JPH1183573A - 電磁流量計 - Google Patents

電磁流量計

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JPH1183573A
JPH1183573A JP24282997A JP24282997A JPH1183573A JP H1183573 A JPH1183573 A JP H1183573A JP 24282997 A JP24282997 A JP 24282997A JP 24282997 A JP24282997 A JP 24282997A JP H1183573 A JPH1183573 A JP H1183573A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付着の状態を的確に検出することにある。 【解決手段】 測定管の一対の電極から流体の流量に応
じた流量信号を取り出す電磁流量計において、前記一対
の電極間に励磁信号周波数の偶数分の1の周波数の交番
電圧を印加する交番電圧発生回路13と、流量信号と交
番電圧とからなる合成流量信号をサンプリングし流量信
号成分と交番電圧成分とを抽出する抽出手段21と、こ
の抽出手段で抽出される一対の電極から出力される交番
電圧成分と一対の電極間に印加した交番電圧とを用いて
電極間インピーダンスを算出するインピーダンス算出手
段23と、この算出された電極間インピーダンスが予め
定めた下限値以下、または電極間インピーダンスが予め
定めた上限値以上で、かつ、その上昇率が予め定めた下
限上昇率より低い上昇率のとき、付着したと判定し付着
検出信号を出力する付着検出手段25とを設けた電磁流
量計である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は導電性流体の流量を
測定する電磁流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁流量計は、流体の導電率が5μs/
cm以上あれば、流体の密度,粘度などの性状に原理上影
響されず、従って流体中に多少の固形物が混入されてい
る場合でも、測定可能という利点がある。このため、水
は勿論のこと、紙パルプ材を含む溶液、セメント,食
品,金属性の粉末を含む溶液、汚泥など,様々な流体の
測定に用いられている。
【0003】しかしながら、以上のような流体を測定す
る場合、流体中に混入する固形物が測定管内壁や電極な
どに付着すると、流体の測定指示に影響を与える場合が
あることから、細心の注意を払う必要がある。
【0004】一般に、電極表面または電極近傍に絶縁性
物質が付着すると、測定指示のふらつきが多くなり、ゼ
ロ点が変動する。さらに、付着状態が進行すると、流体
が管内から抜け出た状態と同様の状態になるので、流体
抜け検出機能を備えていない場合には出力が飽和した
り、ふらつきが激しくなる。
【0005】逆に、金属粉末のような導電性物質の付着
物の場合、その付着物が測定管内部に付着することによ
り、電極間が短絡され、測定指示が大きく低下する。そ
こで、付着が生じる可能性の大きい管形態であったり、
或いは流体混入物を扱う場合には、測定管内を定期的に
洗浄し、その影響を回避する。しかし、実際上,付着の
程度は、配管の外部から確認できないので、定期的に洗
浄し、或いは付着の程度に応じて洗浄する場合でも、過
去の経験的な判断に頼るしかない。
【0006】以下、経験に頼らずに付着物の進行状況を
知る1つの目安となる流体抜け検出機能をもった従来の
電磁流量計について図10ないし図12を参照して説明
する(特開平5−45195号公報)。
【0007】この電磁流量計は、図10に示すように一
部ソフトウエア処理機能をもった電磁流量計であって、
検出器1と信号変換器10とが設けられ、信号変換器1
0の励磁回路11から出力される方形波励磁電流(図1
1のa)を励磁コイル2に印加し、検出器1の測定管3
内に交番磁界を発生させる一方、タイミング制御回路1
2のタイミング制御の下に交番電圧発生回路13から電
極4a,4b間に励磁信号周波数の1/2の周波数をも
つ交番電圧を印加することにより、電極4a,4b間か
ら、交番磁界による電磁誘導により発生した流体に生じ
る起電力,すなわち真の流量信号(図11のb)と交番
電圧(図11のc)とからなる合成流量信号(図11の
d)を取り出す。5は流体、14は交番電圧発生回路1
3の内部インピーダンスである。
【0008】そして、電極4a,4b間から取り出した
