JPH1183319A - 流動層を用いた石炭の乾燥分級装置 - Google Patents

流動層を用いた石炭の乾燥分級装置

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JPH1183319A
JPH1183319A JP23524597A JP23524597A JPH1183319A JP H1183319 A JPH1183319 A JP H1183319A JP 23524597 A JP23524597 A JP 23524597A JP 23524597 A JP23524597 A JP 23524597A JP H1183319 A JPH1183319 A JP H1183319A
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正康 伊藤
Tatsuo Niikura
達雄 新倉
Katsuyoshi Ueno
功圭 上野
Setsuo Sekido
説郎 関戸
Michitaka Sakaida
道隆 境田
Junichiro Ikenaga
淳一郎 池永
Yoji Nakagawa
洋治 中川
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Tsukishima Kikai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分散板12上に形成される流動層13によ
り、石炭Cを流動させつつ移送して乾燥分級する石炭C
の乾燥分級装置において、乾燥分級効率の一層の向上を
図る。 【解決手段】 分散板12の上方にバッフル板21…を
立設して、その下端21Aを分散板12から200mm〜
450mmの範囲の高さHとするとともに、この下端21
Aから上端21Bまでのバッフル板21の高さLを30
0mm〜1000mmの範囲とする。また、流動層13の上
部に複数段の整流板23…を設け、上下方向に隣接する
段の整流板23…同士を、移送方向Fに沿った側断面に
おいて分散板12に対し互いに逆方向に傾斜させるとと
もに、移送方向Fにずらして配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コークス炉等に投
入される石炭を乾燥させるとともに、石炭中の微粉を分
級して除去するための流動層を用いた石炭の乾燥分級装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような石炭の乾燥分級装置として、
本発明の発明者等は特開平5−71875号公報におい
て、図12に示すように分散板1に設けられたノズル2
…から噴出する気体Gの噴出方向を、石炭Cの移送方向
Fに向けて分散板1に対し斜め上方側に傾斜させて設定
した流動層3を備えた乾燥分級装置を提案している。こ
こで、この乾燥分級装置の装置本体4の上記移送方向F
後方側の一端部には石炭Cの供給部5が設けられるとと
もに、移送方向F側の他端部には、乾燥された石炭Cの
排出部6が設けられている。また、分散板1の下には、
ノズル2…から流動層3に噴出される気体の加圧室7が
設けられていて、この加圧室7には、例えば温風が流動
用気体Gとして供給されている。さらに、装置本体4の
天井部8の中央部には流動層3からの排気Gと分級され
た微粉Dとを排出するための排気口9が設けられてい
る。
【0003】しかるに、このような流動層3を用いた石
炭の乾燥分級装置によれば、上記供給部5から流動層3
に供給された石炭Cのうち、粒径の粗大な石炭粒子は、
ノズル2…から噴出される噴出気体Gにより分散板1の
近傍の流動層3底部を転動しながら乾燥される一方、比
較的粒径の小さい石炭粒子は、上記噴出気体Gにより適
当な流動加速度を得て流動化されつつ乾燥され、上記移
送方向Fに移送されて排出部6から排出される。さら
に、これらよりも粒径の小さい微粉Dは、上記噴出気体
Gによって他の粒子から分級処理されて排気Gとともに
排気口9から排出されるので、上記乾燥分級装置によれ
ば、効率的な石炭Cの乾燥と微粉Dの分級除去とを図る
ことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
装置によって乾燥分級処理される原料石炭Cは、平均粒
径が0.8mm〜2.0mm程度であるのに対して、最大粒
径が50mm〜100mm程度の粗大粒子から最小粒径10
5μm以下の微粉Dまでをも含む粒度分布の巾が大きな
ものであり、しかもこの粒度分布や含水率も一定ではな
