JPH1175008A - 文書情報伝送システム、文書情報送信装置および文書情報受信装置 - Google Patents

文書情報伝送システム、文書情報送信装置および文書情報受信装置

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JPH1175008A
JPH1175008A JP9236300A JP23630097A JPH1175008A JP H1175008 A JPH1175008 A JP H1175008A JP 9236300 A JP9236300 A JP 9236300A JP 23630097 A JP23630097 A JP 23630097A JP H1175008 A JPH1175008 A JP H1175008A
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JP9236300A
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Kazuya Taki
和也 滝
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書情報の拡大表示、縮小表示等を容易にか
つ安価に実現する。 【解決手段】 送信装置200は、複数ページに亘る文
書情報を、各ページ毎に縮尺等を変更しながら繰り返し
送信する。ビューア300は、受信すべき文書情報のペ
ージ番号と縮尺等を設定し、その設定したページ番号お
よび縮尺等の文書情報を送信装置200から受け取り、
表示する。これにより、ビューア300は、ビューア3
00内に文書情報の拡大、縮小等を行う機能を持たなく
ても、様々な縮尺の文書情報を表示させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、パーソナ
ルコンピュータ等により作成される文字または画像から
なる文書情報を送信する文書情報送信装置、この送信装
置から送信された文書情報を受信し、表示部に表示する
文書情報受信装置、および前記送信装置と受信装置とを
備えた文書情報伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】文字または画像からなる文書情報を、L
AN(Local Area Network)等の伝送手段を用いて伝送
する方法は知られている。LANを用いれば、文書情報
を多数の者に簡単に伝送することができる。
【0003】例えば、会議を行う場合、担当者が、パー
ソナルコンピュータ等を用いて会議資料を作成し、この
会議資料を当該パーソナルコンピュータから会議の参加
者が使用しているパーソナルコンピュータにLANを介
して伝送する。これにより、会議の参加者は、自分のパ
ーソナルコンピュータを操作することにより、担当者か
ら伝送された会議資料を見ることができる。たとえ、会
議の参加者が多い場合でも、LANを用いれば、担当者
は会議資料をすべての参加者に簡単に伝送することがで
きる。
【0004】また、会議の参加者が使用しているパーソ
ナルコンピュータに、例えば、文書の拡大、縮小といっ
た表示形式の変更を可能にするソフトウェアを導入すれ
ば、伝送された文書情報の拡大や縮小等を実現すること
ができる。これにより、例えば、会議の参加者がパーソ
ナルコンピュータを操作することにより、担当者から伝
送された会議資料の一部を拡大して表示させたり、複数
ページに亘る会議資料を縮小させて、複数ページ同時に
表示させたりすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、文書情報を多数の者に伝送できるようなLA
Nを構築するには、多数のパーソナルコンピュータ等が
必要である。
【0006】さらに、文書情報の拡大、縮小といった表
示形式の変更を実現するには、高度な画像処理機能が必
要である。従って、LANを構築する各コンピュータに
文書情報の表示形式を変更させる機能を持たせるために
は、各パーソナルコンピュータの性能を高く設定しなけ
ればならない。
【0007】この結果、上述したようなLANを構築す
ると、高価なパーソナルコンピュータが多数必要とな
り、設備資金の増大を招くなど、経済性が悪いという問
題がある。
【0008】本発明は、上述した問題に鑑みなされたも
ので、文字または画像からなる文書情報の伝送および伝
送した文書情報の表示形式の変更を容易にかつ安価に実
現することができる文書情報伝送システム、文書情報送
信装置および文書情報受信装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、文字または画像がページ単
