JPH1195928A - ペン入力装置およびペン入力装置のポインティング処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

ペン入力装置およびペン入力装置のポインティング処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

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JPH1195928A
JPH1195928A JP25293897A JP25293897A JPH1195928A JP H1195928 A JPH1195928 A JP H1195928A JP 25293897 A JP25293897 A JP 25293897A JP 25293897 A JP25293897 A JP 25293897A JP H1195928 A JPH1195928 A JP H1195928A
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JP
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pen
input
determining
instruction
pointing
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JP25293897A
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English (en)
Inventor
Keiji Obara
啓二 小原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザによるディジタイザを用いての入力操
作負担を大幅に軽減させて、入力ミスを少なくさせる。 【解決手段】 ユーザがディジタイザ12の座標入力面
122上での任意の位置に対する最初の指示から任意の
軌道を辿ってオブジェクトを指示した場合にCPU1が
該オブジェクトをアクティブにし、さらに、該オブジェ
クトからPenUpした後の一定時間内にユーザが座標
入力面122上の任意の位置を指示した回数に基づきC
PU1が該オブジェクトに対するコマンド処理を実行す
る構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペン入力により指
示される情報を処理するペン入力装置およびペン入力装
置のポインティング処理方法およびコンピュータが読み
出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のペン入力指示可能なデータ処理装
置であるペン入力コンピュータ等は、OS(Opera
ting System)やアプリケーションプログラ
ムがディスプレイ画面上にグラフィックユーザインタフ
ェース(GUI)の画像であるオブジェクト(アイコン
やメニュー等)を表示し、ディジタイザから入力される
操作者の指示によりカーソルをそのオブジェクト上に移
動して、そのオブジェクト上でタップやダブルタップ操
作を行うことによりそのオブジェクトに対応する機能が
データ処理装置で処理されるように構成されている。
【0003】このディジタイザ方式ポインティングデバ
イスのタップとダブルタップ操作が、代表的なポインテ
ィングデバイスであるマウスにおけるクリックとダブル
クリック操作に相当するので、入力ペンや指でディジタ
イザからマウスと同様な入力を行うことができる様に構
成されていた。
【0004】従来のデータ処理装置であるペン入力コン
ピュータ等のディジタイザ方式ポインティングデバイス
で上記のような入力を行う場合には、以下で説明する図
10〜図12に示したような入力処理ルーチンが呼ばれ
る。
【0005】図10〜図12は、従来のペン入力装置の
ポインティング処理手順を示すフローチャートであり、
ディジタイザから入力が行われた時の入力処理に対応す
る。なお、(1)〜(26)は各ステップを示す。
【0006】まず、図示しない入力ペンのペン先がディ
ジタイザに接触する(ペンダウン、以下Pen Dow
nとする)のを待ち(1)、Pen Downすると、
ポインテング位置(ペン先がディジタイザに接触した点
の位置)にその位置を示すようにカーソルが移動し
(2)、そのポインティングされた位置がタップオブジ
ェクト(GUI画面上でプルダウンメニューやボタン類
のようにタップを要求する絵)上であるか、あるいはダ
ブルタップオブジェト(GUI画面上でアイコン類のよ
うにダブルタップを要求する絵)上であるか、あるいは
上記2種類のオブジェクト以外のエリアかどうかを判別
する(3)。
【0007】以下、ステップ(3)において、ダブルタ
ップオブジェクトであると判別した場合の処理について
説明する。
【0008】まず、そのオブジェクトをアクティブにし
(そのオブジェクトが選択されたことを操作者に知らせ
るために絵を反転表示させたり)(4)、ステップ
(5)〜(7)でその図示しないタイマT1が入力ペン
のペン先がディジタイザの座標入力面から離れる(ペン
アップ、以下Pen Upとする)までの間にオーバフ
ローするかどうかを判断する。つまり、最初の入力ペン
のPen Downから一定の時間以内に入力ペンがP
en Upするかどうかをチェックする。
【0009】ここで、一定時間以内に入力ペンがPen
Upしないと判断した場合は、後述するステップ(1
7)に進み、一定時間以内に入力ペンがPen Upし
たと判断した場合は、ダブルタップ操作の継続中である
と判断し、ステップ(8)へ進む。
【0010】その後、ステップ(8)〜(10)で一定
時間以内に2回目の入力ペンによるPen Downが
あるかどうかを判断する。ここで、図示しないタイマT
2に設定される一定時間以内に2回目の入力ペンのPe
n Downがない場合は、ダブルタップ操作ではなく
タップ操作の完了であると判断し(Windows(商
品名)のタイトルバーのようにタップとダブルタップの
両方を受け付けるオブジェクトもあるため)、ステップ
(21)へ進みアクティブオブジェクト(ステップ
(4)でアクティブにされたオブジェクト)に対してタ
ップコマンドの実行の処理をする。
【0011】一方、ステップ(10)で一定時間以内に
2回目の入力ペンのPen Downがあったと判断し
た場合は、前回(1回目)の入力ペンによるPen D
ownと同じオブジェクトをポインティングしているか
どうかを判断し(11)、前回のオブジェクト以外をポ
インティングしたと判断した場合は(例えば、目標とす
るアイコンをはずして、入力ペンでPen Downし
てしまったような場合)、入力エラーとして、何の動作
もせずにリターン(処理を終了)する。
【0012】一方、ステップ(11)で前回と同じオブ
ジェクト上にポインティングしていると判断した場合
は、ステップ(12)〜(14)において一定時間以内
に2回目の入力ペンによるPen Upがあるかどうか
を判断し、一定時間以内に2回目の入力ペンによるPe
n Upがあったと判断した場合には、正常にダブルタ
ップ操作が完了したと判断し、アクティブオブジェクト
(ステップ(4)でアクティブにされたオブジェクト)
に対してダブルタップコマンドの実行の処理をする(1
5)。
【0013】一方、ステップ(13)で一定時間以内に
2回目の入力ペンのPen Upがなかったと判断した
場合には、入力エラーとして、何の動作もせずにリター
ンし、処理を終了する。
【0014】なお、この2回目の入力ペンがPen U
pするまでの時間(図示しないタイマT3に設定した時
間)がオーバフローしてもいずれは入力ペンはPen
Upすることになるため(そうでないと次の操作に移れ
ない)、この時間のチェックを無視して2回目の入力ペ
ンによるPen Downが前回と同じオブジェクト上
になされた時点で正常にダブルタップ操作が完了したと
判断し、点線で示した経路Rのようにステップ(11)
から直接ステップ(15)へと処理を進行させるデータ
処理装置もある。
【0015】以下、ステップ(3)において、ポインテ
ィング位置がタップオブジェクト上と判別した場合の処
理について説明する。
【0016】まず、ポインティングされた位置がタップ
オブジェクト上であった場合には、そのオブジェクトを
アクティブにし(16)、入力ペンがPen Upする
までの間にポインティング位置(つまりペン先)が移動
しているかどうかを判断し(17)、移動していないと
判断した場合は、何もせずステップ(20)に進む。
【0017】一方、ステップ(17)で移動していれば
ドラッグ操作やプルダウンメニューの選択等と判断し、
移動先である新しいポインティング位置にカーソルを移
動させ(18)、アクティブアイコン(ステップ(1
6)でアクティブにされたアイコン)をカーソル位置に
移動(つまりドラッグ)したりアクティブメニュー(ス
テップ(16)においてプルダウンメニュー等の選択さ
れている項目)をカーソル位置のメニュー項目に変更し
たりする(19)。
【0018】そして、入力ペンがPen Upしたかど
うかを判断し(20)、入力ペンがPen Upしてい
ないと判断した場合は、ステップ(17)に戻り、一
方、入力ペンがPen Upしたと判断した場合は、ア
クティブオブジェクト(最後にアクティブになっている
もの)に対してタップコマンドの実行の処理を行い(2
1)、リターンして処理を終了する。
【0019】例えば、あるアイコンが別のアイコン上へ
ドラッグされて入力ペンがPenUpしたような場合に
は、両方のオブジェクトがアクティブになっていて移動
先のアイコンのタップコマンド実行に際して、移動され
たアイコンに対応するオブジェクトが対象データとして
処理されることになる。
【0020】以下、ステップ(3)において、ポインテ
ィング位置がオブジェクト上以外であると判定した場合
の処理について説明する。
【0021】ステップ(3)において何れのオブジェク
トでもないエリアをポインティングした場合とは、前回
の入力処理によってアクティブになっているオブジェク
トをインアクティブにするためか、オブジェクトをポイ
