JPH1187853A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JPH1187853A
JPH1187853A JP24145997A JP24145997A JPH1187853A JP H1187853 A JPH1187853 A JP H1187853A JP 24145997 A JP24145997 A JP 24145997A JP 24145997 A JP24145997 A JP 24145997A JP H1187853 A JPH1187853 A JP H1187853A
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optical
waveguide region
light
semiconductor
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JP24145997A
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Takeshi Kurosaki
武志 黒崎
Hiroyuki Ishii
啓之 石井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 活性導波路領域と光導波路領域とを集積した
半導体光集積素子を構成要素とする光半導体装置におい
て、発振光における強度雑音レベルの増大を極力抑えな
がら、反射戻り光によって誘起される発振光の強度雑音
の増加を抑制すること。 【解決手段】 活性導波路13を含む活性導波路領域1
1に信号電流発生装置21より信号電流を加えて信号光
を発生させるとともに、該信号光に対して透明な光導波
路14を含む光導波路領域12に装置22より該光導波
路領域12の屈折率を変動させるための変調電流または
変調電圧を加えることにより、半導体光集積素子10へ
の反射戻り光によって誘起される発振光の強度雑音の増
加を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光機能を有する
半導体光集積素子を構成要素とする光半導体装置におい
て、半導体光集積素子の出射端面の近端もしくは遠端か
らの反射戻り光や光集積素子内部での反射戻り光により
誘起される発振光の強度雑音増加を抑制する機能を備え
た光半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ通信や光ディスク、レーザプ
リンタ等に用いる光源として半導体レーザが広く使用さ
れているが、この半導体レーザを使用する際に問題とな
るのが、光ファイバの入射端面や光ファイバ同士を接続
するためのコネクタの端面または光ディスクの表面等か
らの反射戻り光である。半導体レーザへの反射戻り光
は、素子から放出される発振光の強度雑音を増加させる
ため、実用に際しては反射戻り光そのものを抑制する
か、もしくは反射戻り光により誘起される戻り光誘起雑
音の増加を抑制することが求められている。
【0003】従来、半導体レーザの発振光の放出端面よ
り十分離れたところから反射して戻ってくる遠端反射光
に対しては、一般に光アイソレータ(光を一方向にしか
通さない装置)を用いることにより反射戻り光の抑制が
図られており、出射光強度の60dB以下までの反射戻
り光の抑制が実現されている。
【0004】一方、半導体レーザの発振光の放出端面よ
り数cm以内のところから反射して戻ってくる近端反射
光に対しては、上記のようなアイソレータを用いること
はできないため、反射戻り光そのものを抑制することは
できない。この場合、半導体レーザの発振光の出射端面
の反射率を高くする方法があるが、半導体レーザからの
光出力が小さくなってしまうという短所がある(例え
ば、M.Kume 他 "Reduction of feedback-induced noise
by high-reflectivity facet coating in single long
itudinal mode semiconductor lasers", Applied Physi
cs Letters, Vol.45, No.12, pp.1260-1262, 1984参
照)。
【0005】また、光ファイバの端面または半導体レー
ザを斜めに傾けて反射光が素子に戻らないようにする方
法があるが、この場合も半導体レーザから出射された光
が光ファイバに結合する割合(結合効率)が小さくなっ
てしまうという短所がある(例えば、O.Mitomi 他 "Ins
tability of Coherence in Semiconductor Laser dueto
Extermal Feedback in Hybrid-integrated Optical Wa
veguide Components", Journal of Lightwave Technolo
gy, Vol.8, No.6, pp.953-961, 1990参照)。
【0006】さらに、半導体レーザが光導波路や変調
器、半導体光増幅器、フォトダイオード、光スイッチ等
の他の光素子が同一半導体基板上に作製された、いわゆ
るモノリシック集積素子においては、素子内部からの反
射戻り光を抑制することは困難であった。
【0007】そこで、デジタル変調方式で半導体レーザ
を変調動作させる場合においては、レーザに入力される
変調信号に対し、変調信号よりも周波数が十分に高い高
周波(数百MHz〜数GHz)を重畳させることによ
り、半導体レーザの発振光のスペクトラムを安定な多モ
ード発振状態にし、発振光が有するコヒーレンシー(発
振光の可干渉性)を低減させて、反射戻り光により誘起
される強度雑音の増大を抑制する手法等が用いられてい
る(例えば、佐藤 他「半導体レーザを用いたマルチモ
ードファイバアナログ伝送系の検討」電子通信学会技術
研究報告、Vol.80、No.7、CS80-2、pp.7-12、1980、ま
たは、A.Ohishi 他 "Noise Characteristics of High-f
requency Superposed Laser Diodes for Optical Disc
Systems", Electronics Letters, Vol.20, No.20, pp.8
21-822, 1984参照)。
