JPH1194825A - 試薬混合器 - Google Patents

試薬混合器

Info

Publication number
JPH1194825A
JPH1194825A JP9254628A JP25462897A JPH1194825A JP H1194825 A JPH1194825 A JP H1194825A JP 9254628 A JP9254628 A JP 9254628A JP 25462897 A JP25462897 A JP 25462897A JP H1194825 A JPH1194825 A JP H1194825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reagent
water
main body
tank
sample water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9254628A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yotsumoto
浩 四元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP9254628A priority Critical patent/JPH1194825A/ja
Publication of JPH1194825A publication Critical patent/JPH1194825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料水と試薬とが十分に混合される試薬混合
器を提供する。 【解決手段】 漏斗を逆さにした形状の本体10の下部
の開口部を蓋11で閉塞し、本体10の相互に反対側に
は試料水に試薬を注入した注入水を本体10内に流入さ
せる一対の流入管14を接続し、本体10内を螺旋状に
回転してできた混合水が流出する流出管15を本体10
の上部に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は試薬混合器に関し、
水質測定装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】水質を測定するには、水質測定装置が用
いられる。水質測定装置は、図5に示すように試料とし
ての試料水に試薬を注入する試薬注入器としての六方弁
1と、試薬を注入した水を混合する試薬混合器2と、混
合して得られた混合水を検査する検出器3とで構成され
る。
【0003】六方弁1は、図6に示すようにイ〜ヘで示
す孔を有するケースと、ケース内に収容されるととも
に、P,Q,Rで示す流路を有する弁体とで構成され
る。試料水の中へ試薬を注入しないときは、図6(a)
に示すように試料水は流路Pを介して試薬混合器2へ直
接に流れ、試薬が注入されることはない。この状態で、
流路Q,Rを介して試薬を定量ループへ流すことによ
り、定量ループ内を試薬で充填して試薬の量を計測する
ことができる。定量ループでは、内径寸法や長さ寸法の
異なるチューブに交換することにより、注入する試薬の
量を変えることができる。
【0004】試薬を試料水の中へ注入する際は、弁体を
60°だけいずれかの方向へ回転させ、図6(b)の状
態にする。この状態で試料水を流すと、試料水は試薬の
充填された定量ループを介して試薬混合器2へ流れるの
で、定量された試薬を試料水に注入させることになる。
【0005】次に、試薬混合器2について説明する。試
薬混合器2は、六方弁1において試薬が注入された試料
水を徐々に混合するためのものである。図7に示すよう
に、試薬混合器2は円筒形のコイル芯4に配管チューブ
5を巻回して構成される。六方弁1により、図8(a)
のように試料水6,6間に試薬7が注入されると、試料
水6と試薬7との粘度の差等により、コイル状に巻回し
た配管チューブ5を通る間に、図8(b)〜(d)に示
すように試料水6と試薬7とが混合した混合水8が徐々
に増えていく。試料水6と試薬7とが試薬混合器2を通
過するまでにある一定の時間を要するが、この時間は試
料水6と試薬7との反応時間となる。
【0006】斯る試薬混合器2では、試料水6の量及び
試薬7の量を低減させて応答速度を速くするために、極
めて小さい内径寸法(例えばφ0.5mm位)の配管チ
ューブ5を用い、小形化するのが一般的である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、試薬混合器
の設計には試料水と試薬との粘度差だけでなく、配管チ
ューブとの摩擦や、脈動等の送液システムの影響等も考
慮する必要があり、そのために配管チューブが必要以上
に長くなり、試薬混合器の応答特性が低下する。一方、
図8に示すように試薬7は試料水6に接している部分か
ら順に混合されて行くが、混合が不十分であると図8
(d)に示すように混合されないので試薬7が残留し、
試薬7が無駄になる。
【0008】そこで本発明は、斯る課題を解決した試薬
混合器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯る目的を達成するため
の請求項1に係る試薬混合器の構成は、漏斗を逆さにし
た形状の本体の下部の開口部を蓋で閉塞し、本体の下部
外周であって相互に反対側の位置に、本体の外部から内
部へ向かうとともに内部で円に沿って同一方向へ向かう
一対の流入路を形成する一方、上部の開口部を流出路と
し、試料水に試薬を注入する試薬注入器を一対の流入路
に連通させる一方、試薬を混合した混合水の検出を行う
検出器を流出路に連通させたことを特徴とし、請求項2
に係る試薬混合器の構成は、試薬を注入した注入水を本
体内で螺旋を描いて上昇させるためのガイド部材を、本
体の内部に収容したことを特徴とし、請求項3に係る試
薬混合器の構成は、密閉されたタンクの内部に前記本体
を収容し、タンクの底面には混合水を排出するための排
水孔を形成する一方、タンクの上部には外気を吸入する
吸気孔とタンク内に生じたガスをガス検出器へ吸引する
ための排気孔とを形成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施例
に基づいて詳細に説明する。
【0011】(a)実施例1 本発明による試薬混合器の実施例1を、図1に示す。図
のように漏斗を逆さにした形状の本体10の下部の開口
部を閉塞するため、蓋11が螺合されている。本体10
の下部における相互に180度をなす位置には、本体1
0の外部から内部へ一対の流入路を形成するためのタッ
プ孔12が形成されている。そして、蓋11におにける
タップ孔12と対応する部分には図示しない切欠部が形
成され、タップ孔12は本体10の内部と連通してい
る。一方、本体10の上部の開口部にもタップ孔13が
形成されている。
【0012】そして、タップ孔12には試料水に試薬を
注入するための前記六方弁が、タップ孔12に螺合され
