JPH1185705A - アクセス権取得/判定方法,アクセス権取得/判定装置,アクセス権取得/判定機能付電子カメラ装置および携帯型電話機 - Google Patents

アクセス権取得/判定方法,アクセス権取得/判定装置,アクセス権取得/判定機能付電子カメラ装置および携帯型電話機

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JPH1185705A
JPH1185705A JP9257564A JP25756497A JPH1185705A JP H1185705 A JPH1185705 A JP H1185705A JP 9257564 A JP9257564 A JP 9257564A JP 25756497 A JP25756497 A JP 25756497A JP H1185705 A JPH1185705 A JP H1185705A
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Wataru Ebihara
渡 海老原
Junji Yamaguchi
淳司 山口
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像をアクセス権取得手段とする簡易なアク
セス権取得/判定方法の提供と、各種機器に組込んでア
クセス権取得およびアクセス権の有無を判定する小型/
安価なアクセス権取得/判定装置、例えば、アクセス権
取得/判定機能付の電子カメラ装置または携帯型電話機
の提供。 【解決手段】 アクセス権取得/判定装置100は画像
入力系10から画像を入力し、予め登録部60で記録部
70に登録した照合用特徴データを用いて照合部50で
入力画像の特徴の一致度を調べてアクセス権の有無を判
定する。照合部60の判定結果は機器200の処理系2
10に与えられる。機器200の処理系210は照合部
60の判定結果により当該機器用の処理を開始し、或い
は開始しない。また、アクセス権は登録部60により画
像入力系10から入力した画像を記録部70に照合用画
像として登録することによってなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像部を備えて、
撮像した画像をアクセス権取得/判定に用いる小型電子
機器、特に、アクセス権取得/判定機能付電子カメラ装
置または携帯型電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】財産や情報(主に文書)を他人から保護
するために歴史的には古来から現代に至る機械的な錠前
と鍵を用いた施錠による保護方法や、近代的技術を加味
した電子錠による保護方法がある。
【0003】また、コンピュータ装置や通信回線に接続
する端末装置等ではデータベースに蓄積されたデータの
保護や個人情報の保護を行なうため、それらにアクセス
する者を一定資格のものに制限するためのパスワードを
設けている例が多い。パスワードは一定の桁数の文字列
からなり、その組合せによりデータに対するアクセス内
容に差別を設けている例が多いが、最も単純で普及して
いる例としては、4桁の暗証番号(パスワード)で個人
の預金の出し入れが可能なキャッシュ・ディスペンサー
があり、やや複雑な例ではインターネットやパソコン通
信での暗証番号がある。更に、重要な施設(例えば、計
算機室)や建物等ではそれらに立入る人物を制限するた
めに掌紋の照合や瞳(網膜)の照合を行なっている例も
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の施錠による保護
やデータの保護および施設への立入り制限は財産やデー
タ等を収容するものに対するアクセス(接近)の制限に
ほかならず、資格者(財産の所有者、データの管理者、
ネットワークの会員、施設の従業員等の金庫やデータベ
ース或いは施設使用に関するアクセス権を持っているも
の)以外のアクセスを制限(禁止)し、資格者に対して
はアクセスを許すものである。
【0005】また、このようなアクセス権の有無による
機器やデータ使用の許可/不許可は、例えば、近年、普
及著しい携帯電話の使用許可にも応用できる。携帯電話
の例では、置忘れの場合の他人による使用防止、家族内
での使用制限(例えば、未成年の子供には特定の番組
(例えば、Q2ダイヤル)にアクセスできなくしたり、
社用携帯電話の使用制限等にも応用できる。なお、携帯
電話の場合は、通常、本人以外の者に使われないこと
(すなわち、アクセスされないこと)を目的に、セキュ
リティー・ロックがオプションとして設けられている例
が多いが、これは、前述のパスワードによるアクセス制
限に相当する。
【0006】上述のアクセス権は従来技術では通常は前
述したように施錠やパスワードの設定によっており、特
殊な例では掌紋や瞳の照合が行なわれているが、(イ)
施錠の場合は合鍵が作りやすく、また物理的外力により
破壊が可能であるという問題点があり、(ロ)パスワー
ドの場合はパスワードを盗まれればアクセスが容易とな
る点、桁数が4桁程度では試行錯誤により解読されやす
い点、忘れやすいので生年月日や電話番号をパスワード
とする例が多く、これも解読を容易とする原因となって
いるという問題点があり、この点を改善するために桁数
を多くしたり、入力段階を増やしたりすると憶え切れず
結局メモにたよらざるを得ず、メモを入手したものにア
クセスされる可能性があるという問題点があり、さらに
は、如何なる暗号も最終的には解読が可能であるという
問題点がある。(ハ)また、前述の掌紋や瞳の照合によ
るアクセス権の取得方法は画像認識技術を応用したもの
であり、他人の掌紋や瞳では一致がないのでセキュリテ
ィ−上望ましいが、装置が複雑、大型、高価であり、特
殊な施設を除いて普及がないという事実があり、例え
ば、セキュリティー・ロックに代えて安価で小型の携帯
電話のアクセス制限を行なうことは事実上不可能である
という問題点がある。
【0007】一方、画像入力は従来は特殊なカメラやス
キャナーで行なわれていたが、近年、普及/開発の著し
い大衆型製品であるデジタルカメラが電子写真機として
だけではなく、画像入力装置として用いられつつある。
【0008】ここで、発明者は、デジタルカメラ或いは
スキャナーの画像データ化手法を用いて画像を取得し、
それを各種機器のアクセス用キー(パスイメージ)とし
て用い、登録画像と照合してアクセスの可否を判定する
装置を構成できれば、上記各機器の小型/安価なアクセ
ス権判定装置として用いることができるという着想を得
た。
【0009】本発明は、上記各問題点の解決と上記着想
の実現を目的になされたものであり、画像をアクセス用
キー(パスイメージ)とする簡易なアクセス権取得/判
定方法の提供と、各種機器に組込んでアクセス権の取得
およびアクセス権の有無を判定する小型/安価なアクセ
ス権取得/判定装置、例えば、アクセス権取得/判定機
能付の電子カメラ装置または携帯型電話機の提供を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のアクセス権取得方法は、機器の使用または
データの記録/読み出しに関するアクセス権の有無を判
定するアクセスキーとしての画像を入力して画像データ
に変換する工程と、画像データからその特徴を抽出して
特徴データを得る工程と、特徴データを照合用特徴デー
タとして記録媒体に記録する工程を有することを特徴と
する。この場合、上記記録する工程を、照合用特徴デー
タおよび対応の画像データを記録媒体に記録する工程と
してもよい。また、上記記録する工程を、同一の機器ま
たはデータに関する複数のアクセスキーの特徴データを
照合用特徴データとして記録媒体に記録する工程を含む
ように構成してもよい。
【0011】また、本発明のアクセス権判定方法は、機
器の使用またはデータの記録/読み出しに関するアクセ
ス権の有無を判定するアクセスキーとしての画像を入力
して画像データに変換する工程と、前記画像データから
