JPH1197801A - 光半導体モジュール - Google Patents

光半導体モジュール

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JPH1197801A
JPH1197801A JP25914797A JP25914797A JPH1197801A JP H1197801 A JPH1197801 A JP H1197801A JP 25914797 A JP25914797 A JP 25914797A JP 25914797 A JP25914797 A JP 25914797A JP H1197801 A JPH1197801 A JP H1197801A
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JP
Japan
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semiconductor laser
thermistor
temperature
module
optical semiconductor
Prior art date
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Withdrawn
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JP25914797A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Mineo
尚之 峯尾
Shunji Sakai
俊二 坂井
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーミスタ抵抗値の差異を生じることがな
く、正確な温度測定を行うことができる光半導体モジュ
ールを提供する。 【解決手段】 半導体レーザ121と温度検出用のサー
ミスタ123と半導体レーザ121を一定温度に保つた
めの電子冷却素子122を備え、これらがパッケージ1
26に収納されており、前記半導体レーザ121とサー
ミスタ123がヒートシンク124上に搭載され、この
ヒートシンク124を電子冷却素子122に搭載した半
導体レーザモジュール120において、前記半導体レー
ザ121と前記サーミスタ123のそれぞれの端子を共
通に接続せず、電気的に絶縁するようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光半導体モジュー
ルに係り、特にその温度検出用サーミスタの実装構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体レーザモジュールの構造に
ついては、文献名:Lasertron社 カタログ
“1993 Product Guide”,p23,
p79に開示されるものがある。図4はかかる従来の構
造の半導体レーザモジュールの配線図である。
【0003】この構造によれば、半導体レーザモジュー
ル20は、パッケージ内に半導体レーザ(ソース)21
と、この半導体レーザ21を恒温動作させるための電子
冷却素子(クーラー)22と、半導体レーザ21の温度
を検出するためのサーミスタ23と半導体レーザ21の
出力光をモニタするためのホトダイオード24が内蔵さ
れている。
【0004】各電気信号線は、図4に示すように配線さ
れ、パッケージから端子台を経由し、外部リード線に接
続されている。ここで、サーミスタ23の片方の端子
(5番ピン)が、半導体レーザ21のアノード(10番
ピン)、ケースグランド(13番ピン)と共通に接続さ
れている(これら端子は、コモン端子である)。また、
半導体レーザ21からの光信号は、ファイバ・ピッグテ
ールにより、パッケージ外部に取り出されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成の装置では、サーミスタ23を使用して半
導体レーザ21の温度を検出する際に、以下のような問
題点があった。なお、ここでは、説明を容易にするため
に、サーミスタ23と半導体レーザ21のみを考える。
サーミスタ23は温度変化に伴い、その抵抗値が変化す
る素子である(温度が上昇すると抵抗値が非線形に低下
する)。この素子を用いて温度を検出する場合、定電流
源によりサーミスタ23に一定電流を流し、その時のサ
ーミスタ23間の電圧を測定することにより、抵抗値を
算出する。
【0006】また、半導体レーザ21は、定電流源を使
用し、電流を注入して発振させる。以上から、実際に、
この半導体レーザモジュール20を動作させる時の配線
図は、図5に示すようになる。図5は従来の半導体レー
ザモジュールの動作時の配線図(その1)である。この
図において、20は半導体レーザモジュール、31は半
導体レーザ用定電流源、32は接続点、33,34,3
5,37は配線、36は寄生抵抗、38は電圧計、39
は定電流源、40は抵抗計である。
【0007】この接続例では、半導体レーザ用定電流源
31は、配線33及び配線34を使用し、それぞれ半導
