JPH1183255A - 自動製氷装置搭載冷蔵庫 - Google Patents

自動製氷装置搭載冷蔵庫

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JPH1183255A
JPH1183255A JP25095697A JP25095697A JPH1183255A JP H1183255 A JPH1183255 A JP H1183255A JP 25095697 A JP25095697 A JP 25095697A JP 25095697 A JP25095697 A JP 25095697A JP H1183255 A JPH1183255 A JP H1183255A
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JP
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ice
ice making
tray
refrigerator
cool air
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JP25095697A
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Takashi Ogawa
貴 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製氷能力を大幅に向上させる。製氷能力の調
整も可能とする。 【解決手段】 冷気循環用ファン23により製氷皿13へ冷
気を送風して、この製氷皿13の冷却を促進する。冷気循
環用ファン23は、使用者が速氷スイッチ9をオンした状
態であって、貯氷部15の貯氷量が満杯状態でないという
条件と、給水タンク14が水の入った状態で装着されてい
るという条件と、冷凍室の扉12が閉じているという条件
と、除霜状態に入っていないという条件との全ての条件
が満たされているとき運転する。いずれかの条件が満た
されなければ、冷気循環用ファン23は停止する。以上の
条件により、無駄な製氷を防止できるとともに、冷凍室
内の温度が上昇しているときの送風による製氷の遅延を
防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動製氷装置搭載
冷蔵庫に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動製氷装置搭
載冷蔵庫において、自動製氷装置の製氷能力は、冷蔵庫
の基本的な冷却性能に大部分が依存しており、他には、
製氷能力を向上させるための特別の手段を講じていなか
った。例えば、製氷能力の調整手段としては、冷蔵庫の
他の機能と共通な急凍スイッチ、温度調整ダイヤルな
ど、あるいはコンプレッサの運転効率の調整のみであ
る。
【0003】このように特別な製氷能力の向上手段がな
かったため、従来の自動製氷装置搭載冷蔵庫では、製氷
能力が低い問題があった。例えば、1回の製氷には最短
で90分程度かかり、一日の製氷量は最大で 1.5kg程度で
あった。このように製氷能力が低いために、夏場などの
氷の需要が多くなる時期には氷が不足する。また、従来
の自動製氷装置搭載冷蔵庫では、前述のように特別な製
氷能力の調整手段がなく、製氷能力の調整能力にも乏し
かった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、製氷能力を大幅に向上させた自動製氷装
置搭載冷蔵庫を提供することを目的とし、さらに、製氷
能力の調整もできる自動製氷装置搭載冷蔵庫を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成しようとするもので、請求項1の発明は、製氷皿と、
この製氷皿の温度を検出する温度検出手段と、前記製氷
皿に給水する給水タンクと、この給水タンクまたはその
水の有無を検出する給水タンク検出手段と、前記製氷皿
の温度に応じてこの製氷皿に離氷動作を行わせる製氷皿
駆動手段と、前記製氷皿から離氷された氷を貯える貯氷
部と、この貯氷部の貯氷量を検出する貯氷量検出手段
と、前記製氷皿への送風を前記給水タンクまたはその水
の有無あるいは貯氷量に応じて運転または停止する冷気
循環用送風機とを備えたものである。
【0006】この冷気循環用送風機により製氷皿へ冷風
