JPH1185435A - 仮想共有空間におけるイベント伝播抑制方法およびイベント伝播抑制プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

仮想共有空間におけるイベント伝播抑制方法およびイベント伝播抑制プログラムを格納した記録媒体

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JPH1185435A
JPH1185435A JP23861997A JP23861997A JPH1185435A JP H1185435 A JPH1185435 A JP H1185435A JP 23861997 A JP23861997 A JP 23861997A JP 23861997 A JP23861997 A JP 23861997A JP H1185435 A JPH1185435 A JP H1185435A
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JP23861997A
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English (en)
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Akihisa Kawanobe
彰久 川野辺
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オブジェクトに関連して発生するイベントを
選択的に必要なクライアントのみに伝播し、高度なサー
ビスを実現し得る仮想共有空間におけるイベント伝播抑
制方法およびイベント伝播抑制プログラムを格納した記
録媒体を提供する。 【解決手段】 オブジェクト7に対してクライアントが
操作を加えて、オブジェクト7にイベントを発生させる
と、このイベントは各クライアント3a〜3eに一旦伝
送され、各クライアントはイベントを起こしたオブジェ
クト7と自分のアバタ5a〜5eの位置との距離を計算
し、この計算した距離が所定のイベント伝播距離より小
さい場合、すなわちイベント伝達範囲9内にアバタがあ
るクライアント3a,3bのみにイベントが伝達され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、仮想共有空間を利
用した共同作業や共同学習システム等に適用し得る仮想
共有空間におけるイベント伝播抑制方法に関し、特に仮
想共有空間を利用したテレエデュケーション等のアプリ
ケーションを実現する際に利用される仮想共有空間にお
けるイベント伝播抑制方法に関する。更に具体的には、
本発明は、分散型の共有空間のユーザインタフェースに
グラフィクスを利用したアプリケーションにおいて例え
ば学習者個人またはグループの状態に依存した学習制御
を自動的に行うよりインテリジェントなシステムを構築
することを可能にする仮想共有空間におけるイベント伝
播抑制方法およびイベント伝播抑制プログラムを格納し
た記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】仮想共有空間における従来のイベント伝
播抑制方法について図5を参照して説明する。図5にお
いて、1は仮想共有空間であり、3a〜3eは仮想共有
空間1にアクセスしているクライアント、すなわちユー
ザであり、5a〜5eはそれぞれ仮想共有空間1内に表
示されている各クライアント3a〜3eのアイコンであ
るアバタであり、7は仮想共有空間1内の操作対象物で
あるオブジェクトである。
【0003】従来のイベント伝播抑制方法では、図5に
示すように、仮想共有空間1内にあるオブジェクト7に
対してあるクライアントが操作を加えて、例えば図示の
ように爆発というイベントを発生したとすると、このイ
ベントは該オブジェクト7から各クライアント3a〜3
eに向けた矢印で示すようにすべてのクライアント3a
〜3eに伝播される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のイベント伝播抑制方法では、仮想共有空間1内で起こ
ったイベントはすべてのクライアント3a〜3eに伝播
され、必要のないクライアントにも伝播されてしまうと
いう問題がある。
【0005】従って、従来のイベント伝播抑制方法で