位で記録された文書情報を送信する送信装置と、この送
信装置から送信された文書情報を受信して表示する受信
装置とからなる文書情報伝送システムであって、 前記
送信装置は、少なくとも1ページ分の文書情報を、その
表示形式を変更しながら繰り返し送信する送信手段を備
え、前記受信装置は、文書情報の表示形式を指定する指
定手段と、前記送信装置の送信手段から送信される文書
情報の表示形式が前記指定手段により指定した表示形式
と一致したときに、当該表示形式の文書情報を受信する
受信手段と、前記受信手段により受信した文書情報を表
示する表示手段とを備えている。
【0010】即ち、送信装置は、内容が同一であり、表
示形式がそれぞれ異なる少なくとも1ページ分の文書情
報を順次繰り返し送信する。一方、受信装置は、送信装
置から順次送信される文書情報の表示形式が、指定手段
により指定された表示形式と一致したときに、その文書
情報を受信し、表示する。これにより、同一内容の文書
情報を様々な表示形式で受信装置に表示させることがで
きる。また、受信装置は、送信装置により様々な表示形
式で繰り返し送信されている文書情報の中から、所望の
表示形式の文書情報を選択し、受信するだけで、文書情
報を所望の表示形式で表示することができる。従って、
受信装置側で文書情報の表示形式を変更するための処理
を行う必要がなく、受信装置の負担を軽減することがで
きる。
【0011】請求項2の発明による文書情報伝送システ
ムは、送信装置の送信手段により、少なくとも1ページ
分の文書情報を、その縮尺を変更しながら繰り返し送信
する構成としたものである。
【0012】これにより、受信装置の指定手段により文
書情報の縮尺を指定すると、受信装置の受信手段は、送
信装置の送信手段から送信される文書情報の縮尺が前記
指定手段により指定した縮尺と一致したときに、当該縮
尺の文書情報を受信する。そして、受信装置の表示手段
は、前記受信手段により受信した文書情報を表示する。
このように、同一内容の文書情報を様々な縮尺で受信装
置に表示させることができる。また、受信装置は、送信
装置により様々な縮尺で繰り返し送信されている文書情
報の中から、所望の縮尺の文書情報を選択し、受信する
だけで、文書情報を所望の縮尺で表示することができ
る。従って、受信装置側で文書情報の縮尺を変更するた
めの処理を行う必要がなく、受信装置の負担を軽減する
ことができる。
【0013】請求項3の発明による文書情報伝送システ
ムは、送信装置の送信手段により、少なくとも1ページ
分の文書情報を、その表示範囲を変更しながら繰り返し
送信する構成としたものである。
【0014】これにより、受信装置の指定手段により文
書情報の表示範囲を指定すると、受信装置の受信手段
は、送信装置の送信手段から送信される文書情報の表示
範囲が前記指定手段により指定した表示範囲と一致した
ときに、当該表示範囲の文書情報を受信する。そして、
受信装置の表示手段は、前記受信手段により受信した文
書情報を表示する。このように、少なくとも1ページの
文書情報のうち、所望の表示範囲の文書情報を抜き出し
て受信装置に表示させることができる。また、受信装置
は、送信装置により様々な表示範囲で繰り返し送信され
ている文書情報の中から、所望の表示範囲の文書情報を
選択し、受信するだけで、文書情報を所望の表示範囲で
表示することができる。従って、受信装置側で文書情報
の表示範囲を変更するための処理を行う必要がなく、受
信装置の負担を軽減することができる。
【0015】請求項4の発明は、文字または画像がペー
ジ単位で記録された文書情報を送信する送信装置と、こ
の送信装置から送信された文書情報を受信して表示する
受信装置とからなる文書情報伝送システムであって、前
記送信装置は、複数ページの文書情報を繰り返し送信す
る送信手段を備え、前記受信装置は、前記送信装置の送
信手段により送信された複数ページの文書情報を受信す
る受信手段と、複数ページの文書情報を同時に表示可能
な表示領域を有する表示部と、前記受信手段により受信
した複数ページの文書情報を表示部内に配置する配置手
段とを備えている。
【0016】上記構成より、受信装置は、送信装置によ
り送信された複数ページからなる文書情報を受信し、表
示部に表示する。受信装置の表示部は、複数ページの文
書情報を同時に表示可能な表示領域を有しており、この
表示領域に、受信した複数ページの文書情報を一度に
(同時に)表示する。
【0017】また、送信装置の送信手段は、複数のペー
ジからなる文書情報を繰り返し送信するため、受信装置
は、この文書情報を何度も受信することができる。これ
により、受信装置は、送受信中にエラーが生じ、送信装
置から送信された文書情報を正常に受信できなかったと
きでも、送信装置から繰り返し送信されている文書情報
