JPH118648A - ネットワーク接続装置 - Google Patents

ネットワーク接続装置

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JPH118648A
JPH118648A JP9176361A JP17636197A JPH118648A JP H118648 A JPH118648 A JP H118648A JP 9176361 A JP9176361 A JP 9176361A JP 17636197 A JP17636197 A JP 17636197A JP H118648 A JPH118648 A JP H118648A
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JP
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address
global
frame
network
terminal device
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JP9176361A
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Hiroshi Hiraki
博史 平木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LAN内などでプライベートアドレスを使用
できるネットワークシステムにおいて、グローバルネッ
トワーク上でのアドレス重複というようなトラブルを防
いたりすることができるネットワーク接続装置を提供す
る。 【解決手段】 グローバルネットワークおよびLANに
接続され、LAN内の端末装置をグローバルネットワー
ク内の端末装置に接続し交信させるネットワーク接続装
置において、グローバルネットワーク内の端末装置に宛
てたフレームをLAN内の端末装置から受信すると、発
信元アドレス検出部14がフレームの発信元アドレスを
抽出し、フィルタアドレス設定部15に予め設定したア
ドレスフィルタデータに従って発信元アドレスフィルタ
部16が上記発信元アドレスがグローバルアドレスか否
かを判定し、グローバルアドレスでないならば、フレー
ム送信部17が上記フレームをグローバルネットワーク
へ送出することを禁止する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グローバルネット
ワークおよびLANに接続され、LAN内の端末装置を
グローバルネットワーク内の端末装置に接続し交信させ
る制御を行うネットワーク接続装置に係わり、特に、L
AN内のそれぞれの端末装置が、個別にグローバルアド
レスを持たなくてもグローバルネットワーク内の端末装
置と交信できるようにしたネットワーク接続装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】インターネットと称されるグローバルネ
ットワークが普及しつつある。図10に、グローバルネ
ットワーク1、LAN2a、2b、ネットワーク接続装
置3a、3b、端末装置4a、4b、4cなどから構成
されたネットワーク構成の一例を示す。このようなネッ
トワーク構成により、例えば、LAN2a内の端末装置
4aとLAN2b内の端末装置4bとの間で交信を行う
ことができる。つまり、端末装置4aは端末装置4bの
グローバルアドレスを指定してネットワーク接続装置3
aにフレームを送り、ネットワーク接続装置3aがその
フレームをグローバルネットワーク1に送出すると、グ
ローバルネットワーク1は上記グローバルアドレスおよ
び既に取得されているルーティング情報に従って上記フ
レームをネットワーク接続装置3bに送り、ネットワー
ク接続装置3bは上記グローバルアドレスに従って端末
装置4bに配信する。また、端末装置4bは受信したフ
レームから発信元グローバルアドレスを知り、そのアド
レスを宛先としてフレームを発信すると、同様にしてそ
のフレームが端末装置4aに配信される。
【0003】図11に、インターネットにおいてデータ
グラムと呼ばれているフレームのデータ構成の要部を示
す。図示するように、各フレームは発信元グローバルア
ドレス(インターネットではIPアドレスと称してい
る)および宛先グローバルアドレスを設定するフィール
ドを備えている。このようなフレームを有するインター
ネットの端末装置の総数は、上記グローバルアドレスフ
ィールドのビット数(桁数)から制約され、近年の爆発
的な端末数増大により、グローバルアドレスの不足が危
惧され始めている。インターネットにおけるこのような
グローバルアドレス不足の問題に対処するために、ロー
カルな系(例えばLAN)内の端末装置に対しては、グ
ローバルアドレスの代わりに、プライベートアドレスが
使用されるようになった。このプライベートアドレスに
よれば、外部とは接続しないことを前提に、ローカルな