く、産地や運搬状態等により変動が大きい。このため、
例えば微粉Dの含有量が高く、しかも含水率の比較的小
さい原料石炭Cが流動層3に供給されたりすると、水分
を含んだ重たい微粉Dが排気口9から排出されずに、供
給部5から排出部6へと多量にショートパスしてそのま
ま石炭粒子とともに排出されてしまい、乾燥分級効率を
損ねるおそれがあった。この点、従来の一般的な流動層
では、このようなショートパスを防止するため、分散板
上にバッフル板(邪魔板)を設けたものも種々提案され
てはいるが、そのような流動層を、上述のような粒度分
布の巾の大きい石炭の乾燥分級に単に適用しただけで
は、粒径の粗大な石炭粒子が滞留して移送されなくなっ
てしまい、操作不能となるという問題が生じる。
【0005】一方、このような流動層においては、その
上方のフリーボード部における空塔速度にばらつきが生
じることがある。特に上記構成の乾燥分級装置では、分
散板1のノズル2…から噴出する気体Gの噴出方向が、
上述のように石炭Cの移送方向Fに向けて分散板1に対
し斜め上方側に傾斜しているため、気体Gの流れに偏流
が生じやすくなって空塔速度のばらつきも大きくなる傾
向があり、例えば最小空塔速度が平均空塔速度の0.5
倍程度であるのに対し最大空塔速度が平均空塔速度の
2.0倍程度に及ぶこともある。そして、このように流
動層3上部の空塔速度のばらつきが大きくなって、特に
最大空塔速度が部分的に大きくなると、上記の場合とは
逆に比較的粒径の大きい石炭粒子が排気口9から排気G
および微粉Dに混ざって排出されてしまい、やはり分級
効率が損なわれることになる。このため、上記従来の乾
燥分級装置では、このような問題を解消するのに分散板
1から天井部8までの高さを最低でも6.5m以上確保
しなければならず、装置設備の大型化を招く結果となっ
ていた。
【0006】本発明は、このような背景の下になされた
もので、分散板から噴出する気体によって形成される流
動層により、石炭を流動させつつ移送して乾燥分級する
流動層を用いた石炭の乾燥分級装置において、第1に
は、流動層に供給された石炭中の粗大な石炭粒子の滞留
を防ぎつつ、微粉がショートパスするのを防ぎ、また第
2には、流動層上部のフリーボード部における空塔速度
のばらつきを抑えて、粒径の大きな石炭粒子までもが排
気口から排出されるのを防ぎ、これらによって石炭の乾
燥分級効率の一層の向上を図ることが可能な乾燥分級装
置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】ここで、本発明の発明者
等は、石炭が供給される流動層において分散板の上方に
バッフル板を設け、このバッフル板と分散板との間の高
さおよびバッフル板自体の高さを種々に変化させたとこ
ろ、これらの高さが所定の範囲にあるときには、流動層
に供給される石炭の粒度分布や含水率に変動があって
も、粗大な石炭粒子を確実に移送させることができる一
方、微粉のショートパスをも確実に防ぐことができると
いう知見を得るに至った。本願の請求項1に係る発明
は、このような知見に基づいて上記第1の目的を達成す
るものであり、分散板から噴出する気体によって形成さ
れる流動層により、石炭を流動させつつ移送して乾燥分
級する流動層を用いた石炭の乾燥分級装置において、上
記分散板の上方に、上記石炭の移送方向を横切るように
バッフル板を立設し、このバッフル板を、その下端が上
記分散板から200mm〜450mmの範囲の高さに位置
し、かつこの下端から上端までの高さが300mm〜10
00mmの範囲となるようにしたことを特徴とする。
【0008】従って、このような石炭の乾燥分級装置に
よれば、流動層に供給された石炭の粗大な粒子は、分散
板から噴出される気体により、分散板とその上方に立設
されたバッフル板との間を通って移送されつつ乾燥され
る一方、石炭中の微粉については、その供給部から排出
部への直接的な流れがバッフル板によって阻止される。
そして、このバッフル板の下端の分散板からの高さおよ
びバッフル板自体の高さが、上記知見に基づいて所定の
範囲に設定されているので、原料石炭の粒度分布等に変
動があっても、粗大な石炭粒子を確実に移送できるとと
もに微粉のショートパスも防ぐことができる。すなわ
ち、分散板からのバッフル板の下端の高さが200mmを
下回ると、粗大な石炭粒子が詰まりを生じて円滑な移送
が阻害されるおそれがあり、一方、このバッフル板の下
端の高さが450mmを上回ったり、バッフル板自体の高
さが300mmを下回ったりすると、バッフル板の上下か
