JPH1194388A - 冷暖房機の溶液逆流防止構造 - Google Patents

冷暖房機の溶液逆流防止構造

Info

Publication number
JPH1194388A
JPH1194388A JP9253539A JP25353997A JPH1194388A JP H1194388 A JPH1194388 A JP H1194388A JP 9253539 A JP9253539 A JP 9253539A JP 25353997 A JP25353997 A JP 25353997A JP H1194388 A JPH1194388 A JP H1194388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
lithium bromide
line
pressure
absorber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9253539A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Takagi
浩一 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9253539A priority Critical patent/JPH1194388A/ja
Publication of JPH1194388A publication Critical patent/JPH1194388A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

Landscapes

  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転停止時に溶液が逆流するのを防止して良
好な冷暖房性能を維持する。 【解決手段】 吸収冷暖房機の吸収器20と高圧再生器
40との間は、臭化リチウム溶液Yを流通させる溶液ラ
インL22により接続されている。この溶液ラインL2
2には、チャッキ103をスライド自在に収容したスラ
イド管101と、このスライド管101の底部に溶液ラ
インL22を接続する導入管102と、形状記憶合金で
構成した伸縮部材105とで構成した溶液逆流防止構造
100が備えられている。溶液が吸収器20側から高圧
再生器40側に向けて正方向に流通しているときには、
溶液の圧力が正流受圧面103aに作用してチャッキ1
03がスライド管105内に押し込められ、高温の溶液
が逆流するときには、伸縮部材105が伸びると共に、
溶液の圧力が逆流受圧面103bに作用してチャッキ1
03が溶液ラインL22内に進入して溶液ラインL22
を閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷暖房機の溶液逆
流防止構造に関し、運転停止時における溶液の逆流(詳
細は後述)を防止して、冷暖房性能を良好な状態に維持
できるように工夫したものである。特に本発明は、吸収
冷暖房機の運転停止時における臭化リチウム溶液の逆流
を防止して、冷媒の汚れを防ぎ冷暖房性能を良好な状態
に維持できるよう工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】吸収冷暖房機は、水を冷媒、臭化リチウ
ム溶液を吸収剤とし、燃料(ガスまたは油)または蒸気
を加熱エネルギー源とした冷凍機である。この吸収冷暖
房機は、蒸発器と吸収器と再生器と凝縮器を主要部材と
して構成されている。前記蒸発器及び吸収器の内部は、
高真空(絶対圧力が6〜7mmHg)に保持されている。
【0003】前記蒸発器では、冷媒ポンプにより送られ
てきた冷媒(水)を、冷水(12℃)が流通する蒸発器
チューブに向けて散布することにより、冷媒が加熱され
て冷媒蒸気となる。つまり、蒸発器は高真空容器となっ
ているので水(冷媒)は4〜6℃位で沸騰して蒸発気化
するので、12℃の冷水を熱源水とすることができるの
である。
【0004】そして冷水は、冷媒(水)に与えた蒸発潜
熱分だけ温度低下(7℃になる)して、蒸発器から出て
いく。このように温度低下(7℃となった)冷水はビル
の冷房装置等(冷房負荷)に送られ、冷房に利用され
る。冷房に利用された冷水は温度上昇し12℃の温度に
なって再び蒸発器の蒸発器チューブに流入してくる。
【0005】吸収器では、蒸発器で発生した冷媒蒸気
を、臭化リチウム溶液により吸収する。水分を吸収して
濃度が薄くなった臭化リチウム溶液(以下「臭化リチウ
ム希溶液」と称する)は吸収器の底部に集められる。こ
の吸収器では、冷媒蒸気が臭化リチウム溶液に吸収され
て気体(水蒸気)から液体(水)に変化するときの凝縮
潜熱と、臭化リチウム溶液が水分を吸収して濃度が薄く
なるときの希釈熱が発生するので、冷却水(上記「冷