その特徴を抽出して特徴データを得る工程と、上記各記
録媒体から照合用特徴データを読み出す工程と、特徴デ
ータと照合用特徴データを照合して一致度を得る工程
と、一致度からアクセス権の有無を判定する工程を有す
ることを特徴とする。
【0012】また、本発明のアクセス権取得/判定装置
は、画像を入力して画像データを得る画像入力系と、画
像入力形から受け取った画像データの特徴と登録した画
像データの特徴とを照合して一致度を得る照合手段と、
一致度と閾値を比較してアクセス権の有無を判定する判
定手段とを含む画像入力手段を備えている。
【0013】この場合、画像入力手段が、アクセス権判
定時に画像入力系から受け取った画像データからその特
徴を抽出して特徴データを生成する特徴抽出手段と、ア
クセス権取得時に前記画像入力系から受け取った画像デ
ータまたは前記生成した特徴データを記録媒体に記録す
る登録手段を備えるように構成してもよい。
【0014】また、更に、登録手段が録媒体に照合用特
徴データと共に対応の入力画像データを記録するように
構成してもよく、記録手段が、記録媒体に、同一の機器
またはデータに関する複数のアクセスキーの特徴データ
を照合用特徴データとして記録する手段を含むよう構成
してもよい。
【0015】また、本発明の電子カメラ装置は、撮像部
から受け取った画像データの特徴と登録した画像データ
の特徴とを照合して一致度を得る照合手段と、前記一致
度と閾値を比較してアクセス権の有無を判定する判定手
段とを含むことを特徴とする。
【0016】なお、上記電子カメラ装置において、更
に、アクセス権判定時に撮像部から受け取った画像デー
タからその特徴を抽出して特徴データを生成する特徴抽
出手段と、アクセス権取得時に撮像部から受け取った画
像データまたは生成した特徴データを記録媒体に記録す
る登録手段を備えるように構成してもよい。
【0017】また、本発明の携帯型電話機は、被写体を
撮像して画像データを得る撮像部と、記録媒体に前記画
像データを記録する記録部と、撮像部から受け取った画
像データの特徴と登録した画像データの特徴とを照合し
て一致度を得る照合手段と、一致度と閾値を比較してア
クセス権の有無を判定する判定手段とを備え、アクセス
権取得/判定可能であることを特徴とする。
【0018】なお、上記携帯型電話機において、アクセ
ス権判定時に撮像部から受け取った画像データからその
特徴を抽出して特徴データを生成する特徴抽出手段と、
アクセス権取得時に撮像部から受け取った画像データま
たは生成した特徴データを記録媒体に記録する登録手段
を備るように構成してもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明のアクセス権取得/
判定装置を用いた機器の概要説明図であり、機器200
はアクセス権取得/判定装置100を有している。アク
セス権取得/判定装置100は画像入力系10から画像
(以下、パスイメージ)を入力し、予め登録部50で記
録部70に登録した照合用特徴データを用いて照合部6
0で入力画像との一致度(或いは類似度)を調べてアク
セス権の有無を判定する。照合部60の判定結果は機器
200の処理系210に与えられる。機器200の処理
系210は照合部60の判定結果により当該機器用の処
理を開始し、或いは開始しない。
【0020】アクセス用キー(パスイメージ)とする画
像は、アクセス権者の顔、指紋、瞳(網膜)等の一身専
属的なものの他、会社の襟章(パッジ)、名刺、銀行カ
ード、階級章等身分を示すものや或いはカラーカードや
特定のイメージや文や、キャラクターや意匠字等でもよ
く、アクセス権者を識別可能でかつ画像化可能なもので
あればよい。
【0021】図2は、図1のアクセス権取得/判定装置
100の回路構成例を示すブロック図、図3は図2の画
像入力系10、表示部40および記録部70の一実施例
を示すブロック図である。
【0022】図2で、アクセス権取得/判定装置100
はパスイメージから画像データを得る画像入力系10
と、アクセス権取得/判定装置100全体の動作制御を
行なう制御部20と、ユーザによって操作された指示結
果を制御部20に与える操作部30と、登録時或いは登
録変更時にパスイメージを表示部の画面に表示したり、
アクセス権登録や照合時に指示メッセージ或いはメニュ
ー等を表示する表示部40と、記録部70にパスイメー
ジの画像データおよび照合用特徴データを登録したり、
登録された画像データおよび照合用特徴データを変更・
更新/消去する登録部50と、入力されたパスイメージ
の特徴データと記録部50に登録されている照合用特徴
データの一致度(或いは類似度)を調べてアクセス権の
有無を判定する照合部60と、画像データおよび照合用
特徴データを記録する記録部70を含んでいる。なお、
図2で記号90はバスラインを示す。
【0023】画像入力系10は図3に示すように、光学
系11,信号変換部12,信号処理部13を有してい
る。例えば、顔や通常の画像をパスイメージとして入力
する場合にはデジタルカメラの画像入力系の相当部分を
用いてもよく、指紋をパスイメージとして用いる場合に
はスキャナーの画像入力系の相当部分を用いてもよい。
なお、デジタルカメラの画像入力系を用いる場合、光学
機構は接写モード用のものが相当する。
【0024】光学系11は、撮像レンズおよび絞り等の
光学系機構11を含み、被写体(パスイメージ)からの
光を後段の信号変換部12のCCD上に結像させる。信
号変換部12は、CCD,A/D変換部およびCCD駆
動信号生成回路を含み、前段の光学系11を介してCC
Dに結像した画像を電気信号に変換すると共にデジタル
データ(以下、画像データ)に変換してRAM22に一
時的に記憶させる。なお、図示していないが、画像用メ
モリーとしてDRAMを設け画像データを一時的に記憶
させるようにしてもよい。
【0025】信号処理部13は、RAM22或いはフラ
ッシメモリー71から読み出した画像データを映像信号
に変換してVRAM(ビデオRAM)41に展開する。
なお、信号処理部13を、画像データをJPEG方式等
の圧縮方式により圧縮してRAM22(或いはDRA
M)に格納し、RAM22からの画像データに伸張処理
を施した後、映像信号に変換してVRAM(ビデオRA
M)41に展開するように構成してもよい。
【0026】制御部20はCPU21、RAM22、及
びROM23を有しており、上述の各回路および図示し
ない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接続
し、ROM23内に格納された制御プログラムによりデ
ジタルカメラ200全体の動作を制御する。また、制御
部20はROM23内に格納されたアクセス権取得/判
定処理手段110(図5)を実行してアクセス権取得モ
ードおよびアクセス権判定モードの実行制御を行なう。
なお、制御部20を機器200の処理系210の制御部
と物理的に同一としてもよい。
【0027】RAM22はデータ或いは処理結果の一時
記憶および中間作業領域等に用いられる。
【0028】ROM23は上述の制御プログラムと、登
録部50および照合部60をプログラムで構成した場合
(後述)のアクセス権取得/判定手段110およびアク
セス権取得/判定装置100のその他の各機能を実行さ
せるためのプログラムを記録する記録媒体であり、PR
OM、FROM(フラッシュROM)等が用いられる。
なお、これらプログラムをROM23以外のリムーバブ
ルな記録媒体(例えば、記録媒体61(後述))に格納
するように構成することもできる。
【0029】操作部30はアクセス権取得および判定の
ための各種ボタン(或いはキーまたはスイッチ)を有し
ている。これらのボタンは機器200の操作部(図示せ
ず)のボタン等(例えば、キーボード)と兼用できる。
操作部30の各種ボタンが操作されるとその結果が電気
信号(デジタルコード)変換され、バス90を介してC
PU21に入力される。CPU21は受け取った電気信
号を基にこれらのボタン(キー)の状態フラグをRAM