流量信号を増幅回路15で増幅し、タイミング制御回路
12からのタイミング制御としてのサンプリング信号
(図11のe)の下にサンプリングする。このサンプリ
ングされた流量信号(図11のf)は、さらにA/D変
換回路16でA−D変換した後、ソフトウエア処理機能
をもつデータ処理演算部17に送出する。
【0009】このデータ処理演算部17は、サンプリン
グされた合成流量信号から真の流量信号成分と交番電圧
成分とを抽出し、補正演算処理を行った後、真の流量信
号を流量信号出力回路18から出力し、また交番電圧成
分の値は予め設定される設定値以上になったとき、警報
出力回路19を通して警報信号を出力すると同時に前記
流量信号出力回路18から流量信号が出力されるのを禁
止する。
【0010】図12はソフトウエア処理機能をもつデー
タ処理演算部17の説明図である。同図において〇はソ
フトウエアの処理単位、実線矢印はデータの流れ、破線
矢印は所定の制御を表わし、さらに平行線で囲んだ部分
はデータを一時保存するバッフアを表わす。その他はデ
ータ処理演算部17の周辺のハードウエアである。
【0011】すなわち、データ処理演算部17では、サ
ンプリングされた合成流量信号について、A/D変換回
路16からサンプリング値An ,Bn として順次読み取
る。このサンプリング値An ,Bn はそれぞれ励磁の正
相、逆相に対応し、nは励磁周期を表わす。そこで、デ
ータ処理演算部17は、(An −Bn )なる演算を行っ
て真の流量信号成分を抽出し、さらにスパーンや零点調
節その他の補正演算を行った後、流量信号として出力す
る。一方、交番電圧成分は、{(An +Bn )/2−
(An+1 +Bn+1 )}/2なる演算を行って抽出し、こ
の抽出された交番電圧成分が予め定めた設定値以上であ
るとき、流体抜けであると判断し、警報信号を出力する
と同時に流量信号出力回路18から流量信号の出力する
のを禁止する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上のような
電磁流量計は、流体抜けを検出できるが、これは基本的
には電極が流体に接液しなくなることによる電極間のイ
ンピーダンスの上昇を利用しているので、例えば配管内
或いは電極近傍に付着物が付着することにより、電極間
インピーダンスが上昇した場合にも流体抜けであると誤
って検出する可能性があり、未だ信頼性の面で問題があ
る。
【0013】また、付着物の付着状態を検出できないの
で、付着の進行状態を外部に知らせることが難しく、ラ
インの保守点検に有効に活用できない問題がある。本発
明は上記実情に鑑みてなされたもので、付着物の付着状
態を検出し、保守点検の効率化に貢献する電磁流量計を
提供することにある。本発明の他の目的は、より確実に
流体抜けを検出し信頼性の向上を図る電磁流量計を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1,請求項6に対応する発明は、励磁信号を
印加して測定管内に交番磁界を発生させ、当該測定管に
設けられた一対の電極から測定管内を流れる流体の流量
に応じた流量信号を取り出す電磁流量計において、前記
一対の電極間に前記励磁信号周波数の偶数分の1の周波
数の交番電圧を印加する交番電圧発生手段と、前記交番
磁界により得られる流量信号と前記交番電圧とからなる
合成流量信号をサンプリングし流量信号成分と交番電圧
成分とを抽出する抽出手段と、この抽出手段により抽出
される前記一対の電極から出力される交番電圧成分と前
記一対の電極間に印加した前記交番電圧とを用いて電極
間インピーダンスを算出するインピーダンス算出手段
と、このインピーダンス算出手段で算出される電極間イ
ンピーダンスが予め定めた下限値以下、または当該電極
間インピーダンスが予め定めた上限値以上であり、か
つ、その上昇率が予め定めた下限上昇率より低い上昇率
であるとき、付着物が付着したと判定し付着検出信号を
出力する付着検出手段とを設けたものである。
【0015】従って、このような手段を講じたことによ
り、電極間インピーダンスを算出し、電極間インピーダ
ンスが予め定めた下限値以下のとき、測定管内部に導電
性の付着物が付着したと判断でき、また電極間インピー
ダンスが上昇し上限値を越え、しかもその上昇率が下限
上昇率よりも緩やかであるとき、電極表面に絶縁物が付
着したと判断でき、保守点検を促すことができる。
【0016】請求項2,請求項6に対応する発明は、前
