JPH118719A - 画像通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な方法で、ダイアル入力結果をそ
のままバーコードで書き出すことが可能な画像通信装置
の実現を課題とする。 【解決手段】 画像を読み取るスキャナ１と、送信先電
話番号を入力するダイヤル手段を含む操作部８と、スキ
ャナ１が読み取った画像信号をダイヤル手段が入力した
電話番号の送信先に送信し送信されてきた画像信号を受
信するモデム５およびＮＣＵ６と、受信した画像信号を
出力するプロッタ２を具備する画像通信装置において、
バーコード符号を印字する機能を選択する手段を設け、
バーコード符号印字機能が選択されたときには、ダイヤ
ル手段から入力された電話番号をプロッタ２がバーコー
ド符号として印字出力する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
などの画像通信装置に関し、特に電話番号をバーコード
で書き出すことの可能な画像通信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】例えば、実開平１−１２４７６１など
で、バーコードスキャナでバーコード化された電話番号
を読み取ることによって、自動発呼が可能なファクシミ
リ装置などの画像通信装置が提唱されている。しかし、
これらの通信装置では予め用意されているバーコードを
読み込むことができるものの、バーコードを作成する機
能がないため、バーコードを別の装置で作成しなければ
ならないという不都合があった。バーコードを作成する
ためには、例えば、パーソナルコンピュータとバーコー
ド作成用ソフトウェアとバーコード印刷用のプリンタが
必要であり、利用者はそのために費用と手間をかけなけ
ればならなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述のごとく、従来の
バーコードにより電話番号の自動発呼が可能な画像通信
装置においては、バーコードを用いることはできてもバ
ーコードを生成することができないという問題があり、
バーコードを作成するためには別の装置を用意しなけれ
ばならなかった。

【０００４】本発明はこの点を解決して、比較的簡単な
方法で、ダイアル入力結果をそのままバーコードで書き
出すことができ、しかも過去にダイアルした電話番号
や、短縮番号に登録してある電話番号を容易にバーコー
ドで出力することが可能な画像通信装置の実現を課題と
する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に記載の発明は、原稿の画像を読み取る画
像読取手段と、送信先電話番号を入力するダイヤル操作
手段と、前記画像読取手段が読み取った画像信号をこの
ダイヤル手段が入力した電話番号の送信先に送信する画
像信号送信手段と、送信されてきた画像信号を受信する
画像信号受信手段と、この画像信号受信手段が受信した
画像信号を出力する画像出力手段と、電話番号を短縮番
号に対応して登録する短縮番号登録手段とを具備する画
像通信装置において、バーコード符号を印字する機能を
選択するバーコード機能選択手段を設け、このバーコー
ド機能選択手段でバーコード符号印字機能を選択したと
きには、前記ダイヤル操作手段からダイヤル入力した電
話番号を、前記画像出力手段がバーコード符号として出
力することを特徴とする。

【０００６】また、請求項２に記載の発明は、請求項１
に記載の画像通信装置において、前記バーコード機能選
択手段でバーコード符号印字機能を選択し、前記ダイヤ
ル操作手段で短縮番号を選択してダイヤル入力したとき
に、この短縮番号に対応して前記短縮番号登録手段に登
録されている電話番号を前記画像出力手段がバーコード
符号として出力することを特徴とする。

【０００７】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
に記載の画像通信装置において、過去に接続した電話番
号を格納するデータ格納手段を有し、前記バーコード機
能選択手段でバーコード符号印字機能を選択し、このデ
ータ格納手段に格納されている電話番号を前記ダイヤル
操作手段で選択してダイヤル入力したときに、前記画像
出力手段がこの選択された電話番号をバーコード符号と
して出力することを特徴とする。

【０００８】また、請求項４に記載の発明は、請求項１
ないし請求項３のいずれかに記載の画像通信装置におい
て、前記バーコード機能選択手段は前記画像読取手段に
原稿が用意されていない状態で、前記ダイヤル操作手段
からのダイヤル入力があった場合には自動的にバーコー
ド符号印字機能を選択することを特徴とする。