22の操作状態フラグ領域にセットする。
【0030】表示部40は図3に示すようにVRAM4
1,VRAM42,および液晶ディスプレイ43からな
り、アクセス権設定(登録)時に画像入力系10から入
力されたパスイメージを表示したり、設定(登録)画像
変更時に記録部60で記録媒体から読み出された画像デ
ータの再生結果をパスイメージとして画面上に表示した
り、ヒント画像を表示してパスイメージを連想させて思
い出させたり、アクセス権取得/設定時に必要なメニュ
ーまたはメッセージを表示する。
【0031】なお、VRAM41およびVRAM42は
画像表示用のイメージ(画像イメージ)をビットマップ
で展開する画像表示用メモリーであり、液晶ディスプレ
イ(LCD)43の電源がオン(ON)であれば、VR
AM41およびVRAM42上の画像データが液晶ディ
スプレイ43に画像表示される。VRAM42には画像
データのほか、制御部20を介して画像番号、メニュー
データおよびメッセージデータ等がイメージ展開され、
これらを液晶ディスプレイ43に表示する場合がある。
さらに、VRAM41上の画像イメージとVRAM42
上のイメージを液晶ディスプレイ43に合成(重畳)し
て表示できる。また、表示部40の表示用画面を機器2
00のモニター画面(例えば、パソコンや端末のモニタ
ー画面や携帯電話器の表示用ディスプレイ等)と兼用す
ることができる。また、図2の例では画像表示用メモリ
ーを2個(VRAM41,42)設けたが、VRAMを
1個としてもよい。
【0032】登録部50は、アクセス権取得時に、入力
系10で得たパスイメージのイメージデータ(画像デー
タ)の特徴を抽出して照合用特徴データとして画像デー
タと共に記録部70の記録媒体に記録(登録)する。ま
た、登録部50は制御部20の制御の下に記録媒体への
画像データおよび特徴データ等の登録の他、登録した画
像データおよび特徴データ等の変更・更新、削除が可能
であり、変更・更新、削除の場合には画像データを再生
して表示部40に表示する。
【0033】照合部60は画像入力系10で得たアクセ
ス権判定の対象であるパスイメージから特徴データ抽出
を抽出して記録媒体に登録されている照合用特徴データ
と比較しその一致度(類似度)によりアクセス権の有無
を判定する。
【0034】記録部70は記録媒体としてのフラッシュ
メモリー71を有し、CPU21の制御によりフラッシ
ュメモリー71上に画像入力系10からの画像データや
照合用特徴データおよびアクセス権の優先順位や優先順
位に対応する書込領域等の情報を登録した登録リストを
記録し、また、フラッシュメモリー71からそれらデー
タや情報或いは登録リストを読み出してRAM22(或
いは、DRAM14)に転送する。なお、記録部70に
よるデータの転送はDMA(ダイレクトメモリーアクセ
ス方式)によって行なわれるよう構成することが望まし
く、登録リストはフラッシュメモリー71の先頭に格納
されることが望ましい。また、フラッシュメモリー71
を機器200の他の記録媒体と兼用するように構成して
もよい。
【0035】上記図2、図3の説明では、登録部50お
よび照合部60をハードウエアで構成しているが、これ
らをプログラムで構成することもできる。以下の説明で
は登録部50および照合部60をプログラム(アクセス
権取得/判定手段110)で構成し、アクセス権取得/
判定手段110がROM23に格納(記録)されている
ものとして説明する。
【0036】<処理モード>図4は機器200の処理モ
ードの構成例を示す説明図であり、処理モードはアクセ
ス権取得/判定モードと機器200の各処理モードから
なり、アクセス権取得/判定モードはアクセス権取得モ
ードとアクセス権判定モードからなる。
【0037】アクセス権取得/判定モード或いは機器2
00の各処理モードへの移行は機器200の有する処理
手段(プログラム)によって規定され、機器200の操
作部或いはアクセス権取得/判定装置100の操作部4
0に設けられた、ボタン、キー、の選択スイッチの操
作、或いは表示部50の画面にモード選択メニューを表
示し、表示部40での選択操作により選択される。制御
部20は操作部40からのモード選択信号を受け取る
と、選択された処理モードに制御を移す。なお、アクセ
ス権有りの判定がなされたのち受け取ったモード選択信
号は、機器200側の処理モードを意味するものとして
機器200の制御部に送る。
【0038】また、機器200の操作部からモード選択
指示を行なう場合には制御部20が当該操作部からのモ
ード選択信号を受け取るように構成してもよいし、機器
200の制御部が当該操作部からのモード選択信号を受
け取って、それがアクセス権取得モード或いはアクセス
権取得モードを意味する場合にモード選択信号を制御部
20に送るように構成してもよい。
【0039】アクセス権取得モードでは撮像したパスイ
メージ像が画像入力系10で処理され、アクセス権取得
/判定手段110による特徴データ抽出処理を経て画像
データおよびその画像の特徴データ(照合用特徴デー
タ)等をフラッシュメモリー71に記録(登録)する。
アクセス権取得モードでは画像データおよび特徴データ
等の登録の他、変更・更新、削除が可能であり、変更・
更新、削除の場合には画像データの再生表示を行なう。
また、アクセス権判定モードでは撮像したパスイメージ
の像が画像入力系10で処理され、アクセス権取得/判
定手段110による特徴データ抽出処理および照合処理
等を経て当該機器200に対するアクセス権の有無を判
定する。
【0040】<アクセス権取得/判定手段> [アクセス権取得/判定(1)]図5はアクセス権取得
/判定手段110の構成例を示すブロック図であり、ア
クセス権取得/判定手段110はアクセス権取得手段1
11(破線で囲んだ部分)とアクセス権判定手段112
(実線で囲んだ部分)を有している。
【0041】アクセス権取得手段111は、アクセス権
取得モード下で、画像入力系10からの画像データ(イ
メージデータ)からその特徴を抽出する特徴データ抽出
手段113と、照合用特徴データとして画像データおよ
び登録リスト登録情報と共にフラッシュメモリー71に
記録(登録)する登録手段1111と、登録キー(すな
わち、特徴データと画像データ)の変更、更新を行なう
変更手段1112と削除手段1113を含んでいる。
【0042】変更手段1112と削除手段1113はア
クセス権の有無をアクセス権取得判定手段112で判定
し、アクセス権がある場合のみ実行できる。また、登録
の際にフラッシュメモリー71に記録された画像データ
は登録手段1111、変更手段1112或いは削除手段
1113による登録、変更或いは削除の際に再生され、
液晶ディスプレイ43に表示される。また、登録手段1
111、変更手段1112は登録情報として後述のプラ
イオリティーや条件、領域、対象機器の範囲等を登録す
ることができる。
【0043】アクセス権判定手段112は、アクセス権
判定モード下で、画像入力系10からの画像データから
その特徴を抽出する特徴データ抽出手段113と、抽出
した特徴データとアクセス権取得手段111によりフラ
ッシュメモリー71に登録されている照合用特徴データ
とを照合し、一致度を得る照合手段1121と、一致度
と閾値を比較して一致不一致(機器200へのアクセス
権の有無)を判定する判定手段1122を含む。判定手
段1122でアクセス権有りと判定した場合には機器2
00の処理系201(或いは処理モード)に制御を移
す。また、アクセス権なしと判定した場合には機器20
0の処理系201に制御を移すことなく画像の再入力を
促すか、処理を終らせるか、警報(警告)を発する。
【0044】特徴データ抽出手段113は、画像入力系
10からの画像データからその特徴を抽出する。抽出す
る特徴はパスイメージとなる像の特徴であり、例えば、
パスイメージが顔の場合には顔の輪郭、眉、目、鼻、
口、耳の位置や大きさ、太さや角度、形状、眉と眉、目
と目の間隔や、眉、目、鼻、口の相対的位置間隔、ホク
ロやイボの有無や位置等、また、男女の性差識別のため