水」とは別の系に流通している)によりこれらの熱を取
り除いている。なお、臭化リチウム溶液は、その水蒸気
分圧が水の飽和蒸気よりも低いので、吸湿性に富み、冷
媒蒸気を吸収するのに好適な物質である。
【0006】再生器では、吸収器から送られてくる臭化
リチウム希溶液を加熱する。このため、臭化リチウム希
溶液中の冷媒は一部が蒸発気化し、溶液は濃縮された臭
化リチウム溶液(以下「臭化リチウム濃溶液」と称す
る)となる。濃度が元の状態まで高められた臭化リチウ
ム濃溶液は、吸収器に送られ再び冷媒蒸気を吸収する。
一方、蒸発した冷媒蒸気は、凝縮器に送られる。
【0007】なお実機では、熱効率を上げ加熱エネルギ
ーを減少させる目的で、再生器を2段に配置した二重効
用型の吸収冷暖房機が採用されている。この二重効用型
の吸収冷暖房機では、再生器として、供給された燃料を
燃焼(または蒸気を流通)することにより臭化リチウム
希溶液を加熱をする高圧再生器と、高圧再生器で発生し
た高温の冷媒蒸気を加熱源として臭化リチウム希溶液を
加熱する低圧再生器とを備えている。
【0008】凝縮器では、再生器から送られてきた冷媒
蒸気を冷却水により冷却して、凝縮液化する。凝縮した
水は冷媒(水)として再び蒸発器に供給される。
【0009】このように、吸収冷暖房機では、冷媒
(水)が、水−水蒸気−水と変化(相の変化)をすると
共に、臭化リチウム溶液が、濃溶液−希溶液−濃溶液と
変化(濃度の変化)をする。吸収冷暖房機は、上述した
相の変化(冷媒)と濃度の変化(臭化リチウム溶液)の
過程で、水の蒸発潜熱により冷水を製造し、臭化リチウ
ム溶液の吸収能力により水蒸気を吸収する作用を、高真
空密閉系内で繰り返し行わせる装置である。
【0010】かかる吸収冷暖房機では、高圧再生器に供
給する燃料(蒸気)の量を増加して加熱量を増大し、臭
化リチウム溶液の濃度を濃くすることにより、蒸発器か
ら出ていく冷水の温度を下げることができる。逆に、高
圧再生器に供給する燃料(蒸気)の量を減少して加熱量
を減少し、臭化リチウム溶液の濃度を薄くすることによ
り、蒸発器から出ていく冷水の温度を上げることができ
る。このように、臭化リチウム溶液の濃度調整をするこ
とにより、冷水温度を制御して、蒸発器から出て行く冷
水の温度を設定温度(7℃)にしている。
【0011】なお、吸収冷暖房機では、通常運転から直
ちに運転を停止することはできず、運転を停止する前に
希釈運転をしてから運転停止をする。希釈運転とは、高
圧再生器に供給する燃料(蒸気)の量を徐々に減少して
加熱量を徐々に減少し、吸収冷暖房機内を循環流通する
臭化リチウム溶液の濃度を徐々に薄くしていく運転状態
である。かかる希釈運転をしていくことにより、常温
(室温)になっても臭化リチウム溶液に結晶が生じない
程度の濃度になったら、希釈運転を停止して運転停止状
態になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸収冷暖房
機では、希釈運転が完了してから暫くの間は、高圧再生
器の温度,圧力は、吸収器の温度,圧力よりも高い状態
になっている。このため、高圧再生器の臭化リチウム溶
液が、溶液ラインを逆流して吸収器内に流入してくるこ
とがある。吸収器への流入量が多い場合には、吸収器と
再生器との間に設置している堰を越えて、臭化リチウム
溶液が蒸発器内に流入して蒸発器内の冷媒(水)に混入
する恐れがある。このように、臭化リチウム溶液が冷媒
に混入してしまうと、冷媒の蒸発温度が高くなり、冷暖
房性能が低下する。
【0013】本発明は、上記従来技術に鑑み、停止時に
おける溶液の逆流、特に、吸収冷暖房機において、停止
時に生じる臭化リチウム溶液の高圧再生器から吸収器へ
の逆流を防止することのできる、冷暖房装機の溶液逆流
防止構造を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、運転時には溶液が正方向に流通し、運転停
止後には高温の溶液が逆方向に流通する冷暖房機の溶液
ラインに備える冷暖房機の溶液逆流防止構造であって、
底部が閉塞された管状部材であり先端開口部が前記溶液
ラインに連通しており、管軸と前記溶液ラインの管軸と
でなす角度が鋭角となるように前記溶液ラインに接続さ
れたスライド管と、前記溶液ラインのうち前記スライド
管の先端開口が連通している部分よりも下流側の部分に
一端が連通するとともに、他端が前記スライド管の底部
に連通している導入管と、前記スライド管内の空間から
前記溶液ライン内の空間に亘りスライド移動するととも
に、正方向に流通する溶液の流体圧を受ける正流受圧面
と、前記溶液ライン内の空間に進入しているときに逆方
向に流通する溶液の流体圧を受ける逆流受圧面とが形成
されているチャッキと、加熱されると伸び冷却されると
縮む形状記憶合金で形成されており、前記スライド管の
底部と前記チャッキとの間に介装されている伸縮部材
