JPH1194023A - ロック機構付き緩衝支持構造 - Google Patents

ロック機構付き緩衝支持構造

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JPH1194023A
JPH1194023A JP9253637A JP25363797A JPH1194023A JP H1194023 A JPH1194023 A JP H1194023A JP 9253637 A JP9253637 A JP 9253637A JP 25363797 A JP25363797 A JP 25363797A JP H1194023 A JPH1194023 A JP H1194023A
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JP
Japan
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support structure
vibration
supported
tapered
buffer support
Prior art date
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Pending
Application number
JP9253637A
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English (en)
Inventor
Takao Yokota
孝夫 横田
Yasunobu Torikai
泰伸 鳥飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Engineering Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Corp, NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】宇宙空間等で運用される装置の緩衝支持構造に
おいて、振動の前後でアライメントを維持する。 【解決手段】被支持体1に固定されたブラケット3には
凸のテーパ面を有する金具4が可動になるようにねじ込
まれており、取付台2には凹のテーパ面を有するガイド
5が固定され、凹面と凸面は同軸上に配置され、互いに
密着しうる。ブラケット3、金具4、ガイド5は、被支
持体1と取付台2間の6自由度を拘束するため3対で構
成されている。金具4の位置移動により、凸面と凹面が
密着した状態ではアライメントを維持し、離れた状態で
は緩衝支持構造10により緩衝効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロック機構付き緩
衝支持構造に関し、特に宇宙空間等で運用されアライメ
ントを要求される機器に適用されるロック機構付き緩衝
支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の緩衝支持構造は、たとえ
ば、特開平09−89045号公報に示されるように、
あらゆる方向の振動が働く宇宙用機器の緩衝特性の最適
化をはかることを目的として用いられている。
【0003】図4(a)は従来の緩衝支持構造の一例を
示す分解斜視図であり、図4(b)は同図(a)のC−
C断面図である。図において、被支持体101はフラン
ジ部101Aを有しており、これらを介して取付ボルト
109で取付台102に取付けられる。被支持体101
を緩衝支持するため取付ボルト109と取付穴101B
の間には、ホルダ107、108を介在し、1つ以上の
Oリング103、104、105、106をホルダ10
7、108間に挿入している。
【0004】取付台102が振動すると、Oリング10
3、104、105、106の緩衝性により被支持体1
01への振動の伝達が緩和される。特に、取付軸方向に
対してはOリング103、106が振動を緩衝し、この
垂直方向に対しては、Oリング104、105が振動を
緩衝する。
【0005】また、支持する系の固有振動数は、Oリン
グのばね定数と被支持体101の質量で決定され、振動
時の緩衝特性の大きな要因となるため、固有振動数の最
適化をはかる必要がある。支持する系のばね定数はOリ
ング103、104、105、106のつぶし代により
調整できる。つぶし代の調整は、ホルダ107、108
の寸法変更により、Oリング103、104、105、
106を挿入する隙間を調整することにより行う。この
調整により支持する系のばね定数を任意に設定し固有振
動数の最適化をはかり、緩衝特性の最適化をはかること
ができる。この従来の緩衝支持構造に適用されるOリン
グの材質としては、シリコンゴム、フッソゴム、ニトリ
ルゴム等が用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術において、光学装置等のようにアライメントが要
求される場合、十分なアライメントが得られないことで
ある。
【0007】その理由は、Oリングを介して緩衝支持す
る構造であり、Oリングのつぶれ具合が不安定なため、
振動の前後で装置のアライメントを保つには不確定要素
があるからである。
【0008】本発明の目的は、ロケットによる打ち上げ
等の振動に対し緩衝支持すると同時に、振動の前後で、
