JPH1176263A - 歯科用ハンドピース - Google Patents

歯科用ハンドピース

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JPH1176263A
JPH1176263A JP9237975A JP23797597A JPH1176263A JP H1176263 A JPH1176263 A JP H1176263A JP 9237975 A JP9237975 A JP 9237975A JP 23797597 A JP23797597 A JP 23797597A JP H1176263 A JPH1176263 A JP H1176263A
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JP
Japan
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handpiece
contact surface
titanium compound
removal
sliding contact
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Hiroshi Sudo
博 須藤
Shinichi Nakayama
真一 中山
Shiyuusuke Kimura
集亮 木村
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Original Assignee
Morita Tokyo Manufacturing Corp
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    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
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    • A61C1/08Machine parts specially adapted for dentistry
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    • A61C17/20Power-driven cleaning or polishing devices using ultrasonics

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Abstract

(57)【要約】 【課題】歯科用ハンドピースの挿脱部の摺接面は、頻繁
な挿脱により摩耗や傷生成があり、また関連するOリン
グも傷生成、剥離、切れ等を生じ、挿脱の困難や、エア
・水漏れを生じ、作業に支障を来すことがあった。これ
らの不具合を生じない長寿命化歯科用ハンドピースを提
供する。 【解決手段】歯科用ハンドピースの挿脱部材の摺接面
に、硬質チタン化合物コーティグ層を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用のハンドピ
ースに関し、特にその中の挿脱部材を改善した歯科用ハ
ンドピースに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】歯科で使
用されるハンドピースは、マイクロモータ、エアタービ
ン等によって回転し、切削するための刃物等を保持する
ハンドピース部と、その駆動源として電気、エアー、水
等を供給するためのハンドピースホース部とからなるも
の、あるいは、振動子を保持するスケーラのハンドピー
ス部や、エアーと水をミックスして放射するシリンジの
ハンドピース部及びその駆動、供給源のハンドピースホ
ース部とよりなるものがあるが、その使用に当たって
は、例えばマイクロモータハンドピースにおいては、ハ
ンドピースとマイクロモータ及び、マイクロモータとハ
ンドピースホースコネクタを、それぞれ用途、目的の異
なる数種類のハンドピースを着け替えるため、あるいは
滅菌、消毒のため、相互に頻繁に挿脱が行われる。そし
て、従来ハンドピースの挿脱部材の摺接面は、金属地の
ままかあるいは、アルマイト処理や工業用クロムメッキ
等の表面処理が行われていた。しかし、前記挿脱部の挿
脱により摺接面に摩耗が生じ、また、傷が付き、さらに
摺接面の摩耗や傷が次第に進んでくると、挿脱、分離の
作業に大きな力を必要とし、傷が増大し、終いには挿