と、でなることを特徴とする。
【0015】また本発明の構成は、冷水の熱により冷媒
を蒸発気化させて冷媒蒸気とする蒸発器と、前記蒸発器
で発生した冷媒蒸気を臭化リチウム溶液により吸収させ
る吸収器と、冷媒を吸収して濃度が薄くなった臭化リチ
ウム溶液を加熱して臭化リチウム溶液中の冷媒を蒸発さ
せて臭化リチウム溶液の濃度を濃くして前記吸収器に供
給する高圧再生器と、前記高圧再生器で発生した冷媒蒸
気を凝縮させ凝縮した冷媒を前記蒸発器に供給する凝縮
器と、冷暖房運転時には臭化リチウム溶液を前記吸収器
から前記高圧再生器に流通させるとともに冷暖房運転後
の希釈運転が完了したときには前記高圧再生器から前記
吸収器に向けて逆流する臭化リチウム溶液を流通させる
溶液ラインとを備えた吸収冷暖房機の溶液逆流防止構造
であって、底部が閉塞された管状部材であり先端開口部
が前記溶液ラインに連通しており、管軸と前記溶液ライ
ンの管軸とでなす角度が鋭角となるように前記溶液ライ
ンに接続されたスライド管と、前記溶液ラインのうち前
記スライド管の先端開口が連通している部分よりも前記
高圧再生器側の部分に一端が連通するとともに、他端が
前記スライド管の底部に連通している導入管と、前記ス
ライド管内の空間から前記溶液ライン内の空間に亘りス
ライド移動するとともに、前記吸収器側から前記高圧再
生器側に流通する臭化リチウム溶液の流体圧を受ける正
流受圧面と、前記溶液ライン内の空間に進入していると
きに前記高圧再生器側から前記吸収器側に流通する臭化
リチウム溶液の流体圧を受ける逆流受圧面とが形成され
ているチャッキと、加熱されると伸び冷却されると縮む
形状記憶合金で形成されており、前記スライド管の底部
と前記チャッキとの間に介装されている伸縮部材と、で
なることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面に基づき詳細に説明する。
【0017】まずはじめに、図1を参照して、本実施の
形態を適用した吸収冷暖房機の構成のうち、従来装置と
同様な部分を、冷房運転時の動作と共に説明する。冷房
運転時には、バルブV1,V2,V3,V4は閉じてお
り(図では黒塗りして示している)、バルブV5,V1
1,V12,V13,V14は開いている(図では白抜
きして示している)。
【0018】図1に示すように、蒸発器10と吸収器2
0は、同一のシェル(高真空容器)内に構成されてお
り、しかも、蒸発器10と吸収器20の底部は堰15に
より仕切られている。
【0019】蒸発器10内には蒸発器チューブ11が配
置されている。この蒸発器チューブ11には、冷水入口
ラインL1を介して冷水W1が供給され、蒸発器チュー
ブ11を流通した冷水W1は冷水出口ラインL2を介し
て外部に排出される。また、冷媒ラインL11を介して
冷媒ポンプP1により汲み上げられた冷媒(水)Rは、
蒸発器チューブ11に向けて散布される。散布された冷
媒Rは、蒸発器チューブ11内を流通する冷水W1から
気化の潜熱を奪って蒸発気化して冷媒蒸気rとなる。こ
の冷媒蒸気rは吸収器20側に流入していく。
【0020】前記冷水W1は、12℃の温度で蒸発器1
0に入り、蒸発器チューブ11にて冷却されて、蒸発器
10から7℃の温度で排出される。冷水出口ラインL2
から出てくる7℃の冷水W1は、ビルの冷房や工場のプ
ロセス用として用いられる。ビル冷房等の冷房負荷にお
いて冷房に供せられた冷水W1は、温度上昇し12℃の
温度となって再び蒸発器10に流入してくる。
【0021】吸収器20内には吸収器チューブ21が配
置されている。この吸収器チューブ21には、冷却水ラ
インL3を介して冷却水W2が供給される。そして、溶
液ラインL21を介して溶液ポンプP2により圧送され
てきた臭化リチウム濃溶液Y1は、吸収器チューブ21
に向けて散布される。このため、散布された臭化リチウ
ム濃溶液Y1は、吸収器20側に流入してきた冷媒蒸気
rを吸収して、濃度が薄くなる。濃度が薄くなった臭化
リチウム希溶液Y3は、吸収器20の底部に集められ
る。なお、吸収器20内で発生する熱は、吸収器チュー
ブ21内を流通する冷却水W2により冷却される。
【0022】吸収器20の底部に集められた臭化リチウ
ム希溶液Y3は、溶液ポンプP3により圧送され、バル
ブV5,低温熱交換器30,溶液ラインL22,高温熱
交換器31,溶液ラインL23を介して、高圧再生器4
0に供給される。
【0023】高圧再生器40は、炉筒,伝熱管を胴内に
収めると共にバーナを装備している。この高圧再生器4
0は、ガスラインL31及びバルブV21及び燃料制御
弁V22を介して燃料ガスGが供給されることにより、
燃料ガスGを燃焼して臭化リチウム希溶液Y3を加熱す
る。高圧再生器40に供給された臭化リチウム希溶液Y
3は、加熱され、冷媒の一部が蒸発気化して濃度が中程
度の臭化リチウム中溶液Y2となる。この臭化リチウム
