JPH1178627A - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JPH1178627A
JPH1178627A JP23675497A JP23675497A JPH1178627A JP H1178627 A JPH1178627 A JP H1178627A JP 23675497 A JP23675497 A JP 23675497A JP 23675497 A JP23675497 A JP 23675497A JP H1178627 A JPH1178627 A JP H1178627A
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JP
Japan
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rail
lower rail
end cap
upper rail
slide device
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JP23675497A
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English (en)
Inventor
Yuichi Ishii
祐一 石井
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OI SEISAKUSHO CO Ltd
Mitsui Kinzoku ACT Corp
Original Assignee
OI SEISAKUSHO CO Ltd
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンドキャップの標準装備化が進む中、このエ
ンドキャップを有効に利用してコストアップを招くこと
なく、簡単な構造で容易かつ確実に、ロアレールに対す
るアッパレールの変形を防止することができるシートス
ライド装置を提供する。 【解決手段】ロアレール20の端末にエンドキャップ4
0を装着するが、このエンドキャップ40に、各レール
20,30の上下に対向したフランジ面部23,33間
に生じる隙間を上下方向に埋める充填部42を設け、ア
ッパレール30の端末側に対し上向きにかかる荷重を、
エンドキャップ40の充填部42を介して、レール端末
側の位置にてロアレール20側に伝達するように設定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体側に固設され
るロアレールと、該ロアレールに摺動可能に嵌合して座
席を支持するアッパレールとを組み合わせ、各レールの
上下に対向し合う面部間に生じる隙間内に、各面部に転
動可能に対接する転動部材を介装して成るシートスライ
ド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシートスライド装置とし
ては、例えば、図9〜図12に示すようなものが一般に
知られている。すなわち、図9に示すように、ロアレー
ル1に対しアッパレール2は長手方向(通常は車体前後
方向)に摺動可能に組み合わされ、アッパレール2の前
後端側に、座席(図示せず)を支持するための取付孔2
aが設けられ、かかる部位にて座席が固設される。
【0003】各レール1,2間の前後端側には、図10
に示すような転動部材3が介装されている。転動部材3
は、鋼板を各レール1,2間の隙間に対し幅方向に沿っ
た形状に加工して、その前後に一対ずつボール3aを転
動可能に嵌合させ、かつ各ボール3a間にローラ3bを
転動可能に嵌合させたものである。
【0004】ところが前記シートスライド装置では、図
11に示すように、車体が後突した際、アッパレール2
がロアレール1に対し最前端側の位置にあると、図中に
矢印Fで示した如くアッパレール2に対して上向きの荷
重が入力される。この時、アッパレール2のロアレール
1に対する係合は、転動部材3の前側にあるボール3a
を支点とした点当たりとなって、ロアレール1に対しア
ッパレール2が上方に変形する虞があった。
【0005】また、図12に示すように、車体が前突し
た際、アッパレール2がロアレール1に対し最後端側の
位置にあると、図中に矢印Fで示した如くアッパレール
2に対して上向きの荷重が入力され、今度は転動部材3
の後側にあるボール3aを支点とした点当たりとなっ
て、前記同様にアッパレール2が上方に変形する虞があ
った。
【0006】アッパレール2自体の剛性を特に高めるこ
となく、前述した虞を解消し得るような従来技術とし
て、図13及び図14に示すようなシートスライド装置
が提案されている。すなわち、ロアレール1の前後端に
両側に突出するビード4を設けて、かかるビード4を、
各レール1,2間の隙間内にて通常時でもロアレール1