は、仮想共有空間1内で起こるイベントをフィルタリン
グして高度なサービスを実現することが困難であるとい
う問題がある。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、オブジェクトに関連して発生
するイベントを選択的に必要なクライアントのみに伝播
し、高度なサービスを実現し得る仮想共有空間における
イベント伝播抑制方法およびイベント伝播抑制プログラ
ムを格納した記録媒体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、通信網に接続された第1
の仮想共有空間閲覧用クライアントが同様に前記通信網
に接続された第2のまたは複数の仮想共有空間閲覧用ク
ライアントとイベントを交換することにより2次元また
は3次元での仮想共有空間を構成し得るシステムであっ
て、前記複数のクライアント間で仮想共有空間内に配置
された仮想共有オブジェクトに操作を加えることがで
き、かつ仮想共有空間内でクライアントのアイコンであ
るアバタを表示することができる時、前記オブジェクト
の操作時にイベントを共有することができるシステムに
おいて、前記クライアントが前記オブジェクトに操作を
加えて、仮想共有空間内で共有されるべきイベントが発
生した場合に、前記オブジェクトの属性に基づいて前記
イベントを伝達するクライアントを選択することを要旨
とする。
【0008】請求項1記載の本発明にあっては、クライ
アントがオブジェクトに操作を加えて、イベントが発生
した場合、オブジェクトの属性に基づいてイベントを伝
達するクライアントを選択するため、従来のように必要
のないクライアントにまでイベントが伝播されることが
ない。
【0009】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記オブジェクトの属性が、操作
対象となる前記オブジェクトから各クライアントのアバ
タまでの距離または仮想共有空間を写し出しているカメ
ラまでの距離であり、該距離に基づいて前記イベントを
伝達するクライアントを選択することを要旨とする。
【0010】請求項2記載の本発明にあっては、オブジ
ェクトから各クライアントのアバタまでの距離または仮
想共有空間を写し出しているカメラまでの距離に基づい
てイベントを伝達するクライアントを選択するため、従
来のようにすべてのクライアントにイベントが伝播され
るということがない。
【0011】更に、請求項3記載の本発明は、通信網に
接続された第1の仮想共有空間閲覧用クライアントが同
様に前記通信網に接続された第2のまたは複数の仮想共
有空間閲覧用クライアントとイベントを交換することに
より2次元または3次元での仮想共有空間を構成し得る
システムであって、前記複数のクライアント間で仮想共
有空間内に配置された仮想共有オブジェクトに操作を加
えることができ、かつ仮想共有空間内でクライアントの
アイコンであるアバタを表示することができる時、前記
オブジェクトの操作時にイベントを共有することができ
るシステムにおいて、前記クライアントが前記オブジェ
クトに操作を加えて、仮想共有空間内で共有されるべき
イベントが発生した場合に、該発生したイベントの種類
に基づいて前記イベントを伝達するクライアントを選択
することを要旨とする。
【0012】請求項3記載の本発明にあっては、クライ
アントがオブジェクトに操作を加えて、イベントが発生
した場合、該イベントの種類に基づいてイベントを伝達
するクライアントを選択するため、従来のようにすべて
のクライアントにイベントが伝播されるということがな
い。
【0013】請求項4記載の本発明は、通信網に接続さ
れた第1の仮想共有空間閲覧用クライアントが同様に前
記通信網に接続された第2のまたは複数の仮想共有空間
閲覧用クライアントとイベントを交換することにより2
次元または3次元での仮想共有空間を構成し得るシステ
ムであって、前記複数のクライアント間で仮想共有空間
内に配置された仮想共有オブジェクトに操作を加えるこ
とができ、かつ仮想共有空間内でクライアントのアイコ
ンであるアバタを表示することができる時、前記オブジ
ェクトの操作時にイベントを共有することができるシス
テムにおいて、前記クライアントが前記オブジェクトに
操作を加えて、仮想共有空間内で共有されるべきイベン
トが発生した場合に、前記オブジェクトの属性と前記発