脱、分離ができなくなることがあり、治療や作業に支障
を来すことがあった。また、ハンドピースとマイクロモ
ータとの挿脱摺接面の一部には、ハンドピースに水とエ
アを漏れなく供給するためにOリングが嵌着されている
が、前記挿脱部の摩耗や傷により、それに摺接するOリ
ングに、傷、剥離、切れ等が発生して、水漏れ、エア漏
れ等の不具合が生じ、治療や作業に支障を来すことがあ
った。また、スケーラにおいても、エアスケーラ、超音
波スケーラのハンドピース及びハンドピースホースコネ
クタの交換挿脱による挿脱部材の摺接面に摩耗や傷が発
生し、関連するOリングとともに前記のように不具合が
発生することがあった。さらに、シリンジにおいても、
前頭部のノズルとシリンジのハンドピース及び、ハンド
ピースとハンドピースホースコネクタは、主として滅
菌、消毒のために作業の都度挿脱が行われるが、その際
に挿脱部の摩耗や傷が発生し、関連するOリングととも
に前記のような不具合が発生することがあった。本発明
は、上記のような不具合を防止し、治療や作業効率の向
上を図るハンドピースを提供する。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記に鑑み
鋭意研究の結果、次の手段によりこの課題を解決した。 (1)歯科用のハンドピースにおいて、ハンドピースの
挿脱部材の摺接面に硬質チタン化合物コーティング層を
施したことを特徴とする歯科用ハンドピース。 (2)ハンドピースの硬質チタン化合物コーティング層
が施された挿脱部材の摺接面の一部にOリングが介在し
てなることを特徴とする(1)項に記載の歯科用ハンド
ピース。 (3)ハンドピースがマイクロモータハンドピースであ
ることを特徴とする(1)項又は(2)項に記載の歯科
用ハンドピース。 (4)ハンドピースがエアタービンハンドピースである
ことを特徴とする(1)項又は(2)項に記載の歯科用
ハンドピース。 (5)ハンドピースがエアスケーラ又は超音波スケーラ
であることを特徴とする(1)項又は(2)項に記載の
歯科用ハンドピース。 (6)ハンドピースが少なくとも1つの流体の噴出口を
ノズルの先端に備えたシリンジてあることを特徴とする
(1)項又は(2)項に記載の歯科用ハンドピース。 (7)チタン化合物が、窒化チタンであることを特徴と
する(1)項〜(6)項のいずれか1項に記載の歯科用
ハンドピース。 (8)チタン化合物が、炭化チタンであることを特徴と
する(1)項〜(6)項のいずれか1項に記載の歯科用
ハンドピース。
【0004】
【発明の実施の形態】ハンドピースの挿脱部材の摺接面
に硬質のチタン化合物コーティング層を施した歯科用ハ
ンドピースの構造と作用を図に基づいて説明する。歯科
用ハンドピースの挿脱部材の摺接面(基材面)へのコー
ティング手法としては、例えばイオンプレーティング、
CVD、ダイナミッくミキシング等の手法が採用でき、
TiN、TiC、TiB、TiAlN、TiCN等の
硬質チタン化合物コーティング層が上記基材(ステンレ
ス等)面にコーティングされ、それにより硬度、耐摩耗
性、耐熱性、化学的安定性等が向上される。従来斯界に
おいては、歯科用ハンドピースの挿脱部材の摺接面に硬
質チタン化合物コーティング層を設け、摩耗、傷生成等
を防止することは行われていなかったが、そうした挿脱
部材の摺接面に硬質チタン化合物コーティング層を施し
たところ、その摩耗防止効果、傷生成防止効果は大きく
かつ、前記チタン化合物コーティング層が施された挿脱
部材の摺接面の一部に介在するOリングにおいては、そ
の傷生成、剥離、切れ等も激減し、全体として従来比、
5倍以上の寿命延長効果が認められた。なお、Oリング
の材質としては、フッソゴム等の耐摩耗性の樹脂材が好
適に使用される。
【0005】
【実施例】図1はマイクロモータハンドピースの外観斜
視図で、図2はマイクロモータハンドピースの挿脱部材
の摺接面に硬質チタン化合物コーティング層を施した外
観斜視図である。図において、1はマイクロモータハン
ドピース、2はハンドピース、3はマイクロモータ、4
はハンドピースホースコネクタ、5はハンドピース側の
挿脱部凹部摺接面、6はマイクロモータ側の挿脱部凸部
摺接面、7はマイクロモータ側の挿脱部凹部摺接面、8
はハンドピースホースコネクタ側の挿脱部凸部摺接面、
9はOリング嵌着溝、10はOリング、11はホース、
12は切削工具、13は硬質チタン化合物コーティング
層、14はコネクタピンを示す。使用時には、図1に示
すように一体となっているが、作業の過程で図2に示す