の下端内壁に近接するようにし、衝突時に直ぐロアレー
ル1側に係合して、荷重を伝達できるように設定したも
のである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図13
及び図14に示した従来のシートスライド装置では、確
かに上向き荷重の入力点から各レール1,2が最初に上
下方向に係合する支点(ビード4のある部位)までの距
離は短くできるが、ロアレール1へのビード4の設定
は、前述の転動部材3を各レール1,2間に組み付けた
後に加工しなければならないため、組み付け工程の増加
となっていた。
【0008】また、ビード4の加工には相当な精度が要
求されるから、そのビーディング加工に時間がかかり、
コストアップの要因になるという問題も生じる。更に、
ビード4の加工に起因して、ロアレール1の劣化を招く
虞もあった。ところで、図15に示すように、最近はシ
ートスライド装置の安全性向上のために、ロアレール1
の端末にエンドキャップ5を装着することの標準装備化
が進んでいる。
【0009】本発明は、以上のような従来技術の問題点
に着目してなされたものであり、エンドキャップの標準
装備化が進む中、このエンドキャップを有効に利用して
コストアップを招くことなく、簡単な構造で容易かつ確
実に、ロアレールに対するアッパレールの変形を防止す
ることができるシートスライド装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項に存す
る。 [1]車体側に固設されるロアレール(20)と、該ロ
アレール(20)に摺動可能に嵌合して座席を支持する
アッパレール(30)とを組み合わせ、各レール(2
0,30)の上下に対向し合う面部間に生じる隙間内
に、各面部に転動可能に対接する転動部材(50)を介
装して成るシートスライド装置(10)において、前記
ロアレール(20)の長手方向に沿って両側に設けられ
たフランジ面部(23)は、前記アッパレール(30)
の同じく長手方向に沿って両側に設けられたフランジ面
部(33)に対して隙間を空け上側に重なる位置に配さ
れ、各レール(20,30)の何れか一方の端末にエン
ドキャップ(40)を装着し、該エンドキャップ(4
0)に、前記各フランジ面部(23,33)間に生じる
隙間を上下方向に埋める充填部(42)を設け、前記ア
ッパレール(30)の端末側に対し上向きにかかる荷重
を、前記エンドキャップ(40)の充填部(42)を介
して、前記転動部材(50)よりもレール端末側の位置
にてロアレール(20)側に伝達するように設定したこ
とを特徴とするシートスライド装置(10)。
【0011】[2]前記エンドキャップ(40)は合成
樹脂により成形し、前記充填部(42)に高剛性材料
(42a)を埋設したことを特徴とする[1]記載のシ
ートスライド装置(10)。
【0012】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。 [1]記載のシートスライド装置(10)によれば、各
レール(20,30)の何れか一方の端末に安全性向上
のためエンドキャップ(40)を装着するが、このエン
ドキャップ(40)の充填部(42)により、各レール
(20,30)の上下に対向するフランジ面部(23,
33)間に生じる隙間は極力埋め合わされる。
【0013】それにより、前記アッパレール(30)の
端末側に対して上向きにかかる荷重は、前記エンドキャ
ップ(40)の充填部(42)を介して、ロアレール
(20)側にも直ぐに伝達され、荷重が適度に分散され
る。
【0014】アッパレール(30)端末側における上向
き荷重の入力点から前記充填部(42)を介して各レー
ル(20,30)が係合する支点までの距離は、従来に
前記荷重入力点からその支点になっていた転動部材(5
0)までの距離よりも短くなる。その分、てこの原理に
より変形にかかるモーメントは小さくなり、上向き荷重
が入力した際、アッパレール(30)の局部的な上方へ
の変形を抑えることが可能となる。
【0015】以上のようにエンドキャップ(40)によ
って、アッパレール(30)に上向き荷重がかかった
際、その変形を抑える支点となる係合箇所が、前記転動
部材(50)のある箇所以外にもレール端末側に新たに
生じ、かつ変形に係るモーメントも小さくすることがで
き、簡単な構造でロアレール(20)に対するアッパレ
ール(30)の局部的な上方への変形を有効に防止する
ことができる。
【0016】[2]記載のシートスライド装置(10)
によれば、前記エンドキャップ(40)を合成樹脂で成
形することにより、ある程度の剛性と弾性を得ることが
でき、しかも、前記充填部(42)には高剛性材料(4
2a)を埋設するから、荷重の伝達時には十分に強度を
保つことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する各種実施の形態を説明する。図1〜図5は本発明の