生したイベントの種類に基づいて前記イベントを伝達す
るクライアントを選択することを要旨とする。
【0014】請求項4記載の本発明にあっては、クライ
アントがオブジェクトに操作を加えて、イベントが発生
した場合、オブジェクトの属性とイベントの種類に基づ
いてイベントを伝達するクライアントを選択するため、
従来のようにすべてのクライアントにイベントが伝播さ
れるということがない。
【0015】また、請求項5記載の本発明は、請求項4
記載の発明において、前記オブジェクトの属性と前記発
生したイベントの関係を前記オブジェクト毎に設定した
イベントと伝播条件との対応表を設け、該対応表を参照
してイベントを伝達するクライアントを選択することを
要旨とする。
【0016】請求項5記載の本発明にあっては、オブジ
ェクトの属性とイベントの関係をオブジェクト毎に設定
したイベントと伝播条件との対応表を設け、該対応表を
参照してイベントを伝達するクライアントを選択するた
め、従来のようにすべてのクライアントにイベントが伝
播されるということがない。
【0017】更に、請求項6記載の本発明は、通信網に
接続された第1の仮想共有空間閲覧用クライアントが同
様に前記通信網に接続された第2のまたは複数の仮想共
有空間閲覧用クライアントとイベントを交換することに
より2次元または3次元での仮想共有空間を構成し得る
システムであって、前記複数のクライアント間で仮想共
有空間内に配置された仮想共有オブジェクトに操作を加
えることができ、かつ仮想共有空間内でクライアントの
アイコンであるアバタを表示することができる時、前記
オブジェクトの操作時にイベントを共有することができ
るシステムにおいて、前記クライアントが前記オブジェ
クトに操作を加えて、仮想共有空間内で共有されるべき
イベントが発生した場合に、前記オブジェクトの属性に
基づいて前記イベントを伝達するクライアントを選択す
ることを要旨とする。
【0018】請求項6記載の本発明にあっては、クライ
アントがオブジェクトに操作を加えて、イベントが発生
した場合、オブジェクトの属性に基づいてイベントを伝
達するクライアントを選択するイベント伝播抑制プログ
ラムを記録媒体として格納しているため、該記録媒体を
利用して、イベント伝播抑制プログラムの流通性を高め
ることができる。
【0019】請求項7記載の本発明は、請求項6記載の
発明において、前記オブジェクトの属性が、操作対象と
なる前記オブジェクトから各クライアントのアバタまで
の距離または仮想共有空間を写し出しているカメラまで
の距離であり、該距離に基づいて前記イベントを伝達す
るクライアントを選択することを要旨とする。
【0020】請求項7記載の本発明にあっては、オブジ
ェクトから各クライアントのアバタまでの距離または仮
想共有空間を写し出しているカメラまでの距離に基づい
てイベントを伝達するクライアントを選択するため、記
録媒体を利用して、イベント伝播抑制プログラムの流通
性を高めることができる。
【0021】また、請求項8記載の本発明は、通信網に
接続された第1の仮想共有空間閲覧用クライアントが同
様に前記通信網に接続された第2のまたは複数の仮想共
有空間閲覧用クライアントとイベントを交換することに
より2次元または3次元での仮想共有空間を構成し得る
システムであって、前記複数のクライアント間で仮想共
有空間内に配置された仮想共有オブジェクトに操作を加
えることができ、かつ仮想共有空間内でクライアントの
アイコンであるアバタを表示することができる時、前記
オブジェクトの操作時にイベントを共有することができ
るシステムにおいて、前記クライアントが前記オブジェ
クトに操作を加えて、仮想共有空間内で共有されるべき
イベントが発生した場合に、該発生したイベントの種類
に基づいて前記イベントを伝達するクライアントを選択
することを要旨とする。
【0022】請求項8記載の本発明にあっては、クライ
アントがオブジェクトに操作を加えて、イベントが発生
した場合、該イベントの種類に基づいてイベントを伝達
するクライアントを選択するため、記録媒体を利用し
て、イベント伝播抑制プログラムの流通性を高めること
ができる。
【0023】更に、請求項9記載の本発明は、通信網に
接続された第1の仮想共有空間閲覧用クライアントが同
様に前記通信網に接続された第2のまたは複数の仮想共
有空間閲覧用クライアントとイベントを交換することに
