JPH1191689A - 船外機における燃料供給装置 - Google Patents

船外機における燃料供給装置

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JPH1191689A
JPH1191689A JP9259035A JP25903597A JPH1191689A JP H1191689 A JPH1191689 A JP H1191689A JP 9259035 A JP9259035 A JP 9259035A JP 25903597 A JP25903597 A JP 25903597A JP H1191689 A JPH1191689 A JP H1191689A
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JP
Japan
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fuel
engine
pressure
tank
pump
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Pending
Application number
JP9259035A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadafumi Shidara
貞文 設楽
Satoru Wada
和田  哲
Masaki Tsunoda
正樹 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1191689A publication Critical patent/JPH1191689A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 船外機における燃料供給装置において、エン
ジンの運転停止直後、エンジンカバー内の雰囲気温度が
一時的に上昇しても、高圧燃料ポンプ内の残留燃料に気
泡が発生しないようにする。 【解決手段】 エンジンカバー4内に、エンジンEの燃
料噴射弁94側から還流する余剰燃料を受容し得る補助
燃料タンク89と、この補助燃料タンク89の貯留燃料
をエンジンEの燃料噴射弁94に圧送する高圧燃料ポン
プ91と、この高圧燃料ポンプ91の吐出燃料を濾過す
る燃料フィルタ92とを収容したものにおいて、前記高
圧燃料ポンプ91を、周囲からの熱を遮断する断熱材1
34で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機における燃
料供給装置に関し、特に、プロペラを駆動するエンジン
を覆うエンジンカバー内に、エンジンの燃料噴射弁側か
ら還流する余剰燃料を受容し得る補助燃料タンクと、こ
の補助燃料タンクの貯留燃料をエンジンの燃料噴射弁に
圧送する高圧燃料ポンプと、この高圧燃料ポンプの吐出
燃料を濾過する燃料フィルタとを収容したものゝ改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる船外機における燃料供給装置は、
例えば特開平1−215694号公報に開示されている
ように、既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、船外機におい
ては、エンジンの運転を停止した直後は、その冷却装置
の停止に伴いエンジンカバー内の雰囲気温度が一時的に
上昇することがあり、その場合、従来の船外機における
燃料供給装置では、前記高圧燃料ポンプが上記雰囲気の
高熱により加熱され、ポンプ内部の残留燃料に気泡が発
生する虞れがある。
【0004】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、エンジンの運転停止直後、エンジンカバー内の雰
囲気温度が一時的に上昇しても、高圧燃料ポンプ内の残
留燃料に気泡が発生しないようにした、前記船外機にお
ける燃料供給装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プロペラを駆動するエンジンを覆うエン
ジンカバー内に、エンジンの燃料噴射弁側から還流する
余剰燃料を受容し得る補助燃料タンクと、この補助燃料
タンクの貯留燃料をエンジンの燃料噴射弁に圧送する高
圧燃料ポンプと、この高圧燃料ポンプの吐出燃料を濾過
する燃料フィルタとを収容した、船外機における燃料供
給装置において、前記高圧燃料ポンプを、周囲からの熱
を遮断する断熱材で被覆したことを第1の特徴とする。
【0006】この第1の特徴によれば、エンジンの運転
停止直後、エンジンカバー内の雰囲気温度が一時的に上
昇しても、その雰囲気の高熱を前記断熱材により遮るこ
とにより高圧燃料ポンプの加熱を防止して、その内部の
残留燃料に気泡が発生することを回避することができ
る。
【0007】また本発明は、上記特徴に加えて、補助燃
料タンクの燃料出口及び高圧燃料ポンプの燃料入口を相
互に近接して燃料管で接続するように、補助燃料タンク
に高圧燃料ポンプを取付けたことを第2の特徴とする。
【0008】この第2の特徴によれば、補助燃料タンク
及び高圧燃料ポンプの組立体を構成することができて、