【0008】図1は、半導体レーザに前述した高周波重
畳による反射戻り光誘起雑音の抑制法(以下、高周波重
畳法と称す。)を適用した従来の光半導体装置の一例を
示すものである。図中、1は半導体レーザ、2は半導体
レーザ1の活性導波路、3,4は電極、5はコイル、6
はコンデンサ、7は高周波発生回路であり、電極3,4
間にバイアス電流または電圧がコイル5を介して加えら
れるとともに、高周波発生回路7からの高周波信号がコ
ンデンサ6を介して加えられ、発振光が活性導波路2か
ら出力される如くなっている。
【0009】図2は、反射戻り光がある場合の半導体レ
ーザの発振光を広帯域の受光装置によって電気信号に変
換した後、RFスペクトラム・アナライザを用いて観測
した際の強度雑音スペクトルの一例を示すものである。
反射点までの距離に対応した周波数間隔で、強度雑音が
大幅に増加していることが分かる。
【0010】ここで、図2に示されるスペクトルの縦軸
の相対雑音強度(Relative Intensity Noise:RIN)
は、発振光に含まれる光出力強度揺らぎを平均光出力と
測定に用いたRFスペクトラム・アナライザの測定帯域
幅で規格化したものであり、 相対雑音強度(dB/Hz)=[(光出力における揺ら
ぎ)/(平均光出力)]/(測定帯域幅) で定義される。
【0011】また、図3は、反射戻り光がある場合に、
図1に示したような高周波重畳法を行った時の半導体レ
ーザの発振光の強度雑音スペクトルを示すもので、図
中、8は前記高周波重畳法を行った時の発振光の強度雑
音スペクトル、また、9は比較のために示した、反射戻
り光が無い場合の発振光の強度雑音スペクトルである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】高周波重畳法を行った
場合、図2に見られるような半導体レーザの発振光にお
ける強度雑音の大幅な増大は抑制される。しかし、反射
戻り光が無い場合に比べると、10dB程度の強度雑音
レベルの増大が生じている。これは、レーザの活性領域
を直接高周波で変調することにより、レーザの発振光が
有する反射戻り光との間のコヒーレンシー(可干渉性)
を大幅に低減できる反面、レーザ光を発生させている利
得媒質の利得が変動することにより、光出力強度の揺ら
ぎが生じてしまうためである。
【0013】本発明の目的は、活性導波路領域と光導波
路領域とを集積した半導体光集積素子を構成要素とする
光半導体装置において、発振光における強度雑音レベル
の増大を極力抑えながら、反射戻り光によって誘起され
る発振光の強度雑音の増加を抑制できる光半導体装置を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、活性導波路領
域と光導波路領域とを集積した半導体光集積素子を構成
要素とする光半導体装置において、入力電気信号に対応
した光信号の変調は発光部である活性導波路領域におい
てのみ行い、発振光の波長に対して利得や吸収特性を持
たない光導波路領域には、導波路の屈折率を変動させる
ことを目的として、任意の周波数で変調された電流を注
入または任意の周波数で変調された電圧を印加すること
によって、反射戻り光によって誘起される発振光の強度
雑音増加を抑制することを最も主要な特徴とする。
【0015】従来の技術である高周波重畳法を用いた装
置とは、信号光を発生させる活性導波路領域に信号成分
以外の揺らぎを与えることなく、反射戻り光によって誘
起される発振光の強度雑音増加の抑制を図る点が異な
る。
【0016】また、従来より、活性導波路領域と光導波
路領域とが集積された半導体光集積素子の光導波路領域
に、変調された電流を注入または変調された電圧を印加
して用いる場合があるが、これらは活性導波路領域で発
生された光に入力電気信号に応じた変調を施すためのも
のであり、本発明の光半導体装置のように、反射戻り光
により誘起される強度雑音増加を抑制するためのもので
はない。
【0017】本発明では、入力電気信号に応じた変調は
半導体光集積素子の活性導波路領域で行い、光導波路領
域に注入される変調電流または印加される変調電圧は光
半導体装置が出す光信号には寄与せず、反射戻り光によ
って誘起される光信号における強度雑音増加の抑制にの
み寄与している点が異なる。
【0018】また、光導波路領域に注入される変調電流
または印加される変調電圧の周波数は、活性導波路領域
に注入される電気信号の周波数とは無関係であり、任意
の周波数を選ぶことができる点でも異なっている。
【0019】例えば、分布反射型レーザ(DBRレー
ザ)の光導波路領域に変調された電流を注入して周波数
変調を行う場合(例えば、S.Murata 他 "Spectral Char
acteristics for a 1.5μm DBR Laser with Frequency-
Tuning Region", Journal of Lightwave Technology, V
ol.QE-23, No.6, pp.835-838, 1987参照)や、分布帰還
型レーザ(DFBレーザ)に変調器を集積した、いわゆ
る変調器集積化光源において、変調器部に変調された電
圧を印加して強度変調を行う場合(例えば、K.Sato 他
"Strained-InGaAsP MQW Electroabsorption Modulator
Integrated DFB Laser", Electronics Letters, Vol.2
9, No.12, pp.1087-1088, 1993参照)があるが、これら
はいずれも活性導波路領域には直流電流が注入されて、
光導波路領域に注入される変調電流または印加される変
調電圧によって光信号を発生する装置であり、本発明の
装置のように、反射戻り光によって誘起される光信号の
強度雑音増加を抑制する機能を有したものではない。
【0020】図4は、前述した高周波重畳法を説明する
ための模式図である。説明を簡単にするため、ここでは
半導体レーザに入力電気信号に対応した変調を施さない
場合について述べる。
【0021】この方法では、半導体レーザの光出力−注
入電流特性における発振しきい値電流付近にバイアスし
て変調信号を主信号に重畳することにより、発振光にお
けるスペクトルは図5に示すような安定な多モード状態
となる。
【0022】光通信に用いられる1.3μm帯及び1.
