JPH1178102A - 飛翔型画像形成装置 - Google Patents

飛翔型画像形成装置

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JPH1178102A
JPH1178102A JP9244080A JP24408097A JPH1178102A JP H1178102 A JPH1178102 A JP H1178102A JP 9244080 A JP9244080 A JP 9244080A JP 24408097 A JP24408097 A JP 24408097A JP H1178102 A JPH1178102 A JP H1178102A
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JP
Japan
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toner
toner carrier
flying
elastic member
carrier
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JP9244080A
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English (en)
Inventor
Takasumi Wada
孝澄 和田
Nobuhiko Nakano
暢彦 中野
Atsushi Ueda
篤 上田
Hideshi Izumi
英志 泉
Kimihide Tsukamoto
公秀 塚本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直交する両方の電極が非印字となるOFF電
位の他に、どちらか一方の電極がOFF電位となる場
合、即ちトナー担持体と制御電極間の電界差が小さい場
合であっても良好な飛翔制御ができるようなトナー帯電
方法を提供する。 【解決手段】 2層の制御電極により、トナーをトナー
担持体より記録媒体に直接飛翔させて画像形成を行う装
置において、トナー担持体上のトナー帯電量の絶対値が
7μC/g以上に設定することにより、小さい電界差で
あってもトナーの良好な飛翔制御を行うことができ、良
質な画像を形成することができる。適切な位置にトナー
回収部材、発泡弾性部材、トナー層厚規制部材を配置す
ることで、トナー担持体上の飛翔履歴の削除、トナーへ
の均一な帯電の付与、層厚規制されたトナー層の形成が
順次行われ、所望の帯電量の安定したトナー層を形成す
ると共に、トナー担持体から制御電極や対向電極の距離
が一定となり、安定した画像形成を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機及
びファクシミリ装置の印字部や、デジタルプリンタ、プ
ロッタ等に適用され、トナーを飛翔させることにより記
録媒体上に画像を形成する飛翔型画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として画像情報を光
に変換し、感光体に照射して静電像を感光体上に形成
し、トナーで現像するところの所謂電子写真方式が多く
用いられてきたが、近年、コンピューター等による急速
なデジタル化が進み、インクやトナーを直接飛翔させる
飛翔型の画像形成装置が提案されている。
【0003】すなわち、トナーを直接飛翔させる飛翔型
の画像形成装置では、電子写真方式と同等のトナーによ
る高品位の印字が実現でき、また、感光体へ光学的に静
電潜像を書き込むための所謂光学書込系や感光体などが
不要となることから数々の方式が提案されている。
【0004】例えば、特表平1−503221号公報で
は、マトリックス状に形成されたワイヤーに所定の電圧
を印加することにより、ワイヤー近傍に電荷像を形成
し、電荷像にトナーを作用させることによりトナー像を
形成する方法が開示されている。
【0005】また、特開平7−329345号公報で
は、トナーの通過が可能な通過孔と通過孔に連係し、直
交する2層の電極で構成されたトナーの通過制御手段で
あって、トナー担持体と平行に配される側の電極に印字
信号電圧に重畳してトナー担持体と電極との距離を補正
する補正電圧を印加し、2層の電極によって形成される
電界により、トナーの飛翔制御を行い、記録材上にトナ
ー像を形成する画像形成装置について開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した特表平1−5
03221号公報では、マトリックス状に形成されたワ
イヤーに所定の電圧を印加することにより、ワイヤー近
傍に電荷像を形成し、電荷像にトナーを作用させること
によりトナー像を形成する方法が開示されており、電子
写真方式と同等のトナーによる高品位の印字が実現でき
る利点があり、また、感光体へ光学的に静電潜像を書き
込むための所謂光学書込系や感光体などが不要となると
いった点でも有効である。
【0007】また、上述した特開平7−329345号
公報では、トナー担持体と平行に配される側の電極に印
字信号電圧に重畳してトナー担持体の曲率によるギャッ
プ差を補正する補正電圧の印加すること又はギャップ差
に応じた所定時間だけ所定電圧を印加することにより、
円筒状のトナー担持体の表面に担持されているトナーに
加わるクーロン力が、トナー担持体の表面と印字ヘッド
の表面との距離によらず一定となり、画像品質を向上さ
せることができるという利点がある。
【0008】しかし、上述した従来技術においては、直
交する両方の電極が非印字となるOFF電位の他に、い
ずれかの電極がOFF電位となる場合においてもトナー
の飛翔を完全に遮断することが求められる。従って、ト
ナー担持体からトナーを飛翔させたい場合とさせたくな
い場合の電界差が小さくなり、トナー担持体上でのトナ
ー帯電量やトナー層厚の変化に対してトナー飛翔量が影
響を受けやすくなるといった問題点がある。
【0009】本発明は、上述の問題を解決するために、
上述のような少なくとも2層以上の電極の協同作用によ
り飛翔制御を行う飛翔型画像形成装置において、すべて
の直交する電極が非印字となるOFF電位の他に、いず
れかの電極がOFF電位となる場合、即ちトナー担持体
と制御電極間の電界差が小さい場合であっても良好な飛
翔制御ができるような飛翔型画像形成装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】また、本発明は、上述した目的を達成する
と同時に、トナー担持体上における飛翔履歴を削除し、
トナーへ均一な帯電を付与し、トナー層の形成が順次行
われることにより、トナー担持体における飛翔位置にお
いて最適のトナー帯電量及びトナー層を安定して形成す
ることを第2の目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の飛翔型画