船外機の組立性が向上すると共に、補助燃料タンクの燃
料出口及び高圧燃料ポンプの燃料入口間を接続する燃料
管の長さを極力短くして、その燃料管を流れる燃料がエ
ンジンカバー内の雰囲気から受ける熱の影響を少なくす
ることができる。
【0009】さらに本発明は、第1又は第2の特徴に加
えて、補助燃料タンクに、これをエンジンに取付けるた
めのブラケットと、該タンクに高圧燃料ポンプ及び燃料
フィルタをそれぞれ取付けるための第1及び第2取付手
段とを設けたことを第3の特徴とする。
【0010】この第3の特徴によれば、補助燃料タン
ク、高圧燃料ポンプ及び燃料フィルタの組立体を構成す
ることができて、船外機の組立性が更に向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明する。
【0012】図1ないし図12は本発明の一実施例を示
すもので、図1は船外機の全体側面図、図2は図1の2
−2線拡大断面図、図3は図2の3矢視図、図4は図3
の4方向矢視図、図5は図3の5−5線断面図、図6は
図3の要部拡大断面図、図7は図6の7矢視図、図8は
図7の8矢視図、図9、図10、図11及び図12は図
7の9−9線、10−10線、11−11線及び12−
12線断面図、図13は冷却水回路図、図14は図3の
14矢視図、図15、図16及び図17は、図14の1
5−15線、16−16線及び17−17線断面図であ
る。
【0013】図1において、パワーユニットとしての船
外機Oは、エクステンションケース1の上部に結合され
たエンジン支持体としてのマウントケース2を備えてお
り、このマウントケース2の上面に水冷直列4気筒4サ
イクルエンジンEがクランク軸15を縦置きにして支持
される。マウントケース2には上面が開放したアンダー
ケース3が結合されており、このアンダーケース3の上
部にエンジンカバー4が着脱自在に装着され、上記マウ
ントケース2、アンダーケース3及びエンジンカバー4
により、エンジンEを収容するエンジンルーム36が画
成される。
【0014】マウントケース2の外側を覆うように、ア
ンダーケース3の下縁とエクステンションケース1の上
端近傍の縁との間にはアンダーカバー5が装着される。
【0015】エンジンEはシリンダブロック6、クラン
クケース7、シリンダヘッド8、ヘッドカバー9、下部
ベルトカバー10及び上部ベルトカバー11を備えてお
り、シリンダブロック6及びクランクケース7の下面が
前記マウントケース2の上面に支持される。シリンダブ
ロック6に形成した4本のシリンダ12にそれぞれピス
トン13が摺動自在に嵌合しており、各ピストン13が
コネクティングロッド14を介して鉛直方向に配置した
クランク軸15に連接される。
【0016】クランク軸15の下端にフライホイール1
6と共に連結された駆動軸17は、エクステンションケ
ース1の内部を下方に延び、その下端はギヤケース18
の内部に設けたベベルギヤ機構19を介して、後端にプ
ロペラ20を有するプロペラ軸21に接続される。ベベ
ルギヤ機構19の前部には、プロペラ軸21の回転方向
を切り換えるべくシフトロッド22の下端が接続され
る。
【0017】マウントケース2に設けたアッパーマウン
ト23とエクステンションケース1に設けたロアマウン
ト24との間にスイベル軸25が固定されており、この
スイベル軸25を回転自在に支持するスイベルケース2
6が、船尾Sに装着されたスターンブラケット27にチ
ルト軸28を介して上下揺動可能に支持される。
【0018】マウントケース2の下面にはオイルパン2
9と排気管30とが結合される。排気管30からエクス
テンションケース1の内部空間に排出された排ガスは、
プロペラ20のボス部の中空部を通過して水中に排出さ
れる。
【0019】図2から明らかなように、エンジンルーム
36に収容されたエンジンEは、クランク軸15と平行
に配置された2本の2次バランサー軸37,38と、1
本のカム軸39とを備える。2次バランサー軸37,3
8はクランク軸15よりもシリンダヘッド8寄りのシリ
ンダブロック6に支持され、またカム軸39はシリンダ
ヘッド8とヘッドカバー9との合わせ面間に支持され
る。
【0020】クランク軸15の上端には、カム軸駆動プ
ーリ40、2次バランサー軸駆動プーリ41、発電機駆
動プーリ42及び冷却ファン43を一体化したプーリ組
立体44が固定される。カム軸39の上端に固定したカ
ム軸従動プーリ45と前記カム軸駆動プーリ40とが無
端ベルト46により接続される。カム軸駆動プーリ40
の直径はカム軸従動プーリ45の直径の2分の1に設定
されており、従ってカム軸39はクランク軸15の2分
の1の速度で回転する。ピン47で枢支されたアーム4
8の一端に設けられたテンションプーリ49が、スプリ
ング50の弾発力で無端ベルト46の外面に押し付けら
れており、これにより無端ベルト46に所定の張力が与
えられる。
【0021】一方の2次バランサー軸37の近傍に設け
た中間軸51及び他方の2次バランサー軸38にそれぞ
れ固定した一対の2次バランサー軸従動プーリ52,5
3と、前記2次バランサー軸駆動プーリ41とが無端ベ
ルト54により接続される。ピン55で枢支されたアー