を送風すると、この製氷皿の冷却が促進され、急速に製
氷が行われ、製氷時間が短縮される。ただし、給水タン
クが外れている場合や給水タンクに水がない場合、ある
いは、貯氷部が満杯になっているような場合には、急速
製氷を行うことは意味がないので、給水タンクまたはそ
の水の有無あるいは貯氷量に応じて冷気循環用送風機の
運転および停止を制御するようにしている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明の自動
製氷装置搭載冷蔵庫において、自動製氷装置を内蔵した
冷凍室の扉の開閉状態を検出する扉開閉状態検出手段
と、除霜状態にあるかどうかを検出する除霜状態検出手
段とを備え、冷凍室の扉の開閉状態あるいは除霜状態に
応じて前記冷気循環用送風機が運転または停止するもの
である。
【0008】冷凍室内の温度が上昇しているときに送風
を行うと、製氷をかえって遅らせることになる。冷凍室
内の温度が上昇するのは、除霜時および長時間冷凍室の
扉を開けたときである。そこで、請求項2の発明の自動
製氷装置搭載冷蔵庫では、冷凍室の扉の開閉状態あるい
は除霜状態に応じて冷気循環用送風機の運転および停止
を制御するようにしている。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明の自動
製氷装置搭載冷蔵庫において、前記冷気循環用送風機
は、前記貯氷量検出手段により検出される貯氷量が満杯
状態でないという条件と、前記給水タンクが水の入った
状態で装着されているという条件と、前記冷凍室の扉が
閉じているという条件と、前記除霜状態に入っていない
という条件との全ての条件が満たされているとき、ある
いは、これら全ての条件が満たされているとともに速氷
スイッチが速氷モード側に操作されたときに運転するも
のである。
【0010】以上の4つの条件が満たされたときに冷気
循環用送風機を運転させることにより、確実に急速製氷
ができる。なお、速氷スイッチは、使用者が急速製氷を
選択可能とするものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項3の発明の自動
製氷装置搭載冷蔵庫において、前記冷気循環用送風機
は、前記貯氷量検出手段により検出される貯氷量が満杯
状態になったとき、前記給水タンクが外されるか空水状
態になったとき、前記冷凍室の扉が開けられたとき、あ
るいは除霜状態になったときのいずれかの場合に一時的
に停止するものである。
【0012】これにより、無駄な冷気循環用送風機の運
転を防止できるとともに、冷凍室内の温度が上昇してい
るときの送風による製氷の遅延を防止できる。
【0013】請求項5の発明は、請求項4の発明の自動
製氷装置搭載冷蔵庫において、前記冷気循環用送風機
は、前記速氷スイッチが通常モード側に操作されると停
止するものである。
【0014】すなわち、速氷スイッチが通常モード側に
操作されると、急速製氷ではなく通常の製氷が行われ
る。
【0015】請求項6の発明は、請求項4または5の発
明の自動製氷装置搭載冷蔵庫において、前記冷気循環用
送風機は、離氷動作時あるいは給水動作時に一時的に停
止するものである。
【0016】これにより、冷気循環用送風機の無駄な消
耗が減り、その寿命が延びる。請求項7の発明は、請求
項4から6のいずれかの発明の自動製氷装置搭載冷蔵庫
において、前記製氷皿の離氷動作を所定時間禁止する離
氷禁止タイマを備え、前記冷気循環用送風機を運転して
の製氷である速氷モード時には、前記離氷禁止タイマの
時間を、前記冷気循環用送風機を運転しないで製氷する
通常モード時の20〜50%にしたものである。
【0017】このように通常モード時よりも速氷モード
時で離氷禁止タイマの時間をより短くしているのは、速
氷モード時にはより速やかに製氷がなされるため、不完
全な氷ができることを防止するために製氷皿の離氷動作
を禁止すべき時間も短くなるためである。
【0018】請求項8の発明は、請求項4から7の発明
の自動製氷装置搭載冷蔵庫において、前記速氷モード時
に点灯して速氷モードであることを示す表示器を備えた
ものである。
【0019】これにより、速氷モードであることを使用
者が外部で認識できる。
【0020】
【発明の実施形態】以下、本発明の自動製氷装置搭載冷
蔵庫の第1実施例について、図1から図6を参照しなが
ら説明する。図1は、制御ブロック図を示している。同
