JPH1188910A - 3次元モデル生成装置、3次元モデル生成方法、3次元モデル生成プログラムを記録した媒体、3次元モデル再生装置、3次元モデル再生方法及び3次元モデル再生プログラムを記録した媒体 - Google Patents

3次元モデル生成装置、3次元モデル生成方法、3次元モデル生成プログラムを記録した媒体、3次元モデル再生装置、3次元モデル再生方法及び3次元モデル再生プログラムを記録した媒体

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JPH1188910A
JPH1188910A JP9237095A JP23709597A JPH1188910A JP H1188910 A JPH1188910 A JP H1188910A JP 9237095 A JP9237095 A JP 9237095A JP 23709597 A JP23709597 A JP 23709597A JP H1188910 A JPH1188910 A JP H1188910A
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Kotaro Yano
光太郎 矢野
Katsumi Iijima
克己 飯島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元モデル生成装置、3次元モデル生成方
法、3次元モデル生成プログラムを記録した媒体、3次
元モデル再生装置、3次元モデル再生方法及び3次元モ
デル再生プログラムを記録した媒体。 【解決手段】 被写体を異なる視点で撮影して互いに視
野の重なる複数の被写体画像を取得し、取得した画像デ
ータのカメラパラメータを記憶し、画像データをそれぞ
れ1画面分記憶し、記憶されている画像データから視差
分布を抽出し、少なくとも1つの画像データから被写体
領域を抽出し、視差分布と、被写体領域とから、被写体
領域内の視差を用いて被写体の3次元形状モデルを近似
して、モデル形式と近似パラメータを出力し、被写体の
モデル形式及び近似パラメータと、記憶されているカメ
ラパラメータと、被写体領域とから、被写体の3次元形
状モデルを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラで撮影した
画像から3次元シーンのモデルを作成する3次元モデル
生成装置、3次元モデル生成方法及び3次元モデル生成
プログラムを記録した媒体、並びに、作成した3次元シ
ーン中をウォークスルー再生可能な3次元モデル再生装
置、3次元モデル再生方法及び3次元モデル再生プログ
ラムを記録した媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、3次元CG等のシステムによ
り、3次元の物体または複数の3次元物体を含むシーン
のモデルを作成して、ユーザが移動、回転、等の操作を
指示することにより、CGで作成した3次元空間内を仮
想的にウォークスルーできるシステムが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例のシステムにおいては、CG画像を作成することは
非常に複雑な作業を必要とした。また、一般にCGで作
成した3次元物体の表面は単一色であり、現実の物体は
表面に様々なテクスチャを持っているため、ウォークス
ルー時の臨場感が欠けるものであった。そのためにカメ
ラで撮影した画像を3次元物体の表面にテクスチャとし
て貼り付けて、物体を構成することも可能であるが、モ
デルを作成することが、さらに複雑になる。
【0004】本出願に係る第1の発明の目的は、前記問
題点を解決し、カメラで撮影した画像を3次元モデルに
テクスチャとして貼り付けて、3次元空間内を仮想的に
ウォークスルーできる3次元モデルを複雑な作業を行う
ことなく生成できる装置を提供することである。
【0005】本出願に係る第2の発明の目的は、カメラ
で撮影した画像を3次元モデルにテクスチャとして貼り
付けて、複雑な作業を行うことなく3次元空間内を仮想
的にウォークスルーできる装置を提供することである。
【0006】本出願に係る第3の発明の目的は、カメラ
で撮影した画像を3次元モデルにテクスチャとして貼り
付けて、3次元空間内を仮想的にウォークスルーできる
3次元モデルを複雑な作業を行うことなく生成できる方
法およびその方法を実行する処理プログラムを提供する
ことである。
【0007】本出願に係る第4の発明の目的は、カメラ
で撮影した画像を3次元モデルにテクスチャとして貼り
付けて、複雑な作業を行うことなく3次元空間内を仮想
的にウォークスルーできる方法およびその方法を実行す
る処理プログラムを提供することである。
【0008】従って、本発明の目的は、3次元モデル生
成装置、3次元モデル生成方法、3次元モデル生成プロ
グラムを記録した媒体、3次元モデル再生装置、3次元
モデル再生方法及び3次元モデル再生プログラムを記録
した媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の3次元モデル生
成装置は、被写体を異なる視点で撮影して互いに視野の
重なる複数の被写体画像を取得してその画像データを出
力する画像データ取得手段と、画像データ取得手段で取
得した画像データのカメラパラメータを記憶するカメラ
パラメータ記憶手段と、画像データ取得手段から出力さ
れた画像データをそれぞれ1画面分記憶する第1と第2
の画像記憶手段と、第1と第2の画像記憶手段に記憶さ
れている画像データから視差分布を抽出し、出力する視
差抽出手段と、第1と第2の画像記憶手段に記憶されて
いる画像データのうち少なくとも1つの画像データから