より2次元または3次元での仮想共有空間を構成し得る
システムであって、前記複数のクライアント間で仮想共
有空間内に配置された仮想共有オブジェクトに操作を加
えることができ、かつ仮想共有空間内でクライアントの
アイコンであるアバタを表示することができる時、前記
オブジェクトの操作時にイベントを共有することができ
るシステムにおいて、前記クライアントが前記オブジェ
クトに操作を加えて、仮想共有空間内で共有されるべき
イベントが発生した場合に、前記オブジェクトの属性と
前記発生したイベントの種類に基づいて前記イベントを
伝達するクライアントを選択することを要旨とする。
【0024】請求項9記載の本発明にあっては、クライ
アントがオブジェクトに操作を加えて、イベントが発生
した場合、オブジェクトの属性とイベントの種類に基づ
いてイベントを伝達するクライアントを選択するため、
記録媒体を利用して、イベント伝播抑制プログラムの流
通性を高めることができる。
【0025】請求項10記載の本発明は、請求項9記載
の発明において、前記オブジェクトの属性と前記発生し
たイベントの関係を前記オブジェクト毎に設定したイベ
ントと伝播条件との対応表を設け、該対応表を参照して
イベントを伝達するクライアントを選択することを要旨
とする。
【0026】請求項10記載の本発明にあっては、オブ
ジェクトの属性とイベントの関係をオブジェクト毎に設
定したイベントと伝播条件との対応表を設け、該対応表
を参照してイベントを伝達するクライアントを選択する
ため、記録媒体を利用して、イベント伝播抑制プログラ
ムの流通性を高めることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0028】図1は、本発明の一実施形態に係る仮想共
有空間におけるイベント伝播抑制方法を説明するための
図である。同図において、1,3a〜3e,5a〜5
e,7は図5で説明したものと同じであって、それぞれ
仮想共有空間1、仮想共有空間1にアクセスしているク
ライアント3a〜3e、各クライアント3a〜3eを表
すアバタ5a〜5e、オブジェクト7であり、新たに追
加された符号9はオブジェクト7を中心とした所定の距
離範囲であるイベント伝達範囲9を示している。
【0029】このような本実施形態のイベント伝播抑制
方法では、仮想共有空間1内にあるオブジェクト7に対
してあるクライアントが操作を加えて、例えば図示のよ
うに爆発というイベントを発生させたとすると、このイ
ベントは該オブジェクト7から一旦各クライアント3a
〜3eに伝送され、各クライアント3a〜3eにおいて
イベントを起こしたオブジェクト7と自クライアントと
の間の距離が計算される。そして、この計算した距離が
オブジェクト7に格納されている所定の距離より小さい
場合には、すなわち自クライアントを表すアバタがオブ
ジェクト7を中心とした前記所定の距離範囲であるイベ
ント伝達範囲9内にある場合には、前記イベントを自ク
ライアントに伝達させる。すなわち、図1の例では、オ
ブジェクト7を中心とした所定の距離範囲であるイベン
ト伝達範囲9内にクライアント3a,3bのアバタ5
a,5bが存在しているので、このアバタ5a,5bに
対応するクライアント3a,3bに前記イベントが伝達
されることになる。
【0030】次に、上記実施形態の作用について図2に
示すフローチャートを参照して説明する。
【0031】図2において、あるクライアントがオブジ
ェクト7に対して操作を加えて、図示のように例えば爆
発というイベントを発生させると(ステップS11)、
このイベントは各クライアント3a〜3eに一旦伝送さ
れ(ステップS13)、各クライアント3a〜3eは該
イベントを起こしたオブジェクト7の位置と自分のアバ
タ5a〜5eの位置との間の距離を計算する(ステップ
S15)。
【0032】そして、この計算した距離がオブジェクト
7に属性として格納されている所定の距離であるイベン
ト伝播距離より小さいかどうかを、すなわち各クライア
ント3a〜3eは自分のアバタ5a〜5eが前記所定の
距離範囲であるイベント伝達範囲9内に存在しているか
どうかをチェックする(ステップS17)。
【0033】そして、この計算した距離がイベント伝播
距離より小さい場合、すなわち各クライアント3a〜3
eは自分のアバタ5a〜5eがイベント伝達範囲9内に
存在する場合には、このイベント伝達範囲9内に存在す