55μm帯の波長を有する長波長帯ファブリ・ぺロー・
レーザにおいては、本来、発振光のスペクトルは図5と
同じ多モード状態であるが、出射端面の近端からの反射
戻り光により、図6に示すような不安定な単一モード発
振もしくは図7に示すようなモード選択性のある不安定
な多モード発振となることがある。この場合において
も、高周波重畳法を用いることにより発振光におけるス
ペクトルを安定な多モード発振とすることができる。
【0023】しかし、この方法ではしきい値付近で変調
するために、半導体レーザの光出力波形において、図4
に示すようなパルス状の発振(パルセーション)が生じ
るようになるとともに、光出力自体も大きく揺らぐこと
になる。従って、この方法では図3に示したような半導
体レーザの発振光における強度雑音レベルの増大は免れ
ない。
【0024】図8は、本発明の光半導体装置の概要を示
すもので、活性導波路領域と光導波路領域とを集積した
半導体光集積素子10と、信号光を発生させるための信
号電流発生装置21と、前記光導波路領域の屈折率を変
動させるための変調電流または変調電圧を発生する装置
22とから構成されている。
【0025】半導体光集積素子10は、半導体レーザと
同じ構造を有する活性導波路領域11と、該活性導波路
領域11で発光した光に対しては透明な半導体材料(バ
ンドギャップ波長が活性導波路領域のものよりも短い半
導体)から成る光導波路領域12とが接合された構造を
有する。なお、13は活性導波路領域11に含まれる活
性導波路、14は光導波路領域12に含まれる光導波
路、15,16,17は電極、18は電極15,16を
分離する溝である。
【0026】ここで、活性導波路13での光の屈折率を
Na、光導波路14での屈折率をNgとし、活性導波路
13及び光導波路14の光軸方向の長さをそれぞれLa
及びLgとすると、光集積素子10内の導波光に対する
レーザ共振器の実効的な長さLcは、 Lc=Na×La+Ng×Lg (1) で表される。
【0027】図9は、この光集積素子の発振光のスペク
トルを模式的に表したものであり、各発振モードの間隔
Δλmは、近似的に Δλm=λp2/2Lc (2) で表される。ここで、λpは発振光のスペクトルにおけ
るピークモード31の波長である。
【0028】次に、図8の半導体光集積素子において、
活性導波路領域11に直流電流を注入し、光導波路領域
12に変調電流を注入した場合について説明する。ここ
で、半導体光集積素子から出力される光は、主として活
性導波路13に注入される電流によって決まり、光導波
路14に注入される電流はレーザ発振には寄与しないも
のとなる。しかし、光導波路14の屈折率Ngは、光導
波路領域12に注入された電流に依存して変化する。従
って、光導波路領域12に注入される電流を変調するこ
とにより、前記(1)、(2)の関係から、発振光のス
ペクトルにおける各発振モードの間隔Δλmを定常的に
変化させることができる。
【0029】図9において、実線32は光導波路領域に
変調電流を注入しない場合の発振光のスペクトル、点線
33は光導波路領域に変調電流を注入した場合の発振光
のスペクトルである。
【0030】このように、光導波路領域に変調電流を注
入することによって、半導体光集積素子からの光出力強
度に揺らぎをほとんど与えずに反射戻り光に対する各発
振モードのコヒーレンシー(可干渉性)の低減を行うこ
とができ、反射戻り光に対して安定な多モード発振を実
現することができる。この場合、活性導波路領域に注入
される電流に高周波重畳を行った場合に比べて強度雑音
レベルの値を小さく保ったまま、反射戻り光により誘起
される強度雑音増加の抑制が可能な光半導体装置の実現
が期待できる。
【0031】また、図8の半導体光集積素子における光
導波路領域に変調電流を注入する代わりに、活性導波路
領域に注入される電流とは逆方向の極性に電圧を印加し
ても屈折率を変動させることができる。但し、この場合
は電流を注入する場合に比べて屈折率を変動させる効果
が小さくなる可能性がある(例えば、水戸 他「波長可
変半導体レーザとコヒーレント光通信への応用」応用物
理、第59巻、第9号、pp.1136-1153、1990参
照)。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0033】
【第1の実施の形態】図10は、本発明の光半導体装置
の第1の実施の形態を示すもので、以下、その構造につ
いて簡単に説明する。
【0034】半導体光集積素子40はn型InP基板を
用いて作製されたもの(なお、図10では一部切り欠い