系のなかで、つまり特定の組織内で自由にアドレスを定
義して使用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術のように、プライベートアドレスを使用できる
ようにした端末装置では、グローバルアドレスを有する
相手先に送信しようとするとき、発信元アドレスとし
て、しばしばプライベートアドレスが設定されてしま
う。そのため、相手先端末装置において返信を出す場
合、相手先において受信されたフレームに設定されたプ
ライベートアドレスを宛先アドレスとして使用してしま
い、アドレスが他の端末装置と重複するというようなト
ラブルが発生している。本発明の課題は、上記のような
従来の技術の問題を解決し、LAN内などでプライベー
トアドレスを使用できるようにしたネットワークシステ
ムにおいて、グローバルネットワーク上でのアドレス重
複というようなトラブルが生じるのを防げると共に、L
AN内のそれぞれの端末装置が、個別にグローバルアド
レスを持たなくてもグローバルネットワーク内の端末装
置と交信できるようにしたネットワーク接続装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、グローバルネットワ
ークおよびLANに接続され、LAN内の端末装置をグ
ローバルネットワーク内の端末装置に接続し交信させる
制御を行うネットワーク接続装置において、グローバル
ネットワーク内の端末装置に宛てたフレームをLAN内
の端末装置から受信したとき、上記フレームの発信元ア
ドレスがグローバルアドレスでないならば、上記フレー
ムをグローバルネットワークへ送出することを禁止する
送信制御手段を備えた。また、請求項2に記載の発明で
は、グローバルネットワークおよびLANに接続され、
LAN内の端末装置をグローバルネットワーク内の端末
装置に接続し交信させる制御を行うネットワーク接続装
置において、登録されているグローバルアドレスをLA
N内の端末間通信のためのプライベートアドレスに動的
に割り付けるアドレス割付け手段を備え、グローバルネ
ットワーク内の端末装置に宛てたフレームをLAN内の
端末装置から受信したとき、上記アドレス割付け手段に
より上記フレームから取得した発信元プライベートアド
レスにグローバルアドレスを割り付けて記憶手段に記憶
させると共に、上記フレーム内の発信元プライベートア
ドレスを上記グローバルアドレスに変換してグローバル
ネットワークへ送出し、上記グローバルアドレス宛のフ
レームをグローバルネットワークから受信すると、上記
記憶手段から上記グローバルアドレスが割り付けられた
プライベートアドレスを取得し、上記プライベートアド
レスの端末装置へ上記フレームを配信するように構成し
た。また、請求項3に記載の発明では、請求項2のネッ
トワーク接続装置において、前記アドレス割り付け手段
に、当該発信元プライベートアドレスがグローバルアド
レスに割り付けられていないときのみ上記発信元プライ
ベートアドレスをグローバルアドレスに割り付ける機能
を持たせた。
【0006】上記のように構成したので、請求項1に記
載の発明では、ネットワーク接続装置においてグローバ
ルネットワーク内の端末装置に宛てたフレームがLAN
内の端末装置から受信されたとき、上記フレームの発信
元アドレスがグローバルアドレスでないならば、上記フ
レームのグローバルネットワークへの送出が禁止され
る。したがって、返信時にグローバルアドレスでない宛
先アドレスが使用され、グローバルネットワーク上でア
ドレスが重複するというようなトラブルの発生を未然に
防ぐことができる。また、請求項2記載の発明では、グ
ローバルネットワーク内の端末装置に宛てたフレームが
LAN内の端末装置から受信されたとき、上記フレーム
の発信元プライベートアドレスにグローバルアドレスが
割り付けられ、上記フレーム内の発信元アドレスが上記
グローバルアドレスに変換されてグローバルネットワー
クへ送出される。一方、上記グローバルアドレス宛のフ
レームがグローバルネットワークから受信されると、上
記グローバルアドレスが割り付けられたプライベートア
ドレスの端末装置へ上記フレームが配信される。したが
って、確保するグローバルアドレスの数がLAN内の端
末装置の数より少なくてもLAN内の全ての端末装置が
グローバルネットワーク内の端末装置と交信することが
できる。また、請求項3記載の発明では、請求項2にお
いて、発信元プライベートアドレスがグローバルアドレ
スに割り付けられていないときのみ上記発信元アドレス
がグローバルアドレスに割り付けられるので、不要な割
り付け処理に時間を費やさないで済む。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態を詳細に説明する。図1は本発明に係るネットワー
ク接続装置を含むネットワークシステムの主要部の構成
例を示したものであり、ネットワークシステム全体の構
成は図10に示したものと同様である。図1において、
LAN2のネットワークトポロジーは図10に示したL