るクライアント(図1の例では、クライアント3a,3
b)のみに対してオブジェクト7に起こったイベントを
伝達する(ステップS19)。また、計算した距離がイ
ベント伝播距離より大きいクライアントに対しては、前
記イベントは伝達されない(ステップS21)。
【0034】このように本実施形態では、オブジェクト
7にイベントが発生した場合、該オブジェクト7に近い
クライアントのみにイベントを伝達し、従来のようにす
べてのクライアントには伝達するわけではないので、仮
想共有空間1内で伝播されるイベントを低減することが
でき、高度なサービスを実現することができるようにな
る。
【0035】次に、本発明の他の実施形態に係る仮想共
有空間におけるイベント伝播抑制方法について図3を参
照して説明する。図3において、1,3a〜3e,5a
〜5e,7,9は図1で説明したものと同じであるの
で、その説明は省略する。
【0036】図3に示す実施形態では、オブジェクト7
に発生したイベントは該オブジェクト7から伸びている
2本の矢印でわかるようにクライアント3a,3dに伝
達されているが、本実施形態では、イベントを伝達する
先のクライアントをイベントを起こしたオブジェクト7
からアバタまでの距離で決めるのでなく、各オブジェク
ト毎にオブジェクトのコードに格納されているイベント
の内容と伝播条件を設定した次に示す対応表に基づいて
イベントを伝達する先のクライアントを決めるようにし
ているものである。
【0037】
【表1】 この対応表では、爆発というイベントが発生した場合に
は、伝播条件として「アバタに耳がある」とあるように
耳のあるアバタで表されているクライアントにイベント
が伝達されることを示している。従って、図3では、耳
のあるアバタ5a,5dで表されているクライアント3
a,3dにオブジェクト7から矢印が伸びているように
イベントが伝達されるようになっている。
【0038】次に、上記実施形態の作用について図4に
示すフローチャートを参照して説明する。
【0039】図4において、あるクライアントがオブジ
ェクト7に対して操作を加えて、図示のように例えば爆
発というイベントを発生させると(ステップS31)、
このイベントは各クライアント3a〜3eに一旦伝送さ
れ(ステップS33)、各クライアント3a〜3eは該
イベントを起こしたオブジェクト7のコードに格納され
ているイベントと伝播条件の前記対応表を参照する(ス
テップS35)。
【0040】そして、この対応表に設定されている伝播
条件に該当するか否かをチェックする(ステップS3
7)。すなわち、オブジェクト7に発生したイベントが
爆発であるということに対して、対応表では「アバタに
耳がある」という伝播条件が設定されているので、各ク
ライアントは自分を表しているアバタに耳があるか否か
をチェックする。
【0041】この結果、耳のあるアバタが表示されてい
るクライアント3a,3dは、前記伝播条件に該当する
ので、オブジェクト7に起こったイベントは該クライア
ント3a,3dに伝達されるが(ステップS39)、そ
の他のクライアントのアバタには耳がないので、伝播条
件に該当しないため、イベントは伝達されない(ステッ
プS41)。
【0042】このように本実施形態では、オブジェクト
7にイベントが発生した場合、該オブジェクト7に登録
されているイベントと伝播条件に該当するクライアント
のみにイベントを伝達し、従来のようにすべてのクライ
アントには伝達するわけではないので、仮想共有空間1
内で伝播されるイベントを低減することができ、高度な
サービスを実現することができるようになる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クライアントがオブジェクトに操作を加えて、イベント
が発生した場合、オブジェクトとアバタとの距離のよう
なオブジェクトの属性、イベントの種類、またはオブジ
ェクトの属性とイベントの種類に基づいてイベントを伝
達するクライアントを選択するので、従来のように必要
のないクライアントにまでイベントが伝播されることが
なく、仮想共有空間内で伝播されるイベントを低減する
ことができ、高度なサービスを実現し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る仮想共有空間におけ
るイベント伝播抑制方法を説明するための図である。