た状態を示している。)であり、n型InP基板41上
にInGaAsP活性層(組成1.55μm波長)42
とInGaAsP光導波路層(組成1.3μm波長)4
3とが成長されており、これら2種類の導波路はバッテ
ィング接合(バットジョン卜)されている。また、これ
らの導波路はメサ状に加工された後、図11の断面図に
も示すように、その両脇をp型InP電流ブロック層4
4とn型InP電流ブロック層45とを交互に成長する
ことにより埋め込まれた構造、いわゆるPN埋め込み構
造(PN−BH構造)をなしている。ここで、メサの幅
は約1.5μmであり、基板41から活性層42及び光
導波路層43までの高さは約1.5μmである。また、
活性層42及び光導波路層43の厚さは約0.2μmで
ある。
【0035】前記形成されたメサ及びPN埋め込み層の
上部には厚さ約2μmのp型InPクラッド層46と厚
さ約0.5μmのp型InGaAsP電極コンタクト層
47とが成長されている。また、p型InGaAsP電
極コンタクト層47の上部には金を主成分とする金属膜
が蒸着されており、これが活性層42と光導波路層43
との境に対応する部位において幅約20μm、深さ約1
μmの溝48で分離され、電気的に独立した電極49,
50を構成する如くなっている。なお、51は活性層4
2又は光導波路層43以外の部分を絶縁するためのSi
2絶縁膜である。
【0036】また、n型InP基板41の下部にも前記
同様な金属膜による電極52が形成されており、前記電
極49及び52で挟まれる部分が活性導波路領域53を
構成し、電極50及び52で挟まれる部分が光導波路領
域54を構成する如くなっている。
【0037】本素子40の両端面はへき開により形成さ
れており、素子長は600μmで、活性導波路領域53
及び光導波路領域54の長さはそれぞれ300μm、ま
た、素子の幅は400μmである。
【0038】活性導波路領域53に対応した電極49に
は、外部からの入力電気信号に対応して半導体光集積素
子を駆動するための信号電流発生装置21が接続されて
おり、これは変調電流の振幅を制御する回路と、変調の
際のバイアス電流となる直流電流を発生させる回路とか
ら構成されている。また、光導波路領域54に対応した
電極50には活性導波路42に接続された信号電流発生
装置21が動作している間、一定の周波数で正弦波状に
変調された電流を発生する変調電流発生装置22が接続
されており、これは変調電流の振幅を制御する回路と、
変調の際のバイアス電流となる直流電流を発生させる回
路及び一定の周波数の信号を発生させる発振器とから構
成されている。なお、共通の電極52は接地されてい
る。
【0039】なお、ここで用いられている回路は、主に
GaAsからなる化合物半導体で作製された集積回路
(IC)で構成されている。
【0040】図12は前述した光半導体装置を用いて、
遠端からの反射戻り光誘起雑音の抑制効果を確認するた
めの実験を行った時の測定系を示すものである。
【0041】光集積素子の光導波路領域側の端面からの
出射光は、先端球面(先球)加工された光ファイバ61
と結合されるようにした。この先球加工された光ファイ
バ61の端面には無反射(AR)コーティングが施され
ている。光ファイバ61は途中、3dB光ファイバカプ
ラ62を通して分岐されており、分岐された一方の光フ
ァイバは可変光減衰器63を通して全反射ミラー64で
終端されている。また、もう一方の光ファイバは、60
dB光アイソレータ65を通してフォトダイオード66
に接続されており、フォトダイオード66で光信号を電
気信号に変換し、増幅器67によって増幅した後、RF
スペクトラム・アナライザ68によって強度雑音スペク
トルが観測できるようになっている。
【0042】まず、最初に、本発明の光半導体装置より
半導体光集積素子40を取り出して活性導波路領域53
にのみ30mAの直流電流を注入し、素子への反射戻り
光がほとんど無い状態で強度雑音スペクトルを観測し
た。次に、全反射ミラー64から素子40に戻る戻り光
量が0.1〜1%になるように設定した場合の強度雑音
スペクトルを観測した。さらに、従来の高周波重畳法と
の比較を行うために、同じく0.1〜1%の反射戻り光
がある状態で、活性導波路領域53に20mAのバイア
ス電流を流し、そのバイアス電流を中心値として振幅が
20mA、変調周波数が500MHzの正弦波状の電流
を注入した場合の強度雑音スペクトルも観測した。
【0043】これらの測定終了後、半導体光集積素子4
0を元の光半導体装置に戻し、同じく0.1〜1%の反
射戻り光がある状態で、活性導波路領域53には30m