体レーザ21のカソード(11番端子)及びアノード
(10番端子)に接続され、抵抗計40は配線37及び
配線35を使用し、それぞれサーミスタ23の片端(2
番端子)及び配線34と半導体レーザ用定電流源31の
接続点32に接続されている。
【0008】なお、配線34はこの例のように10番端
子以外にも、他のコモン端子(5番端子、13番端子)
に接続してもよい。実際に、この半導体レーザモジュー
ル20を配線する場合、コモン端子(5,10,13番
端子)に、配線34のように共通配線を接続し、途中で
電源装置等(ここでは、半導体レーザ用定電流源31及
び抵抗計40)に分配する。
【0009】ここで、各配線37から34には、それぞ
れ配線導線の抵抗及び端子接続による接触抵抗などの寄
生抵抗36が存在する。更に、回路図を図6に示すよう
に置き換える。図6は従来の半導体レーザモジュールの
動作時の配線図(その2)である。ここで、配線37及
び35の寄生抵抗値は、R12にまとめ、配線33,3
4の寄生抵抗値をそれぞれR3,R4とし、抵抗計40
の内部定電流源の電流値をI2、サーミスタ23の抵抗
値をRth、半導体レーザ用定電流源31の電流値をI
1とする。
【0010】半導体レーザ21に電流を流さない場
合、及び電流を流す場合について、抵抗計で測定され
る抵抗値は、以下のように計算される。 電流を流さない場合 この場合、電圧計で測定される電圧値V0は、 V0=(R12+Rth+R4)×I2 であるので、算出される抵抗値Rm0は、 Rm0=R12+Rth+R4 …(1) である。
【0011】 電流を流す場合 この場合、電圧計で測定される電圧値V1は、 V1=(R12+Rth+R4)×I2−R4×I1 であるので、算出される抵抗値Rm1は、 Rm1=V1/I2=R12+Rth+R4−R4・I1/I2 …(2) である。
【0012】したがって、半導体レーザに電流を流した
時は、流さない時に比べ抵抗値が低く、(温度が高く)
測定されてしまうという問題点がある。次に、具体例で
どの程度測定温度に差を生じるかを以下に示す。抵抗値
の差ΔRは、上記(1),(2)式から、 Rm0−Rm1=−R4・I1/I2 である。
【0013】I1,I2及びR4は、実測値では、 I1=50mA、I2=10μA、R4=0.041Ω である。これらよりΔRは、 ΔR=−0.041Ω×100mA/10μA=−41
0Ω となる。従来例のモジュールでは、25℃でのサーミス
タ抵抗値が約10KΩ、B定数が3300K(記載はな
いが、一般的にこの位の値である)であるので、実際に
は25℃の時にレーザ電流を流すと、温度はサーミスタ
の特性式から、 26.1℃ と1.1℃高く測定される。
【0014】この状態で半導体レーザ21を測定温度を
設定温度に一致させようとすると、電子冷却素子22に
電流をさらに流すことになり、半導体レーザモジュール
の消費電力が増すという問題点も生じる。また、半導体
レーザ21に流す電流値I1に従って、測定温度が変化
してしまうという問題点も生じる。
【0015】本発明は上記問題点を除去し、サーミスタ
抵抗値の差異を生じることがなく、正確な温度測定を行
うことができる光半導体モジュールを提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕光半導体素子と温度検出用のサーミスタとを備
え、これらがパッケージに収納されている光半導体モジ
ュールにおいて、前記光半導体素子と前記サーミスタの
それぞれの端子を共通に接続せず、電気的に絶縁するよ
うにしたものである。
【0017】〔2〕上記〔1〕記載の光半導体モジュー
ルにおいて、前記光半導体素子と前記サーミスタを同一
ヒートシンクに実装するようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す半導体
レーザモジュール配線図、図2は本発明の実施例を示す
半導体レーザモジュールの断面図、図3はその半導体レ
ーザモジュールの平面図である。
【0019】なお、図面はこの発明が理解できる程度に
概略的に示してあるに過ぎず、したがってこの発明を図
示例に限定するものではない。これらの図において、1
20は半導体レーザモジュール、121は半導体レー
ザ、122は電子冷却素子、123はサーミスタ、12
4はヒートシンク、127は光ファイバ、131は半導
体レーザ用定電流源、133,134,135,137
は配線、136は寄生抵抗、138は電圧計、139は
定電流源、140は抵抗計である。
【0020】図1乃至図3に示すように、半導体レーザ
モジュール120は、半導体レーザ121と電子冷却素
子122とサーミスタ123と光ファイバ127とヒー
トシンク124をパッケージ内に備えている。半導体レ
ーザ121とサーミスタ123は、ヒートシンク124
上に固定されている。このヒートシンク124はSiC
やダイヤモンドなどの熱伝導率が高く、半導体レーザ1
21に使用されている材料と熱膨張係数が近い絶縁材料
で、半導体レーザ121とサーミスタ123を搭載する
面にメタライズパターン125が施されている。