ら気体の流れに乗って微粉がショートパスするおそれが
生じる。また、バッフル板自体の高さが1000mmを上
回ると、これに伴い装置設備の高さも高くなって非経済
的であるとともに、特に原料石炭の含水率が高い場合
に、微粉がバッフル板の上端部に付着してしまうおそれ
が生じる。
【0009】一方、本願の請求項2に係る発明は、上記
第2の目的を達成するために、分散板から噴出する気体
によって形成される流動層により、石炭を流動させつつ
移送して乾燥分級する流動層を用いた石炭の乾燥分級装
置において、上記流動層の上部に、上記石炭の移送方向
を横切る方向に延びる整流板を、この移送方向に向けて
複数枚、かつ上下方向に複数段に設け、これら上下方向
に隣接する段の整流板同士を、上記移送方向に沿った側
断面において、上記分散板に対し互いに逆方向に傾斜さ
せるとともに、上記移送方向にずらして配置したことを
特徴とする。従って、上記フリーボード部における気体
の流れは上記整流板の間を通って上昇する間に均一化さ
れ、これにより空塔速度のばらつきも抑えられるととも
に、特に最大空塔速度が抑制されるので、微粉よりも粒
径の大きな石炭粒子が微粉や排気とともに排出されるの
を防ぐことができる。さらに本願の請求項3に係る発明
は、上記第1、第2の目的を同時に達成するために、請
求項1に係る発明のバッフル板と請求項2に係る発明の
整流板とを備えたもので、これらの相乗効果によって一
層の乾燥分級効率の向上を図ることができる。
【0010】なお、上記請求項2、3に係る発明におい
て具備される整流板は、乾燥分級装置の上記移送方向に
沿った側断面において、その幅を300mm〜500mmの
範囲とするとともに、上記分散板に対する傾斜角を60
°〜75°の範囲とし、さらに上下方向に隣接する段の
うち、下段側の整流板の上端を、上段側の上記移送方向
に隣り合う整流板の下端同士の略中央に位置させ、かつ
上記下段側の整流板の上端と上記上段側の整流板の下端
との上記移送方向の間隔が200mm〜300mmの範囲と
なるように配置するのが望ましい。これは、まず上記下
段側の整流板の上端が上段側の整流板の下端に接近して
いると気体の流れの均一化が図られず、またこれら上端
と下端との間隔が小さすぎたり、上記整流板の幅が小さ
すぎたりすると、整流板に微粉が固結してしまうおそれ
が生じ、さらに整流板の傾斜角が小さすぎると微粉が整
流板に堆積してしまうおそれが生じるからである。一
方、逆に上記傾斜角が大きすぎたり、上下の整流板の端
部の間隔や整流板の幅が大きすぎたりすると、十分な整
流効果を得ることができなくなるおそれがある。さらに
また、微粉よりも粒径の大きな石炭粒子を確実かつ円滑
に上記移送方向に移送するには、上記分散板からの気体
の噴出方向は、上記石炭の移送方向を向いて、この分散
板に対して斜め上方側に傾斜して設定されるのが望まし
い。
【0011】
【発明の実施の形態】図1ないし図は、本発明の一実施
形態を示す石炭の乾燥分級装置の側断面図であり、特に
本願の請求項3に係る発明、すなわち請求項1に係る発
明のバッフル板と請求項2に係る発明の整流板とを備え
た乾燥分級装置の実施形態を示すものである。本実施形
態の乾燥分級装置の装置本体11は概略箱体状をなして
おり、その内部の底側には分散板12が水平に取り付け
られていて、この分散板12の上部に流動層13が形成
されるとともに、分散板12の下部には熱風入口14か
ら熱風が噴出気体Gとして供給される。また、この流動
層13の一端側(図1において右側)には石炭Cの供給
部15が設けられるとともに、他端側(図1において左
側)には処理された乾燥炭が排出される排出部16が設
けられており、供給部15から流動層13内に供給され
た石炭Cは、上記一端側から他端側に向けて、すなわち
図中に白抜き矢線で示す移送方向Fに向けて、分散板1
2上を移送されつつ乾燥され、排出部16から排出され
る。
【0012】ここで、上記分散板12には、図2に示す
ように多数の空気導入口17…が、それぞれ上記移送方
向Fに直交する方向に延びるように、かつ該移送方向F
には互いに間隔を置いて形成されているとともに、各空
気導入口17…を覆うように半円筒状のキャップ18
が、分散板12上に同じく移送方向Fに直交する方向に
敷設されている。そして、このキャップ18には、その
敷設方向(図2の図面に直交する方向)に適当間隔をお
いて複数のノズル19…が、それぞれ上記移送方向F側
を向いて、かつ分散板12に対する傾斜角θが30°以
下となるように斜め上方に傾斜して形成されている。さ