ンティングしようとしたが誤ってオブジェクト上にポイ
ンティングできなかった場合であるので、まず、前回の
入力でアクティブにされたオブジェクト(例えば、アイ
コンをタップすればそのアイコンが対象アイコンとして
反転表示されていたり、ウインドウのタイトルバーをタ
ップすれば、そのウインドウが有効になり画面の最上位
面に表示されたりする)があるかどうかを判断し(2
2)、オブジェクトがないと判断した場合は、ポインテ
ィングミスをした場合であるので、ステップ(24)に
進み、前回の入力でアクティブにされたオブジェクトが
あると判断した場合は、その前回のアクティブなオブジ
ェクトをインアクティブ(非アクティブ)とする(2
3)。
【0022】次に、ステップ(24)〜(26)におい
て、入力ペンによるPen Upがあるまでの間はポイ
ンティング位置が移動した場合にそこの点を示すように
カーソルをその点に移動させるだけの処理を行い、入力
ペンによるPen Upがあると同時にリターンし、処
理を終了する。
【0023】以上のように、従来のペン入力コンピュー
タ等のデータ処理装置においては、小さな面積のオブジ
ェクトに対してペン先を正確に運ぶ必要があった。しか
も、ダブルタップ操作(タップ操作においても連続操
作)の場合には、短時間(タイマT1からタイマT3に
設定された時間:通常0.5秒程度以下)に連続的に正
確にペン先でオブジェクトを指示する必要がある。
【0024】ところが、ペン入力コンピュータ等の携帯
機器では操作者が立った状態で操作することもあるた
め、正確にペン先でオブジェクトを捉えることができず
入力ミス(図10のステップ(3)のその他や図11の
ステップ(11)のNo)となってしまい再入力を繰り
返すということが多い。
【0025】上記のように、ペン入力コンピュータ等の
データ処理装置において、ディジタイザをポインティン
グデバイスとして使用する場合に、ディスプレイ画面上
に表示されたアイコンやウインドウ内のあらかじめ指定
されたエリア(プルダウンメニューやツールバーやスク
ロールバーのボタン等)の上でタップやダブルタップ操
作を頻繁におこなう必要があるにもかかわらず、ディジ
タイザからの入力操作環境は良いものではなかった。
【0026】また、上記従来のデータ処理装置には、代
表的なポインティングデバイスであるボタンを2つ有す
るマウスと同様な入力を行えるように、入力ペンにスイ
ッチを設けているディジタイザも提案されていた。
【0027】このような入力ペン(電磁誘導方式ディジ
タルタイザの入力ペン等)では、1つのスイッチを設け
てこれを押しながらタップやダブルタップをすることに
より、2ボタンマウスの右クリックや右ダブルクリック
に相当する操作を行うことができるものであった。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】従来のペン入力装置お
よびペン入力装置のポインティング処理方法は上記のよ
うに構成されているので、ディスプレイ画面上に表示さ
れたウインドウ内のあらかじめ指定されたエリアやアイ
コンというのは小さい面積で構成されているために、タ
ップやダブルタップ操作を行うときにペン先をその目標
エリアに正確にあてるのが難しく入力ミスが頻繁に発生
してしまうという問題点があった。
【0029】特に、小型携帯情報機器等のようにディス
プレイ画面が小さい場合には、ペン先を当てる目標エリ
アが更に小さくなったり、ディスプレイユニットとディ
ジタイザ(タッチパネル)の位置調整誤差が相対的に大
きくなったり、ディスプレイ画面を見る角度によりペン
先の位置に対するディスプレイ画面上の位置がずれたり
する(視差がある)ために、下記〔1〕〜〔3〕に示す
入力ミスがさらに頻繁に発生してしまうという問題点が
あった。
【0030】〔1〕オブジェクトをポインティングしよ
うとしたが種々の理由によりオブジェクトの外側をポイ
ンティングしてしまう。
【0031】〔2〕ダブルタップ操作において、一回目
は成功したが、二回目に〔1〕と同様にオブジェクトの
外側をポインティングしてしまう。
【0032】〔3〕ダブルタップ操作において、その操
作が要求されている時間内に行えずタイムオーバー処理
となってしまう。
【0033】さらに、ディスプレイユニットとディジタ
イザが重なり合っていない構成の機器(例えば、デスク
トップPCに外置きのディジタイザ装置を接続したよう
な場合)では、アイコン等のオブジェクト上でのタップ
やダブルタップ操作は熟練者でも非常に困難であるとい
う問題点があった。
【0034】また、2ボタンを有するマウスと同様な操
作を行えるスイッチ付き入力ペンを持つディジタイザで
は操作性が非常に悪くてペンが高価であり、さらに、3
ボタンマウスに対応できるようにペンにスイッチを更に
設けるたものは実現できたとしても、さらに操作性が悪
くペンが高価になってしまうという問題点があった。
【0035】つまり、従来のディジタイザ方式ポインテ
ィングデバイスでは、複数ボタンを有するマウスと同等
の操作を快適に行うことができないという操作上の問題
点があった。
【0036】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、本発明の目的は、ユーザがディジタイザ
の座標入力部上での任意の位置に対する最初の指示から
任意の軌道を辿ってオブジェクトを指示した場合に、該
オブジェクトをアクティブにし、さらに、該オブジェク
トがアクティブになった後のPen UPから一定時間
内にユーザが座標入力部上の任意の位置を指示した回数
に基づき該オブジェクトに対するコマンド処理を実行す
ることにより、ディジタイザから入力する際に、操作者
による従来のオブジェクトの狭い有効範囲内を正確にタ
ップまたはダブルタップしなくてはコマンド処理を指示
できないという入力操作負担を大幅に軽減して、入力ミ
スを少なくさせることである。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定のオブジェクトを表示する表示部の有効表示領
域に対応する座標をペンアップまたはペンダウンで指示
可能な座標入力部に対するポインティング指示情報を処
理するペン入力装置であって、前記座標入力部の任意の
位置に対する最初のペンダウンから任意の軌道を辿って
前記オブジェクトを指示しているかどうかを判定する第
1の判定手段と、前記第1の判定手段が前記オブジェク
トを指示していると判定した場合に、前記オブジェクト
に対する指示を有効と決定する決定手段とを有するもの
である。
【0038】第2の発明は、前記決定手段が前記オブジ
ェクトに対する指示を有効とした後のペンアップから、
所定時間内に前記座標入力部の任意の位置を指示した指
示回数を判定する第2の判定手段と、前記第2の判定手
段が判定する指示回数に基づいて前記オブジェクトに対
する異なるコマンド処理を実行する制御手段とを有する
ものである。
【0039】第3の発明は、所定のオブジェクトを表示
する表示部の有効表示領域に対応する座標をペンアップ
またはペンダウンで指示可能な複数の入力エリアに分割
された座標入力部に対するポインティング指示情報を処
理するペン入力装置であって、前記座標入力部の任意の
位置に対する最初のペンダウンから任意の軌道を辿って
前記オブジェクトを指示しているかどうかを判定する第
1の判定手段と、前記第1の判定手段が前記オブジェク
トを指示していると判定した場合に、前記オブジェクト
に対する指示を有効と決定する決定手段と、前記決定手
段が前記オブジェクトに対する指示を有効とした後のペ
ンアップから、所定時間内に前記座標入力部の任意の位
置を指示した指示回数を判定する第2の判定手段と、前
記決定手段が前記オブジェクトに対する指示を有効とし
た後のペンアップから、所定時間内に前記座標入力部の
どの入力エリア内で指示されたかを判別する判別手段
と、前記第2の判定手段が判定する指示回数と、前記判
別手段の判別結果に基づいて前記オブジェクトに対する
異なるコマンド処理を実行する制御手段とを有するもの
である。
【0040】第4の発明は、前記座標入力部に対するポ
インティング指示情報を所定のペン入力部材により指示
入力するものである。
【0041】第5の発明は、前記座標入力部に対するポ
インティング指示情報をユーザからの指先によるタッチ
指示で入力するものである。
【0042】第6の発明は、前記座標入力部は、前記表
示部と一体となるタッチパネルで構成されるものであ
る。
【0043】第7の発明は、所定のオブジェクトを表示
する表示部の有効表示領域に対応する座標をペンアップ
またはペンダウンで指示可能な座標入力部に対するポイ
ンティング指示情報を処理するペン入力装置のポインテ
ィング処理方法であって、前記座標入力部の任意の位置
に対する最初のペンダウンから任意の軌道を辿って前記
オブジェクトを指示しているかどうかを判定する第1の
判定工程と、前記第1の判定工程が前記オブジェクトを
指示していると判定した場合に、前記オブジェクトに対
する指示を有効と決定する決定工程とを有するものであ
る。
【0044】第8の発明は、所定のオブジェクトを表示
する表示部の有効表示領域に対応する座標をペンアップ
またはペンダウンで指示可能な座標入力部に対するポイ
ンティング指示情報を処理するコンピュータが読み出し
可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、前記座
標入力部の任意の位置に対する最初のペンダウンから任
意の軌道を辿って前記オブジェクトを指示しているかど
うかを判定する第1の判定工程と、前記第1の判定工程
が前記オブジェクトを指示していると判定した場合に、
前記オブジェクトに対する指示を有効と決定する決定工
程とを有するコンピュータが読み出し可能なプログラム
を記憶媒体に格納したものである。
【0045】第9の発明は、前記決定工程が前記オブジ
ェクトに対する指示を有効とした後のペンアップから、
所定時間内に前記座標入力部の任意の位置を指示した指
示回数を判定する第2の判定工程と、前記第2の判定工
程が判定する指示回数に基づいて前記オブジェクトに対
する異なるコマンド処理を実行する処理工程とを有する
ものである。
【0046】第10の発明は、前記決定工程が前記オブ