を再度受信し、表示することができる。
【0018】請求項5の発明による文書情報伝送システ
ムは、受信装置の配置手段によって、受信手段により受
信した文書情報を、そのすべてのページが表示部内に同
時に表示されるように配置する構成としたものである。
【0019】これにより、送信装置から送信された複数
ページからなる文書情報の各ページを一度に表示するこ
とができる。
【0020】請求項6の発明による文書情報伝送システ
ムは、受信装置の配置手段によって、受信手段により受
信した文書情報の各ページを、表示部内に重ねて表示す
るように配置する構成としたものである。
【0021】これにより、送信装置から送信された複数
ページからなる文書情報の各ページを見やすい位置に重
ねて表示することができる。
【0022】請求項7の発明は、文字または画像がペー
ジ単位で記録された文書情報を送信する文書情報送信装
置であって、少なくとも1ページ分の文書情報を、その
表示形式を変更しながら繰り返し送信するものである。
【0023】即ち、送信装置は、内容が同一であり、表
示形式がそれぞれ異なる少なくとも1ページ分の文書情
報を順次繰り返し送信する。これにより、同一内容の文
書情報を様々な表示形式で受信装置に表示させることが
できる。また、送信装置側で表示形式がそれぞれ異なる
文書情報を複数生成するため、受信装置側で文書情報の
表示形式を変更するための処理を行う必要がなく、受信
装置の負担を軽減することができる。
【0024】請求項8の発明による文書情報送信装置
は、少なくとも1ページ分の文書情報を、その縮尺を変
更しながら繰り返し送信するものである。
【0025】即ち、送信装置は、内容が同一であり、縮
尺がそれぞれ異なる少なくとも1ページ分の文書情報を
順次繰り返し送信する。これにより、同一内容の文書情
報を様々な縮尺で受信装置に表示させることができる。
また、送信装置側で縮尺がそれぞれ異なる文書情報を複
数生成するため、受信装置側で文書情報の縮尺を変更す
るための処理を行う必要がなく、受信装置の負担を軽減
することができる。
【0026】請求項9の発明による文書情報送信装置
は、少なくとも1ページ分の文書情報を、その表示範囲
を変更しながら繰り返し送信するものである。
【0027】即ち、送信装置は、内容が同一であり、表
示範囲がそれぞれ異なる少なくとも1ページ分の文書情
報を順次繰り返し送信する。これにより、少なくとも1
ページの文書情報のうち、所望の表示範囲の文書情報を
抜き出して受信装置に表示させることができる。また、
送信装置側で表示範囲がそれぞれ異なる文書情報を複数
生成するため、受信装置側で文書情報の表示範囲を変更
するための処理を行う必要がなく、受信装置の負担を軽
減することができる。
【0028】請求項10の発明は、文字または画像がペ
ージ単位で記録された文書情報を受信して表示する文書
情報受信装置であって、複数ページの文書情報を同時に
表示可能な表示領域を有する表示部と、複数ページの文
書情報を受信する受信手段と、受信手段により受信した
複数ページの文書情報を表示部内に配置する配置手段と
を備えている。
【0029】上記構成より、受信装置は、送信装置によ
り送信された複数ページからなる文書情報を受信し、表
示部に表示する。受信装置の表示部は、複数ページの文
書情報を同時に表示可能な表示領域を有しており、この
表示領域に、受信した複数ページの文書情報を一度に
(同時に)表示する。
【0030】請求項11の発明による文書情報受信装置
は、配置手段によって、受信手段により受信した文書情
報を、そのすべてのページが表示部内に同時に表示され
るように配置するものである。
【0031】これにより、受信手段により受信した複数
ページからなる文書情報の各ページを一度に表示するこ
とができる。
【0032】請求項12の発明による文書情報受信装置
は、配置手段によって、受信手段により受信した文書情
報の各ページを、表示部内に重ねて表示するように配置
するものである。
【0033】これにより、受信手段により受信した複数
ページからなる文書情報の各ページを見やすい位置に重
ねて表示することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図20に従って説明する。なお、本実施形態で
は、本発明による文書情報伝送システム、文書情報送信
装置および文書情報受信装置として、ビューアシステム
およびそれに用いられる送信装置および受信装置を例に
挙げて説明する。
【0035】(1)ビューアシステムの構成 図1に示すように、文書情報伝送システムとしてのビュ
ーアシステム100は、周波数ホッピング方式を用い
て、文字または画像からなる文書情報を送信する送信装