中溶液Y2は、溶液ラインL24,高温熱交換器31を
通って低圧再生器50に供給される。
【0024】一方、高圧再生器40にて蒸発した冷媒蒸
気rは、冷媒ラインL12を介して、低圧再生器50の
低圧再生器チューブ51に供給され、更に、冷媒ライン
L13を介して凝縮器60に供給される。なお、低圧再
生器50と凝縮器60は、同一のシェル内に構成されて
いる。
【0025】低圧再生器50では、溶液ラインL24を
介して臭化リチウム中溶液Y2が供給されるとともに、
溶液ラインL25を介して溶液ラインL22から分岐し
てきた臭化リチウム希溶液Y3が低圧再生器チューブ5
1に向けて散布される。この低圧再生器50では、低圧
再生器チューブ51により溶液Y2,Y3が加熱され、
冷媒の一部が蒸発して溶液の濃度が更に濃くなり、高濃
度の臭化リチウム濃溶液Y1が低圧再生器50の底部に
集められる。この臭化リチウム濃溶液Y1は、溶液ポン
プP2により、再び吸収器20に供給される。
【0026】凝縮器60には、冷却水ラインL4により
冷却水W2が供給される凝縮器チューブ61が配置され
ている。この凝縮器60では、高圧再生器40にて蒸発
して冷媒ラインL12,低圧再生器チューブ51及び冷
媒ラインL13を介して供給されてきた冷媒蒸気rと、
低圧再生器50にて蒸発して凝縮器60側に流入してき
た冷媒蒸気rが、凝縮器チューブ61にて冷却凝縮され
て、冷媒(水)Rとなる。この冷媒Rは、重力及び圧力
差により、冷媒ラインL14を介して蒸発器10に送ら
れる。蒸発器10の底部に集められた冷媒Rは、冷媒ポ
ンプP1により再び冷媒ラインL11を介して蒸発器チ
ューブ11に向けて散布される。
【0027】温度センサ70は冷水出口ラインL2に設
置されており、蒸発器チューブ11から冷房負荷に送ら
れていく冷水W1の温度(冷水出口温度)TLを検出す
る。検出された冷水出口温度TLは制御部80に送られ
る。
【0028】かかる構成となっている吸収冷暖房機で
は、制御部80により燃料制御弁V22の開度を調節し
て高圧再生器40に供給する燃料ガスGの量を制御する
ことにより、冷水出口ラインL2を通して冷房負荷に送
られていく冷水W1の温度制御をすることができる。つ
まり、制御部80は冷水出口温度TLをもとに、冷水出
口温度TLが設定温度(7℃)になるように、燃料制御
弁V22の開度をPID制御している。
【0029】なお、暖房運転時には、バルブV1,V
2,V3,V4,V5は全て開放している。そして臭化
リチウム溶液は、溶液ポンプP2→吸収器20→溶液ポ
ンプP3→高圧再生器40または低圧再生器50→溶液
ポンプP2の経路に沿い循環移動する。この時、吸収器
20には熱い臭化リチウム溶液が流通するのでその内部
空間は熱くなっている。このため、吸収器20に連通し
た蒸発器10内の空間も熱くなっている。この結果、蒸
発器チューブ11内を流通する冷水(温水)W1は加熱
されることになる。この加熱された冷水(温水)W1を
ビルの暖房等に利用する。一方、高圧再生器40にて蒸
発した冷媒蒸気rは、バルブV1→冷媒ラインL15を
介して蒸発器10に戻ってくる。
【0030】かかる構成となっている吸収冷暖房機で
は、高圧再生器40に供給する燃料ガスGの量を増加す
ることにより、冷房時における冷房能力と、暖房時にお
ける暖房能力が増加する。また希釈運転時には、高圧再
生器40に供給する燃料ガスGの供給量を徐々に減少し
ていく。
【0031】ここまでの構成及び動作は、従来の吸収冷
暖房機と同様である。更に、本実施の形態では、吸収器
20から高圧再生器40に向けて臭化リチウム溶液Y
(以下濃度を考慮しないときには、臭化リチウム溶液の
符号をYで示す)を流通させる溶液ラインL22に、溶
液逆流防止構造100を設置している。この溶液逆流防
止構造100の詳細構成及び動作を、図2〜図6を参照
して説明する。
【0032】先ず始めに、図2を参照して溶液逆流防止
構造100の構造を説明する。同図に示すように、この
溶液逆流防止構造100は、吸収器20から高圧再生器
40に向けて臭化リチウム溶液Yを流通させる溶液ライ
ンL22に設置されている。溶液逆流防止構造100の
スライド管101は、底部が閉塞された管状部材であ
り、その先端開口部が溶液ラインL22に連通してい
る。しかも、スライド管101の軸線と溶液ラインL2
2の軸線とでなす角度が鋭角となり、且つ溶液ラインL
22に対してスライド管101が斜め下方に伸びる状態
で、スライド管101が溶液ラインL22に接続されて
いる。
【0033】導入管102は、その一端(入口側)が、
溶液ラインL22のうちスライド管101の先端開口部
が連通している部分よりも下流側の部分に連通してお
り、その他端(出口側)がスライド管101の底部に連
通している。
【0034】前記スライド管101内にはスライド自在
にチャッキ103が配置されている。このチャッキ10