ジェクトに対する指示を有効とした後のペンアップか
ら、所定時間内に前記座標入力部の任意の位置を指示し
た指示回数を判定する第2の判定工程と、前記第2の判
定工程が判定する指示回数に基づいて前記オブジェクト
に対する異なるコマンド処理を実行する処理工程とを有
するコンピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒
体に格納したものである。
【0047】第11の発明は、所定のオブジェクトを表
示する表示部の有効表示領域に対応する座標をペンアッ
プまたはペンダウンで指示可能な複数の入力エリアに分
割された座標入力部に対するポインティング指示情報を
処理するペン入力装置のポインティング処理方法であっ
て、前記座標入力部の任意の位置に対する最初のペンダ
ウンから任意の軌道を辿って前記オブジェクトを指示し
ているかどうかを判定する第1の判定工程と、前記第1
の判定工程が前記オブジェクトを指示していると判定し
た場合に、前記オブジェクトに対する指示を有効と決定
する決定工程と、前記決定工程が前記オブジェクトに対
する指示を有効とした後のペンアップから、所定時間内
に前記座標入力部の任意の位置を指示した指示回数を判
定する第2の判定工程と、前記決定工程が前記オブジェ
クトに対する指示を有効とした後のペンアップから、所
定時間内に前記座標入力部のどの入力エリア内で指示さ
れたかを判別する判別工程と、前記第2の判定工程が判
定する指示回数と、前記判別工程の判別結果に基づいて
前記オブジェクトに対する異なるコマンド処理を実行す
る処理工程とを有するものである。
【0048】第12の発明は、所定のオブジェクトを表
示する表示部の有効表示領域に対応する座標をペンアッ
プまたはペンダウンで指示可能な複数の入力エリアに分
割された座標入力部に対するポインティング指示情報を
処理するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
納した記憶媒体であって、前記座標入力部の任意の位置
に対する最初のペンダウンから任意の軌道を辿って前記
オブジェクトを指示しているかどうかを判定する第1の
判定工程と、前記第1の判定工程が前記オブジェクトを
指示していると判定した場合に、前記オブジェクトに対
する指示を有効と決定する決定工程と、前記決定工程が
前記オブジェクトに対する指示を有効とした後のペンア
ップから、所定時間内に前記座標入力部の任意の位置を
指示している指示回数を判定する第2の判定工程と、前
記決定工程が前記オブジェクトに対する指示を有効とし
た後のペンアップから、所定時間内に前記座標入力部の
どの入力エリア内で指示されたかを判別する判別工程
と、前記第2の判定工程が判定する指示回数と、前記判
別工程の判別結果に基づいて前記オブジェクトに対する
異なるコマンド処理を実行する処理工程とを有するコン
ピュータが読み出し可能なプログラムを記憶媒体に格納
したものである。
【0049】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
ペン入力装置を適用可能なデータ処理装置の構成を説明
するブロック図である。なお、本実施形態では表示部と
ディジタイザ部が分離された場合のハード構成を示す
が、表示部とディジタイザ部とが一体となる小型、例え
ばモバイルコンピュータ装置で構成されるデータ処理装
置にも適用可能であることはいうまでもない。
【0050】図において、1000はデータ処理装置
で、ROM3のプログラム用ROMに格納されるデータ
処理プログラム等に基づいて各種データ処理を実行する
CPU1を備え、システムバス4に接続される各デバイ
スをCPU1が総括的に制御する。
【0051】また、このROM3のプログラム用ROM
には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3
のフォント用ROMには文書処理の際に使用するフォン
トデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMは各種
データ処理等を行う際に使用する各種データを記憶す
る。2はRAMで、CPU1の主メモリ,ワークエリア
等として機能する。
【0052】5はキーボードコントローラ(KBC)
で、キーボード9からのキー入力を制御する。6はディ
スプレイコントローラ(DPC)で、表示装置(CRT
ディスプレイ,LCDディスプレイ等)10の表示を制
御する。7はメモリコントローラ(MC)で、ブートプ
ログラム,種々のアプリケーション,フォントデータ,
ユーザファイル,編集ファイル等を記憶するハードディ
スク(HD),フロッピーディスク(FD)等の外部メ
モリ11とのアクセスを制御する。
【0053】8は入力制御部で、ディジタイザ12から
の入力を制御する。ディジタイザ12は、入力ペン12
1,座標入力面(操作エリア)122,キー入力部12
3,表示部124,座標読み取り部125,ディジタイ
ザ制御部126等を備えている。
【0054】ディジタイザ12では、操作者により入力
ペン121を用いて座標入力面122上で指示している
座標を座標読み取り部125が検知し、読み取った座標
をディジタイザ制御部126に送り、さらに、ディジタ
イザ制御部126が入力制御部8に送る制御を行う。
【0055】キー入力部123は、ディジタイザの各種
設定等の入力をすることができ、表示部124は、ディ
ジタイザの設定状況や動作状況を表示することができ
る。
【0056】なお、本実施形態において、座標入力面1
22は表示装置10の画面上に設置されているものとす
る。なお、座標入力面122は表示装置10の画面上に
設置されていなくても本発明を適用できることは言うま
でもない。なお、キー入力部123,表示部124はな
くても本発明を適用できる。また、入力ペン121はな
くても本発明を適用できるが、その場合には、座標入力
面122上で操作者が直接触れた位置の座標を座標読み
取り部125が検出するように構成される。
【0057】さらに、データ処理装置1000のCPU
1がディジタイザ12を制御するよう構成してもよい
し、ディジタイザ12の各種設定の入力および状況表示
をキーボード9,入力ペン121と座標入力面122お
よび表示装置10で行えるように構成しても本発明を適
用可能であることは言うまでもない。
【0058】なお、CPU1はROM3のプログラム用
ROMに格納される後述する図3,図4,図5,図6,
図8に示すフローチャートに対応するプログラムに基づ
き、ディジタイザ12からの入力を処理することができ
る。
【0059】以下、図2を参照して図1に示した表示装
置10に表示される画面と座標入力面122について説
明する。
【0060】図2は、図1に示した表示装置10の表示
画面に表示される画像と表示画面上に設置されている座
標入力面122を説明する図である。
【0061】図において、10は表示装置であり、22
はディスプレイ画面である。このディスプレイ画面22
上に重なってディジタイザ12の座標入力面(操作エリ
ア)122が備えられている。23はポインティング位
置で、操作者が入力ペン121でポインティングした位
置である。24はカーソルで、ディスプレイ画面22上
の操作者が入力ペン121でポインティングした位置に
表示される。
【0062】25は軌道で、操作者が図1に示した入力
ペン121で描いた軌道であり、この軌道に沿ってカー
ソル24が移動する。なお、本実施形態では軌道25は
表示されるものではなく、説明のため図面上に描いたも
のであるが、表示されても良い。26はアイコン(オブ
ジェクト)である。
【0063】図において、操作者はディスプレイ画面2
2上で、目的とするアイコン等のオブジェクト26上で
ない部分23に入力ペン121がPen Downして
しまっても、そのペン先のポインティング位置を示して
いるカーソル24を確認しながら、目的のオブジェクト
に到達する軌道25を描き(ディスプレイに表示された
わけではなく、カーソルが移動するだけである。)、カ
ーソル24を目的とするオブジェクト26上に到達させ
て、そのオブジェクト26がアクティブ表示(例えば反
転表示)になった後に一度入力ペン121をPen U
pし、予め定められた一定時間内にディスプレイ画面2
2上の任意の場所をタップまたはダブルタップ操作を行
うことにより、オブジェクト26上を正確にタップまた
はダブルタップ操作した場合と同じ結果を得ることがで
きる。
【0064】以下、本実施形態の特徴的構成について図
1等を参照して説明する。
【0065】上記のように構成された、所定のオブジェ
クトを表示する表示部の有効表示領域に対応する座標を
ペンアップまたはペンダウン(入力ペン121が座標入
力面122に接触するまたは離れる)で指示可能な座標
入力部(座標入力面122)に対するポインティング指
示情報を処理するペン入力装置であって、前記座標入力
部の任意の位置に対する最初のペンダウンから任意の軌
道を辿って前記オブジェクトを指示しているかどうかを
判定する第1の判定手段(後述する図3〜図5に示すフ
ローチャートに基づき判定するCPU1)と、前記第1
の判定手段が前記オブジェクトを指示していると判定し
た場合に、前記オブジェクトに対する指示を有効と決定
する決定手段(後述する図3〜図5に示すフローチャー
トに基づき決定するCPU1)とを有するので、座標入
力部のサイズに左右されることなく、ディジタイザから
入力する際に、オブジェクト以外をポインティングして
しまってもその位置から任意の軌道を辿って意図するオ
ブジェクトを指示するという簡単な操作で所望のオブジ
ェクトをアクティブにでき、操作者の入力操作負担を軽
減できる。
【0066】また、前記決定手段が前記オブジェクトに
対する指示を有効とした後のペンアップから、所定時間
内に前記座標入力部の任意の位置を指示した指示回数を
判定する第2の判定手段(後述する図6に示すフローチ
ャートに基づき判定するCPU1)と、前記第2の判定
手段が判定する指示回数に基づいて前記オブジェクトに
対する異なるコマンド処理を実行する制御手段(後述す
る図6に示すフローチャートに基づき制御するCPU
1)とを有するので、座標入力部のサイズに左右される