らに、上記移送方向Fに互いに隣接するキャップ18,
18の間には、移送方向F後方側のキャップ18手前の
分散板12の上面から移送方向F側のキャップ18の上
部にかけて、上記傾斜角θと等しい角度で斜め上方に傾
斜するように板状のジャンプ台20が配設されている。
【0013】なお、上記ノズル19の形状は、その断面
が円形のものでもよく、また上記敷設方向に延びる長円
状や楕円状、あるいは長方形状や台形状のものであって
もよい。また、上述のような半円筒状のキャップ18と
板状のジャンプ台20に代えて、ノズル19とジャンプ
台20とが形成された断面「へ」字型の板材よりなるキ
ャップ18を分散板12上に敷設したり、あるいは分散
板12自体を階段状に形成してノズル19とジャンプ台
20とを設けるようにしてもよい。ただし、これらのノ
ズル19…は、分散板12の平面視において千鳥状等に
配置されて均一に分散形成されるのが望ましく、また、
上述のように分散板12自体を階段状に形成したりする
場合などには、ジャンプ台20も同様に均一に分散形成
されるようにしてもよい。
【0014】一方、この分散板12の上方には、それぞ
れ石炭Cの移送方向Fを横切るように、かつ分散板12
との間に等しく間隔をあけて、複数枚(本実施形態では
5枚)のバッフル板21…がこの移送方向Fに向けて立
設されている。ここで、本実施形態では、これらのバッ
フル板21…は長方形平板状に形成されて、上記分散板
12および石炭Cの移送方向Fに対して垂直となるよう
に向けられており、その両端が装置本体11の移送方向
Fに沿った両内壁に取り付けられて、これら両内壁の間
に掛け渡されるように配設されている。そして、これら
のバッフル板21…は、図3に示すようにその下端21
Aの分散板12からの高さHが200mm〜450mmの範
囲に位置し、かつ、この下端21Aから上端21Bまで
の高さLが300mm〜1000mmの範囲となるように設
定されている。
【0015】なお、本実施形態では、これらバッフル板
21…同士の移送方向Fの間隔は互いに略等しく、しか
も200mm〜1000mmの範囲に設定されている。これ
は、この間隔が小さすぎると、流動層3における石炭粒
子の流動性が損なわれるおそれがあり、逆に間隔が大き
すぎると、装置本体11の大きさにもよるが、バッフル
板21の枚数が確保できなくなって、微粉Dのショート
パスを効果的に防ぐことができなくなるおそれがあるか
らである。また、同様の理由から、このバッフル板21
…の枚数は2枚〜5枚程度とするのが望ましい。一方、
本実施形態の上記バッフル板21…は、上述のように装
置本体11の両内壁間に掛け渡されて取り付けられてい
るが、これを、上記移送方向Fに隣り合うバッフル板2
1,21が互い違いの内壁に取り付けられるようにし
て、この取付側とは反対側の内壁とバッフル板21との
間に僅かな間隔をあけるようにしてもよい。
【0016】さらに、このバッフル板21…の上方に
は、上記流動層13上部のフリーボード部22の底部に
位置するように、多数の整流板23…が設けられてい
る。これらの整流板23…は、上記バッフル板21…と
同じく長方形平板状に形成されたもので、石炭Cの移送
方向Fを横切る方向に装置本体11の両内壁間に掛け渡
されて取り付けられており、本実施形態では、このよう
な整流板23…が上下方向に複数段に分けられて、それ
ぞれの段ごとに複数枚の整流板23…が上記移送方向F
に向けて等間隔に配設されている。そして、さらにこれ
らの整流板23…のうち、上下方向に隣接する段の整流
板23…同士は、図1および図4に示すように移送方向
Fに沿った上記側断面において、分散板12に対して互
いに逆方向に傾斜するとともに、上記移送方向Fにずら
されて配置されている。
【0017】ここで、本実施形態ではこれらの整流板2
3…は、図4に示すように移送方向Fに沿った装置本体
11の側断面における幅Wが互いに等しく、かつ300
mm〜500mmの範囲とされている。また、本実施形態で
はこれらの整流板23…は上下方向に3段に分けられて
配設されていて、このうち上下段に位置する整流板23
…は、上記移送方向F側に向かうに従い下方に向かうよ
うに上記分散板12に対して傾斜させられている一方、
これらの間の中段に位置する整流板23…は、移送方向
F側に向かうに従い逆に上方に向かうように分散板12
に対して傾斜させられており、さらに各段の整流板23
…同士は互いに平行に配設されている。さらにまた、図
4に示すようにこれらの整流板23…が分散板12に対