装置のアライメントを保つ緩衝支持構造を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のロック機構付き
緩衝支持構造は、振動時には相互に緩衝支持される二つ
の支持体と、この二つの支持体に対をなして設けられ振
動時以外において前記二つの支持体間のアライメントを
維持するロック手段とを備えている。また前記ロック手
段は6自由度を拘束すべく3対設けるのが好ましく、さ
らに対をなす前記ロック手段は同軸上にそれぞれテーパ
状の凸面と凹面を有して設けられ相互に可動接離しうる
ものとする。
【0010】具体的には、相互に緩衝支持される取付台
(図1の2)と被支持体(図1の1)に、それぞれテー
パ状の凸面(図2の4A)と凹面(図2の5A)を有す
る金具(図2の4)とガイド(図2の5)を3対、ロッ
ク手段として備える。
【0011】1対ごとの凸面(図2の4A)と凹面(図
2の5A)は同軸上に配され、凸面(図2の4A)が同
軸上を可動して互いに接離しうる。
【0012】このような本発明において、3対の凸面と
凹面を引き離した状態では緩衝効果が有り、凸面と凹面
を密着させた状態ではアライメントを得ることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0014】図1は、本発明によるロック機構付き緩衝
支持構造の第1の実施の形態の全体図であり、図2は図
1のA−A断面図である。
【0015】図1の被支持体1は、特開平09−890
45号公報に示されたと同様な緩衝支持構造10により
Oリングを介して取付台2に取付られる。被支持体1に
はブラケット3が固定されており、図2に示すようにブ
ラケット3のめねじ部3Aには、金具4がねじ込まれて
いる。金具4はブラケット3に対しねじ込むことにより
可動であり、先端に凸状のテーパ面4Aを有している。
一方、取付台2には、ガイド5が固定されており、金具
4の中心同軸上に凹面のテーパ穴5Aを有している。テ
ーパ面4Aとテーパ穴5Aは同じ傾斜角のテーパ状であ
り、テーパ面4Aの可動により接離自在で、最も接近し
たとき互いに密着する。ブラケット3、金具4、ガイド
5は被支持体1と取付台2の間に3組取付いており、被
支持体1と取付台2の間の6自由度を拘束する。
【0016】尚、ブラケット3と取付台2は、取付台2
側に穴をあけることにより互いに十分な隙間を確保して
いる。
【0017】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて、図1及び図2を参照して詳細に説明する。
【0018】組立段階において、ブラケット3とガイド
5の取付位置を調整し、金具4をねじ込んで3組のテー
パ面4Aとテーパ穴5Aを密着させ、位置及び回転の6
自由度を拘束した状態で、取付台2に対する被支持体1
のアライメントを調整する。
【0019】ロケットによる打上げ等で取付台2が振動
する以前に、金具4をねじ込み方向と反対に回して3組
のテーパ面4Aとテーパ穴5Aを引き離し、振動による
振幅で金具4とガイド5が干渉しないようにする。この
ことにより、取付台2が振動した際、前述の緩衝構造1
0が働き、取付台2から被支持体1への振動の伝達が緩
和される。取付台2の振動がおさまり、被支持体1と取
付台2のアライメントが必要になった段階で金具4をね
じ込み、3組のテーパ面4Aとテーパ穴5Aを密着さ
せ、組立段階で調整したアライメント精度を再び得るこ
とができる。
【0020】金具4を回転するには、金具4の回転軸に
モータ等の駆動機構(図示せず)を接続すればよく、そ
の駆動機構の回転方向を変えることにより、金具4を締
め付けたり緩めたりすることができる。スペースシャト
ル等のように人間が搭乗している場合には、モータの代
わりに人間が操作してもよい。
【0021】次に、本発明の第2の実施の形態について
図面を参照して説明する。図3(a)は第2の実施の形
態の要部を示す断面図である。
【0022】図3(a)を参照すると、本発明の第2の
実施の形態は、図2に示した金具4とガイド5の形状
を、図3(a)に示す金具6とガイド7の形状にそれぞ
れ変更した点と、ブラケット3にロックヘリサート8を
追加した点で異なる。また、図3(b)は図3(a)の
B−B断面図であるが、図3(b)に示すようにガイド
7は金具6の軸6Bを組立時に通すための切り欠き7B
を有している。尚、第1の実施の形態と同じ構成部品に
は、同じ符号を付している。
【0023】第1の実施の形態では、図2の金具4をブ
ラケット3に対しねじ込む方向に移動させることによ
り、テーパ面4Aとガイド5のテーパ穴5Aが密着する
構造であったが、この第2の実施の形態では、金具6の
ねじをブラケット3に対しゆるめる方向にまわして移動
させることにより、テーパ面6Aとガイド7のテーパ穴
7Aが密着する構造である。即ち、金具6の先端のテー
パ面6Aは、金具6をゆるめて移動させる方向に向かっ
て径が細くなるごときテーパであり、これと密着するテ
ーパ穴7Aも同じ方向に向かって穴径が細くなるごとき
テーパとなっている。
【0024】また、第2の実施の形態では、振動環境時
にテーパ面6Aとテーパ穴7Aの密着状態を引き離すと
き、金具6をブラケット3に対し奥までねじ込んでトル
ク締めすることが可能であり、その際、ブラケット3に
設けたロックヘリサート8の働きにより振動による金具
6のねじ部のゆるみを防止することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、ロケットによる
