JPH1180975A - プラズマエッチング装置の耐食システム及びその方法 - Google Patents

プラズマエッチング装置の耐食システム及びその方法

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JPH1180975A
JPH1180975A JP9256075A JP25607597A JPH1180975A JP H1180975 A JPH1180975 A JP H1180975A JP 9256075 A JP9256075 A JP 9256075A JP 25607597 A JP25607597 A JP 25607597A JP H1180975 A JPH1180975 A JP H1180975A
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corrosion
resistant
gas
oil
etching apparatus
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JP9256075A
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Michihiko Yanagisawa
道彦 柳澤
Shinya Iida
進也 飯田
Yasuhiro Horiike
靖浩 堀池
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SpeedFam Co Ltd
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    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32431Constructional details of the reactor
    • H01J37/32458Vessel
    • H01J37/32477Vessel characterised by the means for protecting vessels or internal parts, e.g. coatings

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 局部エッチングに用いられるプラズマエッチ
ング装置の放電管やチャンバー内機器の侵食現象を減少
させることができるプラズマエッチング装置の耐食シス
テム及びその方法を提供することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 マイクロ波Mをマイクロ発振器20から
石英放電管110内のCF4とO2との混合ガスに発振し
てプラズマ放電させる。この際、パルス発生器21によ
りマイクロ発振器20をオン,オフ制御して、パルス状
のマイクロ波Mをマイクロ発振器20から発振する。こ
れにより、プラズマ放電で生成される活性種ガスGによ
る石英放電管110の侵食を低減化させることができ
る。好ましくは、チャンバ100内に耐食性オイルAを
充填して、チャンバ100内に拡散した活性種ガスGに
よるX−Y駆動機構130等の侵食を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被エッチング物
の表面に存在する相対厚部を局部的にエッチングするプ
ラズマエッチング装置の耐食システム及びその方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のプラズマエッチング装置
の一例を示す断面図であり、図6はマイクロ波の発振状
態を示す線図である。このプラズマエッチング装置は、
マイクロ波を用いてプラズマ放電を行う装置であり、チ
ャンバ100上面に取り付けられた石英放電管110
に、CF4 (四フッ化炭素)等のハロゲン系ガスを含む
混合ガスを供給し、図6に示すように、約500Wのマ
イクロ波Mをマイクロ波発振器120から導波管121
に連続的に発振して、石英放電管110内の混合ガスを
プラズマ化することにより、シリコンウエハWのエッチ
ングに寄与するF(フッ素)ラジカルなどの活性種を生
成するようになっている。
【0003】一方、シリコンウエハWは、ステージ10
1上に固定され、X−Y駆動機構130によってX−Y
方向(図5の左右方向及び表裏方向)に動かされるよう
になっている。具体的には、駆動モータ131によりス
テージ101が載った可動台132をX方向に移動さ
せ、可動台132上に取り付けられた駆動モータ133
によりステージ101をY方向に移動させる。
【0004】かかる構成により、プラズマ放電で生成さ
れたFラジカルなどの活性種を石英放電管110の噴射
口110aからシリコンウエハW上に噴射すると共に、
X−Y駆動機構130によって、シリコンウエハWの相
対厚部(シリコンウエハWの表面を形成する部分であっ
て規定厚さよりも相対的に厚い部分)を噴射口110a
の真下に移動させることにより、当該相対厚部を局部的
にエッチングすることができる。
【0005】ところで、かかる局部エッチング時に、噴
射口110aから噴射されている活性種ガスGの一部が
拡散して、チャンバ100の内壁やX−Y駆動機構13
0をエッチングするおそれがある。そこで、プラズマエ
ッチング装置では、装置耐食技術を採用している。すな
わち、チャンバ100の内壁やX−Y駆動機構130を
耐食コーティングして、活性種ガスGによるチャンバ1
00等のエッチングを防止している。また、X−Y駆動
機構130のネジ部分,レール,ベアリング,駆動モー
タ131,133の回転軸等、他部材と接触して摺動す
る部分は、耐食コーティングしても、長期間の使用によ
り剥がれてしまうので、このような接触部分について
は、摺動作用によって剥離しない耐食性オイルを塗布し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のプラズマエッチング装置及び装置耐食技術では、次の
ような問題があった。第1の問題は、プラズマエッチン