被写体領域を抽出し、出力する被写体領域抽出手段と、
視差抽出手段の出力である視差分布と、被写体領域抽出
手段の出力である被写体領域とから、被写体領域内の視
差を用いて被写体の3次元形状モデルを近似して、モデ
ル形式と近似パラメータを出力する被写体形状モデル近
似手段と、被写体形状モデル近似手段の出力である被写
体のモデル形式及び近似パラメータと、カメラパラメー
タ記憶手段に記憶されているカメラパラメータと、被写
体領域抽出手段の出力である被写体領域とから、被写体
の3次元形状モデルを生成する被写体モデル生成手段と
を備えている。
【0010】本発明の3次元モデル再生装置は、上述の
3次元モデル生成装置と、3次元モデル生成装置で生成
した被写体の3次元形状モデルと、複数の被写体画像の
うち少なくとも1つの画像と、画像の被写体領域とか
ら、仮想3次元空間に被写体モデルと仮想カメラとを設
定して透視投影により仮想画像を生成する仮想画像生成
手段と、仮想画像を表示する表示手段と、仮想カメラの
パラメータを操作する仮想カメラ操作手段とを備え、仮
想カメラのパラメータが変化した際に仮想画像生成手段
は仮想画像を再生成し、仮想画像を表示手段に表示す
る。
【0011】本発明の3次元モデル生成方法は、画像デ
ータ取得手段により、被写体を異なる視点で撮影して互
いに視野の重なる複数の被写体画像を取得してその画像
データを出力する段階と、取得した画像データのカメラ
パラメータをカメラパラメータ記憶手段に記憶する段階
と、画像データ取得手段から出力された画像データを第
1と第2の画像記憶手段にそれぞれ1画面分記憶する段
階と、第1と第2の画像記憶手段に記憶されている画像
データから、視差抽出手段により視差分布を抽出し、出
力する段階と、第1と第2の画像記憶手段に記憶されて
いる画像データのうち少なくとも1つの画像データか
ら、被写体領域抽出手段により被写体領域を抽出し、出
力する段階と、視差抽出手段の出力である視差分布と、
被写体領域抽出手段の出力である被写体領域とから、被
写体形状モデル近似手段により被写体領域内の視差を用
いて被写体の3次元形状モデルを近似して、モデル形式
と近似パラメータを出力する段階と、被写体形状モデル
近似手段の出力である被写体のモデル形式及び近似パラ
メータと、カメラパラメータ記憶手段に記憶されている
カメラパラメータと、被写体領域抽出手段の出力である
被写体領域とから、被写体モデル生成手段により被写体
の3次元形状モデルを生成する段階とを含む。
【0012】本発明の3次元モデル再生方法は、上述の
3次元モデル生成方法により、被写体の3次元形状モデ
ルを生成する段階と、3次元モデル生成方法で生成した
被写体の3次元形状モデルと、複数の被写体画像のうち
少なくとも1つの画像と、画像の被写体領域とから、仮
想画像生成手段により仮想3次元空間に被写体モデルと
仮想カメラとを設定して透視投影により仮想画像を生成
する段階と、仮想画像を表示手段により表示する段階
と、仮想カメラのパラメータを仮想カメラ操作手段によ
り操作する段階とを含み、仮想カメラのパラメータが変
化した際に仮想画像生成手段は仮想画像を再生成し、仮
想画像を表示手段に表示する。
【0013】本発明の3次元モデル生成プログラムを記
録した媒体は、コンピュータによって被写体の3次元形
状モデルを生成するためのプログラムを記録した媒体で
あって、生成プログラムはコンピュータに、画像データ
取得手段により、被写体を異なる視点で撮影して互いに
視野の重なる複数の被写体画像を取得させてその画像デ
ータを出力させ、取得した画像データのカメラパラメー
タをカメラパラメータ記憶手段に記憶させ、画像データ
取得手段から出力された画像データを第1と第2の画像
記憶手段にそれぞれ1画面分記憶させ、第1と第2の画
像記憶手段に記憶されている画像データから、視差抽出
手段により視差分布を抽出させ、出力させ、第1と第2
の画像記憶手段に記憶されている画像データのうち少な
くとも1つの画像データから、被写体領域抽出手段によ
り被写体領域を抽出させ、出力させ、視差抽出手段の出
力である視差分布と、被写体領域抽出手段の出力である
被写体領域とから、被写体形状モデル近似手段により被
写体領域内の視差を用いて被写体の3次元形状モデルを
近似させて、モデル形式と近似パラメータを出力させ、
被写体形状モデル近似手段の出力である被写体のモデル
形式及び近似パラメータと、カメラパラメータ記憶手段
に記憶されているカメラパラメータと、被写体領域抽出
手段の出力である被写体領域とから、被写体モデル生成
手段により被写体の3次元形状モデルを生成させる。
【0014】本発明の3次元モデル再生プログラムを記
録した媒体は、コンピュータによって仮想画像を生成又
は再生成するためのプログラムを記録した媒体であっ
て、再成プログラムはコンピュータに、上述の3次元モ
デル生成プログラムを記録した媒体により、被写体の3
次元形状モデルを生成させ、生成した被写体の3次元形
状モデルと、複数の被写体画像のうち少なくとも1つの
画像と、画像の被写体領域とから、仮想画像生成手段に
より仮想3次元空間に被写体モデルと仮想カメラとを設
定させて透視投影により仮想画像を生成させ、仮想画像
を表示手段により表示させ、仮想カメラのパラメータを
仮想カメラ操作手段により操作させ、仮想カメラのパラ
メータが変化した際に仮想画像生成手段により仮想画像
を再生成させ、仮想画像を表示手段に表示させる。
【0015】従って本発明により、カメラで撮影した画
像を3次元モデルにテクスチャとして貼り付けて、3次
元空間内を仮想的にウォークスルーできる3次元モデル
を複雑な作業を行うことなく生成できる装置、方法及び
その方法を実行する処理プログラムを記録した媒体を提
供することができる。
