JPH119460A - コーヒー抽出装置 - Google Patents

コーヒー抽出装置

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JPH119460A
JPH119460A JP9166366A JP16636697A JPH119460A JP H119460 A JPH119460 A JP H119460A JP 9166366 A JP9166366 A JP 9166366A JP 16636697 A JP16636697 A JP 16636697A JP H119460 A JPH119460 A JP H119460A
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JP
Japan
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hot water
coffee
bean powder
piston
coffee bean
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JP9166366A
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English (en)
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Akio Kawabata
秋雄 川端
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Sanden Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の給湯シリンダー式抽出装置に比べて高
速でコーヒー液を抽出でき、且つ高濃度のコーヒー液を
抽出できる濾過方式のコーヒー抽出装置を提供する。 【解決手段】 略常圧高温の湯を生成する水加熱装置
と、水加熱装置で得られた略常圧高温の湯を加圧する加
圧手段を有し水加熱装置に接続される加圧給湯装置と、
加圧給湯装置の吐出口を開閉する開閉弁と、両端が開放
され一端が加圧給湯装置の吐出口に接続されるコーヒー
豆粉末格納容器と、コーヒー豆粉末格納容器の他端を覆
う板状の抽出フィルターと、抽出フィルターを支持する
抽出フィルター支持部材と、コーヒー豆粉末格納容器内
のコーヒー豆粉末を圧縮するコーヒー豆粉末圧縮装置と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコーヒー抽出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】コーヒー豆粉末の層に湯を通してコーヒ
ー液を抽出する濾過方式のコーヒー抽出装置として給湯
シリンダー式抽出装置が従来から使用されている。給湯
シリンダー式抽出装置は、図6に示すように、水加熱装
置と、給湯シリンダーと給湯シリンダーに嵌合する給湯
ピストンとを有し水加熱装置に接続される給湯装置と、
一端が給湯シリンダーの吐出口に接続される抽出シリン
ダーと、抽出シリンダーの他端を覆う板状のフィルター
と、フィルターを支持するフィルター支えとを備えてい
る。給湯シリンダー式抽出装置においては、弁を介して
冷水が水加熱装置ヘ流入する。冷水は水加熱装置によっ
て加熱され略常圧高温の湯になる。水加熱装置によって
生成された湯は弁を介して給湯シリンダーヘ流入する。
給湯ピストンが作動し、給湯シリンダー内の高温の湯を
給湯シリンダーの吐出口から押し出す。給湯シリンダー
から押し出された略常圧の高温の湯は、抽出シリンダー
内に予め供給されたコーヒー豆粉末の層を通過し、コー
ヒー豆粉末に含まれるコーヒーエキスを抽出する。抽出
されたコーヒー液は板状のフィルターを介して抽出装置
から取り出される。給湯シリンダー式抽出装置において
は、コーヒー豆粉末の層を高温の湯が通過するので、コ
ーヒー豆粉末と湯の混合物に空気を吹き込んでコーヒー
豆粉末を湯中で流動させつつコーヒー液を抽出する流動
式のコーヒー抽出装置に比べて、高濃度のコーヒー液が
