JPH1185038A - 平面表示装置および該装置の回動負荷ヒンジ - Google Patents

平面表示装置および該装置の回動負荷ヒンジ

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JPH1185038A
JPH1185038A JP24406297A JP24406297A JPH1185038A JP H1185038 A JPH1185038 A JP H1185038A JP 24406297 A JP24406297 A JP 24406297A JP 24406297 A JP24406297 A JP 24406297A JP H1185038 A JPH1185038 A JP H1185038A
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hinge
display unit
support
display device
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JP24406297A
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Kazumasa Ogura
一正 小倉
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示部の重量が大きくても、また表示部に重
量アンバランスがあっても、経年劣化なく長時日にわた
って表示部を確実に所望の角度位置に安定保持できる平
面表示装置を得る。 【解決手段】 第1のヒンジ片に断面が円形状の回動軸
を固着するとともに、この回動軸の周囲に巻回部材を圧
接し、この巻回部材に第2のヒンジ片を固着してなる回
動負荷を有する回動負荷ヒンジの上記第1のヒンジ片
を、表示部またはこれを支持する支持台に固着し、上記
第2のヒンジ片を、上記支持台または表示部に固着する
ものとし、かつ表示部背面の中心線を挟む両側における
回動負荷ヒンジの回動負荷値を互いに異ならせるように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示画面を任意
の俯角または仰角度位置に傾斜させ、かつその角度位置
に表示画面を安定的に固定保持させることができる平面
表示装置および該装置に用いられる回動負荷ヒンジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種情報を表示する表示装置は、
場所をとらない薄型にしたい、大画面にしたい等の要求
から、CRTに代わって、液晶ディスプレイパネルと
か、プラズマディスプレイパネル(以下PDPと略称す
る)といった平板状の表示パネルをもつ、いわゆる平面
表示装置が比重を増しつつある。この種の平面表示装置
は、表示部が薄型の平板状であるため、その特徴を活か
したいろいろな据え付け方が提案されている。表示画面
を任意の俯角または仰角度位置に傾斜させ、かつその角
度位置に表示画面を安定的に固定保持させることができ
るように、表示画面を回動可能に支持するいわゆるチル
ト機能をもたせるのもその一つである。
【0003】チルト機構を有したこの種平面表示装置の
従来例としては、たとえば特開平7−56516号公報
に示されたものがある。図18はこの従来装置のチルト
機構部の概略を示すものであり、図において、1は表示
パネルと、これを収容するハウジングとからなる表示
部、1aはこの表示部に設けられた穴、2はこの穴1a
に挿入された回動軸、3はこの回動軸を上記表示部1に
固定するためのセットねじであり、これにより表示部1
と回動軸2とは一体的に回動される。4は上記表示部1
の支持台となるスタンド部(図示せず)に取り付けられ
た金属製の筒状ケーシング、5はこの筒状ケーシング内
に圧縮状態で挿入されたウレタンゴム等からなるゴム部
材、5aはこのゴム部材の中心部に設けられた穴であ
り、この穴5a内に上記回動軸2が圧入されている。
【0004】従来の平面表示装置は上記のように構成さ
れ、表示部1の姿勢を安定させるためのチルト機構部の
支持力すなわち回動負荷を、回動軸2とゴム部材5との
摩擦力により得るものとしている。これにより表示部1
を俯角側または仰角側のいずれの側にも、しかも任意の
角度に傾斜させることができ、かつその角度位置に表示
部1を固定させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来装
置では、表示部1の任意角度での固定を、回動軸2とゴ
ム部材5との摩擦力、すなわちゴム部材5の弾性力によ
り得るものとしているので、表示部1が軽量である場合
にはたしかに表示部1を所望の角度位置に安定保持させ
ることができる。しかしながら、たとえば表示部1が大
画面となってその重量が大きくなった場合とか、あるい
は表示部1が構造上単位面積あたりの重量が大きいPD
Pである場合等にあっては、表示部1の重量による回動
力が回動軸2とゴム部材5との摩擦力すなわち回動負荷
を超えてしまうことになり、表示部1を回動して所望の
角度位置に傾斜させても、その傾斜位置を安定的に保持
させることができなくなるおそれがある。
【0006】ゴム部材5の弾性力を大きくすることによ
り、ある程度の重量のものまでは対応できようが、特に
表示部1が上記したように単位面積あたりの重量が大き