記交番電圧発生手段、抽出手段およびインピーダンス算
出手段の他、このインピーダンス算出手段で算出された
電極間インピーダンスが予め定めた上限値以上であり、
かつ、その上昇率が予め定めた上限上昇率より高い上昇
率であるとき、流体抜けと判定し流体抜け検出信号を出
力する流体抜け検出手段とを設けたものである。
【0017】このような手段を講じたことにより、電極
間インピーダンスが予め定めた上限値以上であるとき、
電極が流体から露出し電極間インピーダンスが上昇して
いるので流体抜けと判断でき、また電極間インピーダン
スが予め定めた上限値以上を越え、かつ、その上昇率が
予め定めた上限上昇率より高い上昇率であるとき、絶縁
物付着による電極間インピーダンス上昇により流体抜け
の現象を判断できる。
【0018】請求項3に対応する発明は、請求項1また
は請求項2の構成要件に新たに、流体の流量測定中にト
リガ信号を発生するトリガ信号発生手段と、このトリガ
信号を受けたとき、前記インピーダンス算出手段により
算出された電極間インピーダンスを基準インピーダンス
として取得する手段と、この基準インピーダンスから予
め定める所定の変動幅を見込んで前記付着検出手段,前
記流体抜け検出手段で用いる判定用上・下限値を定める
手段とを設け、また、請求項4に対応する発明は、請求
項1または請求項2の構成要件に新たに、別の流体を流
したとき、または所定の周期ごとに自動的に流体変更信
号を発生する流体変更信号発生手段と、この流体変更信
号発生手段から発生する流体変更信号を受けた後、一定
期間の電極間インピーダンスの平均値をもって基準イン
ピーダンスとする手段と、この基準インピーダンスから
予め定める所定の変動幅を見込んで前記付着検出手段,
前記流体抜け検出手段で用いる判定用上・下限値を定め
る手段とを設け、何れも異なる流体や時期による流体の
導電率の変化による電極間インピーダンスの変化による
影響を回避し、より的確に付着検出や流体抜けを検出す
る。
【0019】請求項5に対応する発明は、以上のような
構成に新たに、交番電圧発生手段に対し選択接続可能に
設けられた複数のインピーダンス素子と、インピーダン
ス算出手段で算出される電極間インピーダンス値に応じ
て前記インピーダンス素子を切替選択し前記交番電圧発
生手段に接続する手段とを設け、十分な精度で流量信号
成分と交番電圧成分とを抽出可能にするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)図1は本発明に係わる電磁流量計
の第1の実施の形態を示す構成図である。この電磁流量
計は、従来技術である図10の電磁流量計と同一のハー
ド構成であるので、ここでは同一部分には同一符号を付
して簡単に説明し、以下、特に異なる部分,つまりデー
タ処理演算部20によるソフトウエアの処理機能につい
て説明する。
【0021】この電磁流量計は、図1に示すように励磁
回路11から出力される方形波電流の励磁信号を励磁コ
イル2に印加し測定管3内に交番磁界を発生させる一
方、交番電圧発生回路13から電極4a,4b間に励磁
周波数の偶数分の1の周波数をもつ交番電圧を印加する
ことにより、電極4a,4b間から交番磁界による電磁
誘導により発生する流体起電力すなわち真の流量信号と
交番電圧とからなる合成流量信号を取り出し、増幅回路
15およびA/D変換回路16を経てデータ処理演算部
20に送出する。
【0022】このデータ処理演算部20は、サンプリン
グされた合成流量信号から正相分An と逆相分Bn (図
11参照)とを用いてAn −Bn なる演算により交番磁
界による流量信号成分を取り出し、また交番電圧の半サ
イクル内で一対の電極から出力される合成流量信号を複
数回サンプリングし、このサンプリングされた合成流量
信号の平均値,つまり前述するように{(An +Bn
/2−(An+1 +Bn+1 )}/2なる演算を行って交番
電圧に基づく交番電圧成分を抽出する抽出手段21と、
この抽出手段21によって抽出された流量信号成分につ
いて補正演算を行って真の流量信号を取り出す流量補正
演算手段22と、前記抽出手段21によって抽出された
交番電圧成分を用いて電極間インピーダンスを算出する
インピーダンス算出手段23と、このインピーダンス算
出手段23で算出された過去および現在までの電極間イ
ンピーダンスをバッフアメモリに時系列的に記憶するイ
ンピーダンス蓄積手段24と、現在のインピーダンスが
予め定めた上・下限値を越え、かつ、インピーダンス蓄
積手段24に蓄積された電極間インピーダンスの上昇率