には唇の色等を特徴として抽出し、数量化して特徴デー
タとすることができる。また、上述のような部分的特徴
ではなく、顔全体のイメージを処理してイメージ的な特
徴(類似特徴)データを生成するようにしてもよい。こ
の場合は顔の正面イメージから横顔や下向き、上向きの
顔形イメージも生成するようにしてもよい。抽出する特
徴の他の例として、指紋の場合にはその流紋の特徴(長
さ、数、流れの方向、渦巻きや結び目の数)を特徴デー
タとしてもよく、指紋のイメージを処理してイメージ的
な特徴(類似特徴)データを生成するようにしてもよ
い。
【0045】[アクセス権取得/判定(2)]アクセス
権取得/判定手段の他の実施形態として、アクセス権取
得手段111で特徴抽出を行なうことなく入力画像デー
タを記録媒体に登録し、アクセス権判定モード時に、特
徴データ抽出手段113で入力画像データの特徴データ
を抽出すると共に登録した画像データを記録媒体から読
み出して特徴データを抽出して、照合手段で両者を照合
するように構成してもよい。
【0046】<特徴データ等の記録>図6は特徴データ
等を記録する記録媒体の構成例の説明図であり、図7は
登録リストの構成例を示す説明図である。図6で記録媒
体としてのフラッシュメモリー71はパスイメージの登
録情報を登録した登録リスト711、パスイメージの特
徴を登録した特徴データ713−1,713−2,・
・,713−mとパスイメージの画像データを登録した
登録画像データ714−1,714−2,・・,714
−mを記録する。
【0047】登録リスト711には図7に示すようにパ
スイメージの登録番号711ー1、パスイメージの種類
711−2、特徴データのフラッシュメモリー71上の
記録位置を示す特徴データ記録位置711−3、登録画
像データのフラッシュメモリー71上の記録位置を示す
登録画像データ記録位置711−4、アクセス優先順位
を示すプライオリティー711−5および削除フラグ7
11−6が登録情報として登録され、或いは変更され
る。
【0048】パスイメージは通常アクセス権者本人のも
の1個を登録するが、本人用の複数のパスイメージを登
録してもよく、また、数人の者のパスイメージが登録さ
れてもよい。パスイメージの登録番号711−1はこれ
らパスイメージを区別するために付される番号である。
【0049】種類711−2にはパスイメージの種類
(顔、指紋、瞳(網膜)等)を登録する。種類の異なっ
たパスイメージを登録可能にするようアクセス権取得/
判定装置100を構成する場合に種類を登録し、通常登
録するパスイメージが一種類の場合にはこの欄を省略で
きる。
【0050】プライオリティー711−5にはアクセス
権の優先順位を登録する。優先順位が高いほどアクセス
権の範囲が広く、小さいほど狭い。図で、優先順位’
1’>’2’>’3’であり、優先順位’1’がアクセ
ス権が最も広く、’2’、’3’の順に狭くなる。
【0051】この欄は、機器200に対するアクセス権
の内容が機器200を使用できるか否かといったような
2者1択のような場合には不要であり、省略できる。ア
クセス権に優先順位を持たせない場合についても同様に
省略できる。
【0052】削除フラグ711−6は、登録情報を削除
する場合に用い、この欄に削除フラグ(例えば’1’)
を記録する。この欄は、削除の際に登録リスト711を
常に更新(書換える)するように削除手段1113を構
成する場合には不要であり、省略できる。削除フラグが
書込まれている場合にはその領域(登録リスト上の該当
の特徴データおよび画像データの記録領域)には書込が
可能となる。
【0053】図8は登録リストの他の構成例を示す説明
図であり、登録リスト711’には図7の場合と同様
の、登録番号711−1、種類711−2、特徴データ
記録位置711−3、登録画像データ記録位置711−
4および削除フラグ711−7の他、条件711−6が
登録情報として登録され、或いは変更される。
【0054】条件711−6は、アクセス権者に特定の
データへのアクセスや機器の使用について禁止したり、
許可する条件或いは禁止/許可の対象を登録する。具体
例としては、機器200を携帯電話機とした場合(実施
例1)の18才未満のアクセス権者(家族の中の未成年
者)に対するQ2ダイアルなどの特定ダイヤルへのアク
セス禁止や、機器200をデジタルカメラとした場合
(実施例2)のプライオリティー’1’の者には記録媒
体中の全ての領域に対するアクセス許可、プライオリテ
ィー’2’の者には記録媒体中の全ての領域に対する撮
像用アクセスは許可するが、特定領域に記録済みの画像
データの再生禁止、プライオリティー’2’の者には記
録媒体中の全ての領域に対するアクセス禁止(すなわ
ち、撮像/再生共に禁止)等がある。パソコンや通信端
末装置に対するアクセスについても同様にアクセス条件
を付すことができる。
【0055】図9は特徴データ等を記録する記録媒体の
他の構成例の説明図であり、図10は図8の場合の参照
リストの構成例を示す説明図である。図9でフラッシュ
メモリー71は図6と同様の登録リスト711、特徴デ
ータ713−1,713−2,・・,713−m’と登
録画像データ714−1,714−2,・・,714−
m’の他、フラッシュメモリー71に記録されたデータ
を参照する参照リスト712およびデータ記録領域にデ
ータ715−1,715−2,・・・,715−nを記
録する。
【0056】図9では、フラッシュメモリー71には、
登録リスト711とイメージパスデータ(特徴データお
よび画像データ)用登録領域の他にアクセスの目的とす
るデータ(例えば、画像データ、プログラム、管理デー
タ、統計データ、財務データ、人事データ、計測値、予
測値等)が記録されており、アクセス権者の持つ資格
(アクセス優先順位)により、これらデータの読み出
し、記録、更新、或いは削除が許可され、或いは禁止さ
れる。
【0057】参照リスト712には図10に示すように
データ番号712−1と、データの記録位置を記録する
データ記録位置712−2と、プライオリティー712
−3をがある。プライオリティー712−3は照合手段
1121で照合され、登録リスト711のプライオリテ
ィ−711−5が同位以上の場合に判定手段1122に
よりアクセス可、未満の場合にアクセス不可(禁止)と
判定される。例えば、プライオリティー712−3の値
が’2’の場合には、登録リスト711のプライオリテ
ィー711−5が’3’以下のアクセス権者には当該デ
ータのアクセスを許可しない(禁止する)。
【0058】<アクセス権取得/判定装置の基本的な動
作>以下、アクセス権取得/判定の基本的な動作(第1
および第2の実施形態)について図11〜図16に示す
フローチャートにより説明する。
【0059】[アクセス権取得/判定動作(第1の実施
形態)] (1−1) アクセス権取得(登録)動作 図11は第1のアクセス権取得動作、すなわちパスイメ
ージの登録動作例を示すフローチャートである。
【0060】図11で、ユーザが操作部30のパスイメ
ージ登録キーを操作すると、フラッシュメモリー71の
登録リスト711(または711’)が検索され、登録
の有無を表示し、登録済みの場合にはS2に移行し、登
録されていない場合にはS3に移行する(S1)。上記
S1でパスイメージが登録済みの場合で複数のパスイメ
ージを登録できる場合にはその旨を表示し、複数登録す
る場合には追加登録としてS3に移行し、複数登録しな
い場合或いは複数のパスイメージを登録できない場合に
は登録処理を終了する(S2)。上記S1でパスイメー
ジが登録されていない場合或いは上記S2で追加登録す
るとした場合には、登録開始メッセージ(例えば、「登
録を開始します、登録像をレンズ正面20センチ以内に
近づけて下さい」等のメッセージ)を表示し、シャッタ
ーボタンの押し下げを促す(S3)。
【0061】ユーザーがシャッターボタンを押すと、登
録候補のパスイメージ像が撮像され画像入力系10を経
て、RAM22(或いはDRAM)に一時記憶され、特
