JPH1178038A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JPH1178038A
JPH1178038A JP24873797A JP24873797A JPH1178038A JP H1178038 A JPH1178038 A JP H1178038A JP 24873797 A JP24873797 A JP 24873797A JP 24873797 A JP24873797 A JP 24873797A JP H1178038 A JPH1178038 A JP H1178038A
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浩一 鳥羽
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和彦 原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非印刷領域に設けられているインク受け部に
記録ヘッドを移動させる時間の短縮化を図ることのでき
るインクジェット式記録装置を提供する。 【解決手段】 非印刷領域に設けられ、記録ヘッド5、
6からのインクの空吐出を受けると共に、非印刷時に記
録ヘッド5、6を封止するキャップ装置12と、前記キ
ャップ装置12が設けられた非印刷領域と反対の側に設
けられたインク受け部10とを備え、前記インク受け部
10は紙ガイド板上にキャリッジの移動方向に沿って矩
形状に開口して形成されると共に、少なくとも印刷され
る記録用紙Pによって覆われない開口部分10bを有す
るように形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用紙の幅方向
に移動する複数のインクジェット式記録ヘッドを有し、
印刷データに一致して複数色のインクを記録用紙に噴射
してカラー画像を印刷するインクジェット式プリンタ
や、同一キャリッジに複数のインクジェット式記録ヘッ
ドを搭載して高い密度での印刷を可能としたインクジェ
ット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット式記録ヘッドを搭載した
記録装置は、印刷時の騒音が比較的小さく、しかも小さ
なドットを高い密度で形成できるため、カラー印刷を含
めた多くの印刷に使用されている。このような記録装置
は、圧力発生室で加圧したインクをノズルからインク滴
として記録用紙に吐出させてドットを形成している。こ
のため、印字品質の向上を図るためには記録用紙上での
滲みを防止する必要があり、インク溶媒の割合を可及的
に少なくしたり、蒸発しやすい材料が使用されている
が、これに起因して印刷中にノズル開口からインク溶媒
が蒸発してインクの粘度が上昇したり、また休止時にキ
ャップでノズル面を封止してもやはりノズル開口のイン
クの粘度が上昇し、インクの吐出に支障を来す。
【0003】このような問題を解消するために、例え
ば、特開昭54−9928号公報(特公昭61−532
30)に開示されているように印刷中においては所定時
間が経過した段階で記録ヘッドを非印刷領域に設けられ
ているインク溜め(インク受け部)に移動させて、ノズ
ル開口からインクを吐出させることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のイン
クジェット装置にあっては、印刷中においては所定時間
が経過した段階で、記録ヘッドを非印刷領域に設けられ
ているインク受け部に移動させて、ノズル開口からイン
クを吐出させているため、印字を一時中断して、キャリ
ッジをインク吐出位置まで移動させ、インクを吐出した
後、前記キャリッジを印字中断位置まで戻し、印字を再
開しなければならなかった。そのため、キャリッジが印
字中断位置に正確に戻って、印字を再開しないと印字の
ドットが乱れて印字が汚く、またインクを吐出した後、
前記キャリッジを印字中断位置まで戻し印字を再開する
ために、印刷速度が遅くなり印刷時間がかかるという問
題があった。
【0005】この問題を解決すべく、本願出願人は非印
刷領域に設けられているキャップ装置にインク受け部の
機能を持たせると共に、前記キャップ装置が設けられて
いる非印刷領域と反対側の非印刷領域に、更にインク受
け部を設けることを案出した。すなわち、インクジェッ
ト装置の左右に形成される非印刷領域にインク受け部、
キャップ装置を設け、印字の途中で中断することなく印
字終了後、キャリッジが左右の印字待機位置に移動した
ときインクを空吐出するかを判断し、空吐出を必要とす
