JPH1177489A - 工作機械の割り出し機構 - Google Patents
工作機械の割り出し機構Info
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- JPH1177489A JPH1177489A JP23577297A JP23577297A JPH1177489A JP H1177489 A JPH1177489 A JP H1177489A JP 23577297 A JP23577297 A JP 23577297A JP 23577297 A JP23577297 A JP 23577297A JP H1177489 A JPH1177489 A JP H1177489A
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- Japan
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- coupling
- base
- tool
- rotary
- fixed
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q16/00—Equipment for precise positioning of tool or work into particular locations not otherwise provided for
- B23Q16/02—Indexing equipment
- B23Q16/08—Indexing equipment having means for clamping the relatively movable parts together in the indexed position
- B23Q16/10—Rotary indexing
- B23Q16/102—Rotary indexing with a continuous drive
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Machine Tool Positioning Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 割り出しに要する時間を２ピース式のものよ
り短縮でき、また、カップリングの摩耗を防止して割り
出し精度の低下を回避できる工作機械の割り出し機構を
提供する。 【解決手段】 工具Ｔが取り付けられた刃物台本体１１
を支持プレート（ベース）９上に回転割り出し及びクラ
ンプ可能に搭載した複合加工旋盤の刃物台割り出し機構
において、上記刃物台本体１１が搭載された回転台２０
に固定された回転側カップリング２６と上記支持プレー
ト９側の固定台３１に固定された固定側カップリング２
７との両方に噛合する結合カップリング３２を進退自在
に設け、該結合カップリング３２の上記噛合解除方向の
動作により上記回転側カップリング２６と上記支持プレ
ート９との間に隙間ａを生じさせるスプリング３３（隙
間形成手段）を備える。
り短縮でき、また、カップリングの摩耗を防止して割り
出し精度の低下を回避できる工作機械の割り出し機構を
提供する。 【解決手段】 工具Ｔが取り付けられた刃物台本体１１
を支持プレート（ベース）９上に回転割り出し及びクラ
ンプ可能に搭載した複合加工旋盤の刃物台割り出し機構
において、上記刃物台本体１１が搭載された回転台２０
に固定された回転側カップリング２６と上記支持プレー
ト９側の固定台３１に固定された固定側カップリング２
７との両方に噛合する結合カップリング３２を進退自在
に設け、該結合カップリング３２の上記噛合解除方向の
動作により上記回転側カップリング２６と上記支持プレ
ート９との間に隙間ａを生じさせるスプリング３３（隙
間形成手段）を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具又はワークが
取り付けられる回転部をベース上に回転割り出し及びク
ランプ可能に搭載した工作機械の割り出し機構、例えば
複合加工旋盤の刃物台割り出し機構に関する。
取り付けられる回転部をベース上に回転割り出し及びク
ランプ可能に搭載した工作機械の割り出し機構、例えば
複合加工旋盤の刃物台割り出し機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、コラムのベース上に台座を旋
