集システム
を示す平面図である。この編集システム1では、テレビ
ジョンカメラ2を用いて光ディスク3に取材内容でなる
ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を
記録する。さらに編集システム1では、取材が完了する
と、テレビジョンカメラ2より光ディスク3を取り外し
て、例えば車載のビュアー4にこの光ディスク3を装填
し、パーソナルコンピュータ5の制御によりこのビュア
ー4を操作して光ディスク3に記録されたディジタルビ
デオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生し、また
これらディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ
信号の編集リストを光ディスク3に記録する。
【0023】このためテレビジョンカメラ2は、所望の
被写体を撮像して得られるディジタルビデオ信号及びデ
ィジタルオーディオ信号を所定のフォーマットにより光
ディスク3に記録し、ビュアー4は、この光ディスク3
をアクセスしてディジタルビデオ信号及びディジタルオ
ーディオ信号を記録再生し、また編集点の設定を受け付
ける。パーソナルコンピュータ5は、表示画面に表示さ
れたメニューの操作により、ビュアー4の動作を制御
し、また編集点の設定を受け付ける。さらにパーソナル
コンピュータ5は、設定された編集点による編集リスト
を作成し、この編集リストをビュアー4により光ディス
ク3に記録する。
【0024】これによりこの編集システム1では、この
光ディスク3を放送局に持ち帰り、この光ディスク3に
記録された編集リストに従って、光ディスク3に記録さ
れた取材内容の編集結果を即座に放送できるようになさ
れ、また必要に応じて直接SNG回線等を介してこのビ
ュアー4より放送局に編集結果を伝送できるようになさ
れている。
【0025】図1は、このシステム1に適用される光デ
ィスク3を示す平面図である。この光ディスク3は、所
定のカートリッジ3Aに収納して保持され、これにより
塵等の進入を有効に回避できるようになされている。さ
らに光ディスク3は、テレビジョンカメラ2又はビュア
ー4等の機器に装填されると、このカートリッジ3Aに
配置されたシャッターがスライドして情報記録面が露出
するように形成され、これによりテレビジョンカメラ
2、ビュアー4によりアクセスできるようになされてい
る。
【0026】この光ディスク3は、両面に情報記録面を
形成した、書き換え可能ないわゆる相変化型の光ディス
クでなり、レーザービームのガイド溝を担うプリグルー
ブが蛇行して形成され、レーザービーム照射位置におけ
るこのプリグルーブの蛇行周期が一定周期になるように
回転駆動して、線速度一定の条件により光ディスク3を
回転駆動できるようになされている。さらに光ディスク
3は、一方の面側においては、この面側より見て、プリ
グルーブが時計周りで外周側から内周側に順次形成され
るのに対し、他方の面側においては、この他方の面側よ
り見て、プリグルーブが反時計周りで外周側から内周側
に順次形成されるようになされている。これにより光デ
ィスク3は、両面に対向するように配置した1対の光ピ
ックアップを外周側より内周側に順次移動させて、それ
ぞれ各面においてプリグルーブに沿ってレーザービーム
照射位置を順次変位させることができるようになされて
いる。
【0027】この光ディスク3は、内周側に、システム
データ領域AR1が形成される。ここでこのシステムデ
ータ領域AR1は、同心円状に3つの領域AR1A、A
R1B、AR1Cに分割され、最内周の領域AR1A
に、この光ディスクの製造時に記録された管理用データ
が記録される。ここでこの管理用データは、光ディスク
3へのデータ記録時における最適光量、光ディスク3で
共通のシリアル番号、各光ディスク3にそれぞれ割り当
てられた固有の識別データ等により構成される。
【0028】続く外周側の領域AR1Bには、光ディス
ク3に記録したディジタルビデオ信号及びディジタルオ
ーディオ信号の管理用データが記録される。ここで管理
用データは、ディジタルビデオ信号及びディジタルオー
ディオ信号による各ファイルの記録開始位置、記録終了
位置でなるアドレス情報、記録開始時点及び記録終了時
点のタイムコード、カメラマンにより設定される編集可
能ファイルか否かの識別データ、撮像時の条件のデータ
により構成される。ここで撮像時の条件のデータは、撮
像した日時、場所、カメラマンの名前、テレビジョンカ
メラのセッティングデータにより構成され、セッティン
グデータは、テレビジョンカメラ2に設定されたホワイ
トバランス、利得、オーディオ信号のレベル設定、絞り
のデータ等が記録される。これにより光ディスク3で
は、この領域AR1Bに記録された管理用データによ
り、光ディスク3に記録された各ファイルの履歴等を確
認できるようになされている。
【0029】続く外周側の領域AR1Cは、編集用のデ
ータが記録される。ここでこの編集用のデータは、ファ
イル形式により記録され、この光ディスク3に記録され
た各ファイルを編集する編集リストが記録される。なお
この編集リストは、各ファイルについて設定された編集
点のデータが、タイムコード及びアドレスにより、遷移
の形態(例えばカット編集、クロスフェード等)と共
に、再生順序に記録されて形成される。これにより光デ
ィスク3は、所望の編集リストを選択して、この選択し
た編集リストに従って記録した取材内容を順次再生でき
るようになされている。
【0030】なおこの光ディスク3に記録したディジタ
ルビデオ信号の管理用データの記録領域AR1B、編集
用のデータの記録領域AR1Cは、光ディスク3の片面
に記録される。
【0031】これに対して外周側の領域AR2は、ユー
ザー領域に割り当てられ、ディジタルビデオ信号及びデ
ィジタルオーディオ信号が記録される。ここでこのユー
ザー領域AR2は、プリグルーブ間に形成されたプリピ
ットにより同心円状にゾーニングされ、26個のゾーン
が形成される。各ゾーンは、最内周のゾーンに1周当た
り19個のセクタが割り当てられ、外周側のゾーン程1
周当たりのセクタ数が順次増大し、最外周のゾーンで
は、1周当たり45個のセクタが割り当てられるように
なされている。
【0032】さらにユーザー領域AR2は、このセクタ
によるゾーニングとは無関係に、5つの領域に同心円状
に分割され、最外周の領域がディジタルビデオ信号V1
の記録領域に割り当てられ、内周側の各領域が、それぞ
れ4チャンネルのディジタルオーディオ信号A1〜A4
の記録領域に割り当てられる。これによりこの光ディス
ク3では、例えば被写体を撮像する際の被写体及び周囲
の音声(以下環境音と呼ぶ)、アナウンサーによる解説
の音声、種々の言語による解説の音声、バックグラウン
ドミュージック等を、ディジタルビデオ信号に対応して
記録できるようになされている。
【0033】図3は、テレビジョンカメラ2を示すブロ
ック図である。このテレビジョンカメラ2は、光ディス
ク3を着脱可能に保持し、この光ディスク3にディジタ
ルビデオ信号を記録し、またこのディジタルビデオ信号
に付随する環境音のディジタルオーディオ信号、アナウ
ンサーの音声によるディジタルオーディオ信号等を記録
する。
【0034】すなわちテレビジョンカメラ2において、
光ピックアップ7A及び7Bは、光ディスク3の両面に
対向するように保持され、スレッド機構8は、サーボ回
路9の制御によりこれら光ピックアップ7A及び7Bを
連動して光ディスク3の半径方向に可動する。このとき
ユーザー領域AR2をアクセスする場合、光ピックアッ
プ7A及び7Bは、連動して、所定の時間間隔で順次ユ
ーザー領域AR2の各領域をアクセスし、これによりデ
ィジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号をそ
れぞれ対応する記録領域に記録し、また各領域に記録さ
れたディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信
号を再生する。また光ディスク3のアクセス開始時等に
おいては、システムデータ領域AR1をシークするよう
になされている。
【0035】さらに光ピックアップ7A及び7Bは、光
ディスク3にレーザービームを照射し、その戻り光を受
光することにより、それぞれトラッキングエラー量に応
じて信号レベルが変化するトラッキングエラー信号、フ
ォーカスエラー量に応じて信号レベルが変化するフォー
カスエラー信号、グルーブの蛇行に応じて信号レベルが
変化するウォウブル信号、戻り光の光量に応じて信号レ
ベルが変化する再生信号RFを生成して出力する。
【0036】また光ピックアップ7A及び7Bは、それ
ぞれレーザービームの光量に応じて信号レベルが変化す
るレーザービーム光量のモニタ信号を出力し、このモニ
タ信号の信号レベルを基準にしたサーボ回路9の制御に
より、記録信号処理回路11より出力される駆動信号S
R等に応じて、再生時の光量からピット形成の最適光量
にレーザービームの光量を間欠的に立ち上げる。これに
よりテレビジョンカメラ2は、レーザービームの光量を
間欠的に立ち上げて、光ディスク3の未記録領域に所望
のデータを熱記録する。
【0037】このデータ記録の際の各領域において、光
ピックアップ7A、7Bは、スレッド機構8により、ユ
ーザー領域AR2の各領域を順次循環的にシークして、
かつ各領域においては外周側より順次内周側に変位し
て、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信
号を光ディスク3に熱記録する。これによりテレビジョ
ンカメラ2では、光ディスク3を角速度一定の条件によ
り回転駆動した際に、高転送レートにより記録されたデ
ータを再生することができる外周側領域より、順次ディ
ジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を光デ
ィスク3に記録するようになされている。
【0038】サーボ回路9は、これらトラッキングエラ
ー信号及びフォーカスエラー信号に基づいてそれぞれ光
ピックアップ7A及び7Bをトラッキング制御及びフォ
ーカス制御する。またサーボ回路9は、このウォウブル
信号の信号レベルが所定周波数により変位するようにス
ピンドルモータ10を駆動し、これにより光ディスク3
を線速度一定の条件により回転駆動する。
【0039】さらにサーボ回路9は、光ディスク3がこ
のテレビジョンカメラ2に装填されると、システム制御
回路13の制御により、スレッド機構8を駆動して光ピ
ックアップ7A及び7Bを光ディスク3のシステムデー
タ領域AR1にシークさせる。これによりテレビジョン
カメラ2では、事前に、システムデータ領域AR1に記
録された各種管理用データをシステム制御回路13で取
得できるようになされている。またこれとは逆に、この
テレビジョンカメラ2の電源遮断時、光ディスク3の排
出時等において、サーボ回路9は、同様に、スレッド機
構8を駆動して光ピックアップ7A及び7Bを光ディス
ク3のシステムデータ領域AR1にシークさせ、必要に
応じてシステムデータ領域AR1に管理用データを追加
記録できるようになされている。
【0040】カメラユニット14は、被写体を撮像する
光学系、この光学系を介して得られる被写体の像を撮像
するCCD固体撮像素子、このCCD固体撮像素子の出
力信号を信号処理してディジタルビデオ信号V1を出力
する信号処理系により構成される。これらの信号処理に
おいて、カメラユニット14は、カメラユニット14に
配置された制御回路の制御により、ホワイトバランス、
利得、オーディオ信号のレベル、絞り等が設定されて撮
像の条件が設定され、この設定された条件でなるセッテ
ィングデータDSをシステム制御回路13に通知する。
またカメラユニット14は、ディジタルビデオ信号V1
のタイムコードをシステム制御回路13に通知する。
【0041】記録信号処理回路11は、カメラユニット
14より出力されるディジタルビデオ信号V1を、2チ
ャンネルのディジタルオーディオ信号A1、A2と共に
記録信号SRに変換して出力する。なおここでこの2チ