る場合には、近接したインク受け部、キャップ装置にキ
ャリッジを移動させ、インクの空吐出を行うようにし
た。このようなインクジェット式記録装置にあっては、
印字が途中で中断されることがないため、印字のドット
の乱れがなく、また印刷時間を短くすることができる。
【0006】しかし、図7に示すように、インク受け部
101、キャップ装置102は印刷される記録用紙の外
側の非印刷領域に設けられ、しかもキャップ装置102
側を記録用紙の基準位置としている。そのため、例えば
印刷可能な記録用紙の最大サイズがA0サイズとして設
計されたインクジェット式記録装置では、その記録用紙
A0の外側の非印刷領域にインク受け部101が設けら
れる。
【0007】このように設計された装置で、例えばA4
サイズの記録用紙を印刷すると、記録ヘッド100は前
記インク受け部101まで移動し空吐出を行わなければ
ならず、その移動距離LはA0サイズの記録用紙の印
刷の場合(移動距離L)に比べて非常に大きくなる。
このようにインクの空吐出の度に、記録ヘッド100は
長い距離を移動するため、空吐出ための時間がかかり、
ひいては印刷時間がかかるという技術的課題があった。
【0008】本発明は、上記した技術的課題を解決する
ためになされたものであり、非印刷領域に設けられてい
るインク受け部に記録ヘッドを移動させる時間の短縮化
を図ることのできるインクジェット式記録装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような問題を解決す
るためになされた本発明は、非印刷領域に設けられ、記
録ヘッドからのインクの空吐出を受けると共に、非印刷
時に記録ヘッドを封止するキャップ装置と、前記キャッ
プ装置が設けられた非印刷領域と反対の側に設けられた
インク受け部とを備え、前記インク受け部は紙ガイド板
上にキャリッジの移動方向に沿って矩形状に開口して形
成されると共に、少なくとも印刷される記録用紙によっ
て覆われない開口部分を有するように形成されているこ
とを特徴とする。
【0010】また、本発明は非印刷領域に設けられ、記
録ヘッドからのインクの空吐出を受けると共に、非印刷
時に記録ヘッドを封止するキャップ装置と、前記キャッ
プ装置が設けられた非印刷領域と反対の側に設けられた
インク受け部とを備え、前記インク受け部は、紙ガイド
板上にキャリッジの移動方向に沿って、一定の間隔をも
って形成された複数の開口部からなり、少なくとも印刷
される記録用紙によって覆われない開口部を有するよう
に形成されていることを特徴とする。
【0011】ここで、前記開口部は、紙ガイド板上にキ
ャリッジの移動方向に沿って一定の間隔をもって形成さ
れ、前記間隔は前記記録ヘッドに形成されたノズル列の
間隔に対応しているのが望ましい。また、記録ヘッドに
はブラック、イエロ−、ノ−マルシアン、ライトシア
ン、ノ−マルマゼンダ、ライトマゼンダのインクを吐出
するノズル列が形成され、これら2つのノズル列が1つ
の開口部に対して吐出するように、前記開口部の間隔が
設定されているのが望ましい。また同様に、前記記録ヘ
ッドにはブラック、イエロ−、ノ−マルシアン、ノ−マ
ルマゼンダのインクを吐出するノズル列が形成され、こ
れら2つのノズル列が1つの開口部に対して吐出するよ
うに、前記開口部の間隔が設定されているのが望まし
く、また前記記録ヘッドにはブラック、ライトブラッ
ク、イエロ−、ライトイエロ−、ノ−マルシアン、ライ
トシアン、ノ−マルマゼンダ、ライトマゼンダのインク
を吐出するノズル列が形成され、これら2つのノズル列
が1つの開口部に対して吐出するように、前記開口部の
間隔が設定されているのが望ましい。
【0012】また、本発明は非印刷領域に設けられ、記
録ヘッドからのインクの空吐出を受けると共に、非印刷
時に記録ヘッドを封止するキャップ装置と、前記キャッ
プ装置が設けられた非印刷領域と反対の側に設けられた
インク受け部とを備え、このインク受け部は、記録用紙
を案内するガイドの一端部に、印刷される記録用紙によ
って覆われない開口部を形成し、前記ガイドの移動にと
もになって、前記開口部がキャリッジの移動方向に沿っ
て移動可能に構成されていることを特徴とする。
【0013】ここで、前記ガイドの一端部に形成された
インク受け部の両側には、紙ガイド板の開口部を覆う伸
縮部材が設けられているのが望ましく、また前記開口部
の下方にインク吸収部材を配設し、記録ヘッドから吐出
されたインクを吸収するように構成されているのが望ま
しい。
【0014】発明にかかるインクジェット式記録装置
は、前記した構成を有するため、記録用紙の側部近傍の
