JPH1183428A - 位置方向測定装置 - Google Patents

位置方向測定装置

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JPH1183428A
JPH1183428A JP19002898A JP19002898A JPH1183428A JP H1183428 A JPH1183428 A JP H1183428A JP 19002898 A JP19002898 A JP 19002898A JP 19002898 A JP19002898 A JP 19002898A JP H1183428 A JPH1183428 A JP H1183428A
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JP
Japan
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light
subject
measured
observer
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Application number
JP19002898A
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English (en)
Inventor
Kenya Uomori
謙也 魚森
Atsushi Morimura
森村  淳
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体にセンサを取り付ける必要がなく、金
属の影響を受けず、非接触で安価に位置および方向を測
定できる位置方向測定装置を提供すること。 【解決手段】 被写体である観察者9に赤外光を投影す
る赤外投光器6と、観察者9からの反射光を検出する光
検出器2と受光方向を制御するスリット部(位置可変ス
リット1とスリット駆動部5)により構成される方向選
択性光検出部を備え、スリット部により受光方向を変化
させながら反射光強度を測定し、各受光方向での光強度
分布から被写体の方向および位置を位置計算部8で測定
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体の位置また
は方向を測定する位置方向測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の位置方向測定装置は、例えば、図
16に示すようなものがある。
【0003】これは、互いに直交する向きに3種類の磁
界を発生させ、これらを互いに直交する3つのコイルに
発生する誘導起電力を測定することによってコイルの3
次元位置及び回転を測定するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の位置方向測定装置においては、磁界を用い
るため付近に金属性の物体がある場合には検出精度が落
ちたり、位置センサであるコイルを被写体の位置に固定
する必要がある、という問題点があった。
【0005】本発明は、従来のこのような位置方向測定
装置の課題を考慮し、被写体にセンサを取り付ける必要
がなく、金属の影響を受けず、非接触で安価に位置およ
び方向を測定できる位置方向測定装置を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、被写体に光を投影する投光器と、被写体から
の反射光を検出する光検出部と受光方向を制御するスリ
ット部により構成される方向選択性光検出部を備え、ス
リット部により受光方向を変化させながら反射光強度を
測定し、各受光方向での光強度分布から被写体の方向を
測定することを特徴とする。
【0007】また、被写体に光を投影する投光器と、被
写体からの反射光をスリットを介して検出する複数の光
検出部により構成される位置選択性光検出部を備え、各
々の前記光検出部の出力から各受光位置での光強度分布
を測定し、これのピーク位置を算出することによって前
記被写体の位置を測定することを特徴とする。
【0008】また、被写体に光を投影する投光器と、被
写体からの反射光を前記とは異なるスリット部を介して
検出する光検出部により構成される単方向光検出部を2
つ備えた光方向検出部を備え、単方向光検出部の出力の
差分または比を計算することによって被写体の方向を測
定することを特徴とする。
【0009】また、発光位置の異なる複数の光を時分割
で被写体に投影する投光器と、被写体からの反射光を検
出する光検出部を備え、前記複数の光強度の変化を用い
ることによって前記被写体の位置を測定することを特徴
とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0011】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態における位置方向測定装置の構成を示すも
のである。図1において、1は位置可変スリット、2は
光検出器、3は増幅器、4はA/D変換器、5はスリッ
ト駆動部、6は赤外投光器、7はタイミング制御部、8
は位置計算部、9は観察者(被測定物体)である。
【0012】以上のように構成された本実施の形態の位
置方向測定装置の動作を説明する。まず、赤外投光器6
により赤外光が観察者9に投光される。この時、投光は