得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】給湯シリンダー式抽出
装置には、給湯シリンダー内の湯が給湯ピストンに押さ
れて抽出シリンダへ流入するので、抽出シリンダー内の
圧力の立ち上がりが遅く、コーヒー液の高速抽出ができ
ないという問題があった。また、コーヒー豆粉末の一部
が湯中で流動するので、十分に高濃度のコーヒー液が得
られないという問題もあった。本発明は上記問題に鑑み
てなされたものであり、従来の給湯シリンダー式抽出装
置に比べて高速でコーヒー液を抽出でき、且つ高濃度の
コーヒー液を抽出できる濾過方式のコーヒー抽出装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、略常圧高温の湯を生成する水加
熱装置と、水加熱装置で得られた略常圧高温の湯を加圧
する加圧手段を有し水加熱装置に接続される加圧給湯装
置と、加圧給湯装置の吐出口を開閉する開閉弁と、両端
が開放され一端が加圧給湯装置の吐出口に接続されるコ
ーヒー豆粉末格納容器と、コーヒー豆粉末格納容器の他
端を覆う板状又はメッシュ状の抽出フィルターと、板状
又はメッシュ状の抽出フィルターを支持する抽出フィル
ター支持部材と、コーヒー豆粉末格納容器内のコーヒー
豆粉末を圧縮するコーヒー豆粉末圧縮装置とを備えるこ
とを特徴とする濾過方式のコーヒー抽出装置を提供す
る。本発明に係るコーヒー抽出装置においては、加圧給
湯装置で加圧された湯がコーヒー豆粉末格納容器ヘ供給
され、コーヒー豆粉末格納容器内の、コーヒー豆粉末圧
縮装置によって圧縮されたコーヒー豆粉末の層を通過
し、コーヒー液を抽出する。本発明に係るコーヒー抽出
装置においては、加圧給湯装置で加圧された湯がコーヒ
ー豆粉末格納容器へ供給されるので、コーヒー豆粉末格
納容器内の圧力が急速に立ち上がる。従って、本発明に
係るコーヒー抽出装置は、従来の給湯シリンダー式抽出
装置に比べてコーヒー液を高速で抽出できる。また、本
発明に係るコーヒー抽出装置においては、コーヒー豆粉
末圧縮装置によって圧縮されたコーヒー豆粉末の層を湯
が通過するので、圧縮されていないコーヒー豆粉末の層
を湯が通過する場合に比べて、コーヒー豆粉末は湯中で
流動し難い。従って、本発明に係るコーヒー抽出装置
は、従来の給湯シリンダー式抽出装置に比べて高濃度の
コーヒー液を抽出できる。
【0005】本発明の好ましい態様においては、加圧給
湯装置は、シリンダーと、シリンダーに嵌合する駆動ピ
ストンと、シリンダーに嵌合する従動ピストンと、駆動
ピストン駆動手段と、従動ピストンに係合して従動ピス
トンを駆動ピストンヘ向けて付勢する戻しバネとを有
し、コーヒー豆粉末圧縮装置はコーヒー豆粉末格納容器
に嵌合するコーヒー豆粉末圧縮ピストンを有し、前記従
動ピストンと前記コーヒー豆粉末圧縮ピストンとは一体
化され、前記従動ピストンと前記コーヒー豆粉末圧縮ピ
ストンとを貫通して給湯用流路が形成され、給湯用流路
内に前記開閉弁が配設されている。加圧給湯装置の従動
ピストンとコーヒー豆粉末圧縮装置のコーヒー豆粉末圧
縮ピストンとを一体化し、前記従動ピストンと前記コー
ヒー豆粉末圧縮ピストンとを貫通して給湯用流路を形成
し、給湯用流路内に前記開閉弁を配設することにより、
コーヒー抽出装置の構成が簡略化される。本発明の好ま
しい態様においては、給湯用流路内に配設された開閉弁
は、圧力制御弁である。給湯用流路内に配設された開閉
弁を圧力制御弁とすることにより、給湯圧力を自動的に
一定圧力に制御することができ、一定濃度のコーヒー液
を抽出することができる。本発明の好ましい態様におい
ては、加圧給湯装置の従動ピストンは、コーヒー豆粉末
圧縮装置のコーヒー豆粉末圧縮ピストンよりも大径に形
成されている。加圧給湯装置の従動ピストンを、コーヒ
ー豆粉末圧縮装置のコーヒー豆粉末圧縮ピストンよりも
大径に形成することにより、コーヒー豆粉末圧縮装置に
よる圧縮圧を高めることができる。本発明の好ましい態
様においては、加圧給湯装置の従動ピストンの頂部に円
錐状の傾斜面が形成されている。加圧給湯装置の従動ピ
ストンの頂部に円錐状の傾斜面を形成することにより、
コーヒー抽出装置が傾いた場合のコーヒー液抽出時の加