ャンネルのディジタルオーディオ信号A1、A2のう
ち、1チャンネルのディジタルオーディオ信号A1は、
いわゆるフロントマイクによるステレオのディジタルオ
ーディオ信号であり、一般に環境音が割り当てられる。
また残る1チャンネルのディジタルオーディオ信号A2
は、いわゆるリアマイクによるディジタルオーディオ信
号であり、例えばアナウンサーによる解説の音声が割り
当てられる。これによりテレビジョンカメラ2では、光
ディスク3に記録可能な4チャンネルのディジタルオー
ディオ信号A1〜A4のうち、2チャンネルのディジタ
ルオーディオ信号を記録するようになされている。
【0042】再生信号処理回路15は、光ピックアップ
7A及び7Bより出力される再生信号RFを信号処理し
て、ディジタルビデオ信号V1及びディジタルオーディ
オ信号A1、A2を再生し、ビューファインダ又は外部
機器に出力する。これによりテレビジョンカメラ2で
は、必要に応じて撮像結果を即座にモニタできるように
なされている。これに対して再生信号処理回路15は、
光ディスク3が装填された直後の、光ピックアップ7A
及び7Bがシステムデータ領域AR1をアクセスする場
合には、ディジタルビデオ信号V1及びディジタルオー
ディオ信号A1、A2に代えて、このシステムデータ領
域AR1に記録された管理用データを再生してシステム
制御回路13に出力する。
【0043】システム制御回路13は、このテレビジョ
ンカメラ2の記録再生系を制御するマイクロコンピュー
タにより構成され、光ディスク3が装填されると、サー
ボ回路9、再生信号処理回路15の動作を制御して、シ
ステムデータ領域AR1に記録された管理用データを取
得する。
【0044】さらにシステム制御回路13は、カメラマ
ンにより録画ボタン17が繰り返し押圧操作されると、
この操作に応動して記録信号処理回路11、サーボ回路
9の動作を切り換え、これにより光ディスク3にディジ
タルビデオ信号V1、ディジタルオーディオ信号A1、
A2を記録し、また光ディスク3への記録を中止する。
このときシステム制御回路13は、システムデータ領域
AR1より取得した管理用データを基準にして、光ピッ
クアップ7A、7Bをシークさせ、これにより光ディス
ク3の未記録領域にディジタルビデオ信号V1、ディジ
タルオーディオ信号A1、A2を記録する。さらにこの
録画ボタン17の押圧操作に対応する録画開始の時点、
録画終了の時点におけるタイムコード、光ディスク3の
アドレスを内蔵のメモリに一時保持する。
【0045】またシステム制御回路13は、操作子19
の操作により入力される撮像した日時、場所、カメラマ
ンの名前のデータ、マーカーキー19Aの操作により編
集可能ファイルか否かの識別データ、カメラユニット1
4より通知されるセッティングデータDSを内蔵のメモ
リに一時保持する。システム制御回路13は、このよう
にして内蔵のメモリに一時保持したデータにより、光デ
ィスク3に記録した各ファイルの管理用データを形成
し、光ディスク3の排出時等において、図示しない駆動
回路を介してこれら管理用データを光ディスク3のシス
テムデータ領域に書き加える。
【0046】またシステム制御回路13は、カメラマン
が再生の操作ボタン等を操作すると、再生信号処理回路
15の動作を立ち上げ、これにより光ディスク3に記録
されたファイルを必要に応じてモニタできるようにす
る。
【0047】図4は、記録信号処理回路11を示すブロ
ック図である。この記録信号処理回路11においてビデ
オプロセス回路20は、カメラユニット14より出力さ
れるディジタルビデオ信号V1を受け、このディジタル
ビデオ信号V1の信号レベルを補正し、またブランキン
グ期間等の不要なデータを除去して出力する。
【0048】データ圧縮回路21は、このビデオプロセ
ス回路20より出力されるディジタルビデオ信号V1を
MPEG(Moving Picture Experts Group)に規定のフ
ォーマットにより順次データ圧縮して出力する。パッキ
ング回路22は、このデータ圧縮回路21より出力され
る画像データを所定のデータ単位でブロック化して出力
する。
【0049】オーディオプロセス23は、ディジタルオ
ーディオ信号A1及びA2について、信号レベルを補正
して出力する。ECC回路24は、オーディオプロセス
23より出力されるオーディオデータ、パッキング回路
22より出力される画像データについて、積符号形式の
誤り訂正符号を付加して出力する。このとき記録信号処
理回路11においては、所定のバッファメモリを介し
て、ディジタルオーディオ信号A1及びA2、画像デー
タを順次交互にデータ処理し、これにより図5に示すよ
うに、記録信号処理回路11においては、連続するディ
ジタルビデオ信号V1、ディジタルオーディオ信号A
1、A2(図5(A)、(B1)、(B2))を入力し
て、このECC回路24により時分割多重化して出力す
る。(図5(C))。
【0050】メモリ25は、大容量のバッファメモリで
なり、ECC回路24の出力データAV1を一時格納し
て時間軸圧縮し、所定の配列により出力する。すなわち
メモリ25は、所定データ量だけ画像データV1を出力
すると、光ピックアップ7A及び7Bがシークに要する
時間を間に挟んで、続いて第1チャンネルのディジタル
オーディオ信号A1を画像データV1に対応するデータ
量だけ出力する。続いてメモリ25は、光ピックアップ
7A及び7Bがシークに要する時間を間に挟んで、続い
て第2チャンネルのディジタルオーディオ信号A2を画
像データV1に対応するデータ量だけ出力し(図5
(D))、光ピックアップ7A及び7Bがシークに要す
る時間を間に挟んで、再び画像データV1の出力を開始
する。この実施の形態において、光ディスク3は、この
メモリ25の入出力と、このメモリ25の入出力に対応
する光ピックアップ7A及び7Bのシークとにより、図
1について上述したように、ユーザー領域AR2の各領
域に順次ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディ
オ信号を記録するようになされている。
【0051】ストライピング回路26は、このメモリ2
5の出力データAV2を、光ピックアップ7A及び7B
に対応する2系統のデータに分離して出力する。チャン
ネルコーディング回路27A及び27Bは、このストラ
イピング回路26より出力される2系統のデータをイン
ターリーブ処理した後、光ディスク3の記録に適した変
調方式により変調して出力する。セクタライズ回路28
A及び28Bは、それぞれチャンネルコーディング回路
27A及び27Bの出力データに同期パターン、プリア
ンブル、ポストアンブル等のデータを付加して出力す
る。駆動回路29A及び29Bは、それぞれセクタライ
ズ回路28A及び28Bの出力データに応じて光ピック
アップ7A及び7Bを駆動して、レーザービームの光量
を間欠的に立ち上げる。
【0052】これによりテレビジョンカメラ2では、パ
ッキング回路22より30〔Mbps〕のデータ転送速度に
より出力されるディジタルビデオ信号V1、オーディオ
プロセス23よりそれぞれ3〔Mbps〕のデータ転送速度
により出力されるディジタルオーディオ信号A1、A2
を光ディスク3に記録する。なお、管理用データについ
ては、システム制御回路13の出力されるデータが所定
のデータ処理回路を介して駆動回路29Bに入力され、
これにより光ディスク3に記録されるようになされてい
る。
【0053】図6は、テレビジョンカメラ2の再生信号
処理回路15を示すブロック図である。ここでこの再生
信号処理回路15においては、図5との対比により図7
に示すように、光ピックアップ7A、7Bがユーザー領
域AR2の各領域を順次循環的にアクセスすることによ
り、所定のシーク時間を間に挟んで、ディジタルビデオ
信号V1による再生信号、ディジタルオーディオ信号A
1、A2による再生信号が順次入力される(図7
(A))。
【0054】再生信号処理回路15において、前処理回
路30A及び30Bは、それぞれ内蔵のイコライザ回路
により光ピックアップ7A及び7Bより出力される再生
信号RFを波形等化した後、2値化回路により2値化す
る。さらに前処理回路30A及び30Bは、2値化して
得られる2値化信号より内蔵のPLL回路によりクロッ
クを再生する。さらに前処理回路30A及び30Bは、
このクロックにより再生信号RFを順次アナログディジ
タル変換処理し、その結果得られるディジタル再生信号
を出力する。
【0055】PRML(Partial Response Maximum Lik
elihood )回路31A及び31Bは、それぞれ前処理回
路30A及び30Bより出力されるディジタル再生信号
を波形等化した後、例えばビタビ復号回路でなる最冗復
号回路により復号し、これによりPRMLの手法を適用
して光ディスク3に記録されたディジタルビデオ信号及
びディジタルオーディオ信号を復号する。
【0056】チャンネルデコーディング回路32A、3
2Bは、このPRML回路31A及び31Bの出力デー
タをデインターリーブ処理して出力する。メモリ33A
及び33Bは、このチャンネルデコーディング回路32
A、32Bの出力データを一時保持して所定順序により
出力する。すなわち光ピックアップ7A、7Bのシーク
に対応した順序で光ディスク3より再生される再生デー
タAV3A、AV3B(図7(A))を一時保持し、記
録時における処理に対応して、所定のブロック単位でデ
ィジタルビデオ信号V1及びディジタルオーディオ信号
A1、A2が連続するように出力する(図7(B))。
【0057】ミクサ(MIX)34は、このメモリ33
A及び33Bより出力される2系統のディジタル信号を
1系統のディジタル信号に変換して出力する。ECC回
路35は、このミクサ34の出力データを受け、このデ
ータに付加された誤り訂正符号により誤り訂正処理して
出力する。デパッキング回路36は、ECC回路35よ
りビデオデータを受け、このビデオデータを元の配列に
より出力する。
【0058】データ伸長回路37は、デパッキング回路
36の出力データをデータ伸長して出力し、ビデオプロ
セス回路38は、このデータ伸長回路37の出力データ
を所定フォーマットのディジタルビデオ信号V1に変換
して出力する(図7(C))。オーディオプロセス39
は、ECC回路35よりオーディオデータを受け、この
オーディオデータを所定フォーマットのディジタルオー
ディオ信号A1、A2により出力する(図7(D1)、
(D2))。これによりテレビジョンカメラ2では、光
ディスク3に記録した取材結果をその場で確認できるよ
うになされている。
【0059】図8は、ビュアー4を示す平面図である。
このビュアー4は、パーソナルコンピュータ5と共に取
材現場に携帯して、光ディスク3に記録した取材内容を
編集する。これによりこの編集システム1では、取材現
場にて簡易かつ迅速に取材内容を編集できるようになさ
れている。
【0060】ここでビュアー4は、正面に液晶表示パネ
ルでなるディスプレー40が配置され、このディスプレ
ー40に編集用の表示画面が形成される。ビュアー4
は、この表示画面に形成されたGUI(Graphical User
Interface)により編集作業を実行できるようになさ
れ、また取材内容、編集結果を確認できるようになされ
ている。またビュアー4は、このディスプレー40の下
方両側に内蔵スピーカー41L、41Rが配置され、こ
れにより光ディスク3に記録されたディジタルオーディ
オ信号、編集結果でなる音声を確認できるようになされ
ている。
【0061】さらにビュアー4は、内蔵スピーカー41
L、41Rの下方に、光ディスク3に記録されたディジ
タルビデオ信号、ディジタルオーディオ信号の記録再生
に必要な、再生、早送り、逆転再生等の基本的な操作ボ
タン42が配置される。さらにビュアー4は、例えばシ
ャトル再生、JOG再生等の特殊再生に必要なサーチダ
イヤル43、編集処理に必要な編集操作ボタン(MAR
K INボタン/MARK OUTボタン等の必要なカ
ットのIN/OUTを決定する操作ボタン等により構成
される)44、ポインティングデバイス45が配置され