グ装置が、図6に示したように、マイクロ波Mを連続的
に発振してプラズマ放電させる構成であるので、石英放
電管110の寿命が短く且つシリコンウエハWに対する
エッチングレートが低く、しかも、シリコンウエハWが
汚染され易いことである。図7は、石英放電管110の
侵食状態を示す断面図である。例えば,CF4(四フッ
化炭素)を含む混合ガスをプラズマ放電すると、CF3
ラジカル,FラジカルやCF3正イオン,F負イオン等
を含む活性種ガスGが生成され、これらがシリコンウエ
ハWの局部エッチングに寄与することとなる。しかしな
がら、プラズマ放電を連続的に行うと、石英放電管11
0がマイクロ波を連続的に吸収して、石英放電管110
の加熱温度が急激に上昇する。このため、図7に示すよ
うに、活性種ガスGと石英放電管110のSiO2(二酸
化珪素)との反応が促進され、この反応によって、石英
放電管110内壁が侵食され、短期間で、石英放電管1
10に孔があいてしまう。また、上記のような石英放電
管110の侵食が行われると、活性種ガスGが石英放電
管110と反応してSiF4(四フッ化珪素)ガスに変わ
ることから、シリコンウエハWに噴射される活性種ガス
Gの密度が減少し、シリコンウエハWのエッチングレー
トが低下してしまう。さらに、石英放電管110のエッ
チング時に、石英放電管110自体に含まれる不純物の
パーティクルが発生し、これらのパーティクルがシリコ
ンウエハW表面に噴射して、シリコンウエハWを汚染す
るおそれもある。
【0007】第2の問題は、従来の装置耐食技術では耐
食効果が十分でないことである。すなわち、チャンバ1
00やX−Y駆動機構130の全ての露出部分を完全に
耐食コーティングすることは不可能である。特に、X−
Y駆動機構130は各種の部材を複雑に組み付けた構成
になっており、全ての構成部材をコーティングすること
はできない。また、摺動部分に塗られた耐食性オイルも
徐々に蒸発し、長期間の使用により下地部分が露出して
しまう。これを回避するためには、チャンバ100やX
−Y駆動機構130を定期的に分解して、耐食性オイル
を再塗布する必要があるが、これは、メインテナンスの
コストアップを招くだけでなく、分解時に、外部のパー
ティクルがチャンバ100内に入り込み、シリコンウエ
ハW等に付着して、エッチングプロセスを阻害するおそ
れがある。
【0008】この発明は上述した課題を解決するために
なされたもので、局部エッチングに用いられるプラズマ
エッチング装置の放電管やチャンバー内機器の侵食現象
を減少させることができるプラズマエッチング装置の耐
食システム及びその方法を提供することを目的とするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明は、マイクロ波又は高周波を用いて放電
管内の反応性ガスをプラズマ放電させ、生成した活性種
ガスにより、被エッチング物の相対厚部を局部エッチン
グするプラズマエッチング装置の耐食システムであっ
て、駆動時にマイクロ波又は高周波を連続的に発振可能
な発振部と、発振部の駆動をオン,オフ制御して、パル
ス状のマイクロ波又は高周波を発振部から発振させる発
振制御部とを具備する構成とした。かかる構成により、
発振制御部の制御によって、発振部からマイクロ波また
は高周波がパルス状に発振されるので、連続発振に比べ
て、放電管の温度上昇が低減し、その分プラズマ中の活
性種と放電管との反応が抑制される。また、上記プラズ
マエッチング装置の耐食システムにおいて、パルス状の
マイクロ波又は高周波のデューティ比を75%以下のデ
ューティ比に設定し、パルス状のマイクロ波又は高周波
のパルス周波数を10kHz以上に設定した構成として
ある。かかる構成により、デューティ比が75%以下の
パルス状マイクロ波または高周波がパルス周波数10k
Hz以上で発振される。また、上記プラズマエッチング
装置の耐食システムにおいて、反応性ガスはハロゲン系
ガスを含む構成とした。かかる構成により、放電管とハ
ロゲン系ガスの活性種との反応を抑制しつつ、活性種に
よって、被エッチング物の相対厚部を効果的に局部エッ
チングする。また、上記プラズマエッチング装置の耐食
システムにおいて、ハロゲン系ガスは、四フッ化炭素ガ
ス,六フッ化硫黄ガス,三フッ化窒素ガス,その他のフ
ルオロカーボン系物質によるガスのいずれかである構成
とした。かかる構成により、放電管と四フッ化炭素ガ
ス,六フッ化硫黄ガス,三フッ化窒素ガス,その他のフ
ルオロカーボン系物質によるガスとの反応を抑制しつ
つ、活性種によって、被エッチング物の相対厚部を効果
的に局部エッチングする。さらに、上記プラズマエッチ
ング装置の耐食システムにおいて、放電管は、石英放電
管,サファイヤ放電管,及びアルミナ放電管のいずれか
である構成とした。
【0010】第2の発明のプラズマエッチング装置の耐
食方法は、反応性ガスをプラズマ放電させて生成した活
性種ガスで被エッチング物の相対厚部を局部エッチング
するプラズマエッチング装置の放電管に、パルス状のマ
イクロ波又は高周波を発振することにより、活性種ガス
を生成する構成とした。また、上記プラズマエッチング
装置の耐食方法において、パルス状のマイクロ波又は高
周波のデューティ比を75%以下のデューティ比に設定
し、パルス状のマイクロ波又は高周波のパルス周波数を
10kHz以上に設定した構成とした。また、上記プラ
ズマエッチング装置の耐食方法において、反応性ガスは
ハロゲン系ガスを含む構成とした。また、上記プラズマ
エッチング装置の耐食方法において、ハロゲン系ガス
は、四フッ化炭素ガス,六フッ化硫黄ガス,三フッ化窒
素ガス,その他のフルオロカーボン系物質によるガスの
いずれかである構成とした。さらに、上記プラズマエッ
チング装置の耐食方法において、放電管は、石英放電
管,サファイヤ放電管,及びアルミナ放電管のいずれか
である構成とした。
【0011】第3の発明は、チャンバ内に設けられた被
エッチング物位置制御用駆動機構により所定位置に位置
決めされる被エッチング物を、ハロゲン系ガスをプラズ
マ放電させて生成した活性種ガスでエッチングするプラ
ズマエッチング装置の耐食システムであって、活性種ガ