ことなく、ディジタイザから入力する際に、座標入力部
の任意の位置をタップまたはダブルタップするという簡
単な操作で所望のアクティブオブジェクトに対するコマ
ンド処理を実行でき、操作者による従来のオブジェクト
の狭い有効範囲内を正確にタップまたはダブルタップし
なくてはならないという入力操作負担を更に大幅に軽減
できる。
【0067】また、前記座標入力部に対するポインティ
ング指示情報を所定のペン入力部材(入力ペン121)
により指示入力するので、入力ペンを用いて入力操作す
ることができる。
【0068】さらに、前記座標入力部に対するポインテ
ィング指示情報をユーザからの指先によるタッチ指示で
入力するので、入力ペン等の道具を必要とすることな
く、指先だけで入力操作することができる。
【0069】さらに、前記座標入力部は、前記表示部と
一体となるタッチパネルで構成されるので、タッチパネ
ルから入力操作することができる。
【0070】以下、図3〜図6を参照して図1に示した
データ処理装置1000におけるディジタイザ12から
の第1の入力処理について説明する。
【0071】図3,図4,図5,図6は、本発明に係る
ペン入力装置における第1のデータ処理手順の一例を示
すフローチャートであり、図1に示したデータ処理装置
1000においてディジタイザ12から入力が行われた
時のポインティング処理手順に対応する。なお、(1)
〜(41)は各ステップを示し、各ステップ(1)〜
(25),(29)は図10,図11,図12に示した
フローチャートと同一のステップを示す。
【0072】まず、入力ペン121がPen Down
(入力ペン121がディジタイザ12の座標入力面12
2に接触)したかどうかを判断し(1)、入力ペン12
1がPen Downしていないと判断した場合は、P
en Downするのを待ち、一方、入力ペン121が
Pen Downしたと判断した場合は、ポインティン
グ位置(入力ペン121がディジタイザ12の座標入力
面122に接触した点の位置)に対応する画面上の位置
にカーソルを移動させる(2)。
【0073】次に、前記ポインティング位置がタップオ
ブジェクト(GUI画面上でプルダウンメニューやボタ
ン類のようにタップを要求する絵)上であるか、あるい
はダブルタップオブジェト(GUI画面上でアイコン類
のようにダブルタップを要求する絵)上であるか、ある
いはダブルタップオブジェクト,タップオブジェクトの
2つのオブジェクト上以外であるかどうかを判別する
(3)。
【0074】このステップ(3)で、ダブルタップオブ
ジェクト上と判別した場合は、ステップ(4)に進み、
タップオブジェクト上と判別した場合は、ステップ(1
6)に進み、上記二つのオブジェクト上以外であると判
別した場合は、ステップ(22)に進む。
【0075】ステップ(3)で、ダブルタップオブジェ
クト上と判別した場合は、ポインティングされたオブジ
ェクトをアクティブにし(そのオブジェクトが選択され
たことを操作者に知らせるために絵を反転表示させた
り)(4)、図示しないタイマT1をセットし(5)、
タイマT1が予め定められた規定時間を越えたかどうか
を判断し(6)、越えたと判断した場合は、ステップ
(17)に進み、越えていないと判断した場合は、入力
ペン121がPen Up(入力ペン121がディジタ
イザ12の座標入力面122から離れること)したかど
うかを判断し(7)、入力ペン121がPen Upし
ていないと判断した場合は、ステップ(6)に戻り、入
力ペン121がPen Upしたと判断した場合は、ス
テップ(8)に進む。
【0076】つまり、ステップ(5)〜(7)では、入
力ペン121がPen Upするまでの間(ステップ8
でチェック)にタイマT1がオーバフローするかどうか
を判断している。つまり、最初の入力ペン121がPe
n Downから一定の時間以内に入力ペン121がP
en Upするかどうかをチェックし、一定時間以内に
入力ペン121がPen Upした場合は、ダブルタッ
プ操作の継続中であると判断し、ステップ(8)へ進
む。
【0077】その後、図示しないタイマT2をセットし
(8)、タイマT2が予め定められた規定時間を越えた
かどうかを判断し(9)、越えたと判断した場合は、ス
テップ(21)に進み、越えていないと判断した場合
は、入力ペン121がPenDownしたかどうかを判
断し(10)、入力ペン121がPen Downして
いないと判断した場合は、ステップ(9)に戻り、入力
ペン121がPenDownしたと判断した場合は、ス
テップ(11)に進む。
【0078】つまり、ステップ(8)〜(10)では一
定時間以内に入力ペン121による2回目のPen D
ownがあるかどうかをチェックしている。ここでは、
一定時間以内に入力ペン121による2回目のPen
Downがない場合は、ダブルタップ操作ではなくタッ
プ操作の完了であると判断し(Windows(商品
名)のタイトルバーのようにタップとダブルタップの両
方を受け付けるオブジェクトもあるため)、ステップ
(21)へ進みアクティブオブジェクト(ステップ
(4)でアクティブにされたオブジェクト)に対してタ
ップコマンドの実行の処理をする。
【0079】次に、ステップ(10)で判断した入力ペ
ン121によるPen Downのポインティング位置
がステップ(1)で入力ペン121によりPen Do
wnされたダブルタップオブジェクト上にあるかどうか
を判断し(11)、該オブジェクト以外をポインティン
グしていると判断した場合(例えば、目標とするアイコ
ンを外して、入力ペン121をPen Downしてし
まったような場合)は、入力エラーとして何の動作もせ
ずにリターン(処理を終了)する。
【0080】一方、ステップ(11)で該オブジェクト
をポインティングしていると判断した場合は、ステップ
(12)に進む。
【0081】その後、図示しないタイマT3をセットし
(12)、タイマT3が予め定められた時間を越えたか
どうかを判断し(13)、越えたと判断した場合は、リ
ターンして処理を終了し、越えていないと判断した場合
は、入力ペン121がPenUpしたかどうかを判断し
(14)、入力ペン121がPen Upしていないと
判断した場合は、ステップ(13)に戻り、入力ペン1
21がPen Upしたと判断した場合は、アクティブ
オブジェクト(ステップ(4)でアクティブにされたオ
ブジェクト)に対してダブルタップコマンドの実行処理
をし(15)、リターンして処理を終了する。
【0082】つまり、ステップ(12)〜(14)にお
いて一定時間内に2回目の入力ペン121のPen U
pがあるかどうかをチェックしている。ここで、一定時
間以内に入力ペン121による2回目のPen Upが
あった場合には正常にダブルタップ操作が完了したと判
断しステップ(15)に進み、一定時間以内に入力ペン
121による2回目のPen Upがなかった場合に
は、エラーとして何の動作もせずリターンする。
【0083】なお、この入力ペン121による2回目の
Pen Upまでの時間(タイマT3に設定した時間)
がオーバフローしてもいずれは入力ペン121はPen
Upすることになるため(そうでないと次の操作に移れ
ない)、この時間のチェックを無視して入力ペン121
による2回目のPen Downが前回と同じオブジェ
クト上になされた時点で正常にダブルタップ操作が完了
したと判断し、図4の点線で示した経路Rのようにステ
ップ(11)から直接ステップ(15)へとジャンプ処
理を進行させてもよい。
【0084】一方、ステップ(3)で、ポインティング
位置がタップオブジェクト上と判別した場合は、まず、
ポインティングされたオブジェクトをアクティブにし
(16)、ポインティング位置(すなわちペン先)が移
動しているかどうかを判断し(17)、移動していない
と判断した場合は、何もせずステップ(20)に進み、
移動していると判断した場合は、新しいポインティング
位置にカーソルを移動し(18)、アクティブアイコン
(ステップ(16)でアクティブにされたアイコン)を
カーソル位置に移動(つまりドラッグ)したりアクティ
ブメニュー(ステップ(16)においてプルダウンメニ
ュー等の選択されている項目)をカーソル位置のメニュ
ー項目に変更したりする(19)。
【0085】その後、入力ペン121がPen Upし
たかどうかを判断し(20)、入力ペン121がPen
Upしていないと判断した場合は、ステップ(17)
に戻り、入力ペン121がPen Upしたと判断した
場合は、アクティブオブジェクト(最後にアクティブに
なっているもの)に対してタップコマンドの実行の処理
を行い(21)、リターンして処理を終了する。
【0086】この時、あるアイコンが別のアイコン上へ
ドラッグされて入力ペン121がPen Upしたよう
な場合には、両方のオブジェクトがアクティブになって
いて移動先のアイコンのタップコマンド実行に際して、
移動されたアイコンに対応するオブジェクトが対象デー
タとして処理されることになる。
【0087】一方、ステップ(3)で、ポインティング
位置がダブルタップオブジェクト,タップオブジェクト
上以外であると判別した場合、すなわち、上記従来技術
に記載した〔1〕〜〔3〕の入力ミスに起因する場合中
の〔1〕の場合、図10,図12に示したフローチャー
トにおいて、ステップ(3)でその他、ステップ(2
2)でNoと進み、ステップ(24)〜(26)で、入
力ペン121がPenUpするまでポインティング位置
にカーソルを移動するだけであったが、本実施形態では
下記の処理が行われる。
【0088】まず、入力ペン121による前回の入力で
アクティブにされたオブジェクト(例えば、アイコンを
タップすればそのアイコンが対象アイコンとして反転表
示されていたり、Window(ウインドウ)のタイト
ルバーをタップすれば、そのWindowが有効になり
画面の最上位面に表示されたりする。)があるかどうか
を判断し(22)、ないと判断した場合は、ステップ
(24)に進み、あると判断した場合は、その前回のア
クティブなオブジェクトをインアクティブ(非アクティ
ブ)にする(23)。
【0089】次に、ポインティング位置が移動している
かどうかを判断し(24)、移動していないと判断した