像形成装置は、トナーを担持する回動可能なトナー担持
体と、該トナーの帯電極性とは逆極性の電圧を印加可能
な対向電極と、該トナー担持体と該対向電極間にそれぞ
れ所定の間隙をもって介在し、複数のゲートを有する制
御手段であって、該制御手段は、絶縁層を介して少なく
とも2層で構成され互いに直交する制御電極群を有し、
該制御電極群に所定の電圧を印加することで、各ゲート
部を通過するトナーの飛翔を制御し、記録媒体上に所望
の画像を形成する画像形成装置において、該トナー担持
体に接触する部材として、鉛直方向に上から順に、か
つ、該トナー担持体の回転方向に対して上流側から順
に、トナー回収部材、回動可能な弾性部材、トナー層厚
規制部材を配置するとともに、直交する各電極のすべて
がOFF電位となる場合の他に、いずれかの電極がOF
F電位となる場合についても、トナーの飛翔を遮断でき
るようトナーの帯電量が設定されていることを特徴とす
る。
【0012】請求項1記載の飛翔型画像形成装置によれ
ば、電極の協同作業によりトナー担持体上のトナーの飛
翔制御を行う場合において、制御電極すべてが非印字と
なるOFF電位の他に、いずれかの制御電極がOFF電
位となる場合、即ちトナー担持体と制御電極との電界差
が小さい場合であってもトナーの飛翔を遮断でき、良質
な画像を形成することができる。
【0013】また、適切な位置にトナー回収部材、弾性
部材、トナー層厚規制部材を配置することによって、ト
ナー担持体上の飛翔履歴の削除、トナーへの均一な帯電
の付与、層厚規制されたトナー層の形成が順次行われ、
所望の帯電量の安定したトナー層を形成すると共に、ト
ナー担持体から制御電極や対向電極の距離が一定とな
り、安定した画像形成を行うことができる。
【0014】請求項2記載の飛翔型画像形成装置は、ト
ナー層厚規制部材通過後の、トナー担持体上のトナーの
帯電量の絶対値が5μC/gを越える値に設定されるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項2記載の飛翔型画像形成装置によれ
ば、電極の協同作業によりトナー担持体上の飛翔制御を
行う場合において、該トナーの帯電量の絶対値が5μC
/gを越える値に設定されることにより、上記のように
小電界差であっても、具体的にトナーの良好な飛翔制御
を行うことができ、良質な画像を形成することができ
る。
【0016】請求項3記載の飛翔型画像形成装置は、ト
ナー担持体に当接する弾性体の回転方向がトナー担持体
と弾性部材の当接部分において同方向であることを特徴
とする。
【0017】請求項3記載の飛翔型画像形成装置によれ
ば、トナー担持体に当接する弾性体の回転方向がトナー
担持体と弾性部材の当接部分において同方向とすること
で、トナー担持体と弾性部材の当接部の下流側には弾性
部材とトナー担持体により摺擦されたトナーのみが送り
出されることになり、逆帯電や弱帯電のような所謂不良
トナーを低減することができる。
【0018】請求項4記載の飛翔型画像形成装置は、弾
性部材の材質が発泡弾性体であることを特徴とする。
【0019】請求項4記載の飛翔型画像形成装置によれ
ば、弾性部材の材質を発泡弾性体とすることで、弾性部
材はトナー担持体との接触部において変形して面接触状
態となり、弾性部材の発泡部、すなわちセルが変形し、
セルに担持されたトナーが押し出され、トナー担持体に
対し効率よくトナーを供給することができる。
【0020】請求項5記載の飛翔型画像形成装置は、発
泡弾性体の材質が導電性であることを特徴とする。
【0021】請求項5記載の飛翔型画像形成装置によれ
ば、発泡弾性体の材質を導電性とすることで、トナー担
持体との摺擦による弾性部材の異常帯電を防止すること
ができ、発泡弾性体へのトナーの付着が減少し、トナー
担持体上において安定したトナーの帯電量とトナー層が
維持できる。
【0022】請求項6記載の飛翔型画像形成装置は、発
泡弾性部材のトナー担持体回転方向に対して上流側に、
かつ、該トナー担持体から所定の間隙を有する位置に回
動可能な第2の弾性部材を配したことを特徴とする。
【0023】請求項6記載の飛翔型画像形成装置によれ
ば、発泡弾性部材のトナー担持体回転方向に対して上流
側に、かつ、トナー担持体から所定の間隙を有する位置
に回動可能な第2の発泡弾性部材を配したことにより、
トナーを供給する弾性部材がトナーに埋没するような場
合においても、トナー貯蔵槽内のトナー量に関係なく常
に安定してトナー層を形成でき、トナーに帯電を付与す
ることができる。
【0024】請求項7記載の飛翔型画像形成装置は、第
2の弾性部材の材質が発泡弾性体であることを特徴とす
る。
【0025】請求項7記載の飛翔型画像形成装置によれ
ば、第2の弾性部材の材質を発泡弾性体とすることで、
第2の弾性部材の発泡部、すなわちセルにトナーが担持
されやすくなり、請求項6と比して更にトナー担持体に
対し効率よくトナーを供給することができる。
【0026】請求項8記載の飛翔型画像形成装置は、第
2の弾性部材のトナー担持体回転方向に対して上流側に
配置され、該第2の弾性部材に当接する可撓性部材を有
することを特徴とする。
【0027】第2の弾性部材のトナー担持体回転方向に
対して上流側に配置され、第2の弾性部材に当接する可
撓性部材を有することで、第2の弾性部材に残留付着す
るトナーを取り除き、弾性部材の上流側において安定し
たトナーの循環が行われ、常に安定したトナー層形成お
よびトナー帯電付与が実現できる。
【0028】請求項9記載の飛翔型画像形成装置は、ト
ナー担持体と発泡弾性部材の当接位置における接触幅は
3mm以上であることを特徴とする。
【0029】上記接触幅を3mm以上とすることで、ト
ナー担持体と弾性部材の周速比が小さい場合であって
も、充分なトナーの摺擦効果が得ることができ、弾性部
材の摩擦等による劣化を抑えながら、弱い電界でトナー
層からトナーが離脱することを防止し、トナー層の適性
なトナー帯電量が得られる。
【0030】請求項10記載の飛翔型画像形成装置は、
トナー担持体と発泡弾性部材の擦過幅が0.5mm以上
であることを特徴とする。
【0031】上記擦過幅を0.5mm以上とすること
で、トナー担持体と弾性部材の周速比が小さい場合であ
っても、充分なトナーの摺擦効果が得ることができ、発
泡弾性部材の摩擦等による劣化を抑えながら、トナー供
給量が少なくなることで飛翔量が少なくなったり、トナ
ー担持体上のトナー層の前歴が完全に消去されないこと
によるトナー層のムラの発生や濃度変化等の不具合を防
止し、トナー層の適性なトナー帯電量が得られる。
【0032】請求項11記載の飛翔型画像形成装置は、
発泡弾性部材の周速がトナー担持体の周速の0.8倍以
上であることを特徴とする。
【0033】発泡弾性部材の周速をトナー担持体の周速
の0.8倍以上とすることで、発泡弾性部材に撓みが生
じ発泡弾性体通過後のトナー層にムラを生じることな
く、トナー担持体への安定したトナーの供給を実現する
ことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の飛
翔型画像形成装置について、まず全体の概要について図
面を参照しながら説明を行い、その後に各実施例につい
て図面を参照しながら詳細説明する。
【0035】尚、以下の説明においては、負帯電のトナ
ーに対応する構成を備えた飛翔型画像形成装置について
説明するが、正帯電のトナーを使用する場合には、それ
に応じて適宜各印加電圧の極性を設定すればよいので、
説明は省略する。
【0036】また、本画像形成装置はコンピューターや
ワードプロセッサ等の印字出力用のプリンタとして使用
可能なほかに、デジタルコピーの印字部分にも使用可能
である。
【0037】図1は本実施例にかかる現像方法を用いた
飛翔型画像形成装置の断面図であり、本方式によるトナ
ーを用いた画像形成装置は、トナー供給部3のトナーを
画像信号に応じて飛翔制御することにより、用紙などの
記録媒体(以下、単に「記録材P」という)にトナー像
を形成させ、出力するものである。
【0038】印字部1への記録材Pの搬送方向上流側に
は、給紙部4が設けられている。給紙部4は、記録材P
を収容する記録材収容部40と、この記録材収容部40
から記録材Pを送り出すピックアップローラ41、供給
された記録材Pを印字のタイミングにあわせて搬送する
一対のレジストローラ42とからなり、記録材Pは印字
部1に案内される。
【0039】また給紙部4は、記録材Pが供給されたこ
とを検出する給紙センサ(図示せず)を備えており、ピ
ックアップローラ41およびレジストローラ42はコン
トローラー部7からの駆動信号により図示しない駆動装
置によって回転駆動される。
【0040】図示しないが、コントローラ部7は、画像
形成装置全体を制御する主制御部と、得られた面像デー
タを印刷すべき画像データの形式に変換する画像処理部
と、変換された該画像データを記憶する画像メモリと、
画像処理部から得られた画像データを後述する飛翔制御
部2に与えるべき画像データに変換する画像形成制御ユ
ニツト等を備えている。
【0041】印字部1の下方には、トナー供給部3が配
されており、記録材Pがピックアップローラ41により
給紙され、レジストローラ42を経て搬送され印字部1
に到達すると、トナー供給部3にて所定の電荷量に帯電
されたトナーが記録材Pまで飛翔させられ、記録材P上
に所定のトナー像が形成される。
【0042】さらに、印字部1からの記録材Pの搬送方
向下流側には、記録材Pを印字部1から搬送方向下流側
へ搬送するための後述する搬送ガイド板51と、印字部
1にて記録材P上に形成されたトナー像を加熱定着又は
加圧して永久可視像化するための定着部6がある。尚、
以下の説明では、トナー像の定着方法として、加熱定着
する場合についてのみ説明を行い、圧力定着する場合に
ついては説明を省略する。
【0043】図2はトナー供給部3の断面図である。ト
ナー供給部3は、トナーTが収容されているトナー貯蔵
槽35内のトナーTを撹拌してトナー貯蔵槽35内のト
ナーTの片寄りを防ぐ撹拌ローラ34、トナーTを担
持、搬送する円筒状の担持体(スリーブ)としてのトナ
ー担持体31、トナー担持体31上のトナーTをトナー
担持体31より回収するトナー回収部材36、トナー担
持体31にトナーを供給するための第1の供給ローラ3
3(弾性部材)、トナーTに所定の電荷を付与するとと
もにトナー担持体31の外周面に担持されるトナー層の
厚さを規制するドクターブレード32(トナー層厚規制
部材)からなる。
【0044】なお、一般的に供給ローラの材質として
は、発泡ウレタンが使用される場合が多いが、本発明に
おいては、該発泡弾性部材の材質につき、特に限定する
ものではない。
【0045】ドクターブレード32は、トナー担持体3
1の後述する対向電極11と向かい合う位置、すなわち
飛翔位置からみてトナー担持体31の回転方向上流側
に、トナー担持体31に対して所定の圧力で接するよう
に設けられている。
【0046】またトナーTは、例えばスチレンアクリル
を主体とする10μm程度の粒子であり、ドクターブレ
ード32および第1の供給ローラ33近傍での撹拌、搬
送により、マイナス電荷が付与される。
【0047】トナー担持体31は、図示しない駆動装置
によって駆動され、図中、矢印方向に例えばその表面で
の速度が60mm/secで回転する。またトナー担持
体31は表面に数μmの凹凸が形成されており、トナー
Tはドクターブレード32によりトナー担持体31の凹
凸面に圧接される。これにより、トナー担持体31は、
その外周面に対し、所定の層厚でトナーTを担持するこ
とができるようになっている。
【0048】図4は本発明の画像形成と印字工程を説明
するためのものであり、印字部1(飛翔制御部2、対向
電極11、電極取付台21、トナー担持体31)、用紙
搬送部(レジストローラ42、給紙ガイド板43、紙押
さえ板44)、搬送ガイド板51、定着部6(ヒータ6
1、ヒートローラ62、圧力ローラ63、温度センサー
64)を図示している。
【0049】まず、前述のコントローラー部7からの駆
動信号により、前述の給紙部4から給紙された記録材P
はレジストローラ42を経て、給紙ガイド板43と紙押
さえ板44により印字部1へ案内される。
【0050】記録材Pへの印字はトナ一担持体31の外
周面と対向する飛翔制御部2及び対向電極11により行
われ、前述したコントローラ部7からの画像信号に応じ
て後述する飛翔制御部2の制御電極群23と26に所定
の電圧を印加することにより、トナー担持体31から対
向電極11へのトナーTの通過を選択的に制御する。
【0051】対向電極11は、トナー担持体31の外周
面からの距離が例えば1mmとなるように設けられてい
る。また飛翔制御部2は、対向電極11と平行をなし、
かつ対向電極11と対向して2次元的に広がっており、
トナー担持体31から対向電極11方向へのトナーが通
過可能な構造となっている。
【0052】搬送ガイド板51は、記録材Pを印字部1
から定着部6へ搬送するために設けられており、図示し
ないファンにより記録材Pを吸引し搬送することができ
る。
【0053】すなわち、印字部1において所定のトナー
像が形成された後、記録材Pは図示しないファン及び搬
送ベルトによって吸引・搬送されるとともに、搬送ガイ
ド板に案内されて、定着部6へ搬送される。
【0054】定着部6は、ヒータ61を内包したヒート
ローラ62、圧力ローラ63、温度センサー64からな
り、ヒートローラ62は例えば厚さ2mmのアルミニウ
ム管からなる。ヒータ61は、例えばハロゲンランプか
らなり、ヒートローラ62に内包されている。圧力ロー
ラ63の材質は、例えばシリコーン樹脂からなる。
【0055】そして、互いに対向して設けられた上記ヒ
ートローラ62および圧力ローラ63には記録材Pを挟
んで加圧することができるように、それぞれの軸の両端
に図示しないスプリング等によって例えば2kgの荷重