いPDPであり、しかもそれが大画面であったりする
と、従来装置ではその構造上到底その重量に耐えられ
ず、表示部1を任意の角度位置に安定的に固定保持する
ことが不可能になる。また、経年変化、特にヒートサイ
クル等によるゴム部材5の劣化が避けられないため、時
間経過とともに摩擦力すなわち回動負荷が次第に減退
し、その都度ゴム部材5の取り替えを要するという面倒
な作業が必要であった。また、表示部の画面が大きくな
り、中心線を挟んだ表示部左右に重量アンバランスがあ
ると、表示部を回動するときにねじれが生じて表示部を
なめらかに回動することができなくなるという問題があ
った。
【0007】さらにまた、表示部の画面が大きくなる
と、各種外部端子が表示部底面に設けられることになる
が、その結果表示部を支持する支持台が外部端子へのコ
ネクタの挿脱を窮屈なものにするが、その挿脱を容易に
するための考慮をしておく必要がある。
【0008】また、表示部の画面が大きくなると、それ
に応じてこれを支持する支持台が必然的に大きくなる
が、支持台が大きくなると相対的に表示部が小さく見え
るという難点があった。
【0009】また、表示部が大画面になりその重量が大
きくなると、支持強度について必要以上に心配するあま
り、製造するときから据付個所を特定したものが多く、
したがって使用者が据付個所を選択する余地がなかっ
た。
【0010】さらに、従来装置ではゴム部材の取り替え
を怠り、摩擦力すなわち回動負荷が極度に減退すると、
表示部が所定角度位置を保持できずに自動回動してしま
い、他物に衝突してこれを損傷するおそれがあった。表
示部が大画面になりその重量が大きくなるほど、他物へ
の衝突時の衝撃力が大きくなり、損傷の度合が大きくな
る。
【0011】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、表示部の重量が
大きくなっても、特に単位面積あたりの重量が大きいP
DPであって、かつその画面が大きくなっても、表示部
を確実に所望の角度位置に安定保持させることができる
とともに、経年変化がなく長時日にわたって安定した保
持力を発揮でき、また表示部の中心線を挟んだ左右に重
量アンバランスがあってもねじれを生ずることなく表示
部をなめらかに回動することができる平面表示装置を得
ようとするものである。
【0012】第2の目的は、表示部を支持する支持台
が、外部端子へのコネクタの挿脱作業をじゃますること
がなく、コネクタの挿脱空間を十分に確保した平面表示
装置を得るものである。
【0013】さらに、第3の目的は、表示部を相対的に
大きく見せることのできる意匠的に優れた平面表示装置
を得ようとするものである。
【0014】また、第4の目的は、使用者の希望に応じ
て、床面、天井または壁面等、据付場所を任意に選択で
きる平面表示装置を得るものである。
【0015】さらにまた、第5の目的は、表示部の必要
以上の傾斜を制限し、表示部の他物への衝突による損傷
を防止し得る平面表示装置の回動負荷ヒンジを得るもの
である。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る平面表示
装置は、平板状の表示部、この表示部を支持する支持
台、一端部が上記表示部または支持台に固着され、他端
部が回動軸の一部に固着された第1のヒンジ片と、断面
が円形状の上記回動軸の余部の周面に圧接された巻回部
材と、この巻回部材に一端部が固着され、他端部が上記
支持台または表示部に固着された第2のヒンジ片とから
なる回動負荷をもつ回動負荷ヒンジにより構成し、表示
部背面の中心線を挟む両側を上記回動負荷ヒンジにより
支持するとともに、その両側における回動負荷ヒンジの
回動負荷値を互いに異ならせるようにしたものである。
【0017】また、表示部背面の中心線を挟む両側に設
ける回動負荷ヒンジの個数を違えて、両側における回動
負荷ヒンジによる回動負荷値を互いに異ならせるように
したものである。
【0018】さらに、表示部背面の中心線を挟む非対称
位置を、回動負荷ヒンジによりそれぞれ支持することに
より、中心線を挟む両側における回動負荷値を互いに異
ならせるようにしたものである。
【0019】また、支持台を、支持片と台板からなる断
面T字状に形成するとともに、支持台を2つに分割する
ようにしたものである。
【0020】さらにまた、2つに分割された支持片と台
板からなる断面T字状の支持台の台板を、連結材により
連結するようにしたものである。
【0021】また、支持台を、表示部の幅よりも小さい
長さの台板と、この台板から表示部の両側部へ向かって
延びる一対の支持片とにより構成するようにしたもので
ある。
【0022】また、支持台を構成する一対の支持片を、
中央部で互いに当接させるようにしたものである。
【0023】さらに、一対の支持片を一体に形成し、こ
れと台板により支持台を構成するようにしたものであ
る。
【0024】さらにまた、一対の支持片の中央部を、表
示部の下端と台板との間隔よりも大きくするようにした
ものである。
【0025】また、支持片と台板からなる断面T字状の
支持台の台板に、取付穴を設けるようにしたものであ
る。
【0026】加えて、この発明に係る平面表示装置の回
動負荷ヒンジは、回動負荷ヒンジの第1のヒンジ片に第
1の係合片を取り付け、回動量が所定値に達したときこ
の第1の係合片と係合する第2の係合片を第2のヒンジ
片に取り付けるようにしたものである。