Aの直流電流を注入し、光導波路領域54には振幅が1
0mA、最小値及び最大値がそれぞれ0mA及び10m
Aとなるような変調周波数500MHzの正弦波状の電
流を注入した場合の強度雑音スペクトルを観測した。
【0044】図13はこれらの結果をまとめたもので、
71は反射戻り光が無い場合の発振光の強度雑音スペク
トル、72は反射戻り光により増大した発振光の強度雑
音スペクトル、73は高周波重畳法を行った場合の発振
光の強度雑音スペクトル、74は本発明の光半導体装置
を用いた場合の発振光の強度雑音スペクトルである。
【0045】この結果から、光導波路領域に変調電流を
注入する本発明の光半導体装置を用いた場合には、強度
雑音スペクトル上に周期的に現われたピーク状の雑音
(72)は抑圧され、さらに、強度雑音レベルも、戻り
光が無い場合(71)と比べてほとんど増加しておらず
(74)、高周波重畳法の場合(73)と比べて小さく
抑えられていることが確認できた。
【0046】次に、図10の光半導体装置の活性導波路
領域に振幅が30mAでバイアス電流値1mAのランダ
ムパターンからなるNRZ(Non-return-to-zero)デジ
タル変調信号電流(変調速度:50Mbit/s)を注入し
た場合の光出力波形について調べた。測定は、図12の
測定系において全反射ミラーから素子に戻る戻り光量が
0.1〜1%になるように設定して行い、また、光出力
波形を観測するために、RFスペクトラム・アナライザ
の代わりにディジタル・オシロスコープを用いた。
【0047】まず、比較のために図10の光半導体装置
より半導体光集積素子40のみを取り出し、その活性導
波路領域53に前記NRZデジタル信号電流のみを注入
した場合の光出力波形を調べたところ、図14に示す結
果を得た。次に、半導体光集積素子40の活性導波路領
域53に注入される前記NRZデジタル信号電流に振幅
が20mA、変調周波数が500MHzの正弦波状の電
流を重畳した場合の光出力波形を調べたところ、図15
に示す結果を得た。最後に、半導体光集積素子を光半導
体装置に戻し、光導波路領域54に振幅が10mA、最
小値及び最大値がそれぞれ0mA及び10mAとなるよ
うな変調周波数が500MHzの正弦波状の電流を注入
した状態で、前記NRZデジタル信号電流を活性導波路
領域53に注入した場合の光出力波形を調べたところ、
図16に示す結果を得た。
【0048】従来、用いられてきた高周波重畳法では、
反射戻り光により誘起されるランダムな周波数成分を持
つ雑音は抑制されるが、重畳された周波数やレーザが持
つ固有の緩和振動周波数等に相当するパルス状の揺らぎ
が現われる(図14、図15参照)。
【0049】一方、本発明の光半導体装置によれば、光
出力波形において反射戻り光により誘起されるランダム
な周波数成分を持つ雑音を抑制できると同時に、活性導
波路領域に高周波重畳を行った場合のようなパルス状の
揺らぎも現れていないことが確認された(図16参
照)。
【0050】
【第2の実施の形態】図17は本発明の光半導体装置の
第2の実施の形態を示すもので、ここでは第1の実施の
形態において半導体光集積素子の光導波路領域における
光導波路の厚さを変化させた例を示す。即ち、図中、5
5はテーパー状光導波路であり、その厚さは活性導波路
42との接続部から出射端面に向けてテーパー状に薄く
なっている。而して、このテーパー状光導波路55を要
素として含むテーパー状光導波路領域56により、本半
導体光集積素子40aは出射端面から出力される光のス
ポットサイズを拡大する機能を有するスポットサイズ変
換レーザを構成する如くなっている。
【0051】なお、その他の構成・作用は第1の実施の
形態の場合と同じである(但し、テーパー状光導波路5
5の厚さの変化を分かり易くするため、活性導波路42
の厚さは図10の場合より厚く表している。)。
【0052】本素子40aは、テーパー状の光導波路か
らの出力光をレンズ等を用いることなく、平面カットさ
れた光ファイバと高い割合で結合できるという利点を持
っているが、一方で平面カットファイバの端面等の近端
からの反射戻り光の影響も受けやすい可能性がある(例
えば、Y.Tohmori 他 "High temperature operation wit
h low-loss coupling to fibre for narrow-beam 1.3
μm lasers with butt-jointed selective grown spot-
size converter ", Electronics Letters, Vol.31, No.