が加えられている。
【0056】温度センサー64は、ヒートローラ62の
表面の温度を測定するものであり、一般的にサーミスタ
等が用いられている。
【0057】また、温度センサー64による上記測定値
はコントローラー部7の図示しない温度制御部に入力さ
れ、温度センサー64の測定結果に基づき、ヒートロー
ラ62の表面温度に応じてヒータ61のON/OFF等
を制御し、ヒートローラ62の表面温度を例えば150
℃に保持する。
【0058】また、定着部6は記録材Pが排出されたこ
とを検出する排紙センサ(図示せず)を備えている。ま
た、図示しないが、定着部6からの記録材Pの排出側に
は、定着部6で処理された記録材Pを機外に排出する排
出ローラ、および排出された記録材Pを受ける排出トレ
イが設けられている。ヒートローラ62、圧力ローラ6
3、および排出ローラは、図示しない駆動装置によって
回転駆動される。
【0059】図5、図6は飛翔制御部2の電極部分をそ
れぞれトナー担持体31側、対向電極11側から見た図
であり、ゲート22、第1の制御電極群23、給電線群
24、27、電極基板25、第2の制御電極群26を示
している。
【0060】また、第7図は飛翔制御部2の電極部分の
斜視図であり、ゲート22、第1の制御電極群23、電
極基板25、第2の制御電極群26を示している。
【0061】第1の制御電極群23と第2の制御電極群
26は絶縁層28を介して積層するよう配置され、か
つ、互いに直交するように配されており、それぞれの制
御電極の交差部においてトナーTの通過が可能なゲート
22を有する。
【0062】第1の制御電極群23は、例えば記録材P
の移動方向に対して所定の角度をもって設けられてお
り、絶縁層28を挟んで記録材Pの進行方向に直交する
ように並列して設けられた第2の制御電極群26と交差
する位置にそれぞれの電極パターンを貫通するようにゲ
ート22を形成する180μmの開口部が開けられてい
る。
【0063】第1の制御電極群23には300μmの電
極径が形成され、第2の制御電極群26には第1の制御
電極群23より小さい230μmの電極径が形成されて
いる。
【0064】なお、図7に示すようにゲート22の開口
部より第1の制御電極群23、および第2の制御電極群
26の電極径の方が大きいことから両方の電極は開口部
において完全に絶縁される。従って、第1の制御電極群
23同士の絶縁性、給電線24群同士の絶縁性、第2の
制御電極群26同士の絶縁性、給電線群27同士の絶縁
性、第1の制御電極23群と第2の制御電極26群との
絶縁性、および、前述のトナー担持体31や対向電極1
1との絶縁が確保されている。
【0065】また、絶縁層28は、例えばポリイミド樹
脂からなり、厚さ25μmに形成されており、絶縁層の
両側に厚さ18μmの銅箔の制御電極パターンが形成さ
れる。さらに、銅箔の制御電極パターンを保護するため
に第1の制御電極群23と接続される給電線群24およ
び、第2の制御電極群26と接続される給電線群27の
パターンの上には20μmのエポキシ層が形成される。
【0066】本発明の実施例では、飛翔制御部の制御電
極が2層である場合のみを示すが、本発明は2層電極の
場合に限定させるものではなく、2層以上の場合につい
ては説明を省略する。
【0067】図8は、飛翔制御に関する説明図であり、
飛翔制御部2、コントローラ部7、対向電極11、トナ
ー担持体31の関係を示したものである。
【0068】飛翔制御部2の第1の制御電極群23およ
び、第2の制御電極群26には、第1の制御電極電圧印
加手段72および第2の制御電極電圧印加手段73によ
り画像信号に応じた所定のパルス、即ち、電圧が印加さ
れる。
【0069】つまり、トナー担持体31に担持されたト
ナーTを対向電極11方向に飛翔させる場合(以後ON
電位と略す)には例えば第1の制御電極群23と第2の
制御電極群26の両方に300Vを印加し、通過させな
い場合(以後OFF電位)には、例えば、両方もしくはど
ちらか一方の制御電極に0Vを印加するようになってい
る。なお、ON電位、OFF電位の値は電極形状やその
他の条件に応じて適宜設定される。
【0070】また、第1の制御電極電圧印加手段72と
第2の制御電極電圧印加手段73には、信号入力部7a
が接続されており、図示されない画像形成制御ユニット
から送られてくるクロック画像信号や制御信号等の電極
制御信号を信号入力部7aに入力して、第1の制御電極
電圧印加手段72と第2の制御電極電圧印加手段73を
適宜ON、OFFさせ、第1の制御電極群23と第2の
制御電極群26に対し適宜所定電圧を印加する。
【0071】第1の制御電極群23は、前述の給電線群
24を介して第1の制御電極電圧印加手段72に電気的
に接続されている。また、第2の制御電極群26は前述
の給電線群27を介して第2の制御電極電圧印加手段7
3に電気的に接続されている。
【0072】また、対向電極11には対向電極電圧印加
手段71により、例えば印字動作時において2kVの高
圧が印加されている。つまり、対向電極11とトナー担
持体31との間には、対向電極電圧印加手段71による
対向電極11への電圧付与により、トナー担持体31に
担持されたトナーTを対向電極11方向に飛翔させるの
に必要な電界が形成されている。
【0073】従って、電極基板25内に絶縁層を介して
積層されている第1の制御電極群23と第2の制御電極
群26に印加される電位により、トナー担持体31上の
トナー層に作用する電界が変化し、トナー担持体31か
ら対向電極11へのトナーTの飛翔が制御される。
【0074】また、電極基板25は、トナー担持体31
の外周面からの距離が例えば100μmとなるように設
けられており、電極取付台21により固定保持される。
【0075】以下はプリンタとしての飛翔型画像形成装
置に本発明によるトナー帯電方法を用いた場合における
各実施例毎の詳細な説明である。
【0076】(実施例1)図1において、例えば図示さ
れないホストコンピューターよりの画像信号がコントロ
ーラー部7に送られると、コントローラー部7では、画
像信号をプリント開始信号や記録材サイズ等の制御信号
と画像データに分離し、まず、プリント開始信号により
ピックアップローラ41を回転させ、記録材収容部40
に収容されている記録材Pをレジストローラ42に当接
するまで送り出す。なお、このとき記録材収容部40に
設けられた記録材の収容の有無を検知する図示されない
記録材検知センサーにより、記録材Pが収納されている
ことが確認された上でピックアップローラ41の動作が
始まる。
【0077】次に図4において、レジストローラ42の
等速回転が始まり、記録材Pは紙押さえ板44で給紙ガ
イド板43に押しつけられながら、一定速度で給紙ガイ
ド板43上を経て対向電極11へ搬送される。
【0078】レジストローラ42の回転動作の開始に同
期してコントローラ部7の画像形成制御ユニットで画像
