JPH1175590A - 餌料藻類培養装置 - Google Patents

餌料藻類培養装置

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JPH1175590A
JPH1175590A JP9248747A JP24874797A JPH1175590A JP H1175590 A JPH1175590 A JP H1175590A JP 9248747 A JP9248747 A JP 9248747A JP 24874797 A JP24874797 A JP 24874797A JP H1175590 A JPH1175590 A JP H1175590A
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Abstract

(57)【要約】 光量あたり、また培養装置本体の容積当たりの生産効率
が高く、加えて周辺設備のコンパクト化を可能とし、連
続的に餌料藻類を培養できる餌料藻類の培養装置を提供
する。 【解決手段】 光を均一に反射できる内面の培養槽1内
に、光源として空隙を持たせて透明シース8で囲ったハ
ロゲンランプ11を設置し、かつ、ハロゲンランプ11
の発熱による培養液の温度上昇を抑制するためシース8
内に冷却用の空気を導入できる機構を備える。前記培養
装置は培養用ブロア19を有し、シース8内への空気導
入機構が、培養用ブロア19からの分岐によるものであ
るとする。ハロゲンランプ11は管状の支柱13に装着
され、空気は支柱13内を通過してシース8内へ導入さ
れるとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばケイ藻、ハプト
藻類等の微細藻類を連続的に培養する餌料藻類培養装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】キートセラス、パブロバ、イソクリシス
等のケイ藻、ハプト藻類は、魚介類、特に軟体動物やそ
の幼生、また、シオミズツボワムシ等の餌料として、高
栄養価が確認されている。しかもケイ藻、ハプト藻類
は、水産増養殖、特に種苗生産の分野において長期間安
定した生産が困難であると考えられてきた。一般に、餌
料生物の培養は、種藻をフラスコ等で育て、その後数リ
ットル〜数m3の水槽等で回分して培養する。ケイ藻、
ハプト藻類の育成には大量の光を必要とする。培養装置
に外部から光を照射すると光量が不足する。原生動物等
も混入しやすい。長期間安定した生産は困難である。
【0003】こうした問題点を解決するため、培養装置
に密閉容器を用い、蛍光灯等の光源を培養槽の内部に配
置する装置が知られるようになってきた。例えば、培養
槽の中心部に蛍光灯を配置する方法(M.M.HELM.,I.Lain
g,E,Jones,..The developmentofa 2001 algal culture
vessel at Conwy. Fish. Res.Tech.Rep.,Lowestoft.No
53.Partl.1-7,(1981) ,特開平5-328693)や、多数本の発
光体を配置する方法(特開昭57-102181、特開平2-16368
2特開平62-163682)が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、蛍光灯は大き
さが小さいと光量に限界がある。培養槽の中心部に蛍光
灯を配置する方法では、結局光源が発する光の透過距離
に制約が生じる。そのため、長い蛍光灯と縦長の培養槽
を使用することになる。培養槽内に均一に光を照射する
ため、あるいは十分な光量を照射しようとして、小型で
も多数の発光体を配置すれば培養槽の形状は複雑化す
る。こうした対応は、魚介類の種苗を生産する現場では
実際には実用化できないのが現実である。
【0005】近年、種苗生産現場では、恒温室内に100
〜1000リットルのポリカーボネート水槽を設ける例がある。