時間的に一様でもよいが、蛍光灯等フリッカーのある光
源環境化の場合も想定して、図2(a)のように時間的
に変調をかけて行う。この赤外光の観察者9での反射光
を光検出器2で受光する。
【0013】この時、光検出器2の視野角を位置可変ス
リット1により制御する。位置可変スリット1は、縦方
向に細い短冊状の構造になっており、それぞれの短冊状
の部分を独立して光透過状態と光遮断状態にすることが
できるものである。これは、TN液晶と直線偏光板を用
いた光シャッタ素子や、機械的なシャッタ等を用いるこ
とが出来る。
【0014】例えば、図1の位置可変スリット1の斜線
部分が光透過状態であり、その他の部分が光遮断状態で
あれば、図1のイが光検出器2の視野角となる。タイミ
ング制御部7、スリット駆動部5により光透過スリット
位置を変化させ、この視野角をイからトまで順次切り替
え、それぞれの視野角での光強度を光検出器2により測
定する。それぞれの視野角での光強度の測定は、図2の
ようにして行う。以下の計算は、位置計算部8によって
実現される。
【0015】図2(a)に示すように、赤外投光器6の
光は時間的に矩形状に変調されている。これの反射光を
光検出器2にて受光すると、PD出力のようになる。こ
れをADサンプリングし、サンプルデータをD0、D
1、・・・とする。
【0016】例えば、10回のサンプリングで光検出を
行うとすると、検出光量L1は L1=D0−D1+D2−D3+D4−D5+D6−D7+D8−D9(式1) にて求められる(相関検波)。各サンプリングデータに
同期して、+1、−1を交互に乗算し、累積加算を行
う。
【0017】なお、1回の光量検出に必要とするサンプ
リング回数は観察者からの反射光の大きさによって適宜
変更することが出来る。例えば、光量が小さいときには
回数を多くとらねばならない。このようにすることによ
って、背景光が存在する場合においても、変調の周期と
一致した光量変化成分は抑圧されるので、その影響を軽
減することが出来る。以上のような光量検出を位置可変
スリット1の光透過部分を変化させながら行うと、図2
(b)のようになる。
【0018】図2(b)の横軸は、位置可変スリット1
の検出領域イ〜トに対応する。観察者9が光検出方向の
正面に位置する場合、最大光量となる。この最大光量の
位置Iθを計算し、光検出器2と位置可変スリット1の
間隔dから、観察者の中心の方向θ(光検出器2の正面
方向を示す直線mと観察者9の方向を示す直線sのなす
角度)を計算する。
【0019】この場合、図2(b)に示したように、各
領域での検出光量をもとに、光量ピークの位置Iθを内
挿演算によって求める。内挿演算は直線内挿でもよい
し、高次関数または一般的な関数のフィッティングによ
って最大点を求めても良い。
【0020】また、図2(b)の波形の導関数の零点ま
たは2次導関数のピークの位置を求めても良い。
【0021】以上のようにすることによって、観察者9
の方向θを測定することが出来る。以上のように本実施
の形態によれば、赤外光の反射光強度を測定することに
よって、観察者の方向を測定することが出来る。
【0022】尚、第1の実施の形態において、赤外投光
器6の出力を矩形波変調としたが、任意の関数で変調
し、それと同じ関数にて相関検波を行ってもよい。
【0023】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態における位置方向測定装置の構成図を示
すものである。図3において、3は増幅器、4はA/D
変換器、6は赤外投光器、7はタイミング制御部、9は
観察者(被測定物体)であり、これらは第1の実施の形
態と同じものである。
【0024】本実施の形態が第1の実施の形態と異なる
のは、位置可変スリット10、11と、光検出器12、
13と、スリット駆動部15と、タイミング制御部16
と、位置計算部14であり、位置可変スリットと光検出
器と増幅器3がそれぞれ2つずつあることである。
【0025】以上のように構成された本実施の形態の位
置方向測定装置の動作を説明する。本実施の形態は、第
1の実施の形態を2つ組み合わせ、2視点からの観察者
9の方向θL、θRを測定し、それらの値と光検出器1
2、13の位置から観察者9の位置P(sx、sy)を
測定するものである。
【0026】それぞれの方向θL、θR(光検出器12の
方向mLと観察者の方向SLのなす角度、および光検出
器13の方向mRと観察者の方向SRのなす角度)は第
1の実施の形態と同じ方法にて検出する。
【0027】まず、赤外投光器6により赤外光が図2
(a)の様に時間変調されて観察者9に投光される。こ
の赤外光の観察者9での反射光を光検出器12、13で
受光する。この時、光検出器12、13の視野角を位置
可変スリット10、11によりそれぞれ制御する。タイ
ミング制御部16、スリット駆動部15によりそれぞれ
の光透過スリット位置を変化させ、この視野角を順次切
り替え、それぞれの視野角での光強度を光検出器12、
13により測定する。それぞれの視野角での光強度の測
定は、第1の実施の形態と同様に、相関検波を行うこと
によって行う。
【0028】以上のような光量検出を位置可変スリット
10、11の光透過部分を変化させながら行い、光検出
部12、13の出力を交互に切り替えてA/D変換を行
い、図2(b)のように内挿演算によって最大光量の位