図において、1は制御手段であるマイクロコンピュータ
で、このマイクロコンピュータ1は、室温センサ2、冷
凍室扉スイッチ3、除霜センサ4、給水タンクスイッチ
5、製氷センサ6、皿位置検出用ホールIC7、検氷用
ホールIC8および速氷スイッチ9からの信号を入力す
る。
【0021】前記室温センサ2は、冷蔵庫外の室温を検
出する外気温検出手段をなすものである。前記冷凍室扉
スイッチ3は、冷蔵庫において自動製氷装置11を内蔵し
た冷凍庫の扉12の開閉状態を検出する扉開閉状態検出手
段をなすものである。例えば、扉12が閉じているときに
オンし、開いているときにオフする。前記除霜センサ4
は、冷凍庫が除霜状態にあるかどうかを検出する除霜状
態検出手段をなすものである。前記給水タンクスイッチ
5は、製氷皿13に給水する着脱自在の給水タンク14の有
無およびこの給水タンク14内の水の有無を検出する給水
タンク検出手段をなすものである。例えば、給水タンク
14が装着され、かつこの給水タンク14内に水があるとき
にはオンし、給水タンク14が外れているとき、および、
装着されていても給水タンク14内が空水状態(給水待機
状態)のときにはオフする。前記製氷センサ6は、氷が
できたかどうかを判定するために前記製氷皿13の温度を
検出する温度検出手段をなすものである。前記皿位置検
出用ホールIC7は、離氷のために作動する製氷皿13の
位置を検出するものである。前記検氷用ホールIC8
は、前記製氷皿13から自動的に離氷された氷を貯える貯
氷部15における貯氷量を検出する貯氷量検出手段をなす
ものである。前記速氷スイッチ9は、急いで氷がほしい
ときに使用者が押圧操作するもので、原則としてこれを
オンしたとき速氷モードになり、オフしたとき通常モー
ドになる。
【0022】また、前記マイクロコンピュータ1は、室
温センサ2、冷凍室扉スイッチ3、除霜センサ4、給水
タンクスイッチ5、製氷センサ6、皿位置検出用ホール
IC7、検氷用ホールIC8および速氷スイッチ9から
の入力に基づき、LED21を駆動するLED駆動回路2
2、製氷皿13の冷却専用の冷気循環用送風機である冷気
循環用ファン23を駆動するファン駆動回路24、冷蔵庫の
コンプレッサ25を駆動するコンプレッサ駆動回路26、製
氷皿駆動手段のモータ27を駆動するモータ駆動回路28並
びに、給水電磁弁29を駆動する給水電磁弁駆動回路30を
制御するものである。
【0023】前記LED21は、使用者から見える表示器
をなすもので、前記速氷スイッチ9の近傍に設けられ速
氷モード時に点灯し通常モード時に消灯するものを含ん
でいる。前記冷気循環用ファン23は、製氷を促進するた
めに冷気を前記製氷皿13へ送風するものである。なお、
その制御については、後に詳述する。また、製氷皿駆動
手段についても後述する。前記給水電磁弁29は、適時に
製氷皿13への給水を行うために給水タンク14から製氷皿
13への水路を開閉するものである。
【0024】なお、前記除霜とは、コンプレッサ25を止
め、図示していない蒸発器に設けられた除霜ヒータによ
り冷凍室を加熱することである。
【0025】つぎに、前記自動製氷装置11の機械的な構
成について、図3から図6を参照しながら説明する。自
動製氷装置11は、ケース41に内蔵された製氷皿駆動手段
をなす機構部42を後部に有している。この機構部42は、
詳しくは図示していないが、前記モータ27などにより製
氷皿13を回転させて上下反転させるとともに捻り、この
製氷皿13に離氷動作を行わせるものである。この離氷動
作は、製氷皿13の下側に設けられた前記製氷センサ6
(図3から図6では図示していない)により検出される
製氷皿13の温度から氷ができたと判定され、かつ、他の
所定条件が満たされたときに行われる。製氷皿13から離
氷された氷は、この製氷皿13の下方に位置する前記貯氷
部15へ落下する。これとともに、機構部42からは、前記
検氷用ホールIC8を備えた貯氷量検知レバー43が延び
出ている。この貯氷量検知レバー43は、製氷皿13の一側
に位置している。
【0026】また、前記ケース41は、製氷皿13を上方か
ら覆うカバー部44を有しているとともに、このカバー部
44における前記貯氷量検知レバー43と反対側の側部に筒
状の冷気ダクト45を有している。この冷気ダクト45は、
内部が冷気流路46になっているとともに、製氷皿13側の
側面部に吹出し口47を有している。冷気流路46は、製氷