3は、スライド管101内の空間から溶液ラインL22
内の空間に亘り、スライド移動することができる。しか
も、チャッキ103には、チャッキ103がスライド管
101内の空間から溶液ラインL22内の空間に位置し
ている時に、吸収器20側から高圧再生器40側に向け
て(正方向に)流通する臭化リチウム溶液Yの流体圧を
受ける正流受圧面103aと、チャッキ103が溶液ラ
インL22内の空間に進入している時に、高圧再生器4
0側から吸収器20側に向けて(逆方向に)流通する臭
化リチウム溶液Yの流体圧を受ける逆流受圧面103b
が形成されている。そしてチャッキ103が溶液ライン
L22内に進入することにより、溶液ラインL22を閉
塞して臭化リチウム溶液Yの流通を停止させることがで
きる。
【0035】さらに、前記チャッキ103が、スライド
管101内の空間から溶液ラインL22内の空間に亘り
スライド移動するのをガイドするためのガイドレール1
04が、溶液ラインL22内に設置されている。
【0036】形状記憶合金で形成した伸縮部材(バネ部
材)105は、スライド管101の底面とチャッキ10
3との間に介装されている。この伸縮部材105は、加
熱されると(例えば60℃以上になると)伸び、冷却さ
れると(例えば40℃以下になると)縮む特性となって
いる。ただし、チャッキ103の正流受圧面103a
に、吸収器20側から高圧再生器40側に向けて(正方
向に)流通する臭化リチウム溶液Yの流体圧が作用し
て、チャッキ103がスライド管101の底部に向かう
力が、伸縮部材105が加熱されて伸びようとする力よ
りも大きくなるように、伸縮部材105のバネ特性や、
正流受圧面103aの面積を設定している。なお、正流
受圧面103aの面積は、チャッキ103の伸縮方向に
対して正流受圧面103aの傾き角を小さくすることに
より、大きくすることができる(傾き角が90°のとき
面積最小で、傾き角を90°よりも小さくするに従って
面積が大きくなる)。また、伸縮部材105の形状とし
ては、コイルバネ形状の他に、板バネ形状や皿バネ形状
など各種の形状とすることができる。
【0037】次に、冷房運転時と冷房運転後の希釈
運転が完了した時(逆流時)と暖房運転時と暖房運
転後の希釈運転が完了した時(逆流時)の各動作状態
を、図3〜図6を参照して説明する。
【0038】まず図3を参照して、冷房運転時、即ち、
冷たい(40℃の)臭化リチウム溶液Yが、溶液ライン
L22内を、吸収器20側から高圧再生器40側に向け
て(正方向に)流通しているときの動作を説明する。こ
のときには、低温の臭化リチウム溶液Yが導入管10
2を介してスライド管101の底部に入り込み、伸縮部
材105は冷却されて縮むこと、正方向に流通する臭
化リチウム溶液Yが正流受圧面103aに作用するこ
と、チャッキ103の自重の作用が生ずること、によ
り、チャッキ103はスライド管101の底部側に向け
て押し込まれる。このため、チャッキ103が溶液ライ
ンL22を閉塞することはなく、正方向に流通する臭化
リチウム溶液Yはスムーズに吸収器20から高圧再生器
40に向けて流通する。
【0039】次に図4を参照して冷房運転後の希釈運転
が完了した時の動作を説明する。冷房運転後の希釈運転
が完了した直後では、高温(60℃)の臭化リチウム溶
液Yが、溶液ラインL22内を、高圧再生器40側から
吸収器20側に向けて(逆方向に)流通する。このとき
には、高温の臭化リチウム溶液Yが導入管102を介し
てスライド管101の底部に入り込み、高温の臭化リチ
ウム溶液Yにより伸縮部材105が加熱されて伸びる。
この伸縮部材105の伸びにより、チャッキ104は、
図4に点線で示す位置まで進入する、即ち、逆流受圧面
103bが溶液ラインL22の内部空間に位置するよう
進入する。この状態になると、逆方向に流通する臭化リ
チウム溶液Yが逆流受圧面103bに作用することによ
り、チャッキ103は更に溶液ラインL22の奥にまで
進入して、最後には、チャッキ103により溶液ライン
L22を閉塞してしまう。このため、臭化リチウム溶液
Yの逆流が停止する。
【0040】次に図5を参照して、暖房運転時、即ち、
高温(80℃)の臭化リチウム溶液Yが、溶液ラインL
22内を、吸収器20側から高圧再生器40側に向けて
(正方向に)流通しているときの動作を説明する。この
ときには、高温の臭化リチウム溶液Yが導入管102を
介してスライド管101の底部に入り込み、高温の臭化
リチウム溶液Yにより伸縮部材105が加熱されて伸び
ようとする。しかし、正方向に流通する臭化リチウム
溶液Yが正流受圧面103aに作用すること、チャッ
キ103の自重による作用が生じること、により、チャ
ッキ103をスライド管103の底部側に向けて押し込
む力が、伸縮部材105の伸び力よりも大きいため、チ
ャッキ103はスライド管101の底部側に向けて押し
込まれる。このため、チャッキ103が溶液ラインL2