置を計算し、光検出器12、13と位置可変スリット1
0、11の間隔dとから、観察者の中心の方向θL、θ
Rをそれぞれ計算する。これの測定結果を基にして、直
線SR、SLの式を求め、位置計算部14は、これらの
交点P(Sx、Sy)を観察者の位置として出力する。
【0029】なお、第2の実施の形態においては、A/
D変換器4を1つとして入力を切り替えて使用したが、
A/D変換器を2個使用して、同時にサンプリングし、
後の演算処理も同時に行ってもよい。
【0030】以上のように本実施の形態によれば、赤外
光の反射光強度を測定することによって、観察者の2次
元位置を測定することが出来る。
【0031】(第3の実施の形態)図4は、本発明の第
3の実施の形態における実時間レンジファインダの構成
図を示すものである。図4において、24は固定スリッ
ト、25はラインセンサ、26はラインセンサのヘッド
アンプ部、4はA/D変換器、6は赤外投光器、28は
タイミング制御部、27は位置計算部、9は観察者(被
測定物体)である。
【0032】以上のように構成された本実施の形態の位
置方向測定装置の動作を説明する。本実施の形態では、
第1の実施の形態(図1)において、位置可変スリット
1の代わりに固定スリット24を用い、光検出は直線状
に光検出器が配置されたラインセンサ25を用いてい
る。
【0033】この場合、赤外投光器6により投光された
赤外光は、観察者9で反射され、反射光が固定スリット
24を通してラインセンサ25に到達する。このライン
センサ25上に並ぶ光検出器の位置によって、光検出方
向が決定される。
【0034】図4において、中心からxだけ離れた部分
の光検出器の光検出の中心方向は破線nとなる。ライン
センサの複数の光検出器の出力は順次ラインセンサ部2
6に転送され、A/D変換器4に送られる。ここで、赤
外投光器6の光出力は図5の様に変調される。この場
合、赤外光投射がTiの期間にラインセンサに露光され
た信号はDiの期間にラインセンサヘッド部26に読み
出される。
【0035】そして、ラインセンサ25の各光検出器の
出力を順次A/D変換する。ラインセンサ25の光検出
器の総数をNとし、それぞれ1〜Nまでの番号をつけ、
i番目の赤外光投射におけるA/D変換後のデータを Li1、Li2、Li3、・・・LiN (式2) であるとする。これを、例えば第1の実施の形態のよう
に、同じ光検出器について10回の加算の相関検波をす
るとすれば、第j番目の光検出器における光検出量Ej
は Ej=L1j−L2j+L3j−L4j+L5j−L6j+L7j−L8j +L9j−L10j (式3) で表される。このようにして、位置計算部27によっ
て、ラインセンサ25の各光検出器によって検出された
光量が計算される。
【0036】以上のような光量検出をラインセンサ26
の各光検出器について行い、検出器の位置の順を横軸と
して検出光量をグラフに示すと、図2(b)の様にな
る。
【0037】この場合、観察者9が光検出方向の正面に
位置する場合、最大光量となるので、最大光量の位置を
計算し、光検出器2と位置可変スリット1の間隔dおよ
び、最大光量の位置から図4のxを値を用いて、観察者
の中心の方向θを計算する。
【0038】この場合、第1の実施の形態で示したよう
に、各領域での検出光量をもとに、光量ピークの位置I
θを内挿演算によって求める。内挿演算は直線内挿でも
よいし、高次関数または一般的な関数のフィッティング
によって最大点を求めても良い。また、図2(b)の波
形の導関数の零点または2次導関数のピークの位置を求
めても良い。
【0039】以上のようにすることによって、固定スリ
ットとラインセンサを用いることによっても観察者9の
方向θを測定することが出来る。
【0040】(第4の実施の形態)図6は、本発明の第
4の実施の形態における位置方向測定装置の構成図を示
すものである。
【0041】図6において、29,30は固定スリッ
ト、31,32はラインセンサ、26はラインセンサの
ヘッドアンプ部、4はA/D変換器、6は赤外投光器、
34はタイミング制御部、33は位置計算部、9は観察
者(被測定物体)であり、第3の実施の形態と異なるの
は、固定スリット29,30とラインセンサ31,32
とラインセンサヘッド26がそれぞれ2つずつあること
である。
【0042】以上のように構成された本実施の形態の位
置方向測定装置の動作を説明する。本実施の形態は、第
2の実施の形態が、第1の実施の形態を2つ組み合わせ
たものであることと同様に、第3の実施の形態を2つ組
み合わせ、2視点からの観察者9の方向θL、θRを測定
し、それらの値と光検出器12、13の位置から観察者
9の位置Q(qx、qy)を測定するものである。それ
ぞれの方向θL、θR(光検出器12の方向mLと観察者
の方向SLのなす角度、および光検出器13の方向mR
と観察者の方向SRのなす角度)は第3の実施の形態と
同じ方法にて検出する。
【0043】まず、赤外投光器6により赤外光が図5の
様に時間変調されて観察者9に投光される。この赤外光
の観察者9での反射光を固定スリット29、30を通し
てラインセンサ31、32で受光する。この時、ライン
センサ上の光検出器の位置によって、それぞれのセンサ
の測定方向および視野角が決まり、これは固定値であ
る。それぞれの測定方向での光強度は、ラインセンサ上
の各光検出器の出力を元に計算され、この測定は、第3