特に水槽のすぐ上に、ナトリウムランプや大型のハロゲ
ンランプを設置し、高光量の下で培養を行うというケー
スが増えてきている。ハロゲンランプはほぼ単一色光
で、強い光を発射できる。しかしハロゲンランプは光源
としてはよいが高温を発するという欠点がある。このハ
ロゲンランプが発する熱により恒温室内の温度は上昇
し、これに伴って水槽内の水温が上昇する。恒温室内の
温度を一定に維持しようとすれば、保温制御のための過
大な設備を必要とし、その設備の運転に多額の電気代が
必要になる。
【0006】電気代を節約しようとすれば光源からの放
熱による培養槽内の水温は著しく上昇する。高い水温状
態では高密度に餌料藻類細胞を維持育成することは難し
い。このような事情から、本願発明は、光量あたり、ま
た培養装置本体の容積当たりの生産効率が高く、加えて
周辺設備のコンパクト化を可能とし、連続的に餌料藻類
を培養できる餌料藻類の培養装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の手段で
解決できる。 (1)光を均一に反射できる内面の培養槽内に、光源と
して空隙を持たせて透明シースで囲ったハロゲンランプ
を設置し、かつ、ハロゲンランプの発熱による培養液の
温度上昇を抑制するため該シース内に冷却用の空気を導
入できる機構を備えた餌料藻類培養装置。 (2)前記培養装置は培養用ブロアを有し、前記シース
内への空気導入機構が、該培養用ブロアからの分岐によ
るものであることを特徴とする前記(1)の餌料藻類培
養装置。 (3)前記ハロゲンランプが管状の支柱により装着さ
れ、空気が該支柱内を通過して前記シース内へ導入され
ることを特徴とする前記(1)の餌料藻類培養装置。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、発明の実施の態様を図によ
って説明するが、本発明はこれに限定されない。図1
は、餌料藻類培養装置の概要を示す図である。ガラス水
槽の周囲に金属箔を巡らし、鏡面仕上で形成して培養槽
1を設けてある。上端には板状の蓋体2が被さり、蓋体
2の中心にはシャフト挿入口3をくり抜いてある。蓋体
2にはそのシャフト挿入口3を六角形に遠巻きに囲んで
シース管挿入口4が6カ所くり抜いてあり、培養槽内部
に通じている。シャフト挿入口3には、撹拌モータ5に
連結した撹拌シャフト6が撹拌羽根7を備えて挿通し、
下部に達している。シャフト挿入口3を囲むようにして
開口している6つのシース管挿入口4には、いずれも上
下方向に細長い円筒状のシース管8が挿入されている。
シース管8は、下端を閉塞した透明ガラス管等でなり、
上端をシース管挿入口4の周縁部に係止している。ま
た、培養槽内の温度を検出するための温度検出端9とと
もに複数の二酸化炭素管10が挿通しそれが培養槽1内
に通じている。挿通している二酸化炭素管10の下端は
培養槽の中心方向に気体放出口を開いている。
【0009】シース管8内には、ハロゲンランプ11を
設けるとともに、ハロゲンランプ11の発熱による培養
液の温度上昇を抑制するため、冷却用の空気を導入でき
る送気機構を設けてある。図2に示すように、この送気
機構12は、シース管8内に管状の支柱13を設け、多
数の通気口を上下方向に開いている止め板14をその支
柱13の下端に固着してある。止め板14の下面にはハ
ロゲンランプソケット15を固定してあり、ハロゲンラ
ンプ11を螺着させている。ハロゲンランプソケット1
5から延びる電力供給配線16は、その支柱13の中に
配設されている。
【0010】培養槽1の外周面には、図1に示すように
恒温ジャケット17を設け、培養槽1の近くには、二酸
化炭素ボンベ18、培養用ブロア19、温度制御機構2
0を設けてある。二酸化炭素ボンベ18から延びる送気
管21は、二酸化炭素電磁弁22と第一の流量計23を
有し、途中で分岐している。分岐した各管は、それぞれ