【0027】さらに、第1のヒンジ片に取り付けられる
第1の係合片を、第1のヒンジ片への取付部と、この取
付部に連なる断面コ字状の係合部とにより形成するとと
もに、第2のヒンジ片に取り付けられる第2の係合片
を、第2のヒンジ片への取付部と、この取付部から立ち
上がった、上記第1の係合片の係合部と係合する係合部
とからなる断面L字状に形成するようにしたものであ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1 図1はこの発明の実施の形態1である平面表示装置を示
す正面図、図2、図3は同じくその左側面図および右側
面図、図4は同じく背面図、図5は図4のV−V線にお
ける断面図である。図1乃至図5において、10は平板
状のたとえばPDP等の表示パネルと、これを収容する
ハウジングとからなる表示部、10aはこの表示部の背
面上部に設けられた表示部内部の温度上昇を抑えるため
の通風孔、10b,10cは同じく表示部の背面下部お
よび表示部の底面に設けられた通風孔、10dは図4、
図5に示されているように、表示部10の背面下部に形
成されている凹み部、10eはこの凹み部10dの頂
面、すなわち表示部10の底面に設けられたビデオ端
子、S−ビデオ端子、音声端子、アナログRGB端子等
周知の外部端子、10fはこれら各外部端子10eにそ
れぞれ接続されるコネクタであり、接続コード10gを
介して外部機器と接続される。
【0029】11は上記表示部10の背面に取り付けら
れた、たとえばPDPを駆動するための制御回路を含む
電源回路部であり、11aはこの電源回路部の右側面図
に設けられた、電源プラグ11b(図4参照)を受け入
れるための電源ソケットであり、電源コード11cを介
して電源の供給を受けるものである。11dは電源スイ
ッチ、11e、11f、11gは上記制御回路を含む電
源回路部11の背面、右側面および左側面に設けられた
放熱用の通気孔、12は上記表示部10を支持するため
の、支持片12aと台板12bとにより構成された断面
がT字状である支持台であり、この実施の形態1におい
ては図1、図4から明らかなように、支持台12は後述
する理由から左右に2分割されており、さらに図4右側
の支持台12には支持片12aの上部に水平方向の延長
部12cが設けられている。この延長部12cの設置理
由は、後述する説明から明らかになるので、ここでは詳
しくは説明しない。12dは上記した2分割された支持
台12、12間を連結する連結材であり、台板12b、
12bの底面間をつなぐ薄い板材により構成されてい
る。
【0030】図3、図4、図5に示される13はたとえ
ばねじ13a等(後述の図8参照)により上記表示部1
0の背面に固着された取付片、14はこの取付片13と
上記支持台12の支持片12aとの間に取り付けられ、
上記表示部10を回動自在に支持するための回動負荷を
有する回動負荷ヒンジであり、図4、図5に示すように
この実施の形態1では左側に1つ、右側に3つの回動負
荷ヒンジ14がそれぞれ設けられている。なお、この回
動負荷ヒンジ14の構造、および左側に1個、右側に3
個設けるとした理由については後に詳しく説明する。1
5は表示部10の背面に取り付けられた上記回動負荷ヒ
ンジ14を覆うカバーであり、見栄えをよくするととも
に、回動負荷ヒンジ14に異物がかみ込むのを防止する
ために設けられるものである。
【0031】図6、図7はこの発明の実施の形態1であ
る平面表示装置の使用状態を示す図であり、図6は表示
部10を俯角側に10°傾斜させた場合、図7は表示部
10を仰角側に30°傾斜させた場合をそれぞれ示して
いるが、いうまでもなく傾斜角度は図示の角度に限られ
るものではない。すなわち、後述する説明から明らかな
ように、この発明によれば回動負荷を有する回動負荷ヒ
ンジ14の働きにより、表示部10は俯角側、仰角側の
いずれの側にも任意角度傾斜させることができ、しかも
その角度位置で表示部10を安定的に保持固定すること
ができるものである。
【0032】図8は上記回動負荷ヒンジ14の詳細を拡
大して示す拡大図、図9は、理解を容易にするため、こ
の回動負荷ヒンジ14を分解して示す斜視図であり、図
8、図9において、14aは一端部が取付穴14bを介
してねじ14c等により支持台の支持片12aに固着さ
れた第1のヒンジ片、14dはこの第1のヒンジ片の他
端部に固着された、断面が円形状の回動軸であり、その
一部、この図示の例によれば両端部が一部削り取られた
切欠部14eをもち、この切欠部14eに第1のヒンジ
片14aの他端部が巻き付けられ、固着されている。な
お、この第1のヒンジ片14aと回動軸14dとの固着
手段は図示の例によらなければならないというものでは
なく、確実に固着できるならたとえば溶接するなど他の
固着手段であってもよい。14fは上記回動軸14dの
余部、図示の例によれば断面が円形状である回動軸14
dの中央部の周面に圧接状態で巻回された巻回部材であ
り、良好な圧接状態を得るためのスプリング材14gお
よび板ばね材14hを介して、後述するようにカシメ付
けにより上記回動軸14dの中央部の周面に圧接状態で
巻回される。
【0033】14iは一端部がねじ14k等により、取
付穴14jを介して表示部背面の上記取付片13に固着
された第2のヒンジ片であり、この第2のヒンジ片14
iの他端部には、上記回動軸14dに挿通するためのガ