2を閉塞することはなく、正方向に流通する臭化リチウ
ム溶液Yはスムーズに吸収器20から高圧再生器40に
向けて流通する。
【0041】次に図6を参照して暖房運転後の希釈運転
が完了した時の動作を説明する。暖房運転後の希釈運転
が完了した直後では、高温(80℃)の臭化リチウム溶
液Yが、溶液ラインL22内を、高圧再生器40側から
吸収器20側に向けて(逆方向に)流通する。このとき
には、高温の臭化リチウム溶液Yが導入管102を介し
てスライド管101の底部に入り込み、高温の臭化リチ
ウム溶液Yにより伸縮部材105が加熱されて伸びる。
この伸縮部材105の伸びにより、チャッキ104は、
図6に点線で示す位置まで進入する、即ち、逆流受圧面
103bが溶液ラインL22の内部空間に位置するよう
に進入する。この状態になると、逆方向に流通する臭化
リチウム溶液Yが逆流受圧面103bに作用することに
より、チャッキ103は更に溶液ラインL22の奥にま
で進入して、最後には、チャッキ103により溶液ライ
ンL22を閉塞してしまう。このため、臭化リチウム溶
液Yの逆流が停止する。
【0042】このように、本実施の形態では、冷房時や
暖房時において、臭化リチウム溶液Yが正方向に流通し
ているときには、図3,図5に示すように、チャッキ1
03がスライド管101の底部側に押し込まれるため、
チャッキ103が溶液ラインL22を閉塞することはな
く、正方向に流通する臭化リチウム溶液Yはスムーズに
吸収器20から高圧再生器40に向けて流通する。ま
た、冷房運転後や暖房運転後の希釈運転が完了した時に
は、図4,図6に示すように、チャッキ103が溶液ラ
インL22の奥にまで進入して溶液ラインL22を閉塞
してしまうため、臭化リチウム溶液Yの逆流を防止する
ことができる。
【0043】なお本発明は、吸収冷暖房機のみならず、
運転時には溶液が正方向に流通し、運転停止後には高温
の溶液が逆方向に流通する各種冷暖房機のライン(パイ
プ)に適用することができる。
【0044】
【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
たように、本発明では、運転時には溶液が正方向に流通
し、運転停止後には高温の溶液が逆方向に流通する冷暖
房機の溶液ラインに備える冷暖房機の溶液逆流防止構造
であって、底部が閉塞された管状部材であり先端開口部
が前記溶液ラインに連通しており、管軸と前記溶液ライ
ンの管軸とでなす角度が鋭角となるように前記溶液ライ
ンに接続されたスライド管と、前記溶液ラインのうち前
記スライド管の先端開口が連通している部分よりも下流
側の部分に一端が連通するとともに、他端が前記スライ
ド管の底部に連通している導入管と、前記スライド管内
の空間から前記溶液ライン内の空間に亘りスライド移動
するとともに、正方向に流通する溶液の流体圧を受ける
正流受圧面と、前記溶液ライン内の空間に進入している
ときに逆方向に流通する溶液の流体圧を受ける逆流受圧
面とが形成されているチャッキと、加熱されると伸び冷
却されると縮む形状記憶合金で形成されており、前記ス
ライド管の底部と前記チャッキとの間に介装されている
伸縮部材と、でなる構成とした。
【0045】また本発明では、冷水の熱により冷媒を蒸
発気化させて冷媒蒸気とする蒸発器と、前記蒸発器で発
生した冷媒蒸気を臭化リチウム溶液により吸収させる吸
収器と、冷媒を吸収して濃度が薄くなった臭化リチウム
溶液を加熱して臭化リチウム溶液中の冷媒を蒸発させて
臭化リチウム溶液の濃度を濃くして前記吸収器に供給す
る高圧再生器と、前記高圧再生器で発生した冷媒蒸気を
凝縮させ凝縮した冷媒を前記蒸発器に供給する凝縮器
と、冷暖房運転時には臭化リチウム溶液を前記吸収器か
ら前記高圧再生器に流通させるとともに冷暖房運転後の
希釈運転が完了したときには前記高圧再生器から前記吸
収器に向けて逆流する臭化リチウム溶液を流通させる溶
液ラインとを備えた吸収冷暖房機の溶液逆流防止構造で
あって、底部が閉塞された管状部材であり先端開口部が
前記溶液ラインに連通しており、管軸と前記溶液ライン
の管軸とでなす角度が鋭角となるように前記溶液ライン
に接続されたスライド管と、前記溶液ラインのうち前記
スライド管の先端開口が連通している部分よりも前記高
圧再生器側の部分に一端が連通するとともに、他端が前
記スライド管の底部に連通している導入管と、前記スラ
イド管内の空間から前記溶液ライン内の空間に亘りスラ
イド移動するとともに、前記吸収器側から前記高圧再生
器側に流通する臭化リチウム溶液の流体圧を受ける正流
受圧面と、前記溶液ライン内の空間に進入しているとき
に前記高圧再生器側から前記吸収器側に流通する臭化リ
チウム溶液の流体圧を受ける逆流受圧面とが形成されて
いるチャッキと、加熱されると伸び冷却されると縮む形
状記憶合金で形成されており、前記スライド管の底部と