インク受け部においてインクの空吐出を行うことがで
き、記録ヘッドは、記録用紙の紙幅にかかわらず、前記
インク受け部まで移動距離を極力短くすることができ
る。その結果、空吐出を行うための時間の短縮化を図る
ことができ、ひいては印刷時間の短縮化を図ることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の詳細を図示
した実施形態に基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明のインクジェット式記録装
置の印刷機構周辺の概要を示すものであって、図中符号
1はキャリッジで、ガイド部材2に支持されるととも
に、タイミングベルト3を介してパルスモータ(図示せ
ず)に接続されていて、紙ガイド板4に平行に往復動可
能に構成されている。
【0017】キャリッジ1にはインク溶媒の蒸発速度が
異なるインクを吐出するノズル開口列を備えた記録ヘッ
ド、この実施形態ではインク乾燥度合が比較的高い黒色
印刷用インクを吐出するノズル開口列を備えた第1イン
クジェット式記録ヘッド5と、カラー印刷用インクを吐
出するノズル開口列を備えた第2インクジェット式記録
ヘッド6とが、印刷方向、キャリッジ1の移動方向に一
定の間隔で設けられ、これら各記録ヘッド5、6の上部
には黒色印刷用インクカートリッジ7と、カラー印刷用
インクカートリッジ8が着脱自在に搭載されている。
【0018】また、印刷領域外には各記録ヘッド5、6
からのインクの空吐出を受けると共に、非印刷時に記録
ヘッド5、6を封止するキャップ装置12が設けられて
いる。すなわち、このキャップ装置12はインク受け部
として機能すると共に、非印刷時に記録ヘッド5、6を
封止し、インク溶媒の蒸発を防止する機能を有する。
【0019】また、各記録ヘッド5、6からのインクの
吐出を受けるインク受け部10としての開口部10aが
設けられている。このインク受け部10は、紙ガイド板
上にキャリッジの移動方向に沿って、矩形状に開口して
形成されると共に、少なくとも印刷される記録用紙Pに
よって覆われない開口部分10bを有するように形成さ
れている。すなわち、インク受け部10は、記録装置で
印刷可能な記録用紙Pの最大紙幅と最小紙幅を考慮し、
記録用紙Pがインク受け部10上を通過する際、少なく
とも印刷される記録用紙Pによって覆われない開口部分
10bを有するように、所定の長さに形成される。具体
的に説明すると、前記キャップ装置側が記録用紙基準と
なっているため、インク受け部10は、印刷可能な最小
記録用紙の右側側縁部から、最大記録用紙の右側側縁部
の外側(非印刷領域)まで形成されている。
【0020】またその下方には配設されたインク吸収部
材(図示せず)が配設されている。なお、記録用紙Pの
紙幅が異なる用紙を印刷する場合には、給紙ガイドGの
左側ガイドG1を図の矢印方向に移動することによっ
て、紙幅に対応してガイド幅を調整することができるよ
うに構成されている。
【0021】このような構成によりフレキシブルケーブ
ル(図示せず)を介して図示しないヘッド駆動回路から
の駆動信号を受けると、一方向印字である場合には、図
1の矢印R方向に移動しながら記録ヘッド5、6はイン
クカ−トリッジ7、8からインクの供給を受け、対向配
置された記録用紙Pに黒色、及び有色のドットを形成す
る。また双方向印字である場合には、図1の矢印R方向
及び矢印L方向に移動しながら記録ヘッド5、6はイン
クカ−トリッジ7、8からインクの供給を受け、対向配
置された記録用紙Pに黒色、及び有色のドットを形成す
る。
【0022】このとき、前記矩形状のインク受け部10
は前記印刷状態にある記録用紙Pによってその一部が覆
われ、記録用紙Pの側縁部から外側(非印刷領域側)に
インク受け部10の一部が開口(図1において開口部1
0b)した状態となる。このインク受け部10は印刷可
能な最大印刷記録用紙幅、最小印刷記録用紙幅を考慮し
て、開口部10aの長さが形成されているため、記録用
紙Pの紙幅が変わっても、記録用紙Pの側縁部から外側
に、インク受け部10の一部が開口する。
【0023】そして、印刷中の記録用紙Pの紙幅を検出
すると共に、印刷時間、あるいは印刷中断中の時間を管
理し、所定時間経過した後、記録ヘッド5、6をキャッ
プ装置12あるいはインク受け部10の記録用紙Pによ
って覆われていない開口部10bに移動させ、インクの
空吐出を行う。
【0024】このように記録用紙Pの側端部近傍のイン
ク受け部において、インクの空吐出を行うことができる
ため、記録ヘッドの移動距離を極力短くすることができ
る。
【0025】次に、図2に基づいてインク受け部20の