ム56の一端に設けられたテンションプーリ57が、ス
プリング58の弾発力で無端ベルト54の外面に押し付
けられており、これにより無端ベルト54に所定の張力
が与えられる。中間軸52と一方の2次バランサー軸3
7とは一対の同径のギヤ(図示せず)で接続されてお
り、且つ2次バランサー軸駆動プーリ41の直径は各2
次バランサー軸従動プーリ52,53の直径の2倍に設
定されており、従って一対の2次バランサー軸37,3
8はクランク軸15の2倍の速度で相互に逆方向に回転
する。
【0022】クランクケース7の上面に2本のボルト5
9で固定したブラケット60に、2本のボルト61で発
電機62が支持される。発電機62の回転軸63に固定
した発電機従動プーリ64と前記発電機駆動プーリ42
とが無端ベルト65で接続されており、クランク軸15
により発電機62が駆動される。このように発電機62
をエンジンEと別体に設けたことにより、発電機をクラ
ンク軸15に設けたフライホイールに組み込む場合に比
べて、汎用の発電機62を使用することが可能となって
コスト上有利であり、しかも発電機62の容量を容易に
増加させることも可能である。
【0023】カム軸39、2次バランサー軸37,38
及び発電機62を駆動する3本のベルト46,54,6
5は、下部ベルトカバー10及び上部ベルトカバー11
により画成されたベルト室68に収納される。下部ベル
トカバー10は発電機62の周囲を囲む開口部101
備えると共に、クランク軸15の右側の底壁に複数のス
リット102 を備えており、これら開口部101 及びス
リット102 を介してベルト室68に空気が導入され
る。
【0024】図2ないし図4において、エンジンカバー
4の上部後面に左右一対のスリット状の後方開口部41
が形成されており、この後方開口部41 の下縁から前方
に延びてエンジンルーム36の前後方向中間部で前端が
終わるガイド板75がエンジンカバー4の内面に固着さ
れる。その固着に際して、ガイド板75の後縁部がタッ
プねじ73により、またその中間部のボス75aがタッ
プねじ74によりエンジンカバー4の内面に固着され
る。このガイド板75には、後方開口部41 からエンジ
ンルーム36内に向かって階段状に立上がる二段の水切
り段部751 ,752 が形成される。
【0025】而して、後方開口部41 から吸入された空
気はエンジンカバー4の上壁とガイド板75とに挟まれ
た空間を通って前方に流れ、二段の水切り段部751
75 2 を昇っていく。その際、その空気中に含まれる飛
沫が水切り段部751 ,75 2 で進行を阻止されるの
で、空気のみが水切り段部751 ,752 を通過してエ
ンジンルーム36に流入することになり、エンジンEの
吸気や各部の冷却に供される。
【0026】図3及び図14ないし図17に示すよう
に、上部ベルトカバー11の上面には、そのベルト室6
8に連なる、角形の第1連通筒115(第1連通部)が
突設され、その上方開口部周縁に発泡ウレタン製のシー
ル部材117が纏設される。一方、ガイド板75の右側
部には、上下方向に延びて上端をエンジンカバー4の内
面に当接させる角形の第2連通筒116(第1連通部)
が形成され、その後壁には、エンジンカバー4の後方開
口部41 と上向きの段差72を存して連通する切欠き1
18が設けられる。そして第1及び第2連通筒115,
116は、エンジンカバー4のアンダーケース3への着
・脱に応じてシール部材117を介して相互に接合・分
離するようになっている。
【0027】而して、前記開口部101 及びスリット1
2 を介してベルト室68に導入された空気は、第1連
通筒115内の後述する換気用連通路123、第2連通
筒116及び切欠き118を通して後方開口部41 外へ
排出されることになり、ベルト室68の換気を行うこと
ができる。その際、第2連通筒116の切欠き118
は、後方開口部41 よりも上方の位置を占めているか
ら、後方開口部41 に到来する飛沫の第2連通筒116
への侵入を防ぐことができる。
【0028】次に、図2ないし図4に基づいてエンジン
Eの吸気系の構造を説明する。
【0029】クランクケース7の前面に吸気サイレンサ
ー76が3本のボルト77で固定される。吸気サイレン
サー76は箱状の本体部78と、この本体部78の左側
面に結合されるダクト部79とから構成される。ダクト
部79は、その下端に下向きに開口する吸気開口791
を備えると共に、その上端に本体部78の内部空間に連
通する連通孔792 を備える。吸気サイレンサー76の
本体部78の右側面に配置されたスロットルボディ80
は、可撓性を有する短い吸気ダクト35を介して前記本
体部78に接続される。
【0030】スロットルボディ80は、次に述べる吸気
マニホールド85に接続固定される。エルボ81と、サ
ージタンク82と、4本の吸気管83a,83b,83
c,83dと、取付フランジ84とを一体に備えた吸気
マニホールド85がエンジンEの右側面に沿うように配
置される。エルボ81は、吸気の流れをクランクケース
7の前面に沿う流れからクランクケース7の右側面に沿
う流れへと略90°変えるものであり、可撓性を有する
ダクトであっても良いが、本実施例ではスロットルボデ
ィ80の支持固定のために前記サージタンク82、吸気