してなす傾斜角αは、上下段と中段とでその大きさが互
いに等しく、かつ60°〜75°の範囲内に設定されて
いる。
【0018】また、これら3段に配設された整流板23
…において、下段と中段および中段と上段との上下方向
に隣接する段の整流板23…同士は、上記移送方向Fに
ついて上段側の互いに隣り合う整流板23,23の下端
23A,23A同士の中央に、下段側の整流板23の上
端23Bが位置するように配置されており、従って、こ
れら上段側の互いに隣り合う整流板23,23の下端2
3A,23Aと、この間に位置する下段側の整流板23
の上端23Bとは、図4に示すように上記移送方向Fに
おいて互いに等しい間隔Sとされる。そして、本実施形
態では、この間隔Sは200mm〜300mmの範囲とされ
ている。ただし、これら上段側の整流板23の下端23
Aと下段側の整流板23の上端23Bとは、上下方向に
は互いに等しい高さに配設されている。
【0019】なお、図1に示すように、これらの整流板
23…は、上記バッフル板21…が上記移送方向Fにつ
いて分散板12の上方だけに配設されているのに対し、
装置本体11の上記一端側(供給部15側)から他端側
(排出部16側)の内壁24にまで達するように配設さ
れている。また、この装置本体11の他端側の内壁24
および移送方向Fに沿った上記両内壁は、整流板23…
が配設される位置において上方に向かうに従い外側に拡
がる傾斜面とされているとともに、この整流板23…よ
りも上方には、上記フリーボード部22が形成される空
間をあけて天井部25が設けられ、この天井部25の中
央には、排気Gおよび供給された石炭Cから分級された
微粉Dが排出される排気口26が設けられている。
【0020】このように構成された本実施形態の石炭の
乾燥分級装置においては、まず上記分散板12の上方に
バッフル板21…が設けられており、分散板12からこ
のバッフル板21…の下端21Aまでの高さHが200
mm〜450mmの範囲に設定されるとともに、この下端2
1Aからバッフル板21の上端21Bまでの高さLが3
00mm〜1000mmの範囲に設定されているので、供給
された原料石炭C中の微粉Dがショートパスして排出部
16に直接流れ込むのを防ぐことができる一方、粗大な
石炭Cの粒子は、分散板12のノズル19から斜め上方
に上記移送方向Fに噴出される気体Gにより、この分散
板12とバッフル板21…の下端21Aとの間を通して
確実に移送することができる。従って、本実施形態によ
れば、このような粗大な粒子により詰まりが生じたりす
るのを防いで、供給された石炭Cを確実に移送方向Fに
送り出しながらも十分な乾燥と微粉Dの除去とを行うこ
とができる一方、こうして乾燥分級された石炭Cにショ
ートパスした微粉Dが混ざり込むのも確実に防止するこ
とができ、これにより乾燥分級効率の一層の向上を図る
ことができる。
【0021】また、これに加えて本実施形態では、この
バッフル板21…の上方に複数段の整流板23…が設け
られていて、これらの整流板23…は段ごとに移送方向
Fにずらされるとともに分散板12に対して互いに逆方
向に傾斜しており、このため上記流動層13上部のフリ
ーボード部22における気体Gの流れは、この整流板2
3…の間を通って上昇する間に均一化される。従って、
本実施形態によれば、この気体Gの流れに偏流が生じる
のを防いで空塔速度のばらつきを抑えることができ、こ
れにより、特に空塔速度が部分的に大きくなって微粉D
よりも粒径の大きな石炭Cの粒子までもが排気口26か
ら排出されてしまうような事態が防止され、すなわち分
級されるべき微粉Dだけを排気口26から排出すること
ができるので、石炭Cの分級効率をさらに向上させるこ
とが可能となる。また、このようにフリーボード部22
における気体Gの流れが均一化されて粒径の大きな粒子
の排気口26からの排出が防がれることにより、分散板
12から装置本体11の天井部25までの高さを低く抑
えることが可能となり、従ってコンパクトでありながら
効率の良い経済的な乾燥分級装置を提供することができ
る。
【0022】そして、本実施形態では、このように装置
本体11にバッフル板21…と整流板23…とが同時に
備えられており、従って、上述のように粒度分布が巾広
い原料石炭Cに対しても、また供給される原料石炭Cの
粒度分布や含水率に多少の変動が生じても、これらバッ
フル板21…による効果と整流板23…による効果とが
相俟って、相乗的に石炭Cの乾燥分級効率の向上を図る
ことができる。ただし、本実施形態ではこのように装置
本体11にバッフル板21…と整流板23…との双方を
