JPH1189078A - 感震ブレーカ - Google Patents

感震ブレーカ

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JPH1189078A
JPH1189078A JP9243699A JP24369997A JPH1189078A JP H1189078 A JPH1189078 A JP H1189078A JP 9243699 A JP9243699 A JP 9243699A JP 24369997 A JP24369997 A JP 24369997A JP H1189078 A JPH1189078 A JP H1189078A
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JP
Japan
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output
unit
breaker
section
setting
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9243699A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Kato
浩久 加藤
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Nitto Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震の揺れに対して各ブレーカを順を追って
正確に動作させ、電路を順次遮断することができる感震
ブレーカを提供する。 【解決手段】揺れを検出するセンサー1の出力aを増幅
減衰率調整部2に入力し、動作する震度を任意設定する
感度設定部3の設定値によって増減させる。その出力c
がしきい値を越えたときにのみ第1比較部14がデジタ
ル信号の出力dを生ずる。この出力dを積算部15で積
算し、積算部15の出力eが動作検出時間を任意設定す
る時延時間設定部17の設定値を越えたときにのみ、第
2比較部16が引き外し回路18に出力fを発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震の揺れを感知
して回路を自動的に遮断することができる感震ブレーカ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地震の揺れを感知するセンサーを備え、
その出力が震度の設定値を越えたときに引き外し信号を
出力して回路を遮断するようにした感震ブレーカは従来
から知られている。また、地震の揺れにより地絡回路を
形成させ、上位の漏電遮断器を動作させるようにした感
震ブレーカも知られている。ところがこのような従来の
感震ブレーカには、次のような問題があった。
【0003】すなわち、一般的な電路システムは図1に
示すように主幹ブレーカ1と下位の複数の分岐ブレーカ
2、3、4とにより構成されている。例えば分岐ブレー
カ2は燃焼設備用電源、分岐ブレーカ3は給水設備用電
源、分岐ブレーカ4は照明や情報伝達設備用電源に接続
されており、各ブレーカ1〜4はそれぞれ従来の感震ブ
レーカであると仮定する。このような電路システムを備
えた建物が各ブレーカの震度の設定値を大幅に越えるよ
うな地震に見舞われた場合、従来は主幹ブレーカ1が動
作して突然全ての電路を遮断してしまったり、仮に主幹
ブレーカ1が動作しなくても分岐ブレーカ3が動作して
防災安全上必要な給水が停止したり、分岐ブレーカ4が
動作して避難に必要な照明が消えてしまうことがあっ
た。
【0004】上記の問題は、各ブレーカの震度の設定値
を変えておくことによりある程度は避けることができ
る。しかし、ブレーカの設置場所によって地震の揺れは
異なるため、各ブレーカを正確に順を追って遮断させる
ように設定することは困難である。また、全てのブレー
カの設定値を大幅に越えるような大地震の際には、その
ような設定値の設定はほとんど意味はなく、上記したよ
うな問題が発生するおそれがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、地震の揺れに対して各ブレーカを
順を追って正確に動作させ、電路を順次遮断させること
を可能とした感震ブレーカを提供することを目的として
なされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の感震ブレーカは、揺れを検出する
センサーと、動作する震度を任意設定する感度設定部
と、センサーの出力を感度設定部の設定値によって増減
させる増幅減衰率調整部と、増幅減衰率調整部の出力が
しきい値を越えたときにのみ出力を生ずる第1比較部
と、この第1比較部の出力を積算する積算部と、動作検
出時間を任意設定する時延時間設定部と、積算部の出力
が時延時間設定部の設定値を越えたときにのみ出力する
第2比較部と、この第2比較部の出力によって引き外し
信号を出力する引き外し回路とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0007】この本発明の感震ブレーカは、感度設定部
と動作検出時間を任意設定する時延時間設定部とを備え
ているため、震度に応じて下位の分岐ブレーカから上位
の主幹ブレーカを動作させることができるとともに、設
定値を大幅に越えるような大地震が発生した際にも、回
路の優先度に応じて順次ブレーカを動作させることがで
きる。その動作の詳細に付いては以下に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】図2は本発明の感震ブレーカの回
路構成図である。この図2において、10は地震の揺れ
を検出するセンサー、11はこのセンサー10の出力a
を増幅したり波形処理する処理部である。本発明におい
てはこの処理部11は必須のものではない。12はセン
サー10の出力a又は処理部11の出力bを減衰又は増
幅する増幅減衰率調整部であるが、この増幅減衰率調整
部12における増幅率は感度設定部13の設定値によっ
て変化する。従って、増幅減衰率調整部12の出力cの
大きさは感度設定部13により任意に調整することがで
き、これによって各ブレーカの動作する震度を任意設定
することができる。
【0009】14は第1比較部であり、増幅減衰率調整
部12の出力cをしきい値と比較し、このしきい値を越
えたときにのみデジタル信号による出力dを生ずる。こ
の出力dは積算部15によって積算され、時限発生部の
コンデンサで充電され、抵抗で放電して、出力dが継続
している限りは積算部15の出力eは図3に示されるよ
うに増加する。また出力dがなくなると減少する。
【0010】この積算部15の出力eは第2比較部16
に入力される。この第2比較部16は動作検出時間を任