が予め定めた下限上昇率り低い上昇率であるとき、付
着検出信号を出力する付着検出手段25とが設けられて
いる。
【0023】次に、以上のような電磁流量計に関し、特
にデータ処理演算部20の動作ついて説明する。データ
処理演算部20では、A/D変換回路16でサンブリン
グされた流量信号を受けると、抽出手段21にて、流量
信号の中から流量信号成分と交番電圧成分とに抽出し、
これら抽出された流量信号成分は流量補正演算手段22
に、また交番電圧成分はインピーダンス算出手段23に
それぞれ送出する。
【0024】このインピーダンス算出手段23は、抽出
された交番電圧成分を用いて、以下の電極間インピーダ
ンス換算式を用いて電極間インピーダンスを求める。
今、交番電圧発生回路13から電極間に印加する交番電
圧の振幅をE、交番電圧発生回路13の内部抵抗をR、
電極間インピーダンスをrとすると、電極間に交番電圧
を印加して電極間から出力される交番電圧の振幅をE′
すると、 E′=r/(R+r)・E ……(1) となるので、電極間インピーダンスrは、 r=E′/(E−E′)・R ……(2) となる。但し、E,Rは予め定められている値であるの
で、E′は抽出された交番電圧成分から求めることがで
き、E′が求まれば、(2)式に基づき電極間インピー
ダンスrを求めることができる。
【0025】そして、インピーダンス算出手段23によ
り求めた電極間インピーダンスを順次バッフアメモリな
どのインピーダンス蓄積手段24に蓄積する。その結
果、バッフアメモリには過去のある時点から現在までの
電極間インピーダンスが時系列的に蓄積される。
【0026】ここで、付着検出手段25は、現在の電極
間インピーダンスと、バッフアメモリに蓄積された過去
から現在までの経時変化およびその変化率とを用いて、
例えば測定管内部での導電性付着物の付着や電極表面な
いし電極近傍での絶縁性物質の付着を判定する。
【0027】この付着の判定は、以下の付着判定ロジッ
クにより行う。 IF [(現在の電極間インピーダンス<下限値 O
R{(現在の電極間インピーダンス>上限値) AND
(電極間インピーダンスの上昇率<下限上昇率)}] 付着警報=ON ELSE 付着警報=OFF つまり、測定管内部に導電性の付着物が生じた場合、電
極4a,4b間に流体5より低いインピーダンスの導電
性物質が並列に接続されたことと等価であるので、電極
間インピーダンスが低下する。ゆえに、現在の電極間イ
ンピーダンスが予め定めた下限値を下回ったとき、付着
判定ロジックにより付着の程度が比較的進行した付着と
判定し、付着検出信号を出力し、警報出力回路19を介
して保守点検を促す付着警報を出力する。
【0028】一方、電極表面や電極近傍に絶縁物が付着
した場合、電極と流体間にインピーダンスの高い抵抗体
が挿入されたのと等価になるため、電極間インピーダン
スは上昇する(図2参照)。そこで、インピーダンスが
上限値を越え、かつ、その上昇率が下限上昇率より緩や
かであるとき、付着判定ロジックにより付着の程度が比
較的進行した付着と判定し、付着検出信号を出力し、警
報出力回路19を介して保守点検を促す付着警報を出力
する。 (第2の実施の形態)図3は本発明に係わる電磁流量計
におけるデータ処理演算部20の処理機能を示すブロッ
ク構成図である。なお、図3において図1と同一部分に
は同一符号を付して説明する。
【0029】この電磁流量計におけるデータ処理演算部
20は、図1と同様の機能をもつ抽出手段21、流量補
正演算手段22、インピーダンス算出手段23、インピ
ーダンス蓄積手段24の他、現在の電極間インピーダン
スとインピーダンス蓄積手段24に蓄積される過去のあ
る時点から現在までの電極間インピーダンスとを用い
て、流体抜けを検出する流体抜け検出手段31、この流
体検出手段31によって流体抜けを検出したとき、流量
補正演算手段22からの流量信号の出力を禁止する流量
出力禁止手段32が設けられている。
【0030】従って、以上のようなデータ処理演算部2
0の流体抜け検出手段31は、現在の電極間インピーダ
ンスとその経時変化によって流体抜けを検出するもので
あるが、この流体抜け判定のロジックは次の通りであ
る。
【0031】IF {(現在の電極間インピーダンス>
上限値 AND(電極間インピーダンスの上昇率>上
限上昇率)} 流体抜け警報=ON、流量信号出力禁止 ELSE 流体抜け警報=OFF、流量信号出力許可 つまり、測定管3内部の流体5が抜けた場合、図4に示
