JPH1179345A - 鶏卵用単列コンベヤのカップ - Google Patents
鶏卵用単列コンベヤのカップInfo
- Publication number
- JPH1179345A JPH1179345A JP26786097A JP26786097A JPH1179345A JP H1179345 A JPH1179345 A JP H1179345A JP 26786097 A JP26786097 A JP 26786097A JP 26786097 A JP26786097 A JP 26786097A JP H1179345 A JPH1179345 A JP H1179345A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cup
- egg
- transport
- eggs
- finger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 搬送方向に関係なく、搬送密度を低下させず
に鶏卵を安定な横向きで搬送し、目的場所で鋭端を下向
きに確実に放出する。 【解決手段】 チェ−ン31に固定された取付具21
に、下フィンガ−6と下フィンガ−側に押圧される開閉
可能な上フィンガ−8とで、長軸を搬送方向と直交かつ
鈍端をチェ−ン側にして、鋭端を下向きに放出しやす
く、搬送密度を低下させないで鶏卵Eを保持するカップ
1を、搬送方向を軸に下方へ回動可能に枢着する。又取
付具に、係止して水平に保持したカップを、開放して回
動させるカップロック23を取付け、放出時に押圧を解
いて上フィンガ−をフリ−にするラッチ11をカップに
取付ける。搬送方向に直交する軸で左右対称に形成され
ているため、搬送方向に関係がない。
に鶏卵を安定な横向きで搬送し、目的場所で鋭端を下向
きに確実に放出する。 【解決手段】 チェ−ン31に固定された取付具21
に、下フィンガ−6と下フィンガ−側に押圧される開閉
可能な上フィンガ−8とで、長軸を搬送方向と直交かつ
鈍端をチェ−ン側にして、鋭端を下向きに放出しやす
く、搬送密度を低下させないで鶏卵Eを保持するカップ
1を、搬送方向を軸に下方へ回動可能に枢着する。又取
付具に、係止して水平に保持したカップを、開放して回
動させるカップロック23を取付け、放出時に押圧を解
いて上フィンガ−をフリ−にするラッチ11をカップに
取付ける。搬送方向に直交する軸で左右対称に形成され
ているため、搬送方向に関係がない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鶏卵を横向きに
して受け取って搬送し、目的の位置で鋭端が下向きにし
て放出する単列コンベヤのカップに関する。
して受け取って搬送し、目的の位置で鋭端が下向きにし
て放出する単列コンベヤのカップに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に鶏卵の選別包装処理は、複数列コ
ンベヤにより搬送されながら、給卵、洗卵、乾燥、鋭端
の方向を揃える方向揃え、検卵、計量ののち、単列コン
ベヤへの移替え、計量結果に基づいて目的の包装場所へ
の搬送、各包装場所での鶏卵の受け取り、包装の各工程
を経て製品となる。
ンベヤにより搬送されながら、給卵、洗卵、乾燥、鋭端
の方向を揃える方向揃え、検卵、計量ののち、単列コン
ベヤへの移替え、計量結果に基づいて目的の包装場所へ
の搬送、各包装場所での鶏卵の受け取り、包装の各工程
を経て製品となる。
【0003】包装された鶏卵は、流通過程での鮮度保持
の目的から、鋭端を下向きにするのが通例である。そし
て選別包装のどの時点で下向きにするかは、選別包装装
置のメ−カ−によって異なるが、普通は複数列コンベヤ
から単列コンベヤへ受け渡すときか、又は単列コンベヤ
に移し替えた直後に行われる。
の目的から、鋭端を下向きにするのが通例である。そし
て選別包装のどの時点で下向きにするかは、選別包装装
置のメ−カ−によって異なるが、普通は複数列コンベヤ
から単列コンベヤへ受け渡すときか、又は単列コンベヤ
に移し替えた直後に行われる。
【0004】鶏卵の選別包装処理の効率を上げるため