管83a,83b,83c,83d及び取付フランジ8
4と一体になっている。
【0031】吸気マニホールド85のエルボ81及びサ
ージタンク82の接続部分は、サージタンク82の上端
及び下端よりも上下方向に小さい寸法形状になってお
り、この部分でボルト861 ,862 と、ルーズ孔を有
する2個のブラケット863 とによりクランクケース7
の右側壁に固定され、更に取付フランジ84が複数本の
ボルト87でシリンダヘッド8の右側面に形成された吸
気マニホールド取付面8 1 に固定される。
【0032】次に、図2ないし図8に基づいてエンジン
Eの燃料供給装置の構造を説明する。
【0033】ヘッドカバー9の後面にはプランジャポン
プよりなる2個の低圧燃料ポンプ88が並列に設けられ
ており、これら低圧燃料ポンプ88によって、船内に設
置された主燃料タンク(図示せず)から燃料供給管L1
を介して吸引した燃料が、図示しない低圧燃料フィルタ
及び燃料供給管L2 を介してエンジンEの右側に配設し
た補助燃料タンク89に供給される。図5に示すよう
に、吸気ロッカーアーム101を支持する吸気ロッカー
アーム軸102にポンプ駆動用ロッカーアーム103が
同軸に支持されており、そのポンプ駆動用ロッカーアー
ム103の一端が前記カム軸39に設けたポンプカム1
04に係合すると共に、他端が各低圧燃料ポンプ88の
プランジャ105に係合する。これにより、低圧燃料ポ
ンプ88はカム軸39により駆動される。
【0034】また図6ないし図12に示すように、前記
補助燃料タンク89は下側のタンク本体891 と、その
上端に結合される上部キャップ892 とに2分割されて
おり、タンク本体891 には、後方へ長く延びる第1ブ
ラケット1301 と、前方に突出する比較的短い第2ブ
ラケット1302 と、上方に突出する比較的短い第3ブ
ラケット1303 とが一体に形成される。これらブラケ
ット1301 ,130 2 ,1303 の先端の取付孔には
弾性グロメット131がそれぞれ装着され、これらグロ
メット131を介して第1及び第2ブラケット13
1 ,1302 は、第4吸気管83d及びシリンダブロ
ック6に形成した第1及び第2取付ボス1321 ,13
2 にボルト1291 ,1292 によりそれぞれ取付け
られ、また第3ブラケット131は、サージタンク82
の側面に突設した支持ピン133に支持される。上記弾
性グロメット131は、エンジンEから補助燃料タンク
89への振動伝達を防ぐと共に、熱伝導をも抑えること
ができる。
【0035】補助燃料タンク89の内部には、貯留する
燃料液面を調整するフロート弁90が収納される。この
フロート弁90は、低圧燃料ポンプ88から延びる前記
燃料供給管L2 が補助燃料タンク89に接続される部分
に設けられた開閉弁108と、燃料液面に追従して昇降
して前記開閉弁108を開閉駆動するフロート109と
から構成される。而して、燃料液面が規定レベルより低
下すると、開閉弁108が開弁して低圧燃料ポンプ88
からの燃料を補助燃料タンク89内に導入し、規定レベ
ル以上に上昇すると、開閉弁108が閉弁して低圧燃料
ポンプ88からの燃料の受入れを遮断する。
【0036】補助燃料タンク89には、該タンクの直下
で軸線を前後方向に向けた高圧燃料ポンプ91と、該タ
ンクの直後で軸線を上下方向に向けた高圧燃料フィルタ
92とが取付けられる。
【0037】高圧燃料ポンプ91は、その円筒状外周面
全体が、一対の半円筒体134a,134bを突き合わ
せてなる円筒状の断熱材234で被覆される。その断熱
材134は、図示例の場合、不織布と発泡メラミン樹脂
との積層体を成形したものである。この断熱材134に
は、中央の肉厚部を挟んで前後一対の環状溝135が形
成されており、各環状溝135にゴムバンド137が巻
かれ、それらの外周に係合した鋼板製の取付バンド13
6により、高圧燃料ポンプ91は補助燃料タンク89の
底壁外面に締め付けて取付けられる。即ち、補助燃料タ
ンク89の下部一側に前後一対のフック係合部138
が、またその下部他側に前後一対の取付ボス139が一
体に形成されており、各取付バンド136の一端のフッ
ク136aを対応する上記フック係合部138に係合す
ると共に、各取付バンド136の他端を対応する上記取
付ボス139にボルト140で固着することにより、高
圧燃料ポンプ91は補助燃料タンク89の底壁外面に締
め付けられる。こうして高圧燃料ポンプ91を補助燃料
タンク89の直下に配置することにより、該タンク89
の底部前面に突設された燃料出口管141と、該ポンプ
91の前端面に突設された燃料入口管91iとが相互に
近接配置され、これらは極力短い低圧燃料管143で接
続される。
【0038】高圧燃料フィルタ92は補助燃料タンク8
9の第1ブラケット1301 の外側面に取付けられる。
即ち、第1ブラケット1301 には、取付ボス145及
びフック係合部146が前後して形成されており、高圧
燃料フィルタ92の外周にゴムバンド147を介して係
合した鋼板製取付バンド148の一端のフック148a
を上記フック係合部146に係合すると共に、その他端
をボルト149で上記取付ボス145に固着することに
より、高圧燃料フィルタ92は補助燃料タンク89の第