徴抽出手段113が起動されて特徴データの抽出処理が
実行される(S4)。特徴データの抽出が終ると登録候
補のパスイメージを表示するか否かを問うメッセージを
表示して参照ボタンの押し下げを促し、参照ボタンが一
定時間内に押された場合にはS6に移行し、押されなか
った場合にはS7に移行する(S5)。
【0062】上記S5で参照ボタンが押された場合には
撮像したパスイメージおよび確認メッセージを表示して
確認ボタンの押し下げを待ち、確認ボタンが一定時間内
に押された場合にはS7に移行し、押されなかった場合
にはS4に移行してパスイメージ候補の再入力を待つ
(S6)。なお、この場合に登録処理を終了するように
してもよい。上記S5で参照ボタンが押されなかった場
合または上記S6で確認入力がなされた場合には登録処
理を行なう。登録処理はフラッシュメモリー71に照合
用特徴データ、パスイメージの画像データの記録および
登録リスト711(或いは711’)への登録情報の登
録によって終了する(S7)。
【0063】(1−2) アクセス権判定動作 図12はパスイメージに基づいたアクセス権判定動作例
を示すフローチャートである。図12(a)で、ユーザ
が操作部30のパスイメージ照合ボタンを操作するとフ
ラッシュメモリー71の登録リスト711(または71
1’)が検索され、特徴データおよびその他登録情報
(優先順位等)を読み出し、RAM22(またはDRA
M)に一時記憶すると共に、照合開始メッセージ(例え
ば、「パスイメージの照合を開始します、照合像をレン
ズ正面20センチ以内に近づけて下さい」等のメッセー
ジ)を表示し、シャッターボタンの押し下げを促す(T
1)。
【0064】ユーザーがシャッターボタンを押すと、照
合候補のパスイメージ像が撮像され画像入力系10を経
て、RAM22(或いはDRAM)に一時記憶され、特
徴抽出手段113が起動されて特徴データの抽出処理が
実行される(T2)。上記T2で特徴データの抽出が終
ると照合手段1121が起動され、抽出した特徴データ
とRAM22に一時記憶されている照合用特徴データを
照合して、一致度(或いは類似度)を数値化し、判定手
段1122に渡す。判定手段1122は一致度を閾値と
比較し閾値以上の場合には一致と判定してアクセスを許
可し、閾値未満の場合にはアクセス不許可(禁止とし
て)T4に移行する(T3)。上記T3でアクセス不許
可の場合にはその旨のメッセージを表示して再試行或い
はアクセス権判定処理の終了のいずれかをユーザに選択
させる。ユーザが再試行を選択した場合にはT2に戻る
(T4)。
【0065】図12(b)は複数のアクセス権者のパス
イメージが予め登録されており、優先順位が付されてい
る場合のアクセス権判定動作例を示す。この場合、特徴
データの一致度判定まで(T1〜T4)は上述の図12
(a)と同様であり、T3で一致と判定された後に、さ
らに判定手段1121が、一致した照合用特徴データの
優先順位iがアクセスしようとする対象(データ(画
像、プログラム、その他のデータ)、機器、領域)のプ
ライオリティー欄に登録されている優先順位の数値以上
か否かを調べ、登録されている数値以上の場合にアクセ
ス対象へのアクセスを許可し、そうでない場合にはT6
に移行する(T5)。上記T6で優先順位が登録されて
いる数値未満の場合にはアクセス不許可の旨を表示して
処理を終了する(T6)。
【0066】(1−3) アクセス権変更動作 図13はアクセス権変更動作例を示すフローチャートで
あり、照合ボタン操作から一致度判定までは図12のT
1〜T4と同様である。図12(a)のT3でT3で一
致と判定された後に、ユーザが操作部30のパスイメー
ジ変更ボタンかパスイメージ消去ボタンを操作すると、
それが変更ボタンの場合にはU2に移行し、消去ボタン
の場合にはU7に移行する(U1)。上記U1でパスイ
メージ変更ボタンが操作された場合には登録パスイメー
ジ変更メッセージ(例えば、「パスイメージの変更を開
始します、照合像をレンズ正面20センチ以内に近づけ
て下さい」等のメッセージ)を表示し、シャッターボタ
ンの押し下げを促す(U2)。
【0067】ユーザーがシャッターボタンを押すと、変
更候補のパスイメージ像が撮像され画像入力系10を経
て、RAM22(或いはDRAM)に一時記憶され、特
徴抽出手段113が起動されて特徴データの抽出処理が
実行される(U3)。特徴データの抽出が終ると登録候
補のパスイメージを表示するか否かを問うメッセージを
表示して参照ボタンの押し下げを促し、参照ボタンが一
定時間内に押された場合にはU5に移行し、押されなか
った場合にはU6に移行する(U4)。
【0068】上記U4で参照ボタンが押された場合には
変更対象のパスイメージの画像データを再生して表示す
ると共に、確認メッセージを表示して確認ボタンの押し
下げを待ち、確認ボタンが一定時間内に押された場合に
はU6に移行し、押されなかった場合にはU2に移行し
てパスイメージ候補の再入力を待つ(U5)。なお、こ
の場合に変更処理を終了するようにしてもよい。上記U
4で参照ボタンが押されなかった場合または上記U5で
確認入力がなされた場合には変更処理を行なう。変更処
理はフラッシュメモリー71の対応の照合用特徴デー
タ、パスイメージの画像データの書換えおよび登録リス
ト711(或いは711’)への登録情報の書換えによ
って終了する(U6)。
【0069】上記U1で消去ボタンが押された場合に
は、消去対象のパスイメージの画像データを再生して表
示すると共に、登録パスイメージ消去メッセージ(例え
ば、「登録されているパスイメージを消去します、消去
してよい場合のみ消去ボタンを押して下さい」等のメッ
セージ)を表示して消去の可否の確認を促し、一定時間
内に確認ボタンが押された場合にはU8に移行し、押さ
れなかった場合には消去せずに処理を終了する(U
7)。上記U7で消去確認ボタンが押された場合には消
去処理を行なう。消去処理はフラッシュメモリー71の
登録リスト711(或いは711’)の削除フラグ欄7
11−7への削除フラグの書込によって終了する(U
8)。
【0070】[アクセス権取得/判定動作(第2の実施
形態)] (2ー1) アクセス権取得(登録)動作 図14は第2のアクセス権取得動作、すなわち、パスイ
メージの登録動作例を示すフローチャートである。図1
4で、ステップV1〜V3は図11のステップS1〜S
3と同様の動作である。上記ステップV3の後、ユーザ
ーがシャッターボタンを押すと、登録候補のパスイメー
ジ像が撮像され画像入力系10を経て、RAM22(或
いはDRAM)に一時記憶され、登録候補のパスイメー
ジを表示するか否かを問うメッセージを表示して参照ボ
タンの押し下げを促し、参照ボタンが一定時間内に押さ
れた場合にはV5に移行し、押されなかった場合にはV
6に移行する(V4)。
【0071】上記V4で参照ボタンが押された場合には
撮像したパスイメージおよび確認メッセージを表示して
確認ボタンの押し下げを待ち、確認ボタンが一定時間内
に押された場合にはV6に移行し、押されなかった場合
にはV4に移行してパスイメージ候補の再入力を待つ
(V5)。なお、この場合に登録処理を終了するように
してもよい。上記V4で参照ボタンが押されなかった場
合または上記V5で確認入力がなされた場合には登録処
理を行なう。登録処理はフラッシュメモリー71に照合
用特徴データ、パスイメージの画像データの記録および
登録リスト711(或いは711’)への登録情報の登
録によって終了する(V6)。
【0072】(2ー2) アクセス権判定動作 図15はパスイメージに基づいたアクセス権判定動作例
を示すフローチャートである。図15で、ユーザが操作
部30のパスイメージ照合ボタンを操作するとフラッシ
ュメモリー71の登録リスト711(または711’)
が検索され、登録した画像データおよびその他登録情報
(優先順位等)を読み出し、RAM22(またはDRA
M)に一時記憶すると共に、照合開始メッセージ(例え
ば、「パスイメージの照合を開始します、照合像をレン