に、選別包装処理のどこかで複数列コンベヤから単列コ
ンベヤに鶏卵を移し替え、単列コンベヤの空カップ(鶏
卵が載っていないカップ)を制御装置でスキップし、仮
想的に鶏卵が連続した状態で搬送している。このうよう
な単列コンベヤに求められる条件は次のとおりである。
搬送密度が高く、対能力比でコンベヤ速度を遅くでき
る。搬送中は鶏卵を確実に保持できる。下向きでない状
態で受け取る場合は、各包装場所に到達する前に下向き
にする機構を有する。目的の包装場所に到達すると鶏卵
を素早く確実に放出可能で、しかも搬送方向に影響され
ないうえ、鶏卵のサイズを無視できる。
に、選別包装処理のどこかで複数列コンベヤから単列コ
ンベヤに鶏卵を移し替え、単列コンベヤの空カップ(鶏
卵が載っていないカップ)を制御装置でスキップし、仮
想的に鶏卵が連続した状態で搬送している。このうよう
な単列コンベヤに求められる条件は次のとおりである。
搬送密度が高く、対能力比でコンベヤ速度を遅くでき
る。搬送中は鶏卵を確実に保持できる。下向きでない状
態で受け取る場合は、各包装場所に到達する前に下向き
にする機構を有する。目的の包装場所に到達すると鶏卵
を素早く確実に放出可能で、しかも搬送方向に影響され
ないうえ、鶏卵のサイズを無視できる。
【0005】かかる条件に照らして従来の単列コンベヤ
を見てみると、特公昭53−8423号記載の「卵移し
替え機構」は、移替え装置から受け取るときに鶏卵が鋭
端が下向きの状態で、一対のカップで構成されるバケッ
トカップに入る。目的の包装場所に到達したとき、スプ
リングで常閉され、ギヤで連動して開閉する一対のカッ
プのうち、一方のカップの延長腕をソレノイドア−ムが
押している間だけ、バケットカップが開になり鶏卵を放
出する。しかしこの「卵移し替え装置」では、搬送方向
により延長腕の方向が異なるため、搬送方向に合わせて
勝手違いの部品を用意しなければならない不経済があ
る。
を見てみると、特公昭53−8423号記載の「卵移し
替え機構」は、移替え装置から受け取るときに鶏卵が鋭
端が下向きの状態で、一対のカップで構成されるバケッ
トカップに入る。目的の包装場所に到達したとき、スプ
リングで常閉され、ギヤで連動して開閉する一対のカッ
プのうち、一方のカップの延長腕をソレノイドア−ムが
押している間だけ、バケットカップが開になり鶏卵を放
出する。しかしこの「卵移し替え装置」では、搬送方向
により延長腕の方向が異なるため、搬送方向に合わせて
勝手違いの部品を用意しなければならない不経済があ
る。
【0006】次に、特公昭53−13552号記載の
「鶏卵供給装置」では、鶏卵を横向きのまま複数列コン
ベヤから受け取るため、バケットカップの間のピッチが
広くなり、一定数の鶏卵を決められた時間内に搬送する
ためには、コンベヤの速度が速くなる欠点がある。又、
搬送中に鶏卵の鋭端を下向きにするための機構が加わっ
て、全体の構造が複雑である。
「鶏卵供給装置」では、鶏卵を横向きのまま複数列コン
ベヤから受け取るため、バケットカップの間のピッチが
広くなり、一定数の鶏卵を決められた時間内に搬送する
ためには、コンベヤの速度が速くなる欠点がある。又、
搬送中に鶏卵の鋭端を下向きにするための機構が加わっ
て、全体の構造が複雑である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、鶏卵を安定な横向きで搬送し、目的の場
所で鋭端を下向きにして確実に放出するとともに、搬送
方向に影響されず、しかも搬送密度を低下させないこと
にある。
とする課題は、鶏卵を安定な横向きで搬送し、目的の場
所で鋭端を下向きにして確実に放出するとともに、搬送
方向に影響されず、しかも搬送密度を低下させないこと
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の特徴は、エン
ドレスに回動するチェ−ンに固定された取付具に、鶏卵
を、下フィンガ−と下フィンガ−側に押圧される開閉可
能な上フィンガ−との間に、鶏卵の長軸を搬送方向と直
交させかつ鈍端をチェ−ン側にして保持するカップを、
搬送方向を軸に下方へ回動可能に枢着し、カップに係止
してカップを水平に保持し、カップを開放して回動させ