1ブラケット1301 の外側面に締め付けられる。こう
して高圧燃料ポンプ91の後端面に突設された燃料出口
管91oと、高圧燃料フィルタ92の下端面に突設され
た燃料入口管92iとは相互に近接して配置され、これ
らは極力短い高圧燃料管144で接続される。
【0039】而して、高圧燃料ポンプ91は、断熱材1
34で被覆されるので、エンジンEの運転停止直後、エ
ンジンカバー4内の雰囲気温度が一時的に上昇しても、
その雰囲気の高熱による加熱を避けることができ、該ポ
ンプ内部に残留する燃料中に気泡が発生することを防止
し、エンジンEの再始動時、燃料噴射弁94へ燃料を適
正に供給することができる。
【0040】吸気マニホールド85の取付フランジ84
には、燃料レール93が複数本のボルト113で固定さ
れると共に、4個のシリンダ12に対応する4個の燃料
噴射弁94が固定されており、高圧燃料フィルタ92か
ら燃料供給管L4 を介して燃料レール93の下端に供給
された燃料が4個の燃料噴射弁94に配分される。燃料
レール93の上端に設けられたレギュレータ95は燃料
噴射弁94に供給される燃料の圧力を調整すると共に、
余剰の燃料を燃料戻し管L5 を介して補助燃料タンク8
9に還流させる。レギュレータ95の設定圧力を調整す
べく、レギュレータ95とサージタンク82とが負圧管
6 を介して接続される。
【0041】而して、エンジンEを組み立てる際には、
予め補助組立ラインにおいて補助燃料タンク89に高圧
燃料ポンプ91及び高圧燃料フィルタ92を取付けて燃
料補機組立体を構成し、次いでその補助燃料タンク89
を吸気マニホールド85に取付けてマニホールド及び燃
料補機の組立体を構成しておき、これを主組立ラインに
おいてエンジンEの本体に組付けることにより、主組立
ラインでの組付工数を減少させ、組立性を高めることが
できる。
【0042】図7ないし図9から明らかなように、補助
燃料タンク89内の上部にエアベント室151が形成さ
れる。このエアベント室151は、上部キャップ892
の天井面に前後に間隔をあけて突設された一対の隔壁1
52と、この両隔壁152の下端面に接合されたバッフ
ルプレート153とで画成され、このバッフルプレート
153には、エアベント室151の中央部を下部の空間
に連通する通孔154が穿設されている。このエアベン
ト室151の天井面に一対の第1及び第2エアベント孔
1551 ,1552 が開口し、それらの開口端は、互い
に左右方向に可及的離隔し、且つ共に補助燃料タンク8
9の前後方向中央部よりやゝ後寄りの位置を占めるよう
に配置される。この両エアベント孔1551 ,1552
は、エアベント室151から前後方向に離隔した合流エ
アベント孔156を介して相互に連通する。これら第
1、第2エアベント孔1551 ,1552 及び合流エア
ベント孔156は、上部キャップ892 の天井壁にドリ
ル加工されるもので、各加工口は盲栓157で閉塞され
る。
【0043】上部キャップ892 の上面には、合流エア
ベント孔156に連なる一個の継ぎ手121が立設さ
れ、この継ぎ手121は、前記下部ベルトカバー10の
下面に突設された継ぎ手122にエアベント管120を
介して接続される。
【0044】再び図14ないし図17において、前記上
部及び下部ベルトカバー10には、前記第1連通筒11
5内を、ベルト室68に連なる換気用連通路123と、
上記継ぎ手122に連なるエアベント用連通路124と
に区画する隔壁125が形成される。
【0045】而して、補助燃料タンク89内では、貯留
燃料の増減に応じて、バッフルプレート153の通孔1
54、エアベント室151、第1、第2エアベント孔1
55 1 ,1552 、合流エアベント孔156、エアベン
ト管120、エアベント用連通路124及び第2連通筒
116からなるエアベント経路を通して後方開口部4 1
との間で呼吸し得るので、その内部を常に略大気圧状態
にして、燃料噴射弁94に対する燃料の供給を支障なく
行うことができる。また、補助燃料タンク89がエンジ
ンEの放射熱を受けたり、レギュレータ95からの高温
の余剰燃料が補助燃料タンク89に還流すること等に起
因して、補助燃料タンク89内に燃料蒸気が発生する
と、その燃料蒸気は、上記エアベント経路を上昇し、第
2連通筒116の切欠き118からエンジンカバー4上
部の後方開口部41 を通して外部へスムーズに排出され
る。かくして、燃料蒸気がエンジンEに吸入されること
を防止して、その排気性状の悪化を回避することができ
る。また、その際、燃料蒸気が通るエアベント用連通路
124は、第1連通筒115において換気用連通路12
3と隔壁125により隔離されているので、燃料蒸気の
ベルト室68への流入をも防ぐことができる。
【0046】しかも、換気用連通路123及びエアベン
ト用連通路124は、共通の第1連通筒115に形成し
て、エンジンカバー4の取付けと同時に第2連通筒11
6と連通するようにしたので、その連通部が一箇所で足
り、またその連通部をシールするシール部材117も1
個で済むので、構造の簡素化に寄与することができる。
【0047】ところで、船体の係留時、船外機Oをチル
トアップすると共に左右何れかの方向に転舵したり、船