る。
【0062】ここで操作ボタン42、44は、押圧操作
ボタンにより構成され、サーチダイヤル43は、ロータ
リーエンコーダ構成の回転操作ボタンにより構成され
る。これに対してポインティングデバイス45は、マウ
スの右クリック及び左クリックの操作ボタンに対応する
押圧操作ボタン45R、45L、XY座標入力手段でな
る操作子45XYにより構成される。
【0063】図9は、ビュアー4の構成を示すブロック
図である。このビュアー4は、例えばSCSI(Small
Computer System Interface )、Ethernet、I
EEE (The Institute of Electrical and Electoroni
cs Engineers,Inc.)1394等によりパーソナルコンピ
ュータ5と接続されて、操作ボタン42等の操作に応動
して、またパーソナルコンピュータ5の制御により光デ
ィスク3をアクセスし、またパーソナルコンピュータ5
で作成された編集リストをシステムデータ領域AR1に
記録する。
【0064】すなわちビュアー4において、ディスクド
ライブユニット50は、光ディスク3の両面に対向する
ように、2組の光ピックアップ51A1、51A2、5
1B1、51B2を保持する。
【0065】これら光ピックアップ51A1〜51B2
は、それぞれスレッド機構52A、52Bにより、各組
の光ピックアップ51A1〜51B2が光ディスク3を
間に挟んで対向するように保持された状態で、光ディス
ク3の半径方向に可動できるように保持される。さらに
1組の光ピックアップ51A1、51B1は、ディジタ
ルビデオ信号の記録再生に割り当てられて、ディジタル
ビデオ信号V1の記録領域をアクセスし、残る1組の光
ピックアップ51A2、51B2は、ディジタルオーデ
ィオ信号の記録再生に割り当られ、ディジタルオーディ
オ信号A1〜A4の記録領域をアクセスする。これによ
りビュアー4では、異なる現場、時間において記録した
ディジタルビデオ信号とディジタルオーディオ信号とを
同時並列的に再生できるようになされている。
【0066】スピンドルモータ53は、図示しないスピ
ンドルサーボ回路の制御により、記録時、光ディスク3
を線速度一定の条件により回転駆動し、再生時、光ディ
スク3を角速度一定の条件で回転駆動する。ここでこの
角速度一定の条件による場合の光ディスク3の回転速度
は、線速度一定の条件によりシステムデータ領域AR1
をアクセスする際の回転速度より高速度の、5000
〔rpm 〕に設定され、具体的にユーザー領域の最内周で
50〔Mbps〕のデータ転送速度により、最外周で120
〔Mbps〕のデータ転送速度によりディジタルビデオ信号
及びディジタルオーディオ信号を再生できるように設定
される。これによりディスクドライブユニット50は、
テレビジョンカメラ2において外周側より順次ディジタ
ルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録する
光ディスク3について、この優先的に記録された外周側
の領域程、データ転送速度を増大してディジタルビデオ
信号及びディジタルオーディオ信号を再生できるように
する。
【0067】サーボ回路54A、54Bは、光ピックア
ップ51A1〜51B2をトラッキング制御、フォーカ
ス制御し、またスレッド機構52A、52Bを介して光
ピックアップ51A1〜51B2をスレッド制御する。
【0068】信号処理回路55は、光ピックアップ51
A1〜51B2より出力される再生信号を処理し、ディ
ジタルビデオ信号V1及びディジタルオーディオ信号A
1〜A4に対応する再生データをデコードユニット56
に出力し、またシステムデータ領域AR1の再生データ
DAR1をコントローラ57に出力する。また信号処理
回路65は、エンコードユニット58より出力される記
録データにより光ピックアップ51A1〜51B2を駆
動し、これによりディジタルビデオ信号V1、ディジタ
ルオーディオ信号A1〜A4を光ディスク3のユーザー
領域に記録する。またコントローラ57より出力される
編集リストEDLにより光ピックアップ51B2を駆動
し、これにより編集リストEDLを光ディスク3のシス
テムデータ領域AR1に記録する。
【0069】コントローラ57は、このディスクドライ
ブユニット50の動作を制御するコンピュータにより構
成され、システムコントロールユニット59の制御によ
り、ディスクドライブユニット50全体の動作を制御す
る。すなわちコントローラ57は、システムコントロー
ルユニット59より出力される書き込み、読み出しの制
御コマンドに応動して、光ピックアップ51A1〜51
B2をシークさせ、システムコントロールユニット59
により指定される領域をアクセスし、必要に応じて光デ
ィスク3の回転速度を可変制御する。
【0070】この光ディスク3のアクセスにおいて、外
周側程データ転送速度が増大するように光ディスク3を
回転駆動して光ディスク3に記録されたデータを再生す
るにつき、コントローラ57は、デコードユニット56
に保持した再生データのデータ量に応じて、所定のタイ
ミングで光ピックアップ51A1〜51B2を外周側に
トラックジャンプさせ、これにより間欠的に光ディスク
3を再生する。また信号処理回路55は、この間欠的な
光ディスク3の再生と連動して、光ピックアップ51A
1〜51B2より出力される再生信号を間欠的に処理す
る。
【0071】これによりビュアー4においては、角速度
一定の条件により光ディスク3を回転駆動して、連続し
てディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号
を再生し得るようになされている。また間欠的にディジ
タルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生し
て発生する待ち時間をシークの時間に割り当てることに
より、光ディスク3に記録された各ファイルを編集リス
トに従って離散的にアクセスしても、ディジタルビデオ
信号及びディジタルオーディオ信号を連続して再生し得
るようになされている。これによりこの編集システム1
では、撮像装置から編集過程まで1の光ディスクにより
ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を
処理できるようになされている。
【0072】システムコントロールユニット59は、こ
のビュアー4全体の動作を制御する制御回路を構成し、
インターフェース61を介して検出される操作ボタン4
2、44等の操作に応動して、またインターフェース6
1を介して入力されるパーソナルコンピュータ5からの
制御コマンドに応動して、システムコントローラ60よ
りディスクドライブユニット50、デコードユニット5
6、エンコードユニット58に各種制御データを出力
し、またこれらディスクドライブユニット50等からス
テータスデータを受け取ることによりこれらディスクド
ライブユニット50等の動作を制御し、光ディスク3に
記録されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーデ
ィオ信号を再生する。
【0073】このときシステムコントローラ60は、各
ファイルの管理用データに基づいて、オペレータの所望
するディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信
号を選択的に再生する。これにより例えばカメラマンに
より編集に不適と判断されたファイルについて再生を省
略し、編集作業の効率を向上する。
【0074】さらにこの光ディスク3の再生において、
サーチダイヤル43が操作されると、このサーチダイヤ
ル43の操作に応動して再生速度を可変制御し、またコ
マ送りによりディジタルビデオ信号及びディジタルオー
ディオ信号の再生結果を表示する。またこのようにして
オペレータがディスプレー40に所定のシーンを選択表
示した状態で、編集操作ボタン44を操作すると、この
操作に応動してイン点、アウト点等を設定する。さらに
このイン点、アウト点に設定されたフレームの画像デー
タについて、デコードユニット56で再生された画像デ
ータの転送をデコードユニット56に指示する。
【0075】またシステムコントローラ60は、光ディ
スク3に記録されたオーディオ信号についても、同様に
して、イン点、アウト点を設定し、このイン点、アウト
点近傍の所定範囲、オペレータの選択したディジタルオ
ーディオ信号について、パーソナルコンピュータ5への
転送をデコードユニット56に指示する。
【0076】さらにシステムコントローラ60は、この
ようにして設定されたイン点、アウト点等のタイムコー
ドをパーソナルコンピュータ5に通知する。またパーソ
ナルコンピュータ5より出力される制御コマンドに応動
して、ディスクドライブユニット50を制御し、これに
よりパーソナルコンピュータ5により作成された編集リ
ストEDLに従って編集結果をモニタできるようにす
る。
【0077】このディスクドライブユニット50の制御
において、システムコントローラ60は、光ディスク3
の装填等がディスクドライブユニット50等から通知さ
れると、ディスクドライブユニット50にシステムデー
タ領域AR1の再生を指示し、このシステムデータ領域
AR1に記録された管理用データを取得して保持する。
さらにこの取得した管理用データより、光ディスク3で
共通のシリアル番号、光ディスク3に割り当てられた固
有の識別データをパーソナルコンピュータ5に通知し、
これによりパーソナルコンピュータ5において、この識
別データをいわゆるロール番号として編集作業に利用で
きるようにする。
【0078】またシステムコントローラ60は、基本の
操作ボタン42、編集操作ボタン44、サーチダイヤル
43の操作により、光ディスク3をアクセスする場合
に、このようにして取得した各ファイルの管理データに
基づいて、オペレータの意図するファイルを選択的にア
クセスし、これにより編集効率を向上する。なおこれら
は、カメラマンにより設定された識別データにより、編
集に使用不可能と判断されたファイルを除いて光ディス
ク3をアクセスする場合等である。
【0079】またシステムコントローラ60は、光ディ
スク3に記録された各ファイルの管理用データ、イン
点、アウト点の設定されたファイル名、イン点、アウト
点のタイムコードをパーソナルコンピュータ5に通知
し、これによりパーソナルコンピュータ5において、こ
れらのデータを用いて編集リストを作成できるようにす
る。なおシステムデータ領域より再生された最適光量の
データは、ディスクドライブユニット50におけるレー
ザービームの光量制御に使用される。
【0080】これに対して編集操作ボタン44のうち、
プレビューの操作ボタンが操作されると、この操作をパ
ーソナルコンピュータ5に通知し、この通知に対応して
パーソナルコンピュータ5より送出される編集リストE
DLに従ってディスクドライブユニット50を制御す
る。すなわちシステムコントローラ60は、編集リスト
に従って光ディスク3に記録されたディジタルビデオ信
号及びディジタルオーディオ信号を離散的にアクセスす
るように、ディスクドライブユニット50の動作を制御
する。これによりシステムコントローラ60は、プレビ
ューの結果をディスプレー40、内蔵スピーカー41
L、41Rで確認できるようになされ、またパーソナル
コンピュータ5側でも確認できるようになされている。
【0081】またパーソナルコンピュータ5よりプレビ
ューによる再生コマンドが順次入力されると、この制御
コマンドに付加されたアドレスデータに従って、同様
に、光ディスク3に記録されたディジタルビデオ信号及
びディジタルオーディオ信号を離散的にアクセスする。
【0082】またシステムコントローラ60は、ポイン
ティングデバイス45が操作されると、この操作データ
をパーソナルコンピュータ5に通知する。これによりシ
ステムコントローラ60は、このポインティングデバイ
ス45の操作により、パーソナルコンピュータ5側にお
いてGUI(Graphical User Interface)による編集作