前記チャッキとの間に介装されている伸縮部材と、でな
る構成とした。
【0046】上記構成としたため、本発明では、冷暖房
運転時には、圧力損失を少なくして溶液を正方向に流通
させることができ、冷暖房運転完了後では(吸収冷暖房
機においては希釈運転完了後では)、溶液の逆流を防止
することができる。このため、吸収冷暖房機では、逆流
した溶液(臭化リチウム溶液)が、吸収器と蒸発器の間
に設置している堰を越えて蒸発器に入るという事態の発
生を防止でき、冷媒が汚れるのを防止して冷暖房性能を
良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる溶液逆流防止構造
を備えた吸収冷暖房機を示す構成図。
【図2】本発明の実施の形態にかかる溶液逆流防止構造
の構成を示す構成図。
【図3】本発明の実施の形態にかかる溶液逆流防止構造
を冷房運転時の状態で示す構成図。
【図4】本発明の実施の形態にかかる溶液逆流防止構造
を、冷房運転後の希釈運転が完了した時の状態で示す構
成図。
【図5】本発明の実施の形態にかかる溶液逆流防止構造
を暖房運転時の状態で示す構成図。
【図6】本発明の実施の形態にかかる溶液逆流防止構造
を、暖房運転後の希釈運転が完了した時の状態で示す構
成図。
【符号の説明】
10 蒸発器 11 蒸発器チューブ 15 堰 20 吸収器 21 吸収器チューブ 30 低温熱交換器 31 高温熱交換器 40 高圧再生器 50 低圧再生器 51 低圧再生器チューブ 60 凝縮器 61 凝縮器チューブ 70 温度センサ 80 制御部 100 溶液逆流防止構造 101 スライド管 102 導入管 103 チャッキ 103a 正流受圧面 103b 逆流受圧面 104 ガイドレール 105 伸縮部材 P1 冷媒ポンプ P2,P3 溶液ポンプ L1 冷水入口ライン L2 冷水出口ライン L3,L4 冷却水ライン L11〜L15 冷媒ライン L21〜L25 溶液ライン L31 ガス(燃料)ライン R 冷媒(水) r 冷媒蒸気 Y1 臭化リチウム濃溶液 Y2 臭化リチウム中溶液 Y3 臭化リチウム希溶液 W1 冷水 W2 冷却水 G 燃料ガス V22 燃料制御弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転時には溶液が正方向に流通し、運転
    停止後には高温の溶液が逆方向に流通する冷暖房機の溶
    液ラインに備える冷暖房機の溶液逆流防止構造であっ
    て、 底部が閉塞された管状部材であり先端開口部が前記溶液
    ラインに連通しており、管軸と前記溶液ラインの管軸と
    でなす角度が鋭角となるように前記溶液ラインに接続さ
    れたスライド管と、 前記溶液ラインのうち前記スライド管の先端開口が連通
    している部分よりも下流側の部分に一端が連通するとと
    もに、他端が前記スライド管の底部に連通している導入
    管と、 前記スライド管内の空間から前記溶液ライン内の空間に
    亘りスライド移動するとともに、正方向に流通する溶液
    の流体圧を受ける正流受圧面と、前記溶液ライン内の空
    間に進入しているときに逆方向に流通する溶液の流体圧
    を受ける逆流受圧面とが形成されているチャッキと、 加熱されると伸び冷却されると縮む形状記憶合金で形成
    されており、前記スライド管の底部と前記チャッキとの
    間に介装されている伸縮部材と、 でなることを特徴とする冷暖房機の溶液逆流防止構造。
  2. 【請求項2】 冷水の熱により冷媒を蒸発気化させて冷
    媒蒸気とする蒸発器と、前記蒸発器で発生した冷媒蒸気
    を臭化リチウム溶液により吸収させる吸収器と、冷媒を
    吸収して濃度が薄くなった臭化リチウム溶液を加熱して
    臭化リチウム溶液中の冷媒を蒸発させて臭化リチウム溶
    液の濃度を濃くして前記吸収器に供給する高圧再生器
    と、前記高圧再生器で発生した冷媒蒸気を凝縮させ凝縮
    した冷媒を前記蒸発器に供給する凝縮器と、冷暖房運転
    時には臭化リチウム溶液を前記吸収器から前記高圧再生
    器に流通させるとともに冷暖房運転後の希釈運転が完了
    したときには前記高圧再生器から前記吸収器に向けて逆
    流する臭化リチウム溶液を流通させる溶液ラインとを備
    えた吸収冷暖房機の溶液逆流防止構造であって、 底部が閉塞された管状部材であり先端開口部が前記溶液
    ラインに連通しており、管軸と前記溶液ラインの管軸と
    でなす角度が鋭角となるように前記溶液ラインに接続さ
    れたスライド管と、 前記溶液ラインのうち前記スライド管の先端開口が連通
    している部分よりも前記高圧再生器側の部分に一端が連
    通するとともに、他端が前記スライド管の底部に連通し
    ている導入管と、 前記スライド管内の空間から前記溶液ライン内の空間に