るカップロックを取付具に設けるとともに、鶏卵の放出
時に押圧を解いて上フィンガ−をフリ−するラッチをカ
ップに取付けたことにある。
ドレスに回動するチェ−ンに固定された取付具に、鶏卵
を、下フィンガ−と下フィンガ−側に押圧される開閉可
能な上フィンガ−との間に、鶏卵の長軸を搬送方向と直
交させかつ鈍端をチェ−ン側にして保持するカップを、
搬送方向を軸に下方へ回動可能に枢着し、カップに係止
してカップを水平に保持し、カップを開放して回動させ
るカップロックを取付具に設けるとともに、鶏卵の放出
時に押圧を解いて上フィンガ−をフリ−するラッチをカ
ップに取付けたことにある。
【0009】
【発明の実施の形態】単列コンベヤはエンドレスに回動
するチェ−ン31と、これに一定ピッチで取付けられた
カップ1群から構成される。図1及び図2によりカップ
1を説明すると、カップ1は、胴2、下フィンガ−6、
接続部7、上フィンガ−8、ラッチ11などから主とし
て構成されている。2は上下が開放された四角筒状の胴
で、前壁(チェ−ン31と反対側の壁)3、左右の側壁
4、後壁5とからなる。
するチェ−ン31と、これに一定ピッチで取付けられた
カップ1群から構成される。図1及び図2によりカップ
1を説明すると、カップ1は、胴2、下フィンガ−6、
接続部7、上フィンガ−8、ラッチ11などから主とし
て構成されている。2は上下が開放された四角筒状の胴
で、前壁(チェ−ン31と反対側の壁)3、左右の側壁
4、後壁5とからなる。
【0010】6は下フィンガ−で、胴2の前壁3の下端
に突設した基部から、二股状に分かれて突設されてい
る。7は接続部で、後壁5の下端からチェ−ン31側に
突設されている。
に突設した基部から、二股状に分かれて突設されてい
る。7は接続部で、後壁5の下端からチェ−ン31側に
突設されている。
【0011】8は上フィンガ−で、側壁4より高く突出
する前壁3の上端部に、開閉ピン9により枢着されてい
る。10はア−ムで、上フィンガ−8の後端からチェ−
ン31側へ突出する。この上フィンガ−8も下フィンガ
−6と同様の形状をしており、上下フィンガ−8、6と
で鶏卵Eを横向き姿勢で、確実かつ安全に保持できるよ
うに形成されている。なお、下フィンガ−6の先端が斜
降しているのは、放出時の鶏卵Eが下フィンガ−6から
出やすくするためである。又上フィンガ−8の先端が斜
降しているのは、サイズが異なる鶏卵Eに対応するする
ためで、大玉であれば先端が鶏卵Eにフィットし、小玉
であれば先端が鶏卵Eを押さえることができる。
する前壁3の上端部に、開閉ピン9により枢着されてい
る。10はア−ムで、上フィンガ−8の後端からチェ−
ン31側へ突出する。この上フィンガ−8も下フィンガ
−6と同様の形状をしており、上下フィンガ−8、6と
で鶏卵Eを横向き姿勢で、確実かつ安全に保持できるよ
うに形成されている。なお、下フィンガ−6の先端が斜
降しているのは、放出時の鶏卵Eが下フィンガ−6から
出やすくするためである。又上フィンガ−8の先端が斜
降しているのは、サイズが異なる鶏卵Eに対応するする
ためで、大玉であれば先端が鶏卵Eにフィットし、小玉
であれば先端が鶏卵Eを押さえることができる。
【0012】11はラッチで、図3で詳細に示すよう
に、下方へ突設されたバ−13を備えた回動部12と、
規制部14とからなる。そして回動部12の上端は左右
の側壁4の上端部に支点ピン15で枢着され、回動部1
2の下端は規制部14の上端部に連結ピン16で枢着さ
れている。又規制部14の下端は、可動ピン17に枢着
されており、この可動ピン17は、左右の側壁4に貫設
された、前側へ斜上する長孔18に移動自在に枢支され
ている。そこで、同図で示す可動ピン17が固定された
拘束状態から、図中矢印の方向にバ−13を移動させる
と拘束が解かれて、支点ピン15を支点として連結ピン
16が上方へ回動するため、可動ピン17は長孔18に
沿って上方へ移動する。19は開閉スプリングで、上フ
ィンガ−8と可動ピン17との間に張設されて、上フィ
ンガ−8を常時下方へ引っ張っている。
に、下方へ突設されたバ−13を備えた回動部12と、
規制部14とからなる。そして回動部12の上端は左右