イド穴14mを有した切起部14nが設けられている。
この第2のヒンジ片14iと上記巻回部材14fとは、
リベット14pおよびワッシャ14qにより、スプリン
グ材14g、板ばね材14hともども互いに一体にカシ
メ付けされる。この巻回部材14fの回動軸14dへの
圧接は、上記のカシメ付けに代えて、ボルトとナットに
よるボルト締めとしてもよく、ボルト締めとすることに
よりその圧接力を任意に調節することができる。14r
は上記第2のヒンジ片14iの切起部14nと第1のヒ
ンジ片14aとの間の上記回動軸14dに挿通されたリ
ングワッシャで、両ヒンジ片14aと14iとの動きを
スムースにするためのものである。
【0034】この発明による平面表示装置は上記のよう
に、第2のヒンジ片14iに固着された巻回部材14f
が、第1のヒンジ片14aに固着された回動軸14dの
周面に圧接されているので、大きい摩擦力が得られ、し
たがって表示部10の重量が大きくなっても、また単位
面積あたりの重量が大きいPDPであって、しかもその
画面が大きくなっても、表示部10を図6、図7に示す
ように確実に所望の角度位置に安定保持させることがで
きる。しかも経年劣化する部分がなく、したがって長期
にわたって安定した保持力を維持することができる。
【0035】さらに回動負荷ヒンジ14は、上記説明か
ら明らかなように、形状的には板状をなしていてその厚
さが薄く、したがって薄型にしたいとの平面表示装置の
命題を損なうことなく、所望のチルト機能を発揮するこ
とができる。出願人の実験によれば、ヒンジ厚さ10m
mにおいて、ピーク値ではないが25kgf・cmの回
動負荷値を実現し、これを1万回の回動に耐え得る保証
を得た。なお上記例では、第1のヒンジ片14aを支持
台12の支持片12aに、第2のヒンジ片14iを表示
部背面の取付片13に固着するものとしたが、関係を逆
にして第1のヒンジ片14aを表示部背面の取付片13
に、第2のヒンジ片14iを支持台12の支持片12a
に固着するものとしても、上記と同様の動作を実現でき
ることは上記説明に照らして明らかである。
【0036】この発明による平面表示装置は、上記した
安定的な保持力を得るほかに、次のような特徴を併せ有
するものである。すなわち、表示部10の画面が大きく
なり、中心線を挟んだ左右の重さがアンバランスになる
と、表示部10を回動するときにねじれが生じて表示部
10のスムースな回動ができなくなる。特に、上記実施
の形態1でも示したように、表示部10の背面に制御回
路を含む電源回路部11が取り付けられるような場合に
は、表示部前面から電源コード11cを見えなくするた
めに、電源回路部11を表示部背面の片側(図4では右
側)に寄せて取り付けるが、これにより表示部10の中
心線(表示部10背面の中心線)を挟んだ左右の重さが
一層アンバランスとなり、表示部10のスムースな回動
がますます難しいものとなる。そこでこの発明では、図
4に示したように、表示部10の中心線を挟んだ両側に
設ける回動負荷ヒンジ14の個数を違えて、両側におけ
る回動負荷ヒンジによる回動負荷値を互いに異ならせる
ようにしている。この両側における回動負荷値を異なら
せることにより、表示部10の重量アンバランスを回動
負荷ヒンジ14により吸収し、表示部10のスムースな
回動を可能にしている。
【0037】この中心線を挟む両側における回動負荷ヒ
ンジの回動負荷値を異ならせる手段として、図4では左
側に1個、右側に3個としたが、重量アンバランスに応
じた任意個数を選択すればよいことはいうまでもなく、
要は表示部10の重量アンバランスに対応して個数を選
び、両側における回動負荷値を異ならせればよい。図示
の例によれば、すべて同一の回動負荷値を有する回動負
荷ヒンジを用意することでこと足りるので、製造および
組立における標準化が可能となる。表示部10の中心線
を挟んだ両側における回動負荷値を異ならせる手段とし
ては、上記のほかいろいろな手段が考えられる。たとえ
ば個々の回動負荷ヒンジ14の回動負荷値を異ならせる
ことも考えられる。すなわち、上記の個数を違えて両側
の回動負荷値を異ならせる手段は、各回動負荷ヒンジ1
4の回動負荷値がそれぞれ同一であることを前提とした
ものであるが、表示部10の中心線を挟む両側に1つず
つの回動負荷ヒンジ14を設け、この各回動負荷ヒンジ
14自体の回動負荷値を異ならせるものとしても同様の
動作が期待できる。
【0038】また、表示部10の中心線を挟む非対称位
置にそれぞれ回動負荷ヒンジ14を設けるものとして
も、結果的には表示部10の中心線を挟んだ両側におけ
る回動負荷値を異ならせることになり、上記と同様の動
作を実現することができる。これら回動負荷ヒンジ14
自体の回動負荷値を異なるようにし、あるいは表示部1
0の中心線を挟む非対称位置に回動負荷ヒンジ14を設
けるようにすれば、回動負荷ヒンジ14を表示部10の
中心線を挟む両側に1つずつ設けることでよいので、そ
の取付個所が小さくてすむというメリットが得られ、こ
の場合には図4で示した支持片12aの上部に設けてい
る水平方向の延長部12cは省略することができる。す
なわちこの延長部12cは、回動負荷ヒンジ14を多数
個設ける場合の取付個所を確保するために設けられたも
のである。
【0039】この発明による平面表示装置は、さらに次
のような特徴を有している。上記実施の形態1では、特
に図4、図5で示したように、表示部10の背面下部に