業を実行できるようになされている。
【0083】さらにシステムコントローラ60は、編集
作業が完了すると、パーソナルコンピュータ5より編集
リストEDLを取得し、ディスクドライブユニット50
の動作を制御してこの編集リストEDLを光ディスク3
のシステムデータ領域に記録する。
【0084】なお例えばこのビュアー4にビデオテープ
レコーダ等が接続されて録画の操作ボタンが操作された
場合、システムコントローラ60は、管理データよりユ
ーザー領域AR2の空き領域を検出する。さらに光ディ
スク3の駆動を線速度一定の条件に切り換えた後、この
空き領域にエンコードユニット58から出力されるディ
ジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録
するように、ディスクドライブユニット50の動作を制
御する。さらに記録を完了すると、システムデータ領域
に管理用データを追加記録する。このディジタルビデオ
信号及びディジタルオーディオ信号の記録の際に、シス
テムコントローラ60は、テレビジョンカメラ2におけ
る1組の光ピックアップ7A、7Bのシークによるオー
ディオ信号の記録領域とビデオ信号の記録領域とのアク
セスに代えて、2組の光ピックアップ51A1〜51B
2を交互に駆動してディジタルビデオ信号及びディジタ
ルオーディオ信号を交互に光ディスク3に記録する。
【0085】図10は、エンコードユニット58及びデ
コードユニット56の構成を詳細に示すブロック図であ
る。なおこの構成において、エンコードユニット58及
びデコードユニット56は、図4及び図6について上述
した記録信号処理回路11及び再生信号処理回路15と
同様にディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ
信号を処理する。
【0086】すなわちビデオシグナルプロセッサ58A
及びエンコーダ58Dは、図4について上述したメモリ
25を除くビデオプロセス回路20からストライピング
回路26までとほぼ同一に構成され、例えばこのビュア
ー4に接続されたビデオテープレコーダ等よりディジタ
ルビデオ信号V1を受け、このディジタルビデオ信号を
光ディスク3の記録に対応するフォーマットによる2系
統のデータ列に変換する。
【0087】オーディオシグナルプロセッサ58Bは、
エンコーダ58Dと共に、4チャンネルのディジタルビ
デオ信号を処理できる点を除いて、図4について上述し
たメモリ25を除くオーディオプロセス23からECC
回路24までとほぼ同一に構成され、例えばこのビュア
ー4に接続されたビデオテープレコーダ等よりディジタ
ルオーディオ信号A1〜A4を受け、このディジタルオ
ーディオ信号A1〜A4を光ディスク3の記録に対応す
るフォーマットによる2系統のデータ列に変換する。
【0088】メモリ58Cは、大容量のバッファメモリ
により構成され、ビデオシグナルプロセッサ58A、オ
ーディオシグナルプロセッサ58Bより出力されるデー
タ列を一時保持して時間軸圧縮した後、メモリ25(図
4)とほぼ同一のタイミング、順序により出力する。か
くするにつきディスクドライブユニット50(図9)に
おいては、このエンコードユニット58の構成に対応し
て、信号処理回路55にチャンネルコーディング回路2
7A、27Bから駆動回路29A、29Bに対応する構
成が形成されることになる。
【0089】これによりビュアー4は、テレビジョンカ
メラ2と同様に、図2について上述したフォーマットに
よりディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信
号を光ディスク3に記録する。
【0090】デコードユニット56において、デコーダ
56Aは、ビデオシグナルプロセッサ56Bと共に、図
6について上述したミクサ34からビデオプロセス38
までとほぼ同一に構成され、ディスクドライブユニット
50より出力される4系統の再生データを処理してディ
ジタルビデオ信号V1を復号し、このディジタルビデオ
信号V1をディスプレー40に表示し、またパーソナル
コンピュータ5、外部機器に出力する。
【0091】またデコーダ56Aは、オーディオシグナ
ルプロセッサ56Cと共に、図6について上述したミク
サ34からオーディオプロセス39までとほぼ同一に構
成され、ディスクドライブユニット50より出力される
4系統の再生データを処理してディジタルオーディオ信
号A1〜A4を復号し、このディジタルオーディオ信号
A1〜A4を内蔵スピーカ41L、41Rに出力し、ま
たパーソナルコンピュータ5、外部機器に出力する。
【0092】メモリ56Dは、大容量のバッファメモリ
で構成され、デコーダ56Aの出力データを間欠的に取
り込んで保持すると共に、連続したデータ列によりビデ
オシグナルプロセッサ56B、オーディオシグナルプロ
セッサ56Cに出力する。
【0093】この一連の処理においてデコードユニット
56は、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディ
オ信号について、2組の光ピックアップ51A1〜51
B2より得られる各2系統の再生データを同時並列的に
処理してディジタルビデオ信号及びディジタルオーディ
オ信号を再生する。またデコードユニット56は、角速
度一定の条件により、記録時に比して高速度で得られる
再生データをメモリ56Dに間欠的に取り込んで連続し
たディジタルビデオ信号V1及びディジタルオーディオ
信号A1〜A4を出力し、ビュアー4では、この間欠的
な再生により発生する待ち時間を光ピックアップ51A
1〜51B2のシーク時間に割り当て、編集リストに従
って離散的に光ディスク3をアクセスしても連続したデ
ィジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を出
力できるようになされている。
【0094】(1−2)第1の実施の形態の動作 以上の構成において、この編集システム1は(図1)、
テレビジョンカメラ2において、取材内容でなるディジ
タルビデオ信号、ディジタルオーディオ信号が光ディス
ク3に記録される。さらにこの光ディスク3がビュアー
4に装填されて再生され、取材結果が確認され、さらに
この取材結果より作成した編集リストが光ディスク3に
記録される。
【0095】これにより取材内容と、取材内容を編集し
た編集リストとを1の記録媒体で一元的に管理すること
ができ、この光ディスク3を取材現場より持ち帰って編
集リストに従って順次再生することにより、取材内容を
速やかに放送に供することができる。また編集作業にお
いては、光ディスク3を単にビュアー4に装填するだけ
で所望のカットを選択して編集作業を実行することがで
き、これにより編集に供する時間が従来に比して格段的
に低減される。また編集後においても、いちいち磁気テ
ープ等の記録媒体に記録し直す作業が省略される。
【0096】さらにこの光ディスク3においては、取材
内容が編集に適するか否かの識別データ等が管理用デー
タとして記録されることにより、その分編集作業時、こ
れらの管理用データに基づいて記録されたディジタルビ
デオ信号及びディジタルオーディオ信号を選択的に再生
して、編集作業の効率が図られる。
【0097】すなわちテレビジョンカメラ2においては
(図4)、カメラユニット14より出力されるディジタ
ルビデオ信号V1が、ビデオプロセス回路20により前
処理された後、データ圧縮回路21によりデータ圧縮さ
れ、続くパッキング回路22によりブロック化される。
さらに続くECC回路24でディジタルオーディオ信号
と共に誤り訂正符号が付加された後、メモリ25を介し
て、ストライピング回路26で2系統のデータ列に変換
される。さらにこの2系統のデータ列がチャンネルコー
ディング回路27A、27Bで変調された後、セクタラ
イズ回路28A、28B、駆動回路29A、29Bを介
して線速度一定の条件により光ディスク3に記録され
る。
【0098】このときディジタルビデオ信号及びディジ
タルオーディオ信号は(図3)、光ディスク3の両面に
配置された1対の光ピックアップ7A及び7Bにより、
線速度一定の条件により回転駆動される光ディスク3の
両面に、同時に記録される。またディジタルビデオ信号
及びディジタルオーディオ信号は、メモリ25の入出力
により、所定の時間間隔で交互に光ディスク3に記録さ
れ、これと連動する光ピックアップ7A及び7Bのシー
クにより、ディジタルビデオ信号は、ユーザー領域AR
2の外周側領域に、外周側より記録され、またディジタ
ルオーディオ信号は、ユーザー領域AR2の内周側領域
に、外周側より記録される(図2)。これにより光ディ
スク3では、光ディスク3の両面に、角速度一定の条件
により回転駆動して光ディスク3を再生した際に、高転
送レートによりデータを再生することができる外周側領
域より順次ディジタルビデオ信号及びディジタルオーデ
ィオ信号が同心円状に分割された各領域に記録される。
【0099】また光ディスク3への記録が完了すると
(図3)、録画ボタン17、操作子19、マーカーキー
19Aより検出される録画開始の時点、録画終了の時点
におけるタイムコード、光ディスク3のアドレス、撮像
した日時、場所、カメラマンの名前のデータ、編集可能
ファイルか否かの識別データが、カメラユニット14よ
り通知されるセッティングデータDSと共に、光ディス
ク3に記録された各ファイル毎に、光ディスク3の内周
側に割り当てられたシステムデータ領域AR1の第2の
領域AR1Bに記録される(図2)。
【0100】またこのように光ディスク3に記録された
ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号
は、テレビジョンカメラ2において(図3、図6及び図
7)、光ピックアップ7A及び7Bより得られる再生信
号RFが、それぞれ前処理回路30A、30Bにおいて
補正された後、PRML回路31A、31B、チャンネ
ルデコーディング回路32A、32Bを介して復号さ
れ、メモリ33A、33Bに入力される。
【0101】このときディジタルビデオ信号及びディジ
タルオーディオ信号は、光ピックアップ7A及び7Bの
シークにより、一定の時間間隔で交互に光ディスク3よ
り再生された後、メモリ33A、33Bの入出力によ
り、所定ブロック単位で連続する配列に変更され、続く
ミクサ34により1系統のデータ列に戻される。
【0102】さらに続くECC回路35において、誤り
訂正処理された後、ディジタルオーディオ信号は、オー
ディオプロセス39より復調されて出力される。またデ
ィジタルビデオ信号は、デパッキング回路36により元
の配列に戻された後、データ伸長回路37によりデータ
伸長され、ビデオプロセス回路38により復調されて出
力される。これにより光ディスク3の各領域にそれぞれ
記録されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーデ
ィオ信号が、交互に再生されて連続した信号として出力
され、光ディスク3に記録された取材内容が、必要に応
じてこのテレビジョンカメラ2により再生されて取材内
容が確認される。
【0103】このようにして取材現場にて、テレビジョ
ンカメラ2による取材を完了すると、この取材内容を記
録した光ディスク3がビュアー4に装填され、ビュアー
4及びパーソナルコンピュータ5により編集作業が実行
される(図8)。ここでビュアー4において、電源が投
入されると、又は光ディスク3が装填されると、光ディ
スク3は、光ディスク3を間に挟んで対向するように保
持された2組の光ピックアップ51A1、51A2、5
1B1、51B2のうちの1組の光ピックアップ51A
1、51A2により、システムデータ領域AR1に記録
された各ファイルの管理用データが再生され、この管理
用データがシステムコントローラ60に保持され、また
パーソナルコンピュータ5に出力される。
【0104】この状態でオペレータがビュアー4に配置
された基本の操作ボタン42のうち記録に関する操作ボ
タンを操作すると(図9)、又はパーソナルコンピュー
タ5より記録等のコマンドが入力されると、光ディスク