外機Oを船体から外して横倒したような場合、補助燃料
タンク89内に残留した燃料液面が通常時と直交する方
向に変化するが、第1、第2エアベント孔37a,37
bの一方の開口端が燃料液面下に没しても、他方の開口
端が必ず液面上に露出する。従って、補助燃料タンク8
9の内部は、燃料液面上に開口端を露出させる一方のエ
アベント孔37a又は37bと、それに連なる上記エア
ベント経路及び後方開口部41 を通して呼吸し続けるこ
とができると共に、該タンク89からの燃料流出を防ぐ
ことができる。このことは、航行中の船が左右に傾斜し
た時でも該タンク89の内部が支障無く呼吸し得ること
を意味する。
【0048】また第1及び第2エアベント孔37a,3
7bの開口端は、補助燃料タンク89の前後方向の中央
部よりやゝ後寄りに配置されるので、浅瀬航行時に船外
機Oをチルトアップさせても、第1、第2エアベント孔
37a,37bの開口端は燃料液面下に没することがな
い。したがって、この場合も該タンク89内部の呼吸は
確保される。
【0049】さらに第1及び第2エアベント孔37a,
37bの開口端は、エアベント室151でバッフルプレ
ート153により覆われるので、補助燃料タンク89内
の燃料液面の波立ちによるも、その燃料の第1及び第2
エアベント孔37a,37bへの浸入をバッフルプレー
ト153で抑えることができる。
【0050】また図7及び図12に示すように、上部キ
ャップ892 の天井壁には、前記燃料戻し管L5 が接続
される継ぎ手159と、それに連なる燃料戻し孔160
が設けられる。この燃料戻し孔160は、前記エアベン
ト室151の前部隔壁152の前面に開口するように設
けられる一方、前記バッフルプレート153は、上記隔
壁152の前方へ長く張り出すように形成される。した
がって、燃料戻し管K 5 を通過した高温高圧の余剰燃料
は、燃料戻し孔160から補助燃料タンク89内のバッ
フルプレート153上に吐き出されることになるから、
その燃料中に含まれる気泡をバッフルプレート153上
で分離し、補助燃料タンク89の貯留燃料への気泡の混
入を極力回避することができる。また、上記戻り燃料の
フロート109への降りかかりを防止して、フロート弁
90の誤動作をも防ぐことができる。
【0051】次に、図3、図8、図10及び図13に基
づいてエンジンE及び補助燃料タンク89の冷却装置に
ついて説明する。
【0052】エンジンEは、そのシリンダブロック6及
びシリンダヘッド8の冷却のための主ウォータジャケッ
ト162及び、潤滑用オイルギャラリの冷却のための副
ウォータジャケット163を備え、補助燃料タンク89
は、その冷却のためのウォータジャケット180を備え
る。主ウォータジャケット162の入口は、本水路16
4を介して前記エクステンションケース1の取水口16
5(図1参照)に連通し、その本水路164に前記駆動
軸17により駆動されるウォータポンプ166が介装さ
れる。主ウォータジャケット162の出口にはサーモ弁
167を介して第1排水路1681 が接続され、その下
流端は前記エクステンションケース1内に開放される。
また主ウォータジャケット162の入口と第1排水路1
681 とは、第1リリーフ弁1691 を持った迂回水路
170を介して接続され、第1リリーフ弁1691 は本
水路164の水圧が規定値以上になると開弁するように
なっている。
【0053】本水路164の途中に第1分岐水路171
が接続され、これが副ウォータジャケット163の入口
に接続され、その出口には、エクステンションケース1
内に下流端を開放する第2排水路1682 が接続され、
この第2排水路1682 には、副ウォータジャケット1
63の水圧が規定値以上になると開弁する第2リリーフ
弁1692 が設けられる。この第2リリーフ弁1692
の開弁圧は、第1リリーフ弁1691 のそれより低く設
定される。
【0054】また第1分岐水路171には第2分岐水路
172が接続され、これが補助燃料タンク89のウォー
タジャケット180の入口管175に接続され、その途
中にオリフィス174が設けられる。ウォータジャケッ
ト180の出口管176は上記第2排水路1682 に接
続される。さらに第2分岐水路172には、上記オリフ
ィス174の上流で、アンダーケース3の外面に開口す
る検水孔178に連なる検水路177が接続される。こ
の検水路177は、船外機Oのチルトアップ状態でも補
助燃料タンク89のウォータジャケット180より下方
に位置するようになっている。
【0055】而して、エンジンEの作動時、駆動軸17
により駆動されるウォータポンプ166は、取水口16
5から汲み上げた冷却水を本水路164、第1分岐水路
171、第2分岐水路172及び第3分岐水路173に
供給する。そして、本水路164に供給された冷却水
は、サーモ弁167が閉じているエンジンEの暖機運転
時には、第1リリーフ弁1691 を押し開けて迂回水路
170に流れてエンジンEの暖機を促進する。その暖機
後、サーモ弁167が開弁すると、第1リリーフ弁16
1 が閉じて、冷却水が主ウォータジャケット162を
流通するようになり、エンジンEを冷却することができ
る。
【0056】また、第1分岐水路171に供給された冷
却水は、エンジンEの冷機、暖機に拘らず、常に、第1