【0016】また、本発明により、カメラで撮影した画
像を3次元モデルにテクスチャとして貼り付けて、複雑
な作業を行うことなく3次元空間内を仮想的にウォーク
スルーできる装置、方法及びその方法を実行する処理プ
ログラムを記録した媒体を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(本発明の第1の実施の形態)図1に、本発明の第1の
実施の形態の3次元モデル生成装置およびその再生装置
の構成を示す。200はステレオカメラで、左右2系統
の画像データを出力する。101はカメラパラメータ記
憶部であり、ステレオカメラ200で撮影した左右画像
データのカメラパラメータを記憶している。102、1
03は画像メモリであり、ステレオカメラ200で撮影
した左右2系統の画像データをそれぞれ1画面分記憶し
ておく。110は視差抽出部で画像メモリ102、10
3に記憶されている左右画像データの視差分布を抽出
し、出力する。120は被写体領域抽出部であり、画像
メモリ102に記憶されている左画像データから、被写
体領域を抽出する。130は被写体モデル近似部であ
り、視差抽出部110の出力である視差分布と、被写体
領域抽出部120の出力から、被写体領域内の視差を用
いて被写体のモデル近似を行い、モデル形式とパラメー
タを出力する。140はモデル生成部であり、被写体モ
デル近似部130の出力である被写体のモデルの形式と
パラメータおよびカメラパラメータ記憶部101に記憶
されているカメラパラメータ、被写体領域抽出部120
の出力から、3次元シーンのモデルデータを生成し、出
力する。
【0018】本発明の第1の実施の形態の3次元モデル
生成装置は以上、ステレオカメラ200、カメラパラメ
ータ記憶部101、画像メモリ102、103、視差抽
出部110、被写体領域抽出部120、被写体モデル近
似部130、モデル生成部140により構成される。ま
た、150は仮想画像生成部であり、モデル操作部16
0を介して指示された3次元空間上での移動・回転の操
作を表すデータに従い、画像メモリ102に記憶されて
いる左画像データと、被写体領域抽出部120の出力で
ある被写体領域と、モデル生成部140の出力である3
次元シーンのモデルデータとから表示すべき画像を生成
する。表示部170は、仮想画像生成部150の出力画
像データを表示装置に表示する。
【0019】図2に、ステレオカメラ200の構成を示
す。201、202は撮影レンズで2つの視点からのス
テレオ画像を撮影する。203、204は画像を電気信
号として取り込むCCD等のイメージセンサーである。
この2つの撮像系はそれぞれの撮像レンズの光軸がイメ
ージセンサー203、204の水平方向に対して左右平
行に配置されている。205、206はイメージセンサ
ー203、204の画像の取り込みを制御する画像取り
込み制御回路、207、208は画像信号処理部で、イ
メージセンサー203、204からの電気信号を保持し
て画像信号を形成し、その画像信号の利得を自動的に制
御し、階調補正を行って出力する。209、210はA
/D変換器で画像信号処理部207、208の出力信号
をアナログーデジタル変換し、デジタル画像データを出
力する。211、212は色信号処理回路であり、A/
D変換器209、210の出力であるデジタル画像デー
タ(以下、画像データと称する)をRGB24ビットを
1画素として1画面分出力する。また、撮影レンズ20
1、202およびイメージセンサー203、204等の
構成要素は左右同一の特性のものから構成されている。
【0020】以下、本実施の形態の3次元モデル生成装
置およびその再生装置の動作を説明する。撮影者が不図
示のカメラの電源スイッチを入れると、画像取り込み制
御回路205は撮影レンズ201をとおして、イメージ
センサー203に結像した被写体の右視点からの画像を
電気信号として取り込むよう制御し、画像信号処理部2
07、A/D変換器209、色信号処理回路211を介
して、右画像データが得られる。同様に、画像取り込み
制御回路206は撮影レンズ202をとおして、イメー
ジセンサー204に結像した被写体の左視点からの画像
を電気信号として取り込むよう制御し、画像信号処理部
208、A/D変換器210、色信号処理回路212を
介して、左画像データが得られる。このとき得られた2
つの画像データは不図示の同期信号発生回路から出力さ
れる同期信号により、同じタイミングで撮影された画像
データとしてステレオカメラ200から出力される。ス
テレオカメラ200から出力された画像データは不図示
のシャッターボタンが押されると、左右画像データがそ
れぞれ画像メモリ102、103に記憶される。そし
て、左右画像データのうち、画像メモリ102に記憶さ
れた左画像データが仮想画像生成部150に出力され、
仮想画像生成部150はそのまま左画像データを表示部
170に出力し、表示装置には、ステレオカメラ200
で撮影した左画像が表示される。
【0021】表示装置にステレオカメラ200で撮影し
た左画像が表示されると、ユーザは左画像中の被写体領
域をカーソル等のインターフェースにより指示する。図
3に左画像の一例を示す。また、図4(a)、(b)、
(c)に図3の画像に対して抽出した被写体領域を示
す。図4に示した抽出の例では4つの被写体領域A、
B、C、Dが抽出された。このとき、被写体領域抽出部
120は、カーソル等のインターフェースを介しての画
像領域の獲得と出力、表示装置への表示制御を行う。
【0022】一方、視差抽出部110は画像メモリ10
2および画像メモリ103に記憶された左画像データお
よび右画像データから、基準となる左画像を矩形の小領
域に分割し、各領域ごとに右画像の対応する領域を画像
データの差分が最も少ない領域として探索する。そし