圧給湯装置内の湯の残量を減らすことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係る濾過方式の
コーヒー抽出装置を、図1〜5に基づいて説明する。図
1に示すように、上水道に弁1を介して水加熱装置2が
接続されている。水加熱装置2に弁3を介して加圧給湯
装置4が接続されている。加圧給湯装置4は水加熱装置
2の下方に配設されている。加圧給湯装置4は、図2に
示すように、給湯シリンダー4aと、給湯シリンダー4
aの上部に嵌合する駆動ピストン4bと、給湯シリンダ
ー4aの下部に嵌合する従動ピストン4cと、図示しな
い駆動ピストン駆動装置と、従動ピストン4cに係合し
て従動ピストン4cを駆動ピストン4bヘ向けて上向き
に付勢する戻しバネ4dとを有している。従動ピストン
4cの頂部に円錐状の傾斜面4c1 が形成されている。
【0007】図1に示すように、加圧給湯装置4の下方
にコーヒー豆粉末格納容器5が配設されている。コーヒ
ー豆粉末格納容器5は、図2に示すように、抽出シリン
ダー5aを有している。図2に示すように、抽出シリン
ダー5aにコーヒー豆粉末圧縮ピストン6が嵌合してい
る。抽出シリンダー5aとコーヒー豆粉末圧縮ピストン
6とによりコーヒー豆粉末圧縮装置7が構成されてい
る。図2に示すように、加圧給湯装置4の従動ピストン
4cとコーヒー豆粉末圧縮装置7のコーヒー豆粉末圧縮
ピストン6とは一体化されている。従動ピストン4cと
コーヒー豆粉末圧縮ピストン6とを貫通して給湯用流路
8が形成されている。給湯用流路8の上端は、従動ピス
トン4cの頂部に形成された円錐状の傾斜面4c1 の中
心部に開口している。給湯用流路8の下端部8aは漏斗
状に拡径されている。給湯用流路8内に圧力制御弁9が
配設されている。圧力制御弁9は、加圧給湯装置4の吐
出口を開閉する開閉弁として機能する。図2に示すよう
に、コーヒー豆粉末圧縮ピストン6の下端に多数の貫通
小径穴が形成された板状のピストンフィルター10が嵌
合し、給湯用流路8の下端部8aを覆っている。
【0008】図1、2に示すように、抽出シリンダー5
aと同径の大径筒部11aと小径筒部11bとを有する
フィルター支え11が、大径筒部11aを抽出シリンダ
ー5aの下端に対峙させて、抽出シリンダー5aに隣接
して配設されている。図1、2に示すように、多数の貫
通小径穴が形成された板状又はメッシュ状の抽出フィル
ター12がフィルター支え11の大径筒部11aに内嵌
し、フィルター支え11によって支持されている。図
1、2に示すように、フィルター支え11の大径筒部1
1aは、ペーパーフィルター13を間に挟んで、抽出シ
リンダー5aの下端に当接している。ペーパーフィルタ
ー13は抽出フィルター12とフィルター支え11の大
径筒部11aとにより支持されている。弁1、3、水加
熱装置2、図示しない駆動ピストン駆動装置等の作動を
制御する図示しない制御装置が配設されている。
【0009】上記構成を有する本実施例に係るコーヒー
抽出装置の作動を説明する。コーヒー抽出装置の初期状
態において、図1に示すように、駆動ピストン4bは給
湯シリンダー4aから離脱した退避位置にある。戻しバ
ネ4dは伸びた状態にあり、従動ピストン4cは給湯シ
リンダー4aの略中央部に嵌合している。圧力制御弁9
は給湯用流路8を閉鎖している。フィルター支え11の
大径筒部11aは、ペーパーフィルター13を間に挟ん
で、抽出シリンダー5aの下端に当接している。抽出シ
リンダー5aはコーヒー豆粉末圧縮ピストン6から下方
へ間隔を隔てている。図1で2重矢印で示すように、上
水道1から弁1を介して略常圧の冷水が水加熱装置2ヘ
供給される。水加熱装置2により略常圧の冷水が加熱さ
れて約95℃の略常圧の湯が生成される。弁3が所定時
間開放され、図1で3重矢印で示すように、水加熱装置
2で生成された略常圧の湯が、所定量だけ下方の給湯シ
リンダー4aヘ流入する。
【0010】図3(a)に示すように、給湯シリンダー
4a内に所定量の湯100が溜まる。抽出シリンダー5
a内に、図示しない供給装置からコーヒー豆粉末200
が供給される。図3(b)に示すように、図示しない駆