場合は、何もせずステップ(29)に進み、移動してい
ると判断した場合は、新しいポインティング位置にカー
ソルを移動し(25)、ポインティング位置がオブジェ
クト上かどうかを判断し(26)、オブジェクト上であ
ると判断した場合は、そのオブジェクトをアクティブに
し(27)、オブジェクト上ではないと判断した場合
は、現在までにアクティブにされたオブジェクトがあれ
ばそのオブジェクトをインアクティブにする(28)。
ただし、ステップ(28)では現在までにアクティブさ
れたオブジェクトがなければ何の処理もしない。
【0090】つまり、入力ペン121により最初のポイ
ンティング時にオブジェクトを外してポインティングし
てしまっても、ペン先(カーソル)を移動させてオブジ
ェクト上に持ってくれば、ペン先を移動した先のオブジ
ェクトをアクティブにすることができる。
【0091】その後、入力ペン121がPen Upし
たかどうかを判断し(29)、入力ペン121がPen
Upしていないと判断した場合は、ステップ(24)
に戻り、入力ペン121がPen Upしたと判断した
場合は、ステップ(30)に進み、アクティブオブジェ
クトがあるかどうかを判断し、アクティブオブジェクト
が無いと判断した場合は、上述したようにオブジェクト
の外側をポインティングする入力ミス、あるいは本実施
形態で追加された機能を途中でキャンセルする場合であ
ると判断して処理を終了する。
【0092】一方、ステップ(30)でアクティブオブ
ジェクトがあると判断した場合は、予め定められた時間
(例えば0.5秒から1秒が適当)を図示しないタイマ
T4に設定し(31)、タイマT4が予め決められた時
間を越えたかどうかを判断し(32)、越えたと判断し
た場合は、オブジェクトをアクティブにするための操作
とみなし、オブジェクトをアクティブにしたまま、処理
を終了し、越えていないと判断した場合は、入力ペン1
21をPen Downしたかどうか(つまり、本実施
形態で追加された機能を使用するための操作が行われて
いるかどうか)を判断し(33)、入力ペン121をP
en Downしていないと判断した場合は、ステップ
(32)に戻り、入力ペン121をPen Downし
たと判断した場合は、ステップ(34)以降に進む。
【0093】次の、ステップ(34)〜(39)では、
現在の操作がタップ操作であるのかダブルタップ操作で
あるかを判断している。正確に言えば、図6のステップ
(34)〜(39)は一定時間内に入力ペン121によ
るPen Downが1回起きるか2回起きるかのみを
チェックし、ポインティング位置をチェックしない(つ
まり、ディジタイザ12の座標入力面122上のどこを
ポインティングしても確認できるようにするため)処理
であり、通常の処理である図3,図4に示したステップ
(5)〜(14),(17)〜(20)の処理を簡略化
したものである。なお、図3,図4に示すステップ
(6)のYes以降の処理ステップ(17)〜(20)
とステップ(11)はポインティング位置に関わるチェ
ックのために省略し、ステップ(12)〜(14)は従
来例でも述べたように、点線で示した経路Rのルートで
処理を進めるために省略した。
【0094】これにより、ステップ(35)およびステ
ップ(38)でYesとなるタイマT1及びタイマT2
がオーバフローした場合はタップ操作と判断して、アク
ティブオブジェクト(図5のステップ(27)で最後に
アクティブにされたオブジェクト)に対して、タップコ
マンドの実行の処理を行い(41)、一方、ステップ
(38)でタイマT2がオーバフローする前に入力ペン
121をPen Downしたと判断した場合は、ダブ
ルタップコマンドの実行の処理を行い(40)、処理を
リターンする。
【0095】このように、図3〜図5に示すフローチャ
ートは、図10〜図12に示した来例のフローチャート
に、ステップ(26)〜(28),A〜Bで示す機能が
追加されている。なお、AとBの間に図6に示すフロー
チャートのA〜B間の各ステップ(30)〜(41)が
挿入されているものである。
【0096】以上説明したフローチャートのような機能
を実現することにより、従来例の入力方法に加え、図2
に示したような入力方法も可能となる。
【0097】以上本実施形態で説明したように、従来の
ペン入力装置のポインティング処理とは異なり、入力ペ
ンによる最初のPen Down時に操作者が所望する
オブジェクトをポインティングしていなくても、ディジ
タイザ12の座標入力面122上の任意の位置に入力ペ
ンをPen Downした後にペン先を移動させてオブ
ジェクト上に持ってくることでそのオブジェクトをアク
ティブにする機能と、オブジェクトをアクティブにした
後のPen Upから予め定められた一定時間以内であ
ればディジタイザ12の座標入力面122上の任意の位
置をタップやダブルタップ操作しても、最後にアクティ
ブになっていたオブジェクトをタップやダブルタップ操
作したこととするような機能を追加することにより、前
述した従来例での入力ミスをする場合〔1〕は、解決で
きる。
【0098】また、従来例での入力ミスをする場合
〔2〕の問題自身は改善されないが、この新しい入力機
能を〔1〕のように誤った入力を補正するためだけに使
うのではなくもっと積極的に使い、最初のポインティン
グを意図的に目的のオブジェクトから外して行い(つま
り、従来のダブルタップ操作を一切行わず)、この新し
い入力機能を利用することにより〔2〕の問題が生じな
くなる(新しい入力機能を使えば、ダブルタップ操作に
おけるポインティング位置は、1回目も2回目もディス
プレイ画面22上であればどこでもいいのであるからミ
スが起きない)。
【0099】そして、従来例での入力ミスをする場合
〔3〕においても、その原因は目標とするオブジェクト
が小さく、操作者の操作環境が悪い(例えば立ったまま
の姿勢での入力を要求されていたり、薄暗いところでの
入力を要求されていたりする)ので、もたもたするため
に生じることを考えれば、これも新しい入力機能を利用
することにより、〔3〕の問題が生じなくなる。
【0100】以上のように、この新しい入力機能を利用
することにより、ディスプレイ画面22が小さくても
(すなわち、目的とするオブジェクトが小さくても)、
ディスプレイユニットとディジタイザ(タッチパネル)
の位置調整誤差や視差がある程度あっても、操作者の操
作環境が悪くても正確なタップやダブルタップの操作を
行うことができる。
【0101】以下、本実施形態の特徴的構成について図
3〜図6等を参照して説明する。
【0102】上記のように構成された、所定のオブジェ
クトを表示する表示部の有効表示領域に対応する座標を
ペンアップまたはペンダウン(入力ペン121が座標入
力面122に接触するまたは離れる)で指示可能な座標
入力部(座標入力面122)に対するポインティング指
示情報を処理するペン入力装置のポインティング処理方
法であって、あるいは所定のオブジェクトを表示する表
示部の有効表示領域に対応する座標をペンアップまたは
ペンダウンで指示可能な座標入力部に対するポインティ
ング指示情報を処理するコンピュータが読み出し可能な
プログラムを格納した記憶媒体であって、前記座標入力
部の任意の位置に対する最初のペンダウンから任意の軌
道を辿って前記オブジェクトを指示しているかどうかを
判定する第1の判定工程(図5のステップ(26))
と、前記第1の判定工程が前記オブジェクトを指示して
いると判定した場合に、前記オブジェクトに対する指示
を有効と決定する決定工程(図5のステップ(27))
とを有するので、座標入力部のサイズに左右されること
なく、ディジタイザから入力する際に、オブジェクト以
外をポインティングしてしまってもその位置から任意の
軌道を辿って意図するオブジェクトを指示するという簡
単な操作で所望のオブジェクトをアクティブにでき、操
作者の入力操作負担を軽減できる。
【0103】さらに、前記決定工程が前記オブジェクト
に対する指示を有効とした後のペンアップから、所定時
間内に前記座標入力部の任意の位置を指示した指示回数
を判定する第2の判定工程(図6のステップ(34)〜
(39))と、前記第2の判定工程が判定する指示回数
に基づいて前記オブジェクトに対する異なるコマンド処
理を実行する処理工程(図6のステップ(40),(4
1))とを有するので、座標入力部のサイズに左右され
ることなく、ディジタイザから入力する際に、座標入力
部の任意の位置をタップまたはダブルタップするという
簡単な操作で所望のアクティブオブジェクトに対するコ
マンド処理を実行でき、操作者による従来のオブジェク
トの狭い有効範囲内を正確にタップまたはダブルタップ
しなくてはならないという入力操作負担を更に大幅に軽
減できる。
【0104】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
入力ペン121が任意の軌道を描いた後の一定時間以内
にタップやダブルタップ操作を行った場合は、ディスプ
レイ画面22(それと重なるディジタイザ12)上のど
こをタップやダブルタップ操作しても前記軌道の最終点
をタップやダブルタップ操作した時と同一の処理を行う
ように構成したが、座標入力面を2つのエリアに分け
て、オブジェクトをアクティブにした後に、それぞれの
エリアをタップまたはダブルタップ操作した時に、各々
設定されている決められた処理を行って、2ボタンマウ
スのボタンをクリックあるいはダブルクリックした時と
同様の処理を行うように構成しても良い。以下、その実
施形態について説明する。
【0105】なお、本実施形態におけるデータ処理装置
は図1に示した第1実施形態と同一の構成を有するので
その説明は省略する。
【0106】以下、図7を参照して図2に示した座標入
力面122の他の構成例を説明する。
【0107】図7は、図1に示した表示装置10の表示
画面とその上に設置されている座標入力面122の他の
構成例を示す図である。なお、図2と同一のものには同
一の符号を付してある。
【0108】図において、57は左エリア、58は右エ
リアで、座標入力面122を仮想的に2つに分割したも
のである。座標入力面122上でポインティングされた
場合に、データ処理装置で実行できる後述する図8に示
すフローチャートに基づくプログラムにより、ディジタ