て、各領域における対応の抽出結果は左右画像領域の水
平ずれ量(以下、視差と称する)データとして出力す
る。
【0023】被写体モデル近似部130は被写体領域抽
出部120で抽出したそれぞれの被写体領域に対して、
視差抽出部110の出力である視差分布を抽出して、3
次元モデルの近似を行う。本実施の形態では、モデル形
式として平面モデルを扱う場合について説明する。画像
中の画素座標を(u,v)(但し、イメージセンサーの
水平、垂直方向をそれぞれu、v軸、イメージセンサー
と光軸との交点を原点とする)、その位置での視差をd
とするとき、平面モデルでは、被写体の視差分布を、 1/d=k0+k1・u+k2・v (式1) で近似する。すなわち、被写体領域中の(u,v,d)
の組(3組以上)から平面パラメータk0,k1,k2
を最小二乗法により近似する。(但し、d=0の時は、
1/dに適当な大きい値を設定する。)したがって、被
写体モデル近似部130はそれぞれの被写体領域A、
B、C、Dに対して、以上の計算を行い、平面モデルで
あることを示すモデル形式とそのパラメータを出力す
る。
【0024】次に、モデル生成部140は、各被写体領
域ごとに被写体モデル近似部130の出力である被写体
モデルの形式とパラメータ、カメラパラメータ記憶部1
01に記憶されているカメラパラメータ、被写体領域抽
出部120の出力である被写体領域から被写体のモデル
データを生成する。まず、モデル生成部140は、被写
体領域抽出部120の出力から被写体領域を囲む矩形領
域を4つの頂点の画像中での座標として設定する。図4
の被写体領域Aに対する頂点の例を図5のp0、p1、
p2、p3に示す。そして、各頂点の画像中での座標
(u,v)と被写体モデル近似部130のパラメータk
0,k1,k2から(1/d)を求める。そして、カメ
ラパラメータから頂点の左撮像系の視点を原点とした3
次元空間内での座標(x,y,z)(イメージセンサー
の水平、垂直方向をそれぞれx、y軸、光軸方向をz軸
とした左手系)を求める。なお、カメラパラメータは2
つの撮像系のレンズ中心(視点)間での距離b(以下、
基線長と称する)と撮像系の焦点距離f撮像系の光軸に
沿った視点から撮像面までの距離)、画像データの画素
間隔pのデータよりなり、(式2)により3次元空間内
での座標(x,y,z)を求める。
【0025】 x=(b/d)・u, y=(b/d)・v, z=(f・b)/(p・d) (式2) そして、モデル生成部140は被写体のモデルデータと
して、(式2)により求めた4つの頂点座標とそれぞれ
の頂点座標に対応する画像中での座標、どの被写体に対
応するかを示す被写体インデックスを各被写体領域ごと
に出力する。
【0026】次に、仮想画像生成部150は、モデル生
成部140の出力である各被写体モデルデータおよび仮
想カメラをワールド座標系に設定し、仮想カメラの像面
に透視投影により画像の描画を行う。被写体モデルの設
定は、頂点データの組で平面を生成して、各頂点に対応
する画像中での座標を用いて、平面に各頂点に対応する
画像中での座標で指定される左画像データの一部をテク
スチャとしてマッピングを行い、さらに被写体インデッ
クスに対応した被写体領域抽出部120の被写体領域か
ら被写体領域外が透明になるように設定する。仮想カメ
ラの初期位置および方向はそれぞれワールド座標系の原
点、および3つの座標軸にxyz軸が一致するように合
わせる。また、仮想カメラの焦点距離をカメラパラメー
タ記憶部101のカメラパラメータである焦点距離に、
像面の大きさはカメラパラメータ記憶部101のカメラ
パラメータのうち画素間隔と画像データの大きさより求
めて、一致させる。図4のAの被写体領域に対する被写
体モデルと仮想カメラの設定の様子を図6に示す。図中
xyzはワールド座標系の3軸であり、0はその原点で
かつ仮想カメラの視点、Iは像面、p0、p1、p2、
p3は図5に示した同記号の頂点、Tは被写体領域抽出
部120の被写体領域から透明になるように設定された
領域である。本実施の形態では他の被写体B、C、Dも
同時に設定され、像面に描画される。そして、この仮想
カメラの像面に透視投影により描画された画像データが
表示部170に出力され、表示装置に初期画像が表示さ
れる。
【0027】モデル操作部160は、キーボード、マウ
ス等のインターフェースを介して仮想カメラの移動・回
転の指示を仮想画像生成部150に伝える。そして、仮
想画像生成部150はその指示に従い、仮想カメラの位
置の移動、方向の回転を行い、仮想カメラの像面に被写
体モデルの再描画を行う。そして、モデル操作部160
で指示した仮想カメラの移動・回転を反映した画像が表
示装置に表示される。
【0028】以上の動作により、カメラで撮影した画像
から3次元シーンのモデルを生成することができ、生成
した3次元シーン中のウォークスルー再生が可能とな
る。しかも、3次元シーンのモデル生成の作業は画像中
の被写体の領域を指示するだけであり、非常に簡便であ
る。
【0029】また、仮想画像生成部150における被写
体モデルの設定の際に被写体領域を用いて被写体領域外
が透明になるように設定しているので、被写体モデルの
3次元形状を精密に生成しなくても、画像再生時の被写
体の輪郭が抽出した被写体領域の輪郭を反映した精密な
ものとなる。本実施の形態のモデル生成部140は、被
写体モデルである平面を被写体領域を囲む4つの頂点で
定義される矩形領域として設定しているが、仮想画像生
成部150における再生時に被写体の輪郭を参照するよ
うにしているので、結果的に精密な被写体画像が得られ
る。したがって、再生時に被写体の輪郭を参照すること
により、被写体モデルのデータ量を小さくすることがで