同時に設けているが、いずれか一方だけを備えるように
してもよく、その場合でも、それぞれの効果により石炭
Cの乾燥分級効率の向上を図ることが可能である。
【0023】なお、本実施形態では上記整流板23を上
下方向に3段に形成しているが、これは少なくとも2段
以上の複数段であればよい。ただし、整流板23…を4
段以上に形成しても、3段の場合に比べて整流効果に際
だった向上は認められず、却って装置本体11の高さの
増大を招くおそれがあるため、整流板23は2段か3段
とするのが望ましい。また、このうち最下段の整流板2
3…の傾斜する向きは、本実施形態のように分散板12
からの気体Gの噴出方向が、石炭Cの移送方向Fを向い
て、この分散板12に対して斜め上方側に傾斜して設定
されている場合には、これを考慮して上述のように移送
方向Fに向けて下方に向かうようにされるのが望まし
い。さらに、これらの整流板23…が設置される位置
は、バッフル板21…がある場合にはその高さH,Lな
どにもよるが、分散板12から600mm〜2000mmの
範囲に設定されるのが望ましい。これは、整流板23…
の位置が低すぎると、流動層13における気体Gと石炭
Cの粒子との流動に干渉してしまうおそれが生じ、逆に
整流板23…の位置が高すぎると、十分な整流効果が期
待できなくなるおそれがあるからである。
【0024】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明の効果について
実証する。本実施例では、上記実施形態に示された石炭
Cの乾燥分級装置を用いて原料石炭Cの乾燥分級操作を
行い、これを、比較例としてのバッフル板21…および
整流板23…を備えない同型の乾燥分級装置により同じ
操作条件で乾燥分級を行った場合と比較した。ただし、
このとき供給された原料石炭Cの粒度分布は図5に示す
通りであり、含水率は4.5%、供給量は300ton/h
であった。また、実施例において分散板12からバッフ
ル板21の下端21Aまでの高さHは300mm、下端2
1Aから上端21Bまでのバッフル板21の高さLは6
00mm、整流板23の幅Wは500mm、分散板12に対
する整流板23の傾斜角αの大きさは60°、下段側の
整流板23の上端23Bと隣接する上段側の整流板23
の下端23Aとの移送方向Fの間隔Sは250mmであっ
た。さらに、実施例および比較例とも、分散板12のノ
ズル19の傾斜角θは20°であって、気体Gの噴出速
度は50m/sであった。
【0025】本実施例ではまず、図1におけるXX断面
の位置(バッフル板21の下端21A直下の位置)にお
いて、図6に示すように、この段面を移送方向Fに略6
等分割した領域の中心線を1〜6とするとともに、装置
本体11の幅方向に略3等分割した領域の中心線をA〜
Cとし、これらの中心線1〜6と中心線A〜Cとの交点
1−A,1−B,…6−Cの位置において石炭Cの粒子
を同量ずつサンプリングした。そして、このうち中心線
1〜6のそれぞれの交点上でサンプリングされた3つの
サンプルを混ぜ合わせて分析し、供給された原料石炭C
の粒度分布および含水率が移送方向Fに向けてどのよう
に変化するかを調べた。また、比較例においても上記断
面と同じ位置において同様のサンプリングを行い、分析
をした。この結果を、粒度分布については図7に、また
含水率については図8にそれぞれ示す。
【0026】これら図7および図8の結果より、まずバ
ッフル板21…のない比較例では、粒径が105μm以
下の微粉Dの含有量が、移送方向F側に向かうに従い途
中までは減少しているものの、装置本体の排出部側では
上昇しており、またこれに伴って含水率も排出部側で増
大する傾向にあった。これは、供給部から流動層に供給
された石炭Cの微粉Dが、そのまま排出部までショート
パスして移送されたためであると認められる。しかる
に、これに対してバッフル板21…を備えた実施例で
は、微粉Dの含有量および含水率が移送方向F側に向か
うに従って漸次減少する傾向にあり、排出部16近傍の
上記中心線6においていずれも略最小となっていて、乾
燥分級効率の向上が図られていることが確認できた。
【0027】次に、本実施例では、図1におけるYY断
面の位置(整流板23…の直上の位置)において、図9
に示すように、この段面を装置本体11の幅方向に略5
等分割した等分線をA〜Dとするとともに、分散板12
の上方に移送方向Fに向けて等間隔に間隔線1〜4を設
定し、これら間隔線1〜4と等分線A〜Dとの交点1−
A,1−B,…4−Dの位置においてフリーボード部2