た流入管14を介して接続され、タップ孔13には図示
しない検出器が、タップ孔13に螺合された流出管15
を介して接続されている。
【0013】流出管15の内面が形成する断面積S
1は、一対の流入管14の内面が形成する断面積S2の和
よりも小さく設定されている。また、本体10の内部の
容積は注入する試薬の量の2倍以上の大きさに設定され
ている。一方、内部容積をあまり大きくすると、水質測
定装置の応答速度が遅くなる。
【0014】次に、斯る試薬混合器の作用を説明する。
図1に示すように、試料水に試薬を注入した注入水を一
対の流入管14を介して相互に反対方向から本体10内
に流入させると、図1(b)に示すように注入水は螺旋
状に回転しながら上昇し、混合水となって流出管15か
ら検出器へと流出する。このため、試料水と試薬とが効
率良く混合する。そして、流出管15の断面積が流入管
14の断面積より小さいことから、本体10の内部が若
干の加圧状態になり、このために何らかの原因で本体1
0の内部に気泡の混入することがあっても、気泡は速や
かに消滅する。
【0015】(b)実施例2 次に、本発明による試薬混合器の実施例2を図2,3に
示す。この実施例は、実施例1において本体10内を螺
旋状に注入水が上昇するように、ガイド部材16を設け
たものである。
【0016】ガイド部材16の構造は以下のようになっ
ている。図2,3に示すように蓋11の中央に支柱17
の下端が螺着され、支柱17には中央に孔の形成された
円板18が略等間隔にそして少しだけ傾斜させた状態で
固着されている。円板18は円形又は楕円形である。
【0017】斯る試薬混合器では、注入水がガイド部材
16に案内されるので、実施例1の場合よりも適正な螺
旋に沿って流れることになり、より高い混合効果が得ら
れる。
【0018】(c)実施例3 最後に、本発明による試薬混合器の実施例3を図4に示
す。この実施例は、試薬混合器の内部で混合することに
よる化学反応により生じたガスを分析できるようにした
ものである。
【0019】この実施例は、実施例2における試薬混合
器から流出管15を取り外したのちに本体10を密閉さ
れたタンク19内に収容したものである。タンク19の
底面には、本体10の上部の開口部から流出した混合水
を排出する排出管20が接続されている。そして、試料
水と試薬とを混合したときに発生するガスをガス検出器
(図示せず)へ吸引して検査するための排気管21と、
負圧になったタンク19内へ外気を吸入する吸気管22
とがタンク19の上部に接続されている。
【0020】斯る試薬混合器の作用を説明する。実施例
2で説明したように本体10の上部の開口部から混合水
が排出されると、その混合水はタンク19内に流れ込
み、排出管20を介して排出される。一方、タンク19
の内部には化学反応によって生じたガスが充満し、図示
しないポンプ等により排気管21を介してガス検出器へ
ガスが吸引される。このガス検出器により、ガスの成分
が測定される。ガスの吸引によって負圧になるため、タ
ンク19内には吸気管22から大気が吸入される。
【0021】実施例3では実施例1,2と異なり、混合
水ではなく、ガスが測定対象となる。このため、混合水
はそのまま排出されることになる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、請求項1
に係る試薬混合器によれば、本体の内部に螺旋を描いて
注入水を流すので、試料水と試薬とが効率良く混合さ
れ、消費した試薬に見合った応答が得られる。また、混
合器の容積を必要以上に大きくする必要がなく、従って
応答速度を必要以上に遅くすることがない。
【0023】請求項2に係る試薬混合器によれば、本体
の内部にガイド部材を設けたので、請求項1の場合より
も一段と混合効率を高めることができる。
【0024】請求項3に係る試薬混合器によれば、本体
をタンクに収容してタンクに排気管を介してガス検出器
を接続したので本体内で発生したガスを測定することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による試薬混合器の実施例1に係り、
(a)は平面図、(b)は正面図。
【図2】本発明による試薬混合器の実施例2に係り、
(a)は平面図、(b)は正面図。
【図3】本発明による試薬混合器の実施例2におけるガ
イド部材に係り、(a)は平面図、(b)は正面図。
【図4】本発明による試薬混合器の実施例3の構成図。
【図5】水質測定器の概略構成図。
【図6】水質測定器を構成する六方弁の作用説明図。
【図7】水質測定器を構成する従来の試薬混合器の外観
図。
【図8】試料水と試薬とを混合する過程を示す説明図。
【符号の説明】
10…本体 11…蓋 14…流入管 15…流出管 16…ガイド部材 19…タンク 20…排出管 21…排気管 22…吸気管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漏斗を逆さにした形状の本体の下部の開
    口部を蓋で閉塞し、本体の下部外周であって相互に反対
    側の位置に、本体の外部から内部へ向かうとともに内部
    で円に沿って同一方向へ向かう一対の流入路を形成する
    一方、上部の開口部を流出路とし、試料水に試薬を注入
    する試薬注入器を一対の流入路に連通させる一方、試薬
    を混合した混合水の検出を行う検出器を流出路に連通さ
    せたことを特徴とする試薬混合器。
  2. 【請求項2】 試薬を注入した注入水を本体内で螺旋を
    描いて上昇させるためのガイド部材を、本体の内部に収
    容した請求項1に記載のの試薬混合器。
  3. 【請求項3】 密閉されたタンクの内部に前記本体を収
    容し、タンクの底面には混合水を排出するための排水孔
    を形成する一方、タンクの上部には外気を吸入する吸気
    孔とタンク内に生じたガスをガス検出器へ吸引するため
    の排気孔とを形成した請求項1又は2に記載の試薬混合
    器。
JP9254628A 1997-09-19 1997-09-19 試薬混合器 Pending JPH1194825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9254628A JPH1194825A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 試薬混合器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9254628A JPH1194825A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 試薬混合器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1194825A true JPH1194825A (ja) 1999-04-09