3が線速度一定の条件により回転駆動された状態で、ビ
デオテープレコーダ等から入力されるディジタルビデオ
信号及びディジタルオーディオ信号がテレビジョンカメ
ラ2における処理と同様に、光ディスク3の各領域に記
録される。
【0105】またオペレータがビュアー4に配置された
基本の操作ボタン42のうち再生に関する操作ボタンを
操作すると(図9)、又はパーソナルコンピュータ5よ
り再生等のコマンドが入力されると、光ディスク3が角
速度一定の条件により駆動された状態で、この操作に応
動して1対の光ピックアップ51A1、51B1がディ
ジタルビデオ信号に割り当てられた領域をアクセスし、
また残る1対の光ピックアップ51A2、51B2がデ
ィジタルオーディオ信号に割り当てられた領域をアクセ
スし、これら光ピックアップ51A1〜51B2より出
力される再生信号RFが、信号処理回路55により信号
処理された後、その結果得られる再生データがデコード
ユニット56により処理されてディジタルビデオ信号及
びディジタルオーディオ信号が再生される。さらにこの
再生されたディジタルビデオ信号及びディジタルオーデ
ィオ信号がディスプレー40、内蔵スピーカー41L、
41Rより出力される。これによりテレビジョンカメラ
2による取材内容をビュアー4で確認することができ
る。
【0106】このときビュアー4のシステムコントロー
ラ60、パーソナルコンピュータ5により、光ディスク
3のシステムデータ領域に記録された各ファイルの管理
データに基づいて、カメラマンが編集可能と判断したフ
ァイルが選択的に再生され、これにより無駄な取材内容
をモニタすることなく、取材内容を簡易かつ確実に判断
することができる。
【0107】またビュアー4において、2組の光ピック
アップ51A1、51A2、51B1、51B2のうち
の、1組の光ピックアップ51A1、51A2によりデ
ィジタルビデオ信号が再生され、残る1組の光ピックア
ップ51B1、51B2によりディジタルオーディオ信
号が再生され、これにより情報記録面を同心円状に分割
してディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信
号を順次記録した光ディスク3より、同時並列的に、所
望のディジタルビデオ信号と対応するディジタルオーデ
ィオ信号とが再生される。
【0108】このようにして光ディスク3に記録された
取材内容を確認してオペレータがビュアー4に配置され
た編集操作ボタン44を操作すると、この操作に応動し
てイン点、アウト点が設定され、編集対象のカットが選
択される。またパーソナルコンピュータ5側における所
定のメニューの選択操作によっても、同様に編集対象の
カットが選択される。また同様にしてディジタルオーデ
ィオ信号についても、ビュアー4の操作により、又はパ
ーソナルコンピュータ5の操作により、編集対象のカッ
トが選択される。
【0109】このようにして編集対象のカットが選択さ
れた後、パーソナルコンピュータ5において、例えばこ
れらのカットがオペレータの所望する順序で配列され、
この配列により編集リストが作成される。
【0110】この状態でオペレータがプレビューを選択
すると、この編集リストに従った再生順序によりパーソ
ナルコンピュータ5からビュアー4に制御コマンドが発
行され、編集順序により光ディスク3が再生され、これ
によりディスプレー40、内蔵スピーカー41L、41
R、パーソナルコンピュータ5を介して、編集結果が確
認される。
【0111】これらビュアー4における光ディスク3の
再生において、光ディスク3は、線速度一定の条件によ
りシステムデータ領域AR1をアクセスする際の回転速
度より高速度な、角速度一定の条件で回転駆動されてい
ることにより、ディジタルビデオ信号及びディジタルオ
ーディオ信号がそれぞれ記録時より高転送レートにより
間欠的に再生され、この間欠的に再生されたディジタル
ビデオ信号及びディジタルオーディオ信号がメモリ56
Dを介して連続するディジタル信号として出力される。
【0112】これによりこの間欠的にディジタルビデオ
信号及びディジタルオーディオ信号を再生して発生する
待ち時間が光ピックアップ51A1〜51B2のシーク
時間に割り当てられて、光ディスク3上で離散的に選択
された各カットを連続した映像、音声により再生するこ
とができる。また角速度一定の条件により回転駆動され
ていることにより、回転速度の切り換えに要する時間を
省略でき、これによっても光ディスク3上で離散的に選
択された各カットを連続した映像、音声により再生する
ことができる。
【0113】またこのときディジタルビデオ信号用及び
ディジタルオーディオ信号用にそれぞれ1組の光ピック
アップ51A1及び51A2、51B1及び51B2を
割り当てたことにより、例えばディジタルビデオ信号用
の光ピックアップ51A1及び51B1により外周側の
ファイルを再生し、またディジタルオーディオ信号用の
光ピックアップ51A2及び51B2により内周側のフ
ァイルを再生して、異なるファイルによるディジタルビ
デオ信号及びディジタルオーディオ信号を組み合わせる
場合でも、所望の編集結果を得ることができる。
【0114】さらにこれらの場合に、光ディスク3にお
いて、ディジタルビデオ信号とディジタルオーディオ信
号とで記録領域を分割したことにより、各光ピックアッ
プ51A1〜51B2においては、ディジタルビデオ信
号及びディジタルオーディオ信号を時分割多重化して記
録した場合に比して(すなわち図16について上述した
ように、例えばMPEGに規定によるフォーマットによ
りデータ圧縮したビデオデータ及びオーディオデータ
を、そのままの時系列により記録した場合に比して)、
それぞれディジタルビデオ信号及びディジタルオーディ
オ信号を効率良く再生することができる。
【0115】すなわちディジタルビデオ信号用の光ピッ
クアップ51A1及び51B1から出力される再生信号
RFを処理してディジタルビデオ信号だけを再生するこ
とができ、またディジタルオーディオ信号用の光ピック
アップ51A2及び51B2から出力される再生信号R
Fを処理してディジタルオーディオ信号だけを再生する
ことができる。これによりビュアー4の再生系において
は、時分割多重化した場合における再生信号の選択的な
処理を省略でき、その分簡易な処理によりディジタルビ
デオ信号及びディジタルオーディオ信号を再生すること
ができ、さらには記録再生能力の低下を有効に回避する
ことができる。
【0116】またテレビジョンカメラ2において、この
ように角速度一定の条件により回転駆動した際に、高転
送レートにより記録されたデータを再生することができ
る外周側領域より順次ディジタルビデオ信号及びディジ
タルオーディオ信号が記録されていることにより、光ピ
ックアップをシークさせても、十分な空き時間を確保し
て連続するディジタルビデオ信号及びディジタルオーデ
ィオ信号を再生できるようになされている。
【0117】すなわち磁気テープを用いたテレビジョン
カメラを取材に使用する場合、一般に、記録画時間が2
0分程度の磁気テープが使用される。特に、ニュース等
の取材現場においては、この種の記録媒体において未記
録領域が無くなるまで取材内容を記録することは稀で、
多くの未記録領域が発生する場合が多い。これにより光
ディスク3を用いて取材内容を記録する場合でも、光デ
ィスク3に未記録領域を残したまま、取材を完了する場
合が多いと考えられる。
【0118】このような場合に、高転送レートにより記
録されたデータを再生することができる外周側領域より
順次ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信
号を記録すれば、シークを頻繁に繰り返す場合でも、内
周側よりディジタルビデオ信号及びディジタルオーディ
オ信号を記録する場合に比して、十分な時間的な余裕を
確保してディジタルビデオ信号及びディジタルオーディ
オ信号を途切れることなく再生することができる。
【0119】このようにしてプレビューにより編集結果
を確認したオペレータにより再度各カットのイン点、ア
ウト点等を変更する場合、ビュアー4、パーソナルコン
ピュータ5においては、操作ボタン等の操作に応動して
オペレータの所望するファイルを再生し、またイン点、
アウト点等の変更を受け付け、さらにプレビューの処理
を実行する。これらにより最終的な編集リストが確定す
ると、パーソナルコンピュータ5に保持された編集リス
トにファイル名が付加されてビュアー4に転送され、回
転駆動の条件が線速度一定の条件に切り換えられてなる
光ディスク3のシステムデータ領域に記録される。
【0120】取材現場では、この光ディスク3をビュア
ー4より排出して放送局に持ち帰り、この放送局におい
て、ビュアー4におけるプレビューの場合と同様にし
て、光ディスク3に記録された編集リストに従って光デ
ィスク3に記録された取材内容を再生して放送に使用す
ることができる。またこれに代えてビュアー4より所望
の通信回線を介して、編集リストに従って光ディスク3
の再生結果を放送局に伝送して取材結果を放送に使用す
ることができる。
【0121】(1−3)第1の実施の形態の効果 以上の構成によれば、光ディスク3の情報記録面を同心
円状に分割し、内周側及び外周側領域にそれぞれディジ
タルオーディオ信号及びディジタルビデオ信号を記録し
たことにより、それぞれディジタルオーディオ信号及び
ディジタルビデオ信号を再生する際における記録再生能
力の低下を有効に回避することができる。
【0122】従って光ディスク3の最内周に編集リスト
を記録して、取材から編集までの過程を1の光ディスク
により処理する場合に、記録再生能力の低下を有効に回
避することができる。
【0123】また各領域において、外周側よりディジタ
ルオーディオ信号及びディジタルビデオ信号を記録する
ことにより、シークに十分な時間を確保して、光ディス
ク3を離散的にアクセスして連続した音声及び映像を出
力することができる。
【0124】またこれらに加えて最内周に各ファイルの
管理用データを記録したことにより、この管理用データ
を有効に利用して編集作業の効率を図ることができる。
【0125】(2)第2の実施の形態 図11は、第2の実施の形態に係るテレビジョンカメラ
におけるディジタルビデオ信号及びディジタルオーディ
オ信号の処理に説明に供するタイムチャートである。こ
の第2の実施の形態においては、ディジタルビデオ信号
及びディジタルオーディオ信号の処理のタイミングが相
違する点、このタイミングの相違により光ピックアップ
7A、7B、51A1〜51B2の制御が異なる点等を
除いて、第1の実施の形態と同様でなることにより、第
1の実施の形態について上述した図1〜図10を適宜流
用して説明し、重複した説明は省略する。
【0126】この実施の形態において、テレビジョンカ
メラ2の記録信号処理回路11は、連続するディジタル
ビデオ信号V1(図11(A))及びディジタルオーデ
ィオ信号A1、A2(図11(B1)及び(B2))
を、例えば1フレーム以下を単位にして時分割多重化し
てメモリ25に入力する(図11(C))。メモリ25
は、これらディジタルビデオ信号V1及びディジタルオ
ーディオ信号A1、A2を時間軸圧縮し、ディジタルビ
デオ信号V1の10フレームを単位にして、順次循環的
にディジタルビデオ信号V1、ディジタルオーディオ信
号A1、A2が連続するように配列して出力する(図1
1(D))。
【0127】テレビジョンカメラ2においては、メモリ
25の出力を光ディスク3のユーザー領域AR2に外周
側より順次記録し、これにより図12に示すように、光
ディスク3の情報記録面を同心円状に複数の領域に分割
し、ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信
号を各領域に順次循環的に割り当てる。これによりテレ
ビジョンカメラ2では、第1の実施の形態に比して頻繁
な光ピックアップ7A、7Bのシークを低減できるよう
になされている。なおこの光ディスク3は、第1の実施
の形態に係る光ディスク3と同様に、相変化型の光ディ
スクであり、プリコーディングにより26のゾーンにソ