蓋体2の挿入口を貫通している各二酸化炭素管10それ
ぞれに通じている。培養用ブロア19からは冷却用空気
管24が延びている。冷却用空気管24は、ニードル弁
25を経由すると電磁弁を有する六方分岐管26で六方
に分岐し、シース管8内に設けた六本それぞれの管状の
支柱13内に通じている。
【0011】上記の冷却用空気管24はニードル弁25
の手前で二股分岐している。二股分岐部27からは分岐
空気管28が延び、エアフィルター29、第二の流量計
30を経由してその先に至っている。すなわちそこで
は、第一の流量計23から二酸化炭素管10にまで通じ
ている送気管21に合流している。温度制御機構20
は、温度検出端9と結ばれ、温度検出端9が発する温度
信号を受信し、これに基づいて六方分岐管26の電磁弁
の開度を個々に制御するようになっている。恒温ジャケ
ット17は内部を冷却水管が循環し、冷却水管の流入口
と流出口とは冷却装置(チラー)31に通じている。
【0012】このような餌料藻類培養装置は、以下のよ
うにして駆動するとよい。培養槽1に内に上端近くまで
十分な量の培養水を投入し、その中に種藻とともに必要
な栄養素を加える。ハロゲンランプ11を点灯させる
と、ハロゲンランプ11が発した光は培養槽1の周壁に
到達するが、反射鏡によって内側に反射され、培養槽1
内に効率よく閉じこめられる。これによって種藻は効率
よく光合成活動を活発化する。光合成は二酸化炭素を必
要とする。二酸化炭素ボンベ18を開口し、送気管2
1、二酸化炭素管10を通じて二酸化炭素を培養槽1内
に導入する。二酸化炭素の流入量の調節は第一の流量計
23で監視しながら二酸化炭素電磁弁22の開度を調節
して行う。
【0013】冷却用空気管24のニードル弁25を開
き、冷却用空気管24に流す空気の送気量を調整、次い
で培養用ブロア19を駆動する。送気量を調整された空
気は、培養用ブロア19から六方分岐管26を経て支柱
13内を経由し、ハロゲンランプ11に吹き付けられ
る。こうした空気は、ハロゲンランプ11の周りの熱気
をシース管8の外気に押し出す。温度制御機構20は、
温度検出端9が培養水の温度を検知して発する温度信号
を受信しており、六方分岐管26の開度を調節、6本の
シース管それぞれに分配する空気量を調節する。ハロゲ
ンランプ11が発する熱の多くは、こうして培養水の温
度を上昇させることが防止される。培養槽内の水温は、
優占種となる餌料藻類の至適水温の±2度の範囲内に制
御することが望ましい。培養水の温度変化はこのように
±2度以内に維持することが可能となる。
【0014】培養用ブロア19から供給される空気の一
部は、分岐管28を通じて分岐させる。エアフィルター
29で浄化し、送気管21を流れる二酸化炭素と混合し
て培養水に送り込む。培養水には濃度調整された理想的
な濃度のCO2混合ガスが送り込まれる。冷却装置31
は、所定温度に冷却した冷却水を連続的に恒温ジャケッ
ト17に送り込み、恒温ジャケット17内を一巡させ、
再び冷却装置31に還流させる。これによって、ハロゲ
ンランプ11が発した熱の一部で培養水に吸収された熱
を再び培養水から吸収し、培養水の温度を一定に保つ。
撹拌モータ5で撹拌シャフト6を回転させれば、培養槽
1内の水は流動して水温は偏りなく均一化する。
【0015】培養槽1は、透明な水槽の周面に金属箔を
巡らしてなるものに限る必要はない。例えば内側をほと
んど実質的に鏡面仕上げした金属タンクでもよい。ハロ
ゲンランプ11の冷却にあたって空気の送り込みは、連
続的に行ってもよく、間欠的に行ってもよい。水温セン
サと連携させてもよく、タイマと連携させ一定の時間ご
とに経時的に送気するという方法もある。なお、当該ハ
ロゲンランプは、赤外線をフィラメントに戻し可視光の
みを透過する赤外線反射膜を装備しているため、分光分
布特性は400〜800nmである。一方、藻類の光吸
収特性は400〜500nmおよび650〜700nm
である。したがって該ハロゲンランプは、分光分布特性