動ピストン駆動装置が作動し、駆動ピストン4bが下降
して給湯シリンダー4a内に進入する。一体化した抽出
シリンダー5aとフィルター支え11とが図示しない駆
動装置により駆動されて上昇し、コーヒー豆粉末圧縮ピ
ストン6に外嵌合する。コーヒー豆粉末圧縮ピストン6
の下端がコーヒー豆粉末200の層の上面に当接する。
図4(a)に示すように、図示しない駆動ピストン駆動
装置の作動の下に、駆動ピストン4bが給湯シリンダー
4a内を下降し、給湯シリンダー4a内の空気を圧縮し
給湯シリンダー4a内の湯100を加圧する。給湯シリ
ンダー4a内の湯100の圧力が上昇するのに伴って従
動ピストン4cが戻しバネ4dの付勢力に逆らって下降
し、従動ピストン4cと一体化されたコーヒー豆粉末圧
縮ピストン6が抽出シリンダー5a内を下降してコーヒ
ー豆粉末200の層を圧縮する。
【0011】図4(b)に示すように、給湯シリンダー
4a内の湯100の圧力が所定圧力まで上昇すると、圧
力制御弁9が給湯用流路8を開放する。給湯シリンダー
4a内の加圧された湯100が、給湯用流路8を通り、
漏斗状に拡径された給湯用流路8の下端部8aを経て、
ピストンフィルター10の表面全域に広がってピストン
フィルター10を通る。ピストンフィルター10を通っ
た湯は、シャワー状の多数の線状湯流となって、抽出シ
リンダー5aヘ供給され、抽出シリンダー5a内の圧縮
されたコーヒー豆粉末200の層を通過し、コーヒー豆
粉末に含まれるコーヒーエキスを抽出してコーヒー液と
なる。抽出されたコーヒー液は、ペーパーフィルター1
3と抽出フィルター12とを通過し、フィルター支え1
0を通ってコーヒー抽出装置から流出し、コーヒーカッ
プ300ヘ流入する。給湯シリンダー4a内の湯100
が全て押し出され、コーヒーカップ300が抽出された
コーヒー液で満たされる。
【0012】図5(a)に示すように、給湯シリンダー
4a内に残った加圧空気が、駆動ピストン4bによって
給湯シリンダー4aから押し出され、コーヒー豆粉末に
残存するコーヒーエキスが絞り出される。圧力制御弁9
が給湯用流路8を閉鎖する。コーヒー液が満たされたコ
ーヒーカップ300は、ユーザーによってコーヒー抽出
装置から取り出される。
【0013】図5(b)に示すように、駆動ピストン4
bに押されて従動ピストン4cが下降し、コーヒー豆粉
末圧縮ピストン6が抽出シリンダー5a内を下降し、同
時にペーパーフィルター13と板状又はメッシュ状の抽
出フィルター12を内蔵するフィルター支え11とが、
図示しない駆動装置に駆動されて下方へ移動し抽出シリ
ンダー5aから離れる。抽出シリンダー5a内のコーヒ
ー滓200′が、コーヒー豆粉末圧縮ピストン6によっ
て抽出シリンダー5aから押し出され、ペーパーフィル
ター13上に落ちる。図示しない駆動装置によって使用
済のペーパーフィルター13が駆動され、コーヒー滓2
00′を乗せたまま側方へ移動して廃棄される。同時に
図示しない駆動装置によって未使用のペーパーフィルタ
ー13が駆動され、フィルター支え11上に載置され
る。抽出シリンダー5aが図示しない駆動装置によって
駆動されて下方へ移動し、コーヒー豆粉末圧縮ピストン
6から離れ、未使用のペーパーフィルター13が載置さ
れたフィルター支え11に当接する。図示しない駆動ピ
ストン駆動装置が作動し、駆動ピストン4bが上昇して
給湯シリンダー4aの上方へ移動する。従動ピストン4
cが戻しバネ4dに付勢されて上方へ移動する。この結
果、コーヒー抽出装置は図1に示す初期状態となる。
【0014】上記説明から分かるように、本実施例に係
るコーヒー抽出装置においては、加圧給湯装置4で加圧
された湯が抽出シリンダー5aへ供給されるので、抽出
シリンダー5a内の圧力が急速に立ち上がる。従って、
本発明に係るコーヒー抽出装置は、従来の給湯シリンダ
ー式抽出装置に比べてコーヒー液を高速で抽出できる。
また、本実施例に係るコーヒー抽出装置においては、コ
ーヒー豆粉末圧縮ピストン6によって圧縮されたコーヒ
ー豆粉末200の層を湯が通過するので、圧縮されてい
ないコーヒー豆粉末の層を湯が通過する場合に比べて、
コーヒー豆粉末200は湯中で流動し難い。従って、本
発明に係るコーヒー抽出装置は、従来の給湯シリンダー