ーニングされるようになされている。
【0128】さらにテレビジョンカメラ2では、再生
時、連続する領域を外周側より順次アクセスし、これに
より図13に示すように、10フレーム単位で、順次循
環的にディジタルビデオ信号V1、ディジタルオーディ
オ信号A1、A2が連続するように光ピックアップ7A
及び7Bを駆動する(図13(A))。テレビジョンカ
メラ2の再生信号処理回路15は(図6)、メモリ33
A、33Bの入出力において、この10フレーム単位
で、順次循環的にディジタルビデオ信号V1、ディジタ
ルオーディオ信号A1、A2が連続する再生データを、
1フレーム以下を単位にしてディジタルビデオ信号V
1、ディジタルオーディオ信号A1、A2が連続するよ
うに配列を変更し(図13(B))、その後連続するデ
ータ列により出力する(図13(C)、(D1)及び
(D2))。これによりテレビジョンカメラ2では、再
生時においても、第1の実施の形態に比して頻繁な光ピ
ックアップ7A、7Bのシークを低減できるようになさ
れている。
【0129】ビュアー4は、このテレビジョンカメラと
同様にして、例えばビデオテープレコーダ等より入力さ
れるディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信
号を光ディスク3に記録する。またビュアー4は、角速
度一定の条件により光ディスク3を回転駆動した状態
で、オペレータの操作に応動して、またパーソナルコン
ピュータ5の制御により、光ディスク3をアクセスして
ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を
再生して出力する。
【0130】この再生時において、ビュアー4において
は、2組の光ピックアップにより同時並列的に、かつ間
欠的にディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ
信号を再生し、メモリ56D(図10)の入出力によ
り、この再生したディジタルビデオ信号及びディジタル
オーディオ信号を連続するディジタルビデオ信号及びデ
ィジタルオーディオ信号により出力する。また間欠的に
光ディスク3を再生して余る待ち時間を光ピックアップ
のシークに割り当て、また10フレームを単位にしてデ
ィジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を順
次循環的に光ディスク3に記録したことにより、光ディ
スク3を離散的にアクセスして連続する音声、映像を出
力する。
【0131】すなわち、この実施の形態のように、情報
記録面を26のゾーンに分割してディジタルオーディオ
信号及びディジタルビデオ信号を記録した光ディスク3
をアクセスする場合、最内周のゾーン0と最外周のゾー
ン25との間をシークする場合に、シークに最も時間を
要する。この場合、図14に示すように、例えば最内周
のゾーン0より最外周のゾーン25まで、シーク時間se
ek(n) を要して光ピックアップをシークさせた後、この
ゾーン25の所望のセクタを再生した後、再びシーク時
間seek(n) を要して光ピックアップを元のゾーン0にシ
ークさせ、このゾーン0で所望のセクタを再生するとし
て、このシーク時間seek(n) は、シークにより光ピック
アップが横切るトラック数nに対して、一般に、比例定
数aを用いて、次式の関係式により表される。
【0132】
【数1】
【0133】ここでシーク時間の短い一般的な光ディス
ク装置においては、光ディスクの半径rの1/3の距離
をシークするのに、約30〔msec〕の時間を要すること
により、シーク時間seek(n) は、次式の関係式により表
される。ただし、ディジタルビデオ信号は、30〔フレ
ーム/sec 〕とし、1〔Fr〕は、1/30〔sec 〕とす
る。
【0134】
【数2】
【0135】またシーク後において、目的のセクタを再
生するまでの待ち時間rwは、最大で、光ディスク3が1
回転するまでの時間を要し、光ディスク3の回転数を5
000〔rpm 〕とすると、次式の関係式により表され
る。
【0136】
【数3】
【0137】これに対してゾーンNのセクタ数sn(N)
は、片面で、次式により表される。
【0138】
【数4】
【0139】一般に30〔Mbps〕によるデータ転送速度
において、ビデオデータ量は、64〔セクタ/フレー
ム〕程度でなることにより、この実施の形態のように、
5000〔rpm 〕により両面を同時にアクセスする場
合、ゾーンNにおける再生速度rs(N) は、次式により表
される。
【0140】
【数5】
【0141】これによりシークを開始する時点t1にお
いて、メモリ56Dに保持したmフレームのディジタル
ビデオ信号がメモリ56Dより完全に出力し終わるまで
の間で、一連の処理を完了しなければ、すなわちフレー
ム数mとの間で、次式の関係式が成り立たなければ、メ
モリ56Dより出力するディジタルビデオ信号が一時途
絶えることになる。
【0142】
【数6】
【0143】この(6)式に、上述した(1)〜(5)
式の条件を代入すれば、次式の関係式を得ることができ
る。
【0144】
【数7】
【0145】これにN=26を代入すれば、次式の関係式
を得ることができる。
【0146】
【数8】
【0147】これにより上述した条件では、計算上、光
ディスク3の最内周と最外周とで、平均4.5フレーム
のカットを繰り返すように光ディスク3を再生しても、
ディジタルビデオ信号を途絶えることなく出力できるこ
とがわかる。また最内周より最外周にシークして1フレ
ームだけディジタルビデオ信号を再生した後、最内周に
戻るように光ディスク3を再生しても、この一連の処理
が8.85フレーム周期以上であれば、ディジタルビデ
オ信号を途絶えることなく出力できることがわかる。
【0148】これに対して実際の編集作業においては、
10フレーム以下のカットを繰り返すような場合は極め
て稀で、特にニュース等で取材内容を編集する場合に
は、数秒以上のカットを繰り返す場合が多い。これによ
りこの実施の形態では、光ディスク3に10フレームを
単位にしてディジタルビデオ信号及びディジタルオーデ
ィオ信号を順次循環的に記録することにより、短いカッ
トを繋ぎ併せるような編集処理においても、連続するデ
ィジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を出
力できるようになされている。
【0149】以上の構成によれば、情報記録面を同心円
状に複数の領域に分割し、ディジタルビデオ信号及びデ
ィジタルオーディオ信号を順次循環的に各領域に割り当
てて記録するようにしても、各領域においてそれぞれデ
ィジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号だけ
を再生することができ、これにより記録再生能力の低下
を有効に回避することができる。また第1の実施の形態
に比して、シークの頻度を格段的に低減してディジタル
ビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記録し、ま
た再生することができる。
【0150】これにより光ディスク3の最内周に編集リ
ストを記録して、取材から編集までの過程を1の光ディ
スクにより処理する場合に、記録再生能力の低下を有効
に回避することができる。
【0151】また外周側の各領域よりディジタルオーデ
ィオ信号及びディジタルビデオ信号を記録することによ
り、シークに十分な時間を確保して、光ディスク3を離
散的にアクセスして連続した音声及び映像を出力するこ
とができる。
【0152】またこれらに加えて最内周に各ファイルの
管理用データを記録したことにより、この管理用データ
を有効に利用して編集作業の効率を図ることができる。
【0153】さらに各領域において、10フレームを単
位にしてディジタルビデオ信号、ディジタルオーディオ
信号を順次循環的に記録することにより、実際の編集作
業において短いカットを繋ぎ併せるような場合でも、デ
ィジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を途
切れることなく出力することができる。
【0154】(3)第3の実施の形態 この実施の形態においては、第2の実施の形態と同様
に、10フレームを単位にしてディジタルビデオ信号及
びディジタルオーディオ信号を順次循環的に光ディスク
3に記録する。このとき図15に示すように、情報記録
面を同心円状に分割した各領域AR2−1、AR2−
2、……において、各領域AR2−1、AR2−2、…
…の中央部分にディジタルオーディオ信号A1〜A4を
記録するように、ディジタルビデオ信号及びディジタル
オーディオ信号を配列して光ディスク3に記録する。す
なわち第2の実施の形態においては、光ピックアップ7
A及び7Bのシーク頻度を格段的に低減できるものの、
光ディスク3の再生を開始して10フレーム分のディジ
タルビデオ信号をメモリに保持して初めてディジタルオ
ーディオ信号の再生が開始される。これにより再生を開
始して実際に音声及び映像が出力されるまでの間、時間
を要する問題がある。
【0155】ところがこのように各領域AR2−1、A
R2−2、……の中央部分にディジタルオーディオ信号
A1〜A4を記録するように、ディジタルビデオ信号及
びディジタルオーディオ信号を配列して光ディスク3に
記録すれば、この待ち時間を低減することができる。
【0156】図15に示す構成によれば、テレビジョン
カメラにおいて取材結果を速やかに確認することがで
き、その分使い勝手を向上することができる。
【0157】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、テレビジョンカメラ
において、1対の光ピックアップでディジタルビデオ信
号及びディジタルオーディオ信号を記録する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えば角速度一定
の条件により光ディスクを駆動してそれぞれディジタル
ビデオ信号用の光ピックアップ、ディジタルオーディオ
信号用の光ピックアップにより光ディスクをアクセスす
るようにしてもよい。
【0158】また上述の第1の実施の形態においては、
ディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を
交互に出力すると共に、光ピックアップをシークさせて
各領域にディジタルビデオ信号及びディジタルオーディ
オ信号を記録する場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、例えば録画ボタンが操作されて録画を終了す
るまでの間、ディジタルビデオ信号を対応する領域に記
録し、その後メモリに保持したディジタルオーディオ信
号を対応する領域に記録するようにしてもよい。このよ
うにすれば光ピックアップのシークの頻度を低減するこ
とができる。
【0159】さらに上述の実施の形態においては、1チ
ャンネルのディジタルビデオ信号と4チャンネルのディ
ジタルオーディオ信号とを光ディスクに記録する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、ディジタルビ
デオ信号及びディジタルオーディオ信号のチャンネル数
は必要に応じて種々に設定することができる。
【0160】また上述の実施の形態においては、光ディ
スクの両面で同じようにディジタルビデオ信号及びディ
ジタルオーディオ信号を記録する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば光ディスクに1の面
にはディジタルビデオ信号だけを記録し、他の面にはデ
ィジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信号を記
録する場合等にも広く適用することができ、また光ディ
スクの片面だけに記録する場合にも広く適用することが
できる。
【0161】また上述の第2及び第3の実施の形態にお
いては、10フレームを単位にしてディジタルビデオ信