意設定する時延時間設定部17を備えている。時延時間
設定部17は図4に示されるようにブレーカ毎に秒数で
時延時間を設定できるものである。前記したように積算
部15の出力eは第1比較部14から出力dが継続して
いる限りは時間に比例して増加するので、時延時間の設
定は出力eに対するレベル設定と同様の意味を持つもの
である。そして第2比較部16は積算部15の出力eが
時延時間設定部17の設定値を越えたときにのみ出力f
を発生し、この出力fによって引き外し回路18が引き
外し信号fを発して電路を遮断する。
【0011】図3は具体的な動作例のグラフである。図
1に示したような主幹ブレーカ1と下位の複数の分岐ブ
レーカ2、3、4とにより構成されている電路システム
を全て本発明の感震ブレーカにより構成し、各ブレーカ
の感度設定部13の設定値を、図3の上段に破線で示し
た通りとする。また、各ブレーカの時延時間設定部17
の設定値は図4の表示上では秒単位で調整するのである
が、実際の回路上では各ブレーカの引き外し判定レベル
を上下調整することによって、同様の意味を持たせてい
る。この電路システムを備えた建物が地震により、図3
の上段に実線で示した波形の揺れを受けたとする。
【0012】各ブレーカがそれぞれの感度設定部13に
より設定された以上の揺れを検出したとき、第1比較部
14から出力dが生じ、各ブレーカの積算部15は図3
の中段に示すような出力eをそれぞれ発生する。
【0013】図示のように、各ブレーカの積算部15の
出力eは多少の時間差を伴いながら増加して行くが、例
えばブレーカ2、3、4の時延時間設定部17の設定値
をそれぞれ2、3、4秒と設定しておいたものとする
と、各ブレーカの引き外し判定レベルは秒数に応じて低
から高までレベル設定される。そして分岐ブレーカ2
(この例では燃焼設備用電源)の積算部15の出力eが
まず設定値を越え、第2比較部16が出力fを発生し、
引き外し回路18が電路を遮断する。次に分岐ブレーカ
3(給水設備用電源)の積算部15の出力eが設定値を
越え、最後に分岐ブレーカ4(照明や情報伝達設備用電
源)の積算部15の出力eが設定値を越え、最終的に全
ての電路を遮断する。
【0014】図3の例では地震の揺れが大きかったの
で、最終的に各ブレーカが動作したが、揺れが途中で減
衰すれば積算部15の出力eは減少してゼロに戻るた
め、動作検出時間を任意設定する時延時間を長く設定さ
れたブレーカは動作しないままとなる。なお、従来の感
震ブレーカによれば、仮に上記と同様にそれぞれに感度
設定を行ったとしても、図3の下から2段目に示したよ
うにごく短時間のうちに全てのブレーカが動作してしま
い、本発明の感震ブレーカのような大きい時間差を置い
た動作を行わせることは困難である。
【0015】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明の
感震ブレーカは感度設定部と積算部と動作検出時間を任
意設定する時延時間設定部を備え、設定された震度を越
えた揺れの継続を示す積算部の出力が、時延時間設定部
の設定値を越えたときにのみ引き外し回路を動作させる
ようにしたものである。このため、震度に応じて下位の
分岐ブレーカから上位の主幹ブレーカを動作させること
ができるとともに、設定震度を越えるような大地震が発
生した際にも、回路の優先度に応じて各ブレーカを一定
の順序で動作させることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な電路システムにおけるブレーカの接続
図である。
【図2】本発明の感震ブレーカの回路構成図である。
【図3】具体的な動作例のグラフである。
【図4】本発明の感震ブレーカの外観図である。
【符号の説明】
1 主幹ブレーカ 2 分岐ブレーカ(燃焼設備用電源) 3 分岐ブレーカ(給水設備用電源) 4 分岐ブレーカ(照明や情報伝達設備用電源) 10 地震の揺れを検出するセンサー 11 処理部 12 増幅減衰率調整部 13 感度設定部 14 第1比較部 15 積算部 16 第2比較部 17 時延時間設定部 18 引き外し回路 a センサーの出力 b 処理部の出力 c 増幅減衰率調整部12の出力 d 第1比較部の一定の出力 e 積算部の出力 f 第2比較部の出力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺れを検出するセンサーと、動作する震
    度を任意設定する感度設定部と、センサーの出力を感度
    設定部の設定値によって増減させる増幅減衰率調整部
    と、増幅減衰率調整部の出力がしきい値を越えたときに
    のみ出力を生ずる第1比較部と、この第1比較部の出力
    を積算する積算部と、動作検出時間を任意設定する時延
    時間設定部と、積算部の出力が時延時間設定部の設定値
    を越えたときにのみ出力する第2比較部と、この第2比
    較部の出力によって引き外し信号を出力する引き外し回
    路とを備えたことを特徴とする感震ブレーカ。
JP9243699A 1997-09-09 1997-09-09 感震ブレーカ Withdrawn JPH1189078A (ja)

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JP9243699A JPH1189078A (ja) 1997-09-09 1997-09-09 感震ブレーカ

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JPH1189078A true JPH1189078A (ja) 1999-03-30

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ID=17107678

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015198516A (ja) * 2014-04-01 2015-11-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 メータ装置、およびそれを用いた分電盤システム並びに機器制御システム
JP6059842B1 (ja) * 2016-05-27 2017-01-11 八和エレック株式会社 感震ブレーカ
JP2018021814A (ja) * 2016-08-03 2018-02-08 株式会社山小電機製作所 振動感知装置
JP2019208310A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 日東工業株式会社 回路遮断システム

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Effective date: 20041207