回自在に搭載し、該台座に刃物台本体を固定し、該刃物
台本体の工具主軸に旋削工具や回転工具を装着し、上記
刃物台本体を所定の角度位置に割り出してクランプし、
旋削加工と回転工具加工の両方を行うことができるよう
にした複合加工旋盤がある。
回自在に搭載し、該台座に刃物台本体を固定し、該刃物
台本体の工具主軸に旋削工具や回転工具を装着し、上記
刃物台本体を所定の角度位置に割り出してクランプし、
旋削加工と回転工具加工の両方を行うことができるよう
にした複合加工旋盤がある。
【０００３】上記刃物台本体の回転割り出し，クランプ
を行う割り出し機構として、従来、上記台座，ベースに
それぞれ回転側，固定側カップリングを対向させて設け
る２ピース式のものや、上記回転側，固定側カップリン
グを同軸をなすように配置し、該両方のカップリングに
噛合する第３の結合カップリングを進退可能に配置した
３ピース式のものがある。
を行う割り出し機構として、従来、上記台座，ベースに
それぞれ回転側，固定側カップリングを対向させて設け
る２ピース式のものや、上記回転側，固定側カップリン
グを同軸をなすように配置し、該両方のカップリングに
噛合する第３の結合カップリングを進退可能に配置した
３ピース式のものがある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
２ピース式の割り出し機構では、割り出し時に刃物台本
体全体を上記両カップリングの噛合が解除される位置ま
で移動させる必要があり、それだけ割り出し時の動作量
が大きくなり、それだけ割り出し時間が長くなるととも
に、装置が大掛かりとなる問題がある。
２ピース式の割り出し機構では、割り出し時に刃物台本
体全体を上記両カップリングの噛合が解除される位置ま
で移動させる必要があり、それだけ割り出し時の動作量
が大きくなり、それだけ割り出し時間が長くなるととも
に、装置が大掛かりとなる問題がある。
【０００５】また、上記従来の３ピース式の割り出し機
構では、刃物台本体の旋回時に、刃物台本体を支持する
台座に取り付けられた回転側カップリングがベースに接
触して摺動することから、該回転側カップリングが摩耗
するので、旋回動作をくり返すことにより、クランプ時
の割り出し精度が低下し易いという問題がある。
構では、刃物台本体の旋回時に、刃物台本体を支持する
台座に取り付けられた回転側カップリングがベースに接
触して摺動することから、該回転側カップリングが摩耗
するので、旋回動作をくり返すことにより、クランプ時
の割り出し精度が低下し易いという問題がある。
【０００６】本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、割り出しに要する時間を２ピース式のものよ
り短縮でき、また、回転側カップリングの摩耗を防止し
て、クランプ時の割り出し精度の低下を回避できる工作
機械の割り出し機構を提供することを課題としている。
たもので、割り出しに要する時間を２ピース式のものよ
り短縮でき、また、回転側カップリングの摩耗を防止し
て、クランプ時の割り出し精度の低下を回避できる工作
機械の割り出し機構を提供することを課題としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、工具又はワー
クが取り付けられる回転部をベース上に回転割り出し及
びクランプ可能に搭載した工作機械の割り出し機構にお
いて、上記回転部に固定された回転側カップリングと上
記ベース側に固定された固定側カップリングとの両方に
噛合する結合カップリングを進退自在に設け、該結合カ
ップリンクの上記噛合解除方向の動作により上記回転側
カップリングと上記ベースとの間に隙間を生じさせる隙
間形成手段を備えたことを特徴としている。
クが取り付けられる回転部をベース上に回転割り出し及
びクランプ可能に搭載した工作機械の割り出し機構にお
いて、上記回転部に固定された回転側カップリングと上
記ベース側に固定された固定側カップリングとの両方に
噛合する結合カップリングを進退自在に設け、該結合カ
ップリンクの上記噛合解除方向の動作により上記回転側
カップリングと上記ベースとの間に隙間を生じさせる隙
間形成手段を備えたことを特徴としている。
【０００８】
【発明の作用効果】本発明に係る工作機械の割り出し機