皿13の上面の開口部13a の長手方向長さとほぼ同等の長
さを有している。また、前記吹出し口47も、冷気流路46
のほぼ全長に渡っており、製氷皿13の開口部13a に対し
ほぼその全長に渡って対向している。これとともに、吹
出し口47は、製氷皿13の開口部13a へ向かってやや下向
きに傾斜して開口している。さらに、前記冷気ダクト45
の前端部すなわち製氷皿13を挟んで前記機構部42と反対
側の端部には、モータにより回転駆動される前記冷気循
環用ファン23が設けられている。この冷気循環用ファン
23は、製氷皿13と完全に干渉しない位置にある。そし
て、この冷気循環用ファン23により、矢印Aで示すよう
に、冷凍庫内の冷気が強制対流される。その際、冷気循
環用ファン23に吸い込まれた冷気は、冷気流路46を介し
て吹出し口47から製氷皿13へ供給され、この製氷皿13が
冷却される。冷気は、吹出し口47の位置および方向性に
より、製氷皿13に対してほぼその全長に渡って斜め上方
から吹き付けられる。
【0027】つぎに、前記マイクロコンピュータ1によ
る冷気循環用ファン23の運転および停止の制御につい
て、図2のフローチャートをも参照しながら詳しく説明
する。この冷気循環用ファン23は、速氷スイッチ9から
の信号、給水タンクスイッチ5により検出される給水タ
ンク14またはその水の有無、検氷用ホールIC8により
検出される貯氷部15の貯氷量、冷凍室扉スイッチ3によ
り検出される冷凍室の扉12の開閉状態あるいは除霜セン
サ4により検出される除霜状態に応じて運転または停止
するようになっている。すなわち、速氷スイッチ9がオ
ンされた場合(ステップS1)、給水タンク14が水の入っ
た状態で装着されているという条件(ステップS2)と、
貯氷部15の貯氷量が満杯でないという条件(ステップS
3)と、冷凍室の扉12が閉じているという条件(ステッ
プS4)と、除霜状態に入っていないという条件(ステッ
プS5)との全ての条件が満たされているときに、冷気循
環用ファン23が運転する(ステップS6)。一方、速氷ス
イッチ9がオフされたとき(ステップS1)には、冷気循
環用ファン23は完全に停止する(ステップS7)。また、
給水タンク14が外されるか空水状態になったとき(ステ
ップS2)、貯氷部15の貯氷量が満杯状態になったとき
(ステップS3)、冷凍室の扉12が開けられたとき(ステ
ップS4)、あるいは除霜状態になったとき(ステップS
5)のいずれかの場合にも、冷気循環用ファン23は一時
的に停止する(ステップS7)。すなわち、条件が再び満
たされた状態になれば、冷気循環用ファン23の運転が再
開する。
【0028】これとともに、冷気循環用ファン23は、運
転中であっても、離氷動作時および給水動作時には一時
的に停止する。また、マイクロコンピュータ1は、その
ソフトウェア上の機能として、氷が完全に完成していな
い状態で離氷が行われることを防ぐために製氷皿13の離
氷動作を所定時間禁止する離氷禁止タイマ51を備えてい
るが、冷気循環用ファン23を運転しての製氷である速氷
モード時には、離氷禁止タイマ51により離氷動作が禁止
される時間が、冷気循環用ファン23を運転しないで製氷
する通常モード時の20〜50%に短縮される。これは、速
氷モード時には通常モード時よりも速やかに製氷がなさ
れるため、製氷皿13の離氷動作を禁止すべき時間も短く
なるためである。なお、速氷モード中は、無条件でコン
プレッサ25が連続運転するものとしてもよいし、あるい
は、室温センサ2により検出される外気温が設定値以上
の場合にコンプレッサ25が連続運転するものとしてもよ
い。さらに、速氷モード時には、LED21が点灯して速
氷モードであることを示す。
【0029】そして、速氷モード時には、冷気循環用フ
ァン23によって冷気が製氷皿13へ送風されることによ
り、製氷皿13の冷却が促進され、急速に製氷が行われ
る。これにより、製氷時間が短縮され、製氷能力が大幅
に向上する。したがって、夏場などの氷の大量需要時で
も、氷不足が生じることがなく、氷をタイムリーに供給
できる。これとともに、冷気を強制対流させるため、庫
内の食品などの臭が移ることにより氷が異臭を生じるこ
とも防止できる。
【0030】また、給水タンク14が外れている場合や、
給水タンク14が装着されていても空水状態である場合、
あるいは、貯氷部15が満杯になっている場合は、冷気循
環用ファン23を運転して急速製氷を行うことは意味がな