リリーフ弁1692 を押し開けながら副ウォータジャケ
ット163を流通し、潤滑用オイルギャラリを冷却す
る。尚、第1リリーフ弁169 2 の開弁圧は比較的低く
設定されているから、サーモ弁167の開弁により副ウ
ォータジャケット163の水圧が下がっても、第1リリ
ーフ弁1692 は開き続けることができる。
【0057】また、第2、第3分岐水路172,173
に供給された冷却水は、エンジンEの冷機、暖機に拘ら
ず、常に、一部が補助燃料タンク89のウォータジャケ
ット180を流通して該タンク89を冷却し、残部が検
水路177を経て検水孔178から排出する。
【0058】迂回水路170や各ウォータジャケット1
62,163,180を通過した冷却水は、第1排水路
1681 又は第2排水路1682 を経てエクステンショ
ンケース1内に排出され、エンジンEの排ガスと共にプ
ロペラ20のボスの中空部から水中に排出される。
【0059】図8及び図10に示すように、前記ウォー
タジャケット180は、補助燃料タンク89のタンク本
体891 の、エンジンEに隣接する側壁891 aと、こ
れに接合される側部キャップ181との間に画成され
る。このウォータジャケット180は、前後方向に長く
延びるように形成され、その前端壁の下部に入口管17
5、上部に出口管176がそれぞれ付設され、入口管1
75に前記第3分岐水路173が接続され、出口管17
6に前記第2排水路1682 が接続される。またウォー
タジャケット180内には、入口管175及び出口管1
76の中間部において前後方向水平に延びる水流案内板
184が配設され、この水流案内板184は、前記側壁
891 a及び側部キャップ181の対向面に一体に形成
された左右一対のリブ184a,184bで構成される
と共に、ウォータジャケット180の前端壁との間に小
間隙185が、またその後端壁との間に大間隙186が
設けられる。
【0060】したがって、エンジンEの作動中、第3分
岐水路173から入口管175を経てウォータジャケッ
ト180に流入した冷却水の大部分は、大間隙186を
通過するように水流案内板184を大きく回り、即ちウ
ォータジャケット180全体を淀みなく流通して、補助
燃料タンク89を効率良く冷却することができ、これに
より該タンク89内の燃料を効果的に冷却して、燃料蒸
気の発生を極力抑えることができる。ウォータジャケッ
ト180と通過した冷却水は、出口管176から第2排
水管1682 へと流出する。
【0061】エンジンEの運転を停止すれば、ウォータ
ポンプ166の作動も停止するから、エンジンEの主ウ
ォータジャケット162及び副ウォータジャケット16
3内の冷却水は、主として本水路164を流下して取水
口165から外部に流出することができる。また補助燃
料タンク89のウォータジャケット180内の冷却水
は、入口管175、第3分岐水路173及び検水路17
7を流下して検水孔178から外部に流出することがで
きる。
【0062】この場合、特に、補助燃料タンク89のウ
ォータジャケット180の前端壁の下部に入口管175
が設けられているから、船外機Oがチルトアップ状態に
あっても、ウォータジャケット180の前端壁が後端壁
の下方にきて、入口管175が略最下部に位置するよう
にになり、しかも水流案内板184の上側の水も小間隙
185を通って入口管175側に移ることができ、さら
に入口管175の下方に検水路177がきているから、
ウォータジャケット180内の冷却水は、全て入口管1
75から検水路177へと流出することができる。こう
して、各ウォータジャケット162,163,180か
ら排水することにより、残留水によるウォータジャケッ
ト162,163,180内面の発錆や、残留水の凍結
による各部の破損を防ぐことができる。
【0063】図18は、本発明の第2の実施例を示すも
ので、補助燃料タンク89のウォータジャケット180
において、その前端壁の上部に入口管175、下部に出
口管176を設ける一方、船外機Oのチルトアップ状態
では、該出口管176の下方となる部分で第2排水路1
682 に該出口管176を接続した点を除けば、前実施
例と同様の構成であり、図中、前実施例との対応部分に
は同一の符号を付してその説明を省略する。
【0064】この実施例の場合、船外機Oのチルトアッ
プ時には、上記ウォータジャケット180において、出
口管176が略最下部となるから、ウォータジャケット
180内の冷却水は、エンジンEの運転時と同様に出口
管176から第2排水路1682 へ流出していき、ウォ
ータジャケット180に残留することはない。
【0065】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、プロペラを駆動するエンジンを覆うエンジンカバー
内に、エンジンの燃料噴射弁側から還流する余剰燃料を
受容し得る補助燃料タンクと、この補助燃料タンクの貯
留燃料をエンジンの燃料噴射弁に圧送する高圧燃料ポン
プと、この高圧燃料ポンプの吐出燃料を濾過する燃料フ
ィルタとを収容した、船外機における燃料供給装置にお
いて、前記高圧燃料ポンプを、周囲からの熱を遮断する
断熱材で被覆したので、エンジンの運転停止直後、エン