き、画像の生成を高速に行うことができる。
【0030】本実施の形態ではそれぞれの被写体領域
A、B、C、Dに対して、別々に被写体モデルの近似を
行うようにしたが、被写体領域間で連結する部分を考慮
して拘束条件を与え、同時に複数の被写体領域のモデル
近似を行うようにしてもよい。また、一つの被写体領域
のモデル近似を行う際に被写体領域を分割して、連結モ
デルとして近似してもよい。例えば、第4図のC、Dの
領域を一つの被写体領域として扱った場合には連結モデ
ルとして近似するのが適当である。
【0031】また、本実施の形態では、被写体の近似モ
デルとして平面モデルを扱ったが、例えば、 d=k0+k1・u+k2・v (式3) のようなモデルで近似してもよい。また、 d=k0+k1・u+k2・v +k3・uv+k4・u2 +k5・v2 (式4) のような2次形式のモデルで近似してもよい。また、被
写体の3次元モデルをスプライン曲面等で近似してもよ
い。これらの近似のモデル形式は、現実のそれぞれの被
写体に近いものが適しており、それぞれの被写体領域の
視差分布から最適なモデル形式を選択するようにしても
よい。
【0032】また、本実施の形態では、仮想カメラの操
作として、カメラの移動・回転を扱うようにしたが、ズ
ーム操作を組み合わせてもよい。この時はズーム操作に
応じて仮想カメラの焦点距離を変化させて被写体モデル
の再描画を行う。
【0033】また、本実施の形態では、仮想画像生成部
150で生成した仮想画像を通常の表示装置に表示する
ようにしたが、例えば、左右の画像を時間的に交互に表
示して、表示に同期した液晶シャッター眼鏡をかけて観
察することにより、左右画像をそれぞれ左目、右目で分
離して観察可能な三次元表示装置で立体画像を表示して
もよい。このために仮想画像生成部150の仮想カメラ
を基線長bだけ視点が離れたステレオカメラとして設定
し、2つの撮像系の像面に被写体モデルの描画を行う。
そして、2つの生成画像を表示部170で時間的に切り
替えて表示するようにすればよい。
【0034】(本発明の第2の実施の形態)本発明の第
2の実施の形態の3次元モデル生成装置およびその再生
装置の構成を図7に示す。図7において図1と同じ記号
を有するものはほぼ同等の機能を有する。本実施の形態
ではステレオカメラ200でまず背景のみの画像を撮影
し、次に、被写体を入れて撮影した画像から処理を行
う。図8にステレオカメラ200で2回撮影した場合の
2つの左画像を示す。(a)は背景画像であり、(b)
は(a)に示した背景に被写体が入った時の画像であ
る。画像メモリ102、103には2回分の左右画像デ
ータが記憶される。したがって、画像メモリ102、1
03はそれぞれ2枚の画像を記憶するだけの容量を持
つ。122、123は被写体領域抽出部であり、それぞ
れ画像メモリ102、103に記憶されている2枚の画
像データから被写体領域を抽出し、被写体画像および被
写体領域を出力する。111は被写体視差抽出部であ
り、被写体領域抽出部122、123の出力である左右
被写体画像から被写体領域内の視差分布を抽出し、出力
する。112は背景視差抽出部であり、画像メモリ10
2、103に記憶されている左右背景画像から背景の視
差分布を抽出し、出力する。131は被写体モデル近似
部であり、被写体視差抽出部111の出力である被写体
の視差分布から被写体のモデル近似を行い、モデル形式
とパラメータを出力する。132は背景モデル近似部で
あり、背景視差抽出部112の出力である背景の視差分
布から背景のモデル近似を行い、モデル形式とパラメー
タを出力する。
【0035】以下、本実施の形態の3次元モデル生成装
置およびその再生装置の動作を説明する。まず、ステレ
オカメラ200で背景画像の撮影を行うと、画像メモリ
102、103に左右背景画像データが記憶される。本
発明の第1の実施の形態と同様、これらの画像データの
うち、左画像データが表示部170の表示装置に表示さ
れる。同様に、被写体を入れての撮影を行い、画像メモ
リ102、103に被写体を入れた左右画像データが記
憶される。
【0036】被写体領域抽出部122および123は、
それぞれ画像メモリ102、103に記憶されている2
枚の画像から、被写体領域の抽出を行う。まず、被写体
領域抽出部122、123はそれぞれ背景画像と被写体
を入れた画像との差画像を求め、所定の闘値より差の大
きい領域を大まかな被写体領域として抽出する。また、
被写体を入れた画像のエッジ画像を求めておく。そし
て、この被写体領域を被写体を入れた画像の色および輝
度をもとに領域の連結、穴埋めを行い、さらにエッジ画
像をもとに被写体領域の輪郭の補正を行って、被写体領
域を抽出する。そして、被写体領域および被写体のみの
被写体画像を出力する。
【0037】次に、被写体視差抽出部111は、本発明
の第1の実施の形態の視差抽出部と同様の処理を行い、
被写体領域抽出部122、123の出力である左右被写
体画像から視差分布を抽出し、出力する。但し、被写体
領域内でのみ対応抽出を行う。また、背景視差抽出部1
12は、本発明の第1の実施の形態の視差抽出部と同様
の処理を行い、画像メモリ102、103に記憶されて
いる左右背景画像から背景の視差分布を抽出し、出力す
る。
【0038】被写体モデル近似部131は、被写体視差
抽出部111の出力である被写体領域内の視差分布のみ
から被写体のモデル近似を本発明の第1の実施の形態の
被写体モデル近似部と同様の処理を行い、モデル形式と
パラメータを出力する。また、背景モデル近似部132
は、背景視差抽出部112の出力である背景の視差分布
から背景のモデル近似を行い、モデル形式とパラメータ
を出力する。背景の3次元モデルは一般に1つの平面で
は表現が困難であるので、本発明の第1の実施の形態で