いが、このような場合には、前述のように冷気循環用フ
ァン23は停止されるので、無駄な製氷を防止でき、無駄
な電力消費も抑制できる。
【0031】また、冷凍室内の温度が氷点以上に上昇し
ているときに送風を行うことは、無駄なことであり、ま
た、製氷をかえって遅らせることにもなるが、冷凍室内
の温度が上昇し得る条件になっているときは、冷気循環
用ファン23は停止されるので、製氷の遅延を防止できる
とともに、冷気循環用ファン23の無駄な運転を防止で
き、確実に急速製氷ができる。冷凍室内の温度が上昇す
るのは、除霜時および長時間冷凍室の扉12を開けたとき
であるが、これらの場合に、冷気循環用ファン23を停止
させるので、冷凍室内の温度が上昇している状態での冷
気循環用ファン23の運転を防止でき、常に一定温度以下
で冷気循環用ファン23を運転させられることになる。
【0032】さらに、冷気循環用ファン23は、運転中で
あっても、離氷動作時および給水動作時には一時的に停
止するので、冷気循環用ファン23のモータの無駄な消耗
をより減らすことができ、その寿命を延ばせる。
【0033】また、離氷禁止タイマ51により離氷動作が
禁止される時間を、通常モード時よりも速氷モード時で
短くしたので、速氷モード時における製氷時間の短縮を
確実に生かすことができる。
【0034】また、速氷スイッチ9をオンオフすること
により、使用者が速氷モードを設定したり解除したりで
き、製氷能力を調整できる。
【0035】さらに、速氷モード時にはLED21が点灯
するので、使用者は、速氷モードになっているかどうか
を外部から容易かつ確実に認識できる。
【0036】また、冷気は、製氷皿13の上面の開口部13
a に対して斜め上方から吹き付けるようにしたので、上
方から垂直に吹き付ける場合に比べて風の跳ね返りが少
なくなるとともに、横から吹き付ける場合に比べて風の
逃げ(損失)が少なくなり、製氷皿13に最も効率よく冷
風を当てることができる。
【0037】また、製氷皿13に対して貯氷量検知レバー
43と反対側から冷気を供給するようにしたので、貯氷量
検知レバー43に干渉されることなく、冷気の供給を製氷
皿13から最も近いところで行うことができる。したがっ
て、製氷皿13を効率よく冷却できる。
【0038】さらに、製氷皿13の開口部13a の長手方向
長さと冷気流路46および吹出し口47の長さとをほぼ同じ
にしたので、製氷皿13全体に冷風を均一に当てることが
できる。これにより、製氷速度のばらつきを低減でき、
製氷皿13全体で均一に製氷できる。そして、製氷皿13の
各部での製氷速度のばらつきを低減できることにより、
製氷時間そのものの短縮も可能になる。
【0039】図7は、本発明の第2実施例を示すもの
で、この第2実施例の自動製氷装置では、前記第1実施
例の冷気ダクト45に相当する部分に、全長の長い横流フ
ァンからなるファンモータを冷気循環用ファン(冷気循
環用送風機)56として配し、冷気ダクトを配さずに直接
冷気を強制対流させて製氷皿13に吹き付けるものであ
る。このとき、冷気循環用ファン56を支持する軸ケース
を冷気ダクトで兼用できれば、コストを低減することも
可能である。なお、冷気循環用ファン56は、鎖線aで示
す製氷皿13の回転軌跡と干渉しない位置にある必要があ
る。
【0040】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
無駄な製氷および冷気循環用ファン23の運転を防ぐた
め、給水タンク14が外されるか空水状態になったとき、
あるいは、貯氷部15の貯氷量が満杯状態になったときに
は、前記実施例のように冷気循環用ファン23をいったん
自動的に停止させるしても、再び速氷モードにするに
は、速氷スイッチ9のオン操作を必要とする構成にして
もよい。
【0041】また、不完全な氷ができることを防ぐため
に、速氷モードに対しては、製氷センサ6により検出さ
れる温度と比較され製氷皿13を離氷動作させる条件とな
る設定温度を通常モードに対するものよりも低く設定し
てもよい。
【0042】また、夏場などの氷の需要が多くなるとき
を考慮して、室温センサ2により検出される外気温が設
定値以上になると、自動的に速氷モードに入るようにし
てもよい。
【0043】また、給水タンク14が水の入った状態で装
着されているという条件と、貯氷部15の貯氷量が満杯で
ないという条件と、冷凍室の扉12が閉じているという条