の実施の形態と同様に、相関検波を行うことによって行
う。
【0044】各ラインセンサで検出された光強度信号
は、2つのラインセンサヘッド26の出力を交互に切り
替えてA/D変換を行い、図2(b)のように、内挿演
算によって最大光量の位置を計算し、ラインセンサ3
1、32と固定スリット29、30間隔dから、観察者
の中心の方向θL、θRをそれぞれ計算する。これの測
定結果を基にして、直線mR、mLの式を求め、位置計算
部33は、これらの交点Q(qx、qy)を観察者の位
置として出力する。
【0045】なお、第4の実施の形態においては、A/
D変換器4を1つとして入力を切り替えて使用したが、
A/D変換器を2個使用して、同時にサンプリングし、
後の演算処理も同時に行ってもよい。
【0046】以上のように本実施の形態によれば、固定
スリットとラインセンサを用いて赤外光の反射光強度を
測定することによって、観察者の2次元位置を測定する
ことが出来る。
【0047】(第5の実施の形態)図7は、本発明の第
5の実施の形態における位置方向測定装置の構成図を示
すものである。図5において、3は増幅器、4はA/D
変換器、6は赤外投光器、16はタイミング制御部、9
は観察者(被測定物体)、35、36位置可変スリッ
ト、37、38は光検出器、15はスリット駆動部、1
6はタイミング制御部、39は位置計算部であり。これ
らの構成は第2の実施形態と基本的に同じであるが、位
置可変スリット35,36が同一直線上に配置されてお
り、光検出器の出力の処理方法が異なる。
【0048】以上のように構成された本実施の形態の位
置方向測定装置の動作を説明する。本実施の形態は、A
/D変換を行うまでは第2の実施の形態と同じ動作とな
る。まず、赤外投光器6により赤外光が図2(a)のよ
うに時間変調されて観察者9に投光される。この赤外光
の観察者9での反射光を光検出器37、38で受光す
る。この時、光検出器37、38の視野角を位置可変ス
リット35、36によりそれぞれ制御する。
【0049】タイミング制御部16、スリット駆動部1
5によりそれぞれの光透過スリット位置を変化させ、こ
の視野角を順次切り替え、それぞれの視野角での光強度
を光検出器37、38により測定する。それぞれの視野
角での光強度の測定は、第2の実施の形態と同様に、相
関検波を行うことによって行う。
【0050】以上のような光量検出を位置可変スリット
35、36の光透過部分を変化させながら行い、光検出
部37、38の出力を交互に切り替えてA/D変換を行
い、図8(a)、(b)のような受光光量の変化図を得
る。ここまでの動作は第2の実施の形態と同じである。
【0051】ここから後の計算処理は、位置計算部39
の動作で実現される。まず、それぞれの光検出器37、
38の出力を位置可変スリット35、36の光透過部分
の座標を横軸にとると、図8(a)、(b)のMR(x)、
ML(x)のようになる。
【0052】ここで、MR−MLを行って、図8(c)
のようなグラフを得る。この時のゼロクロス点は波形、
MR、MLが左右対称の場合 (PR+PL)/2=ZRL となる。また、MR(x)、ML(x+Δ)の相互相関
を計算し、最大相関の変移量Δmaxを求める。
【0053】相互相関Corr(Δ)の計算は定義通り
計算してもよいが、例えば次式のような絶対値差分の累
積加算で求めても良い。
【0054】
【数1】
【0055】ただし、累積するxの範囲は波形MR、M
Lの値があるしきい値以上の部分である。これを元にし
て、最大相関の部分の変移量は Δmax = Δ for min(Corr(Δ)) (式5) で求められる。
【0056】位置計算部39は、この、ゼロクロス点Z
RL及びΔmaxを求め、これを元に、観察者の中心位置P
のx座標Sxを以下の式にて計算する。
【0057】 Sx=ZRL×D/Δmax (式6) これは、図7の光学的配置を模式化したxy座標系であ
る図9において、相似図形の関係から導き出され、ZRL
=(PR+PL)/2、Δmax=(PL−PR)/2であ
る。
【0058】ここで、図7における位置可変スリット3
5、36の基準位置α、βは図9でのα、βの位置に相
当している。また、観察者の中心位置Pのy座標Sy
は、以下の式にて計算される。
【0059】 Sy=L2(Sx−D)/PR (式7) 位置計算部39は、これらの計算結果を観察者の位置P
(Sx、Sy)として出力する。
【0060】以上のようにすることによって、最大光量
の位置PR、PLを計算することなく、受光量のグラフM
R、MLと、光検出器37、38と位置可変スリット3
5、36の間隔L2、光検出器の間隔Dから、観察者の
中心の座標を計算することが出来る。この方法は、図8
の波形がなだらかで、このままではピーク位置の測定精
度が低くなる場合に有効である。
【0061】また、第5の実施の形態において、図8の
MR、MLの最大値を求めることによってPR、PLを計
算し、これをもとに式6、式7から観察者の位置Pを求
めても良い。
【0062】また、第5の実施の形態において、光検出
器37、38と位置可変スリット35、36の代わり
に、図10に示すように、ラインセンサ41、42及び
固定スリット43、44を用いて第4の実施の形態と同
じ様な光信号検出方法を用いても、同様の手法が適用で
きる。
【0063】即ち、第4の実施の形態と同様にして、図
8(a),(b)の光検出グラフを得る。