構によれば、回転部に固定された回転側カップリングと
ベース側に固定された固定側カップリングとの両方に噛
合する結合カップリングを進退自在に設けた３ピースカ
ップリング式としたので、クランプ動作においては結合
カップリングを進退させるだけで済むから、回転部全体
を移動させる従来の２ピースカップリング式に比較して
割り出し時間を短縮できる。
構によれば、回転部に固定された回転側カップリングと
ベース側に固定された固定側カップリングとの両方に噛
合する結合カップリングを進退自在に設けた３ピースカ
ップリング式としたので、クランプ動作においては結合
カップリングを進退させるだけで済むから、回転部全体
を移動させる従来の２ピースカップリング式に比較して
割り出し時間を短縮できる。
【０００９】また、結合カップリンクの噛合解除方向の
動作により上記回転側カップリングと上記ベースとの間
に隙間を生じさせるようにしたので、割り出し時に回転
部に取り付けられ該回転部とともに回転する回転側カッ
プリングがベースに擦れるのを防止して該回転部側カッ
プリングの摩耗を防止でき、もってクランプ動作により
割り出し精度が低下するのを防止することができる。
動作により上記回転側カップリングと上記ベースとの間
に隙間を生じさせるようにしたので、割り出し時に回転
部に取り付けられ該回転部とともに回転する回転側カッ
プリングがベースに擦れるのを防止して該回転部側カッ
プリングの摩耗を防止でき、もってクランプ動作により
割り出し精度が低下するのを防止することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図１ないし図４は本発明の一
実施形態による複合加工旋盤の刃物台割り出し機構を説
明するための図であり、図１，図２は上記複合加工旋盤
の斜視図，左側面図、図３は上記割り出し機構の断面
図、図４は図３の要部の拡大断面図である。なお、図４
において、軸線Ａより左側部分はクランプ状態を、右側
部分はアンクランプ状態をそれぞれ示している。
図面に基づいて説明する。図１ないし図４は本発明の一
実施形態による複合加工旋盤の刃物台割り出し機構を説
明するための図であり、図１，図２は上記複合加工旋盤
の斜視図，左側面図、図３は上記割り出し機構の断面
図、図４は図３の要部の拡大断面図である。なお、図４
において、軸線Ａより左側部分はクランプ状態を、右側
部分はアンクランプ状態をそれぞれ示している。
【００１１】図において、１は旋削加工と回転工具加工
の両方を行うことができるようにした複合加工旋盤（工
作機械）であり、該複合加工旋盤１は、ベッド２の正面
から見て右側に心押台３を左右移動可能に配置し、左側
に主軸台４を固定配置し、奥側に往復台５を左右移動可
能に配置し、該往復台５上に刃物台８を搭載した概略構
造を備えている。
の両方を行うことができるようにした複合加工旋盤（工
作機械）であり、該複合加工旋盤１は、ベッド２の正面
から見て右側に心押台３を左右移動可能に配置し、左側
に主軸台４を固定配置し、奥側に往復台５を左右移動可
能に配置し、該往復台５上に刃物台８を搭載した概略構
造を備えている。
【００１２】上記主軸台４にはワークを把持するチャッ
ク６が設けられ、該チャック６は主軸モータ（図示せ
ず）により回転駆動される。また上記心押台３には上記
チャック６とでワークを保持するためのセンタ７が設け
られている。なお、３５は制御盤である。
ク６が設けられ、該チャック６は主軸モータ（図示せ
ず）により回転駆動される。また上記心押台３には上記
チャック６とでワークを保持するためのセンタ７が設け
られている。なお、３５は制御盤である。
【００１３】上記刃物台８は、上記往復台５の前下がり
の傾斜面５ａ上に支持プレート（ベース）９を斜め前後
方向に移動可能に配置し、該支持プレート９上に回転割
り出し機構１０を介して刃物台本体１１を旋回自在に支
持した概略構造を有している。
の傾斜面５ａ上に支持プレート（ベース）９を斜め前後
方向に移動可能に配置し、該支持プレート９上に回転割
り出し機構１０を介して刃物台本体１１を旋回自在に支
持した概略構造を有している。
【００１４】上記刃物台本体１１は、先端部に工具Ｔが
着脱可能に装着された工具主軸１４と、該工具主軸１４
を回転自在に支持する工具主軸台１２と、該工具主軸台
１２上に搭載され、上記工具主軸１４を回転駆動するス