すように電極間インピーダンスが上昇するが、この場合
には電極4a,4bが流体5から露出することにより、
急激にインピーダンスが上昇するので、付着判定ロジッ
クに合致することはなく、従って流体抜けによって付着
判定が誤動作することを防止している。
【0032】逆に流体抜けによって電極間インピーダン
スが急激に上昇した場合、流体抜け判定ロジックにより
流体抜けと判定する。電極間インピーダンスの上昇率を
条件に加えることにより、絶縁物の付着による電極間イ
ンピーダンスの上昇で流体抜けが誤動作することを防止
している。
【0033】従って、データ処理演算部20として、付
着判定ロジックと流体抜け判定ロジックとの両機能をも
った場合には、図5に示すような機能ブロックの構成と
なる。 (第3の実施の形態)図6は本発明に係わる電磁流量計
におけるデータ処理演算部20の処理機能を示すブロッ
ク構成図である。なお、図6において図1と同一部分に
は同一符号を付して説明する。
【0034】この実施の形態は、測定する流体の導電率
は低い導電率のものから高い導電率のものまで広い範囲
に及び、その流体の導電率によっては図7に示すように
電極間インピーダンスが変化する。そこで、流体の導電
率に応じて、初めから電極間インピーダンスが高かった
り、低かったりすることが予想されるので、実際に測定
管内に流れる測定流体に基づいて得られる電極間インピ
ーダンスを基準とし、この基準インピーダンスに対して
所定の変動幅の上・下限値を設定し、第1の実施の形態
で用いた付着判定ロジックに基づいて付着判定を行うこ
とにある。
【0035】このデータ処理演算部20は、図1と同様
の機能をもつ抽出手段21、流量補正演算手段22、イ
ンピーダンス算出手段23、インピーダンス蓄積手段2
4、付着検出手段25の他、新たに設定スイッチ、ディ
ジタル入力機器等の外部トリガ入力手段41を設け、ラ
インの稼働によって通常の測定流体が流れていることを
確認し、外部トリガ入力手段41からトリガ信号をイン
ピーダンス算出手段23に入力し、そのときの電極間イ
ンピーダンスを基準インピーダンスとしてインピーダン
ス蓄積手段24に記憶する。そして、この基準インピー
ダンスを基準とし、これに予め定める所定の上・下の変
動幅を加えて判定用上・下限値と定める。
【0036】そして、以上のようにして基準インピーダ
ンスを取得した後、インピーダンス算出手段23および
付着検出手段25は第1の実施の形態と同様の処理手順
に従って処理を実行する。
【0037】すなわち、インピーダンス算出手段23
は、前記(1)式および(2)式に基づいて電極間イン
ピーダンスを順次算出し、インピーダンス蓄積手段24
のバッフアメモリに過去のある時点から現在までの電極
間インピーダンスを時系列的に蓄積する。
【0038】付着検出手段25は、バッフアメモリに蓄
積された過去から現在までの経時変化およびその変化率
と現在の電極間インピーダンスとを用いて、付着判定ロ
ジックに基づいて付着の検出を行う。
【0039】すなわち、付着検出手段25は、現在の電
極間インピーダンスが既に取得された基準インピーダン
スに対して予め定めた下限値以下であるとき、或いは現
在の電極間インピーダンスが基準インピーダンスに対し
て予め定めた上限値以上であり、かつ、その上昇率が予
め定めた下限上昇率より低い上昇率であるとき、付着が
比較的進行していると判断し、付着検出信号を出力す
る。
【0040】よって、流体の導電率を考慮しつつより確
実、かつ、的確に付着状態を検出できる。なお、外部ト
リガ入力手段41は、人為的に操作してトリガ信号を発
生することを想定しているが、例えばA/D変換回路1
6その他の構成要素の出力から流量の測定状態であると
判断し、所定の周期ごとにトリガ信号を自動的に発生す
るものでもよい。特に、遠隔地または危険な場所に電磁
流量計を設置する場合には操作員が出向く必要がなく、
また危険性を回避できる観点から非常に有効である。
【0041】また、上記実施の形態は、基準インピーダ
ンスを取得し、この基準インピーダンスから変動幅を考
慮して上・下限値を得るものであり、付着検出だけでな
く、流体抜けにも同様に適用できるものである。 (第4の実施の形態)図8は本発明に係わる電磁流量計
におけるデータ処理演算部20の処理機能を示すブロッ
ク構成図である。なお、図6において図1と同一部分に
は同一符号を付して説明する。
【0042】この実施の形態は、ライン稼働時の流体測
定時に自動的に基準インピーダンスを取り込んで設定す