置200と、送信装置200から送信された文書情報を
受信し、受信した文書情報の表示、再生等を行う受信装
置としてのビューア300とを備えている。
【0036】ここで、送信装置200の構成について説
明する。送信装置200は、図2に示すように、文書情
報を生成するパーソナルコンピュータ210と、パーソ
ナルコンピュータ210に接続され、パーソナルコンピ
ュータ210により生成された文書情報を後述する伝送
データD(図7参照)に変換し、この伝送データDにつ
いて変調、拡散および増幅等を行い、拡散信号を生成す
る送信ユニット220と、送信ユニット220に設けら
れ、前記拡散信号を送信する送信アンテナ230とを備
えている。
【0037】さらに、送信ユニット220は、図2に示
すように、送信制御部240と送信部250とを備えて
いる。送信制御部240は、パーソナルコンピュータ2
10により生成された文書情報を図7に示すようなデー
タフォーマットを有する伝送データDに変換し、この伝
送データDを送信部250に出力するものである。な
お、伝送データDの構成については後述する。
【0038】ここで、送信制御部240には、送信装置
200を制御するための種々のプログラムを記憶した記
憶回路(図示せず)が設けられている。そして、この記
憶回路には、文書情報送信処理を行うための送信プログ
ラムが記憶されており、送信制御部240は、この送信
プログラムに基づいて文書情報送信処理を行う。なお、
文書情報送信処理については後述する。また、送信制御
部240は、伝送データDに対してエラー検出および訂
正処理を行う機能をも備えている。さらに、送信制御部
240には、図3に示すように、拡散符号に対応する周
波数データが記録されたホッピングテーブル241が設
けられており、ホッピングテーブル241はPLL回路
254に接続されている。
【0039】一方、送信部250は、図3に示すよう
に、変調器251、アップコンバータ252、電力増幅
器253およびPLL(Phase Locked Loop)回路25
4を備えている。そして、変調器251は、送信制御部
240から出力された伝送データDを受け取り、この伝
送データDを変調し、変調信号を生成する。さらに、ア
ップコンバータ252およびPLL回路254は、送信
制御部240に設けられたホッピングテーブル241を
用いて、前記変調信号を周波数ホッピング方式により拡
散し、拡散信号を生成する。さらに詳しく説明すると、
ホッピングテーブル241には、図4に示すように、所
定の拡散符号に対応してランダムに配置された周波数デ
ータ(f0, f1, f2, …)が記録されている。ここで、前
記拡散符号は、周波数ホッピング方式を用いて拡散を行
うのに好適なホッピングパターンを形成することができ
る符号であり、例えば、PN符号(疑似雑音符号)等、
より具体的にはM系列符号等である。また、周波数デー
タは、PLL回路254に直接的に入力され、発振周波
数を決定するものである。
【0040】さて、ホッピングテーブル241に記録さ
れた周波数データは、PLL回路254に入力される。
これにより、周波数データに対応して周波数が変化する
信号が、PLL回路254からアップコンバータ252
に向けて出力される。そして、アップコンバータ252
は、PLL回路254から出力される信号に基づいて、
変調器251から出力される変調信号の搬送波周波数を
変化(ホッピング)させ、拡散信号を生成する。さら
に、電力増幅器253は、アップコンバータ252から
出力された拡散信号を増幅して送信アンテナ230に出
力する。
【0041】次に、ビューア300の構成について説明
する。ビューア300は、図5に示すように、送信装置
200から送信された拡散信号を受信する受信手段とし
ての受信アンテナ310と、受信した拡散信号について
逆拡散および復調を行い、元の伝送データDを復元する
受信部320と、当該伝送データDについてエラー訂正
等を施すと共に、伝送データDから文書情報を抽出する
受信制御部330と、受信制御部330により抽出され
た文書情報を記憶する記憶回路341を有すると共に、
表示切換等の制御を行う表示制御部340と、液晶パネ
ル等から構成され、文書情報を表示する表示部350
と、表示制御部340に向けて表示切換指令やページ指
定等を入力するための入力部360とを備えている。
【0042】さらに、受信部320は、図6に示すよう
に、低雑音増幅器321、ダウンコンバータ322、復
調器323、PLL回路324とを備えている。そし
て、低雑音増幅器321は、受信アンテナ310により
受信された拡散信号を増幅する。そして、ダウンコンバ
ータ322およびPLL回路324は、受信制御部33
0に設けられたホッピングテーブル331を用いて、低