スと反応しない耐食性オイルをチャンバ内に貯溜し、こ
の耐食性オイルで被エッチング物位置制御用駆動機構を
浸漬した構成としてある。かかる構成により、拡散した
活性種ガスが被エッチング物位置制御用駆動機構側に向
かっても、被エッチング物位置制御用駆動機構が活性種
ガスと反応しない耐食性オイルに浸漬されているので、
被エッチング物位置制御用駆動機構が活性種ガスによっ
て侵食されることはない。また、上記プラズマエッチン
グ装置の耐食システムにおいて、ハロゲン系ガスは、四
フッ化炭素ガス,六フッ化硫黄ガス,三フッ化窒素ガ
ス,その他のフルオロカーボン系物質によるガスのいず
れかであり、耐食性オイルは、耐フッ素オイルであるパ
ープルオロポリエーテル油である構成とした。かかる構
成により、四フッ化炭素ガス,六フッ化硫黄ガス,三フ
ッ化窒素ガス,その他のフルオロカーボン系物質による
ガスのいずれかガスによるフッ素含有の活性種ガスが拡
散しても、耐フッ素オイルであるパープルオロポリエー
テル油によって阻止されるので、被エッチング物位置制
御用駆動機構がフッ素含有の活性種ガスによって侵食さ
れることはない。また、上記プラズマエッチング装置の
耐食システムにおいて、チャンバの外側に取り付けられ
且つチャンバ内の耐食性オイルを循環させるオイル流通
路と、流通路に着脱自在に取り付けられ、耐食性オイル
内に混入した異物を濾過する濾過器とを設けた構成とし
てある。かかる構成により、循環する耐食性オイルに混
入した異物を濾過器によって除去することができるの
で、耐食性オイルの清浄性を長期間維持することができ
る。また、上記プラズマエッチング装置の耐食システム
において、耐食性オイルをチャンバに供給するオイル供
給器と、耐食性オイルをチャンバから排出するオイル排
出器と、チャンバ内の耐食性オイルの油面位置を検出し
て、その検出信号を出力する油面レベルセンサと、油面
レベルセンサからの検出信号に基づいて、耐食性オイル
の油面位置が所定基準位置に維持されるように、オイル
供給器とオイル排出器とを制御する第1の制御器とを設
けた構成としてある。かかる構成により、耐食性オイル
の油面を常に一定に維持することができ、この結果、被
エッチング物位置制御用駆動機構が耐食性オイルから露
出するという事態を防止することができる。また、上記
プラズマエッチング装置の耐食システムにおいて、耐食
性オイルのPHを検出して、その検出信号を出力するP
Hセンサと、PHセンサからの検出信号に基づいて、耐
食性オイルのPHが所定基準PH値以下になったときに
オイル排出器を作動させる第2の制御器とを設けた構成
とした。かかる構成により、耐食性オイルのPHが所定
基準PH値以下になると、オイル排出器によって、耐食
性オイルがチャンバから排出される。さらに、上記プラ
ズマエッチング装置の耐食システムにおいて、耐食性オ
イルを所定温度に冷却する冷却器を設けた構成としてあ
る。かかる構成により、耐食性オイルが冷却器によって
常に所定温度に維持される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実
施形態に係るプラズマエッチング装置の耐食システムを
示す概略断面図である。なお、図5に示した部材と同一
部材については、同一符号を付して説明する。図1にお
いて、符号1がプラズマエッチング装置であり、符号2
が第1の発明の実施形態に係る耐食システムであり、符
号3が第3の発明の実施形態に係る耐食システムであ
る。
【0013】プラズマエッチング装置1は、図5に示し
たプラズマエッチング装置と略同構造であり、チャンバ
100の上部に取り付けられた石英放電管110と、石
英放電管110の外側に取り付けられた導波管121
と、導波管121に所定のマイクロ波Mを発振する後述
のマイクロ波発振器20と、チャンバ100内に配設さ
れたX−Y駆動機構130とを具備している。石英放電
管110は、SiO2を材料とした長状の細管であり、そ
の噴射口110aはチャンバ100内部に位置されてい
る。このような石英放電管110には、供給管140を
介して、ボンベ141,142が接続されている。ボン
ベ141,142には、CF4ガス,O2ガスが各々収納
されており、バルブを開いて、ボンベ141,142内
のCF4 ガス,O2ガスをマスフローコントローラ14
1a,142aで流量を制御した後混合し、これらの反
応性ガスを石英放電管110に供給することができる。
導波管121は、マイクロ波発振器20からのマイクロ
波Mを伝播させる管体であり、その左側端内部には、マ
イクロ波Mを反射して定在波を形成する反射板(ショー
トプランジャ)122が取り付けられている。また、導
波管121の中途には、マイクロ波Mの位相合わせを行
う3スタブチューナ123と、マイクロ波発振器20に
向かう反射マイクロ波Mを90゜方向(図1の表面方
向)に曲げるアイソレータ124が取り付けられてい
る。一方、X−Y駆動機構130は、チャンバ100の
底部100a上のレール132aに摺動自在に取り付け
られた可動台132と、この可動台132をレール13
2aに沿ってX方向(図1の表裏方向)に移動させる駆
動モータ131と、可動台132上に取り付けられ、ス
テージ101を支持した状態でY方向(図1の左右方
向)に移動させる駆動モータ133とで構成されてお
り、駆動モータ131,133をコンピュータ135で
駆動制御するようになっている。
【0014】耐食システム2は、導波管121内にパル
ス状のマイクロ波Mを発振するためのシステムであり、
発振部としてのマイクロ波発振器20と発振制御部とし
てのパルス発生器21とを具備してなる。マイクロ波発
振器20は、パルス発生器21からのHレベルの駆動信
号Sの入力時にオン状態となって、連続マイクロ波Mを
発振する周知の機器であり、連続的なマイクロ波Mを1
00W〜1kWのパワー範囲で出力することができる。
パルス発生器21は、マイクロ波発振器20を駆動させ
るためのパルス状駆動信号Sを発生する機器であり、駆
動信号Sのパルス幅及びパルス周波数を任意に調整する
ことができる。これにより、図2の(a)に示すよう
に、パルス状の駆動信号Sがマイクロ波発振器20に入