イザ制御部126から送られる座標情報を処理すること
により、そのポインティング位置がどちらのエリア上に
あるかを判断することができる。
【0109】そして、左エリア57には、ポインティン
グデバイスとしてのマウスの左ボタンに相当する機能処
理を行い、右エリア58には、マウスの右ボタンに相当
する機能処理を行う。
【0110】つまり、この座標入力面122上で、入力
ペン121が任意の軌道を描いて所望のオブジェクト上
に達した後のPen Upから、一定時間以内に左エリ
ア57内の任意の場所をタップやダブルタップ操作した
場合は、前記軌道の最終点をマウスで左クリックや左ダ
ブルクリック操作した場合と同様の処理を行い、同様
に、右エリア58内の任意の場所をタップやダブルタッ
プ操作した場合は、前記軌跡の最終点をマウスで右クリ
ックや右ダブルクリック操作した場合と同様の処理を行
う。
【0111】以下、本実施形態の特徴的構成について図
1,図7等を参照して説明する。
【0112】上記のように構成された、所定のオブジェ
クトを表示する表示部の有効表示領域に対応する座標を
ペンアップまたはペンダウン(入力ペン121が座標入
力面122に接触するまたは離れる)で指示可能な複数
の入力エリア(左エリア57,右エリア58)に分割さ
れた座標入力部(座標入力面122)に対するポインテ
ィング指示情報を処理するペン入力装置であって、前記
座標入力部の任意の位置に対する最初のペンダウンから
任意の軌道を辿って前記オブジェクトを指示しているか
どうかを判定する第1の判定手段(前述した図3,図
4,図5に示したフローチャートに基づき判定するCP
U1)と、前記第1の判定手段が前記オブジェクトを指
示していると判定した場合に、前記オブジェクトに対す
る指示を有効と決定する決定手段(前述した図3,図
4,図5に示したフローチャートに基づき決定するCP
U1)と、前記決定手段が前記オブジェクトに対する指
示を有効とした後のペンアップから、所定時間内に前記
座標入力部の任意の位置を指示した指示回数を判定する
第2の判定手段(後述する図8に示すフローチャートに
基づき判定するCPU1)と、前記決定手段が前記オブ
ジェクトに対する指示を有効とした後のペンアップか
ら、所定時間内に前記座標入力部のどの入力エリア内で
指示されたかを判別する判別手段(後述する図8に示す
フローチャートに基づき判別するCPU1)と、前記第
2の判定手段が判定する指示回数と、前記判別手段の判
別結果に基づいて前記オブジェクトに対する異なるコマ
ンド処理を実行する制御手段(後述する図8に示すフロ
ーチャートに基づき制御するCPU1)とを有するの
で、スイッチ等のない入力ペンまたは指先によりディジ
タイザから入力する際に、ディジタイザの有効範囲より
かなり広い座標入力面上の複数の入力エリアのいずれか
をタップまたはダブルタップ操作するという簡単な操作
で所望のアクティブオブジェクトに対する従来のペン入
力装置より多種のコマンド処理開始を指示でき、スイッ
チ付きの入力ペンを導入するためのコストを必要とする
ことなく、マウスと同等の入力操作を快適に行うことが
できる。
【0113】図7に示した動作をフローチャートで説明
すると図8のようになる。図8は、前記実施形態で説明
した図6を置き換えたもので、図3〜図5に示したフロ
ーチャートと組み合せて機能する。
【0114】以下、図8を参照して図1に示したデータ
処理装置1000におけるディジタイザ12からの入力
処理について説明する。なお、第2実施形態における入
力処理は既に説明した図3〜図5に示したフローチャー
トとそのAB間に対応する図8に示すフローチャートか
ら構成されるので、図8に示すAB間のフローチャート
だけを説明する。
【0115】図8は、本発明に係るペン入力装置におけ
る第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図6に示したステップ(30)〜(41)の処理
に対応する。なお、(30)〜(39),(61)〜
(66)は各ステップを示し、図6と同一のステップに
同一のステップ番号を付してある。
【0116】まず、ステップ(30)および(31)〜
(33)において、入力ミスかどうかを判断して、入力
ミスであると判断した場合は、Bに進んで処理を終了す
る。次に、ステップ(34)〜(39)において、タッ
プ操作かダブルタップ操作かどうかを判断し、タップ操
作と判断した場合は、ステップ(64)に進み、ダブル
タップ操作と判断した場合は、ステップ(61)に進
む。
【0117】ステップ(61)において、直前に(2回
目に)入力ペン121がPen Downしたエリアが
左エリア57か右エリア58かどうかを判断し(6
1)、左エリア57であると判断した場合は、左ボタン
ダブルタップ(左ダブルクリックと同等の)コマンド処
理を行い(63)、右エリア58であると判断した場合
は、右ボタンダブルタップ(右ダブルクリックと同等
の)コマンド処理を行い(62)、処理をリターンす
る。
【0118】一方、ステップ(38)でYesと判断さ
れた場合は、ステップ(33)において、すなわち前回
入力ペン121がPen Downしたエリアが左エリ
ア57か右エリア58かどうかを判断し、左エリア57
であると判断した場合は、左ボタンタップ(左クリック
と同等の)コマンド処理を行い(66)、右エリア58
であれば右ボタンタップ(右クリックと同等の)コマン
ド処理を行い(65)、処理をリターンする。
【0119】以上説明したように、前記第1実施形態の
ポインティングデバイスを応用し、ディジタイザ上の操
作エリアを複数のエリアに分けておき、それらのエリア
を識別できるエリア識別手段を有し、ペン先や指先が任
意の軌跡を描いた後の一定時間以内にタップやダブルタ
ップ操作を行う場合にどのエリアをタップやダブルタッ
プ操作するかに応じて、タップやダブルタップ操作の機
能処理を複数設定できるようにすることにより、スイッ
チ等のない安価なペンや指を使うディジタイザ方式ポイ
ンティングデバイスで、複数ボタンを有するマウスの全
ての操作に対応できる入力手段を実現できる。
【0120】以下、本実施形態の特徴的構成について図
8等を参照して説明する。
【0121】上記のように構成された、所定のオブジェ
クトを表示する表示部の有効表示領域に対応する座標を
ペンアップまたはペンダウン(入力ペン121が座標入
力面122に接触するまたは離れる)で指示可能な複数
の入力エリア(左エリア57,右エリア58)に分割さ
れた座標入力部(座標入力面122)に対するポインテ
ィング指示情報を処理するペン入力装置のポインティン
グ処理方法であって、あるいは所定のオブジェクトを表
示する表示部の有効表示領域に対応する座標をペンアッ
プまたはペンダウンで指示可能な複数の入力エリアに分
割された座標入力部に対するポインティング指示情報を
処理するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
納した記憶媒体であって、前記座標入力部の任意の位置
に対する最初のペンダウンから任意の軌道を辿って前記
オブジェクトを指示しているかどうかを判定する第1の
判定工程(図5のステップ(26))と、前記第1の判
定工程が前記オブジェクトを指示していると判定した場
合に、前記オブジェクトに対する指示を有効と決定する
決定工程(図5のステップ(27))と、前記決定工程
が前記オブジェクトに対する指示を有効とした後のペン
アップから、所定時間内に前記座標入力部の任意の位置
を指示した指示回数を判定する第2の判定工程(図8の
ステップ(34)〜(39))と、前記決定工程が前記
オブジェクトに対する指示を有効とした後のペンアップ
から、所定時間内に前記座標入力部のどの入力エリア内
で指示されたかを判別する判別工程(図8のステップ
(61),(64))と、前記第2の判定工程が判定す
る指示回数と、前記判別工程の判別結果に基づいて前記
オブジェクトに対する異なるコマンド処理を実行する処
理工程(図8のステップ(62),(63),(6
5),(66))とを有するので、スイッチ等のない入
力ペンまたは指先によりディジタイザから入力する際
に、オブジェクトの有効範囲よりかなり広い座標入力面
上の複数の入力エリアのいずれかをタップまたはダブル
タップ操作するという簡単な操作で所望のアクティブオ
ブジェクトに対する従来のペン入力装置より多種のコマ
ンド処理開始を指示でき、スイッチ付きの入力ペンを導
入するためのコストを必要とすることなく、マウスと同
等の入力操作を快適に行うことができる。
【0122】以下、図9に示すメモリマップを参照して
本発明に係るデータ処理装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0123】図9は、本発明に係るデータ処理装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0124】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0125】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0126】本実施形態における図3,図4,図5,図
6,図8に示す機能が外部からインストールされるプロ
グラムによって、ホストコンピュータにより遂行されて
いてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッ
シュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネット
ワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む
情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用さ
れるものである。