第1実施の形態を示している。図1及び図3に示すよう
に、シートスライド装置10は、車体フロアにレッグ部
材11,12を介して固設されるロアレール20と、ロ
アレール20に対しその長手方向(本実施の形態では車
体前後方向と一致)に摺動可能に嵌合して、座席を支持
するアッパレール30とを組み合わせて成る。
【0018】図1に示すように、ロアレール20の端末
にはエンドキャップ40が装着されている。また、図4
及び図5に示すように、各レール20,30の上下に対
向し合う面部間に生じる隙間内には、各面部に転動可能
に対接する転動部材50が介装されている。ここで転動
部材50は、レールユニットの前端側及び後端側にそれ
ぞれ配されている。エンドキャップ40や転動部材50
について、詳しくは後述する。
【0019】図2に示すように、ロアレール20は上側
に向かって開口した溝状断面に形成されており、底面部
21と両側壁部22,22とを有している。また、両側
壁部22,22の上端縁側には、その外側に向かって折
曲したフランジ面部23,23が形成されている。
【0020】一方、アッパレール30は、前記ロアレー
ル20に上から被さるよう下側に向かって開口した溝状
断面に形成されており、天井部31と両側壁部32,3
2とを有している。また、両側壁部32,32の下端縁
側には、その内側に向かって折曲したフランジ面部3
3,33が形成されている。
【0021】ロアレール20の開口に対してアッパレー
ル30の開口が上から被さるようにして、両レール2
0,30は組み合わされている。そして、各レール2
0,30の互いに所定量離れて対向し合う面部間には、
長手方向に延びる隙間が形成されている。ロアレール2
0のフランジ面部23は、アッパレール30のフランジ
面部33に対して隙間を空け上側に重なる位置に配され
ている。
【0022】本発明の根幹を成すエンドキャップ40
は、ロアレール20の端末に装着されるものであり、主
として合成樹脂により成形される。エンドキャップ40
は、ロアレール20の内側に内装されるベース部41と
その両側に設けられた充填部42とから成る。ベース部
41の先端には、ロアレール20端末を総て隠蔽する大
きさのカバー部41aが一体に形成されている。
【0023】図3に示すように、ベース部41の両側面
と両充填部42との間には、ロアレール20端末におけ
る側壁部22の上端縁側及びフランジ面部23を嵌入さ
せるための取付溝43が形成されている。この取付溝4
3の上端内側には、フランジ面部23に設けられた係止
用切欠23aに弾発的に係合する係止用爪43aが形成
されている。
【0024】図2に示すように、充填部42は、各レー
ル20,30のフランジ面部23,33間に生じる隙間
を上下方向に埋める大きさ・形状に形成されている。エ
ンドキャップ40は合成樹脂により一体成形されるが、
充填部42には高剛性材料として例えば鉄片42aが埋
設されている。
【0025】かかる充填部42によって、アッパレール
30の端末側に対し上向きにかかる荷重を、転動部材5
0よりもレール端末側の位置にてロアレール20側に伝
達させるように設定されている。アッパレール30の天
井部31の前後端には、座席(図示せず)を支持するた
めの取付孔31a,31bが設けられている。すなわ
ち、アッパレール30の端末側に対しての上向き荷重の
入力点は、各取付孔31a,31bの略中心となる。
【0026】図4及び図5に示すように、転動部材50
は、各レール20,30間の隙間に幅方向に沿った形状
に加工したブラケット51と、その前後に一対ずつ転動
可能に嵌合させたボール52a,52b、それに各ボー
ル52a,52b間に位置するように転動可能に嵌合さ
せたローラ53から成る(図10参照)。転動部材50
は、ロアレール20に対するアッパレール30のガタつ
きを無くしスライド性を良くするための部材である。
【0027】転動部材50のローラ53が、前記隙間内
にてロアレール20の底面部21とアッパレール30の
天井部31に転動可能に対接している。一方転動部材5
0の各ボール52a,52bが、前記隙間内にて各レー
ル20,30の上下に対向したフランジ面部23,33
に転動可能に対接している。
【0028】次に作用を説明する。シートスライド装置
10を組み付けるには、先ずロアレール20にアッパレ
ール30を被せるように嵌合させる際、その間に形成さ
れる隙間内に、図4及び図5に示す転動部材50を内装
する。そして各レール20,30を嵌合させた後で、図
3に示すように、ロアレール20の端末にエンドキャッ
プ40を装着すればよい。
【0029】ここでエンドキャップ40の装着は、エン
ドキャップ40の取付溝43にロアレール20の端末を
宛って押圧すればよく、エンドキャップ40の係止用爪
43aとロアレール20の係止用切欠23aとの係合に
より、ワンタッチで装着することが可能で、シートスラ