凹み部10dを形成し、この凹み部10dの頂面、すな
わち表示部10の底面に外部端子10eが設けられ、こ
の外部端子10eにコネクタ10fを挿入接続するよう
になっている。ところで、このコネクタ10fの挿脱
は、当然表示部背面から行われるが、その挿脱作業のた
めにはある程度の空間が必要になる。この作業空間を得
るために、この発明では断面がT字状である支持台12
を左右に2分割している。この支持台12を分割するこ
とにより、外部端子10eの設置個所近辺に空間を得る
ことができ、この空間をコネクタ10fの挿脱作業空間
に利用できるほか、支持台12を分割することにより材
料費が節減できるうえ、据え付け面が平坦でない場合に
あっても据え付け面になじみ易いという、副次的効果を
期待することができる。
【0040】ところで、支持台12を分割した場合、表
示部10を回動するとき、特に両側の回動負荷ヒンジ1
4の回動負荷値を異ならせてあると、2つの支持台1
2、12に均等な回動負荷が加わらず、両支持台12、
12間にねじれが生じ、表示部10のスムースな回動を
減ずるおそれがある。このおそれをなくするため、この
発明では両支持台12、12の台板12b、12b間を
連結材12dで連結し、両支持台12、12を一体化し
ている。もちろん連結材12dを設けることで、上記し
たコネクタ10fの挿脱作業空間が減ずるのを極力抑え
るため、連結材12dは薄い板材で構成するものとし、
これを支持台の台板12b、12bの底面間においてつ
なぐものとしている。
【0041】実施の形態2 図10、図11はこの発明の実施の形態2である平面表
示装置を示す正面図および背面図であり、表示部10、
制御回路を含む電源回路部11、取付片13、回動負荷
ヒンジ14およびカバー15は、上記した実施の形態1
に示されるものと同一であるので詳細は略するものとす
る。さて、この実施の形態2によれば、支持台12は次
のように構成される。まず、支持台12の台板12bの
長さを表示部10の幅よりも小さくする。そして一対の
支持片12a、12aを台板12bから表示部10の両
側部へ向かって斜め上方に延びる構成としている。した
がって、図には示していないが側面は、図2、図3に示
したと同様T字状となっていることはいうまでもない。
【0042】この実施の形態2によれば、特に図10か
ら明らかなように、前面から見ると支持台12が表示部
10よりも小さいので、相対的に表示部10の大きさを
強調し得る斬新なデザインを有した平面表示装置を得る
ことができる。また、一対の支持片12a、12aを、
台板12bから表示部10の両側部へ斜め上方に向かっ
て延びる構成としているので、凹み部10dの頂面に設
けられた外部端子10e(図示していない)に、コネク
タを挿脱するための作業空間は十分に確保されている。
【0043】実施の形態3 図12、図13はこの発明の実施の形態3である平面表
示装置を示す正面図および背面図であり、両図から明ら
かなように、上記実施の形態2における一対の支持片1
2a、12aを中央部で互いに当接させたものである。
この実施の形態3によれば、両支持片12a、12aの
足元部、すなわち台板12bへの取付部にすき間がなく
なり、デザイン的にいえばさらに一歩進んだ平面表示装
置を提供し得るものといえる。なお、この実施の形態3
において、一対の支持片12a、12aを別体ではな
く、一体に形成するものとすれば、支持台12による支
持強度を一層大きくすることができ、設計あるいは製造
時における自由度を増すことができる。さらに、一対の
支持片12a、12aの中央部、すなわち両者の突き当
たり部の高さを、表示部10の下端と台板12bの上面
との間隔よりも大きくすれば、前面から見た場合に表示
部10と支持片12aとの間に全くすき間がなくなり、
裏面にあるコネクタ10fや接続コード10g等が前面
からの視界から隠れるので、視覚上すっきりとするな
ど、デザイン的に一層優れた平面表示装置を得ることが
できるほか、必要なら現在の傾斜角度を表示するなど、
一対の支持片12a、12aの中央部を何等かの表示面
に利用することができる。
【0044】実施の形態4 図14、図15はこの発明の実施の形態4である平面表
示装置の使用状態を示す据付け図であり、図14は天井
に、図15は壁面に据え付けた場合をそれぞれ示してい
る。図14、図15において、12eは支持台12の台
板12bに設けられた取付穴、12fは取付ボルト、1
6は天井、17は壁である。このように、支持台12の
台板12bに取付穴12eを設けることにより、取付ボ
ルト12fを介して容易に天井16あるいは壁面17に
据え付けることができる。そして取付ボルト12fを外
せば、それ以外の何等の作業を要することなく、そのま
ま床面に据え付けることができる。その際、取付穴12
eが床面据付けの支障にならないことは説明するまでも
ない。
【0045】実施の形態5 図16はこの発明の実施の形態5である平面表示装置の
回動負荷ヒンジの他の例を示す図であり、上記の図8と
同一または相当する部分については同一符号を付して示
し、また巻回部材14f、スプリング材14g、板ばね
材14hおよびワッシャ14qについては、図8と同一
であるが、図面の煩雑さを避ける意味から省略してい
る。さて、図16において、14s1は第1のヒンジ片
14aに取り付けられた第1の係合片、14t1は第2
のヒンジ片14iに取り付けられ、表示部10の俯角側