2の空塔速度を測定するとともに、このうち交点2−
A,2−D,4−A,4−Dの位置において微粉D等を
サンプリングしてその粒度分布およびダスト濃度を分析
した。また、比較例についても同様の測定およびサンプ
リングを行った。この結果を、空塔速度については次表
1に、また微粉D等の粒度分布については図10に、さ
らにそのダスト濃度については図11に、それぞれ示
す。
【0028】
【表1】
【0029】まず、上記表1の結果より、整流板23…
を備えない比較例では空塔速度のばらつきが大きく、ま
た特に最大空塔速度がきわめて高くなっているのに対
し、整流板23…を設けた実施例においては空塔速度が
均一化しており、最大空塔速度も比較例の1/2以下に
抑えられている。そして、これに伴いサンプリングされ
た微粉D等の粒度分布も、実施例は比較例に対して、い
ずれのサンプリング位置においても粒径が105μ以下
の微粉Dの含有率が高い一方、粒径の大きな粒子の含有
率は低いことが認められ、さらにサンプリングされたダ
スト濃度についても、比較例に対して実施例はいずれの
位置でも少なかった。この結果、整流板23…による空
塔速度の均一化によって、微粉Dは排気Gとともに効率
的に除去される一方、粒径の大きな石炭Cの粒子が排気
口26から排出されるのは確実に防止されているのが確
認された。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1に
係る発明によれば、分散板の上部に設けたバッフル板の
下端の分散板からの高さを200mm〜450mmの範囲と
するとともに、このバッフル板の下端から上端までの高
さを300mm〜1000mmに設定することにより、流動
層に供給された石炭の微粉が排出部にショートパスする
のを防ぐことができる。また、請求項2に係る発明によ
れば、この流動層の上部に、石炭の移送方向にずらされ
るとともに分散板に対して逆方向に傾斜する複数段の整
流板を設けることにより、流動層上部のフリーボード部
における空塔速度を均一化して、粒度の大きい石炭粒子
が排気とともに排出されるのを防ぐことができる。従っ
て、これら本発明の石炭の乾燥分級装置によれば、粒度
分布が巾広い石炭の乾燥分級においても、またこの粒度
分布や含水率に変動が生じても、その乾燥分級効率の向
上を図ることができる。さらに、請求項3に係る発明で
は、このようなバッフル板と整流板とを同時に備えるこ
とにより、これらの相乗効果によって乾燥分級効率をよ
り一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す側断面図である。
【図2】 図1に示す実施形態の分散板12を示す拡大
側断面図である。
【図3】 図1に示す実施形態のバッフル板21…を示
す拡大側断面図である。
【図4】 図1に示す実施形態の整流板23…を示す拡
大側断面図である。
【図5】 本発明の実施例において供給された原料石炭
Cの粒度分布を示す図である。
【図6】 本発明の実施例におけるサンプリング位置を
示す図1のXX断面図である。
【図7】 図6のサンプリング位置1〜6における粒度
分布を示すもので、(a)は比較例、(b)は実施例、
(c)は図中の符号の説明である。
【図8】 図6のサンプリング位置1〜6における含水
率を示すもので、(a)は比較例、(b)は実施例であ
る。
【図9】 本発明の実施例におけるサンプリング位置を
示す図1のYY断面図である。
【図10】 図9のサンプリング位置における粒度分布
を示すもので、(a)は2−A、(b)は2−D、
(c)は4−A、(d)は4−Dにおける測定結果であ
る。
【図11】 図9のサンプリング位置2−A,2−D,
4−A,4−Dにおいて測定されたダスト濃度を示す図
である。
【図12】 従来の石炭Cの乾燥分級装置を示す側断面
図である。
【符号の説明】
11 装置本体 12 分散板 13 流動層 15 供給部 16 排出部 19 ノズル 21 バッフル板 21A バッフル板の下端 21B バッフル板の上端 22 フリーボード部 23 整流板 23A 整流板23の下端 23B 整流板23の上端 26 排気口 C 石炭 G 気体(排気) D 微粉 F 石炭Cの移送方向 H 分散板12からバッフル板21の下端21Aまでの
高さ L バッフル板21の下端21Aから上端21Bまでの
高さ W 整流板23の幅 S 下段側の整流板23の上端23Bと上段側の整流板