力されると、図2の(b)に示すようにマイクロ波発振
器20が駆動信号Sの矩形波の立ち上がり時にオン状態
になり、駆動信号SがLレベルに下がると、オフ状態と
なり、駆動信号Sの矩形波の時間幅だけ、100W〜1
kWのパワーのマイクロ波Mを連続的に発振する。した
がって、マイクロ波発振器20からは、パルス発生器2
1からの駆動信号Sに同期したパルス状のマイクロ波M
が発振され、駆動信号Sのパルス幅及び周波数を変える
ことで、マイクロ波Mのデューティ比及びパルス周波数
を調整することができる。
【0015】一方、耐食システム3は、被エッチング物
位置制御用駆動機構としてのX−Y駆動機構130やチ
ャンバ100の侵食を防止するためのシステムであり、
チャンバ100内のX−Y駆動機構130を浸漬した耐
食性オイルAと、この耐食性オイルAを循環させるオイ
ル流通路としての循環パイプ30と、濾過器31と、油
面レベルセンサ33,PHセンサ34,及び圧力センサ
35が接続された第1及び第2の制御器としてのバルブ
コントローラ32と、冷却器36とを具備している。
【0016】チャンバ100の内壁とステージ101の
表面は、テフロンコートにより耐食コーティングされて
おり、耐食性オイルAはこのようなチャンバ100内に
貯留されている。耐食性オイルAは、パープルオロポリ
エーテル油であり、例えばモンテフルオス社製のフォン
ブリンやアルバック社製のR−95である。この耐食性
オイルAは、ハロゲン系ガスに基づくFラジカル等の活
性種とほとんど反応しない性質を有しており、その蒸気
圧は、10のマイナス13乗Torr程度であり、エッチ
ングプロセスに及ぼす影響は無視できるレベルである。
【0017】循環パイプ30には、ポンプ4が取り付け
られており、このポンプ4の駆動によって耐食性オイル
Aを矢印で示すように循環パイプ30内で循環させるこ
とができる。また、ポンプ4には、供給パイプ40が接
続されており、ポンプ4と共にオイル供給器を構成する
バルブ50の開時に、タンク41内の耐食性オイルAを
この供給パイプ40を通じてチャンバ100内に供給す
ることができるようになっている。
【0018】濾過器31は、耐食性オイルA中に生じた
異物としてのパーティクルを濾過するための機器であ
り、2本のフィルタ31a,31bを有している。具体
的には、循環パイプ30の上流側が2つのパイプ30
a,30bに分岐されると共に、下流側も2つのパイプ
30a′,30b′に分岐されており、フィルタ31a
がパイプ30a,30a′間に取り外し自在に取り付け
られると共に、フィルタ31bがパイプ30b,30
b′間に取り外し自在に取り付けられている。これによ
り、バルブ51a,51b,52a,52bの開時に耐
食性オイルAがフィルタ31a,31bに流入して、通
過時にパーティクルが濾過されるようになっている。な
お、使用時には、バルブ51a,51b又はバルブ52
a,52bの一方のみを開状態にしておく。このような
濾過器31の上流側には、排出パイプ42が取り付けら
れており、オイル排出器としてのバルブ53の開時に、
耐食性オイルAがこの排出パイプ42を介してタンク4
3に排出されるようになっている。
【0019】バルブコントローラ32は、油面レベルセ
ンサ33,PHセンサ34,圧力センサ35からの検出
信号に基づいてバルブ50〜53の開閉を制御するため
の器機である。具体的には、油面レベルセンサ33がチ
ャンバ100の側壁に取り付けられ、耐食性オイルAの
油面位置を示す検出信号S1がこの油面レベルセンサ3
3からバルブコントローラ32に出力される。バルブコ
ントローラ32は、この検出信号S1を受信すると、検
出信号S1が示す油面位置が基準位置Lであるかを判断
する。そして、バルブコントローラ32は、検出信号S
1の油面位置が基準位置Lより低いと判断した場合に
は、バルブ53を閉じてバルブ50を開き、基準位置L
と略一致していると判断した場合には、バルブ50を閉
じ、基準位置Lより高いと判断した場合には、バルブ5
3を開けるようになっている。
【0020】また、エッチング時に、微量の水分と活性
種ガスGとが反応して、フッ酸等の酸を生成し、この酸
が耐食性オイルAに溶けて、耐食性オイルAのPHが下
降することがある。酸が耐食性オイルAに多量に溶け込
むと、X−Y駆動機構130の各部材を酸化させるおそ
れがあり、好ましくない。そこで、PHセンサ34を濾
過器31の上流側に取り付け、循環パイプ30内を流れ
る耐食性オイルAのPHをこのPHセンサ34で検出す
る。そして、そのPHが規定値以下(例えば3以下)で
あるときに検出信号S2をPHセンサ34からバルブコ
ントローラ32に出力するようになっている。バルブコ
ントローラ32は、PHセンサ34からの検出信号S2
を受信すると、バルブ51a,51b及びバルブ52
a,52bの双方を閉じた状態で、バルブ53を開き、
耐食性オイルAの完全排出が予想される所定時間経過後
に、バルブ53を閉じると共にバルブ50及びバルブ5
1a,51b(又はバルブ50及びバルブ52a,52
b)を開く機能を有している。
【0021】さらに、フィルタ31a,31bのうち使
用しているフィルタが耐食性オイルA内に混入したパー
ティクルによって目詰まりを起こした場合には、上流側
の耐食性オイルAの圧力が上昇する。圧力センサ35が
この圧力上昇を監視し、所定圧力値以上になったとき
に、検出信号S3をバルブコントローラ32に出力す
る。バルブコントローラ32は、圧力センサ35からの
検出信号S3を受信すると、バルブ51a,51b及び
バルブ52a,52bのうち、開いているバルブを閉じ
ると共に閉じているバルブを開く機能を有している。
【0022】冷却器36は、耐食性オイルAを冷却する
ための機器であり、ポンプ4の上流側のパイプ部分に装
着されている。具体的には、循環パイプ30に取り付け
られた温度センサ36aによって耐食性オイルAの温度
を監視し、耐食性オイルAの温度上昇に伴う蒸気圧の上
昇を防止している。
【0023】次に、この実施形態の耐食システム2と耐
食システム3とが示す動作について説明する。なお、こ
の動作は第2の発明に係るプラズマエッチング装置の耐