への回動量が所定値に達したとき上記第1の係合片14
s1と係合する第2の係合片である。14s2は第1の
ヒンジ片14aに取り付けられた別の第1の係合片、1
4t2は第2のヒンジ片14iと一体に形成された、表
示部10の仰角側への回動量が所定値に達したとき上記
別の第1の係合片14s2と係合する別の第2の係合片
である。
【0046】この実施の形態5によれば、第1の係合片
14s1または14s2と、第2の係合片14t1また
は14t2とがストッパとなり、表示部10の俯角側あ
るいは仰角側への所定値以上の回動量を規制することが
できるので、万一回動負荷ヒンジ14の回動負荷が減じ
て、表示部10が急激に自動回動するようなことがあっ
ても、表示部10が他物に激突してこれを損傷するのを
未然に防止することができる。なお、上記例では第2の
係合片14t2を第2のヒンジ片14iと一体に形成す
るものとしたが、これを別体に形成し、第2の係合片1
4t2をボルト締めあるいは溶接等任意の取付手段によ
り第2のヒンジ片14iに取り付けるものとしても同様
の動作が期待できる。また、上記例では第2のヒンジ片
14iと取付片13とを溶接により固着するものとした
が、図8と同様にボルト締めにより固着してもよいこと
はいうまでもない。
【0047】実施の形態6 図17はこの発明の実施の形態6である平面表示装置の
回動負荷ヒンジのさらに他の例を示す図であり、上記の
図8と同一または相当する部分については同一符号を付
して示している。図17において、14sは第1のヒン
ジ片14aへの取付部14saと、この取付部に連なる
断面コ字状の係合部14sbと、この係合部に連なる鍵
部14scとにより構成される第1の係合片、14tは
第2のヒンジ片14iへの取付部14taと、この取付
部から立ち上がった係合部14tbと、この係合部に連
なる鍵部14tcとにより構成された、係合部14tb
が上記第1の係合片14sの係合部14sbと係合する
断面L字状の第2の係合片である。
【0048】図17の動作を説明するに、いま表示部1
0が俯角側へ、図中一点鎖線で示す位置まで回動傾斜す
ると、第2のヒンジ片14iに取り付けられた第2の係
合片14tも同様に一点鎖線で示す位置まで回動する。
そしてこの位置に至ると、第2の係合片14tの係合部
14tbが第1の係合片14sの係合部14sbに係合
し、表示部10のそれ以上の回動を規制する。逆に、表
示部10が仰角側へ、図中二点鎖線で示す位置まで回動
傾斜すると、第2の係合片14tも同様に二点鎖線で示
す位置まで回動し、第2の係合片14tの係合部14t
bが第1の係合片14sの係合部14sbに係合し、表
示部10のそれ以上の回動を規制する。そしてこの回動
を規制する範囲は、図中に示す第1の係合片14sの係
合部14sbの長さLを所望値に設定することにより、
任意の範囲に設定することができる。
【0049】この実施の形態6によれば、一対の係合片
14s、14tにより俯角および仰角いずれの側の回動
をも規制することができ、したがって大きな取付面積を
要しない簡単な構成によるストッパを実現することがで
きる。なお、図17では第1の係合片14sを第1のヒ
ンジ片14aに取り付け、第2の係合片14tを第2の
ヒンジ片14iに取り付けるものとしたが、その関係を
逆にして、第1の係合片14sを第2のヒンジ片14i
に取り付け、第2の係合片14tを第1のヒンジ片14
aに取り付けるものとしても同じ動作を実現することが
できる。
【0050】また、図17では第1の係合片14sと第
1のヒンジ片14aおよび第2の係合片14tと第2の
ヒンジ片14iをそれぞれ別体に構成するものとしてい
るが、これらをそれぞれ一体に構成することもできる。
さらに、図17では第1の係合片14sと第2の係合片
14tにそれぞれ鍵部14sc、14tcを形成し、特
に仰角規制時にこの鍵部14scと14tcとをからま
せてより安全なストッパとしているが、この鍵部14s
cおよび14tcは不可欠なものではなく、これを省略
しても、第1の係合片14sの係合部14sbと第2の
係合片14tの係合部14tbとを係合させることによ
り、十分なストッパ機能が得られることは、あらためて
説明するまでもない。
【0051】
【発明の効果】この発明は、以上詳細説明したように構
成されているので、以下に示すような効果を奏すること
ができる。
【0052】第1の発明によれば、一端部を表示部また
は支持台に固着し、他端部に回動軸を固着した第1のヒ
ンジ片と、この回動軸の周面に圧接された巻回部材を一
端部に、他端部を支持台または表示部に固着した第2の
ヒンジ片を有する回動負荷ヒンジを用いるものとしたか
ら、大きい摩擦力すなわち回動負荷が得られ、したがっ
て表示部の重量が大きくなっても、表示部を確実に所望
の角度位置に安定保持させることができる。しかも経年
劣化する部分がなく、したがって長期にわたって安定し
た保持力を維持することができる。さらに、表示部の中
心線を挟む両側に設けられる回動負荷ヒンジの回動負荷
値を異ならせるものとしたから、表示部に重量アンバラ
ンスがあってもこれを吸収することができ、表示部のス
ムースな回動を実現することができる。
【0053】第2の発明によれば、同一の回動負荷値を
もつ回動負荷ヒンジを用いるものとし、表示部の中心線
を挟む両側においてその個数を違えることにより両側に
おける回動負荷値を異ならせるものとしたから、製造お