AN2a、2bと同じくバス型である。つまり、ネット
ワーク接続装置3と各端末装置4とを接続しているそれ
ぞれのケーブルはネットワーク接続装置3内で互いに接
続されている。なお、図1に示した端末装置4は、例え
ば、パーソナルコンピュータ、プリンタ、複合機能装置
などである。図2は、本発明の第1の実施の形態を示す
ネットワーク接続装置3の構成ブロック図である。図示
するように、このネットワーク接続装置1は、グローバ
ルネットワーク1へフレームを送出したり、グローバル
ネットワーク1からフレームを受信したりする外部接続
インタフェース部11、LAN2へフレームを送出した
り、LAN2からフレームを受信したりする端末接続イ
ンタフェース部12、端末接続インタフェース部12が
受信したフレームのなかから宛先物理アドレスがネット
ワーク接続装置であるフレームを取得するフレーム受信
部13、フレーム受信部13により取得されたフレーム
からデータグラムの発信元アドレスを抽出する発信元ア
ドレス検出部14、発信元アドレスがグローバルアドレ
スか否かを判定するためのアドレス判定データを設定し
ておくフィルタアドレス設定部15、フィルタアドレス
設定部15に設定されたアドレス判定データに基づいて
抽出された発信元アドレスがグローバルアドレスか否か
を判定しグローバルアドレスのフレームのみを後段に渡
す発信元アドレスフィルタ部16、発信元アドレスフィ
ルタ部16から渡されたフレームの送信処理を行うフレ
ーム送信部17などを備えている。なお、図2におい
て、矢印はデータの流れの方向を示している。
【0008】以下、この実施の形態の動作を図3に示す
フロー図に従って説明する。なお、ネットワーク接続装
置3のフィルタアドレス設定部15には、データグラム
の発信元アドレスがグローバルアドレスであるか否かを
判定するためのフィルタアドレスデータが予め設定され
ているものとする。まず、LAN2内のいずれかの端末
装置4からフレームが送出され、そのフレームがネット
ワーク接続装置3および他の端末装置4において受信さ
れる(S1)。前記のように、ネットワーク接続装置3
と各端末装置4とを接続しているケーブルがネットワー
ク接続装置3内で接続されているので、上記フレームは
他の端末装置4においても受信されるのである。図4
に、上記フレームの要部のデータ構成を示す。図4にお
いて、宛先物理アドレスおよび発信元物理アドレスと
は、データリンクレベルアドレスつまりLAN内の端末
装置間でフレームを授受するために端末装置4に付けら
れたアドレスであり、データグラムをグローバルネット
ワーク1へ送出する場合は、宛先物理アドレスとして、
ネットワーク接続装置3の物理アドレスが設定される。
上記のようなフレームが端末接続インタフェース部12
において受信されると、フレーム受信部13は端末接続
インタフェース部12により受信されたフレームの宛先
物理アドレスを抽出し、そのアドレスを予めフレーム受
信部13に設定されているネットワーク接続装置3の物
理アドレスと比較することにより、上記宛先物理アドレ
スがネットワーク接続装置3のアドレスであるか否かを
判定する(S2)。そして、ネットワーク接続装置3の
アドレスであると判定されれば(S2でYes)、受信
フレームを取得する(S3)。
【0009】それに対して、ネットワーク接続装置3の
アドレスでないと判定されれば(S2でNo)、端末接
続インタフェース部12で受信された上記フレームを無
視してこの動作フローから抜ける。つまり、上記フレー
ムは破棄される。但し、上記フレームは、端末接続イン
タフェース部12と同様の端末接続インタフェース部を
有する他のいずれかの端末装置4において宛先物理アド
レスが自分のアドレスであると判断され、その端末装置
4において取得される。続いて、発信元アドレス検出部
14が、フレーム受信部13により取得されたフレーム
からデータグラムヘッダ内の発信元IPアドレスフィー
ルドに設定されている発信元アドレスを抽出し(S
4)、発信元アドレスフィルタ部16は上記発信元アド
レスを取得すると、フィルタアドレス設定部15からそ
こに設定されているアドレスフィルタデータを参照し、
それに基づいて上記発信元アドレスがグローバルアドレ
ス(IPアドレス)であるか否かを判定する(S5)。
例えば、LAN2内で使用されるプライベートアドレス
を全てグローバルアドレスより小さい値にするとか、全
て大きい値にするとかして、所定値以上であれば、ある
いは所定値以下であればグローバルアドレスであると判
定するのである。
【0010】上記発信元アドレスがグローバルアドレス
であると判定されたならば(S5でYes)、フレーム
送信部7は上記フレームのデータグラム部分(図4参
照)を外部接続インタフェース部11を介し、グローバ
ルネットワーク1へ送出する(S6)。また、グローバ
ルアドレスでないと判定されたならば(S5でNo)、
上記フレームを廃棄し、つまりグローバルネットワーク
への送出を禁止し(S7)、その旨を示すメッセージを