【0021】このメタライズパターン125は、2パタ
ーンに分割されており、それぞれは電気的に絶縁されて
いる。半導体レーザ121とサーミスタ123は、それ
ぞれこの2分割されたメタライズパターン125上に搭
載する。半導体レーザ121とサーミスタ123を搭載
したヒートシンク124は電子冷却素子122上に固定
され、パッケージ126内に固定されて、サーミスタ1
23、半導体レーザ121及び電子冷却素子122の電
極は、ワイヤ128でそれぞれ電極ピン129に接続さ
れている。
【0022】光ファイバ127は、半導体レーザ121
からの光が最大に入射される位置に調整、固定し、パッ
ケージ外部に光ファイバ127を引き出す。なお、上記
の実施例では、半導体レーザモジュールに適用した例を
示したが、他の光デバイス、例えば、半導体変調器や誘
電体変調器やホトダイオードなどを用いた光モジュール
において、サーミスタにより温度検出を行う場合にも適
用可能である。
【0023】また、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)サーミスタと半導体レーザが電気的に絶縁され、
共通に接続されていないので、半導体レーザに電流を流
した時に、配線等による寄生抵抗分により生じるサーミ
スタ抵抗値の差異を生じることがなく、正確な温度測定
が可能になる。
【0025】(2)上記のようにサーミスタ抵抗値の差
異が生じないため、電子冷却素子と組み合わせて自動温
度コントロールを行う場合、サーミスタ抵抗値の差異に
よる電子冷却素子への無駄な電力消費が抑えられ、冷却
能力を向上させることができ信頼性の向上を図ることが
できる。 (3)半導体レーザとサーミスタを同一ヒートシンク上
に搭載しているので、半導体レーザの実際の温度とサー
ミスタによる測定温度の差異が小さくなり、正確な温度
制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す半導体レーザモジュール
配線図である。
【図2】本発明の実施例を示す半導体レーザモジュール
の断面図である。
【図3】本発明の実施例を示す半導体レーザモジュール
の平面図である。
【図4】従来の構造の半導体レーザモジュールの配線図
である。
【図5】従来の半導体レーザモジュールの動作時の配線
図(その1)である。
【図6】従来の半導体レーザモジュールの動作時の配線
図(その2)である。
【符号の説明】
120 半導体レーザモジュール 121 半導体レーザ 122 電子冷却素子 123 サーミスタ 124 ヒートヒンク 125 メタライズパターン 126 パッケージ 127 光ファイバ 128 ワイヤ 129 電極ピン 131 半導体レーザ用定電流源 133,134,135,137 配線 136 寄生抵抗 138 電圧計 139 定電流源 140 抵抗計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光半導体素子と温度検出用のサーミスタ
    とを備え、これらがパッケージに収納されている光半導
    体モジュールにおいて、 前記光半導体素子と前記サーミスタのそれぞれの端子を
    共通に接続せず、電気的に絶縁してなることを特徴とす
    る光半導体モジュール。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光半導体モジュールにお
    いて、前記光半導体素子と前記サーミスタを同一ヒート
    シンクに実装することを特徴とする光半導体モジュー
    ル。
JP25914797A 1997-09-25 1997-09-25 光半導体モジュール Withdrawn JPH1197801A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1239561A2 (en) * 2001-03-02 2002-09-11 The Furukawa Electric Co., Ltd. Semiconductor laser device and semiconductor laser module

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1239561A2 (en) * 2001-03-02 2002-09-11 The Furukawa Electric Co., Ltd. Semiconductor laser device and semiconductor laser module
EP1239561A3 (en) * 2001-03-02 2004-09-29 The Furukawa Electric Co., Ltd. Semiconductor laser device and semiconductor laser module
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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207