の側壁4の上端部に支点ピン15で枢着され、回動部1
2の下端は規制部14の上端部に連結ピン16で枢着さ
れている。又規制部14の下端は、可動ピン17に枢着
されており、この可動ピン17は、左右の側壁4に貫設
された、前側へ斜上する長孔18に移動自在に枢支され
ている。そこで、同図で示す可動ピン17が固定された
拘束状態から、図中矢印の方向にバ−13を移動させる
と拘束が解かれて、支点ピン15を支点として連結ピン
16が上方へ回動するため、可動ピン17は長孔18に
沿って上方へ移動する。19は開閉スプリングで、上フ
ィンガ−8と可動ピン17との間に張設されて、上フィ
ンガ−8を常時下方へ引っ張っている。
【0013】21はチェ−ン31に固定された取付具で
あって、下端部は接続ピン22によりカップ1の接続部
7を枢着し、上端部はロックピン24でカップロック2
3の中央部を枢着する。カップ1は、取付具21を介し
て、搬送する鶏卵Eの長軸が、チェ−ン31の進行方
向、即ち搬送方向と直交するようチェ−ン31に取付け
られる。このカップロック23は、取付具21とカップ
ロック23との間に張設されたロックスプリング25に
よって、常時下方へ引っ張られており、カップロック2
3開放時以外は、先端の係止爪が後壁5の突出部の上端
に凹設された係止溝に係止し、カップ1を水平に保持す
る。
あって、下端部は接続ピン22によりカップ1の接続部
7を枢着し、上端部はロックピン24でカップロック2
3の中央部を枢着する。カップ1は、取付具21を介し
て、搬送する鶏卵Eの長軸が、チェ−ン31の進行方
向、即ち搬送方向と直交するようチェ−ン31に取付け
られる。このカップロック23は、取付具21とカップ
ロック23との間に張設されたロックスプリング25に
よって、常時下方へ引っ張られており、カップロック2
3開放時以外は、先端の係止爪が後壁5の突出部の上端
に凹設された係止溝に係止し、カップ1を水平に保持す
る。
【0014】次に、図4ないし図8によって、カップ1
の鶏卵Eの受け取りから放出までを説明する。
の鶏卵Eの受け取りから放出までを説明する。
【0015】カップ1は、単列コンベヤの往路終点でカ
ップロック23で水平状態にロックされて、復路を経て
移替え地点(往路の開始部分)に帰るが、移替え地点に
到る前に、上フィンガ−8開、ラッチ11閉の状態にす
る。即ち図5で示すように、1次開カム32によりア−
ム10が押し下げられて、上フィンガ−8が開き始める
と、2次開カム33でさらにデッドポイントまで引き上
げられる。同時にラッチカム34によりラッチ11が閉
の状態になり、上フィンガ−8の姿勢が安定する。両カ
ム32、33は、いずれも板カムで、カップ1の進行に
ともない作用量が多くなる形状に形成されて配置されて
いる。
ップロック23で水平状態にロックされて、復路を経て
移替え地点(往路の開始部分)に帰るが、移替え地点に
到る前に、上フィンガ−8開、ラッチ11閉の状態にす
る。即ち図5で示すように、1次開カム32によりア−
ム10が押し下げられて、上フィンガ−8が開き始める
と、2次開カム33でさらにデッドポイントまで引き上
げられる。同時にラッチカム34によりラッチ11が閉
の状態になり、上フィンガ−8の姿勢が安定する。両カ
ム32、33は、いずれも板カムで、カップ1の進行に
ともない作用量が多くなる形状に形成されて配置されて
いる。
【0016】移替え地点で鶏卵Eを、鈍端をチェ−ン3
1側にして受け取ると、図6で示すように、1次閉カム
35でゆっくり上フィンガ−8を閉じ始めさせ、デッド
ポイントを越えたところで、上フィンガ−8の急激な閉
動作を避けるため、2次閉カム36がア−ム10の上昇
を制動し、鶏卵Eの大小にかかわりなく、上フィンガ−
8の安定した閉動作が確保される。
1側にして受け取ると、図6で示すように、1次閉カム
35でゆっくり上フィンガ−8を閉じ始めさせ、デッド
ポイントを越えたところで、上フィンガ−8の急激な閉
動作を避けるため、2次閉カム36がア−ム10の上昇
を制動し、鶏卵Eの大小にかかわりなく、上フィンガ−
8の安定した閉動作が確保される。
【0017】次いで2次閉カム36でア−ム10を押し
上げると、デッドポイントを境に安定した姿勢が確保さ