ように、ハンドピース2とマイクロモータ3及び、マイ
クロモータ3とハンドピースホースコネクタ4は、用
途、目的の異なる数種類の互換性を有するハンドピース
2又はマイクロモータ3の着け替え、あるいは、作業後
の滅菌、消毒のために頻繁に挿脱が行われる。そして上
記挿脱に際して、挿脱部材の凹凸の前記各摺接面(5、
6、7、8)に、押力、引力、回転力による摩擦や、偏
心によるこじり等が生じ、前記摩耗や傷が発生する。し
たがって、ハンドピース側の挿脱部凹部摺接面5、マイ
クロモータ側の挿脱部凸部摺接面6、マイクロモータ側
の挿脱部凹部摺接面7及びハンドピースホースコネクタ
側の挿脱部凸部摺接面8の各箇所に前記硬質チタン化合
物コーティング層13を施した。なお、実施例では、基
材はステンレス、硬質チタン化合物コーティング層は窒
化チタン(TiN)で色調黄色ブロンズ、コーティング
層の厚さは1ミクロンとした。また、Oリングの材質は
フッソゴム等の合成樹脂である。その結果、耐用試験に
おいて、前記挿脱部材の凹凸部の各摺接面(5、6、
7、8)の摩耗、傷の防止効果は大きく、かつ、関連す
る前記Oリング10の傷つき、剥離、切れ等も激減し、
全体として従来の5倍以上(当社比)の長寿命化が認め
られた。
【0006】図3はエアタービンハンドピースの外観斜
視図。図4はエアタービンハンドピースの挿脱部材の摺
接面に硬質チタン化合物コーティング層を施した外観斜
視図である。図において、15はエアタービンハンドピ
ース、16はハンドピース、17はハンドピースホース
コネクタ、18はハンドピース側の挿脱部凹部摺接面、
19はハンドピースホースコネクタ側の挿脱部凸部摺接
面、20はOリング嵌着溝、21はOリング、22はホ
ース、23はエアタービン部、24は切削工具、25は
硬質チタン化合物コーティング層を示す。使用時には、
図3に示すように一体となっているが、作業の過程で図
4に示すように、ハンドピース16及びハンドピースホ
ースコネクタ17は、用途、目的の異なる数種類の互換
性を有するハンドピース16の着け替えあるいは、作業
後の滅菌、消毒のために頻繁に挿脱が行われる。そして
上記挿脱に際して、挿脱部材の凹凸部の前記各摺接面
(18、19)に、押力、引力、回転力による摩擦や、
偏心によるこじり、等が生じ前記摩耗や傷が発生する。
したがって、ハンドピース側の挿脱部凹部摺接面18及
びハンドピースホースコネクタ側の挿脱部凸部摺接面1
9の各箇所に前記硬質チタン化合物コーティング層25
を施した。なお、実施例では、基材はステンレス、硬質
チタン化合物コーティング層は窒化チタン(TiN)で
色調黄色ブロンズ、コーティング層の厚さは1ミクロン
とした。また、Oリングの材質はフッソゴム等の合成樹
脂である。その結果、耐用試験において、前記挿脱部材
の凹凸部の各摺接面(18、19、)の摩耗、傷の防止
効果は大きく、かつ、関連する前記Oリング21の傷つ
き、剥離、切れ等も激減し、全体として従来の5倍以上
(当社比)の寿命向上がみられた。
【0007】図5はエアスケーラの外観斜視図。図6は
エアスケーラの挿脱部材の摺接面に硬質チタン化合物コ
ーティング層を施した外観斜視図である。図において、
26はエアスケーラ、27はハンドピース、28はハン
ドピースホースコネクタ、29はハンドピース側の挿脱
部凹部摺接面、30はハンドピースホースコネクタ側の
挿脱部凸部摺接面、31はOリング嵌着溝、32はOリ
ング、33はホース、34は切削工具、35は硬質チタ
ン化合物コーティング層を示す。使用時には、図5に示
すように一体となっているが、作業の過程で図6に示す
ように、ハンドピース27は、ハンドピースホースコネ
クタ28に対し、用途、目的の異なる数種類の互換性を
有するハンドピース27の着け替えあるいは、作業後の
滅菌、消毒のために頻繁に挿脱が行われる。そして上記
挿脱に際して、挿脱部材の凹凸部の前記各摺接面(2
9、30)に、押力、引力、回転力による摩擦や、偏心
によるこじり等が生じ前記摩耗や傷が発生する。したが
って、ハンドピース側の挿脱部凹部摺接面29及びハン
ドピースホースコネクタ側の挿脱部凸部摺接面30の各
箇所に硬質チタン化合物コーティング層35を施した。
なお、実施例では、基材はステンレス、硬質チタン化合
物コーティング層は、窒化チタン(TiN)で色調黄色
ブロンズ、コーティング層の厚さは1ミクロンとした。
また、Oリングの材質はフッソゴム等の合成樹脂であ
る。その結果、耐用試験において、前記挿脱部材の凹凸