図4に示したフレーム構成で作成し、そのフレームを端
末接続インタフェース部12を介して上記発信元物理ア
ドレスの端末装置4へ送出する。なお、外部接続インタ
フェース部11がグローバルネットワーク1からデータ
グラムを受信した場合は、その宛先グローバルアドレス
(IPアドレス)により求めた宛先物理アドレスと発信
元物理アドレスとしてのネットワーク接続装置3のアド
レスとを有するデータリンクヘッダを付加し、端末接続
インタフェース部12を介し、そのフレームを上記発信
元物理アドレスの端末装置4へ送信する。
【0011】以上のように、第1の実施の形態によれ
ば、グローバルネットワークを介してグローバルアドレ
スを有する相手先に送信しようとするとき、データグラ
ムの発信元アドレスとして、プライベートアドレスが設
定されていると、そのフレーム(データグラム)のグロ
ーバルネットワークへの送出が禁止されるので、相手先
端末装置において返信を出す場合、相手先において受信
されたフレームに設定されたプライベートアドレスを宛
先アドレスとして使用することがなくなり、その結果、
アドレスが他の端末装置と重複するというようなトラブ
ルを防ぐことができる。
【0012】図5は、本発明の第2の実施の形態を示す
ネットワーク接続装置の構成ブロック図である。図示す
るように、この実施の形態のネットワーク接続装置は、
外部接続インタフェース部11、端末接続インタフェー
ス部12、フレーム受信部13、及び発信元アドレス検
出部14に加え、予めグローバルアドレスを登録してお
くグローバルアドレス登録部18、発信元アドレス検出
部14により抽出された発信元プライベートアドレスを
グローバルアドレス登録部18から取得したグローバル
アドレスに動的に対応付けてテーブルに記憶させるアド
レス変換テーブル部19、発信元プライベートアドレス
を上記テーブルに従って対応付けられたグローバルアド
レスに変換する発信元アドレス変換部20、外部接続イ
ンタフェース部11により受信されたグローバルネット
ワークからのフレームを取得するフレーム受信部21、
上記フレームから宛先グローバルアドレスを抽出する宛
先アドレス検出部22、アドレス変換テーブル部19の
テーブルに従って上記グローバルアドレスを対応付けら
れたプライベートアドレスに変換する宛先アドレス変換
部23、データグラムの宛先アドレスがプライベートア
ドレスに変換されたフレームにデータリンクヘッダを付
加し、端末接続インタフェース部12を介して宛先端末
装置へフレームを送出するフレーム送信部24、等を備
えている。
【0013】以下、図6及び図7に示す動作フローなど
に従ってこの実施の形態の動作を説明する。なお、グロ
ーバルアドレス登録部18には、図8に示すように、こ
のLANに割り付けられたグローバルアドレスが登録さ
れている。但し、この実施の形態では、上記グローバル
アドレス数はLAN内の端末装置4の数よりも少なくて
よい。図8において、使用状態とは、そのグローバルア
ドレスが特定のプライベートアドレスに割り付け(対応
付け)られているか否かを示しており、割り付けられて
いる場合は1、割り付けられていない場合は0で示され
ている。
【0014】図6に示した動作フローはLAN内の端末
装置がネットワーク接続装置3を介してグローバルネッ
トワーク1へフレームを出す場合の動作内容を示してい
る。図6中のステップS11〜ステップS14は第1の
実施の形態(図3)のステップ1〜ステップ4と同じで
あるので説明を省略する。ステップS15においては、
図9に示すように、抽出された発信元プライベートアド
レスにグローバルアドレス登録部18から取得したグロ
ーバルアドレスを割り付ける(但し、上記プライベート
アドレスへグローバルアドレスが割り付けられていない
とき)。なお、グローバルアドレス登録部18からのグ
ローバルアドレス取得に際しては、アドレス変換テーブ
ル部19がグローバルアドレス登録部18内のテーブル
(図8)を検索し、使用状態が0のグローバルアドレス
を取得し、その使用状態を1にする。アドレス変換テー
ブル部19は、グローバルアドレスを取得すると、グロ
ーバルアドレス登録部18の使用状態0のグローバルア
ドレスが所定数以下になるまではグローバルアドレスを
返却しない。所定数以下になったときは、先に取得した
順に返却する。但し、返却しようとしたグローバルアド
レスが通信中(後述)であれば、返却順が次のグローバ
ルアドレスを返却する。したがって、ステップS15に
おける割り付けは毎回行われるわけではないが、このス
テップにおいて必ず図9に示した通信中フィールドが1
にセットされる。通信中フィールドは上記テーブルの通
信中である場合は1、通信中でない場合は0にセットさ
れる。
【0015】続いて、発信元アドレス変換部20がアド
レス変換テーブル部19内のテーブルを参照し、データ
グラムヘッダの発信元プライベートアドレスをそれに割
り付けられた(対応付けられた)グローバルアドレスに
変換し(S16)、そのような変換が行われたデータグ