打上げ等の振動に対し支持体間を緩衝支持すると同時
に、振動の前後で装置及び支持体間のアライメントを保
つことである。
【0026】第1の効果が得られる理由は、支持体間に
それぞれ設けられたロック手段としての3対のテーパ状
の凸面と凹面が、引き離された状態では緩衝支持状態に
なり、密着した状態ではアライメントを保持するためで
ある。
【0027】本発明の第2の効果は、第2の実施の形態
におけるテーパ状の凸面を有する部品が振動環境におい
て、ねじのゆるみを防止できることである。
【0028】第2の効果が得られる理由は、テーパ状の
凸面を有する部品が、振動環境時にトルク締めできる構
造であり、めねじ部にロックヘリサートを使用したため
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体構成を示す図
で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図
である。
【図2】図1をA−A線で切断した要部の断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態の構成を示す(a)
は要部の断面図、(b)は同図(a)のB−B線におけ
る矢視図である。
【図4】従来の緩衝支持構造の一例を示す(a)は分解
斜視図、(b)は同図(a)をC−C線で切断したとき
の断面図である。
【符号の説明】 1 被支持体 2 取付台 3 ブラケット 3A めねじ部 4 金具 4A テーパ面 5 ガイド 5A テーパ穴 6 金具 6A テーパ面 6B 軸 7 ガイド 7A テーパ穴 7B 切り欠き 8 ロックヘリサート 10 緩衝支持構造 101 被支持体 101A フランジ部 101B 取付穴 102 取付台 103 Oリング 104 Oリング 105 Oリング 106 Oリング 107 ホルダ 108 ホルダ 109 取付ボルト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動時には相互に緩衝支持される二つの
    支持体と、この二つの支持体に対をなして設けられ振動
    時以外において前記二つの支持体間のアライメントを維
    持するロック手段とを備えることを特徴とするロック機
    構付き緩衝支持構造。
  2. 【請求項2】 前記ロック手段は6自由度を拘束すべく
    3対設けられていることを特徴とする請求項1記載のロ
    ック機構付き緩衝支持構造。
  3. 【請求項3】 対をなす前記ロック手段は同軸上にそれ
    ぞれテーパ状の凸面と凹面を有して設けられ相互に可動
    接離しうるものであることを特徴とする請求項1または
    2に記載のロック機構付き緩衝支持構造。
  4. 【請求項4】 前記ロック手段には振動時におけるゆる
    みを防止するゆるみ防止手段が設けられていることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のロック機
    構付き緩衝支持構造。
  5. 【請求項5】 前記ゆるみ防止手段がロックヘリサート
    であることを特徴とする請求項4記載のロック機構付き
    緩衝支持構造。
JP9253637A 1997-09-18 1997-09-18 ロック機構付き緩衝支持構造 Pending JPH1194023A (ja)

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JP9253637A JPH1194023A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 ロック機構付き緩衝支持構造

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JPH1194023A true JPH1194023A (ja) 1999-04-09

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161583A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Sumitomo Electric Hardmetal Corp ヘッド着脱式切削工具
JP2013010177A (ja) * 2012-09-03 2013-01-17 Sumitomo Electric Hardmetal Corp ヘッド着脱式切削工具
CN108223688A (zh) * 2018-01-12 2018-06-29 北京航空航天大学 一种电气件集成式减震装置及火箭

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JP2011161583A (ja) * 2010-02-12 2011-08-25 Sumitomo Electric Hardmetal Corp ヘッド着脱式切削工具
JP2013010177A (ja) * 2012-09-03 2013-01-17 Sumitomo Electric Hardmetal Corp ヘッド着脱式切削工具
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Effective date: 20000208