イド装置10全体として極めて容易かつ迅速に組み付け
ることができる。
【0030】図2に示すように、エンドキャップ40に
よって、ロアレール20端末のエッジは隠蔽され安全性
が向上するが、このエンドキャップ40の充填部42に
よって、各レール20,30の上下に対向するフランジ
面部23,33間に生じる隙間は極力埋め合わされる。
ここで充填部42は、アッパレール30の内壁に密に接
合するわけではなく、ロアレール20に対するアッパレ
ール30の円滑な摺動性を損なわないための隙間(遊
び)があるのは言うまでもない。
【0031】エンドキャップ40の充填部42によっ
て、各フランジ面部23,33間の隙間が極力埋められ
ることにより、アッパレール30の端末側に対し上向き
にかかる荷重は、前記充填部42を介してロアレール2
0側にも直ぐに伝達され、荷重が適度に分散される。
【0032】アッパレール30への上向き荷重の入力点
から前記充填部42を介して各レール20,30が係合
する支点までの距離は、従来に前記荷重入力点からその
支点となっていた転動部材50までの距離よりも短くな
る。その分、てこの原理によりモーメントも小さくな
り、上向き荷重がかかった際のアッパレール30の局部
的な上方への変形を抑えることが可能となる。以下、具
体的に詳述する。
【0033】先ず、図4に示すように、アッパレール3
0がロアレール20に対し最前端側の位置にある時に後
突した場合、図中に矢印Fで示した如くアッパレール2
に対して上向きの荷重が入力される。
【0034】ここでアッパレール30への上向き荷重の
入力点(取付孔31aの中心)から前記充填部42があ
る支点までの距離(L2)は、従来に前記荷重入力点か
らその支点となっていた転動部材50のボール52aま
での距離(L1)よりも格段に短くなる。その分、てこ
の原理により、本発明では従来技術に比して、アッパレ
ール30の変形にかかるモーメントも小さくなる(L1
×F>L2×F)。
【0035】次に図5に示すように、アッパレール30
がロアレール20に対し最後端側の位置にある時に前突
した場合も、アッパレール30への上向き荷重の入力点
(取付孔31bの中心)から充填部42がある支点まで
の距離(L4)は、従来支点であった転動部材50のボ
ール52bまでの距離(L3)よりも格段に短くなる。
従って、前突時にも前記後突時と同様に、本発明では従
来技術に比して、アッパレール30の変形にかかるモー
メントが小さくなる(L3×F>L4×F)。
【0036】また、エンドキャップ40を合成樹脂で成
形したことにより、ある程度の剛性と弾性を得ることが
でき、しかも、充填部42には高剛性材料として鉄片4
2aを埋設したから、荷重の伝達時には十分に強度を保
つことができる。更にまた、従来技術における前記支点
は、転動部材50のボール52a,52bによる点接触
であったのに対して、本実施の形態では、充填部42の
下面部での面接触となるため、当接面積が拡大されて強
度向上を図ることができる。
【0037】以上のように、シートスライド装置10に
標準装備化されつつあるエンドキャップによって、アッ
パレール20に上向き荷重がかかった際に変形を抑える
係合箇所が、前記転動部材50のある箇所以外にも新た
に生じ、かつモーメントも小さくすることができ、簡単
な構造でロアレール20に対するアッパレール30の局
部的な変形を効果的に防止することができる。
【0038】図6〜図8は本発明の第2実施の形態を示
している。本実施の形態は、エンドキャップ60を、ロ
アレール20ではなくアッパレール30の方の端末に装
着したものである。なお、前述した第1実施の形態と同
種の部位については同一符号を付して重複した説明は省
略する。
【0039】エンドキャップ60は、アッパレール30
の端末に外嵌させるように合成樹脂で成形されており、
その両側端に、アッパレール30の側壁部32及びフラ
ンジ面部33に沿う充填部61,61が形成されてい
る。各充填部61には、高剛性材料として鉄片62が殆
どむき出しな状態で設けられている。
【0040】本実施の形態においても、エンドキャップ
60の充填部61によって、各レール20,30の上下
に対向するフランジ面部23,33間に生じる隙間は極
力埋め合わされる。それにより、車体衝突時にアッパレ
ール30の端末側に対し上向きにかかる荷重は、前記充
填部61を介してロアレール20側にも直ぐに伝達さ
れ、荷重が適度に分散される。
【0041】図8に示すように後突時には、アッパレー
ル30への荷重入力点(取付孔31aの中心)から支点
としての充填部61までの距離(L6)は、従来におけ
る荷重入力点から支点としてのボール52aまでの距離
(L5)よりも格段に短くなり、アッパレール30の変
形を防止することができる。なお、図示省略したが前突
時の場合も同様である。
【0042】なお、本実施の形態に係るロアレールは開