ることにある。このデータ処理演算部20は、図1と同
様の機能をもつ抽出手段21、流量補正演算手段22、
インピーダンス算出手段23、インピーダンス蓄積手段
24、付着判定手段25の他、外部から導電率の異なる
流体を流したとき、或いは異なる種類の流体を流したと
き流体変更信号を入力する変更入力手段51と、タイマ
回路52と、ある期間内における電極間インピーダンス
の偏差を設定する偏差設定手段53と、流体変更信号を
受けた後、所定時間経過後の一定期間の電極間インピー
ダンスが偏差設定手段53で定める偏差内にあるか否か
を判断し、偏差内にあるとき前記一定期間に取得したイ
ンピーダンス蓄積手段24に蓄積された電極間インピー
ダンスの平均値を基準インピーダンスとし、インピーダ
ンス蓄積手段24に蓄積された前回の基準インピーダン
スを更新する基準インピーダンス自動設定手段54とが
設けられている。
【0043】以上のような実施の形態についての動作に
ついて説明する。一般に、測定管内や電極表面などに付
着物が生じると電極間インピーダンスが変動し、さらに
付着が進行すると電極間インピーダンスがその進行に従
って常に変動していく。しかし、流体導電率の異なる別
の流体を流したとき、電極間インピーダンスは一時的に
変化するが、あるところで比較的安定となる。ゆえに、
電極間インピーダンスがある一時期変化しても、その
後,予め定めた一定期間の電極間インピーダンスがある
偏差内であれば、その期間内の電極間インピーダンスを
平均化すれば、その流体の導電率に依存して得られた平
均的な電極間インピーダンスと考えることができる。
【0044】そこで、一定期間の電極間インピーダンス
がある偏差内にあるとき、その期間のインピーダンスの
平均値を基準インピーダンスとし、前回設定した基準イ
ンピーダンス値を更新し、新基準インピーダンスとする
ことができる。
【0045】そこで、この実施の形態においては、例え
ば異なる種類の流体を流したとき、変更入力手段51か
ら流体変更信号を入力すると、基準インピーダンス自動
設定手段54では、当該流体変更信号を受けた後、タイ
マ回路52により一定時間経過後、インピーダンス算出
手段23で算出された一定期間の電極間インピーダンス
をインピーダンス蓄積手段24から取り出し、これら一
定期間の電極間インピーダンスが偏差設定手段53で定
める偏差内に入っているとき、この一定期間の電極間イ
ンピーダンスの平均値を求め、これを基準インピーダン
スとし、インピーダンス蓄積手段24に既に蓄積されて
いる基準インピーダンスを更新する。
【0046】その後のインピーダンス算出手段23およ
び付着検出手段25の処理は図6と同様である。よっ
て、この実施の形態によれば、例えば時節に応じて流体
の導電率が変わる場合でも、人為的に基準インピーダン
スの取り込みをやり直すことなく、自動的に基準インピ
ーダンスを取得でき、やり直す手間を省略できる。しか
も、的確に付着を検出できる。
【0047】なお、変更入力手段51を除去し、基準イ
ンピーダンス自動設定手段54自身が所定周期ごとに自
動的に所定期間の電極間インピーダンスの平均値を求め
て基準インピーダンスとして設定してもよい。また、予
め電極間インピーダンスの偏差を偏差設定手段53に設
定したが、この偏差をインピーダンス蓄積手段24に設
定してもよい。
【0048】この実施の形態においても、基準インピー
ダンスを取得し、この基準インピーダンスから変動幅を
考慮して上・下限値を得るものであり、付着検出だけで
なく、流体抜けにも同様に適用できるものである。 (第5の実施の形態)図9は本発明に係わる電磁流量計
の一実施の形態を示す構成図である。
【0049】なお、図9において図1と同一部分は同一
符号を付して説明する。この実施の形態は、電極間の交
番電圧成分((1)式参照)は場合によって流量信号に
対して非常に小さい信号レベルとなり、十分な精度で抽
出できなくなる可能性が考えられるので、これに対する
対策を講じたものである。
【0050】具体的には、図9に示すように、交番電圧
発生回路13に交番電圧発生回路13の複数の内部抵抗
14a,14を切替選択可能に接続し、抽出手段21で
抽出された交番電圧成分のレベルが予め定めた下限値を
下回るとき、データ処理演算部20から切替制御信号を
出力し、小なる交番電圧内部抵抗側に切替選択すること
により、(1)式により電極間の交番電圧成分が拡大
し、より高精度に電極間インピーダンスを測定できる。
また、電極間インピーダンスが高く、交番電圧成分が上