部の摺接面(29、30)の摩耗、傷の防止効果は大き
く、かつ、関連するOリング32の傷つき、剥離、切れ
等も激減し、全体として従来の5倍以上(当社比)の寿
命向上がみられた。
【0008】図7はスリーウエイシリンジ(エアシリン
ジとウオータシリンジ及びスプレーシリンジを一体化し
たもの)の外観斜視図。図8はスリーウエイシリンジの
挿脱部材の摺接面に硬質チタン化合物コーティング層を
施した外観斜視図で、図8の(イ)図はノズルを先端部
からみた外観斜視図、(ロ)図はノズルを基部からみた
外観斜視図、である。図9はノズルをハンドピースに嵌
挿したとき、内部のOリングを示す縦断面図である。図
において36はスリーウエイシリンジ、37はハンドピ
ース、38はハンドピースホースコネクタ、39はホー
ス、40はレバー、41はノズル、42はノズル側挿脱
部凹部摺接面、43はノズル側挿脱部凸部摺接面、44
はハンドピース側挿脱部凹部摺接面、45はハンドピー
ス側挿脱部凸部摺接面、46はハンドピース基部側挿脱
部凹部摺接面、47はハンドピースホースコネクタ側挿
脱部凸部摺接面、48は硬質チタン化合物コーティング
層、49はノズル挿脱部凸部カバー、50はノズル挿脱
部凸部、51はハンドピース挿脱部凸部、52はハンド
ピース本体前部、53はノズル挿脱用ボタン、54はハ
ンドピース挿脱用ボタン、55はOリング溝、56はO
リング、57はコネクタピンを示す。
【0009】使用時には、図7に示すように一体となっ
ているが、作業の過程で図8に示すように、ノズル41
とハンドピース37及び、ハンドピース37とハンドピ
ースホースコネクタ38は、主として作業後の滅菌、消
毒のために頻繁に挿脱が行われる。そして上記挿脱に際
して、挿脱部材の凹凸部の前記各摺接面(42、43、
44、45、46、47)に、押力、引力、回転力によ
る摩擦や、偏心によるこじり、等が生じ前記摩耗や傷が
発生する。したがって、前記ノズル側挿脱部凹部摺接面
42、ノズル側挿脱部凸部摺接面43、ハンドピース側
挿脱部凹部摺接面44、ハンドピース側挿脱部凸部摺接
面45、ハンドピース基部側挿脱部凹部摺接面46、ハ
ンドピースホースコネクタ側挿脱部凸部摺接面の各箇所
に前記硬質チタン化合物コーティング層48を施した。
なお、実施例では、基材はステンレス、硬質チタン化合
物コーティング層は窒化チタン(TiN)で色調黄色ブ
ロンズ、コーティング層の厚さは1ミクロンとした。ま
た、Oリングの材質はフッソゴム等の合成樹脂である。
その結果、耐用試験において、前記挿脱部材の凹凸の各
摺接面(42、43、44、45、46、47)の摩
耗、傷の防止効果は大きく、かつ、関連する前記Oリン
グ56(図9)の傷つき、剥離、切れ等も激減し、全体
として従来の5倍以上(当社比)の長寿命化が認められ
た。以上は、歯科用ハンドピースの挿脱部材基材表面に
硬質チタン化合物コーティング層を設けたものについて
説明したが、コーティング層は、チタン化合物に限ら
ず、その他金属の非酸化物、例えばチタン以外の金属炭
化物、金属窒化物、金属硼化物、さらに非金属炭化物
(例えばSiC、BC)、非金属窒化物(例えばSi
)、非金属硼化物(例えばBN)等の硬質あるい
は耐摩耗性のコーティング層も好適に採用できる。前記
において、BNは動摩擦係数も低いため特に好ましいも
のの一つである。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が発揮さ
れる。歯科用のマイクロモータハンドピース、エアター
ビンハンドピース、エアスケーラ・超音波スケーラ、シ
リンジ等のハンドピースの挿脱部材の摺接面に硬質チタ
ン化合物コーティング層を施したことにより、その摩耗
防止効果、傷生成防止効果は大きく、かつ、関連するO
リングにおける傷生成、剥離、切れ等も激減し、全体と
して従来比5倍以上の長寿命化がはかられる。したがっ
て、本発明の歯科用ハンドピースを使用すれば、歯科治
療や作業効率の向上及び経済的に優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はマイクロモータハンドピースの外観斜視
図。
【図2】マイクロモータハンドピースの挿脱部材の摺接
面に硬質チタン化合物コーティング層を施した外観斜視
図。
【図3】エアタービンハンドピースの外観斜視図。
【図4】エアタービンハンドピースの挿脱部材の摺接面
に硬質チタン化合物コーティング層を施した外観斜視
図。
【図5】エアスケーラの外観斜視図。