【0064】この場合、座標系は図11に示すようにな
り、図10のラインセンサ41、42上の基準位置γ,
δは、図11上のγ,δの位置に対応する。そして、第
5の実施の形態と同じように、波形MR、MLの差分の
零点からZRL=(PR+PL)/2を、また、波形MR、
MLの相互相関演算からΔmax=(PL−PR)/2を求
める。これらの値から、観察者の中心位置P(Sx、S
y)が次式によって求められる。
【0065】 Sx=ZRL×D/Δmax (式8) Sy=L2(−Sx+D+PR)/PR (式9) 以上のように位置計算部40は、固定スリットとライン
センサを2組用いても、最大光量の位置PR、PLを計算
することなく、受光量のグラフMR、MLと、光検出器
37、38と位置可変スリット35、36の間隔L2、
光検出器の間隔Dから、観察者の中心の座標を計算する
ことが出来る。ここで、図8のMR、MLの最大値を求
めることによってPR、PLを計算し、これをもとに式
8、式9から観察者の位置Pを求めても良い。
【0066】また、第5の実施の形態(図7,図10)
において、スリットと光検出器の組を平行に配置した
が、図3,図6と同様に角度をつけて配置して、同様に
観察者9の位置を計算してもよい。
【0067】(第6の実施の形態)図12は、本発明の
第6の実施の形態における位置方向測定装置の構成を示
すものである。図12において、3は増幅器、4はA/
D変換器、6は赤外投光器、45はタイミング制御部、
9は観察者(被測定物体)、17はスリット、18は位
置計算部、19〜23は光検出器である。
【0068】以上のように構成された本実施の形態の位
置方向測定装置の動作を説明する。本実施の形態は、ス
リット17が複数のスリットを有し、各スリットに対応
して光検出器19〜23が配置されている。
【0069】まず、赤外投光器6により赤外光が観察者
9に投光される。この時投光は時間的に一様でもよい
が、図2(a)のように時間的に変調をかけて行う。こ
の赤外光の観察者9での反射光を光検出器19〜23で
受光する。
【0070】光の検出は図2(a)に示されるように、
第1の実施の形態と同様で、各光検出器によって検出さ
れた信号がスイッチによる切り替えによって順次A/D
変換され、それぞれが相関検波処理によって検出され
る。これにより各光検出器に対応し、複数の空間位置
(x座標)での検出光量が得られる。それぞれの光検出
器の光検出視野は図12のイ〜ホのようになる。
【0071】そして、これらの信号は、各検出視野の中
心に観察者9が存在する場合に最大値をとる。即ち、こ
れらの信号をx座標を横軸に図示すると、図2(b)の
ようになる。この波形から、位置計算部18が破線のよ
うに最大ピーク位置Mpを計算によって求める。計算方
法は、第1の実施の形態と同様で、信号レベルの大きい
物から3つを用いた直線内挿によるピーク検出でもよい
し、高次関数あるいは一般的な関数のフィッティングに
よって最大点を求めても良い。また、光検出器の数が多
い場合には、図13の波形の導関数の零点または2次導
関数のピークの位置を求めても良い。このx座標Mpが
観察者9の中心位置のx座標となる。
【0072】以上のようにすることによって、複数の光
検出器と固定スリットによって、観察者のx座標を測定
することができる。
【0073】また、第6の実施の形態において、複数の
光検出器とスリット(図12中α部分)を2つ用意し、
図14のように配置し、第6の実施の形態と同じ方法に
よって、それぞれの光検出器の出力を順次A/D変換し
図13の波形を2つ得て、それぞれの波形のピーク位置
から図14のxL、xRを計算し、これらと観察者9を結
ぶ直線L、Rを決定し、これらの交点の座標が観察者の
中心位置であるとすれば、観察者の2次元位置を計算す
ることが出来る。この時、多くの光検出器の出力をA/
D変換しなければならないため、動作速度が遅くなる。
これを改善するためにA/D変換器4を複数用いて並列
処理を行い、変換速度を高めても良い。
【0074】また、図17(a)に示すように、第6の
実施の形態において光検出器を2つにして構成すること
も可能である。この場合、赤外投光器6からの光は観察
者9により反射され、固定スリット43,44により規
定された視野角の範囲からの光量がそれぞれ光検出器5
2、53により検出される。これをAD変換し、2つの
光量の差分または比を用いて観察者9の方向θを得る。
【0075】図18(a)は、観察者の方向θと光検出
器52、53の出力の大きさの関係を示している。同図
a、cは光検出器52の光強度、b、dは光検出器53
の光強度であり、実線a、bは観察者9が近距離にいる
場合、波線c、dは遠距離にいる場合の光強度である。
【0076】なお、同図においては2つの光検出部の利
得の差は予め測定されて補正されている場合を示してい
る。この補正を行わない場合、a、bの波形の大きさ、
c、dの波形の大きさに違いが生じる。
【0077】これらの光強度の差分値及び加算値を示し
たものが図18(b)である。同図において、差分値は
e、f、加算値はg、hである。実線は観察者9が近距
離にいる場合、波線は遠距離にいる場合である。位置計
算部50は、この差分値と観察者の方向θの対応を予め
測定しておき、差分値を計算することによって観察者の
方向θを出力する。しかし、図18(b)のe、fに示
したように、赤外投光器6と観察者の距離によって特性