【0127】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0128】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0129】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0130】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0131】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0132】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、所定のオブジェクトを表示する表示部
の有効表示領域に対応する座標をペンアップまたはペン
ダウンで指示可能な座標入力部に対するポインティング
指示情報を処理するペン入力装置であって、前記座標入
力部の任意の位置に対する最初のペンダウンから任意の
軌道を辿って前記オブジェクトを指示しているかどうか
を判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段が前
記オブジェクトを指示していると判定した場合に、前記
オブジェクトに対する指示を有効と決定する決定手段と
を有するので、座標入力部のサイズに左右されることな
く、ディジタイザから入力する際に、オブジェクト以外
をポインティングしてしまってもその位置から任意の軌
道を辿って意図するオブジェクトを指示するという簡単
な操作で所望のオブジェクトをアクティブにでき、操作
者の入力操作負担を軽減できる。
【0133】本発明に係る第2の発明によれば、前記決
定手段が前記オブジェクトに対する指示を有効とした後
のペンアップから、所定時間内に前記座標入力部の任意
の位置を指示した指示回数を判定する第2の判定手段
と、前記第2の判定手段が判定する指示回数に基づいて
前記オブジェクトに対する異なるコマンド処理を実行す
る制御手段とを有するので、座標入力部のサイズに左右
されることなく、ディジタイザから入力する際に、座標
入力部の任意の位置をタップまたはダブルタップすると
いう簡単な操作で所望のアクティブオブジェクトに対す
るコマンド処理を実行でき、操作者による従来のオブジ
ェクトの狭い有効範囲内を正確にタップまたはダブルタ
ップしなくてはならないという入力操作負担を更に大幅
に軽減できる。
【0134】本発明に係る第3の発明によれば、所定の
オブジェクトを表示する表示部の有効表示領域に対応す
る座標をペンアップまたはペンダウンで指示可能な複数
の入力エリアに分割された座標入力部に対するポインテ
ィング指示情報を処理するペン入力装置であって、前記
座標入力部の任意の位置に対する最初のペンダウンから
任意の軌道を辿って前記オブジェクトを指示しているか
どうかを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手
段が前記オブジェクトを指示していると判定した場合
に、前記オブジェクトに対する指示を有効と決定する決
定手段と、前記決定手段が前記オブジェクトに対する指
示を有効とした後のペンアップから、所定時間内に前記
座標入力部の任意の位置を指示した指示回数を判定する
第2の判定手段と、前記決定手段が前記オブジェクトに
対する指示を有効とした後のペンアップから、所定時間
内に前記座標入力部のどの入力エリア内で指示されたか
を判別する判別手段と、前記第2の判定手段が判定する
指示回数と、前記判別手段の判別結果に基づいて前記オ
ブジェクトに対する異なるコマンド処理を実行する制御
手段とを有するので、スイッチ等のない入力ペンまたは
指先によりディジタイザから入力する際に、オブジェク
トの有効範囲よりかなり広い座標入力面上の複数の入力
エリアのいずれかをタップまたはダブルタップ操作する
という簡単な操作で所望のアクティブオブジェクトに対
する従来のペン入力装置より多種のコマンド処理開始を
指示でき、スイッチ付きの入力ペンを導入するためのコ
ストを必要とすることなく、マウスと同等の入力操作を
快適に行うことができる。
【0135】本発明に係る第4の発明によれば、前記座
標入力部に対するポインティング指示情報を所定のペン
入力部材により指示入力するので、入力ペンを用いて入
力操作することができる。
【0136】本発明に係る第5の発明によれば、前記座
標入力部に対するポインティング指示情報をユーザから
の指先によるタッチ指示で入力するので、入力ペン等の
道具を必要とすることなく、指先だけで入力操作するこ
とができる。
【0137】本発明に係る第6の発明によれば、前記座
標入力部は、前記表示部と一体となるタッチパネルで構
成されるので、タッチパネルから入力操作することがで
きる。
【0138】本発明に係る第7,第8の発明によれば、
所定のオブジェクトを表示する表示部の有効表示領域に
対応する座標をペンアップまたはペンダウンで指示可能
な座標入力部に対するポインティング指示情報を処理す
るペン入力装置のポインティング処理方法であって、あ
るいは所定のオブジェクトを表示する表示部の有効表示
領域に対応する座標をペンアップまたはペンダウンで指
示可能な座標入力部に対するポインティング指示情報を
処理するコンピュータが読み出し可能なプログラムを格
納した記憶媒体であって、前記座標入力部の任意の位置
に対する最初のペンダウンから任意の軌道を辿って前記
オブジェクトを指示しているかどうかを判定する第1の
判定工程と、前記第1の判定工程が前記オブジェクトを
指示していると判定した場合に、前記オブジェクトに対
する指示を有効と決定する決定工程とを有するので、座
標入力部のサイズに左右されることなく、ディジタイザ
から入力する際に、オブジェクト以外をポインティング
してしまってもその位置から任意の軌道を辿って意図す
るオブジェクトを指示するという簡単な操作で所望のオ
ブジェクトをアクティブにでき、操作者の入力操作負担
を軽減できる。
【0139】本発明に係る第9,第10の発明によれ
ば、前記決定工程が前記オブジェクトに対する指示を有
効とした後のペンアップから、所定時間内に前記座標入
力部の任意の位置を指示した指示回数を判定する第2の
判定工程と、前記第2の判定工程が判定する指示回数に
基づいて前記オブジェクトに対する異なるコマンド処理
を実行する処理工程とを有するので、ディジタイザから
入力する際に、座標入力部の任意の位置をタップまたは
ダブルタップすることによりアクティブオブジェクトに
対するコマンド処理を実行でき、操作者による従来のオ
ブジェクトの狭い有効範囲内を正確にタップまたはダブ
ルタップしなくてはならないという入力操作負担を更に
大幅に軽減できる。
【0140】本発明に係る第11,第12の発明によれ
ば、所定のオブジェクトを表示する表示部の有効表示領
域に対応する座標をペンアップまたはペンダウンで指示
可能な複数の入力エリアに分割された座標入力部に対す
るポインティング指示情報を処理するペン入力装置のポ
インティング処理方法であって、あるいは所定のオブジ
ェクトを表示する表示部の有効表示領域に対応する座標
をペンアップまたはペンダウンで指示可能な複数の入力
エリアに分割された座標入力部に対するポインティング
指示情報を処理するコンピュータが読み出し可能なプロ
グラムを格納した記憶媒体であって、前記座標入力部の
任意の位置に対する最初のペンダウンから任意の軌道を
辿って前記オブジェクトを指示しているかどうかを判定
する第1の判定工程と、前記第1の判定手段が前記オブ
ジェクトを指示していると判定した場合に、前記オブジ
ェクトに対する指示を有効と決定する決定工程と、前記
決定手段が前記オブジェクトに対する指示を有効とした
後のペンアップから、所定時間内に前記座標入力部の任
意の位置を指示した指示回数を判定する第2の判定工程
と、前記決定手段が前記オブジェクトに対する指示を有
効とした後のペンアップから、所定時間内に前記座標入
力部のどの入力エリア内で指示されたかを判別する判別
工程と、前記第2の判定工程が判定する指示回数と、前
記判別工程の判別結果に基づいて前記オブジェクトに対
する異なるコマンド処理を実行する処理工程とを有する
ので、スイッチ等のない入力ペンまたは指先によりディ
ジタイザから入力する際に、ディジタイザの有効範囲よ
りかなり広い座標入力面上の複数の入力エリアのいずれ
かをタップまたはダブルタップ操作するという簡単な操
作で所望のアクティブオブジェクトに対する従来のペン
入力装置より多種のコマンド処理開始を指示でき、スイ
ッチ付きの入力ペンを導入するためのコストを必要とす
ることなく、マウスと同等の入力操作を快適に行うこと
ができる。
【0141】従って、ディジタイザから入力する際に、
操作者による従来のオブジェクトの狭い有効範囲内を正
確にタップまたはダブルタップしなくてはコマンド処理
を指示できないという入力操作負担を大幅に軽減して、
入力ミスを少なくさせることができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すデータ処理装置の
構成を説明するブロック図である。
【図2】図1に示した表示装置の表示画面に表示される
画像と表示画面上に設置されている座標入力面を説明す
る図である。
【図3】本発明に係るデータ処理装置における第1のデ
ータ処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係るデータ処理装置における第1のデ
ータ処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係るデータ処理装置における第1のデ
ータ処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係るデータ処理装置における第2のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】図1に示した表示装置の表示画面とその上に設
置されている座標入力面の他の構成例を示す図である。
【図8】本発明に係るデータ処理装置における第3のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係るデータ処理装置で読みだし可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【図10】従来のデータ処理装置におけるデータ処理手
順を示すフローチャートである。