Family

ID=17267671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9254628A Pending JPH1194825A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 試薬混合器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1194825A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7897409B2 (en) * 2003-09-19 2011-03-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Chemical analyzer, method for dispensing and dilution cup

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7897409B2 (en) * 2003-09-19 2011-03-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Chemical analyzer, method for dispensing and dilution cup

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6344083Y2 (ja)
JPS5786717A (en) Method and instrument for measuring flow rate of fluid in gaseous phase and liquid phase respectively
US20030013200A1 (en) Liquid sample take-up device
JPH1194825A (ja) 試薬混合器
RU2525305C2 (ru) Устройство для газожидкостной экстракции, способ газожидкостной экстракции
CN209060927U (zh) 一种加速物质溶解的配液罐
JPS5826370Y2 (ja) 脱泡分流器
CN209077353U (zh) 用于清洗装置的防溢装置
CN201368852Y (zh) 水质监测仪用一体结构的计量混合杯装置
JP2007197512A (ja) 通油性試験装置および通油性試験方法
JP2003240787A (ja) 試料吸引吐出部の洗浄方法ならびに試料吸引吐出部の洗浄機構
JPH09127086A (ja) 液体クロマトグラフ
JP4310483B2 (ja) ビューレット
CN219302282U (zh) 一种密闭式气体酸碱性直接检测装置
CN217732730U (zh) 一种水中有机组分用吸附装置
CN201983955U (zh) 用于流动液体减压取样的装置
CN213515819U (zh) 一种基于mems质量流量传感器的流量测量装置
CN219736892U (zh) 一种均匀取样装置
CN217014717U (zh) 一种精确取药的口服液瓶盖
CN214845201U (zh) 一种水质在线质控仪
SU1760344A1 (ru) Устройство дл дозировани жидкости в газовый поток
CN210571566U (zh) 一种水质监测用微定量取样装置
CN114246795A (zh) 一种精确取药的口服液瓶盖
CN208383722U (zh) 一种流动注射光度检测器
JP2000298092A (ja) 液中微粒子測定装置