ラム(フレーム)を、フレーム送信部17がグローバル
ネットワーク1へ送出させる(S17)。グローバルネ
ットワーク1からフレームを受信する場合は、図7に示
すように、まず、外部接続インタフェース部11におい
てデータグラム(フレーム)が受信される(S21)。
そして、このデータグラムがフレーム受信部21におい
て取得されると(S22)、宛先アドレス検出部22は
上記データグラムから宛先アドレスを抽出し、それを宛
先アドレス変換部23に渡す。
【0016】続いて、宛先アドレス変換部23は、アド
レス変換テーブル部19内のテーブルを参照し、取得し
た宛先アドレス(グローバルアドレス)が上記テーブル
に設定されているか否かを判定する(S23)。少なく
とも、上記受信データグラムがこのネットワーク接続装
置3から送出されたデータグラムに対する返信であるな
らば、上記テーブルに上記グローバルアドレスが設定さ
れており、この場合(S23でYes)、宛先アドレス
変換部23は上記テーブルから上記グローバルアドレス
に対応付けられたプライベートアドレスを取得し、デー
タグラムヘッダの宛先アドレスを取得したプライベート
アドレスに書き換える(S24)。また、図9に示した
上記テーブルの通信中か否かを示す通信中フィールドを
0に戻す。このようなデータグラムがフレーム送信部2
4に渡されると、フレーム送信部24は、変換された宛先
アドレス(プライベートアドレス)に基づいて宛先物理
アドレスなどを設定したデータリンクヘッダをデータグ
ラムに付加する(S25)。そして、データリンクヘッ
ダが付加されたフレームをLAN内の端末装置4へ送信
する(S26)。一方、ステップS23において宛先グ
ローバルアドレスがテーブルに設定されていないと判定
されたならば(S23でNo)、受信したデータグラム
(フレーム)を破棄してこの動作フローを抜ける。
【0017】なお、グローバルネットワーク内の端末装
置がこのLAN内の端末装置4へ返信でない電子メール
などを送る場合は、発信側は例えばデータグラムの宛先
アドレスフィールドにLAN2内のメールサーバ(図示
していない)のグローバルアドレスを設定して送る。こ
のグローバルアドレスをアドレス変換テーブル部19のテ
ーブルに常に設定しておき、また、LAN内のそれぞれ
の端末装置4の利用者の名前を端末装置4の物理アドレ
スと対応付けて上記メールサーバに登録しておくと共
に、メール発信者は宛先として利用者の名前を指定す
る。そうすると、アプリケーションレベルプロトコルと
しての電子メールプロトコルに従い、上記名前が電子メ
ールと共にメールサーバで取得され、メールサーバは上
記名前と登録されている名前とを対応付けメール配信を
行う。
【0018】このように第2の実施の形態によれば、グ
ローバルネットワーク内の端末装置4に宛てたフレーム
がLAN内の端末装置4から受信されたとき、上記フレ
ームの発信元プライベートアドレスにグローバルアドレ
スが割り付けられ、上記フレーム内の発信元アドレスが
上記グローバルアドレスに変換されてグローバルネット
ワークへ送出され、上記グローバルアドレス宛のフレー
ムがグローバルネットワークから受信されると、上記グ
ローバルアドレスが割り付けられたプライベートアドレ
スの端末装置4へ上記フレームが配信されるので、確保
するグローバルアドレスの数がLAN内の端末装置4の
数より少なくても、LAN内の全ての端末装置4がグロ
ーバルネットワーク内の端末装置4と交信することが可
能になる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば以下
のような優れた効果を発揮できる。請求項1に記載の発
明では、ネットワーク接続装置においてグローバルネッ
トワーク内の端末装置に宛てたフレームがLAN内の端
末装置から受信されたとき、上記フレームの発信元アド
レスがグローバルアドレスでないならば、上記フレーム
のグローバルネットワークへの送出が禁止されるので、
返信時にグローバルアドレスでない宛先アドレスが使用
されてトラブルが発生するのを防ぐことができる。ま
た、請求項2に記載の発明では、グローバルネットワー
ク内の端末装置に宛てたフレームがLAN内の端末装置
から受信されたとき、上記フレームの発信元プライベー
トアドレスにグローバルアドレスが割り付けられ、上記
フレーム内の発信元アドレスが上記グローバルアドレス
に変換されてグローバルネットワークへ送出され、上記
グローバルアドレス宛のフレームがグローバルネットワ
ークから受信されると、上記グローバルアドレスが割り
付けられたプライベートアドレスの端末装置へ上記フレ
ームが配信されるので、確保するグローバルアドレスの
数がLAN内の端末装置の数より少なくてもLAN内の
全ての端末装置がグローバルネットワーク内の端末装置
と交信することができる。また、請求項3に記載の発明
では、請求項2の効果に加えて、発信元プライベートア
ドレスがグローバルアドレスに割り付けられていないと