信号の処理が開始されるが、記録材Pはレジストローラ
42に当接した状態から搬送されるので、記録材Pの先
端からの画像形成位置は画像形成制御ユニット内で計算
され、記録材Pの所定の位置に印字を行うことができ
る。
【0079】次に飛翔制御部での動作について図2、図
4および図8により説明する。
【0080】ドクターブレード32と第1の供給ローラ
33での撹拌、摺擦により所定の極性(本実施例では負
極性)に帯電されたトナーTは、トナー担持体31の回
転により飛翔制御部2のゲート22に対向する位置に搬
送される。
【0081】ここで、第1の制御電極23と第2の制御
電極26に対し、ともに印字電圧(本実施例では+30
0V)が印加された場合、トナーTはゲート22の開口
部から対向電極11に向けて飛翔する。このとき開口部
であるゲート22には対向電極11からの電界がトナー
担持体31方向に回り込むようにして入り込んでいる。
このため、トナー担持体31上のトナーTは、回り込ん
だ電界強度に応じて対向電極11に向けて飛翔し、対向
電極11上を移動する記録材P上にトナー像を形成す
る。
【0082】ここで、トナー担持体31におけるのトナ
ーTの付着力について考察すると、トナー担持体31の
凹凸部への機械的作用等も考えられるが、トナー担持体
31の電荷とトナーTの電荷が引き合う鏡像力の作用
(影響)が最も大きいと推測される。したがって、トナ
ーTの帯電量が低い場合にはトナー担持体31に付着す
るトナーTの量が少なくなることから飛翔するトナーT
も少なくなり、十分な濃度を得ることができなくなる。
【0083】また、トナーTの帯電量が低い場合にはト
ナー担持体31への拘束力が弱くなり、制御電界に対す
る応答性も悪くなることから、本発明のように2層の電
極からなるマトリックス制御においては、たとえば、2
層の制御電極群23、26の内どちらかが一方がOFF
電位となってもトナーTの対向電極11方向に向かう慣
性力が打ち勝ち、漏れとなって飛翔することが予想され
る。
【0084】さらに、対向電極11方向に向けて飛翔し
ようとする電界の作用も小さいことから、開口部(ゲー
ト22)に付着したトナーを対向電極11方向に飛翔さ
せる作用も少なくなり、開口部(ゲート22)の目詰ま
りを招来することになる。
【0085】なお、トナーTの飛翔速度がそれほど大き
くない場合には、トナー帯電量が大きいと対向電極にお
ける付着力も大きくなり、飛散の拡大が抑制できるとい
った効果も生じる。但し、トナーの帯電量が大きくなる
と対向電極到達時の飛翔速度が大きくなり衝突による飛
散が大きくなることが予想される。
【0086】本実施例では、トナーTとしてスチレンア
クリルに5重量部のカーボンブラックを混合、混練した
後、粉砕により平均粒子径10μmとした粒子にサブミ
クロンの粒子径からなる外添剤を混合したものを使用し
ている。
【0087】また、鉛直方向に上から順に、かつ、トナ
ー担持体31の回転方向に対して上流側から順に、厚さ
0.5mmの可撓性シートをトナー担持体31に当接し
た構成の回収部材36と、トナー担持体31に当接し、
当接部においてトナー担持体と同じ向きに回動する第1
の供給ローラ33と、厚さ1mmのウレタンシートから
なるドクターブレード32を順に配置し、トナー供給部
3のトナー貯蔵槽35にトナーTを50gを投入し、ト
ナー担持体31を0V、対向電極11に対向電極電圧印
加手段71により2kVの電圧を印加し、第1の制御電
極23と第2の制御電極26に300Vを印加した。
【0088】(実施例2)次に、実施例1において、最
適なトナー帯電量を見つけるために、トナー担持体31
上の飛翔制御部2と対向する位置におけるトナーの帯電
量を5μC/g、7μC/g、10μC/g、20μC/
g、30μC/gに変更し、その他の条件を一定とした
場合にトナーの漏れ(非印字時においてトナー粒子が記
録材上に飛翔する現象)、画像濃度、印字飛散り、トナ
ーの電極開口部の目詰まりを観察した結果が下記表1で
ある。
【0089】なお、本評価は直径12mmの第1の供給
ローラ33(発泡ウレタン)を3mmの接触幅で、1m
mの擦過幅を持たせてトナー担持体31と発泡ウレタン
部材の当接位置で同方向で、かつ、トナー担持体の周速
に対して1.2倍の速度で回転した場合の結果である。
【0090】また、トナーの帯電量は、トナーに添加す
る外添剤の量を変えて評価を行ったものであり、本発明
でいう帯電量は、トナー担持体31上のトナーをファラ
デーゲージに採取し、採取したトナーの帯電量を採取し
た重さで割った値である。
【0091】
【表1】
【0092】表1に示す通り、トナー担持体31上の飛
翔制御部2と対向する位置におけるトナーの帯電量を7
μC/gとしたところ、記録材P上にトナー像が形成さ
れ、第1の制御電極23、第2の制御電極26の何れか
一方を0Vとしたときには記録材P上においてトナーの
付着(漏れ)は認められなかった。
【0093】また、表1にはないが、トナー帯電量を3
μC/gとした場合では、トナー担持体31上のトナー
層が薄くなり、トナーTの飛翔が少ないことから、印字
評価を行うことができなかった。
【0094】一方、トナー帯電量5μC/gの場合で
は、非印字時においてトナー粒子が記録材上に飛翔する
所謂漏れが発生した。また、印字時においても濃度が薄
く、電極の開口部に詰まり(目詰まり)が発生した。さ
らに印字も飛散の多いものとなった。
【0095】しかしながら、トナー帯電量5μC/gの
場合の上記問題点は致命的なものではなく、トナーの帯
電量を7μC/gの場合は評価結果が良好であったこと
から、トナー帯電量6μC/gの場合も問題ないレベル
であるものと考えられる。
【0096】また、飛翔位置におけるトナー帯電量が7
μC/gより大きい場合においては、制御電極のOFF
電位に対応してトナー粒子の飛翔が停止することから、
漏れのない制御を行うことができる。
【0097】トナー帯電量10μC/gでは印字の飛び
散りが最も少なく、それ以上のトナー帯電量では変化が
なかった。
【0098】従って、トナーの帯電量が5μC/gを越
える範囲ではトナーTの漏れがなく、実用上問題のない
レベルであると判断される。
【0099】なお、トナーの帯電量が大きくなると対向
電極11に到達した時のトナーTの飛翔速度が大きくな
り、衝突による飛散が大きくなることが予想されるが、
トナー帯電量30μC/gにおいても20μC/gと差は
見られなかった。これは、制御電極が2層構成となって
おり、印字時には両方の制御電極がともにON電位とな
り、両制御電極間で飛翔電界が小さくなることから飛翔
速度が減速されるためであると考えられる。
【0100】なお、発泡ウレタン部材とトナー担持体の
当接条件によるトナー帯電量の差は殆ど見られなかっ
た。
【0101】(実施例3)また、実施例1又は2におい
て、トナー担持体31に当接する発泡ウレタンの回動体
を直径12mmの円筒状の第1の供給ローラ33とし、