ピンドルモータ１３とを備えている。なお、上記スピン
ドルモータ１３の回転軸１３ａの回転は伝動ベルト１３
ｂを介して上記工具主軸１４に伝達される。
着脱可能に装着された工具主軸１４と、該工具主軸１４
を回転自在に支持する工具主軸台１２と、該工具主軸台
１２上に搭載され、上記工具主軸１４を回転駆動するス
ピンドルモータ１３とを備えている。なお、上記スピン
ドルモータ１３の回転軸１３ａの回転は伝動ベルト１３
ｂを介して上記工具主軸１４に伝達される。
【００１５】上記回転割り出し機構１０は、図３，図４
に示すように、上記刃物台本体１１を支持する回転台２
０と、該回転台２０内にこれと同軸をなすように配置さ
れ、上記支持プレート９にボルト３０により締め付け固
定された固定台３１と、上記回転台２０を所定の割り出
し角度位置に回転駆動する駆動機構４３と、上記回転台
２０を所定の割り出し角度位置にクランプするクランプ
機構２１とを備えている。
に示すように、上記刃物台本体１１を支持する回転台２
０と、該回転台２０内にこれと同軸をなすように配置さ
れ、上記支持プレート９にボルト３０により締め付け固
定された固定台３１と、上記回転台２０を所定の割り出
し角度位置に回転駆動する駆動機構４３と、上記回転台
２０を所定の割り出し角度位置にクランプするクランプ
機構２１とを備えている。
【００１６】上記回転台２０は、上記刃物台本体１１を
支持する円盤状の上面板２０ａと、該上面板２０ａの下
面にボルト２５ａにより固定された環状の中間板２０ｂ
と、該中間板２０ｂの下面にボルト２５ｂにより固定さ
れた外側シリンダ部材２０ｃとから構成されている。
支持する円盤状の上面板２０ａと、該上面板２０ａの下
面にボルト２５ａにより固定された環状の中間板２０ｂ
と、該中間板２０ｂの下面にボルト２５ｂにより固定さ
れた外側シリンダ部材２０ｃとから構成されている。
【００１７】上記クランプ機構２１は、上記回転台２０
を構成する外側シリンダ部材２０ｃの下端面にボルト２
５ｃで固定された平面視環状の回転側カップリング２
６、該回転側カップリング２６の内側に同軸をなすよう
に配置され、上記支持プレート９の上面にボルト２５ｄ
により固定された平面視環状の固定側カップリング２７
と、上記外側シリンダ部材２０ｃの内周面と内側シリン
ダ部材として機能する上記固定台３１の外周面とで形成
された環状のシリンダ空間内に軸方向に摺動自在に配設
された平面視環状の結合カップリング３２とで構成され
ている。なお、上記外側シリンダ部材２０ｃの内周面と
結合カップリング３２の外周面との間には相対回転可能
の隙間が設けられている。
を構成する外側シリンダ部材２０ｃの下端面にボルト２
５ｃで固定された平面視環状の回転側カップリング２
６、該回転側カップリング２６の内側に同軸をなすよう
に配置され、上記支持プレート９の上面にボルト２５ｄ
により固定された平面視環状の固定側カップリング２７
と、上記外側シリンダ部材２０ｃの内周面と内側シリン
ダ部材として機能する上記固定台３１の外周面とで形成
された環状のシリンダ空間内に軸方向に摺動自在に配設
された平面視環状の結合カップリング３２とで構成され
ている。なお、上記外側シリンダ部材２０ｃの内周面と
結合カップリング３２の外周面との間には相対回転可能
の隙間が設けられている。
【００１８】上記結合カップリング３２は上記両カップ
リング２６，２７に対向して軸線Ａ方向に進退するよう
になっており、該結合カップリング３２の下端面には上
記カップリング２６，２７の上端面に形成された噛合歯
２６ａ，２７ａと結合する噛合歯３２ａが形成されてい
る。
リング２６，２７に対向して軸線Ａ方向に進退するよう
になっており、該結合カップリング３２の下端面には上
記カップリング２６，２７の上端面に形成された噛合歯
２６ａ，２７ａと結合する噛合歯３２ａが形成されてい
る。
【００１９】また、上記固定台３１内には、該固定台３
１と上記結合カップリング３２とで形成された油室３６
に作動油を供給する油通路３１ａが形成されている。該
油室３６に作動油が油通路３１ａを介して所定の油圧で
もって供給されると、上記結合カップリンク３２が下降
し、これの噛合歯３２ａが上記両カップンリング２６，
２７の噛合歯２６ａ，２７ａの両方に噛合し、刃物台本
体１１はその角度位置にクランプされる。なお、３７
は、上記油室３６からの油圧の漏れを防止するシール部
材である。