件と、除霜状態に入っていないという条件とのうちのい
ずれかが満たされていない状態で速氷スイッチ9がオン
された場合、速氷スイッチ9がオンされたことをマイク
ロコンピュータ1などの記憶手段により記憶しておき、
前記条件が全て満たされたときに、自動的に速氷モード
に入る構成にしてもよい。例えば、冷凍室の扉12が開い
ている状態で速氷スイッチ9がオンされた場合、扉12が
閉じた後に速氷モードに入る。
【0044】また、貯氷部15の貯氷量が満杯でないと検
出される一方、水切状態つまり給水タンク14が外される
か空水状態になっていると検出され、かつ、外気温が設
定値以上の場合には、氷の需要があるにもかかわらず、
水切状態であるがために氷がないことが予想されるた
め、水の補給後、水切状態の検出が解除されてから自動
的に速氷モードに入る構成とすることも可能である。
【0045】さらに、使用者が速氷モードと通常モード
とを選択可能にするための速氷スイッチは必須のもので
はなく、所定の条件が満たされれば、常に速氷モードで
製氷が行われるようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明の自動製氷装置搭載冷蔵
庫によれば、製氷皿へ送風する冷気循環用送風機によ
り、製氷能力を大幅に向上できる。また、給水タンクま
たはその水の有無あるいは貯氷部における貯氷量に応じ
て冷気循環用送風機を運転または停止することにより、
無駄なく急速製氷ができる。
【0047】請求項2の発明の自動製氷装置搭載冷蔵庫
によれば、請求項1の発明の効果に加えて、冷凍室の扉
の開閉状態あるいは除霜状態に応じて冷気循環用送風機
を運転または停止するので、冷凍室内の温度が上昇して
いるときに送風を行うことによる製氷の遅延を防止でき
る。
【0048】請求項3の発明の自動製氷装置搭載冷蔵庫
によれば、請求項2の発明の効果に加えて、貯氷量が満
杯状態でないという条件と、給水タンクが水の入った状
態で装着されているという条件と、冷凍室の扉が閉じて
いるという条件と、除霜状態に入っていないという条件
との全ての条件が満たされているときに冷気循環用送風
機を運転させるので、確実に急速製氷ができる。また、
速氷スイッチにより、使用者が急速製氷を行うかどうか
を選択でき、製氷能力の調整ができる。
【0049】請求項4の発明の自動製氷装置搭載冷蔵庫
によれば、請求項3の発明の効果に加えて、貯氷量が満
杯状態になったとき、給水タンクが外されるか空水状態
になったとき、冷凍室の扉が開けられたとき、あるいは
除霜状態になったときのいずれかの場合に冷気循環用送
風機を一時的に停止するので、無駄な冷気循環用送風機
の運転を防止できるとともに、冷凍室内の温度が上昇し
ているときの送風による製氷の遅延を防止でき、製氷時
間を確実に短縮できる。
【0050】請求項5の発明の自動製氷装置搭載冷蔵庫
によれば、請求項4の発明の効果に加えて、速氷スイッ
チが通常モード側に操作されると冷気循環用送風機が停
止するので、製氷動作を速氷モードから通常モードに切
り換えることもできる。
【0051】請求項6の発明の自動製氷装置搭載冷蔵庫
によれば、請求項4または5の発明の効果に加えて、離
氷動作時あるいは給水動作時に冷気循環用送風機が一時
的に停止するので、冷気循環用送風機の寿命をより延ば
せる。
【0052】請求項7の発明の自動製氷装置搭載冷蔵庫
によれば、請求項4から6の発明の効果に加えて、速氷
モード時には、離氷禁止タイマの時間を通常モード時の
20〜50%にしたので、速氷モード時における製氷時間の
短縮を確実に生かすことができる。
【0053】請求項8の発明の自動製氷装置搭載冷蔵庫
によれば、請求項4から7の発明の効果に加えて、速氷
モード時に点灯して速氷モードであることを示す表示器
を備えたことにより、速氷モードになっているかどうか
を使用者が外部から容易かつ確実に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動製氷装置搭載冷蔵庫の第1実施例
を示す制御ブロック図である。
【図2】同上フローチャートである。
【図3】同上自動製氷装置の斜視図である。
【図4】同上自動製氷装置の正面図である。
【図5】同上自動製氷装置の一部の横断面図である。
【図6】同上自動製氷装置の水平断面図である。
【図7】本発明の自動製氷装置搭載冷蔵庫の第2実施例
を示す自動製氷装置の正面図である。