変形例について説明する。
【0026】このインク受け部20は、紙ガイド板上に
キャリッジの移動方向に沿って、一定の間隔をもって複
数の開口部20〜20からなり、少なくとも印刷さ
れる記録用紙によって覆われない開口部(図2において
開口部20)を有するように形成されている。この1
つの開口部のキャッジ方向の長さは、記録ヘッド5、6
のすべてのノズル開口列を包含する長さに設定されてい
る。またその下方にはインク吸収部材(図示せず)が配
設されている。
【0027】そして記録用紙PがガイドGによって案内
されながら給紙されると、前記複数の開口部の一部は
(図2において開口部20〜20)、記録用紙Pに
よって覆われる。また記録用紙Pの側縁部から外側に
は、前記記録用紙Pによって覆われないインク受け部2
0(図2の開口部20)が開口する。
【0028】このように、インク受け部20が一定の間
隔を有する複数の開口部20〜20よって形成され
ているため、記録用紙Pの紙幅が変わっても、開口部2
〜20のうち、記録用紙Pによって覆われていな
い開口部20が存在する。
【0029】そして、印刷中の前記記録用紙Pの紙幅を
検出し、印刷時間あるいは印刷中断時間を管理し、所定
時間経過した場合には、記録ヘッド5、6を記録用紙の
側縁部近傍の非印刷領域に設けられた記録用紙Pによっ
て覆われていない開口部20に移動させ、インクの空
吐出を行う。このような構成によっても、前述の場合と
同様、記録ヘッドの移動距離を極力短くすることができ
る。
【0030】なお、上記変形例において、開口部のキャ
ッジ方向の長さを記録ヘッド5、6のすべてのノズル開
口列を包含する長さとして説明したが、1つの開口部の
キャッジ方向の長さを1つの記録ヘッドのノズル列を包
含する長さに設定してもよい。このように、1つの開口
部の長さが1つの記録ヘッドの長さに設定されている場
合には、記録用紙によって覆われていない開口部を少な
くとも記録ヘッドの数、すなわち2つの開口部が記録用
紙Pによって覆われないようにしなければならない。但
し、記録用紙Pによって覆われていない開口部を1つと
し、第1のインクジェット式記録ヘッド5(黒色印刷用
記録ヘッド)のみ空吐出を行うようにしてもよい。黒色
印刷用インクはカラ−印刷用インクと比べ、インク溶剤
が蒸発しやすく、粘性が増大しやすいためである。ま
た、上記変形例において、開口部が4つ設けられた場合
について説明したが、特にこの数に限定されるものでは
なく、適宜選定することができる。
【0031】更に、図3に基づいてインク受け部の変形
例について説明する。このインク受け部30は、フレ−
ム上にキャリッジの移動方向に沿って、一定の間隔をも
って複数の開口部30〜30とからなり、少なくと
も印刷される記録用紙Pによって覆われない開口部を有
するように形成されている。
【0032】前記間隔は、記録ヘッドに形成されたノズ
ル列の間隔に対応している。すなわち、図4に示すよう
に、記録ヘッドにはブラック、イエロ−、ノ−マルシア
ン、ライトシアン、ノ−マルマゼンダ、ライトマゼンダ
のインクを吐出するノズル開口列5a、6a〜6eが形
成されている。そして、これら2つのノズル列からのイ
ンクの空吐出を1つの開口部(図4において開口部30
、30、30)に対して行うことができるように
形成されている。またその下方には同様に配設されたイ
ンク吸収部材(図示せず)が配設されている。なお、図
4中の点線は、複数のノズルからなるノズル開口列を複
数列配設したノズルプレ−トPLを示している。
【0033】また図示しないが同様に、記録ヘッドにブ
ラック、イエロ−、ノ−マルシアン、ノ−マルマゼンダ
のインクを吐出するノズル列を形成し、これら2つのノ
ズル列が1つの開口部に対して吐出するように、前記開
口部の間隔を設定しても良く、また記録ヘッドにブラッ
ク、ライトブラック、イエロ−、ライトイエロ−、ノ−
マルシアン、ライトシアン、ノ−マルマゼンダ、ライト
マゼンダのインクを吐出するノズル列を形成し、これら
2つのノズル列が1つの開口部に対して吐出するよう
に、前記開口部の間隔を設定しても良い。
【0034】そして記録用紙がガイドGによって案内さ
れながら給紙されると、前記複数の開口部30〜30
のうち一部の開口部は記録用紙Pによって覆われ、ま
た記録用紙Pの側縁部から外側には、前記記録用紙Pに
よって覆われないインク受け部30(図3では、開口部
30〜30)が開口する。このように、インク受け
部30が一定の間隔を有する開口部30〜30よっ
て形成されているため、記録用紙Pの紙幅が変わって
も、記録用紙Pによって覆われていない開口部が存在す