よび組立における標準化を図ることが可能となる。
【0054】第3の発明によれば、表示部の中心線を挟
む非対称位置にそれぞれ回動負荷ヒンジを設けることに
より、両側における回動負荷値を異ならせるものとした
から、回動負荷ヒンジは両側に1つずつ設けることでよ
く、その取付個所が小さくてすむことになる。
【0055】第4の発明によれば、表示部を支持する台
板と支持片からなる断面がT字状の支持台を、表示部の
両側に2分割するものとしたから、表示部の背面下部に
空間を得ることができ、表示部底面に設けられた外部端
子へのコネクタの挿脱を容易に行うことができる。
【0056】第5の発明によれば、分割した支持台の台
板を連結材により連結するものとしたから、コネクタ挿
脱の空間を確保しながら、支持台間のねじれを防止する
ことができ、したがってスムースな表示部の回動を実現
することができる。
【0057】第6の発明によれば、支持台を表示部の幅
よりも小さい長さの台板と、この台板から表示部の両側
部へ向かって延びる一対の支持片とにより構成するもの
としたので、コネクタ挿脱の空間を確保しつつ、表示部
の大きさを強調した斬新なデザインを有する平面表示装
置を得ることができる。
【0058】第7の発明によれば、台板から表示部の両
側部へ向かって延びる一対の支持片を中央部で互いに当
接させるものとしたから、支持片の足元部にすき間がな
くなり、さらに斬新なデザインをもつ平面表示装置を得
ることができる。
【0059】第8の発明によれば、台板から表示部の両
側部へ向かって延びる一対の支持片を一体に構成するも
のとしたから、支持片の足元部にすき間のない斬新なデ
ザインを保ちつつ、支持強度を大きくすることが可能な
平面表示装置を得ることができる。
【0060】第9の発明によれば、台板から表示部の両
側部へ向かって延びる一対の支持片の中央部を、表示部
の下端と台板との間隔よりも大きくしたので、前面から
見たとき表示部と支持片との間に全くすき間のない、一
層斬新なデザインを有する平面表示装置を得ることがで
きる。
【0061】第10の発明によれば、支持台の台板に取
付穴を設けるものとしたので、天井あるいは壁面への据
え付けが容易となり、使用環境あるいは使用者の好みに
応じて、床面を含む最適の据付場所を任意に選択するこ
とができる。
【0062】第11の発明によれば、表示部または支持
台に固着した第1のヒンジ片に第1の係合片を取り付け
るとともに、支持台または表示部に固着した第2のヒン
ジ片に第2の係合片を取り付け、表示部の回動量が所定
値に達したときこれら第1、第2の係合片を係合させる
ものとしたから、万一回動負荷ヒンジの回動負荷が減じ
て表示部が自動回動しても、表示部が他物に衝突して損
傷するのを未然に防止することができる。
【0063】第12の発明によれば、第1の係合片を第
1のヒンジ片への取付部とこの取付部に連なる断面コ字
状の係合部とにより構成するとともに、第2の係合片を
第2のヒンジ片への取付部とこの取付部から立ち上がっ
た第1の係合片の係合部と係合する係合部とからなる断
面L字状に形成するものとしたから、一対の係合片によ
り表示部の俯角および仰角いずれの側の回動量をも制限
することでき、したがって簡単な構成による万全の安全
対策を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による平面表示装置を示す正面
図である。
【図2】 実施の形態1による平面表示装置を示す左側
面図である。
【図3】 実施の形態1による平面表示装置を示す右側
面図である。
【図4】 実施の形態1による平面表示装置を示す背面
図である。
【図5】 実施の形態1による、図4V−V線における
断面図である。
【図6】 実施の形態1による平面表示装置を俯角側に
傾斜させた使用状態を示す右側面図である。
【図7】 実施の形態1による平面表示装置を仰角側に
傾斜させた使用状態を示す右側面図である。
【図8】 実施の形態1による平面表示装置に用いられ
る回動負荷ヒンジの詳細を示す拡大図である。
【図9】 実施の形態1による平面表示装置に用いられ
る回動負荷ヒンジの詳細を、さらにわかりやすく示した
分解斜視図である。
【図10】 実施の形態2による平面表示装置を示す正
面図である。
【図11】 実施の形態2による平面表示装置を示す背
面図である。
【図12】 実施の形態3による平面表示装置を示す正
面図である。
【図13】 実施の形態3による平面表示装置を示す背
面図である。
【図14】 実施の形態4による平面表示装置を天井に
据え付けた据付状態を示す右側面図である。
【図15】 実施の形態4による平面表示装置を壁面に
据え付けた据付状態を示す右側面図である。
【図16】 実施の形態5による平面表示装置の回動負
荷ヒンジの他の例を示す図である。
【図17】 実施の形態6による平面表示装置の回動負
荷ヒンジのさらに他の例を示す図である。
【図18】 従来の平面表示装置におけるチルト機構部
を示す概略図である。
【符号の説明】
10 表示部、10d 凹み部、10e 外部端子、1
0f コネクタ、10g 接続コード、11 制御回路
を含む電源回路、11a 電源ソケット、11b 電源
プラグ、11c 電源コード、11d 電源スイッチ、
12 支持台、12a 支持片、12b 台板、12d
連結材、12e 取付穴、12f 取付ボルト、13
取付片、14 回動負荷ヒンジ、14a 第1のヒン