式抽出装置に比べて高濃度のコーヒー液を抽出できる。
【0015】本実施例に係るコーヒー抽出装置において
は、従動ピストン4cとコーヒー豆粉末圧縮ピストン6
とを一体化し、従動ピストン4cとコーヒー豆粉末圧縮
ピストン6とを貫通して給湯用流路8を形成し、給湯用
流路8内に開閉弁を構成する圧力制御弁9を配設したの
で、単一の駆動装置で、給湯シリンダー4a内の湯を加
圧し、抽出シリンダー5a内のコーヒー豆粉末200の
層を圧縮し、所定圧力の湯を抽出シリンダー5aへ供給
できる。この結果、給湯シリンダー4a内の湯を加圧す
るための駆動装置と、抽出シリンダー5a内のコーヒー
豆粉末200の層を圧縮するための駆動装置とを別個独
立に配設する場合に比べて、コーヒー抽出装置の構成が
簡略化され、コーヒー抽出装置の製造コストが低下す
る。
【0016】本実施例に係るコーヒー抽出装置において
は、給湯用流路8内に配設される開閉弁を圧力制御弁9
によって構成したので、給湯圧力を自動的に一定圧力に
制御することができ、一定濃度のコーヒー液を抽出する
ことができる。
【0017】本実施例に係るコーヒー抽出装置において
は、従動ピストン4cをコーヒー豆粉末圧縮ピストン6
よりも大径に形成したので、コーヒー豆粉末200を高
い圧力で圧縮することができる。この結果、コーヒー液
抽出中のコーヒー豆粉末200の湯中での流動をより確
実に抑制できる。
【0018】本実施例に係るコーヒー抽出装置において
は、従動ピストン4cの頂部に円錐状の傾斜面4c1
形成したので、前記頂部を平坦面とする場合に比べて、
コーヒー抽出装置が傾いた場合の自由水面から給湯用流
路8の上端までの距離が増大する。この結果、従動ピス
トン4cの頂部を平坦面とする場合に比べて、コーヒー
抽出装置が傾いた場合の、コーヒー液抽出時の給湯シリ
ンダー4a内の湯の残量を減らすことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係るコー
ヒー抽出装置においては、加圧給湯装置で加圧された湯
がコーヒー豆粉末格納容器へ供給されるので、コーヒー
豆粉末格納容器内の圧力が急速に立ち上がる。従って、
本発明に係るコーヒー抽出装置は、従来の給湯シリンダ
ー式抽出装置に比べてコーヒー液を高速で抽出できる。
また、本発明に係るコーヒー抽出装置においては、コー
ヒー豆粉末圧縮装置によって圧縮されたコーヒー豆粉末
の層を湯が通過するので、圧縮されていないコーヒー豆
粉末の層を湯が通過する場合に比べて、コーヒー豆粉末
は湯中で流動し難い。従って、本発明に係るコーヒー抽
出装置は、従来の給湯シリンダー式抽出装置に比べて高
濃度のコーヒー液を抽出できる。
【0020】加圧給湯装置の従動ピストンとコーヒー豆
粉末圧縮装置のコーヒー豆粉末圧縮ピストンとを一体化
し、前記従動ピストンと前記コーヒー豆粉末圧縮ピスト
ンとを貫通して給湯用流路を形成し、給湯用流路内に前
記開閉弁を配設することにより、コーヒー抽出装置の構
成が簡略化される。給湯用流路内に配設された開閉弁を
圧力制御弁とすることにより、給湯圧力を自動的に一定
圧力に制御することができ、一定濃度のコーヒー液を抽
出することができる。加圧給湯装置の従動ピストンを、
コーヒー豆粉末圧縮装置のコーヒー豆粉末圧縮ピストン
よりも大径に形成することにより、コーヒー豆粉末圧縮
装置による圧縮圧を高めることができる。加圧給湯装置
の従動ピストンの頂部に円錐状の傾斜面を形成すること
により、コーヒー抽出装置が傾いた場合の、コーヒー液
抽出時の加圧給湯装置内の湯の残量を減らすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るコーヒー抽出装置の機器
構成図である。
【図2】本発明の実施例に係るコーヒー抽出装置が備え
る加圧給湯装置、コーヒー豆粉末格納容器、コーヒー豆
粉末格納容器の他端を覆う板状又はメッシュ状の抽出フ
ィルター、抽出フィルターを支持する抽出フィルター支
持部材の縦断面図である。
【図3】本発明の実施例に係るコーヒー抽出装置の作動
を説明する図である。
【図4】本発明の実施例に係るコーヒー抽出装置の作動
を説明する図である。
