JPH1190274A - サイクロン装置 - Google Patents

サイクロン装置

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Publication number
JPH1190274A
JPH1190274A JP25255497A JP25255497A JPH1190274A JP H1190274 A JPH1190274 A JP H1190274A JP 25255497 A JP25255497 A JP 25255497A JP 25255497 A JP25255497 A JP 25255497A JP H1190274 A JPH1190274 A JP H1190274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cyclone
inflow
inlet
differential pressure
control means
Prior art date
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Pending
Application number
JP25255497A
Other languages
English (en)
Inventor
Chosaku Yamaguchi
長作 山口
Takashi Tamura
隆 田村
Makoto Kuroda
誠 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP25255497A priority Critical patent/JPH1190274A/ja
Publication of JPH1190274A publication Critical patent/JPH1190274A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイクロンの圧力損失を一定に制御すること
により回収率の安定下を図り、他の除塵設備における負
荷や誘引ブロワーの能力を軽減して設備を小型化する。 【解決手段】 サイクロン1の入口部7に流路幅を増減
調整する流入速度制御手段10を設け、サイクロン1の
入口部7と出口部9とにおける差圧を計測する差圧計1
5を設け、差圧計で検出する値が設定値を維持するよう
に流入速度制御手段10を操作する制御手段14を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水汚泥焼却炉、
乾燥機、ごみ焼却炉等において煤塵除去に使用するサイ
クロン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水汚泥流動焼却炉等においては、焼却
灰の回収用に排ガスサイクロンを設置している。この排
ガスサイクロンに対する負荷としての排ガスの絶対量
は、焼却炉の運転状態によって変化する。焼却炉におけ
る運転状態は、炉に対する汚泥の投入条件、例えば汚泥
処理量、汚泥水分量、発熱量等の変化に伴って変動し、
汚泥の投入条件は炉内に供給する汚泥の単位供給量ごと
にその都度異なる場合が多い。焼却炉から発生する排ガ
スの絶対量は汚泥の投入条件の変化に起因して変動し、
大幅に変化することが多いにも拘わらず、サイクロンは
同一のものおいて対処しており、入口ガス量の増減に対
して灰の回収率は成り行きにまかせていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の焼却炉の排ガス
処理系には、サイクロン、電気集塵機、排煙処理塔など
の除塵装置を設けているが、その中でサイクロンは一番
圧力損失が多く、それだけ誘引ブロワーに余裕が必要で
あった。サイクロンは、その性能が寸法比率に大きく左
右されるものであり、またサイクロンの構造上、入口ガ
ス量が増加すると圧力損失が流入ガス量の二乗に比例し
て増加するとともに、灰の回収率も著しく向上する。し
かし、流入ガス量が減少したときには全くその性能が発
揮できないものであった。
【0004】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、サイクロンの圧力損失を一定に制御することにより
回収率の安定化を図り、他の除塵設備における負荷や誘
引ブロワーの能力を軽減して設備を小型化することがで
きるサイクロン装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のサイクロン装置は、サイクロンの入口
部に流路幅を増減調整する流入速度制御手段を設け、サ
イクロンの入口部と出口部とにおける差圧を計測する差
圧計を設け、差圧計で検出する値が設定値を維持するよ
うに流入速度制御手段を操作する制御手段を設けた構成
としたものである。
【0006】上記した構成において、サイクロンにおけ
る圧力損失は流入ガス量の二乗に比例して増減し、圧力
損失の増減は流入ガスの流速の増減を引き起こし、流入
ガスの流速の二乗に比例して煤塵の回収率が増減する。
サイクロンにおける圧力損失は入口部と出口部とにおけ
る圧力差と同義であり、入口部と出口部とにおける差圧
を一定に維持することで圧力損失が安定する。
【0007】このため、差圧計で検出する値が設定値を
下回る場合には、流入ガス量の減少により圧力損失およ
び入口部におけるガス流速が低下したとして、制御手段
により流入速度制御手段を操作し、サイクロンの入口部
における流路幅を狭めることにより流入ガスに対する圧
力損失を設定値にまで高めて、入口部における流入ガス
の流速を回復し、煤塵の回収率を安定化する。
【0008】差圧計で検出する値が設定値を上回る場合
には、流入ガス量の増加により圧力損失および入口部に
おけるガス流速が上昇したとして、制御手段により流入
速度制御手段を操作し、サイクロンの入口部における流
路幅を広げることにより流入ガスに対する圧力損失を低
減し、入口部における流入ガスの流速を抑制し、煤塵の