述べたような連結モデルを用いるのがよい。背景の視差
分布から被写体領域を分割して、図8(a)に示すよう
な背景画像の場合には平面の連結モデルとして近似す
る。また、2次形式のモデルやスプライン曲面等で近似
してもよい。
【0039】以下、モデル生成部140、仮想画像生成
部150、モデル操作部160、表示部170の動作
は、本発明の第1の実施の形態と同様である。
【0040】以上の動作により、カメラで撮影した画像
から3次元シーンのモデルを生成することができ、生成
した3次元シーン中のウォークスルー再生が可能とな
る。しかも、本実施の形態では3次元シーンのモデル生
成は自動的に行える。また、背景画像と背景に被写体の
入った画像を別々に撮影して処理を行っているので、被
写体の陰で背景が隠されることがない。
【0041】以上の実施の形態では、ステレオカメラ2
00で撮影した3次元シーンのモデルを生成できるが、
これらの3次元シーンのモデルを複数生成して、3次元
シーンモデル同士を統合して、広い視野の3次元シーン
のモデルを生成することができる。例えば、全天視野の
3次元シーンの仮想空間を生成、再生することにより、
現実の3次元空間に近い擬似体験が可能となる。
【0042】また、以上の実施の形態では仮想画像生成
部150で生成した画像を記録するように構成していな
いが、モデル操作部160で任意のカメラ位置・方向に
仮想カメラを操作して、所望のカメラ位置・方向での画
像を表示部170で確認し、記録媒体に記録できるよう
にしてもよい。
【0043】また、以上の実施の形態ではステレオカメ
ラ200から直接ステレオ画像を取得して、3次元モデ
ル生成の処理を行う構成としたが、ステレオカメラで撮
影した画像をカメラから取り外し可能な記録媒体に記録
できるようステレオカメラを構成し、記録媒体に記録さ
れたステレオ画像について、画像メモリに記憶された画
像に対するのと同様な処理を行うよう装置全体を構成し
てもよい。また、ステレオ画像はステレオカメラによっ
て撮影されたものに限定せず、通常のデジタルカメラで
視点を変えて複数撮影したものでもよい。
【0044】また、以上の実施の形態はハードウェアで
構成することを前提に説明したが各処理部をソフトウェ
アの処理モジュールに置き換えたプログラムをコンピュ
ータで実行して処理を行ってもよい。以下、本発明の第
1の実施の形態をソフトウェアの処理モジュールに置き
換えたプログラムの1例を説明する。なお、本処理プロ
グラム例においては、被写体の3次元形状モデルを生成
するモデル生成プログラムとその再生を行うモデル再生
プログラムの2つに分けて構成した。図9にモデル生成
プログラムの処理アルゴリズムを、図10にモデル再生
プログラムの処理アルゴリズムを示す。以下にその動作
を説明する。
【0045】まず、モデル生成プログラムについて説明
する。
【0046】まず、s10で画像データを取得する。こ
こで取得する画像データは例えば、本発明の第1の実施
の形態の3次元モデル生成装置におけるステレオカメラ
200で撮影した左右画像データである。
【0047】次に、s11でs10で取得した左右画像
データのうち左画像データから被写体領域を抽出する。
この被写体領域の抽出処理は本発明の第1の実施の形態
の3次元モデル生成装置における被写体領域抽出部12
0と同様の処理である。また、s11では抽出した被写
体領域をコンピュータの記憶装置に記録しておく。被写
体領域が複数ある場合は複数の被写体領域を記録してお
く。
【0048】次に、s12でs10で取得した左右画像
データから視差分布の抽出を行う。この視差分布の抽出
処理は本発明の第1の実施の形態の3次元モデル生成装
置における視差抽出部110と同様の処理である。
【0049】次に、s13でs11で抽出した被写体領
域とs12で抽出した視差分布から被写体の3次元モデ
ルの近似を行い、被写体モデルの形式とパラメータを出
力する。この被写体モデル近似の処理は本発明の第1の
実施の形態の3次元モデル生成装置における被写体モデ
ル近似部130と同様の処理である。
【0050】次に、s14でs11で抽出した被写体領
域とs13の出力である被写体モデルの形式とパラメー
タから、s10で取得した画像データのカメラパラメー
タを用いて被写体のモデルデータを生成する。この被写
体モデル生成の処理は本発明の第1の実施の形態の3次
元モデル生成装置におけるモデル生成部140と同様の
処理である。さらに、s14で生成した被写体のモデル
データをコンピュータの記憶装置に記録しておく。同時
に、被写体のモデルデータ生成の際に用いた画像デー
タ、被写体領域データのインデックスも記録しておく。
このインデックスは各データのファイル名を表す。
【0051】次に、モデル再生プログラムについて説明
する。
【0052】まず、s20でs14で記録した被写体の
モデルデータを処理プログラムのメモリに読み込む。
【0053】次に、s21でs10で取得した左右画像
データのうち被写体のモデルデータと同時に取得した画
像データのインデックスから左画像データを取得する。
【0054】次に、s22でs11で抽出し、記録した
被写体のモデルデータと同時に取得した被写体領域デー
タのインデックスから被写体領域を処理プログラムのメ
モリに読み込む。
【0055】次に、s23でs20で取得した被写体の
モデルデータとs21で取得した左画像データとs22
で取得した被写体領域から、s21で取得した画像デー
タのカメラパラメータを用いて仮想画像を生成する。こ
の仮想画像生成の処理は本発明の第1の実施の形態の3
次元モデル生成装置における仮想画像生成部150と同
様の処理である。
【0056】次に、s24でs23で生成した仮想画像