れ、水平状態のカップ1によって搬送される鶏卵Eは、
下フィンガ−6と上フィンガ−8とにより、安全かつ確
実に保持される。なお、両カム35、36は板カムで形
成されており、1次閉カム35は、カップ1の進行にと
もない作用量が多くなるような形状に、又2次閉カム3
6は、カップ1の進行にともない作用量が少なくなるよ
うな形状に、それぞれ形成されて配置されている。
上げると、デッドポイントを境に安定した姿勢が確保さ
れ、水平状態のカップ1によって搬送される鶏卵Eは、
下フィンガ−6と上フィンガ−8とにより、安全かつ確
実に保持される。なお、両カム35、36は板カムで形
成されており、1次閉カム35は、カップ1の進行にと
もない作用量が多くなるような形状に、又2次閉カム3
6は、カップ1の進行にともない作用量が少なくなるよ
うな形状に、それぞれ形成されて配置されている。
【0018】目的の包装場所に近づくと、図7で示すよ
うに、回動式ソレノイドのア−ム37が作動してカップ
ロック23が解除される。カップロック23が解除され
ると、接続ピン22を支点としてカップ1は進行方向を
軸に約90°回動し、鶏卵Eの鋭端が下向きになるが、
この急激な回動による鶏卵Eへの衝撃を避けるため、カ
ップ1の一部が円弧状の下降用ガイド38に沿って移動
するようにする。Lは搬送経路の変化量である。鶏卵E
の鋭端が下向きになると、放物落下で包装場所の鶏卵受
取装置のホルダ(図示しない)に放出する準備が整う。
うに、回動式ソレノイドのア−ム37が作動してカップ
ロック23が解除される。カップロック23が解除され
ると、接続ピン22を支点としてカップ1は進行方向を
軸に約90°回動し、鶏卵Eの鋭端が下向きになるが、
この急激な回動による鶏卵Eへの衝撃を避けるため、カ
ップ1の一部が円弧状の下降用ガイド38に沿って移動
するようにする。Lは搬送経路の変化量である。鶏卵E
の鋭端が下向きになると、放物落下で包装場所の鶏卵受
取装置のホルダ(図示しない)に放出する準備が整う。
【0019】カップ1が目的の放出位置に到達すると、
図8で示すように、該当するホルダ専用の放出用ソレノ
イドのア−ム39が作動してラッチ11を開にする。ラ
ッチ11開により可動ピン17の拘束が解かれる。そこ
で、開閉スプリング19が緊張を解かれてるので、上フ
ィンガ−8はフリ−となって開閉ピン9を軸として回動
可能となり、鶏卵Eは目的のホルダへ向かって自重で放
物落下する。
図8で示すように、該当するホルダ専用の放出用ソレノ
イドのア−ム39が作動してラッチ11を開にする。ラ
ッチ11開により可動ピン17の拘束が解かれる。そこ
で、開閉スプリング19が緊張を解かれてるので、上フ
ィンガ−8はフリ−となって開閉ピン9を軸として回動
可能となり、鶏卵Eは目的のホルダへ向かって自重で放
物落下する。
【0020】往路の終点では全てのカップ1は90°下
向きになるが、図示しない円弧状の復帰ガイドによって
鶏卵Eの搬送姿勢と同じ水平状態に戻し、ラッチカム3
4とどうようのカムによりラッチ11閉、復帰ガイドで
カップ1が水平になることでカップロック23が閉とな
る。
向きになるが、図示しない円弧状の復帰ガイドによって
鶏卵Eの搬送姿勢と同じ水平状態に戻し、ラッチカム3
4とどうようのカムによりラッチ11閉、復帰ガイドで
カップ1が水平になることでカップロック23が閉とな
る。
【0021】なお、1次開カム32、2次開カム33で
上フィンガ−8を2段階に開くかわりに、1個のカムで
1段階で開くように構成することもできる。同様に、1
次閉カム35、2次閉カム36で上フィンガ−8を2段
階に閉じるかわりに、1個のカムで1段階で閉じるよう
に構成することもできる。
上フィンガ−8を2段階に開くかわりに、1個のカムで
1段階で開くように構成することもできる。同様に、1
次閉カム35、2次閉カム36で上フィンガ−8を2段
階に閉じるかわりに、1個のカムで1段階で閉じるよう
に構成することもできる。
【0022】
【発明の効果】鶏卵の鋭端と鈍端とを結ぶ軸を、単列コ
ンベヤの進行方向に対して直角にして鶏卵を受け取った
のち、目的の包装場所の直前でカップ全体を90°下向