きのみ上記発信元アドレスがグローバルアドレスに割り
付けられるので、そのような際は、割り付け処理に時間
を費やさないで済むようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットワーク接続装置を含むネッ
トワークシステムの主要部の構成例を示すシステム構成
図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示すネットワーク
接続装置の構成ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるネットワー
ク接続装置の動作フロー図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態のネットワーク接続
装置に係わるフレーム要部のデータ構成図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すネットワーク
接続装置の構成ブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるネットワー
ク接続装置の動作フロー図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるネットワー
ク接続装置の他の動作フロー図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるネットワー
ク接続装置の要部のデータ構成図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態におけるネットワー
ク接続装置の要部の他のデータ構成図である。
【図10】従来技術によるネットワーク接続装置を含む
システムの一例を示すシステム構成図である。
【図11】従来技術および本発明のネットワーク接続装
置に係わるフレーム要部のデータ構成図である。
【符号の説明】
1 グローバルネットワーク、2 LAN、3 ネット
ワーク接続装置、4端末装置、11 外部接続インタ
フェース部、12 端末接続インタフェース部、14
発信元アドレス検出部、15 フィルタアドレス設定
部、16 発信元アドレスフィルタ部、18 グローバ
ルアドレス登録部、19 アドレス変換テーブル部、
20 発信元アドレス変換部、22 宛先アドレス検
出部、23 宛先アドレス変換部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グローバルネットワークおよびLANに
    接続され、LAN内の端末装置をグローバルネットワー
    ク内の端末装置に接続し交信させる制御を行うネットワ
    ーク接続装置において、 グローバルネットワーク内の端末装置に宛てたフレーム
    をLAN内の端末装置から受信したとき、上記フレーム
    の発信元アドレスがグローバルアドレスでないならば、
    上記フレームをグローバルネットワークへ送出すること
    を禁止する送信制御手段を備えたことを特徴とするネッ
    トワーク接続装置。
  2. 【請求項2】 グローバルネットワークおよびLANに
    接続され、LAN内の端末装置をグローバルネットワー
    ク内の端末装置に接続し交信させる制御を行うネットワ
    ーク接続装置において、 登録されているグローバルアドレスをLAN内の端末間
    通信用のプライベートアドレスに動的に割り付けるアド
    レス割付け手段を備え、グローバルネットワーク内の端
    末装置に宛てたフレームをLAN内の端末装置から受信
    したとき、上記アドレス割付け手段により上記フレーム
    から取得した発信元プライベートアドレスにグローバル
    アドレスを割り付けて記憶手段に記憶させると共に、上
    記フレーム内の発信元プライベートアドレスを上記グロ
    ーバルアドレスに変換してグローバルネットワークへ送
    出し、上記グローバルアドレス宛のフレームをグローバ
    ルネットワークから受信すると、上記記憶手段から上記
    グローバルアドレスが割り付けられたプライベートアド
    レスを取得し、上記プライベートアドレスの端末装置へ
    上記フレームを配信するようにしたことを特徴とするネ
    ットワーク接続装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のネットワーク接続装置
    において、前記アドレス割り付け手段は、当該発信元プ
    ライベートアドレスがグローバルアドレスに割り付けら
    れていないときのみ上記発信元プライベートアドレスを
    グローバルアドレスに割り付けるように構成されている
    ことを特徴とするネットワーク接続装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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