ズ正面20センチ以内に近づけて下さい」等のメッセー
ジ)を表示し、シャッターボタンの押し下げを促す(W
1)。ユーザーがシャッターボタンを押すと、照合候補
のパスイメージ像が撮像され画像入力系10を経てRA
M22(或いはDRAM)に一時記憶される(W2)。
【0073】次に、特徴抽出手段113が起動されて記
録媒体から読み出された画像データの特徴データ(照合
特徴データ)の抽出処理を実行する(W3)。さらに、
特徴抽出手段113は照合候補のパスイメージ像の特徴
データの抽出処理を実行する(W4)。上記W4で特徴
データの抽出が終ると照合手段1121が起動され、抽
出した特徴データと照合用特徴データを照合して、一致
度(或いは類似度)を数値化し、判定手段1122に渡
す。判定手段1122は一致度を閾値と比較し閾値以上
の場合には一致と判定してアクセスを許可し、閾値未満
の場合にはアクセス不許可(禁止として)W6に移行す
る(W5)。上記W5でアクセス不許可の場合にはその
旨のメッセージを表示して再試行或いはアクセス権判定
処理の終了のいずれかをユーザに選択させる。ユーザが
再試行を選択した場合にはW2に戻る(W6)。
【0074】図15(b)は複数のアクセス権者のパス
イメージが予め登録されており、優先順位が付されてい
る場合のアクセス権判定動作例を示す。この場合、特徴
データの一致度判定まで(W1〜W5)は上述の図12
(a)と同様であり、W5で一致と判定された後に、さ
らに判定手段1121が、一致した照合用特徴データの
優先順位iがアクセスしようとする対象(データ(画
像、プログラム、その他のデータ)、機器、領域)のプ
ライオリティー欄に登録されている優先順位の数値以上
か否かを調べ、登録されている数値以上の場合にアクセ
ス対象へのアクセスを許可し、そうでない場合にはW6
に移行する(W7)。上記W6で優先順位が登録されて
いる数値未満の場合にはアクセス不許可の旨を表示して
処理を終了する(W8)。
【0075】(2ー3) アクセス権変更動作 図16はアクセス権変更動作例を示すフローチャートで
あり、照合ボタン操作から一致度判定までは図15のW
1〜W5と同様である。図15(a)のW5で一致と判
定された後に、ユーザが操作部30のパスイメージ変更
ボタンかパスイメージ消去ボタンを操作すると、それが
変更ボタンの場合にはX2に移行し、消去ボタンの場合
にはX7に移行する(X1)。
【0076】上記X1でパスイメージ変更ボタンが操作
された場合には登録パスイメージ変更メッセージ(例え
ば、「パスイメージの変更を開始します、照合像をレン
ズ正面20センチ以内に近づけて下さい」等のメッセー
ジ)を表示し、シャッターボタンの押し下げを促す(X
2)。ユーザーがシャッターボタンを押すと、変更候補
のパスイメージ像が撮像され画像入力系10を経て、R
AM22(或いはDRAM)に一時記憶される(X
3)。特徴データの抽出が終ると登録候補のパスイメー
ジを表示するか否かを問うメッセージを表示して参照ボ
タンの押し下げを促し、参照ボタンが一定時間内に押さ
れた場合にはX5に移行し、押されなかった場合にはX
6に移行する(X4)。
【0077】上記X4で参照ボタンが押された場合には
変更対象のパスイメージの画像データを再生して表示す
ると共に、確認メッセージを表示して確認ボタンの押し
下げを待ち、確認ボタンが一定時間内に押された場合に
はX6に移行し、押されなかった場合にはX2に移行し
てパスイメージ候補の再入力を待つ(X5)。なお、こ
の場合に変更処理を終了するようにしてもよい。上記X
4で参照ボタンが押されなかった場合または上記X5で
確認入力がなされた場合には変更処理を行なう。変更処
理はフラッシュメモリー71の対応の照合用特徴デー
タ、パスイメージの画像データの書換えおよび登録リス
ト711(或いは711’)への登録情報の書換えによ
って終了する(X6)。
【0078】上記X1で消去ボタンが押された場合に
は、消去対象のパスイメージの画像データを再生して表
示すると共に、登録パスイメージ消去メッセージ(例え
ば、「登録されているパスイメージを消去します、消去
してよい場合のみ消去ボタンを押して下さい」等のメッ
セージ)を表示して消去の可否の確認を促し、一定時間
内に確認ボタンが押された場合にはX8に移行し、押さ
れなかった場合には消去せずに処理を終了する(X
7)。上記X7で消去確認ボタンが押された場合には消
去処理を行なう。消去処理はフラッシュメモリー71の
登録リスト711(或いは711’)の削除フラグ欄7
11−7への削除フラグの書込によって終了する(X
8)。
【0079】<実施例1>以下、携帯電話機を上述の機
器200として、アクセス権取得/判定装置100を組
込んだ例を実施例の一つとして述べる。図17はアクセ
ス権取得/判定装置100を組込んだ携帯型電話機の一
実施例の正面図であり、携帯型電話機200の本体20
0’と、送受信アンテナ部230と、パスイメージ撮像
部10が示されている。本体200’には通話ボタン2
91とその他のボタン(例えば、番号入力ボタンや各種
モードボタン等)295および電源ボタン296が設け
られて、送受信アンテナ部230には引出しアンテナ2
31が収容されている。また、本体200’の頂面には
撮像部10が設けられ、撮像部10の正面には撮像レン
ズ11が設けられている。
【0080】図18は図17の携帯型電話機の回路構成
例を示すブロック図であり、パスイメージ取得時,パス
イメージ登録時および変更時には撮像したパスイメージ
(画像)を撮像して表示すると共に、パスイメージ登録
時および変更時には撮像したパスイメージを記録媒体に
登録する撮像部10を含み、携帯電話200の使用許可
/禁止を決定するアクセス権取得/判定部(アクセス権
取得/判定装置に相当)100と、アクセス携帯電話機
200の動作全体を制御する制御部220と、空中線か
ら電波を受信し、また空中線を介して電波を送信する送
受信アンテナ部230と、受信電波を処理し音声信号を
復調する受信処理部240と、復調された音声信号を音
声に変換して外部に出力する音声信号出力部(スピーカ
ー)250と、外部からの音声を入力して音声信号に変
換する音声入力部(マイクロフォン)260と、入力し
た音声信号を処理して変換し、搬送波にのせてアンテナ
部230を介して送信する送信処理部270と、各種操
作メッセージや電話番号の表示のほか、パスイメージや
パスイメージのヒントを表示する表示部280(実施例
では液晶ディスプレイを使用)および各種操作指示や電
話番号を入力する操作部290を有している。なお、図
18の例では携帯電話機200の制御部220とアクセ
ス権取得/判定部100の制御部20は別になっている
が、物理的には同一としてもよい。
【0081】携帯電話機200のアクセス権取得(パス
イメージ登録)およびアクセス権判定は図11〜図13
或いは、図14〜図16のフローチャートに示した基本
的動作と同様でよいが、携帯電話機200の特殊性(通
話ボタンを押してから相手に接続するまでにプロトコル
確認等のオーバーヘッドタイムがあること)を考慮し
て、通話ボタン291を押すと同時にシャッターがお
り、撮像されるように構成してもよく、また、この場
合、携帯電話機200用の表示等との錯綜を避けるため
に確認表示や再試行を省略するようにしてもよい(図1
6)。さらに、送信時にのみアクセス権を判定するよう
構成してもよいが、通話ボタン291を押すと同時にア
クセス権の有無を判定するように構成した場合に受信時
にもアクセス権を判定することができることから、アク
セス権者以外に受信できないようにすることもできる。
【0082】図19は、通話ボタン291を押すとアク
セス権の有無を判定するように構成した場合の携帯電話
機200によるアクセス権判定動作例を示すフローチャ
ートである。図19で、送話の場合に通話ボタン291
を押すと照合候補のパスイメージ像が撮像され画像入力
系10を経て、RAM22(或いはDRAM)に一時記
憶され、特徴抽出手段113が起動されて特徴データの