回収率を安定化する。このとき、流入速度制御手段によ
りサイクロンの入口部における流路幅を全開してもなお
差圧計で検出する値が設定値を上回る場合には、流速の
高まりは煤塵の回収率の向上に寄与するので、悪影響が
生じないとしてそれ以上の操作は行なわない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図2において、サイクロン1
は、上部の直胴状の円筒部2と、円筒部2に続く下部の
テーパ状の分離部3と、分離部3に続く最下部のホッパ
ー4とからなり、ホッパー4の下端にはローターバルブ
5を有している。円筒部2は側壁に接続した流入ガス6
の入口部7と天井壁を貫通して円筒部2に挿入配置した
上昇管からなる排ガス8の出口部9を有している。
【0010】入口部7には、流入速度制御手段を構成す
る可動翼板10を支軸11の軸心廻りに開動自在に設け
ており、支軸11に固定した駆動アーム12には可動翼
板10を駆動するシリンダ装置13を連結し、シリンダ
装置13にはその駆動を制御するPID制御装置14を
接続している。
【0011】入口部7に連通する流入系と出口部9に連
通する流出系とに接続して差圧計15を設けており、差
圧計15は入口部7における流入ガス圧と出口部9にお
ける流出ガス圧の圧力差を計測するもので、計測した値
を信号ラインを通してPID制御装置14に入力する。
【0012】以下に上記した構成における作用を説明す
る。サイクロン1に供給する流入ガス6は、入口部7か
ら円筒部2へその接線方向に流入し、円筒部2の内壁面
に沿って流動し回転流となって分離部3を降下する。そ
の後、流入ガス6は分離部3の下流排出口3aにおいて
反転して上昇し、出口部9を通り排ガスとなって流れ出
る。
【0013】この間に、流入ガス6とともにサイクロン
1に流入した塵埃は遠心力を受けて回転流の外周側に移
動し、円筒部2および分離部3の内壁面上を流動しなが
ら降下し、下流排出口3aからホッパー4に落下する。
ホッパー4に滞留した塵埃はロータリーバルブ5の開動
操作によって取り出す。
【0014】差圧計15で検出する値が設定値を下回る
ことは、流入ガス6の流入量が減少し、その結果おいて
圧力損失および入口部7におけるガス流速が低下したこ
とを示すものであり、差圧計15からの信号を受けたP
ID制御装置14は、その入力値に応じてシリンダ装置
13を操作して可動翼板10を閉動する。
【0015】このことにより、サイクロン1の入口部7
における流路幅を狭めて流入ガス6に対する圧力損失を
設定値にまで高め、入口部7における流入ガス6の流速
を回復し、煤塵の回収率を安定化する。
【0016】差圧計15で検出する値が設定値を上回る
場合には、流入ガス6の流入量の増加により圧力損失お
よび入口部7におけるガス流速が上昇したとして、差圧
計15からの信号を受けたPID制御装置14は、その
入力値に応じてシリンダ装置13を操作して可動翼板1
0を開動する。
【0017】このことにより、サイクロン1の入口部7
における流路幅を広げて流入ガス6に対する圧力損失を
設定値にまで低め、入口部7における流入ガス6の流速
を抑制し、煤塵の回収率を安定化する。
【0018】このとき、可動翼板10を開動し、サイク
ロン1の入口部7における流路幅を全開してもなお差圧
計15で検出する値が設定値を上回る場合には、流速の
高まりは煤塵の回収率の向上に寄与するので、悪影響が
生じないとしてそれ以上の操作は行なわない。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、差
圧計で検出する値に応じて流入速度制御手段によりサイ
クロンの入口部における流路幅を増減し、流入ガスに対
する圧力損失を設定値に維持することにより、入口部に
おける流入ガスの流速を回復し、煤塵の回収率を安定化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すサイクロンの摸式図で
ある。
【図2】同実施形態におけるサイクロンの要部を示す摸
式図である。
【符号の説明】
1 サイクロン 2 円筒部 3 分離部 4 ホッパー 5 ローターバルブ 6 流入ガス 7 入口部 8 排ガス 9 出口部 10 可動翼板 11 支軸 12 駆動アーム 13 シリンダ装置 14 PID制御装置 15 差圧計

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイクロンの入口部に流路幅を増減調整
    する流入速度制御手段を設け、サイクロンの入口部と出
    口部とにおける差圧を計測する差圧計を設け、差圧計で
    検出する値が設定値を維持するように流入速度制御手段
    を操作する制御手段を設けたことを特徴とするサイクロ
    ン装置。
JP25255497A 1997-09-18 1997-09-18 サイクロン装置 Pending JPH1190274A (ja)

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JP25255497A JPH1190274A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 サイクロン装置

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JPH1190274A true JPH1190274A (ja) 1999-04-06

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ID=17238993

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JP25255497A Pending JPH1190274A (ja) 1997-09-18 1997-09-18 サイクロン装置

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