【符号の説明】
3 冷凍庫扉スイッチ(扉開閉状態検出手段) 4 除霜センサ(除霜状態検出手段) 5 給水タンクスイッチ(給水タンク検出手段) 6 製氷センサ(温度検出手段) 8 検氷用ホールIC(貯氷量検出手段) 9 速氷スイッチ 11 自動製氷装置 12 冷凍庫の扉 13 製氷皿 14 給水タンク 15 貯氷部 21 LED(表示器) 23 冷気循環用ファン(冷気循環用送風機) 42 機構部(製氷皿駆動手段) 51 離氷禁止タイマ 56 冷気循環用ファン(冷気循環用送風機)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷皿と、この製氷皿の温度を検出する
    温度検出手段と、前記製氷皿に給水する給水タンクと、
    この給水タンクまたはその水の有無を検出する給水タン
    ク検出手段と、前記製氷皿の温度に応じてこの製氷皿に
    離氷動作を行わせる製氷皿駆動手段と、前記製氷皿から
    離氷された氷を貯える貯氷部と、この貯氷部の貯氷量を
    検出する貯氷量検出手段と、前記製氷皿への送風を前記
    給水タンクまたはその水の有無あるいは貯氷量に応じて
    運転または停止する冷気循環用送風機とを備えたことを
    特徴とする自動製氷装置搭載冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 自動製氷装置を内蔵した冷凍室の扉の開
    閉状態を検出する扉開閉状態検出手段と、除霜状態にあ
    るかどうかを検出する除霜状態検出手段とを備え、冷凍
    室の扉の開閉状態あるいは除霜状態に応じて前記冷気循
    環用送風機が運転または停止することを特徴とする請求
    項1記載の自動製氷装置搭載冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記冷気循環用送風機は、前記貯氷量検
    出手段により検出される貯氷量が満杯状態でないという
    条件と、前記給水タンクが水の入った状態で装着されて
    いるという条件と、前記冷凍室の扉が閉じているという
    条件と、前記除霜状態に入っていないという条件との全
    ての条件が満たされているとき、あるいは、これら全て
    の条件が満たされているとともに速氷スイッチが速氷モ
    ード側に操作されたときに運転することを特徴とする請
    求項2記載の自動製氷装置搭載冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 前記冷気循環用送風機は、前記貯氷量検
    出手段により検出される貯氷量が満杯状態になったと
    き、前記給水タンクが外されるか空水状態になったと
    き、前記冷凍室の扉が開けられたとき、あるいは除霜状
    態になったときのいずれかの場合に一時的に停止するこ
    とを特徴とする請求項3記載の自動製氷装置搭載冷蔵
    庫。
  5. 【請求項5】 前記冷気循環用送風機は、前記速氷スイ
    ッチが通常モード側に操作されると停止することを特徴
    とする請求項4記載の自動製氷装置搭載冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記冷気循環用送風機は、離氷動作時あ
    るいは給水動作時に一時的に停止することを特徴とする
    請求項4または5記載の自動製氷装置搭載冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記製氷皿の離氷動作を所定時間禁止す
    る離氷禁止タイマを備え、前記冷気循環用送風機を運転
    しての製氷である速氷モード時には、前記離氷禁止タイ
    マの時間を、前記冷気循環用送風機を運転しないで製氷
    する通常モード時の20〜50%にしたことを特徴とする請
    求項4から6のいずれか1項に記載の自動製氷装置搭載
    冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 前記速氷モード時に点灯して速氷モード
    であることを示す表示器を備えたことを特徴とする請求
    項4から7のいずれか1項に記載の自動製氷装置搭載冷
    蔵庫。
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