21, pp.1838-1839, 1995参照)。
【0053】そこで、図17の光半導体装置を用いて、
近端からの反射戻り光誘起雑音の抑制効果を確認するた
めの実験を行った。この時の測定系を図18に示す。こ
こでは半導体光集積素子に反射光を戻すため、無反射
(AR)コーティングを施していない平面カットファイ
バ(端面の反射率:約3%)69を半導体光集積素子の
出射端面に約20μmの距離まで近づけて相対強度雑音
の測定を行った。なお、65は60dB光アイソレー
タ、66はフォトダイオード、67は増幅器、68はR
Fスペクトラム・アナライザである。
【0054】図19は測定結果を示すもので、図中、7
5は本発明の光半導体装置を用いて、半導体光集積素子
40aの活性導波路領域に30mAの直流電流を注入し
た場合に観測された発振光の強度雑音スペクトル、76
は光半導体装置から半導体光集積素子を取り出して、そ
の活性導波路領域に従来の高周波重畳法を用いた場合に
観測された発振光の強度雑音スペクトル、77は本発明
の光半導体装置を用いた場合の発振光の強度雑音スペク
トルであり、71は比較のために示した素子への反射戻
り光がほとんど無い場合に観測された強度雑音スペクト
ルである。なお、ここでの装置並びに素子の動作条件は
第1の実施の形態の場合と同じにした。
【0055】本発明の光半導体装置を用いた場合(7
7)には、従来の高周波重畳法を用いた場合(76)よ
りも、反射戻り光による相対強度雑音の増加をより低い
強度雑音レベルに抑制できることが確認された。
【0056】
【第3の実施の形態】図20は本発明の光半導体装置の
第3の実施の形態、ここでは光源である分布帰還型レー
ザ(DFBレーザ)と、受信器である導波路型フォトダ
イオードと、Y分岐半導体光導波路とを同一のInP基
板上にモノリシックに集積した半導体光集積素子を構成
要素とする光半導体装置を示すもので、以下、その構造
について簡単に説明する。
【0057】半導体光集積素子80はn型InP基板を
用いて作製されたものであり、n型InP基板81上に
厚さ0.3μmの第1のInGaAsP光導波路層(組
成1.3μm波長)82が成長されており、Y分岐半導
体光導波路部80aはその上に幅約1.5μm、高さ約
2μmのp型InPクラッド層83をメサ状に形成し
た、いわゆるリッジ構造の光導波路となっている。
【0058】DFBレーザ部80b及びフォトダイオー
ド部80cは、第1のInGaAsP光導波路層82の
上に、厚さ0.1μmのInGaAsP活性層(組成
1.55μm波長)84、厚さ0.1μmの第2のIn
GaAsP光導波路層(組成1.3μm波長)85、厚
さ約1.8μmのp型InPクラッド層86が順次成長
されており、これら2種類の素子の活性層は第1の光導
波路層82とは装荷型と呼ばれる形で接合している。
【0059】ここで、集積されたDFBレーザ部80b
の長さは300μm、フォトダイオード部80cの長さ
は100μmで、幅はどちらも1.5μmである。ま
た、DFBレーザ部80bの第2のInGaAsP光導
波路層85の上には深さ約50nmの回折格子87が形
成されており、回折格子87の周期(ピッチ)はDFB
レーザ部80bの発振波長が1.55μmになるように
決められている。さらに、DFBレーザ部80bとフォ
トダイオード部80cのp型InPクラッド層86の上
には、厚さ約0.5μmのp型InGaAsP電極コン
タクト層88が成長されている。
【0060】また、DFBレーザ部80bと接合された
光導波路部には長さ200μmの電流注入導波路領域8
0dが設けられており、導波路上のp型InPクラッド
層83に厚さ約0.5μmのp型InGaAsP電極コ
ンタクト層88が成長されている。さらに、DFBレー
ザ部80bと電流注入導波路領域80dとの間には、幅
約20μm、深さ約1μmの溝89が形成されている。
【0061】DFBレーザ部80b、フォトダイオード
部80c及び電流注入導波路領域80dにおけるp型I
nGaAsP電極コンタクト層88の上部には金を主成
分とする金属膜が蒸着されており、DFBレーザ部80
b及び電流注入導波路領域80dの上部に蒸着された金
属膜は溝89を境に分離され、それぞれ電極90、91
及び92を構成する如くなっている。また、n型InP
基板81の下部にも前記同様な金属膜による電極93が
形成されている。なお、94はSiO2絶縁膜である。
この集積素子は、縦2mm、横2mmの長さにへき開さ
れている。
【0062】この半導体光集積素子の活性導波路領域で
あるDFBレーザ部80bには、外部からの入力電気信
号に応じて半導体光集積素子を駆動するための信号電流
発生装置21が接続されており、DFBレーザ部80b
に接合された光導波路領域である電流注入導波路領域8