トナー担持体31と当接部において同方向に回したとこ
ろ、上記トナー帯電量は7〜10μC/gとなり良好な
トナーの飛翔制御が達成できた。
【0102】従って、実施例1の状態で、トナー担持体
31に当接する発泡ウレタンの回転方向がトナー担持体
と発泡ウレタンの当接部分において同方向とするだけ
で、良好な飛翔制御ができることが判明した。
【0103】(実施例4)実施例3において、第1の供
給ローラの材質として発泡ウレタン(発泡弾性部材)を
使用した場合、周速差により発泡ウレタンの発泡部、す
なわちセルが変形しセルに担持されたトナーTが押し出
されてトナー担持体31にトナーTを供給することがで
き、単なる弾性部材を使用した場合に比べて、トナーを
供給しする能力が大幅に向上することが判明した。
【0104】なお、第1の供給ローラの材質は、発泡ウ
レタンに限られるものではなく、発泡性の弾性部材であ
れば同様の効果が得られることは明らかである。
【0105】(実施例5)実施例4において、第1の供
給ローラ33の材質として、体積抵抗率が107Ω・c
mの導電性発泡ウレタンを用いたところ、発泡ウレタン
へのトナーTの付着が減少し、トナー担持体31上にお
いて安定した帯電量とトナー層が維持できた。
【0106】すなわち、第1の供給ローラ33の材質を
導電性発泡ウレタン部材とすることで、トナー担持体3
1との摺擦による発泡ウレタン部材の異常帯電を防止す
ることができ、トナーやトナー外添剤の付着による発泡
ウレタン部材の特性低下を抑えることができ、安定した
トナー層形成と電荷付与という効果が得られることが判
明した。
【0107】なお、実施例4と同様に、第1の供給ロー
ラの材質は、導電性発泡ウレタンに限られるものではな
く、導電性の発泡弾性部材であれば同様の効果が得られ
ることは明らかである。
【0108】(実施例6)実施例4又は5において、ト
ナー貯蔵槽内のトナーTが多い場合、発泡性ウレタン等
からなる第1のトナー供給部材がトナーに埋没し、安定
したトナー層が形成できず、適切な帯電量をトナーに付
与することができない結果、高品位の画像形成ができな
くなる恐れがある。
【0109】そこで、実施例4又は5において図3に示
すように発泡ウレタン等からなる第1の供給ローラ33
のトナー担持体回転方向に対して上流側に、直径8mm
の弾性部材からなる第2の供給ローラ37をトナー担持
体31から第2の供給ローラ37の表面において2mm
の間隙を有する(非接触)ようにして配置したところ、
トナー貯蔵槽35内のトナー量に関係なく安定したトナ
ー帯電量とトナー層を形成することができた。
【0110】(実施例7)実施例6において、弾性部材
として発泡ウレタン等の発泡弾性部材を使用したとこ
ろ、第1のトナー供給手段と同様に、発泡ウレタンの発
泡部、すなわちセルにトナーTが効率良く担持され、ト
ナー貯蔵槽35内のトナー量に関係なく安定したトナー
帯電量とトナー層を形成することができた。
【0111】すなわち、第2の供給ローラに単なる弾性
部材を使用した場合に比べて、トナーを供給する能力が
大幅に向上することが判明した。
【0112】なお、第2の供給ローラの材質も、発泡ウ
レタンに限られるものではなく、発泡性の弾性部材であ
れば同様の効果が得られることは明らかである。
【0113】(実施例8)実施例7において図3に示す
ように、第2の供給ローラ37に当接するよう厚さ0.
2mmのマイラーシートからなる可撓性の供給ブレード
38をさらに取り付けたところ、第2の供給ローラに付
着するトナーTを取り除き、発泡ウレタン部材からなる
第1の供給ローラの回転方向に対して上流側において安
定したトナーTの循環が行われ、トナー貯蔵槽35内の
トナー量が多い場合においても、常に安定した帯電量を
トナーに付与でき、かつ安定したトナー層を形成するこ
とができた。
【0114】(実施例9)図9に示すように、トナー担
持体31と第1の供給ローラ33(発泡ウレタン部材)
の接触幅と擦過幅は、それぞれA−A’、B−B’で定
義される。
【0115】一般的に、上記接触幅が長いとトナー担持
体31上のトナーTが摺擦される時間が長くなり、トナ
ー担持体31上の印字履歴が消去されるとともに、新た
なトナーTが供給される時間も長くなり、均一なトナー
層をトナー層規制部材32方向に搬送することができ
る。
【0116】また、接触幅によるトナー帯電量への影響
は少ないが、接触幅が小さい場合はトナーTが漏れる恐
れがある。すなわち接触幅が小さいことにより、トナー
層に不均一な状態所謂ムラが生じ、トナー層に高低差が
生じることから、トナーTの飛翔状態に差が生じ、弱い
電界でトナー層から離脱してしてしまったトナーTが漏
れや目詰まりを引き起こすものと考えられる。
【0117】従って、トナー担持体31と第1の供給ロ
ーラ33(発泡ウレタン部材)に対して適切な接触幅を
設定することは、印字性能や画像品位を決定する上で重
要である。
【0118】そこで、トナー担持体31と第1の供給ロ
ーラ33(発泡ウレタン部材)間の接触幅を1mm、2
mm、3mm、4mmに変更し、その他の条件を実施例
8と同じとした場合に、トナー漏れ、画像濃度、トナー
の目詰まり、飛翔位置のトナー層の状態、連続印字時の
濃度変化について観察したものを表2に示す。
【0119】
【表2】
【0120】表2に示す通り、接触幅が3mm以上の場
合はトナーの漏れや濃度、目詰まり、トナー層の何れに
ついても不具合がなかった。
【0121】したがって、上記接触幅を3mm以上とす
ることで、トナー担持体と発泡弾性部材の周速比が小さ
い場合においても充分なトナーの摺擦効果を得ることが
でき、発泡ウレタン部材の磨耗等の劣化を抑えながら適
正なトナー帯電量が得られることが判明した。
【0122】(実施例10)一方、擦過幅については、
擦過幅が大きい場合、トナー担持体31上のトナー層を
より強く押圧することになり、トナー層の履歴を消去す
ることができるとともに、発泡ウレタン部材の発泡部す
なわちセル部に担持されたトナーTがトナー担持体31
との接触で押し出されることになり、多くのトナーをト
ナー担持体31に供給することができる。
【0123】しかしながら擦過幅が小さい場合には、ト
ナーの供給量が少なくなる結果、飛翔量が少なくなり、
トナー担持体上31のトナー層の前歴が完全に消去され
なくなり、トナー層の所謂ムラを生じ、濃度が変化する
といった不具合を招来する。
【0124】従って、トナー担持体31と第1の供給ロ
ーラ33(発泡ウレタン部材)に対して適切な擦過幅を
設定することも、印字性能や画像品位を決定する上で重
要である。
【0125】そこで、擦過幅を0.2mm、0.5m
m、1.0mm、1.5mmに変更し、その他の条件を
実施例8と同じとした場合に、トナーの漏れ、画像濃
度、トナーの目詰まり、飛翔位置のトナー層の状態、連
続印字時の濃度変化について観察したものを表3に示
す。
【0126】
【表3】
【0127】表3に示す通り、擦過幅についても、0.