１と上記結合カップリング３２とで形成された油室３６
に作動油を供給する油通路３１ａが形成されている。該
油室３６に作動油が油通路３１ａを介して所定の油圧で
もって供給されると、上記結合カップリンク３２が下降
し、これの噛合歯３２ａが上記両カップンリング２６，
２７の噛合歯２６ａ，２７ａの両方に噛合し、刃物台本
体１１はその角度位置にクランプされる。なお、３７
は、上記油室３６からの油圧の漏れを防止するシール部
材である。
【００２０】上記固定側カップリング２７に形成された
穴２７ｂ内には、上記結合カップリング３２を図４上方
に押圧付勢するスプリング（隙間形成手段）３３が配設
されている。上記油通路３１ａが外方に開放されると上
記油室３６内の作動油が外部に排出されるとともに、上
記結合カップリング３２が上昇して上記クランプが解除
される。またこの時、結合カップリング３２の上端部３
２ｂが上記中間板２０ｂの下面に固定されたすべり軸受
３４の下面に当接し、これにより上記固定台２０全体が
上記クランプ状態の位置よりも僅かに（例えば0.2mm 程
度) 突き上げられる。
穴２７ｂ内には、上記結合カップリング３２を図４上方
に押圧付勢するスプリング（隙間形成手段）３３が配設
されている。上記油通路３１ａが外方に開放されると上
記油室３６内の作動油が外部に排出されるとともに、上
記結合カップリング３２が上昇して上記クランプが解除
される。またこの時、結合カップリング３２の上端部３
２ｂが上記中間板２０ｂの下面に固定されたすべり軸受
３４の下面に当接し、これにより上記固定台２０全体が
上記クランプ状態の位置よりも僅かに（例えば0.2mm 程
度) 突き上げられる。
【００２１】上記中間板２０ｂの内周面と上記固定台３
１の上端部外周面との間には、ベアリング３８が介設さ
れている。該上記ベアリング３８のインナレース３８ａ
は、位置調整用のスプリング３９により図４上方に押圧
付勢した状態でロックナット４０を締め込むことにより
高さ方向の位置決めがなされる。またアウタレース３８
ｂはストッパ４２をボルト４１で締め付けることにより
位置決め固定される。なお、上記インナレース３８ａの
位置調整は、上記中間板２０ｂが結合カップリング３２
により上方に突き上げられた状態で行われる。
１の上端部外周面との間には、ベアリング３８が介設さ
れている。該上記ベアリング３８のインナレース３８ａ
は、位置調整用のスプリング３９により図４上方に押圧
付勢した状態でロックナット４０を締め込むことにより
高さ方向の位置決めがなされる。またアウタレース３８
ｂはストッパ４２をボルト４１で締め付けることにより
位置決め固定される。なお、上記インナレース３８ａの
位置調整は、上記中間板２０ｂが結合カップリング３２
により上方に突き上げられた状態で行われる。
【００２２】上記回転駆動機構４３は、上記支持プレー
ト９の収容凹部９ａ内に配置された平面視環状の回転ギ
ヤ４４をボルト４４ａで上記回転側カップリング２６の
下面に固定し、該回転ギヤ４４に中間ギヤ４５，４６を
介して割り出しモータ４８の駆動ギヤ４７を噛合させた
構造となっている。これににより、割り出しモータ４８
の回転が所定のギヤ比で減速されつつ上記回転ギヤ４４
に伝達され、刃物台本体１１が回転割り出しされる。
ト９の収容凹部９ａ内に配置された平面視環状の回転ギ
ヤ４４をボルト４４ａで上記回転側カップリング２６の
下面に固定し、該回転ギヤ４４に中間ギヤ４５，４６を
介して割り出しモータ４８の駆動ギヤ４７を噛合させた
構造となっている。これににより、割り出しモータ４８
の回転が所定のギヤ比で減速されつつ上記回転ギヤ４４
に伝達され、刃物台本体１１が回転割り出しされる。
【００２３】次に、本実施形態の割り出し機構による動
作及び作用効果を説明する。上記刃物台本体１１の割り
出し前の状態では、図４の軸線Ａより左側部分に示すよ
うに、上記油室３６内に油通路３１ａを通って作動油が
供給され、結合カップリング３２が図示下方に押圧され
て下降し、該結合カップリング３２の噛合歯３２ａが上
記回転側，固定側カップリング２６，２７の噛合歯２６
ａ，２７ａと噛合しており、これにより上記刃物台本体
１１は支持プレート９上に所定の割り出し角度位置に固
定（クランプ）されている。なお、この状態では上記回
転側カップリング２６の下端面は支持プレート９の上面
に当接している。
作及び作用効果を説明する。上記刃物台本体１１の割り