ジ片、14d 回動軸、14f 巻回部材、14i 第
2のヒンジ片、14s、14s1第1の係合片、14s
2 別の第1の係合片、14sa 第1のヒンジ片への
取付部、14sb 断面コ字状の係合部、14t、14
t1 第2の係合片、14t2 別の第2の係合片、1
4ta 第2のヒンジ片への取付部、14tb係合部、
15 カバー、16 天井、17 壁面。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の表示部、この表示部を支持する
    支持台、一端部が上記表示部または支持台に固着され、
    他端部が回動軸の一部に固着された第1のヒンジ片と、
    断面が円形状の上記回動軸の余部の周面に圧接された巻
    回部材と、この巻回部材に一端部が固着され、他端部が
    上記支持台または表示部に固着された第2のヒンジ片と
    からなる回動負荷をもつ回動負荷ヒンジにより構成され
    る平面表示装置であって、上記表示部背面の中心線を挟
    む両側を上記回動負荷ヒンジによりそれぞれ支持すると
    ともに、この両側に設けられる回動負荷ヒンジの回動負
    荷値を互いに異ならせるようにしたことを特徴とする平
    面表示装置。
  2. 【請求項2】 表示部の中心線を挟む両側に設けられる
    回動負荷ヒンジの個数を違えたことを特徴とする請求項
    1に記載の平面表示装置。
  3. 【請求項3】 表示部の中心線を挟む非対称位置にある
    表示部背面の両側をそれぞれ回動負荷ヒンジにより支持
    するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記
    載の平面表示装置。
  4. 【請求項4】 平板状の表示部、この表示部を支持す
    る、台板と支持片とからなる断面がT字状の支持台、一
    端部が上記表示部または支持台の支持片に固着され、他
    端部が回動軸の一部に固着された第1のヒンジ片と、断
    面が円形状の上記回動軸の余部の周面に圧接された巻回
    部材と、この巻回部材に一端部が固着され、他端部が上
    記支持台の支持片または表示部に固着された第2のヒン
    ジ片とからなる回動負荷をもつ回動負荷ヒンジにより構
    成される平面表示装置であって、上記表示部背面の中心
    線を挟む両側を上記回動負荷ヒンジによりそれぞれ支持
    するとともに、上記支持台を2つに分割してなることを
    特徴とする平面表示装置。
  5. 【請求項5】 2つの支持台の台板を連結材により連結
    してなることを特徴とする請求項4に記載の平面表示装
    置。
  6. 【請求項6】 平板状の表示部、この表示部を支持す
    る、該表示部の幅よりも小さい長さの台板とこの台板か
    ら該表示部の両側部へ向かって延びる一対の支持片とか
    らなる支持台、一端部が上記表示部または支持台の支持
    片に固着され、他端部が回動軸の一部に固着された第1
    のヒンジ片と、断面が円形状の上記回動軸の余部の周面
    に圧接された巻回部材と、この巻回部材に一端部が固着
    され、他端部が上記支持台の支持片または表示部に固着
    された第2のヒンジ片とからなる回動負荷をもつ回動負
    荷ヒンジにより構成される平面表示装置であって、上記
    表示部背面の中心線を挟む両側を上記回動負荷ヒンジに
    よりそれぞれ支持するようにしたことを特徴とする平面
    表示装置。
  7. 【請求項7】 一対の支持片が中央部で互いに当接され
    ていることを特徴とする請求項6に記載の平面表示装
    置。
  8. 【請求項8】 一対の支持片が一体に形成されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の平面表示装置。
  9. 【請求項9】 一対の支持片の中央部の高さを、表示部
    の下端と台板との間隔よりも大きくしたことを特徴とす
    る請求項6に記載の平面表示装置。
  10. 【請求項10】 支持台の台板に取付穴を設けたことを
    特徴とする請求項1乃至9のいずれか一つに記載の平面
    表示装置。
  11. 【請求項11】 一端部が表示部または支持台に固着さ
    れ、他端部が回動軸の一部に固着された第1のヒンジ
    片、断面が円形状の上記回動軸の余部の周面に圧接され
    た巻回部材、この巻回部材に一端部が固着され、他端部
    が支持台または表示部に固着された第2のヒンジ片、上
    記第1のヒンジ片に取り付けられた第1の係合片、上記
    第2のヒンジ片に取り付けられ、回動量が所定値に達し
    たとき上記第1の係合片と係合する第2の係合片を備え
    たことを特徴とする平面表示装置の回動負荷ヒンジ。
  12. 【請求項12】 第1の係合片が、第1のヒンジ片への
    取付部と、この取付部に連なる断面コ字状の係合部とに
    より形成され、第2の係合片が、第2のヒンジ片への取
    付部と、この取付部から立ち上がった、上記第1の係合
    片の係合部と係合する係合部とからなる断面L字状に形
    成されていることを特徴とする請求項11に記載の平面
    表示装置の回動負荷ヒンジ。
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