が500〜600nmの蛍光灯に比べると理想的な波長
に近いと言うことができる。培養槽の内面は光を均一に
反射できる仕様すなわち鏡面仕上げとし、培養槽内にハ
ロゲンランプを設けているから、実質的には僅かな光量
でも餌料藻類の生育には必要不可欠な光の均一な照射が
保たれる。ハロゲンランプの製品によっては、藻類培養
に不要なUVやIFをカットし、かつ熱を後方に逃がす
ようなものもある。このような製品は、特に本発明に好
ましい。
【0016】図3は送気機構12の第2の実施態様を示
す断面図である。上記のようなシース管8は設けてない
が、図2の送気機構12と同様の構成には同一の符号を
付す。内側に上下方向の流路を有する管状の支柱13を
設けてある。管内にはが流路を給気側と排気側とに2つ
に仕切る垂直の流路仕切壁13aが設けてあり、一方側
の流路内には支柱13の下端近くまで電力供給配線16
を挿通してある。この電力供給配線16の下端には、図
示外の固定金具で支柱13の下端に固定したハロゲンラ
ンプソケット15を装着してあり、ハロゲンランプ11
を設けてある。支柱13の下端には透明なシース球8a
を水密に固着してあり、これが上記のハロゲンランプ1
1を遠巻きに囲んでいる。流路仕切壁13aで仕切った
流路の給気側に空気を送り込むと、下端にあるハロゲン
ランプソケット15周辺でそれが吹き出てシース球8a
内でハロゲンランプ11の周りを回る。この空気はやが
て排気側の流路を伝って外気に放出される。
【0017】図4は送気機構12の第3の実施態様を示
す断面図である。内側に上下方向の流路を有し、図示外
の回転モータで回転する管状の支柱13を設けてある。
支柱13内には流路を給気側と排気側とに2つに仕切る
垂直の流路仕切壁13aを設けてあり、給気側の流路内
には、支柱13の下端近くまで電力供給配線16を挿通
してある。支柱13には上段及び下段近くに開口部を設
けてあり、そこには透明で断面が扇状のシース球8bを
水密に締着してある。シース球8b内には、ハロゲンラ
ンプソケット15に螺着したハロゲンランプ11を設け
てある。ハロゲンランプソケット15はそれぞれの開口
部を通じて上記電力供給配線16と結ばれ、図示外の固
定金具で開口部周縁に固定されている。また、上記開口
部それぞれには、一端側開口部を流路仕切壁13aに貫
通させて固着し、裏側の流路と通じている水平管が他端
側の開口部を開いている。
【0018】流路仕切壁13aで仕切った流路の給気側
から空気を送り込むと、上段及び下段にある各開口部で
それを吹き出し、シース球8b内でハロゲンランプ11
の周りの熱気を一掃する。この空気はやがて支柱13内
の排気側の流路を伝って外気に放出される。なお、シー
ス球8bは、上段・下段それぞれに図4に示すような片
翼ではなく、上段・下段それぞれに左右両翼を設けても
よい。
【0019】第3の実施態様の場合、回転モータで支柱
13を回転させれば、シース球8bは、回転機の回転翼
となって培養槽1内を上下段それぞれで撹拌する。この
場合には、撹拌羽根7を備えた撹拌シャフト6を別途に
設けないでも、培養槽内の温度を偏り無く一様に均一化
できるという効果がある。ハロゲンランプを光源に用い
た事例(特開平8−38159号公報)は、培養槽の外
部から照射しており、また、珪藻の連続培養を行った事
例(特開昭56−96690号公報)においても、透明
材質の培養槽にて光を培養槽外から照射する方法であ
る。本願発明の培養装置とは全く異なるものである。な
お、藻類の培養時期により培養水の光透過率が異なった
り、藻類の種類によって生育至適光量が異なることがあ
る。このためハロゲンランプの光量を自在に変化できる
ようにすることが好ましい。
【0020】
【実施例】以下、実施例を説明するが、本発明はこれに
限定されない。 〔実施例〕容積10リットルの培養槽を使用し、図1に
示すような餌料藻類培養装置を設け、餌料藻類を育成し
た。図5は培養槽内の水温の変化を示す図、図6は餌料