ジンカバー内の雰囲気温度が一時的に上昇しても、その
雰囲気の高熱を前記断熱材により遮ることにより高圧燃
料ポンプの加熱を防止して、その内部での気泡の発生を
回避することができ、これによりエンジンの再始動時、
燃料噴射弁への適正な燃料供給が確保される。
【0067】また本発明は、上記特徴に加えて、補助燃
料タンクの燃料出口及び高圧燃料ポンプの燃料入口を相
互に近接して燃料管で接続するように、補助燃料タンク
に高圧燃料ポンプを取付けたので、補助燃料タンク及び
高圧燃料ポンプの組立体を構成することができて、船外
機の組立性が向上すると共に、補助燃料タンクの燃料出
口及び高圧燃料ポンプの燃料入口間を接続する燃料管の
長さを極力短くして、その燃料管を流れる燃料がエンジ
ンカバー内の雰囲気から受ける熱の影響を少なくするこ
とができる。
【0068】さらに本発明の第3の特徴によれば、補助
燃料タンクに、これをエンジンに取付けるためのブラケ
ットと、該タンクに高圧燃料ポンプ及び燃料フィルタを
それぞれ取付けるための第1及び第2取付手段とを設け
たので、補助燃料タンク、高圧燃料ポンプ及び燃料フィ
ルタの組立体を構成することができて、船外機の組立性
を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る船外機の全体側面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図2の3方向矢視図
【図4】図3の4方向矢視図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】図3の要部拡大断面図
【図7】図6の7矢視図
【図8】図7の8矢視図
【図9】図7の9−9線断面図
【図10】図7の10−10線断面図
【図11】図7の11−11線断面図
【図12】図7の12−12線断面図
【図13】冷却水回路図
【図14】図3の14矢視図
【図15】図14の15−15線断面図
【図16】図14の16−6線断面図
【図17】図14の17−17線断面図
【図18】本発明の第2の実施例を示す冷却水回路図
【符号の説明】
E・・・・・エンジン O・・・・・船外機 2・・・・・マウントケース 4・・・・・エンジンカバー 20・・・・プロペラ 89・・・・補助燃料タンク 91・・・・高圧燃料ポンプ 92・・・・燃料フィルタ 94・・・・燃料噴射弁 1301 〜1303 ・・・ブラケット 134・・・断熱材 136・・・第1取付け手段(取付バンド) 141・・・補助燃料タンクの燃料出口 143・・・燃料管 148・・・第2取付け手段(取付バンド)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラ(20)を駆動するエンジン
    (E)を覆うエンジンカバー(4)内に、エンジン
    (E)の燃料噴射弁(94)側から還流する余剰燃料を
    受容し得る補助燃料タンク(89)と、この補助燃料タ
    ンク(89)の貯留燃料をエンジン(E)の燃料噴射弁
    (94)に圧送する高圧燃料ポンプ(91)と、この高
    圧燃料ポンプ(91)の吐出燃料を濾過する燃料フィル
    タ(92)とを収容した、船外機における燃料供給装置
    において、 前記高圧燃料ポンプ(91)を、周囲からの熱を遮断す
    る断熱材(134)で被覆したことを特徴とする、船外
    機における燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 補助燃料タンク(89)の燃料出口(141)及び高圧
    燃料ポンプ(91)の燃料入口(91i)を相互に近接
    して燃料管(143)で接続するように、補助燃料タン
    ク(89)に高圧燃料ポンプ(91)を取付けたことを
    特徴とする、船外機における燃料供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のものにおいて、 補助燃料タンク(89)に、これをエンジン(E)に取
    付けるためのブラケット(1301 〜1303 )と、該
    タンク(89)に高圧燃料ポンプ(91)及び燃料フィ
    ルタ(92)をそれぞれ取付けるための第1及び第2取
    付手段(136,148)とを設けたことを特徴とす
    る、船外機における燃料供給装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6408835B1 (en) 1999-08-26 2002-06-25 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel vapor emission system
JP2007283909A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Yamaha Marine Co Ltd 船外機
JP2009274545A (ja) * 2008-05-14 2009-11-26 Suzuki Motor Corp 燃料供給装置

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