出し前の状態では、図４の軸線Ａより左側部分に示すよ
うに、上記油室３６内に油通路３１ａを通って作動油が
供給され、結合カップリング３２が図示下方に押圧され
て下降し、該結合カップリング３２の噛合歯３２ａが上
記回転側，固定側カップリング２６，２７の噛合歯２６
ａ，２７ａと噛合しており、これにより上記刃物台本体
１１は支持プレート９上に所定の割り出し角度位置に固
定（クランプ）されている。なお、この状態では上記回
転側カップリング２６の下端面は支持プレート９の上面
に当接している。
【００２４】上記刃物台本体１１の割り出し動作におい
ては、図４の軸線Ａより右側部分に示すように、上記油
通路３１ａが外方に開放され、上記結合カップリング３
２がスプリング３３のばね力により上昇し、これに伴っ
て上記油室３６内の作動油が油通路３１ａを通って排出
され、該結合カップリング３２の噛合歯３２ａと上記両
カップリング２６，２７の噛合歯２６ａ，２７ａとの噛
合が外れ、上記クランプが解除される。
ては、図４の軸線Ａより右側部分に示すように、上記油
通路３１ａが外方に開放され、上記結合カップリング３
２がスプリング３３のばね力により上昇し、これに伴っ
て上記油室３６内の作動油が油通路３１ａを通って排出
され、該結合カップリング３２の噛合歯３２ａと上記両
カップリング２６，２７の噛合歯２６ａ，２７ａとの噛
合が外れ、上記クランプが解除される。
【００２５】上記結合カップリング３２の上昇により、
該結合カップリング３２の上端部３２ｂが上記すべり軸
受３４を上方に突き上げ、これにより上記回転台２０全
体が僅かに上昇し、上記回転側カップリング２６の下端
面と上記支持プレート９との間に隙間ａが形成される。
該結合カップリング３２の上端部３２ｂが上記すべり軸
受３４を上方に突き上げ、これにより上記回転台２０全
体が僅かに上昇し、上記回転側カップリング２６の下端
面と上記支持プレート９との間に隙間ａが形成される。
【００２６】上記回転側カップリング２６の下端面と上
記支持プレート９の上端面との間に隙間ａが形成された
状態で上記割り出しモータ４８が回転し、この回転が歯
車４７〜４４を介して上記回転台２０に伝達され、上記
刃物台本体１１が所定の角度位置に割り出される。従っ
て、回転側カップリング２６の下端面と支持プレート９
の上端面との間には摩擦が発生することはない。なお、
上記ベアリング３８のインナレース３８ａの軸方向の位
置決めは、上述のように、上記結合カップリング３２が
回転台２０を上方に突き上げた状態で正規の位置になる
ように上記ロックナット４０の締め込み量が調整されて
いるので、回転台２０の回転に支障が生じることはな
い。また、結合カップリング３２の上端部３２ｂはすべ
り軸受３４との間で摺動するので、該結合カップリング
３２が異常摩耗することはない。。
記支持プレート９の上端面との間に隙間ａが形成された
状態で上記割り出しモータ４８が回転し、この回転が歯
車４７〜４４を介して上記回転台２０に伝達され、上記
刃物台本体１１が所定の角度位置に割り出される。従っ
て、回転側カップリング２６の下端面と支持プレート９
の上端面との間には摩擦が発生することはない。なお、
上記ベアリング３８のインナレース３８ａの軸方向の位
置決めは、上述のように、上記結合カップリング３２が
回転台２０を上方に突き上げた状態で正規の位置になる
ように上記ロックナット４０の締め込み量が調整されて
いるので、回転台２０の回転に支障が生じることはな
い。また、結合カップリング３２の上端部３２ｂはすべ
り軸受３４との間で摺動するので、該結合カップリング
３２が異常摩耗することはない。。
【００２７】そして上記油室３６に油圧が供給され、結
合カップリング３２が下降し、該結合カップリング３２
の噛合歯３２ａが回転側，固定側カップリング２６，２
７の噛合歯２６ａ，２７ａに噛合し、その結果、上記刃
物台本体１１は上記割り出された位置にクランプされ
る。
合カップリング３２が下降し、該結合カップリング３２
の噛合歯３２ａが回転側，固定側カップリング２６，２
７の噛合歯２６ａ，２７ａに噛合し、その結果、上記刃
物台本体１１は上記割り出された位置にクランプされ
る。
【００２８】このように本実施形態では、割り出し機構
１０を、回転側カップリング２６，固定側カップリング
２７に対して油圧により結合カップリング３２を進退さ
せる構成としたので、クランプ動作は結合カップリング