食方法を具体的に実行するものでもある。
【0024】まず耐食システム2の動作について説明す
る。ボンベ141,142からCF4,O2の混合ガスを
マスフローコントローラー141a,142aで流量制
御し、石英放電管110に供給した後、マイクロ発振器
20を駆動して、マイクロ波Mを発振すると、CF4,
O2の混合ガスがマイクロ波Mによってプラズマ放電さ
れる。これにより、CF3ラジカル,Fラジカル等の活
性種ガスGが生成され、石英放電管110の噴射口11
0aからシリコンウエハW側に噴射される。コンピュー
タ135によってX−Y駆動機構130を制御し、シリ
コンウエハWの表面の相対厚部が噴射口110aの真下
に来るようにシリコンウエハWを移動すると、当該相対
厚部が活性種ガスGによってエッチングされる。
【0025】この際、図2の(a)に示した駆動信号S
をパルス発生器21からマイクロ発振器20に入力し、
図2の(b)に示したパルス状のマイクロ波Mにより、
石英放電管110内の混合ガスをプラズマ放電させる。
このとき、パルス発生器21の駆動信号Sを調整してマ
イクロ波Mのデューティ比とパルス周波数とを所望の値
に設定すると共に、マイクロ波Mの最大パワーが石英放
電管110内に集中するように3スタブチューナ123
によって位相調整しておく。図3は、パルス状マイクロ
波Mによるプラズマ発生状態を示す断面図であり、図3
の(a)はマイクロ波Mの発振オン時における高密度プ
ラズマ発生状態を示し、図3の(b)はマイクロ波Mの
発振オフ時におけるプラズマ残存状態を示す。上記設定
下において、パルス状のマイクロ波Mが発振され、マイ
クロ波Mの発振オン時、即ち図2の(b)に示すパルス
M1が石英放電管110に印加されると、図3の(a)
に示すように、石英放電管110内にプラズマPが生成
される。このプラズマPはパルスM1の幅時間T1だけ
励起状態を維持し、その間、生成されたCF3ラジカ
ル,Fラジカル等の活性種ガスGが石英放電管110の
噴射口110aからシリコンウエハWに向かって噴射さ
れることとなる。そして、マイクロ波Mの発振がオフ状
態になると、マイクロ波Mによるプラズマ励起作用が解
除され、電子温度,プラズマ密度が急激に低下するが、
活性種ガスGの密度は時間T2の間ほぼ一定に保たれ
る。そして、次のパルスM2が石英放電管110内に印
加されることで、図3の(a)に示したプラズマPが再
び生成される。このようにして、プラズマ放電が脈動的
に行われる。図4は、石英放電管110の温度上昇を示
す線図である。常時連続的にマイクロ波Mを発振する従
来のプラズマエッチング装置では、図4の曲線Cに示す
ように、石英放電管110の加熱温度が急激に上昇す
る。これに対して、この実施形態では、時間T2の冷却
時間が生じるので、石英放電管110の加熱温度が図4
の曲線Bに示すように、上昇と下降とを繰り返し、長時
間使用しても加熱温度がさ程上昇しない。このため、プ
ラズマP内の活性種ガスGと石英放電管110との反応
頻度が従来に比べて著しく少なくなり、その結果、活性
種ガスGによる石英放電管110の侵食度も減少し、石
英放電管110の寿命が長くなる。これに付随して、石
英放電管110の侵食時に生じるパーティクルの発生も
激減し、パーティクルによるシリコンウエハWの汚染が
ほとんど生じないこととなる。また、石英放電管110
と反応する活性種が少なくなることから所望密度の活性
種ガスGをシリコンウエハWに噴射することができ、こ
の結果、所望のエッチングレートを確保することができ
る。さらに、マイクロ発振器20を断続的にオン状態に
することから、マイクロ波Mの発振時における消費電力
を低減化することができる。
【0026】かかる点を実証すべく、発明者等は、デュ
ーティ比75%でパルス周波数10kHzのパルス状マ
イクロ波Mを出力約500Wで発振し、粒径1μm以下
のパーティクルの付着数が初期状態で100個以下であ
るシリコンウエハWに対して、生成した活性種ガスGを
噴射し、石英放電管110の耐食時間とシリコンウエハ
Wへのパーティクル付着数とを調べた。すると、始動後
約70時間後に、石英放電管110が破壊され、約10
0時間後の付着パーティクル数が1000個以下であっ
た。これに対して、従来のプラズマエッチング装置のよ
うに、出力約500Wのマイクロ波を連続発振したとこ
ろ、石英放電管110が約40時間で破壊され、約10
0時間後の付着パーティクル数も測定限界値以上になっ
た。このように、この実施形態の耐食システム2によれ
ば、石英放電管110の耐食時間を長くすることができ
ると共にシリコンウエハWの汚染も激減することができ
る。
【0027】ところで、石英放電管110の耐食を効果
たらしめるには、図2の(b)に示すマイクロ波Mのパ
ルス幅時間T1が短い方が良いが、余り短いと所望密度
の活性種ガスGを得ることができない。また、マイクロ
波Mの発振オン時即ち図2の(b)に示すマイクロ波M
の幅時間T1時間の間は、図3の(a)に示すように、
高密度のプラズマPが石英放電管110内に生成され
る。そして、マイクロ波Mの発振オフ時即ち図2の
(b)に示す時間T2の間は、プラズマPが消えること
となる。しかし、プラズマPは、マイクロ波Mがオフに
なると直ちに消滅するものではなく、暫くの間、プラズ
マPを構成するイオンや電子等の荷電粒子が残存する。
したがって、これらの荷電粒子が消滅する前にマイクロ
波Mの発振をオンにすることで、プラズマ点火を容易に
行うことができると考えられる。かかる考察によれば、
パルス状のマイクロ波Mを石英放電管110内に印加し
て、プラズマ放電をスムーズに行うには、図2の(b)
に示す時間T2即ちパルス間隔を短くすることが好まし
いといえる。しかしながら、時間T2が余り短いと、電
力の消費が大きくなるだけでなく、石英放電管110の
冷却時間が短くなることから、石英放電管110の加熱
温度の上昇を抑制することが難しくなる。以上の点から
発明者等は、石英放電管110の耐食を効果たらしめつ
つ、所望の活性種ガス密度を得ることが可能なマイクロ
波Mのデューティ比及びパルス周波数と、小消費電力で