0dには変調電流発生装置22が接続されている。ここ
で用いる信号電流発生装置及び変調電流発生装置は、第
1の実施の形態の場合と同じものである。
【0063】この半導体光集積素子では、Y分岐部並び
に出射端面からの反射戻り光がDFBレーザ80bの光
出力特性に影響を及ぼす場合がある。それを防止するた
め、通常、出射端面に無反射コーティングを施すが、こ
こでは本発明の効果を調べるためにコーティングを施さ
なかった。
【0064】図21は出射端面からの反射戻り光がDF
Bレーザの光出力特性に及ぼす影響を確認するための実
験を行った結果を示すものである。図中、101は本発
明の光半導体装置から半導体光集積素子を取り出し、D
FBレーザの電極に電流を注入した時の、注入電流と出
射端面からの光出力との間の関係(注入電流−光出力特
性)を示すもので、反射戻り光の影響による周期的なう
ねりが観測された。また、102は半導体光集積素子を
本発明の光半導体装置に戻し、同様の測定を行った際の
注入電流−光出力特性を示すもので、前述したような周
期的なうねりはほとんど見られなくなった。
【0065】なお、ここで、電流注入導波路領域には振
幅が10mA、最小値及び最大値がそれぞれ0mA及び
10mAとなるような変調周波数500MHzの正弦波
状の電流が注入されるように信号電流発生装置21の設
定を行い、DFBレーザ部には信号電流発生装置21の
直流バイアス電流発生回路を通して直流バイアス電流を
0mA〜50mAの間で徐々に増加させて測定を行っ
た。
【0066】以上、本発明の光半導体装置を、InGa
AsP/InPを用いた半導体光集積素子を構成要素と
した装置を例にとって説明したが、GaAs等の他の材
料系からなる半導体光集積素子を構成要素とした場合で
も有効であり、また、n型及びp型の導電型が逆転した
p型基板上に作製された半導体光集積素子を構成要素と
した場合でも有効である。また、本実施の形態では、発
振光の波長が1.55μm帯となる光集積素子を例にと
ったが、発振光の波長が1.3μm帯の素子もしくはそ
れ以外の波長で発振する素子を用いる場合でも有効であ
る。
【0067】また、半導体光集積素子において電流注入
が可能な光導波路領域に、変調された電流を注入する代
わりに変調された電圧をバイアスする場合でも有効であ
る。さらに、電圧をバイアスする場合は、光導波路層の
pn接合に対して順方向にバイアスする場合でも逆方向
にバイアスする場合でも有効である。さらに、ここでは
活性導波路領域に接続された信号電流発生装置並びに光
導波路領域に接続された変調電流発生装置は、主にGa
Asからなる化合物半導体で作製された集積回路(I
C)で構成されたものを用いたが、SiやInPからな
る集積回路を用いても良いし、コンデンサやコイル、抵
抗、トランジスタ等を組み合わせて構成されたものを用
いても良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光半導体
装置によれば、その構成要素である半導体光集積素子の
発振光における強度雑音レベルをほとんど増加させるこ
となく、反射戻り光によって誘起される強度雑音の増大
を抑制できる利点がある。また、半導体レーザと光導波
路、変調器やアンプ、フォトダイオード、光スイッチ等
の他の光素子が同一半導体基板上に作製された、いわゆ
るモノリシック半導体光集積素子を構成要素とした場合
でも、素子内部からの反射戻り光によって誘起される強
度雑音の増大を抑制できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光半導体装置の一例を示す構成図
【図2】反射戻り光がある場合の発振光の強度雑音スペ
クトルの一例を示す図
【図3】反射戻り光がある場合に高周波重畳法を行った
時の発振光の強度雑音スペクトルの一例を示す図
【図4】高周波重畳法を説明するための注入電流−光出
力特性図
【図5】高周波重畳法を行った場合の半導体レーザの発
振光のスペクトルの一例を示す図
【図6】長波長帯ファブリ・ペロー・レーザにおける近
端からの反射戻り光による発振光のスペクトルの変化の
一例(不安定な単一モード発振)を示す図
【図7】長波長帯ファブリ・ペロー・レーザにおける近
端からの反射戻り光による発振光のスペクトルの変化の
他の例(モード選択性のある不安定な多モード発振)を
示す図
【図8】本発明の光半導体装置の概要を示す構成図
【図9】光導波路領域を変調したことによる発振光のス
ペクトルにおけるコヒーレンシーの低減のようすを示す
【図10】本発明の光半導体装置の第1の実施の形態を
示す構成図
【図11】図10の要部断面図
【図12】第1の実施の形態における効果を確認するた
めの測定実験系を示す構成図
【図13】第1の実施の形態における戻り光誘起雑音の
抑制効果の確認結果を示す図