３２のみの進退により行われることとなり、従って刃物
台全体を上下動させる２カップリング式のものに比較し
て割り出し時間を短縮できる。
１０を、回転側カップリング２６，固定側カップリング
２７に対して油圧により結合カップリング３２を進退さ
せる構成としたので、クランプ動作は結合カップリング
３２のみの進退により行われることとなり、従って刃物
台全体を上下動させる２カップリング式のものに比較し
て割り出し時間を短縮できる。
【００２９】また該結合カップリング３２のクランプ解
除動作にともなって回転台２０を僅かに突き上げて回転
側カップリング２６の下面と支持プレート９の上面との
間に隙間ａを形成するようにしたので、割り出し動作に
当たって回転側カップリング２６の下端面と支持プレー
ト９の上面とが擦れ合うことはなく、従って摩擦による
摩耗を回避でき、旋回動作をくり返すことによってクラ
ンプ時の割り出し精度が低下するといった問題を回避で
きる。
除動作にともなって回転台２０を僅かに突き上げて回転
側カップリング２６の下面と支持プレート９の上面との
間に隙間ａを形成するようにしたので、割り出し動作に
当たって回転側カップリング２６の下端面と支持プレー
ト９の上面とが擦れ合うことはなく、従って摩擦による
摩耗を回避でき、旋回動作をくり返すことによってクラ
ンプ時の割り出し精度が低下するといった問題を回避で
きる。
【００３０】なお、上記実施形態では、複合加工旋盤の
刃物台の割り出し機構に本発明を適用した場合を説明し
たが、本発明の適用範囲はこのような刃物台に限定され
るものではない。本発明は、例えば横型マシニングセン
タにおける旋回テーブルにも適用可能であり、要は工具
又はワークが取付けられた回転部をベース上に回転割り
出し及びクランプ可能に搭載した工作機械であれば何れ
にも適用可能である。
刃物台の割り出し機構に本発明を適用した場合を説明し
たが、本発明の適用範囲はこのような刃物台に限定され
るものではない。本発明は、例えば横型マシニングセン
タにおける旋回テーブルにも適用可能であり、要は工具
又はワークが取付けられた回転部をベース上に回転割り
出し及びクランプ可能に搭載した工作機械であれば何れ
にも適用可能である。
【図１】本発明の一実施形態による割り出し機構を備え
た複合加工旋盤の斜視図である。
た複合加工旋盤の斜視図である。
【図２】上記複合加工旋盤の左側面図である。
【図３】上記割り出し機構の断面図である。
【図４】図３の要部の拡大断面図である。
１ 複合加工旋盤（工作機械） ９ 支持プレート（ベース） １０ 割り出し機構 １１ 刃物台本体（回転部） ２１ クランプ機構 ２６，２７ 回転側，固定側カップリング ３２ 結合カップリング ３３ スプリング（隙間形成手段） Ｔ 工具
Claims (1)
- 【請求項１】 工具又はワークが取り付けられる回転部
をベース上に回転割り出し及びクランプ可能に搭載した
工作機械の割り出し機構において、上記回転部に固定さ
れた回転側カップリングと上記ベース側に固定された固
定側カップリングとの両方に噛合する結合カップリング
を進退自在に設け、該結合カップリンクの上記噛合解除
方向の動作により上記回転側カップリングと上記ベース
との間に隙間を生じさせる隙間形成手段を備えたことを
特徴とする工作機械の割り出し機構。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23577297A JPH1177489A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 工作機械の割り出し機構 |
| EP98116457A EP0899057A1 (en) | 1997-09-01 | 1998-08-31 | Indexing mechanism for machine tools |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23577297A JPH1177489A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 工作機械の割り出し機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1177489A true JPH1177489A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=16991019