き(鶏卵の鋭端を下向き)にするので、カップ間隔を狭
くできて搬送密度の低下を阻止することができる。因み
に、本発明の場合はカップ間隔が63.5mmですむ
が、鶏卵の鋭端と鈍端とを結ぶ軸を単列コンベヤの進行
方向と平行にして鶏卵を搬送し、その搬送途中で鋭端を
下向きにする場合では、カップ間隔が75mm以上が必
要である。
ンベヤの進行方向に対して直角にして鶏卵を受け取った
のち、目的の包装場所の直前でカップ全体を90°下向
き(鶏卵の鋭端を下向き)にするので、カップ間隔を狭
くできて搬送密度の低下を阻止することができる。因み
に、本発明の場合はカップ間隔が63.5mmですむ
が、鶏卵の鋭端と鈍端とを結ぶ軸を単列コンベヤの進行
方向と平行にして鶏卵を搬送し、その搬送途中で鋭端を
下向きにする場合では、カップ間隔が75mm以上が必
要である。
【0023】鶏卵を横向き姿勢で搬送し、目的の包装場
所の直前で鶏卵の鋭端を下向きにするので、破卵が混入
していても、搬送中は中身がこぼれにくく、たとえこぼ
れたとしても包装位置からずれているので、他の包装位
置や包装ずみの商品を汚さない。
所の直前で鶏卵の鋭端を下向きにするので、破卵が混入
していても、搬送中は中身がこぼれにくく、たとえこぼ
れたとしても包装位置からずれているので、他の包装位
置や包装ずみの商品を汚さない。
【0024】カップはチェ−ンと直交する軸に左右対称
に形成されているため、単列コンベヤの進行方向に影響
されず、進行方向によって組み方を区別する手間と、勝
手違いの部品を揃えておくコストを省くことができる。
に形成されているため、単列コンベヤの進行方向に影響
されず、進行方向によって組み方を区別する手間と、勝
手違いの部品を揃えておくコストを省くことができる。
【図1】カップの側面図である。
【図2】カップの平面図である。
【図3】ラッチの側面図である。
【図4】単列コンベヤの側面略図である。
【図5】鶏卵を受け取るため上フィンガ−を開いた状態
の側面図である。
の側面図である。
【図6】鶏卵を受け取って保持する状態のカップの側面
図である。
図である。
【図7】鶏卵放出するため、水平状態から下向きになっ
たカップの側面図である。
たカップの側面図である。
【図8】鶏卵放出時のカップの側面図である。
1 カップ 6 下フィンガ− 8 上フィンガ− 11 ラッチ 21 取付具 23 カップロック 31 チェ−ン E 鶏卵
Claims (1)
- 【請求項1】 エンドレスに回動するチェ−ンに固定さ
れた取付具に、鶏卵を、下フィンガ−と下フィンガ−側
に押圧される開閉可能な上フィンガ−との間に、鶏卵の
長軸を搬送方向と直交させかつ鈍端をチェ−ン側にして
保持するカップを、搬送方向を軸に下方へ回動可能に枢
着し、カップに係止してカップを水平に保持し、カップ
を開放して回動させるカップロックを取付具に設けると
ともに、鶏卵の放出時に押圧を解いて上フィンガ−をフ
リ−にするラッチをカップに取付けた鶏卵用単列コンベ
ヤのカップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26786097A JPH1179345A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 鶏卵用単列コンベヤのカップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26786097A JPH1179345A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 鶏卵用単列コンベヤのカップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1179345A true JPH1179345A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17450649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26786097A Pending JPH1179345A (ja) | 1997-09-12 | 1997-09-12 | 鶏卵用単列コンベヤのカップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1179345A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202006003445U1 (de) * | 2006-03-02 | 2007-07-12 | Big Dutchman International Gmbh | Fördervorrichtung für stoßempfindliche Produkte |