抽出処理が実行され、また、フラッシュメモリー71の
登録リスト711(または711’)が検索され、特徴
データおよびその他登録情報(優先順位等)を読み出
し、RAM22(またはDRAM)に一時記憶する(P
1)。
【0083】上記P1で特徴データの抽出が終ると照合
手段1121が起動され、抽出した特徴データとRAM
22に一時記憶されている照合用特徴データを照合し一
致度(或いは類似度)を数値化し、判定手段1122に
渡す。判定手段1122は一致度を閾値と比較し閾値以
上の場合には一致と判定してP3に移行し、閾値未満の
場合にはP11に移行する(P2)。
【0084】上記P2で一致と判定された後に、更に、
判定手段1121が、一致した照合用特徴データに対応
するパスイメージがアクセス条件(図8)を満たしてい
るかを調べ、満たしている場合にはアクセス(送話)を
許可し、プロトコル確認を待って通話を開始し、満たし
ていない場合にはP11に移行する(P3,P4)。受
話の場合には、相手(送話者)側にはアクセス権判定が
終るまで呼び出し信号を送っておき(P5)、通話ボタ
ン押すと照合候補のパスイメージ像が撮像され画像入力
系10を経て、RAM22(或いはDRAM)に一時記
憶され、特徴抽出手段113が起動されて特徴データの
抽出処理が実行され、また、フラッシュメモリー71の
登録リスト711(または711’)が検索され、特徴
データおよびその他登録情報(優先順位等)を読み出
し、RAM22(またはDRAM)に一時記憶する(P
6)。
【0085】上記P7で特徴データの抽出が終ると照合
手段1121が起動され、抽出した特徴データとRAM
22に一時記憶されている照合用特徴データを照合し一
致度(或いは類似度)を数値化し、判定手段1122に
渡す。判定手段1122は一致度を閾値と比較し閾値以
上の場合には一致と判定してP8に移行し、閾値未満の
場合にはP10に移行する(P7)。上記P7で一致と
判定された後に、さらに判定手段1121が、一致した
照合用特徴データのパスデータがアクセスする条件(図
8)を満たしているかを調べ、満たしている場合にはア
クセス(受話)を許可し、呼び出し信号送出を中止して
受信処理を行なって通話を開始し、満たしていない場合
にはP10に移行する(P8,P9)。
【0086】上記P2、P7で照合結果が一致しなかっ
たか、或いはP3、P8で条件を満たしていなかった場
合には送話準備を中断(若しくは回線接続を切断)する
(P10)。
【0087】図20はアクセス権者(この例では家族全
員)に通話条件を付した場合の例であり、図で、パスイ
メージAは父親、Bは母親、Cは未成年(高校生)の息
子、Dは未成年(中学生)の娘であり、父母A、Bは条
件なし(無条件で通話可能)、息子Cには特殊ダイヤル
アクセス禁止(ダイヤルQ2禁止)、娘Dには特定時間
アクセス禁止(深夜24:00以降通話禁止)の条件を
設けた例である。これら条件を図8に示すような登録リ
スト711’に登録手段1111により登録し、上述し
た図19のフローチャートに示すような動作で1台の携
帯電話機200について複数のアクセス権者がいる場合
にも個々の者のアクセス権(携帯電話の使用権の範囲)
を判定できる。
【0088】<実施例2>以下、デジタルカメラ200
を上述の機器200として、アクセス権取得/判定手段
110を組込んだ例を実施例の一つとして述べる。図2
1はデジタルカメラの回路構成例を示すブロック図であ
り、デジタルカメラ200は、画像データ入力系10、
制御部20、操作部30、表示部40、記録部70およ
びインターフェイス81を有している。
【0089】光学系11は、撮像レンズおよび絞り等の
光学系機構11を含み、被写体からの光を後段の信号変
換部12のCCD上に結像させる。信号変換部12は、
CCD,A/D変換部およびCCD駆動信号生成回路を
含み、前段の光学系11を介してCCDに結像した画像
を電気信号に変換すると共に画像データに変換してDR
AM14に一時的に記憶させる。信号処理部13は、画
像データをJPEG方式等の圧縮方式により圧縮し、ま
た、圧縮された画像データに伸張処理を施す。また、信
号処理部13はDRAM14からの画像データ或いはフ
ラッシュメモリー71から読み出した画像データに伸張
処理を施した後、VRAM(ビデオRAM)41にイメ
ージ展開する。
【0090】制御部20は図示しないが、CPU、RA
M、及びROMを有しており、CPUは、上述の各回路
および図示しない電源切換えスイッチ等にバスラインを
介して接続し、ROMに格納されている制御プログラム
によりデジタルカメラ200全体の制御を行なうと共
に、操作部30からの状態信号に対応してデジタルカメ
ラの各機能の実行制御、を行なう。RAMはデータ或い
は処理結果の一時記憶および中間作業領域等に用いられ
る。ROMは上述の制御プログラムとデジタルカメラ2
00の各機能を実行させるためのプログラムを記録する
記録媒体であり、PROM、FROM(フラッシュRO
M)等が用いられる。
【0091】操作部30は、各種モード切換えスイッチ
および機能選択用ボタン等を有し、これらのキー或いは
ボタンが操作されると状態信号がCPUに送出される。
【0092】表示部40は、VRAM41,VRAM4
2,および液晶ディスプレイ43から構成されている。
なお、VRAM41およびVRAM42は画像表示用の
イメージ(画像イメージ)をビットマップで展開する画
像表示用メモリーであり、液晶ディスプレイ(LCD)
43の電源がオン(ON)であれば、VRAM41およ
びVRAM42上の画像データが液晶ディスプレイ43
に画像表示される。記録部70は記録媒体(図18では
フラッシュメモリー)71を収容し、CPUの制御によ
りフラッシュメモリー71上に画像データ入力系10か
らの画像データを記録すると共に当該画像と切出した画
像を関連づけるポインタを有する参照リストを記録し、
また、フラッシュメモリー71から画像データおよび参
照リストを読み出してRAM(或いは、DRAM14)
に転送する。
【0093】インターフェイス81はデジタルカメラ1
00と、プリンタやパソコン、その他の画像処理装置、
CD−ROM等の外部機器との間のデータの授受を行な
う。上述したように、デジタルカメラ200の構成は図
1に示したアクセス権取得/判定装置100の構成とほ
ぼ一致する。そこで、デジタルカメラの制御部のROM
に図5に示したようなアクセス権取得/判定手段110
を記録することによりデジタルカメラ200自体をデジ
タルカメラ200のアクセス権取得/判定装置とするこ
とができる。
【0094】すなわち、デジタルカメラではプログラム
を追加するだけで自身をアクセス権取得/判定装置とす
ることが可能となる。また、この場合のアクセス権の対
象は図9に示すデータ領域に書込まれたデータ(画像デ
ータ)715−1〜715−m或いは画像データが書込
まれる領域(画像データが書込まれていてもいなくても
よい)であり、図10に示すような登録リスト712に
より各領域(記録位置)或いはまとめた領域毎にアクセ
スの優先順位を定め、管理することができる。
【0095】デジタルカメラ200の場合ではモード選
択を操作部30の選択キーか液晶ディスプレイ43上に
表示するメニュー選択により行なうことができる。デジ
タルカメラ200のアクセス開始は、図12(a)のア
クセス権判定動作例、或いは図15(a)のアクセス権
判定動作例とほぼ同様に、特徴が一致した場合にアクセ
ス開始とするか、図12(b)或いは図15(a)のよ
うにさらに優先順位を比較してからアクセス開始とする
こともできる。
【0096】なお、本発明において、ある色をキーイメ
ージ(例えば、白い壁、青い空等)として登録/使用す
ることも可能である。また形状(例えば、赤いリンゴ、
青いボール等)とのリンクも可能である。以上本発明の
一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、種々の変形実施が可能であるこ