号及びディジタルオーディオ信号を記録する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えばシーク速
度、光ディスクの回転速度に依存するデータ転送速度等
に応じて、(1)式から(8)式について上述した数値
が異なることにより、実際上、少なくとも5フレーム以
上連続するようにディジタルビデオ信号及びディジタル
オーディオ信号を順次光ディスクに記録して、第2及び
第3の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0162】なおこの連続するフレーム数の上限値とし
ては、この種の編集システムに求められる要求、バッフ
ァメモリに割り当て可能な容量によって変化するもの
の、例えば数百フレームに設定すれば、光ピックアップ
のトラックジャンプ(スレッド機構による光ピックアッ
プ全体の変位によらずに、対物レンズの変位によるシー
クでなる)によりシークすることができることにより、
例えば小容量のメモリを用いて頻繁なシークにより各領
域にディジタルビデオ信号及びディジタルオーディオ信
号を記録する場合に、シーク時間による無駄な待ち時間
を低減することができる。
【0163】また上述の実施の形態においては、外周側
よりビデオ信号及びオーディオ信号を順次循環的に記録
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、十
分なデータ転送速度を確保できる場合には、面ぶれ等が
少なく安定してデータを再生することができる内周側よ
り記録してもよく、またアドレス管理との関係で、一定
領域を間に挟んで離散的に記録してもよい。
【0164】さらに上述の実施の形態においては、最内
周にシステムデータ領域を形成する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、必要に応じて種々の領域に
記録することができる。またビデオ信号及びオーディオ
信号の記録領域に続いて、これらシステムデータ領域を
形成してもよい。この場合に例えば、中央領域に記録す
れば、システムデータ領域の書き換えの為の光ピックア
ップのシーク時間を均一化することができる。
【0165】また上述の実施の形態においては、1チャ
ンネルのビデオ信号を記録する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、複数チャンネルのビデオ信号を
記録してもよい。この場合に、例えば解像度の高いビデ
オ信号と、解像度の低いビデオ信号とを記録し、この解
像度の低いビデオ信号により編集点の設定等の作業を実
行して、ビュアーの負担を軽減することができる。
【0166】また上述の実施の形態においては、1チャ
ンネルのビデオ信号と、時間的に対応するオーディオ信
号とを順次記録する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、例えば複数の領域に記録したビデオ信号に
対応するオーディオ信号を纏めて記録するようにしても
よい。
【0167】さらに上述の実施の形態においては、線速
度一定の条件により光ディスクを駆動してディジタルビ
デオ信号等を記録し、角速度一定の条件により再生する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば
ディスク状記録媒体として光磁気ディスクを適用する場
合であって、かつ十分な記録容量を確保できる場合に
は、記録再生の双方において角速度一定の条件により光
ディスクを駆動してもよい。また相変化型の光ディスク
を用いる場合でも、レーザー光量の制御により内周側と
外周側とで相違する線速度によっても確実に所望のデー
タを記録できる場合、記録再生の双方において角速度一
定の条件により光ディスクを駆動してもよい。
【0168】また上述の実施の形態においては、テレビ
ジョンカメラにおいては1組の光ピックアップにより、
ビュアーにおいては2組の光ピックアップにより光ディ
スクをアクセスする場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、実用上十分な転送速度を確保できる場合、
テレビジョンカメラにおいては片面に配置した1の光ピ
ックアップにより、ビュアーにおいては、片面に配置し
た2の光ピックアップにより光ディスクをアクセスして
もよい。
【0169】さらに上述の実施の形態においては、ビュ
アーにより光ディスクを再生する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば同様の光ディスクド
ライブを有するパーソナルコンピュータにより光ディス
クを再生し、また編集するようにしてもよい。なおこの
場合パーソナルコンピュータが編集装置に該当すること
になる。
【0170】また上述の実施の形態においては、ディジ
タルビデオ信号をMPEGによりデータ圧縮して光ディ
スクに記録する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、種々の手法によりデータ圧縮して記録する場合
にも広く適用することができる。
【0171】さらに上述の実施の形態においては、両面
に記録可能な相変化型の光ディスクにディジタルビデオ
信号及びディジタルオーディオ信号を記録する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、両面に記録可能
な光磁気ディスク、ライトワンス型の光ディスクを使用
してもよく、十分な記録容量を確保できる場合、片面だ
けを使用するようにしてもよい。
【0172】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、取材から
編集までの過程を1のディスク状記録媒体により処理で
きるようにしてこの種のシステムの使い勝手を向上する
につき、ディスク状記録媒体の記録領域を同心円状に分
割してビデオ信号の記録領域とオーディオ信号の記録領
域を形成することにより、記録再生能力の低下を有効に
回避して、ディスク状記録媒体をアクセスすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る編集システム
に適用される光ディスクを示す平面図である。
【図2】図1の編集システムを示す平面図である。
【図3】図1の編集システムのテレビジョンカメラを示
すブロック図である。
【図4】図3のテレビジョンカメラの記録信号処理回路
を示すブロック図である。
【図5】図4の記録信号処理回路の動作の説明に供する
タイムチャートである。
【図6】図3のテレビジョンカメラの再生信号処理回路
を示すブロック図である。
【図7】図6の再生信号処理回路の動作の説明に供する
タイムチャートである。
【図8】図1の編集システムのビュアーを示す正面図で
ある。
【図9】図8のビュアーの構成を示すブロック図であ
る。
【図10】図9のビュアーにおけるエンコードユニット
及びデコードユニットの構成を詳細に示すブロック図で
ある。
【図11】図5との対比により本発明の第2の実施の形
態に係るテレビジョンカメラの記録信号処理回路の動作
の説明に供するタイムチャートである。
【図12】図1との対比により本発明の第2の実施の形
態に係る光ディスクを示す平面図である。
【図13】図7との対比により本発明の第2の実施の形
態に係るテレビジョンカメラの再生信号処理回路の動作
の説明に供するタイムチャートである。
【図14】図12の光ディスクのシークの説明に供する
略線図である。
【図15】図12との対比により本発明の第3の実施の
形態に係る光ディスクを示す平面図である。
【図16】時分割多重化したディジタルビデオ信号及び
ディジタルオーディオ信号を単に記録した場合を示す光
ディスクの平面図である。
【符号の説明】
1……編集システム、2……テレビジョンカメラ、3…
…光ディスク、4……ビュアー、5……パーソナルコン
ピュータ、7A、7B、60A1〜60B2……光ピッ
クアップ、AR1……システムデータ領域、AR2……
ユーザー領域

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の被写体を撮像してビデオ信号を生成
    する撮像手段と、 前記ビデオ信号に対応するオーディオ信号を入力するオ
    ーディオ信号入力手段と、 ディスク状記録媒体を着脱可能に保持し、前記ディスク
    状記録媒体に、前記ビデオ信号及びオーディオ信号を記
    録する記録手段とを有し、 前記記録手段は、 前記ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に分割
    して、前記ビデオ信号及びオーディオ信号を各領域に割
    り当てて記録することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】前記ディスク状記録媒体は、 前記ディスク状記録媒体を装着する所定の編集装置にお
    いて、該ディスク状記録媒体に記録されたビデオ信号及
    びオーディオ信号を編集する編集リストのデータが記録
    されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】前記記録手段は、 前記各領域において、外周側より順次ビデオ信号及びオ
    ーディオ信号を記録することを特徴とする請求項1に記
    載の撮像装置。
  4. 【請求項4】前記記録手段は、 前記各領域において、内周側より順次ビデオ信号及びオ
    ーディオ信号を記録することを特徴とする請求項1に記
    載の撮像装置。
  5. 【請求項5】前記ディスク状記録媒体は、 所定領域にシステムデータ領域が形成され、 前記記録手段は、 前記システムデータ領域に前記ビデオ信号及びオーディ
    オ信号の管理用データを記録することを特徴とする請求
    項1に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】前記ディスク状記録媒体は、 前記システムデータ領域が前記情報記録面の最内周に形
    成されたことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】前記記録手段は、 前記ビデオ信号の記録領域を複数の領域に分割し、各領
    域に対応するチャンネルのビデオ信号を記録することを
    特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】前記各チャンネルのビデオ信号は、解像度
    の異なるビデオ信号でなることを特徴とする請求項7に
    記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】所望の被写体を撮像してビデオ信号を生成
    する撮像手段と、 前記ビデオ信号に対応するオーディオ信号を入力するオ
    ーディオ信号入力手段と、 ディスク状記録媒体を着脱可能に保持し、前記ディスク
    状記録媒体に、前記ビデオ信号及びオーディオ信号を記
    録する記録手段とを有し、 前記記録手段は、 前記ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に複数
    の領域に分割して、前記ビデオ信号及びオーディオ信号
    を各領域に順次循環的に割り当てて記録することを特徴
    とする撮像装置。
  10. 【請求項10】前記ディスク状記録媒体は、 前記ディスク状記録媒体を装着する所定の編集装置にお
    いて、該ディスク状記録媒体に記録されたビデオ信号及
    びオーディオ信号を編集する編集リストのデータが記録
    されることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 【請求項11】前記記録手段は、 外周側の領域より順次ビデオ信号及びオーディオ信号を
    記録することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】前記記録手段は、 前記内周側の領域より順次ビデオ信号及びオーディオ信