が変化する。これを補償するために、差分値を加算値で
除算したものが図18(c)である。
【0078】このようにすることによって、観察者の距
離によって生ずる観察者方向θの測定誤差を大幅に小さ
くすることが出来る。但し、以上の結果は、本来2つの
検出器の出力と観察者方向θの関係は固定スリット4
3、44によって決定される光検出範囲と観察者の形状
によって複雑に変化するため、観察者の距離によって差
分値が変化することを理論上は補正することはできな
い。本方式は光検出器の加算値によって差分値を除算す
ることによって、近似的に、観察者の方向θがあまり大
きくない場合に、規格化のような動作を実現することに
よって測定誤差を軽減する動作となっている。
【0079】以上の動作をブロック図にしたのが図17
(b)である。2つの光検出器からの出力は、加算値及
び差分値を計算され、更に除算され変換テーブルに入力
される。そして、奥行き値に変換され出力される。この
時、変換テーブルの内容は、予め既知の位置にある観察
者と同様な形状の物体にて2つの光検出器の出力を測定
しておき、その値とその物体の位置から計算しておく必
要がある。
【0080】また、図18(a)において、各光検出器
の利得を補正したものを用いたが、利得を補正しなくて
も同様の効果は得られる。但し、図18(c)のグラフ
が対称形でθ=0の時のオフセットが発生し、飽和特性
を示してしまい、測定範囲が制限される。逆に言うと、
各光検出器の利得を補正すれば測定範囲を最大限に大き
く設定できる。
【0081】また、この場合、図19に示すように、左
右2つずつ、合計で4つの光検出器を用い、それぞれは
図17と同様にして、それぞれの視点からの観察者9の
方向θ1、θ2を測定することによって、観察者9の2
次元位置を測定することも可能である。
【0082】また、図18において、差分値を用いた
が、これを2つのCHの比を用いても同様に計算するこ
とができる。この場合、加算値による補正演算は行わな
くても動作する。
【0083】(第7の実施の形態)図20は、本発明の
第7の実施の形態における位置方向測定装置の構成を示
すものである。図20において、3は増幅器、4はA/
D変換器、60は光検出器、61は光投光器アレイ、6
2は光投光器アレイ駆動回路、63は増幅器、64は位
置計算部、65はタイミング制御部である。
【0084】以上のように構成された本実施の形態の位
置方向測定装置の動作を説明する。まず、光投光器アレ
イ61は、タイミング制御部65によって、aからjの
順番に時分割にて光を観察者9に投光する。この時、各
投光器の光輻射角は比較的狭く設定されており、お互い
の輻射範囲の重なりが少ない設定になっている。
【0085】この場合、重なりが0である必要はなく、
ある程度の広がりをもっていても問題はない。次に、そ
れぞれの投光器の発光に同期して、光検出器60の出力
を増幅器63により光量としてとらえ、A/D変換器4
によりディジタル化する。
【0086】このようにして順次光投光器アレイ61が
発光するのに同期して反射光量を光検出器60により検
出する。検出結果を各発光器の発光タイミング順を横軸
にして図示したのが図21(a)である。受光強度は、
観察者が存在する部分は大きく、その他の部分は小さく
なるため、受光部分の大きい範囲を特定し、これの中央
位置Pを推定すれば、観察者9の中心位置(横方向の座
標値)を得ることが出来る。中央位置の推定方法として
は、光検出器の出力の変化する部分L、Rを閾値処理ま
たは図21(a)のグラフの微分値の絶対値や2次微分
値を閾値処理して求め、その中点を求める方法がある。
【0087】また、図21(a)L・Rの部分を求める
ために、受光強度のヒストグラムもとに、光強度の大き
い部分と小さい部分の代表値L1、L2を求め、その平
均値を閾値としてL、Rを決定すれば、観察者9の距離
が変化することによる閾値の変化を吸収することができ
る。
【0088】以上のようにすれば、観察者の中心位置の
X座標を検出することができる。また、この場合、図2
2に示すように、左右2つずつ、それぞれは図20と同
様にして、光投光器アレイ61、66・光検出器60、
71・光投光器アレイ駆動回路62、67を配置するこ
とによって、各視点での観察者9の横方向座標値X1、
X2を測定することによって、観察者9の2次元位置Q
を測定することも可能である。
【0089】また、図20、図22において光検出器を
2個用いたが、これを一つとして1カ所から観察者9か
らの反射光を受光してもよい。この場合、AD変換部の
切り替えは不要となる。
【0090】また、図20、図22においては、AD変
換を用いて処理を用いたが、図21(a)の中心位置P
を求める方法はAD変換しなくても、図21(a)の波
形を横軸を時間として得て、アナログ的に演算しても良
い。例えば、図21(a)の波形を積分して、閾値処理
によってPの位置を求めたり、また、L、Rの位置の時
刻を判定して、その中点の時刻でPの位置を求めること
もできる。
【0091】また、第1〜7の実施の形態において、各
光検出器の測定光量をヒストグラムにすると、光量が適
正な場合には(a)のように、光量が小さい場合は
(b)、光量が大きすぎる場合は(c)のような分布に
なる。光量が少ないと、図2,図8,図13の波形の値
が小さくS/Nが低くなり、検出精度が低下する。