をコンピュータの表示装置に表示する。
【0057】次に、s25でユーザがキーボード、マウ
ス等のインターフェイスを介して行った仮想カメラの移
動・回転の操作のパラメータを取得する。そして、s2
3に戻り再描画を行う。この時、表示終了のパラメータ
を取得した場合は、処理プログラムを終了する。
【0058】本処理プログラム例においては、被写体の
3次元形状モデルを生成するモデル生成プログラムとそ
の再生を行うモデル再生プログラムの2つに分けて構成
したが、さらにモデル生成プログラムを被写体近似プロ
グラム(図9のs10、s11、s12、s13の処理
を含む)とモデル変換プログラム(図9のs14の処理
を含む)に分けて構成してもよい。そして、被写体近似
プログラムが近似パラメータをコンピュータの記憶装置
に記録し、モデル変換プログラムが近似パラメータ、画
像データ、被写体領域を読み込んで、モデルを生成し
て、そのままモデル再生プログラムのメモリに渡すよう
にすれば、コンピュータの記憶装置の記憶容量を節約で
きる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、以下の効
果がある。
【0060】本発明により、カメラで撮影した画像を3
次元モデルにテクスチャとして貼り付けて、3次元空間
内を仮想的にウォークスルーできる3次元モデルを複雑
な作業を行うことなく生成できる装置、方法及びその方
法を実行する処理プログラムを記録した媒体を提供する
ことができる。
【0061】また、本発明により、カメラで撮影した画
像を3次元モデルにテクスチャとして貼り付けて、複雑
な作業を行うことなく3次元空間内を仮想的にウォーク
スルーできる装置、方法及びその方法を実行する処理プ
ログラムを記録した媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の3次元モデル生成
装置およびその再生装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のステレオカメラの
構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の左画像の一例を示
す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の被写体領域の抽出
を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の被写体モデル生成
の様子を説明する図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の仮想画像生成部の
処理を説明する図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の3次元モデル生成
装置及びその再生装置の構成を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の3次元モデル生成
装置およびその再生装置における撮影の方法を説明する
図である。
【図9】本発明のモデル生成プログラムの処理アルゴリ
ズムを示す図である。
【図10】本発明のモデル再生プログラムの処理アルゴ
リズムを示す図である。
【符号の説明】
101 カメラパラメータ記憶部 102、103 画像メモリ 110 視差抽出部 111 被写体視差抽出部 112 背景視差抽出部 120、122、123 被写体領域抽出部 130、131 被写体モデル近似部 132 背景モデル近似部 140 モデル生成部 150 仮想画像生成部 160 モデル操作部 170 表示部 200 ステレオカメラ 201、202 撮影レンズ 203、204 イメージセンサー 205、206 画像取り込み制御回路 207、208 画像信号処理部 209、210 A/D変換器 211、212 色信号処理回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を異なる視点で撮影して互いに視
    野の重なる複数の被写体画像を取得してその画像データ
    を出力する画像データ取得手段と、 該画像データ取得手段で取得した前記画像データのカメ
    ラパラメータを記憶するカメラパラメータ記憶手段と、 前記画像データ取得手段から出力された前記画像データ
    をそれぞれ1画面分記憶する第1と第2の画像記憶手段
    と、 該第1と第2の画像記憶手段に記憶されている画像デー
    タから視差分布を抽出し、出力する視差抽出手段と、 前記第1と第2の画像記憶手段に記憶されている画像デ
    ータのうち少なくとも1つの画像データから被写体領域
    を抽出し、出力する被写体領域抽出手段と、 前記視差抽出手段の出力である視差分布と、前記被写体
    領域抽出手段の出力である被写体領域とから、被写体領
    域内の視差を用いて被写体の3次元形状モデルを近似し
    て、モデル形式と近似パラメータを出力する被写体形状
    モデル近似手段と、 該被写体形状モデル近似手段の出力である被写体のモデ
    ル形式及び近似パラメータと、前記カメラパラメータ記
    憶手段に記憶されているカメラパラメータと、前記被写
    体領域抽出手段の出力である被写体領域とから、被写体
    の3次元形状モデルを生成する被写体モデル生成手段と
    を備えたことを特徴とする3次元モデル生成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の3次元モデル生成装置
    と、 該3次元モデル生成装置で生成した被写体の3次元形状
    モデルと、複数の被写体画像のうち少なくとも1つの画
    像と、前記画像の被写体領域とから、仮想3次元空間に