藻類濃度の経時変化を示す図である。図5中の□は、ハ
ロゲンランプ1本を使用し、恒温ジャケット17に恒温
水を循環させたが、ハロゲンランプ11には冷却用空気
は、敢えて送り込むことなく培養槽の温度管理を行った
場合の培養槽内水温の経時変化を示している。270分
で20度〜59度まで上昇した。
【0021】●は、恒温ジャケット17に恒温水を循環
させ、ハロゲンランプ11には冷却用空気も送り込んだ
場合を示している。水温の上昇は確認されず、培養装置
としての機能も十分に発揮できていることが分かった。
図3のは、光が実質的にほとんど反射できない仕様、つ
まり反射鏡仕上げになっていない培養槽を使用して餌料
藻類を育成した場合を示している(即ち、従来の方
法)。中心部に蛍光灯あるいは多数本の発光体を配置し
ている。餌料藻類の一種であるキートセラスを培養して
その細胞密度の経時変化を調べた。●は、本願発明の培
養槽に準じて形成した図1に示すような培養槽1で餌料
藻類を培養し、当該細胞の経時変化を調べた結果を示し
ている。の場合に比して安定して高密度を維持している
ことが分かる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、光を均一に反射できる内面の
培養槽内に、光源として空隙を持たせて透明シースで囲
ったハロゲンランプを設置し、かつ、ハロゲンランプの
発熱による培養液の温度上昇を抑制するため該シース内
に冷却用の空気を導入できる機構を備えているから、光
量あたり、また培養装置本体の容積当たりの生産効率が
高く、加えて周辺設備のコンパクト化を可能とし、連続
的に安定して餌料藻類を培養できる餌料藻類の培養装置
を提供することができる。この場合には大量の蛍光灯を
投入し、それでも光量が不足する事態、あるいは培養槽
の構造が複雑化し、装置全体に占める有効体積が小さく
なるという事態が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】餌料藻類培養装置の概要を示す図
【図2】餌料藻類培養装置の送気機構の一実施態様を表
す図
【図3】送気機構の第二の実施態様を表す図
【図4】送気機構の第三の実施態様を表す図
【図5】培養槽内の水温の経時変化を示す図
【図6】キートセラスの細胞密度の経時変化を示す図
【符号の説明】
1 培養槽 2 蓋体 3 シャフト挿入口 4 シース管挿入口 5 撹拌モータ 6 撹拌シャフト 7 撹拌羽根 8 シース管 9 温度検出端 10 二酸化炭素管 11 ハロゲンランプ 12 送気機構 13 支柱 14 止め板 15 ハロゲンランプソケット 16 電力供給配線 17 恒温ジャケット 18 二酸化炭素ボンベ 19 培養用ブロア 20 温度制御機構 21 送気管 22 二酸化炭素電磁弁 23 流量計 24 冷却用空気管 25 ニードル弁 26 六方分岐管 27 二股分岐部 28 分岐空気管 29 エアフィルター 30 流量計 31 冷却装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を均一に反射できる内面の培養槽内
    に、光源として空隙を持たせて透明シースで囲ったハロ
    ゲンランプを設置し、かつ、ハロゲンランプの発熱によ
    る培養液の温度上昇を抑制するため該シース内に冷却用
    の空気を導入できる機構を備えた餌料藻類培養装置。
  2. 【請求項2】 前記培養装置は培養用ブロアを有し、前
    記シース内への空気導入機構が、該培養用ブロアからの
    分岐によるものであることを特徴とする請求項1記載の
    餌料藻類培養装置。
  3. 【請求項3】 前記ハロゲンランプが管状の支柱により
    装着され、空気が該支柱内を通過して前記シース内へ導
    入されることを特徴とする請求項1記載の餌料藻類培養
    装置。
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