23の下端23Bとの移送方向Fの間隔 α 分散板12に対する整流板23の傾斜角 θ 分散板12のノズル19の傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新倉 達雄 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 (72)発明者 上野 功圭 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 (72)発明者 関戸 説郎 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 (72)発明者 境田 道隆 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 池永 淳一郎 福岡県北九州市戸畑区飛幡町1−1 新日 本製鐵株式会社八幡製鐵所内 (72)発明者 中川 洋治 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地の59 日鐵プラント設計株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分散板から噴出する気体によって形成さ
    れる流動層により、石炭を流動させつつ移送して乾燥分
    級する流動層を用いた石炭の乾燥分級装置において、上
    記分散板の上方には、上記石炭の移送方向を横切るよう
    にバッフル板が立設されていて、このバッフル板は、そ
    の下端が上記分散板から200mm〜450mmの範囲の高
    さに位置し、かつこの下端から上端までの高さが300
    mm〜1000mmの範囲とされていることを特徴とする流
    動層を用いた石炭の乾燥分級装置。
  2. 【請求項2】 分散板から噴出する気体によって形成さ
    れる流動層により、石炭を流動させつつ移送して乾燥分
    級する流動層を用いた石炭の乾燥分級装置において、上
    記流動層の上部には、上記石炭の移送方向を横切る方向
    に延びる整流板が、この移送方向に向けて複数枚、かつ
    上下方向に複数段に設けられており、これら上下方向に
    隣接する段の整流板同士は、上記移送方向に沿った側断
    面において、上記分散板に対し互いに逆方向に傾斜する
    とともに、上記移送方向にずらされて配置されているこ
    とを特徴とする流動層を用いた石炭の乾燥分級装置。
  3. 【請求項3】 分散板から噴出する気体によって形成さ
    れる流動層により、石炭を流動させつつ移送して乾燥分
    級する流動層を用いた石炭の乾燥分級装置において、上
    記分散板の上方には、上記石炭の移送方向を横切るよう
    にバッフル板が立設されていて、このバッフル板は、そ
    の下端が上記分散板から200mm〜450mmの範囲の高
    さに位置し、かつこの下端から上端までの高さが300
    mm〜1000mmの範囲とされている一方、上記流動層の
    上部には、上記石炭の移送方向を横切るように延びる整
    流板が、この移送方向に向けて複数枚、かつ上下方向に
    複数段に設けられており、これら上下方向に隣接する段
    の整流板同士は、上記移送方向に沿った側断面におい
    て、上記分散板に対し互いに逆方向に傾斜するととも
    に、上記移送方向にずらされて配置されていることを特
    徴とする流動層を用いた石炭の乾燥分級装置。
  4. 【請求項4】 上記移送方向に沿った側断面において、
    上記整流板の幅が300mm〜500mmの範囲とされると
    ともに、上記分散板に対する各整流板の傾斜角が60°
    〜75°の範囲とされ、さらに上下方向に隣接する段の
    うち、下段側の整流板の上端は、上段側の上記移送方向
    に隣り合う整流板の下端同士の略中央に位置し、かつ上
    記下段側の整流板の上端と上記上段側の整流板の下端と
    の上記移送方向の間隔が200mm〜300mmの範囲とさ
    れていることを特徴とする請求項2または請求項3に記
    載の流動層を用いた石炭の乾燥分級装置。
  5. 【請求項5】 上記分散板からの気体の噴出方向が、上
    記石炭の移送方向を向いて、この分散板に対して斜め上
    方側に傾斜して設定されていることを特徴とする請求項
    1ないし請求項4のいずれかに記載の流動層を用いた石
    炭の乾燥分級装置。
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