限値を越える場合には大なる交番電圧内部抵抗側に切替
選択することにより、増幅回路15の飽和を容易を回避
できる。なお、交番電圧発生回路13の内部抵抗は、2
個設けたが、3個以上設け、3段階以上としてもよい。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、測定管内また
は電極表面,電極近傍の付着状態を的確に検出でき、よ
って洗浄時期を容易に把握でき、効率的に保守点検を実
施できる。
【0052】請求項2の発明によれば、従来のものに比
較してより確実に流体抜けを検出でき、信頼性の向上を
確保できる。請求項3の発明によれば、請求項1の発明
と比較し、流体の導電率を考慮しつつより的確に付着状
態や流体抜けを検出できる。
【0053】請求項4の発明によれば、流体の導電率が
時節によって変わる場合でも、その導電率に伴う基準イ
ンピーダンに更新し、的確に付着状態や流体抜けをを検
出できる。
【0054】請求項5の発明によれば、電極間インピー
ダンスをより広いレンジで高精度に測定できる。さら
に、これら全部の発明に言えることは、電極間インピー
ダンスの測定、付着物の付着検出、流体抜け検出が原理
的に流量測定に影響せず、従って流量測定を中断せずに
実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる電磁流量計の一実施の形態を
示す構成図。
【図2】 付着進行と電極間インピーダンスとの関係を
説明する図。
【図3】 本発明に係わる電磁流量計の要部となるデー
タ処理制御部の機能ブロック図。
【図4】 流体抜け発生と電極間インピーダンスとの関
係を説明する図。
【図5】 図1の付着検出機能と図3の流体抜け検出機
能とをもつ場合のデータ処理制御部の流れ図。
【図6】 本発明に係わる電磁流量計の要部となるデー
タ処理制御部の機能ブロック図。
【図7】 流体の導電率と電極間インピーダンスとの関
係を説明する図。
【図8】 本発明に係わる電磁流量計の要部となるデー
タ処理制御部の機能ブロック図。
【図9】 本発明に係わる電磁流量計の他の実施の形態
を示す構成図。
【図10】 従来の電磁流量計の構成図。
【図11】 電磁流量計の各部の信号波形図。
【図12】 従来の電磁流量計における動作の流れ図。
【符号の説明】
1…検出器 3…測定管 4a.4b…電極 10…信号変換器 13…交番電圧発生回路 14a,14b…交番電圧発生回路の内部抵抗 17…データ処理演算部 19…警報出力回路 21…抽出手段 22…流量補正演算手段 23…インピーダンス算出手段 24…インピーダンス蓄積手段 25…付着検出手段 31…流体抜け検出手段 41…外部トリガ入力手段 54…基準インピーダンス自動設定手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁信号を印加して測定管内に交番磁
    界を発生させ、当該測定管に設けられた一対の電極から
    測定管内を流れる流体の流量に応じた流量信号を取り出
    す電磁流量計において、 前記一対の電極間に前記励磁信号周波数の偶数分の1の
    周波数の交番電圧を印加する交番電圧発生手段と、 前記交番磁界により得られる流量信号と前記交番電圧と
    からなる合成流量信号をサンプリングし流量信号成分と
    交番電圧成分とを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出される前記一対の電極から出力
    される交番電圧成分と前記一対の電極間に印加した前記
    交番電圧とを用いて電極間インピーダンスを算出するイ
    ンピーダンス算出手段と、 このインピーダンス算出手段で算出される電極間インピ
    ーダンスが予め定めた下限値以下、または当該電極間イ
    ンピーダンスが予め定めた上限値以上であり、かつ、そ
    の上昇率が予め定めた下限上昇率より低い上昇率である
    とき、付着物が付着したと判定し付着検出信号を出力す
    る付着検出手段と、 を備えたことを特徴とする電磁流量計。
  2. 【請求項2】 励磁信号を印加して測定管内に交番磁
    界を発生させ、当該測定管に設けられた一対の電極から
    測定管内を流れる流体の流量に応じた流量信号を取り出
    す電磁流量計において、 前記一対の電極間に前記励磁信号周波数の偶数分の1の
    周波数の交番電圧を印加する交番電圧発生手段と、 前記交番磁界により得られる流量信号と前記交番電圧と