【０００９】また、請求項５に記載の発明は、請求項１
ないし請求項４のいずれかに記載の画像通信装置におい
て、前記バーコード機能選択手段は、前記画像読取手段
に原稿が用意された状態で、前記ダイヤル操作手段から
ダイヤル入力があった場合には、送信かバーコード機能
選択の確認を行う機能選択手段を具備することを特徴と
する。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる通信装置を
添付図面を参照にして詳細に説明する。図１は、本発明
の画像通信装置の構成を示すするブロツク図である。図
１において、１は画像読取手段としてのスキャナ、２は
画像出力手段としてのプロッタ、３はバッファメモリ、
４は符号圧縮復元部、５はモデム、６はＮＣＵ（網制御
装置）、７は原稿センサ、８は操作部、９はＣＰＵ、１
０はＲＡＭ、１１はＲＯＭ、１２はデータバスである。

【００１１】この画像通信装置の動作を図１に沿って簡
単に説明する。スキャナ１から読み取られた画像情報
は、いったんバッファメモリ３に記憶される。その後、
符号圧縮復元部４のモードに応じてバッファメモリ３か
らいったん記憶された画像情報の読み出しを行って冗長
度を除去し、データバス１２を介して圧縮された画像情
報をＲＡＭ１０に記憶する。このＲＡＭ１０を送信バッ
ファとして利用し、画像情報はモデム５で変調される。
送信して変調された画像信号はＮＣＵ６を通って回線に
送り出される。

【００１２】一方、回線から受信した画像情報は、ＮＣ
Ｕ６を通ってモデム５で復調され、データバス１２を経
てＲＡＭ１０に記憶される。この時、ＲＡＭ１０は受信
バッファとして利用され、受信された画像情報はその
後、データバス１２を介して順次符号圧縮復元部４に送
られ、符号圧縮復元部４で冗長度が復元される。冗長度
が復元された画像情報はバッファメモリ３にいったん記
憶され、その後、読み出されてプロッタ２で画像記録と
して再生される。

【００１３】送受信される情報の中に含まれる画像情報
以外の通信制御情報は、モデム５で解読されてＣＰＵ９
に送られ、伝送制御、誤り制御などの実行処理が行わ
れ、必要な情報はＲＡＭに１０記憶される。また、網制
御のための呼びだし情報などはＮＣＵ６で処理される。

【００１４】ＣＰＵ９では、全体のシステム制御および
画像情報の流れの管理、通信制御、網制御の総括的なコ
ントロールなどが行われる。ＲＯＭ１１には、ＣＰＵ９
の処理を実行させるプログラムや処理上で必要となる定
数などが記憶されている。

【００１５】操作部８では、装置の操作に必要なマンマ
シーンの入出力が行われる。本発明の実施の形態では、
操作部８にバーコード印字機能を選択するスイッチが設
けられている。さらに、ＲＯＭ１１にバーコード印字機
能プログラムが記憶されている。このバーコード印字機
能については、図２のフローチャートに沿ってさらに詳
しく説明する。

【００１６】図２は、本発明のバーコード印字機能の動
作を説明するフローチヤートである。操作部８でバーコ
ード印字機能が選択され、動作が開始されると（ステッ
プ１００）、まずバーコードで印字出力する電話番号を
どのような方法で入力するかの選択を行う（ステップ１
０１）。操作部８のテンキーより、電話番号を入力する
方法が選択された場合は、テンキーより電話番号を入力
する（ステップ１０２）。

【００１７】過去にダイアルした電話番号から選択する
場合は、通信装置は記憶されている過去に電話した電話
番号を操作部８の表示部に表示する（ステップ１０
３）。この表示方法はダイアルした日時が最近のものか
ら過去のにさかのぼって順に表示するとか、使用頻度の
高い順に表示する等の方法があり、ユーザーが表示方法
を選択するようにもでき、これにより目的の電話番号を
検索しやすい方法を選ぶ。ユーザは表示された電話番号
から、出力したい電話番号を選択する（ステップ１０
４）。