【0092】また、光量が大きすぎて信号が飽和(ma
xレベル)すると、図2,図8,図13のようなピーク
が検出できなくなる。このヒストグラムを位置計算部が
計算し、そのピークが図15のVth1、Vth2の間に入る
ように、光入力が小さければ赤外投光器6の出力を上
げ、光入力が大きく光検出器が飽和するようであれば赤
外投光器6の出力を下げるように赤外光投光器6の光強
度を調節すれば、常に安定した精度で観察者の位置を検
出することが出来る。
【0093】第7の実施例においては、検出される光強
度がある程度以上大きければ、ある程度検出結果が飽和
してもかまわないため、図21(c)ぐらいになるよう
に光量を制御してもよい。
【0094】更に観察者がいない場合、背景が十分遠け
れば反射光は返ってこないため、図15(d)のような
ヒストグラムになる。この状態を、閾値Vth3よりもヒ
ストグラムが低いかどうかにより位置計算部が判断し、
観察者が本装置の前に存在するかどうかを判断できる。
これによって被写体の位置,方向のみならず被写体の有
無も判断できるような機能を持つことができる。
【0095】また、第3、4、5、6の実施の形態にお
いて、ラインセンサを用いたが、これは単独の光検出器
を複数並べた物で代用してもよい。この場合、一般的に
はラインセンサよりもセンサ間隔が大きく、センサ数も
少なくなるが、第6の実施の形態での図13のような波
形をもとに、内挿演算またはある関数のフィッティング
によって最大値のx座標を求めるので測定動作に問題は
ない。
【0096】また、第1〜7の実施の形態において、投
光する光は赤外光を用いたが、可視光など、他の波長帯
域の光を用いても問題なく動作する。
【0097】
【発明の効果】以上のように本発明は、赤外光を被写体
に投光し、これの反射光を複数の視野について測定する
ことによって、被写体に測定機器を装着することなく、
非接触で被写体の方向または位置を測定することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態の位置方向測
定装置の構成図
【図2】(a),(b) 本発明の投光強度の時間変化と光検出
器出力の処理方法を示す図
【図3】本発明の第2の実施の形態における位置方向測
定装置の構成図
【図4】本発明の第3の実施の形態における位置方向測
定装置の構成図
【図5】本発明の第3の実施の形態における投光強度の
時間変化と光検出器出力の処理方法を示す図
【図6】本発明の第4の実施の形態における位置方向測
定装置の構成図
【図7】本発明の第5の実施の形態における位置方向測
定装置の構成図
【図8】(a)〜(c) 第5の実施の形態における光強度変
化波形の処理方法を示す図
【図9】第5の実施の形態における座標系定義図
【図10】第5の実施の形態において固定スリットとラ
インセンサを用いる場合の構成図
【図11】図10における座標系定義図
【図12】本発明の第6の実施の形態における位置方向
測定装置の構成図
【図13】第6の実施の形態での光検出レベルの変化波
形およびピーク位置計算を示す図
【図14】第6の実施の形態においてセンサを左右に配
置して被写体の2次元位置を測定するようにした構成図
【図15】(a)〜(d) 本発明における最適受光量のヒス
トグラム図
【図16】従来の位置方向測定装置の構成図
【図17】(a) 第6の実施の形態の位置方向測定装置の
簡易実現方法の構成図 (b) 第6の実施の形態の位置方向測定装置の信号処理ブ
ロック図
【図18】(a)〜(c) 図17における信号処理の動作を
示す図
【図19】図17における2次元位置測定のための拡張
構成図
【図20】本発明の第7の実施の形態における位置方向
測定装置の構成図
【図21】(a),(b) 本発明の第7の実施の形態における
信号処理を示す図
【図22】図20における2次元位置測定のための拡張
構成図
【符号の説明】
1,10,11,35,36 位置可変スリット 2,12,13,19,20,21,22,23,3
7,38,52,53,54,55,60,71 光検
出器 3,48,49,63,68 増幅器 4 A/D変換器 5,15 スリット駆動部 6 赤外投光器 7,16,28,34,45,46,51,59,6
5,70 タイミング制御部 8,14,18,27,33,39,40,47,5
0,58,64,69位置計算部 9 観察者 17 スリット 24,29,30,43,44,56,57 固定スリ
ット 25,31,32,41,42 ラインセンサ 26 ラインセンサヘッド部 61,66 光投光器アレイ 62,67 光投光器アレイ駆動回路

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体に光を投影する投光器と、被写体か
    らの反射光を検出する光検出部と受光方向を制御するス
    リット部により構成される方向選択性光検出部を備え、
    前記スリット部により受光方向を変化させながら反射光
    強度を測定し、各受光方向での光強度分布から被写体の
    方向を測定することを特徴とする位置方向測定装置。
  2. 【請求項2】被写体に光を投影する投光器と、2つの前
    記方向選択性光検出部を備え、2視点からの反射光強度
    を測定し、2視点での各受光方向での光強度分布から被
    写体の位置を測定することを特徴とする請求項1記載の