    号を記録することを特徴とする請求項9に記載の撮像装
    置。
  13. 【請求項13】前記ディスク状記録媒体は、 所定領域にシステムデータ領域が形成され、 前記記録手段は、 前記システムデータ領域に前記ビデオ信号及びオーディ
    オ信号の管理用データを記録することを特徴とする請求
    項9に記載の撮像装置。
  14. 【請求項14】前記記録手段は、 前記システムデータ領域を前記情報記録面の最内周に形
    成することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 【請求項15】前記記録手段は、 少なくとも5フレーム分の連続する前記ビデオ信号と、
    前記ビデオ信号に対応する連続するオーディオ信号とが
    それぞれ連続して記録されるように、前記各領域の大き
    さを設定して順次循環的に前記ビデオ信号及びオーディ
    オ信号を記録することを特徴とする請求項9に記載の撮
    像装置。
  16. 【請求項16】前記記録手段は、 前記ビデオ信号の記録領域を複数の領域に分割し、各領
    域に対応するチャンネルのビデオ信号を記録することを
    特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  17. 【請求項17】前記各チャンネルのビデオ信号は、解像
    度の異なるビデオ信号でなることを特徴とする請求項1
    6に記載の撮像装置。
  18. 【請求項18】着脱可能に保持されたディスク状記録媒
    体にビデオ信号及びオーディオ信号を記録するビデオ信
    号及びオーディオ信号の記録手段と、 前記ディスク状記録媒体よりビデオ信号及びオーディオ
    信号を再生する再生手段と、 前記再生手段により再生された前記ビデオ信号及びオー
    ディオ信号に基づくオペレータの操作を受け付けて、前
    記ディスク状記録媒体に記録された前記ビデオ信号及び
    オーディオ信号を編集する編集リストを作成する編集リ
    スト作成手段と、 前記編集リストを前記ディスク状記録媒体に記録する編
    集リストの記録手段とを有し、 前記ビデオ信号及びオーディオ信号の記録手段は、 前記ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に分割
    して、前記ビデオ信号及びオーディオ信号を各領域に割
    り当てて記録することを特徴とする編集装置。
  19. 【請求項19】前記ビデオ信号及びオーディオ信号の記
    録手段は、 前記各領域において、外周側より順次ビデオ信号及びオ
    ーディオ信号を記録することを特徴とする請求項18に
    記載の編集装置。
  20. 【請求項20】前記ビデオ信号及びオーディオ信号の記
    録手段は、 前記各領域において、内周側より順次ビデオ信号及びオ
    ーディオ信号を記録することを特徴とする請求項18に
    記載の編集装置。
  21. 【請求項21】前記ディスク状記録媒体は、 所定領域にシステムデータ領域が形成され、 前記記録手段は、 前記システムデータ領域に前記ビデオ信号及びオーディ
    オ信号の管理用データを記録することを特徴とする請求
    項18に記載の編集装置。
  22. 【請求項22】前記ディスク状記録媒体は、 前記システムデータ領域が前記情報記録面の最内周に形
    成されたことを特徴とする請求項21に記載の撮像装
    置。
  23. 【請求項23】前記記録手段は、 前記ビデオ信号の記録領域を複数の領域に分割し、各領
    域に対応するチャンネルのビデオ信号を記録することを
    特徴とする請求項18に記載の撮像装置。
  24. 【請求項24】前記各チャンネルのビデオ信号は、解像
    度の異なるビデオ信号でなることを特徴とする請求項2
    3に記載の撮像装置。
  25. 【請求項25】着脱可能に保持されたディスク状記録媒
    体にビデオ信号及びオーディオ信号を記録するビデオ信
    号及びオーディオ信号の記録手段と、 前記ディスク状記録媒体よりビデオ信号及びオーディオ
    信号を再生する再生手段と、 前記再生手段により再生された前記ビデオ信号及びオー
    ディオ信号に基づくオペレータの操作を受け付けて、前
    記ディスク状記録媒体に記録された前記ビデオ信号及び
    オーディオ信号を編集する編集リストを作成する編集リ
    スト作成手段と、 前記編集リストを前記ディスク状記録媒体に記録する編
    集リストの記録手段とを有し、 前記ビデオ信号及びオーディオ信号の記録手段は、 前記ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に複数
    の領域に分割して、前記ビデオ信号及びオーディオ信号
    を各領域に順次循環的に割り当てて記録することを特徴
    とする編集装置。
  26. 【請求項26】前記ビデオ信号及びオーディオ信号の記
    録手段は、 外周側の領域より順次ビデオ信号及びオーディオ信号を
    記録することを特徴とする請求項25に記載の編集装
    置。
  27. 【請求項27】前記ビデオ信号及びオーディオ信号の記
    録手段は、 前記各領域において、内周側より順次ビデオ信号及びオ
    ーディオ信号を記録することを特徴とする請求項25に
    記載の撮像装置。
  28. 【請求項28】前記ディスク状記録媒体は、 所定領域にシステムデータ領域が形成され、 前記記録手段は、 前記システムデータ領域に前記ビデオ信号及びオーディ
    オ信号の管理用データを記録することを特徴とする請求
    項25に記載の編集装置。
  29. 【請求項29】前記ディスク状記録媒体は、 前記システムデータ領域が前記情報記録面の最内周に形
    成されたことを特徴とする請求項28に記載の編集装
    置。
  30. 【請求項30】前記ビデオ信号及びオーディオ信号の記
    録手段は、 少なくとも5フレーム分の連続する前記ビデオ信号と、
    前記ビデオ信号に対応する連続するオーディオ信号とが
    それぞれ連続して記録されるように、前記各領域の大き
    さを設定して順次循環的に前記ビデオ信号及びオーディ
    オ信号を記録することを特徴とする請求項25に記載の
    編集装置。
  31. 【請求項31】前記記録手段は、 前記ビデオ信号の記録領域を複数の領域に分割し、各領
    域に対応するチャンネルのビデオ信号を記録することを
    特徴とする請求項25に記載の編集装置。
  32. 【請求項32】前記各チャンネルのビデオ信号は、解像
    度の異なるビデオ信号でなることを特徴とする請求項3
    1に記載の編集装置。
  33. 【請求項33】ディスク状記録媒体を着脱可能に保持
    し、所望の被写体を撮像して得られるビデオ信号及びオ
    ーディオ信号を前記ディスク状記録媒体に記録する撮像
    装置と、 前記ディスク状記録媒体を着脱可能に保持し、前記撮像
    装置により前記ディスク状記録媒体に記録された前記ビ
    デオ信号及びオーディオ信号を再生し、該再生された前
    記ビデオ信号及びオーディオ信号に基づくオペレータの
    操作により、前記ビデオ信号及びオーディオ信号を編集
    する編集リストを作成し、前記編集リストを前記ディス
    ク状記録媒体に記録する編集装置とを備え、 前記撮像装置は、 前記ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に分割
    して、前記ビデオ信号及びオーディオ信号を各領域に割
    り当てて記録することを特徴とする編集システム。
  34. 【請求項34】前記撮像手段は、 前記各領域において、外周側より順次ビデオ信号及びオ
    ーディオ信号を記録することを特徴とする請求項33に
    記載の編集システム。
  35. 【請求項35】前記撮像手段は、 前記各領域において、外周側より順次ビデオ信号及びオ
    ーディオ信号を記録することを特徴とする請求項33に
    記載の編集システム。
  36. 【請求項36】前記ディスク状記録媒体は、 所定領域にシステムデータ領域が形成され、 前記撮像装置は、 前記システムデータ領域に前記ビデオ信号及びオーディ
    オ信号の管理用データを記録し、 前記編集装置は、 前記システムデータ領域に前記編集リストを記録するこ
    とを特徴とする請求項33に記載の編集システム。
  37. 【請求項37】前記ディスク状記録媒体は、 前記システムデータ領域が前記情報記録面の最内周に形
    成されたことを特徴とする請求項36に記載の編集シス
    テム。
  38. 【請求項38】前記撮像装置は、 前記ビデオ信号の記録領域を複数の領域に分割し、各領
    域に対応するチャンネルのビデオ信号を記録することを
    特徴とする請求項33に記載の編集システム。
  39. 【請求項39】前記各チャンネルのビデオ信号は、解像
    度の異なるビデオ信号でなることを特徴とする請求項3
    8に記載の編集システム。
  40. 【請求項40】ディスク状記録媒体を着脱可能に保持
    し、所望の被写体を撮像して得られるビデオ信号及びオ
    ーディオ信号を前記ディスク状記録媒体に記録する撮像
    装置と、 前記ディスク状記録媒体を着脱可能に保持し、前記撮像
    装置により前記ディスク状記録媒体に記録された前記ビ
    デオ信号及びオーディオ信号を再生し、該再生された前
    記ビデオ信号及びオーディオ信号に基づくオペレータの
    操作により、前記ビデオ信号及びオーディオ信号を編集
    する編集リストを作成し、前記編集リストを前記ディス
    ク状記録媒体に記録する編集装置とを備え、 前記撮像装置は、 前記ディスク状記録媒体の情報記録面を同心円状に複数
    の領域に分割して、前記ビデオ信号及びオーディオ信号
    を各領域に順次循環的に割り当てて記録することを特徴
    とする編集システム。
  41. 【請求項41】前記編集装置は、 外周側の領域より順次ビデオ信号及びオーディオ信号を
    記録することを特徴とする請求項40に記載の編集シス
    テム。
  42. 【請求項42】前記編集装置は、 内周側の領域より順次ビデオ信号及びオーディオ信号を
    記録することを特徴とする請求項40に記載の編集シス
    テム。
  43. 【請求項43】前記ディスク状記録媒体は、 所定領域にシステムデータ領域が形成され、 前記撮像装置は、 前記システムデータ領域に前記ビデオ信号及びオーディ
    オ信号の管理用データを記録し、 前記編集装置は、 前記システムデータ領域に前記編集リストを記録するこ
    とを特徴とする請求項40に記載の編集システム。
  44. 【請求項44】前記ディスク状記録媒体は、 前記システムデータ領域が前記情報記録面の最内周に形
    成されたことを特徴とする請求項43に記載の編集シス
    テム。
  45. 【請求項45】前記撮像装置は、 少なくとも5フレーム分の連続する前記ビデオ信号と、
    前記ビデオ信号に対応する連続するオーディオ信号とが
    それぞれ連続して記録されるように、前記各領域の大き
    さを設定して順次循環的に前記ビデオ信号及びオーディ
    オ信号を記録することを特徴とする請求項40に記載の
    編集システム。
  46. 【請求項46】前記撮像装置は、 前記ビデオ信号の記録領域を複数の領域に分割し、各領
    域に対応するチャンネルのビデオ信号を記録することを
    特徴とする請求項40に記載の編集システム。
  47. 【請求項47】前記各チャンネルのビデオ信号は、解像
    度の異なるビデオ信号でなることを特徴とする請求項4
    6に記載の編集システム。
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