EP2842877A1 (en) | 2013-08-28 | 2015-03-04 | Nabel Co., Ltd. | Egg conveying apparatus and method for transferring egg |
JP2015151229A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | 株式会社ナベル | 卵の保持放出具および卵の保持放出具 |
US9382070B2 (en) | 2012-10-24 | 2016-07-05 | Big Dutchman International Gmbh | Conveyor and method to convey animal products in an agricultural business |
US9834386B2 (en) | 2014-09-12 | 2017-12-05 | Big Dutchman International Gmbh | Dosing apparatus |
US10842134B2 (en) | 2016-09-27 | 2020-11-24 | Big Dutchman International Gmbh | Feeding device for poultry animals |
-
1997
- 1997-09-12 JP JP26786097A patent/JPH1179345A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE202006003445U1 (de) * | 2006-03-02 | 2007-07-12 | Big Dutchman International Gmbh | Fördervorrichtung für stoßempfindliche Produkte |
US8127916B2 (en) | 2006-03-02 | 2012-03-06 | Big Dutchman International Gmbh | Conveyor apparatus for shock-sensitive products |
US9382070B2 (en) | 2012-10-24 | 2016-07-05 | Big Dutchman International Gmbh | Conveyor and method to convey animal products in an agricultural business |
EP2842877A1 (en) | 2013-08-28 | 2015-03-04 | Nabel Co., Ltd. | Egg conveying apparatus and method for transferring egg |
JP2015151229A (ja) * | 2014-02-13 | 2015-08-24 | 株式会社ナベル | 卵の保持放出具および卵の保持放出具 |
US9834386B2 (en) | 2014-09-12 | 2017-12-05 | Big Dutchman International Gmbh | Dosing apparatus |
US10842134B2 (en) | 2016-09-27 | 2020-11-24 | Big Dutchman International Gmbh | Feeding device for poultry animals |
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