【図2】図1に示す実施形態の作用を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の他の実施形態に係る仮想共有空間にお
けるイベント伝播抑制方法を説明するための図である。
【図4】図3に示す実施形態の作用を示すフローチャー
トである。
【図5】従来の仮想共有空間におけるイベント伝播抑制
方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 仮想共有空間 3a〜3e クライアント 5a〜5e アバタ 7 オブジェクト 9 イベント伝達範囲

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続された第1の仮想共有空間
    閲覧用クライアントが同様に前記通信網に接続された第
    2のまたは複数の仮想共有空間閲覧用クライアントとイ
    ベントを交換することにより2次元または3次元での仮
    想共有空間を構成し得るシステムであって、前記複数の
    クライアント間で仮想共有空間内に配置された仮想共有
    オブジェクトに操作を加えることができ、かつ仮想共有
    空間内でクライアントのアイコンであるアバタを表示す
    ることができる時、前記オブジェクトの操作時にイベン
    トを共有することができるシステムにおいて、 前記クライアントが前記オブジェクトに操作を加えて、
    仮想共有空間内で共有されるべきイベントが発生した場
    合に、前記オブジェクトの属性に基づいて前記イベント
    を伝達するクライアントを選択することを特徴とする仮
    想共有空間におけるイベント伝播抑制方法。
  2. 【請求項2】 前記オブジェクトの属性は、操作対象と
    なる前記オブジェクトから各クライアントのアバタまで
    の距離または仮想共有空間を写し出しているカメラまで
    の距離であり、該距離に基づいて前記イベントを伝達す
    るクライアントを選択することを特徴とする請求項1記
    載の仮想共有空間におけるイベント伝播抑制方法。
  3. 【請求項3】 通信網に接続された第1の仮想共有空間
    閲覧用クライアントが同様に前記通信網に接続された第
    2のまたは複数の仮想共有空間閲覧用クライアントとイ
    ベントを交換することにより2次元または3次元での仮
    想共有空間を構成し得るシステムであって、前記複数の
    クライアント間で仮想共有空間内に配置された仮想共有
    オブジェクトに操作を加えることができ、かつ仮想共有
    空間内でクライアントのアイコンであるアバタを表示す
    ることができる時、前記オブジェクトの操作時にイベン
    トを共有することができるシステムにおいて、 前記クライアントが前記オブジェクトに操作を加えて、
    仮想共有空間内で共有されるべきイベントが発生した場
    合に、該発生したイベントの種類に基づいて前記イベン
    トを伝達するクライアントを選択することを特徴とする
    仮想共有空間におけるイベント伝播抑制方法。
  4. 【請求項4】 通信網に接続された第1の仮想共有空間
    閲覧用クライアントが同様に前記通信網に接続された第
    2のまたは複数の仮想共有空間閲覧用クライアントとイ
    ベントを交換することにより2次元または3次元での仮
    想共有空間を構成し得るシステムであって、前記複数の
    クライアント間で仮想共有空間内に配置された仮想共有
    オブジェクトに操作を加えることができ、かつ仮想共有
    空間内でクライアントのアイコンであるアバタを表示す
    ることができる時、前記オブジェクトの操作時にイベン
    トを共有することができるシステムにおいて、 前記クライアントが前記オブジェクトに操作を加えて、
    仮想共有空間内で共有されるべきイベントが発生した場
    合に、前記オブジェクトの属性と前記発生したイベント
    の種類に基づいて前記イベントを伝達するクライアント
    を選択することを特徴とする仮想共有空間におけるイベ
    ント伝播抑制方法。
  5. 【請求項5】 前記オブジェクトの属性と前記発生した
    イベントの関係を前記オブジェクト毎に設定したイベン
    トと伝播条件との対応表を設け、該対応表を参照してイ
    ベントを伝達するクライアントを選択することを特徴と