    からなる合成流量信号をサンプリングし流量信号成分と
    交番電圧成分とを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出される前記一対の電極から出力
    される交番電圧成分と前記一対の電極間に印加した前記
    交番電圧とを用いて電極間インピーダンスを算出するイ
    ンピーダンス算出手段と、 このインピーダンス算出手段で算出された電極間インピ
    ーダンスが予め定めた上限値以上であり、かつ、その上
    昇率が予め定めた上限上昇率より高い上昇率であると
    き、流体抜けと判定し流体抜け検出信号を出力する流体
    抜け検出手段と、 を備えたことを特徴とする電磁流量計。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載される
    電磁流量計において、 流体の流量測定中にトリガ信号を発生するトリガ信号発
    生手段と、 このトリガ信号を受けたとき、前記インピーダンス算出
    手段により算出された電極間インピーダンスを基準イン
    ピーダンスとして取得する手段と、 この基準インピーダンスから予め定める所定の変動幅を
    見込んで前記付着検出手段,前記流体抜け検出手段で用
    いる判定用上・下限値を定める手段とを設けたことを特
    徴とする電磁流量計。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載される
    電磁流量計において、 別の流体を流したとき、または所定の周期ごとに自動的
    に流体変更信号を発生する流体変更信号発生手段と、 この流体変更信号発生手段から発生する流体変更信号を
    受けた後、一定期間の電極間インピーダンスの平均値を
    もって基準インピーダンスとする手段と、 この基準インピーダンスから予め定める所定の変動幅を
    見込んで前記付着検出手段,前記流体抜け検出手段で用
    いる判定用上・下限値を定める手段とを設けたことを特
    徴とする電磁流量計。
  5. 【請求項5】 励磁信号を印加して測定管内に交番磁
    界を発生させ、当該測定管に設けられた一対の電極から
    測定管内を流れる流体の流量に応じた流量信号を取り出
    す電磁流量計において、 前記一対の電極間に前記励磁信号周波数の偶数分の1の
    周波数の交番電圧を印加する交番電圧発生手段と、 この交番電圧発生手段に対し選択接続可能に設けられた
    複数のインピーダンス素子と、 前記交番磁界により得られる流量信号と前記交番電圧と
    からなる合成流量信号をサンプリングし流量信号成分と
    交番電圧成分とを抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出される前記一対の電極から出力
    される交番電圧成分と前記一対の電極間に印加した前記
    交番電圧とを用いて電極間インピーダンスを算出するイ
    ンピーダンス算出手段と、 このインピーダンス算出手段で算出される電極間インピ
    ーダンス値に応じて前記インピーダンス素子を切替選択
    し前記交番電圧発生手段に接続する手段と、 を備えたことを特徴とする電磁流量計。
  6. 【請求項6】 流量信号成分の抽出手段は、励磁信号
    周波数の1サイクル内で前記一対の電極から出力される
    合成流量信号を複数回サンプリングし、このサンプリン
    グされた合成流量信号の正相成分と逆相成分とを利用し
    て前記交番磁界に基づく流量信号成分を抽出し、また交
    番電圧成分の抽出手段は、交番電圧の半サイクル内で前
    記一対の電極から出力される合成流量信号を複数回サン
    プリングし、このサンプリングされた合成流量信号の平
    均値から前記交番電圧に基づく交番電圧成分を抽出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2または請求項
    5に記載の電磁流量計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107228700A (zh) * 2016-03-25 2017-10-03 艾默生过程控制流量技术有限公司 用于检测电磁流量计的电极泄漏的装置和方法

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