【００１８】短縮ダイヤルに登録してある電話番号から
選択する場合は、通信装置は登録されている電話番号を
操作部８の表示部に表示する（ステップ１０５）。ユー
ザは表示された電話番号から、出力したい電話番号を選
択する（ステップ１０６）。このようにして、電話番号
が選択されると、画像通信装置はプロッタ２に選択され
た電話番号のバーコードを印字する（ステップ１０
７）。

【００１９】この図２のフローチャートの場合は、最初
に操作部８でバーコード印字機能が選択されるが、スキ
ャナ１に原稿がセットされているか、あるいは原稿の画
像情報がバッファメモリ３に記憶されているかどうかに
よって自動的にバーコード印字機能を選択するように設
定することも可能である。この場合のフローチャートを
図３に示す。

【００２０】図３では動作が開始されると（ステップ２
００）、まずバーコードで印字出力する電話番号をどの
ような方法で入力するかの選択を行う（ステップ２０
１）。ステップ２０１からステップ２０６までは図２の
ステップ１０１からステップ１０６と同じであるのでこ
こでは説明を省略する。いずれかの方法で電話番号が選
択されると、画像通信装置は原稿センサ７により、スキ
ャナ１に原稿がセットされているかどうかの判断を行う
（ステップ２０７）。

【００２１】原稿がセットされていない場合は、入力さ
れた電話番号をプロッタ２に選択された電話番号のバー
コードを印字する（ステップ２０８）。ステップ２０７
で原稿がセツトされている場合は、入力された番号のバ
ーコードを出力するか、あるいはセツトした原稿を送信
するかを、操作部８の表示部を使ってユーザーに確認す
る（ステップ２０９）。

【００２２】バーコード印字出力が選択された場合は、
入力した電話番号のバーコードを出力する（ステップ２
１０）。原稿送信が選択された場合は、回線に接続し、
入力された電話番号にダイアルし、原稿を送信する（ス
テップ２１１）。

【００２３】以上の説明では、入力された電話番号で送
信を行うか、バーコードを印字するかのいずれかが選択
されるようになっていたが、送信ダイヤルを行いなが
ら、同時にそのダイヤル電話番号をバーコードに印字す
ることも可能である。

【００２４】

【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項１の
発明では、バーコード符号を印字する機能を選択するバ
ーコード機能選択手段を設け、このバーコード機能選択
手段でバーコード符号印字機能が選択されたときには、
ダイヤル操作手段からダイヤル入力した電話番号を画像
出力手段がバーコード符号として印字出力するようにし
た。これにより、画像通信装置の画像出力手段を用いて
バーコードの生成を行うことができるので特別にバーコ
ード生成装置を用意する必要がなく、電話番号を入力す
る通常の方法と同様に入力できるので、相手先電話番号
のバーコードの生成が簡単に行える。そうして、一度バ
ーコード化すれば、その後は、電話番号をダイヤル入力
する手間がかからず、また番号の入力ミスを回避するこ
とができる。

【００２５】本発明の請求項２の発明では、ダイヤル操
作手段で短縮番号を選択しダイヤル入力したときに、こ
の短縮番号に対応して短縮番号登録手段に登録されてい
る電話番号を画像出力手段がバーコード符号として出力
するようにした。これにより、短縮ダイヤルを用いて相
手先電話番号のバーコードの生成が簡単に行える。

【００２６】本発明の請求項３の発明では、過去にダイ
ヤルした電話番号を格納するデータ格納手段を有し、格
納されている電話番号を選択してダイヤル入力したとき
に、画像出力手段はこの選択された電話番号をバーコー
ド符号として出力するようにした。これにより、過去に
ダイアルした電話番号を用いて相手先電話番号のバーコ
ードの生成が簡単に行える。