    位置方向測定装置。
  3. 【請求項3】方向選択性光検出部は、1つの位置固定ス
    リットとそれに対応する複数の光検出部により構成さ
    れ、これらの出力により被写体の中心部分の方向を計算
    することを特徴とする請求項1または2記載の位置方向
    測定装置。
  4. 【請求項4】被写体に光を投影する投光器と、被写体か
    らの反射光をスリットを介して検出する複数の光検出部
    により構成される位置選択性光検出部を備え、各々の前
    記光検出部の出力から各受光位置での光強度分布を測定
    し、これのピーク位置を算出することによって前記被写
    体の位置を測定することを特徴とする位置方向測定装
    置。
  5. 【請求項5】被写体に光を投影する投光器と、2つの前
    記位置選択性光検出部を備え、2視点からの反射光強度
    を測定し、2視点での各受光方向での光強度分布から被
    写体の位置を測定することを特徴とする請求項4記載の
    位置方向測定装置。
  6. 【請求項6】被写体に光を投影する投光器と、被写体か
    らの反射光を前記とは異なるスリット部を介して検出す
    る光検出部により構成される単方向光検出部を2つ備え
    た光方向検出部を備え、単方向光検出部の出力の差分ま
    たは比を計算することによって被写体の方向を測定する
    ことを特徴とする位置方向測定装置。
  7. 【請求項7】被写体に光を投影する投光器と、2つの光
    方向検出部を備え、2視点からの反射光強度を測定し、
    2視点での被写体の方向測定結果から被写体の2次元位
    置を測定することを特徴とする請求項6記載の位置方向
    測定装置。
  8. 【請求項8】前記2つの単方向光検出部の差分値を加算
    値で規格化した値を用いて被写体の方向を測定すること
    を特徴とする請求項6記載の位置方向測定装置。
  9. 【請求項9】前記2つの単方向光検出部の感度の違いを
    予め規格化して補正しておくことにより、被写体方向検
    出範囲が偏らないようにすることを特徴とする請求項6
    記載の位置方向測定装置。
  10. 【請求項10】発光位置の異なる複数の光を時分割で被
    写体に投影する投光器と、被写体からの反射光を検出す
    る光検出部を備え、前記複数の光強度の変化を用いるこ
    とによって前記被写体の位置を測定することを特徴とす
    る位置方向測定装置。
  11. 【請求項11】前記発光位置の異なる複数の光を時分割
    で被写体に投影する投光器と、被写体からの反射光を検
    出する光検出部をそれぞれ2組備え、2視点からの反射
    光強度を測定し、2視点での前記複数の光強度の時間的
    変化を用いることによって被写体の2次元位置を測定す
    ることを特徴とする請求項10記載の位置方向測定装
    置。
  12. 【請求項12】前記2組の投光器から出射された光の被
    写体での反射光を、前記光検出部を1つで受光すること
    を特徴とする請求項11記載の位置方向測定装置。
  13. 【請求項13】投光器を時間的に変調し、これに同期し
    て光検出部の出力を相関検波することによって被写体か
    らの反射光を測定することを特徴とする請求項1〜12
    のいずれかに記載の位置方向測定装置。
  14. 【請求項14】光検出器の出力の強度分布から被写体が
    本装置の前に存在するかどうかを判断し、これによって
    被写体の位置方向のみならず被写体の有無も判断できる
    ような機能を持つことを特徴とする請求項1〜12のい
    ずれかに記載の位置方向測定装置。
  15. 【請求項15】光検出器の出力の強度分布が、ある光強
    度の範囲内にほぼ存在するかどうかを判断し、光強度が
    小さければ投光器の出力を上げ、光強度大きすぎて光検
    出器が飽和するようであれば投光器の出力を下げるよう
    に制御することによって、常に精度の良い位置検出を行
    うことを特長とする請求項1〜12のいずれかに記載の
    位置方向測定装置。
  16. 【請求項16】2視点での光検出器の出力の強度分布の
    差の分布から各強度分布のピーク位置の平均値を計算
    し、前記2視点での光検出器の出力の強度分布の位置の
    ずれ量を計算し、これらの値から被写体の位置方向を測
    定することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の位置方向測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006234722A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Olympus Corp 超音波探傷装置
JP2020102600A (ja) * 2018-01-29 2020-07-02 ローム株式会社 受発光装置の制御回路、位置検出装置、撮像装置、制御方法
WO2021201231A1 (ja) * 2020-04-03 2021-10-07 京セラ株式会社 電磁波検出装置および測距装置

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