5mm以上の場合は不具合がなかった。
【0128】したがって、トナー担持体と発泡弾性部材
の擦過幅、所謂食い込み量を0.5mm以上とすること
で、トナー担持体と発泡弾性部材の周速比が小さい場合
においても、充分なトナーの摺擦効果を得ることがで
き、発泡ウレタン部材の磨耗等の劣化を抑えながら、適
正なトナー帯電量が得られることが判明した。
【0129】なお、接触幅を3mm、擦過幅を0.5m
mとしたところ、トナー帯電量は7μC/gとなり良好
なトナーの飛翔制御が達成でき、接触幅を3mm以上、
擦過幅を0.5mm以上とした場合においても、トナー
の帯電量は7〜10μC/gとなり、良好なトナーの飛
翔制御が達成することができた。
【0130】(実施例11)第1の供給ローラ33(発
泡ウレタン)とトナー担持体31をその当接位置におい
て同方向に回転させた場合、発泡ウレタンの周速比が大
きい程、すなわち発泡ウレタンの周速が速いほどトナー
の供給量を多くすることができるが、周速差によりトナ
ー担持体31表面を摺擦するように作用することから、
トナー担持31表面は適度に拭われ過剰なトナー供給を
防止できる。
【0131】また、供給ローラとして発泡弾性部材を使
用しているので、周速差により発泡ウレタンの発泡部、
すなわちセルが変形しセルに担持されたトナーTが押し
出されてトナー担持体31にトナーTを供給することが
できる。
【0132】一方、上記周速比が小さい場合は摺擦が大
きくなり、また、供給されるトナーTの量が少なくな
り、十分な濃度が得られない可能性がある。
【0133】そこで、トナー担持体31の周速を60m
m/secとし、発泡ウレタンからなる第1の供給ロー
ラ33の周速を変化させ、周速比を0.6、0.8、
1.0、1.5、2.0に変更し、その他の条件を実施
例8と同じとした場合に、トナー漏れ、画像濃度、トナ
ーの目詰まり、飛翔位置のトナー層の状態、連続印字時
の濃度変化について観察したものが表4である。
【0134】
【表4】
【0135】表4に示している通り、周速比0.8でト
ナー担持体31との接触部において同方向となるように
回転させたところ、トナーの帯電量は7〜10μC/g
となり、また、トナー担持体31上にムラのない均一な
トナー層が形成された。
【0136】なお、発泡ウレタンの周速がトナー担持体
周速の0.8倍以下となる設定においてはトナー層に鱗
状のムラが発生した。
【0137】また、周速比0.8以下では摺擦が大きく
なることから、供給されるトナーの量が少なくなり十分
な濃度が得られない結果となった。
【0138】さらに、周速比1、すなわち同速の場合に
おいても、摺擦、および摺擦によるセルの変形が少ない
ことからトナー層にムラが発生し濃度が若干低いという
問題が生じた。しかしながら、周速比1の場合の上記問
題は、濃度が若干低いということだけであり、画像形成
上、致命的な問題というわけではない。
【0139】従って、少なくとも発泡ウレタン部材の周
速をトナー担持体比0.8倍以上とすることで、良好な
トナー帯電量、トナー層、画像品位等が得られることが
判明した。
【0140】なお、発泡ウレタン部材の摩耗による劣化
を考慮した場合、上記摩擦幅や擦過幅は少ない程よいこ
とから、接触幅は3mmから4mm、擦過幅は0.5m
mから1.5mm程度がさらに望ましく、一方周速比も
大きすぎると過剰なトナー供給が行われることから、摺
擦との兼ね合いで1.0から1.5程度がさらに望まし
いものと考えられる。
【0141】
【発明の効果】本件発明によるトナー帯電方法を採用し
た飛翔型画像形成装置では、飛翔制御の手段として電極
への選択的な電圧印加により形成される合成電界と、ト
ナー担持体と対向電極間に形成される飛翔電界により印
字、非印字の飛翔制御が行われる。
【0142】この方法では制御画素数は電極群のそれぞ
れの積によって決まることから個々の制御電極への電圧
印加手段、所謂ドライバーを大幅に削減できる。しかし
ながら、飛翔型画像形成装置については電極のすべてが
ON電位になった場合には充分なトナーが飛翔し、いず
れかの電極がOFF電位となった場合には完全にトナー
の飛翔を遮断することが必須条件であり、このような電
界条件に応じて制御されるようなトナーを供給する方法
が求められていた。
【0143】請求項1では、上記のような電極の協同作
用により飛翔制御を行う場合において、小さい電界差で
あっても良好な飛翔制御ができるようなトナー帯電方法
に関するものである。すなわち本発明によれば、トナー
担持体上における飛翔履歴の削除、トナーへの均一帯電
の付与、トナー層の形成が順次行われることにより、ト
ナー担持体飛翔位置において最適のトナー帯電量、およ
びトナー層を形成することができる。
【0144】また、トナー担持体に接触する部材とし
て、鉛直方向に上から順に、かつ、該トナー担持体回転
方向に対して上流側から順に、トナー回収部材、回動可
能な弾性部材、トナー層厚規制部材を配置するととも
に、直交する各電極のすべてがOFF電位となる場合の
他に、いずれかの電極がOFF電位となる場合について
も、トナーの飛翔を遮断できるようトナーの帯電量が設
定される。
【0145】したがって、トナー担持体からトナーを飛
翔させたい場合とさせたくない場合の電界差が小さい場
合であってもトナーの飛翔を的確に制御できる。
【0146】また、弾性部材でのトナー送り量がトナー
層厚規制部材での送り量より大きくなるように設定すれ
ば、トナー層厚規制部材との当接位置のトナー担持体回
転方向上流側には常に弾性部材で摺擦されたトナーが充
填され、所望の帯電量の安定したトナー層が形成され
る。
【0147】さらに、トナー回収部材、弾性部材からな
る第1のトナー供給ローラ(弾性部材)、トナー層厚規
制部材を上から順に、かつ、トナー担持体の回転方向に
配置していることにより、トナーのスムーズな循環が行
われ、安定したトナー層形成と帯電量が持続されるとい
う効果も得られる。
【0148】請求項2では、該トナー層厚規制部材通過
後の、該トナー担持体上のトナーの帯電量の絶対値が5
μC/gを越える値に設定されることで、先ずトナー回
収部材において飛翔位置で飛翔されずに残った部分がト
ナー回収部材によりトナー担持体から剥がされ、次に弾
性部材によりトナーがトナー担持体に供給される。
【0149】また、上記のように小さい電界差であって
も、具体的にトナーの良好な飛翔制御を行うことがで
き、結果的に良質な画像を形成することができる。
【0150】請求項3では、トナー担持体に接触する弾
性部材の回転方向をトナー担持体との接触部において同
方向とすることで、トナー担持体との接触部の下流側に
は弾性部材とトナー担持体とによって摺擦されたトナー
のみが送り出されることになり、逆帯電や弱帯電のよう
な不良帯電トナーを低減できるという効果が得られる。
【0151】請求項4では、弾性部材の材質を発泡弾性
部材とすることで、トナー担持体との接触部において変
形して面接触状態となり、セルに担持された適度のトナ
ーがトナー担持体に付着し、トナー担持体上のトナーは
トナー層規制部材であるところのドクターブレードで摺
擦されの均一な(例えば約40μm)トナー層が形成さ
れるといった効果が得られる。
【0152】請求項5では、発泡弾性部材を導電性(例
えば導電性発泡ウレタン)とすることで、トナー担持体
との摺擦による発泡ウレタン部材の異常帯電を防止する
ことができ、トナーやトナー外添剤の付着による発泡ウ
レタン部材の特性低下を抑えることができ、安定したト
ナー層形成と電荷付与という効果が得られる。
【0153】請求項6では、発泡弾性部材のトナー担持
体回転方向に対して上流側に非接触の弾性を有する第2