【００２７】本発明の請求項４の発明では、バーコード
機能選択手段は画像読取手段に原稿が用意されていない
状態で、ダイヤル操作手段からのダイヤル入力があった
場合には自動的にバーコード符号印字機能を選択するよ
うにした。これにより、操作がいっそう容易になる。

【００２８】本発明の請求項５の発明では、バーコード
機能選択手段には、画像読取手段に手段に原稿が用意さ
れた状態で、ダイヤル操作手段からダイヤル入力があっ
た場合には、送信かバーコード機能選択の確認を行う機
能選択手段を設けた。これにより、本当はバーコードに
書き出したかったのに原稿を送信してしまつたり、ある
いは、原稿を送信するはずが、バーコードを書き出して
しまったりというようなユーザーのミスをなくすことが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の画像通信装置の一実施の形態の構成を
示すブロツク図。

【図２】本発明のバーコード印字機能の一実施の形態の
動作を説明するフローチヤート。

【図３】本発明のバーコード印字機能の他の実施の形態
の動作を説明するフローチヤート。

【符号の説明】

１ 画像読取手段としてのスキャナ ２ 画像出力手段としてのプロッタ ３ バッファメモリ ４ 符号圧縮復元部 ５ モデム ６ ＮＣＵ（網制御装置） ７ 原稿センサ ８ 操作部 ９ ＣＰＵ １０ ＲＡＭ １１ ＲＯＭ １２ データバス

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 原稿の画像を読み取る画像読取手段と、
   送信先電話番号を入力するダイヤル操作手段と、前記画
   像読取手段が読み取った画像信号をこのダイヤル手段が
   入力した電話番号の送信先に送信する画像信号送信手段
   と、送信されてきた画像信号を受信する画像信号受信手
   段と、この画像信号受信手段が受信した画像信号を出力
   する画像出力手段と、電話番号を短縮番号に対応して登
   録する短縮番号登録手段とを具備する画像通信装置にお
   いて、 バーコード符号を印字する機能を選択するバーコード機
   能選択手段を設け、このバーコード機能選択手段でバー
   コード符号印字機能を選択したときには、前記ダイヤル
   操作手段からダイヤル入力した電話番号を、前記画像出
   力手段がバーコード符号として出力することを特徴とす
   る画像通信装置。
2. 【請求項２】 前記バーコード機能選択手段でバーコー
   ド符号印字機能を選択し、前記ダイヤル操作手段で短縮
   番号を選択してダイヤル入力したときに、この短縮番号
   に対応して前記短縮番号登録手段に登録されている電話
   番号を前記画像出力手段がバーコード符号として出力す
   ることを特徴とする請求項１に記載の画像通信装置。
3. 【請求項３】 過去に接続した電話番号を格納するデー
   タ格納手段を有し、前記バーコード機能選択手段でバー
   コード符号印字機能を選択し、このデータ格納手段に格
   納されている電話番号を前記ダイヤル操作手段で選択し
   てダイヤル入力したときに、前記画像出力手段がこの選
   択された電話番号をバーコード符号として出力すること
   を特徴とする請求項１に記載の画像通信装置。
4. 【請求項４】 前記バーコード機能選択手段は前記画像
   読取手段に原稿が用意されていない状態で、前記ダイヤ
   ル操作手段からのダイヤル入力があった場合には自動的
   にバーコード符号印字機能を選択することを特徴とする
   請求項１ないし請求項３のいずれかに記載の画像通信装
   置。
5. 【請求項５】 前記バーコード機能選択手段は、前記画
   像読取手段に原稿が用意された状態で、前記ダイヤル操
   作手段からダイヤル入力があった場合には、送信かバー
   コード機能選択の確認を行う機能選択手段を具備するこ
   とを特徴とする請求項１ないし請求項４のいずれかに記
   載の画像通信装置。