【図14】NRZ変調時における反射戻り光により劣化
した光出力の波形図
【図15】NRZ変調時における高周波重畳法を用いた
場合の光出力の波形図
【図16】NRZ変調時における本発明の光半導体装置
を用いた場合の光出力の波形図
【図17】本発明の光半導体装置の第2の実施の形態を
示す構成図
【図18】第2の実施の形態における効果を確認するた
めの測定実験系を示す構成図
【図19】第2の実施の形態における戻り光誘起雑音の
抑制効果の確認結果を示す図
【図20】本発明の光半導体装置の第3の実施の形態を
示す構成図
【図21】第3の実施の形態における戻り光誘起雑音の
抑制効果の確認結果を示す図
【符号の説明】
10,40,40a,80:半導体光集積素子、11,
53:活性導波路領域、12,54:光導波路領域、1
3:活性導波路、14:光導波路、15,16,17,
49,50,52,90,91,92,93:電極、1
8,48,89:溝、21:信号電流発生装置、22:
変調電流または変調電圧を発生する装置、31:発振光
のスペクトルにおけるピークモード、32:光導波路領
域に電流を注入しない場合の発振光のスペクトル、3
3:光導波路領域に変調電流を注入した場合の発振光の
スペクトル、41,81:n型InP基板、42,8
4:InGaAsP活性層、43:InGaAsP光導
波路層、44:p型InP電流ブロック層、45:n型
InP電流ブロック層、46,83,86:p型InP
クラッド層、47,88:p型InGaAsP電極コン
タクト層、51,94:Si02絶縁膜、71:反射戻
り光が無い場合の発振光の強度雑音スペクトル、72,
75:反射戻り光により増大した発振光の強度雑音スペ
クトル、73,76:高周波重畳法を行った場合の発振
光の強度雑音スペクトル、74,77:本発明の装置を
用いた場合の発振光の強度雑音スペクトル、55:テー
パー状光導波路、56:テーパー状光導波路領域、80
a:Y分岐半導体光導波路部、80b:DFBレーザ
部、80c:フォトダイオード部、80d:電流注入導
波路領域、82:第1のInGaAsP光導波路層、8
5:第2のInGaAsP光導波路層、87:回折格
子、101:出射端面からの反射戻り光がある場合の注
入電流−光出力特性、102:本発明の装置を用いた場
合の注入電流−光出力特性。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のバンドギャップ波長を有する活性
    導波路領域と、該活性導波路領域よりも短いバンドギャ
    ップ波長を有する光導波路領域とが光学的に結合され、
    かつ前記活性導波路領域と前記光導波路領域とに各々独
    立に電流を注入できる構造を有する半導体光集積素子
    と、 前記活性導波路領域で信号光を発生させるための信号電
    流発生装置と、 前記光導波路領域の屈折率を変動させるための変調電流
    または変調電圧を発生する装置とを具備し、 前記信号電流発生装置を前記半導体光集積素子の活性導
    波路領域の電極に接続し、また、前記変調電流または変
    調電圧を発生する装置を前記半導体光集積素子の光導波
    路領域の電極に接続することを特徴とする光半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 活性導波路領域での信号光発生時に光導
    波路領域に変調された電流を注入するまたは変調された
    電圧を印加することを特徴とする請求項1記載の光半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 光導波路領域における光導波路の厚さを
    活性導波路領域との接続部から光の出射端面に向けてテ
    ーパー状に薄く形成することを特徴とする請求項1記載
    の光半導体装置。
  4. 【請求項4】 光の入射端面が活性導波路領域及び光導
    波路領域における光の出射端面と同一面に形成された受
    信器を一体的に有する半導体光集積素子を用いたことを
    特徴とする請求項1記載の光半導体装置。
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JP2003510664A (ja) * 1999-09-28 2003-03-18 ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア 集積された波長同調可能な1段階及び2段階の純光学式波長変換器
JP2022506323A (ja) * 2018-11-05 2022-01-17 華為技術有限公司 外部反射戻り光耐性レーザ

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