    被写体モデルと仮想カメラとを設定して透視投影により
    仮想画像を生成する仮想画像生成手段と、 前記仮想画像を表示する表示手段と、 前記仮想カメラのパラメータを操作する仮想カメラ操作
    手段とを備え、 前記仮想カメラのパラメータが変化した際に前記仮想画
    像生成手段は仮想画像を再生成し、前記仮想画像を前記
    表示手段に表示することを特徴とした3次元モデル再生
    装置。
  3. 【請求項3】 画像データ取得手段により、被写体を異
    なる視点で撮影して互いに視野の重なる複数の被写体画
    像を取得してその画像データを出力する段階と、 取得した前記画像データのカメラパラメータをカメラパ
    ラメータ記憶手段に記憶する段階と、 前記画像データ取得手段から出力された前記画像データ
    を第1と第2の画像記憶手段にそれぞれ1画面分記憶す
    る段階と、 前記第1と第2の画像記憶手段に記憶されている画像デ
    ータから、視差抽出手段により視差分布を抽出し、出力
    する段階と、 前記第1と第2の画像記憶手段に記憶されている画像デ
    ータのうち少なくとも1つの画像データから、被写体領
    域抽出手段により被写体領域を抽出し、出力する段階
    と、 前記視差抽出手段の出力である視差分布と、前記被写体
    領域抽出手段の出力である被写体領域とから、被写体形
    状モデル近似手段により被写体領域内の視差を用いて被
    写体の3次元形状モデルを近似して、モデル形式と近似
    パラメータを出力する段階と、 前記被写体形状モデル近似手段の出力である被写体のモ
    デル形式及び近似パラメータと、前記カメラパラメータ
    記憶手段に記憶されているカメラパラメータと、前記被
    写体領域抽出手段の出力である被写体領域とから、被写
    体モデル生成手段により被写体の3次元形状モデルを生
    成する段階とを含むことを特徴とする3次元モデル生成
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の3次元モデル生成方法
    により、被写体の3次元形状モデルを生成する段階と、 前記3次元モデル生成方法で生成した被写体の3次元形
    状モデルと、複数の被写体画像のうち少なくとも1つの
    画像と、前記画像の被写体領域とから、仮想画像生成手
    段により仮想3次元空間に被写体モデルと仮想カメラと
    を設定して透視投影により仮想画像を生成する段階と、 前記仮想画像を表示手段により表示する段階と、 前記仮想カメラのパラメータを仮想カメラ操作手段によ
    り操作する段階とを含み、 前記仮想カメラのパラメータが変化した際に前記仮想画
    像生成手段は仮想画像を再生成し、前記仮想画像を前記
    表示手段に表示することを特徴とした3次元モデル再生
    方法。
  5. 【請求項5】 コンピュータによって被写体の3次元形
    状モデルを生成するためのプログラムを記録した媒体で
    あって、 該生成プログラムはコンピュータに、 画像データ取得手段により、被写体を異なる視点で撮影
    して互いに視野の重なる複数の被写体画像を取得させて
    その画像データを出力させ、 取得した前記画像データのカメラパラメータをカメラパ
    ラメータ記憶手段に記憶させ、 前記画像データ取得手段から出力された前記画像データ
    を第1と第2の画像記憶手段にそれぞれ1画面分記憶さ
    せ、 前記第1と第2の画像記憶手段に記憶されている画像デ
    ータから、視差抽出手段により視差分布を抽出させ、出
    力させ、 前記第1と第2の画像記憶手段に記憶されている画像デ
    ータのうち少なくとも1つの画像データから、被写体領
    域抽出手段により被写体領域を抽出させ、出力させ、 前記視差抽出手段の出力である視差分布と、前記被写体
    領域抽出手段の出力である被写体領域とから、被写体形
    状モデル近似手段により被写体領域内の視差を用いて被
    写体の3次元形状モデルを近似させて、モデル形式と近
    似パラメータを出力させ、 前記被写体形状モデル近似手段の出力である被写体のモ
    デル形式及び近似パラメータと、前記カメラパラメータ
    記憶手段に記憶されているカメラパラメータと、前記被
    写体領域抽出手段の出力である被写体領域とから、被写
    体モデル生成手段により被写体の3次元形状モデルを生
    成させることを特徴とする3次元モデル生成プログラム
    を記録した媒体。
  6. 【請求項6】 コンピュータによって仮想画像を生成又
    は再生成するためのプログラムを記録した媒体であっ
    て、 該再成プログラムはコンピュータに、 請求項5に記載の3次元モデル生成プログラムを記録し
    た媒体により、被写体の3次元形状モデルを生成させ、 前記生成した被写体の3次元形状モデルと、複数の被写
    体画像のうち少なくとも1つの画像と、前記画像の被写
    体領域とから、仮想画像生成手段により仮想3次元空間
    に被写体モデルと仮想カメラとを設定させて透視投影に
    より仮想画像を生成させ、 前記仮想画像を表示手段により表示させ、 前記仮想カメラのパラメータを仮想カメラ操作手段によ
    り操作させ、 前記仮想カメラのパラメータが変化した際に前記仮想画
    像生成手段により仮想画像を再生成させ、前記仮想画像
    を前記表示手段に表示させることを特徴とする3次元モ
    デル再生プログラムを記録した媒体。
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