【図5】本発明の実施例に係るコーヒー抽出装置の作動
を説明する図である。
【図6】給湯シリンダー式抽出装置の構成図である。
【符号の説明】
1、3 弁 2 水加熱装置 4 加圧給湯装置 4a 給湯シリンダー 4b 駆動ピストン 4c 従動ピストン 5 コーヒー豆粉末格納容器 5a 抽出シリンダー 6 コーヒー豆粉末圧縮ピストン 7 コーヒー豆粉末圧縮装置 8 給湯用流路 9 圧力制御弁 10 ピストンフィルター 11 フィルター支え 12 抽出フィルター 13 ペーパーフィルター 100 湯 200 コーヒー豆粉末 200′コーヒー滓 300 コーヒーカップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略常圧高温の湯を生成する水加熱装置
    と、水加熱装置で得られた略常圧高温の湯を加圧する加
    圧手段を有し水加熱装置に接続される加圧給湯装置と、
    加圧給湯装置の吐出口を開閉する開閉弁と、両端が開放
    され一端が加圧給湯装置の吐出口に接続されるコーヒー
    豆粉末格納容器と、コーヒー豆粉末格納容器の他端を覆
    う板状又はメッシュ状の抽出フィルターと、抽出フィル
    ターを支持する抽出フィルター支持部材と、コーヒー豆
    粉末格納容器内のコーヒー豆粉末を圧縮するコーヒー豆
    粉末圧縮装置とを備えることを特徴とする濾過方式のコ
    ーヒー抽出装置。
  2. 【請求項2】 加圧給湯装置は、シリンダーと、シリン
    ダーに嵌合する駆動ピストンと、シリンダーに嵌合する
    従動ピストンと、駆動ピストン駆動手段と、従動ピスト
    ンに係合して従動ピストンを駆動ピストンヘ向けて付勢
    する戻しバネとを有し、コーヒー豆粉末圧縮装置はコー
    ヒー豆粉末格納容器に嵌合するコーヒー豆粉末圧縮ピス
    トンを有し、前記従動ピストンと前記コーヒー豆粉末圧
    縮ピストンとは一体化され、前記従動ピストンと前記コ
    ーヒー豆粉末圧縮ピストンとを貫通して給湯用流路が形
    成され、給湯用流路内に前記開閉弁が配設されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のコーヒー抽出装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉弁は、圧力制御弁であることを
    特徴とする請求項2に記載のコーヒー抽出装置。
  4. 【請求項4】 加圧給湯装置の従動ピストンは、コーヒ
    ー豆粉末圧縮装置のコーヒー豆粉末圧縮ピストンよりも
    大径に形成されていることを特徴とする請求項2又は3
    に記載のコーヒー抽出装置。
  5. 【請求項5】 加圧給湯装置の従動ピストンの頂部に円
    錐状の傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項
    2乃至4の何れか1項に記載のコーヒー抽出装置。
JP9166366A 1997-06-23 1997-06-23 コーヒー抽出装置 Pending JPH119460A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007513652A (ja) * 2003-12-04 2007-05-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ パッドを収容するための抽出チャンバを有する飲料生成装置
CN109303486A (zh) * 2018-11-16 2019-02-05 海南万客食品有限公司 一种冷热饮萃取***

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007513652A (ja) * 2003-12-04 2007-05-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ パッドを収容するための抽出チャンバを有する飲料生成装置
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