石英放電管110の加熱上昇を抑制しつつ、スムーズな
プラズマ放電が可能なマイクロ波Mのデューティ比及び
パルス周波数とを考察した結果、デューティ比が75%
以下の値であり、パルス周波数は、10kHz以上の値
であるマイクロ波Mを採用することが好ましいという結
論に達した。
【0028】次に、耐食システム3の動作について説明
する。石英放電管110の噴射口110aから噴射され
た所定密度の活性種ガスGのうち、シリコンウエハWの
エッチングに寄与せずに拡散した活性種ガスGは、チャ
ンバ100の内壁やステージ101をエッチングしよう
とするが、チャンバ100の内壁やステージ101の表
面が耐食コーティングされているので、活性種ガスGが
耐食コーティングによって阻止され、チャンバ100内
壁やステージ101がエッチングされることはない。ま
た、X−Y駆動機構130側に向かった活性種ガスG
は、その活性によってX−Y駆動機構130をエッチン
グしようとするが、X−Y駆動機構130が耐食性オイ
ルAに浸漬されているので、活性種ガスGは、この耐食
性オイルAによってX−Y駆動機構130側への進行を
阻止され、X−Y駆動機構130を構成する部材がエッ
チングされることはない。
【0029】ところで、上記の如く活性種ガスGによる
X−Y駆動機構130のエッチングを防止する耐食性オ
イルA中に、パーティクルが混入している場合には、パ
ーティクルによってX−Y駆動機構130の駆動モータ
131や駆動モータ133が動作不良を起こし、シリコ
ンウエハWを正確に移動させることができない事態が発
生する。かかる事態を防止するには、バルブ50,52
a,52b,53を閉じると共に、バルブ51a,51
bを開いた状態で、ポンプ4を駆動させ、耐食性オイル
Aを循環パイプ30内で循環させる。これにより、耐食
性オイルA中に混入しているパーティクルが濾過器31
のフィルタ31aによって除去される。そして、多量の
パーティクルが蓄積され、フィルタ31aが目詰まりを
起こすと、フィルタ31aの上流側の圧力即ち圧力セン
サ35付近の耐食性オイルAの圧力が上昇し、所定圧力
値に達する。すると、検出信号S3が圧力センサ35か
らバルブコントローラ32に出力され、バルブコントロ
ーラ32によって、バルブ51a,51bが閉じられる
と共にバルブ52a,52bが開かれる。これにより、
循環パイプ30内を循環している耐食性オイルAがパイ
プ30bを介してフィルタ31b内を通過するようにな
る。この状態で、目詰まりを起こしたフィルタ31aを
パイプ30a,30a′間から取り外し、新しいフィル
タ31aをパイプ30a,30a′間に取り付けること
で、常に清浄な耐食性オイルAを循環させることができ
る。
【0030】また、耐食性オイルA中に酸が生じ、耐食
性オイルAのPHが3以下になると、検出信号S2がP
Hセンサ34からバルブコントローラ32に入力され、
バルブ51a,51b及びバルブ52a,52bが閉じ
られると共に、バルブ53が開かれ、耐食性オイルAが
排出パイプ42からタンク43に排出される。このと
き、油面レベルセンサ33をオフ状態にしておくこと
で、チャンバ100及び循環パイプ30内の耐食性オイ
ルAが完全に排出された後、バルブ53が閉じられると
共にバルブ52a,52bが開かれる。この状態で、油
面レベルセンサ33をオンにすることで、検出信号S1
が油面レベルセンサ33からバルブコントローラ32に
出力され、バルブ50が開かれて、タンク41内の新し
い耐食性オイルAが供給パイプ40を通じてチャンバ1
00内に供給される。そして、耐食性オイルAの油面位
置がX−Y駆動機構130を完全に浸漬する基準位置L
に一致すると、バルブ50が閉じられる。
【0031】また、長期使用により、耐食性オイルAが
減少した場合には、油面レベルセンサ33からの検出信
号S1に基づいて、バルブコントローラ32がバルブ5
0を開き、タンク41内の耐食性オイルAをチャンバ1
00内に供給するので、チャンバ100内の耐食性オイ
ルAの油圧位置は常に基準位置Lに維持される。
【0032】また、チャンバ100から噴射される高温
の活性種ガスGによって耐食性オイルAの温度が上昇し
た場合には、温度センサ36aによって直ちに検知さ
れ、耐食性オイルAが冷却器36によって冷却されて、
その温度が常温に戻される。
【0033】このように、耐食システム3によれば、X
−Y駆動機構130の耐食を行うと共に耐食性オイルA
の清浄性とPH値の維持を図ることができる。この点を
実証すべく、発明者等は次のような実験を行った。ま
ず、耐食性オイルAを循環させずに、プラズマエッチン
グ装置1を23時間運転した後、チャンバ100を開け
て1時間の大気解放を行うという過酷な運転を連続10
日間行った。そして、X−Y駆動機構130を分解し
て、侵食の程度を調べたところ、耐食性オイルAに若干
の変色が見られた以外は、X−Y駆動機構130の侵食
はなく、十分な耐食効果を奏していた。次いで、耐食性
オイルAを循環させながら同様の運転を行ったところ、
X−Y駆動機構130に対する十分な耐食効果を得ただ
けでなく、耐食性オイルAの変色も生じなかった。ま
た、耐食性オイルA中のパーティクル量も耐食性オイル
Aを循環させない場合と比べて、20分の1に減少して
いた。さらに、水分を1%の割合で耐食性オイルA中に
混入させて、同様の運転を行うと共に、PHセンサ34
とバルブコントローラ32との制御によって、耐食性オ
イルAのPHが3以下になった時点で新しい耐食性オイ
ルAに交換するようにしたところ、酸化現象は全く生じ
なかった。
【0034】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の
変形や変更が可能である。例えば、上記実施形態では、
反応性ガスを構成するハロゲン系ガスとしてCF4ガス
を用いたが、SF6(六フッ化硫黄)ガス,NF3(三フ
ッ化窒素)ガス,その他のフルオロカーボン系物質によ
るガスのいずれかを用いた場合においても、そのガスか
ら生成される活性種ガスに対して上記と同様の耐食効果
を奏することは勿論である。また、上記実施形態では、
マイクロ波を発振するプラズマエッチング装置について