【図11】従来のデータ処理装置におけるデータ処理手
順を示すフローチャートである。
【図12】従来のデータ処理装置におけるデータ処理手
段を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 10 表示装置 12 ディジタイザ 121 入力ペン 122 座標入力面 125 座標読み取り部 126 ディジタイザ制御部 1000 データ処理装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のオブジェクトを表示する表示部の
    有効表示領域に対応する座標をペンアップまたはペンダ
    ウンで指示可能な座標入力部に対するポインティング指
    示情報を処理するペン入力装置であって、 前記座標入力部の任意の位置に対する最初のペンダウン
    から任意の軌道を辿って前記オブジェクトを指示してい
    るかどうかを判定する第1の判定手段と、 前記第1の判定手段が前記オブジェクトを指示している
    と判定した場合に、前記オブジェクトに対する指示を有
    効と決定する決定手段と、を有することを特徴とするペ
    ン入力装置。
  2. 【請求項2】 前記決定手段が前記オブジェクトに対す
    る指示を有効とした後のペンアップから、所定時間内に
    前記座標入力部の任意の位置を指示した指示回数を判定
    する第2の判定手段と、 前記第2の判定手段が判定する指示回数に基づいて前記
    オブジェクトに対する異なるコマンド処理を実行する制
    御手段と、を有することを特徴とする請求項1記載のペ
    ン入力装置。
  3. 【請求項3】 所定のオブジェクトを表示する表示部の
    有効表示領域に対応する座標をペンアップまたはペンダ
    ウンで指示可能な複数の入力エリアに分割された座標入
    力部に対するポインティング指示情報を処理するペン入
    力装置であって、 前記座標入力部の任意の位置に対する最初のペンダウン
    から任意の軌道を辿って前記オブジェクトを指示してい
    るかどうかを判定する第1の判定手段と、 前記第1の判定手段が前記オブジェクトを指示している
    と判定した場合に、前記オブジェクトに対する指示を有
    効と決定する決定手段と、 前記決定手段が前記オブジェクトに対する指示を有効と
    した後のペンアップから、所定時間内に前記座標入力部
    の任意の位置を指示した指示回数を判定する第2の判定
    手段と、 前記決定手段が前記オブジェクトに対する指示を有効と
    した後のペンアップから、所定時間内に前記座標入力部
    のどの入力エリア内で指示されたかを判別する判別手段
    と、 前記第2の判定手段が判定する指示回数と、前記判別手
    段の判別結果に基づいて前記オブジェクトに対する異な
    るコマンド処理を実行する制御手段と、を有することを
    特徴とするペン入力装置。
  4. 【請求項4】 前記座標入力部に対するポインティング
    指示情報を所定のペン入力部材により指示入力すること
    を特徴とする請求項1または3記載のペン入力装置。
  5. 【請求項5】 前記座標入力部に対するポインティング
    指示情報をユーザからの指先によるタッチ指示で入力す
    ることを特徴とする請求項1または3記載のペン入力装
    置。
  6. 【請求項6】 前記座標入力部は、前記表示部と一体と
    なるタッチパネルで構成されることを特徴とする請求項
    1または3記載のペン入力装置。
  7. 【請求項7】 所定のオブジェクトを表示する表示部の
    有効表示領域に対応する座標をペンアップまたはペンダ
    ウンで指示可能な座標入力部に対するポインティング指
    示情報を処理するペン入力装置のポインティング処理方
    法であって、 前記座標入力部の任意の位置に対する最初のペンダウン
    から任意の軌道を辿って前記オブジェクトを指示してい
    るかどうかを判定する第1の判定工程と、 前記第1の判定工程が前記オブジェクトを指示している
    と判定した場合に、前記オブジェクトに対する指示を有
    効と決定する決定工程と、を有することを特徴とするペ
    ン入力装置のポインティング処理方法。
  8. 【請求項8】 所定のオブジェクトを表示する表示部の
    有効表示領域に対応する座標をペンアップまたはペンダ
    ウンで指示可能な座標入力部に対するポインティング指
    示情報を処理するコンピュータが読み出し可能なプログ
    ラムを格納した記憶媒体であって、 前記座標入力部の任意の位置に対する最初のペンダウン
    から任意の軌道を辿って前記オブジェクトを指示してい
    るかどうかを判定する第1の判定工程と、 前記第1の判定工程が前記オブジェクトを指示している
    と判定した場合に、前記オブジェクトに対する指示を有
    効と決定する決定工程と、を有することを特徴とするコ
    ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
    媒体。
  9. 【請求項9】 前記決定工程が前記オブジェクトに対す
    る指示を有効とした後のペンアップから、所定時間内に
    前記座標入力部の任意の位置を指示した指示回数を判定
    する第2の判定工程と、 前記第2の判定工程が判定する指示回数に基づいて前記
    オブジェクトに対する異なるコマンド処理を実行する処
    理工程と、を有することを特徴とする請求項7記載のペ
    ン入力装置のポインティング処理方法。
  10. 【請求項10】 前記決定工程が前記オブジェクトに対
    する指示を有効とした後のペンアップから、所定時間内
    に前記座標入力部の任意の位置を指示した指示回数を判
    定する第2の判定工程と、 前記第2の判定工程が判定する指示回数に基づいて前記
    オブジェクトに対する異なるコマンド処理を実行する処
    理工程と、を有することを特徴とする請求項8記載のコ
    ンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶
    媒体。
  11. 【請求項11】 所定のオブジェクトを表示する表示部
    の有効表示領域に対応する座標をペンアップまたはペン
    ダウンで指示可能な複数の入力エリアに分割された座標
    入力部に対するポインティング指示情報を処理するペン
    入力装置のポインティング処理方法であって、 前記座標入力部の任意の位置に対する最初のペンダウン
    から任意の軌道を辿って前記オブジェクトを指示してい
    るかどうかを判定する第1の判定工程と、 前記第1の判定工程が前記オブジェクトを指示している
    と判定した場合に、前記オブジェクトに対する指示を有
    効と決定する決定工程と、 前記決定工程が前記オブジェクトに対する指示を有効と
    した後のペンアップから、所定時間内に前記座標入力部
    の任意の位置を指示した指示回数を判定する第2の判定
    工程と、 前記決定工程が前記オブジェクトに対する指示を有効と
    した後のペンアップから、所定時間内に前記座標入力部
    のどの入力エリア内で指示されたかを判別する判別工程
    と、 前記第2の判定工程が判定する指示回数と、前記判別工
    程の判別結果に基づいて前記オブジェクトに対する異な
    るコマンド処理を実行する処理工程と、を有することを
    特徴とするペン入力装置のポインティング処理方法。
  12. 【請求項12】 所定のオブジェクトを表示する表示部
    の有効表示領域に対応する座標をペンアップまたはペン
    ダウンで指示可能な複数の入力エリアに分割された座標
    入力部に対するポインティング指示情報を処理するコン
    ピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒
    体であって、 前記座標入力部の任意の位置に対する最初のペンダウン
    から任意の軌道を辿って前記オブジェクトを指示してい
    るかどうかを判定する第1の判定工程と、 前記第1の判定工程が前記オブジェクトを指示している
    と判定した場合に、前記オブジェクトに対する指示を有
    効と決定する決定工程と、 前記決定工程が前記オブジェクトに対する指示を有効と
    した後のペンアップから、所定時間内に前記座標入力部
    の任意の位置を指示している指示回数を判定する第2の
    判定工程と、 前記決定工程が前記オブジェクトに対する指示を有効と
    した後のペンアップから、所定時間内に前記座標入力部
    のどの入力エリア内で指示されたかを判別する判別工程
    と、 前記第2の判定工程が判定する指示回数と、前記判別工
    程の判別結果に基づいて前記オブジェクトに対する異な
    るコマンド処理を実行する処理工程と、を有することを
    特徴とするコンピュータが読み出し可能なプログラムを
    格納した記憶媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010140327A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Dainippon Printing Co Ltd ボード書き込みシステム、コンピュータ装置及びプログラム
JP2016103047A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 アルパイン株式会社 電子機器、該電子機器を備えた車載機器及び該電子機器を用いて実行すべき処理の指示方法
JP2016151844A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 シャープ株式会社 表示機器、表示機器を制御するためのプログラム、およびコンピュータ読み取り可能なデータ記録媒体

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