の弾性部材を配置することで、トナー貯蔵槽内のトナー
が多く、発泡ウレタン部材等からなる第1の弾性部材が
トナーに埋没するような場合においても、第1の弾性部
材の上流側、すなわち第1の弾性部材によって搬送摺擦
されるトナーを撹拌することができ、トナー貯蔵槽内の
トナー量に関係なく常に安定したトナー層およびトナー
帯電付与が実現できる。
【0154】請求項7では、上記第2の弾性部材の材質
を発泡弾性体とすることで、第2の弾性部材の発泡部す
なわちセルにトナーが担持されやすくなり、担持された
トナーを効果的に搬送することができ、請求項6と比し
て更に効率良くトナーを供給することができる。
【0155】請求項8では上記非接触の第2の弾性部材
に当接する可撓性部材が設けられることで、非接触の第
2の弾性部材に付着するトナーを取り除き、発泡ウレタ
ン部材等からなる第1の弾性部材の上流側において、安
定したトナーの循環が行われ、請求項7と比して更に安
定したトナー層形成およびトナー帯電付与が実現でき
る。
【0156】請求項9ではトナー担持体と第1の弾性部
材の接触位置における接触幅を3mm以上とすること
で、トナー担持体と発泡弾性部材の周速比が小さい場合
においても充分なトナーの摺擦効果を得ることができ、
発泡ウレタン部材の磨耗等の劣化を抑えながら適正なト
ナー帯電量が得られる。
【0157】請求項10ではトナー担持体と第1の弾性
部材の擦過幅、所謂食い込み量を0.5mm以上とする
ことで、トナー担持体と第1の弾性部材の周速比が小さ
い場合においても、充分なトナーの摺擦効果を得ること
ができ、発泡ウレタン部材の磨耗等の劣化を抑えなが
ら、適正なトナー帯電量が得られる。
【0158】請求項11では第1の弾性部材の周速をト
ナー担持体周速の0.8倍以上とすることで、トナー担
持体への安定したトナーの供給を実現することができ
る。
【0159】なお、上記周速比が0.8倍以下の場合に
おいては、周速の差から発泡ウレタン部材に撓みが生
じ、発泡ウレタン部材通過後のトナー層にムラが生じ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトナー帯電方法を用いた飛翔型画
像形成装置の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明によるトナー帯電方法を用いたトナー帯
電器の一実施例を示す断面図である。
【図3】本発明によるトナー帯電方法を用いたトナー帯
電器の別の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明によるトナー帯電方法を用いた飛翔型画
像形成装置の印字工程の説明図である。
【図5】本発明によるトナー帯電方法を用いた飛翔型画
像形成装置に用いる飛翔制御電極のトナー担持体側から
見た図である。
【図6】本発明によるトナー帯電方法を用いた飛翔型画
像形成装置に用いる飛翔制御電極の対向電極側から見た
図である。
【図7】本発明によるトナー帯電方法を用いた飛翔型画
像形成装置に用いる飛翔制御電極の斜視図である。
【図8】本発明によるトナー帯電方法を用いた飛翔型画
像形成装置の飛翔制御の説明図である。
【図9】本発明によるトナー帯電方法を用いた飛翔型画
像形成装置のトナー担持体と第1の供給ローラの位置関
係に関する説明図である。
【符号の説明】
2 飛翔制御部(制御手段) 11 対向電極 23 第1の制御電極群 26 第2の制御電極群 31 トナー担持体 32 ドクターブレード(トナー層厚規制部材) 36 トナー回収部材 33 第1の供給ローラ(弾性部材) 37 第2の供給ローラ(第2の弾性部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉 英志 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 塚本 公秀 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを担持する回動可能なトナー担持
    体と、該トナーの帯電極性とは逆極性の電圧を印加可能
    な対向電極と、該トナー担持体と該対向電極間にそれぞ
    れ所定の間隙をもって介在し、複数のゲートを有する制
    御手段であって、該制御手段は、絶縁層を介して少なく
    とも2層で構成され互いに直交する制御電極群を有し、
    該制御電極群に所定の電圧を印加することで、各ゲート
    部を通過するトナーの飛翔を制御し、記録媒体上に所望
    の画像を形成する画像形成装置において、 該トナー担持体に接触する部材として、鉛直方向に上か
    ら順に、かつ、該トナー担持体の回転方向に対して上流
    側から順に、トナー回収部材、回動可能な弾性部材、ト
    ナー層厚規制部材を配置するとともに、直交する各電極
    のすべてがOFF電位となる場合の他に、いずれかの電
    極がOFF電位となる場合についても、トナーの飛翔を
    遮断できるようトナーの帯電量が設定されていることを
    特徴とする飛翔型画像形成装置。
  2. 【請求項2】 トナー層厚規制部材通過後の、トナー担
    持体上のトナーの帯電量の絶対値が5μC/gを越える
    値に設定されることを特徴とする請求項1記載の飛翔型
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 トナー担持体に当接する弾性体の回転方
    向がトナー担持体と弾性部材の当接部分において同方向
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の飛翔型画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 弾性部材の材質が発泡弾性体であること
    を特徴とする請求項3記載の飛翔型画像形成装置。
  5. 【請求項5】 発泡弾性体の材質が導電性であることを
    特徴とする請求項4記載の飛翔型画像形成装置。
  6. 【請求項6】 発泡弾性部材のトナー担持体回転方向に
    対して上流側に、かつ、該トナー担持体から所定の間隙
    を有する位置に回動可能な第2の弾性部材を配したこと
    を特徴とする請求項4又は5記載の飛翔型画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 第2の弾性部材の材質が発泡弾性体であ
    ることを特徴とする請求項6記載の飛翔型画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 第2の弾性部材のトナー担持体回転方向
    に対して上流側に配置され、該第2の弾性部材に当接す
    る可撓性部材を有することを特徴とする請求項6又は7
    記載の飛翔型画像形成装置。
  9. 【請求項9】 トナー担持体と発泡弾性部材の当接位置
    における接触幅は3mm以上であることを特徴とする請
    求項8記載の飛翔型画像形成装置。
  10. 【請求項10】 トナー担持体と発泡弾性部材の擦過幅
    が0.5mm以上であることを特徴とする請求項8記載
    の飛翔型画像形成装置。
  11. 【請求項11】 発泡弾性部材の周速がトナー担持体の
    周速の0.8倍以上であることを特徴とする請求項8記
    載の飛翔型画像形成装置。
JP9244080A 1997-09-09 1997-09-09 飛翔型画像形成装置 Pending JPH1178102A (ja)

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