述べたが、高周波を発振してプラズマ放電させる各種の
プラズマエッチング装置についても本発明を適用するこ
とができる。また、上記実施形態では、石英放電管11
0を耐食の対象としたが、サファイア放電管,アルミナ
放電管等、活性種ガスでエッチングされるおそれがある
全ての放電管を耐食の対象とすることができることは勿
論である。また、上記実施形態では、耐食性オイルAに
浸漬されないチャンバ100内壁やステージ101のみ
に耐食コーティングを施したが、耐食性オイルAに侵さ
れるX−Y駆動機構130やバルブ50〜53等をも耐
食コーティングすることにより、耐食効果をさらに高め
ることができる。さらに、上記実施形態では、耐食性オ
イルとして、パープルオロポリエーテル油を用いたが、
蒸気圧が10のマイナス6乗Torr以下の耐食性オイル
であればよく、パープルオロポリエーテル油に限定され
るものではない。
【0035】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、第1及び第
2の発明のプラズマエッチング装置の耐食システム及び
その方法によれば、放電管がマイクロ波または高周波の
パルス幅時間だけしかプラズマに曝されないので、放電
管の加熱温度が急激に上昇せず、この結果、活性種ガス
による放電管の侵食が減少し、その分放電管の長寿命化
を図ることができるという優れた効果がある。また、活
性種ガスによる放電管の侵食、すなわち活性種ガスと放
電管との反応が減少するので、その分活性種ガスの密度
低下を防止することができ、この結果、被エッチング物
を所望のエッチングレートでエッチングすることができ
る。また、放電管の侵食が減少することから、不純物な
どのパーティクルの発生をも抑制することができ、この
結果、被エッチング物の汚染を減少させることができ
る。さらに、マイクロ波または高周波がパルス状に発振
されるので、消費電力を削減することもできる。
【0036】また、第3の発明のプラズマエッチング装
置の耐食システムによれば、チャンバと被エッチング物
位置制御用駆動機構とが耐食コーティングと耐食性オイ
ルとによってほぼ完全に覆われ、その耐食が確保される
ので、プラズマエッチング装置の長寿命化とメインテナ
ンス頻度の低減化とを図ることができる。また、濾過器
を設けた構成とすることで、耐食性オイル内の異物を除
去して、耐食性オイルの清浄性を維持することができる
ので、耐食性オイルの長寿命化を図ることができる。ま
た、油面レベルセンサと第1の制御器とを設けた構成と
することにより、耐食性オイルの油面を常に一定に維持
して、被エッチング物位置制御用駆動機構の露出を防止
することができるので、活性種ガスによる被エッチング
物位置制御用駆動機構の侵食防止を確実にすることがで
きる。また、耐食性オイルのPHが所定基準PH値以下
になると、オイル排出器によって、耐食性オイルをチャ
ンバから排出する構成とすることで、耐食性オイル内の
酸によって被エッチング物位置制御用駆動機構が酸化さ
れるという事態を未然に防止することができる。さら
に、耐食性オイルを冷却器によって常に所定温度に維持
する構成とすることで、耐食性オイルの温度上昇による
蒸気圧の増加、及びこれによるプロセスの汚染を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るプラズマエッチン
グ装置の耐食システムを示す概略断面図である。
【図2】パルス発生器及びマイクロ波発振器から発振さ
れる信号の波形図であり、図2の(a)はパルス発生器
から発振される駆動信号を示し、図2の(b)はマイク
ロ波発振器から発振されるマイクロ波を示す。
【図3】パルス状マイクロ波によるプラズマ発生状態を
示す断面図であり、図3の(a)はマイクロ波の発振オ
ン時における高密度プラズマ発生状態を示し、図3の
(b)はマイクロ波の発振オフ時におけるプラズマ残存
状態を示す。
【図4】石英放電管の温度上昇を示す線図である。
【図5】従来のプラズマエッチング装置の一例を示す断
面図である。
【図6】図5のプラズマエッチング装置によるマイクロ
波の発振状態を示す線図である。
【図7】石英放電管の侵食状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…プラズマエッチング装置、 2,3…耐食システ
ム、 20…マイクロ発振器、 21…パルス発生器、
30…循環パイプ、 31…濾過器、 32…バルブ
コントローラ、 33…油面レベルセンサ、 34…P
Hセンサ、 35…圧力センサ、 36…冷却器、 1
00…チャンバ、 110…石英放電管、130…X−
Y駆動機構、 A…耐食性オイル、 G…活性種ガス、
M…マイクロ波。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀池 靖浩 東京都保谷市東伏見3丁目2番12号

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波又は高周波を用いて放電管内
    の反応性ガスをプラズマ放電させ、生成した活性種ガス
    により、被エッチング物の相対厚部を局部エッチングす
    るプラズマエッチング装置の耐食システムであって、 駆動時に上記マイクロ波又は高周波を連続的に発振可能
    な発振部と、 上記発振部の駆動をオン,オフ制御して、パルス状のマ
    イクロ波又は高周波を上記発振部から発振させる発振制
    御部とを具備することを特徴とするプラズマエッチング
    装置の耐食システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラズマエッチング装
    置の耐食システムにおいて、 上記パルス状のマイクロ波又は高周波のデューティ比を
    75%以下のデューティ比に設定し、 上記パルス状のマイクロ波又は高周波のパルス周波数を
    10kHz以上に設定した、 ことを特徴とするプラズマエッチング装置の耐食システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のプラズマ