    する請求項4記載の仮想共有空間におけるイベント伝播
    抑制方法。
  6. 【請求項6】 通信網に接続された第1の仮想共有空間
    閲覧用クライアントが同様に前記通信網に接続された第
    2のまたは複数の仮想共有空間閲覧用クライアントとイ
    ベントを交換することにより2次元または3次元での仮
    想共有空間を構成し得るシステムであって、前記複数の
    クライアント間で仮想共有空間内に配置された仮想共有
    オブジェクトに操作を加えることができ、かつ仮想共有
    空間内でクライアントのアイコンであるアバタを表示す
    ることができる時、前記オブジェクトの操作時にイベン
    トを共有することができるシステムにおいて、 前記クライアントが前記オブジェクトに操作を加えて、
    仮想共有空間内で共有されるべきイベントが発生した場
    合に、前記オブジェクトの属性に基づいて前記イベント
    を伝達するクライアントを選択することを特徴とする仮
    想共有空間におけるイベント伝播抑制プログラムを格納
    した記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記オブジェクトの属性は、操作対象と
    なる前記オブジェクトから各クライアントのアバタまで
    の距離または仮想共有空間を写し出しているカメラまで
    の距離であり、該距離に基づいて前記イベントを伝達す
    るクライアントを選択することを特徴とする請求項6記
    載の仮想共有空間におけるイベント伝播抑制プログラム
    を格納した記録媒体。
  8. 【請求項8】 通信網に接続された第1の仮想共有空間
    閲覧用クライアントが同様に前記通信網に接続された第
    2のまたは複数の仮想共有空間閲覧用クライアントとイ
    ベントを交換することにより2次元または3次元での仮
    想共有空間を構成し得るシステムであって、前記複数の
    クライアント間で仮想共有空間内に配置された仮想共有
    オブジェクトに操作を加えることができ、かつ仮想共有
    空間内でクライアントのアイコンであるアバタを表示す
    ることができる時、前記オブジェクトの操作時にイベン
    トを共有することができるシステムにおいて、 前記クライアントが前記オブジェクトに操作を加えて、
    仮想共有空間内で共有されるべきイベントが発生した場
    合に、該発生したイベントの種類に基づいて前記イベン
    トを伝達するクライアントを選択することを特徴とする
    仮想共有空間におけるイベント伝播抑制プログラムを格
    納した記録媒体。
  9. 【請求項9】 通信網に接続された第1の仮想共有空間
    閲覧用クライアントが同様に前記通信網に接続された第
    2のまたは複数の仮想共有空間閲覧用クライアントとイ
    ベントを交換することにより2次元または3次元での仮
    想共有空間を構成し得るシステムであって、前記複数の
    クライアント間で仮想共有空間内に配置された仮想共有
    オブジェクトに操作を加えることができ、かつ仮想共有
    空間内でクライアントのアイコンであるアバタを表示す
    ることができる時、前記オブジェクトの操作時にイベン
    トを共有することができるシステムにおいて、 前記クライアントが前記オブジェクトに操作を加えて、
    仮想共有空間内で共有されるべきイベントが発生した場
    合に、前記オブジェクトの属性と前記発生したイベント
    の種類に基づいて前記イベントを伝達するクライアント
    を選択することを特徴とする仮想共有空間におけるイベ
    ント伝播抑制プログラムを格納した記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記オブジェクトの属性と前記発生し
    たイベントの関係を前記オブジェクト毎に設定したイベ
    ントと伝播条件との対応表を設け、該対応表を参照して
    イベントを伝達するクライアントを選択することを特徴
    とする請求項9記載の仮想共有空間におけるイベント伝
    播抑制プログラムを格納した記録媒体。
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