とはいうまでもない。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ジタルカメラ或いはスキャナーの画像データ化手法を用
いて画像を取得し、それを各種機器のアクセス用キー
(パスイメージ)として用い、登録データと照合してア
クセスの可否を判定することができるので、各種機器
(例えば、携帯電話、デジタルカメラ、パソコン、通信
端末、電子手帳等の情報機器の他、通常機械、工作機
械、施設等)の小型/安価なアクセス権判定装置として
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアクセス権取得/判定装置を用いた機
器の概要説明図である。
【図2】図1のアクセス権取得/判定装置の回路構成例
を示すブロック図である。
【図3】図2の画像入力系、表示部および記録部の一実
施例を示すブロック図である。
【図4】機器の処理モードの構成例を示す説明図であ
る。
【図5】アクセス権取得/判定手段の構成例を示すブロ
ック図である。
【図6】特徴データ等を記録する記録媒体の構成例の説
明図である。
【図7】登録リストの構成例を示す説明図である。
【図8】登録リストの他の構成例を示す説明図である。
【図9】特徴データ等を記録する記録媒体の他の構成例
の説明図である。
【図10】図9の場合の参照リストの構成例を示す説明
図である。
【図11】アクセス権取得(パスイメージの登録)動作
例を示すフローチャートである。
【図12】アクセス権判定動作例を示すフローチャート
である。
【図13】アクセス権変更動作の第2の例を示すフロー
チャートである。
【図14】アクセス権取得(パスイメージの登録)動作
の第2の例を示すフローチャートである。
【図15】アクセス権判定動作例の第2の例を示すフロ
ーチャートである。
【図16】アクセス権変更動作例を示すフローチャート
である。
【図17】アクセス権取得/判定装置を組込んだ携帯電
話機の一実施例の正面図である。
【図18】図14の携帯電話機の回路構成例を示すブロ
ック図である。
【図19】携帯電話機によるアクセス権判定動作例を示
すフローチャートである。
【図20】アクセス権者に通話条件を付した場合の例の
説明図である。
【図21】アクセス権取得/判定装置を組込んだデジタ
ルカメラの回路構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 画像入力系 71 記録媒体(フラッシュメモリー) 100 アクセス権取得/判定装置 113 特徴抽出手段 200 機器(携帯用無線電話機、デジタルカメラ) 713−1〜713−m 照合用特徴データ(特徴デー
タ) 1111 登録手段 1121 照合手段 1122 判定手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の使用またはデータの記録/読み出
    しに関するアクセス権の有無を判定するアクセスキーと
    しての画像を入力して画像データに変換する工程と、前
    記画像データからその特徴を抽出して特徴データを得る
    工程と、前記特徴データを照合用特徴データとして記録
    媒体に記録する工程を有することを特徴とするアクセス
    権取得方法。
  2. 【請求項2】 前記記録する工程が、前記照合用特徴デ
    ータおよび対応の画像データを前記記録媒体に記録する
    工程であることを特徴とする請求項1記載のアクセス権
    取得方法。
  3. 【請求項3】 前記記録する工程が、同一の機器または
    データに関する複数のアクセスキーの特徴データを照合
    用特徴データとして記録媒体に記録する工程を含むこと
    を特徴とする請求項1記載のアクセス権取得方法。
  4. 【請求項4】 機器の使用またはデータの記録/読み出
    しに関するアクセス権の有無を判定するアクセスキーと
    しての画像を入力して画像データに変換する工程と、前
    記画像データからその特徴を抽出して特徴データを得る
    工程と、請求項1,2または3記載の記録媒体から前記
    照合用特徴データを読み出す工程と、前記特徴データと
    照合用特徴データを照合して一致度を得る工程と、前記
    一致度からアクセス権の有無を判定する工程を有するこ
    とを特徴とするアクセス権判定方法。
  5. 【請求項5】 画像を入力して画像データを得る画像入
    力系と、画像入力形から受け取った画像データの特徴と
    登録した画像データの特徴とを照合して一致度を得る照
    合手段と、前記一致度と閾値を比較してアクセス権の有
    無を判定する判定手段とを含むことを特徴とする画像入
    力手段を備えたアクセス権取得/判定装置。
  6. 【請求項6】 前記画像入力手段が、アクセス権判定時
    に前記画像入力系から受け取った画像データからその特
    徴を抽出して特徴データを生成する特徴抽出手段と、ア
    クセス権取得時に前記画像入力系から受け取った画像デ
    ータまたは前記生成した特徴データを記録媒体に記録す
    る登録手段を備えたことを特徴とするアクセス権取得/
    判定装置。
  7. 【請求項7】 前記登録手段が前記記録媒体に照合用特
    徴データと共に対応の入力画像データを記録することを
    特徴とする請求項6記載のアクセス権取得/判定装置。
  8. 【請求項8】 前記登録手段が、前記記録媒体に、同一
    の機器またはデータに関する複数のアクセスキーの特徴
    データを照合用特徴データとして記録する手段を含むこ
    とを特徴とする請求項6記載のアクセス権取得方法。
  9. 【請求項9】 被写体を撮像して画像データを得る撮像
    部と、記録媒体に前記画像データを記録する記録部と、
    前記被写体像の表示または前記記録媒体に記録された画
    像データの再生画像の表示を行なう表示装置とを備えた
    電子カメラ装置であって、 前記撮像部から受け取った画像データの特徴と登録した
    画像データの特徴とを照合して一致度を得る照合手段
    と、前記一致度と閾値を比較してアクセス権の有無を判
    定する判定手段とを含むことを特徴とするアクセス権取
    得/判定機能付電子カメラ装置。
  10. 【請求項10】 更に、アクセス権判定時に前記撮像部
    から受け取った画像データからその特徴を抽出して特徴
    データを生成する特徴抽出手段と、アクセス権取得時に
    前記撮像部から受け取った画像データまたは前記生成し
    た特徴データを記録媒体に記録する登録手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項9記載のアクセス権取得/判定機
    能付電子カメラ装置。
  11. 【請求項11】 基地局と無線で、少なくとも、音声デ
    ータの送受信を行なう携帯型電話機であって、 被写体を撮像して画像データを得る撮像部と、記録媒体
    に前記画像データを記録する記録部と、撮像部から受け
    取った画像データの特徴と登録した画像データの特徴と
    を照合して一致度を得る照合手段と、前記一致度と閾値
    を比較してアクセス権の有無を判定する判定手段とを備
    えたたことを特徴とするアクセス権取得/判定機能付携
    帯型電話機。
  12. 【請求項12】 更に、アクセス権判定時に前記撮像部
    から受け取った画像データからその特徴を抽出して特徴
    データを生成する特徴抽出手段と、アクセス権取得時に
    前記撮像部から受け取った画像データまたは前記生成し
    た特徴データを記録媒体に記録する登録手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項11記載のアクセス権取得/判定
    機能付携帯型電話機。
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