る。
【0035】そして、印刷中の記録用紙の紙幅を検出
し、印刷時間、あるいは印刷中断時間を管理し、所定時
間経過した場合には、記録ヘッド5、6を記録用紙の側
縁部近傍の非印刷領域に設けられた記録用紙によって覆
われていない開口部10〜10に移動させ、インク
の空吐出を行う。
【0036】また、カラ−インクと黒色インクとを比べ
ると、黒色インクの方がインクの乾燥度合いが大きいた
め、黒色インクの空吐出をカラ−インクに比べて頻繁に
行う必要がある。そのため黒色インクのみ空吐出を行っ
ても良く、その場合には黒色インクに対応するノズル開
口列のみ開口部に位置させて空吐出を行うことにより、
記録ヘッドの移動量、空吐出時間を少なくすることがで
きる。
【0037】次に、図5、6に基づいてインク受け部の
変形例について説明する。このインク受け部40は、記
録用紙Pを案内するガイドの一端部に、印刷される記録
用紙Pによって覆われない開口部40aを形成し、前記
ガイドGの移動にともになって前記開口部40aがキ
ャリッジの移動方向に沿って移動可能に構成されてい
る。なお、この変形例にあっては、紙ガイド板にはキャ
リッジの移動方向に沿って開口部(図示せず)が形成さ
れており、その上を前記開口部40aが移動する。その
ため、前記フレ−ム上の開口部を通して、外部の塵、埃
が装置内に侵入するのを防止するため、前記ガイドの一
端部に形成されたインク受け部40の両側には、フレ−
ムの開口部を覆う伸縮部材41が設けられている。
【0038】以上のように構成されているため、記録用
紙PをガイドGにセットする際、ガイドGを移動させ
と、このガイドの移動に伴って、インク受け部40(開
口部40a)も移動し、記録用紙Pの側縁部から外側に
インク受け部40(開口部40)が位置する。このよう
に、インク受け部40が移動可能に形成されているた
め、記録用紙Pの紙幅が変わっても、インク受け部40
は記録用紙Pの側縁部から外側に位置し、開口した状態
となる。
【0039】そして、印刷時間あるいは印刷中断中の時
間を管理し、所定時間経過した場合には、記録ヘッド
5、6を記録用紙の側縁部近傍の非印刷領域のインク受
け部40に移動させ、インクの空吐出を行う。なお、記
録用紙をガイドするガイドGの一端部にキャリッジの移
動方向に沿って凹部を形成し、またその内部にインク吸
収部材が配設するように構成してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、記録用
紙の側部に近傍のインク受け部において、インクの空吐
出を行うことができるため、記録ヘッドはインク受け部
までの移動距離を極力少なくすることができる。その結
果、空吐出を行うための時間の短縮化を図ることがで
き、ひいては印刷時間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための、インクジ
ェット式記録装置の印刷機構周辺の概要を示す斜視図で
ある。
【図2】インク受け部の変形例を示す斜視図である。
【図3】インク受け部の他の変形例を示す斜視図であ
る。
【図4】図3のインク受け部の他の変形例におけるノズ
ル開口列と開口部の間隔との対応を示す図である。
【図5】インク受け部の他の変形例を示す平面図であ
る。
【図6】図5のインク受け部の他の変形例の動作状態を
示す平面図である。
【図7】記録ヘッドの移動距離を説明するための概略図
である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 ガイド部材 3 タイミングベルト 4 紙ガイド板 5 (第1インクジェット式)記録ヘッド 5a (第1インクジェット式)記録ヘッドのノ
ズル開口列 6 (第2インクジェット式)記録ヘッド 6a〜6e (第2インクジェット式)記録ヘッドのノ
ズル開口列 7 黒色印刷用インクカ−トリッジ 8 カラ−印刷用インクカ−トリッジ 10 インク受け部 10a 開口部 10b 開口部分 12 キャップ装置 20 インク受け部 20 開口部 20 開口部 20 開口部 20 開口部 30 インク受け部 30〜30開口部 40 インク受け部 40a 開口部 21 伸縮部材 P 記録用紙 G ガイド PL ノズルプレ−ト

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非印刷領域に設けられ、記録ヘッドから
    のインクの空吐出を受けると共に、非印刷時に記録ヘッ
    ドを封止するキャップ装置と、前記キャップ装置が設け
    られた非印刷領域と反対の側に設けられたインク受け部