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23577297A Pending JPH1177489A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 工作機械の割り出し機構 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0899057A1 (ja) |
| JP (1) | JPH1177489A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8323074B2 (en) | 2005-08-03 | 2012-12-04 | Ntn Corporation | Brake disk braking surface processing device |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE60112128T2 (de) * | 2001-04-30 | 2006-04-20 | Duplomatic Automazione S.P.A., Busto Arsizio | Multifunktionaler positionsmechanismus als träger für werkzeughalter |
| JP4727917B2 (ja) | 2003-11-06 | 2011-07-20 | 津田駒工業株式会社 | インデックステーブル |
| JP4320241B2 (ja) * | 2003-11-07 | 2009-08-26 | 津田駒工業株式会社 | インデックステーブル |
| JP4632344B2 (ja) * | 2003-12-18 | 2011-02-16 | 株式会社森精機製作所 | ボーリングバーマガジンを有する工作機械 |
| EP2620252B1 (en) * | 2012-01-30 | 2014-09-17 | Hurco Companies Inc. | Turntable for supporting parts and/or tool holder units for machine tools |
| JP5607690B2 (ja) | 2012-08-01 | 2014-10-15 | ファナック株式会社 | 回転テーブルを備えた工作機械 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1199050A (en) * | 1981-10-26 | 1986-01-07 | Daniel J. Pieczulewski | Rotary index table with fluid pressure preloaded bearings |
| JPH0671542A (ja) * | 1992-08-26 | 1994-03-15 | Toyoda Mach Works Ltd | 割出しテーブル |
| US5682658A (en) * | 1996-03-04 | 1997-11-04 | Utica Enterprises, Inc. | Rotary index table assembly |
-
1997
- 1997-09-01 JP JP23577297A patent/JPH1177489A/ja active Pending
-
1998
- 1998-08-31 EP EP98116457A patent/EP0899057A1/en not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8323074B2 (en) | 2005-08-03 | 2012-12-04 | Ntn Corporation | Brake disk braking surface processing device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0899057A1 (en) | 1999-03-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000905 |