    亘りスライド移動するとともに、前記吸収器側から前記
    高圧再生器側に流通する臭化リチウム溶液の流体圧を受
    ける正流受圧面と、前記溶液ライン内の空間に進入して
    いるときに前記高圧再生器側から前記吸収器側に流通す
    る臭化リチウム溶液の流体圧を受ける逆流受圧面とが形
    成されているチャッキと、 加熱されると伸び冷却されると縮む形状記憶合金で形成
    されており、前記スライド管の底部と前記チャッキとの
    間に介装されている伸縮部材と、 でなることを特徴とする吸収冷暖房機の溶液逆流防止構
    造。
JP9253539A 1997-09-18 1997-09-18 冷暖房機の溶液逆流防止構造 Withdrawn JPH1194388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9253539A JPH1194388A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 冷暖房機の溶液逆流防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9253539A JPH1194388A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 冷暖房機の溶液逆流防止構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1194388A true JPH1194388A (ja) 1999-04-09

Family

ID=17252784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9253539A Withdrawn JPH1194388A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 冷暖房機の溶液逆流防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1194388A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013032908A (ja) * 2012-11-15 2013-02-14 Ebara Refrigeration Equipment & Systems Co Ltd 吸収冷凍機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013032908A (ja) * 2012-11-15 2013-02-14 Ebara Refrigeration Equipment & Systems Co Ltd 吸収冷凍機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61119954A (ja) 吸収ヒ−トポンプ/冷凍システム
KR100445616B1 (ko) 흡수식 냉동기
JPS61110852A (ja) 吸収ヒ−トポンプ/冷凍システム
KR20020091075A (ko) 물-암모니아 통합 냉·난방기
JP3887204B2 (ja) 2段吸収冷温水機
JPH1194388A (ja) 冷暖房機の溶液逆流防止構造
JPH11351696A (ja) 熱交換器及び再生器及び吸収冷凍機
JP3986122B2 (ja) 排熱吸収型の吸収冷暖房機
JP2000274860A (ja) ヒートポンプサイクル型吸収式冷凍および暖房同時取出し機ならびに方法
JP3851204B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP2005300047A (ja) 熱交換装置およびそれを用いた吸収冷凍機
JP2003343939A (ja) 吸収式冷凍機
KR102130336B1 (ko) 역삼투압 필터 부재가 적용된 흡수식 냉동 장치
JPH08313108A (ja) エンジン排熱利用吸収式冷凍機
JP3429905B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP2002181402A (ja) 吸収冷凍機
JP2000266476A (ja) 熱交換器及び吸収冷凍機
JPH11337233A (ja) 吸収冷凍機
JP4278315B2 (ja) 吸収式冷凍機
JP3429904B2 (ja) 吸収式冷凍機
JPS63204080A (ja) 吸収冷凍機
JPS6113886Y2 (ja)
JP2001317835A (ja) 吸収冷凍機
JP3811632B2 (ja) 排熱投入型吸収冷凍機
JPH0446342B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207