    とを備え、前記インク受け部は紙ガイド板上にキャリッ
    ジの移動方向に沿って矩形状に開口して形成されると共
    に、少なくとも印刷される記録用紙によって覆われない
    開口部分を有するように形成されていることを特徴とす
    るインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 非印刷領域に設けられ、記録ヘッドから
    のインクの空吐出を受けると共に、非印刷時に記録ヘッ
    ドを封止するキャップ装置と、前記キャップ装置が設け
    られた非印刷領域と反対の側に設けられたインク受け部
    とを備え、前記インク受け部は、紙ガイド板上にキャリ
    ッジの移動方向に沿って、一定の間隔をもって形成され
    た複数の開口部からなり、少なくとも印刷される記録用
    紙によって覆われない開口部を有するように形成されて
    いることを特徴とするインクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 前記開口部は、紙ガイド板上にキャリッ
    ジの移動方向に沿って、紙ガイド板上にキャリッジの移
    動方向に沿って一定の間隔をもって形成され、前記間隔
    は記録ヘッドに複数列形成されたノズル列の間隔に対応
    していることを特徴とする請求項2に記載されたインク
    ジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドにはブラック、イエロ
    −、ノ−マルシアン、ライトシアン、ノ−マルマゼン
    ダ、ライトマゼンダのインクを吐出するノズル列が形成
    され、これら2つのノズル列が1つの開口部に対して吐
    出するように、前記開口部の間隔が設定されていること
    を特徴としている請求項2または請求項3に記載された
    インクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドにはブラック、イエロ
    −、ノ−マルシアン、ノ−マルマゼンダのインクを吐出
    するノズル列が形成され、これら2つのノズル列が1つ
    の開口部に対して吐出するように、前記開口部の間隔が
    設定されていることを特徴としている請求項2または請
    求項3に記載されたインクジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドにはブラック、ライトブ
    ラック、イエロ−、ライトイエロ−、ノ−マルシアン、
    ライトシアン、ノ−マルマゼンダ、ライトマゼンダのイ
    ンクを吐出するノズル列が形成され、これら2つのノズ
    ル列が1つの開口部に対して吐出するように、前記開口
    部の間隔が設定されていることを特徴としている請求項
    2または請求項3に記載されたインクジェット式記録装
    置。
  7. 【請求項7】 非印刷領域に設けられ、記録ヘッドから
    のインクの空吐出を受けると共に、非印刷時に記録ヘッ
    ドを封止するキャップ装置と、前記キャップ装置が設け
    られた非印刷領域と反対の側に設けられたインク受け部
    とを備え、このインク受け部は、記録用紙を案内するガ
    イドの一端部に、印刷される記録用紙によって覆われな
    い開口部を形成し、前記ガイドの移動にともになって前
    記開口部がキャリッジの移動方向に沿って移動可能に構
    成されていることを特徴とするインクジェット式記録装
    置。
  8. 【請求項8】前記ガイドの一端部に形成されたインク受
    け部の両側には、紙ガイド板の開口部を覆う伸縮部材が
    設けられていることを特徴とする請求項7に記載された
    インクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記開口部の下方にインク吸収部材を配
    設し、記録ヘッドから吐出されたインクを吸収するよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    8のいずれかに記載されたインクジェット式記録装置。
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JP2004090233A (ja) * 2002-08-29 2004-03-25 Canon Inc インクジェット記録装置

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