【図6】エアスケーラの挿脱部材の摺接面に硬質チタン
化合物コーティング層を施した外観斜視図。
【図7】スリーウエイシリンジの外観斜視図。
【図8】スリーウエイシリンジの挿脱部材の摺接面に硬
質チタン化合物コーティング層を施した外観斜視図。
【図9】ノズルをハンドピースに嵌挿したとき、内部の
Oリングを示す縦断面図。
【符号の説明】
1:マイクロモータハンドピース 2:ハンド
ピース 3:マイクロモータ 4:ハンド
ピースホースコネクタ 5:ハンドピース側の挿脱部凹部摺接面 6:マイクロモータ側の挿脱部凸部摺接面 7:マイクロモータ側の挿脱部凹部摺接面 8:ハンドピースホースコネクタ側の挿脱部凸部摺接面 9:Oリング嵌着溝 10:Oリング 11:ホー
ス 12:切削工具 13:硬質チタン化合物コーティング層 14:14はコネクタピン 15:エア
タービンハンドピース 16:ハンドピース 17:ハン
ドピースホースコネクタ 18:ハンドピース側の挿脱部凹部摺接面 19:ハンドピースホースコネクタ側の挿脱部凸部摺接
面 20:Oリング嵌着溝 21:Oリング 22:ホー
ス 23:エアタービン部 24:切削
工具 25:硬質チタン化合物コーティング層 2
6:エアスケーラ 27:ハンドピース 28:ハン
ドピースホースコネクタ 29:ハンドピース側の挿脱部凹部摺接面 30:ハンドピースホースコネクタ側の挿脱部凸部摺接
面 31:Oリング嵌着溝 32:Oリ
ング 33:ホース 34:切削
工具 35:硬質チタン化合物コーティング層 36:スリ
ーウエイシリンジ 37:ハンドピース 38:ハンドピースホースコネクタ 39:ホー
ス 40:レバー 41:ノズ
ル 42:ノズル側挿脱部凹部摺接面 43:ノズ
ル側挿脱部凸部摺接面 44:ハンドピース側挿脱部凹部摺接面 45:ハンドピース側挿脱部凸部摺接面 46:ハンドピース基部側挿脱部凹部摺接面 47:ハンドピースホースコネクタ側挿脱部凸部摺接面 48:硬質チタン化合物コーティング層 49:ノズル挿脱部凸部カバー 50:ノズ
ル挿脱部凸部 51:ハンドピース挿脱部凸部 52:ハン
ドピース本体前部 53:ノズル挿脱用ボタン 54:ハン
ドピース挿脱用ボタン 55:Oリング溝 56:Oリ
ング 57:コネクタピン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯科用のハンドピースにおいて、 ハンドピースの挿脱部材の摺接面に硬質チタン化合物コ
    ーティング層を施したことを特徴とする歯科用ハンドピ
    ース。
  2. 【請求項2】ハンドピースの硬質チタン化合物コーティ
    ング層が施された挿脱部材の摺接面の一部にOリングが
    介在してなることを特徴とする請求項1に記載の歯科用
    ハンドピース。
  3. 【請求項3】ハンドピースがマイクロモータハンドピー
    スであることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科
    用ハンドピース。
  4. 【請求項4】ハンドピースがエアタービンハンドピース
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯科用
    ハンドピース。
  5. 【請求項5】ハンドピースがエアスケーラ又は超音波ス
    ケーラであることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    歯科用ハンドピース。
  6. 【請求項6】ハンドピースが少なくとも1つの流体の噴
    出口をノズルの先端に備えたシリンジてあることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の歯科用ハンドピース。
  7. 【請求項7】チタン化合物が、窒化チタンであることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の歯科用
    ハンドピース。
  8. 【請求項8】チタン化合物が、炭化チタンであることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の歯科用
    ハンドピース。
JP9237975A 1997-09-03 1997-09-03 歯科用ハンドピース Pending JPH1176263A (ja)

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