口を上に向けた溝状断面に形成され、アッパレールは略
C字形断面に形成されており、アッパレールがロアレー
ルに対し上から被さるように嵌合しているが、各レール
の形状や互いに嵌合態様、それにエンドキャップの具体
的構成は、図示した実施の形態に限定されるものではな
い。
【0043】
【発明の効果】本発明に係るシートスライド装置によれ
ば、各レールの何れか一方の端末に装着するエンドキャ
ップに、各レールのフランジ面部間に生じる隙間を上下
方向に埋める充填部を設けたから、アッパレールに上向
きにかかる荷重は、エンドキャップの充填部を介してレ
ール端末側の位置でロアレール側に伝達されるため、ア
ッパレールにかかる荷重が適度に分散されると共に、従
来技術に比して変形にかかるモーメントを小さくするこ
とができ、簡単な構造で容易かつ確実に、アッパレール
の変形を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るシートスライド
装置の要部を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係るシートスライド
装置を示す端面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係るシートスライド
装置を構成するロアレール端末にエンドキャップを装着
する状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係るシートスライド
装置の後突時における作用を説明するための側面図であ
る。
【図5】本発明の第1実施の形態に係るシートスライド
装置の前突時における作用を説明するための側面図であ
る。
【図6】本発明の第2実施の形態に係るシートスライド
装置の要部を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2実施の形態に係るシートスライド
装置を示す端面図である。
【図8】本発明の第2実施の形態に係るシートスライド
装置の後突時における作用を説明するための側面図であ
る。
【図9】従来のシートスライド装置を示す斜視図であ
る。
【図10】従来のシートスライド装置を示す端面図であ
る。
【図11】従来のシートスライド装置の後突時における
作用を説明するための側面図である。
【図12】従来のシートスライド装置の前突時における
作用を説明するための側面図である。
【図13】別の従来のシートスライド装置の要部を示す
斜視図である。
【図14】別の従来のシートスライド装置を示す端面図
である。
【図15】従来のシートスライド装置にエンドキャップ
を装着した状態を示す端面図である。
【符号の説明】
10…シートスライド装置 20…ロアレール 21…底面部 22…側壁部 23…フランジ面部 23a…係止用切欠 30…アッパレール 31…天井部 32…側壁部 33…フランジ面部 40…エンドキャップ 41…ベース部 42…充填部 43…取付溝 43a…係止用爪 50…転動部材 60…エンドキャップ 61…充填部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体側に固設されるロアレールと、該ロア
    レールに摺動可能に嵌合して座席を支持するアッパレー
    ルとを組み合わせ、各レールの上下に対向し合う面部間
    に生じる隙間内に、各面部に転動可能に対接する転動部
    材を介装して成るシートスライド装置において、 前記ロアレールの長手方向に沿って両側に設けられたフ
    ランジ面部は、前記アッパレールの同じく長手方向に沿
    って両側に設けられたフランジ面部に対して隙間を空け
    上側に重なる位置に配され、 各レールの何れか一方の端末にエンドキャップを装着
    し、該エンドキャップに、前記各フランジ面部間に生じ
    る隙間を上下方向に埋める充填部を設け、 前記アッパレールの端末側に対し上向きにかかる荷重
    を、前記エンドキャップの充填部を介して、前記転動部
    材よりもレール端末側の位置にてロアレール側に伝達す
    るように設定したことを特徴とするシートスライド装
    置。
  2. 【請求項2】前記エンドキャップは合成樹脂により成形
    し、前記充填部に高剛性材料を埋設したことを特徴とす
    る請求項1記載のシートスライド装置。
JP23675497A 1997-09-02 1997-09-02 シートスライド装置 Pending JPH1178627A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100559462B1 (ko) * 2004-04-06 2006-03-10 주식회사다스 자동차용 시트레일의 스토퍼
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