    エッチング装置の耐食システムにおいて、 上記反応性ガスはハロゲン系ガスを含む、 ことを特徴とするプラズマエッチング装置の耐食システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプラズマエッチング装
    置の耐食システムにおいて、 上記ハロゲン系ガスは、四フッ化炭素ガス,六フッ化硫
    黄ガス,三フッ化窒素ガス,その他のフルオロカーボン
    系物質によるガスのいずれかである、 ことを特徴とするプラズマエッチング装置の耐食システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のプラズマエッチング装置の耐食システムにおいて、 上記放電管は、石英放電管,サファイヤ放電管,及びア
    ルミナ放電管のいずれかである、 ことを特徴とするプラズマエッチング装置の耐食システ
    ム。
  6. 【請求項6】 反応性ガスをプラズマ放電させて生成し
    た活性種ガスで被エッチング物の相対厚部を局部エッチ
    ングするプラズマエッチング装置の放電管に、パルス状
    のマイクロ波又は高周波を発振することにより、上記活
    性種ガスを生成する、 ことを特徴とするプラズマエッチング装置の耐食方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のプラズマエッチング装
    置の耐食方法において、 上記パルス状のマイクロ波又は高周波のデューティ比を
    75%以下のデューティ比に設定し、 上記パルス状のマイクロ波又は高周波のパルス周波数を
    10kHz以上に設定した、 ことを特徴とするプラズマエッチング装置の耐食方法。
  8. 【請求項8】 請求項6又は請求項7に記載のプラズマ
    エッチング装置の耐食方法において、 上記反応性ガスはハロゲン系ガスを含む、 ことを特徴とするプラズマエッチング装置の耐食方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のプラズマエッチング装
    置の耐食方法において、 上記ハロゲン系ガスは、四フッ化炭素ガス,六フッ化硫
    黄ガス,三フッ化窒素ガス,その他のフルオロカーボン
    系物質によるガスのいずれかである、 ことを特徴とするプラズマエッチング装置の耐食方法。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし請求項9のいずれかに
    記載のプラズマエッチング装置の耐食方法において、 上記放電管は、石英放電管,サファイヤ放電管,及びア
    ルミナ放電管のいずれかである、 ことを特徴とするプラズマエッチング装置の耐食方法。
  11. 【請求項11】 チャンバ内に設けられた被エッチング
    物位置制御用駆動機構により所定位置に位置決めされる
    被エッチング物を、ハロゲン系ガスをプラズマ放電させ
    て生成した活性種ガスでエッチングするプラズマエッチ
    ング装置の耐食システムであって、 上記活性種ガスと反応しない耐食性オイルを上記チャン
    バ内に貯溜し、この耐食性オイルで上記被エッチング物
    位置制御用駆動機構を浸漬した、 ことを特徴とするプラズマエッチング装置の耐食システ
    ム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のプラズマエッチン
    グ装置の耐食システムにおいて、 上記ハロゲン系ガスは、四フッ化炭素ガス,六フッ化硫
    黄ガス,三フッ化窒素ガス,その他のフルオロカーボン
    系物質によるガスのいずれかであり、 上記耐食性オイルは、耐フッ素オイルであるパープルオ
    ロポリエーテル油である、
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12に記載の
    プラズマエッチング装置の耐食システムにおいて、 上記チャンバの外側に取り付けられ且つチャンバ内の耐
    食性オイルを循環させるオイル流通路と、 上記流通路に着脱自在に取り付けられ、上記耐食性オイ
    ル内に混入した異物を濾過する濾過器とを設けたことを
    特徴とするプラズマエッチング装置の耐食システム。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし請求項13のいずれ
    かに記載のプラズマエッチング装置の耐食システムにお
    いて、 上記耐食性オイルをチャンバに供給するオイル供給器
    と、 上記耐食性オイルをチャンバから排出するオイル排出器
    と、 上記チャンバ内の耐食性オイルの油面位置を検出して、
    その検出信号を出力する油面レベルセンサと、 上記油面レベルセンサからの検出信号に基づいて、上記
    耐食性オイルの油面位置が所定基準位置に維持されるよ
    うに、上記オイル供給器とオイル排出器とを制御する第
    1の制御器とを設けたことを特徴とするプラズマエッチ
    ング装置の耐食システム。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のプラズマエッチン
    グ装置の耐食システムにおいて、 上記耐食性オイルのPHを検出して、その検出信号を出
    力するPHセンサと、 上記PHセンサからの検出信号に基づいて、上記耐食性
    オイルのPHが所定基準PH値以下になったときに上記
    オイル排出器を作動させる第2の制御器とを設けたこと
    を特徴とするプラズマエッチング装置の耐食システム。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし請求項15のいずれか
    に記載のプラズマエッチング装置の耐食システムにおい
    て、 上記耐食性オイルを所定温度に冷却する冷却器を設け
    た、 ことを特徴とするプラズマエッチング装置の耐食システ
    ム。
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