雑音増幅器321により増幅された拡散信号を逆拡散し
て逆拡散信号を生成する。さらに詳しく説明すると、ホ
ッピングテーブル331には、送信装置200に設けら
れたホッピングテーブル241に記録された周波数デー
タと同一の周波数データが記録されている。そして、ホ
ッピングテーブル331に記録された周波数データは、
PLL回路324に入力される。これにより、周波数デ
ータに対応して周波数が変化する信号が、PLL回路3
24からダウンコンバータ322に向けて出力される。
そして、ダウンコンバータ322は、PLL回路324
から出力される信号に基づいて、低雑音増幅器321か
ら出力された拡散信号を逆拡散し、逆拡散信号を生成す
る。さらに、復調器323は、逆拡散信号を復調し、伝
送データDを復元する。
【0043】また、受信制御部330は、受信部320
から出力された伝送データDについてエラー訂正等を施
した後、この伝送データDから文書情報を抽出し、その
文書情報を表示制御部340の記憶回路341に記憶す
る。ここで、受信制御部330には、ビューア300を
制御するための種々のプログラムが記憶された記憶回路
(図示せず)が設けられている。そして、この記憶回路
には、文書情報受信処理を行うための受信プログラムが
記憶されており、受信制御部330が文書情報を表示制
御部340の記憶回路341に記憶するときには、この
受信プログラムに基づき文書情報受信処理を行う。な
お、文書情報受信処理については後述する。さらに、受
信制御部330は、送信装置200から送信された拡散
信号に対して同期捕捉を行う機能をも有している。
【0044】表示制御部340は、図5に示すように、
受信制御部330により抽出された文書情報を記憶する
記憶回路341を有する。この記憶回路341は、書き
換え可能な記憶素子により構成されており、表示部35
0に文書情報を表示するための、いわゆるVRAM(Vi
deo RAM)である。即ち、この記憶回路341に書き込
まれた文書情報が、そのまま表示部350に表示され
る。さらに、記憶回路341の所定のアドレスに文書情
報を記憶することにより、文書情報を表示部350の所
定の位置に表示することができる。また、この記憶回路
341は、表示部350の表示領域351に一度に(同
時に)表示することができる文書情報を記録するのに最
低限必要な記憶容量を備えた比較的小容量の記憶回路で
ある。このように、記憶回路341の記憶容量を、表示
部350の1ページ分の文書情報を記憶するのに必要な
最低限の容量とすることにより、記憶回路341を安価
にすることができる。
【0045】表示部350は、図1に示すように、文書
情報を通常の縮尺で1ページ分一度に(同時に)表示で
きる大きさの表示領域351を有している。また、表示
部350は、図17に示すように、縮小した文書情報な
らば、4ページ同時に表示することも可能である。な
お、表示部350は、例えばA4サイズの用紙とほぼ同
様の面積を有している。
【0046】入力部360は、図1に示すように、ビュ
ーアボディ301に配設された複数のスイッチを有して
いる。受信者がこれらスイッチを操作すると、スイッチ
に対応した信号が表示制御部340に入力される。そし
て、表示制御部340により、表示部350の表示切換
等の制御が行われる。
【0047】(2)文書情報および伝送データの構成 次に、送信装置200によって生成される文書情報およ
び伝送データDについて図7、図12および図13に従
って説明する。
【0048】図12は、例えば、3ページからなる文書
情報N1,N2,N3を示している。このように、文書
情報N1,N2,N3は、文字または画像をページ単位
に記録した情報であり、例えば、パーソナルコンピュー
タ210のワードプロセッサプログラムまたは図形作成
プログラム等により生成される。ここで、「ページ」と
は、文書情報を適当な量単位で区切った場合の、その1
区切りを意味し、例えば、文書情報をA4サイズの用紙
に印刷した場合、その用紙の面積によって区切られる1
区切りを意味する。
【0049】また、文書情報を送信装置200からビュ
ーア300に向けて送信するとき、文書情報は、図13
に示すように、1ページ毎に複数のブロックaに分割さ
れ、ブロック単位で送信される。
【0050】さらに、文書情報を送信装置200からビ
ューア300に向けて送信するとき、文書情報を構成す
る各ブロックaは、図7に示すように、複数のフレーム
FおよびホッピングスロットHを有する伝送データDに
変換される。そして、伝送データD中の各フレームF
は、ヘッダS1および文書データエリアS2からなる。
【0051】ここで、ホッピングスロットHは、伝送デ
ータDを各フレームF毎に周波数ホッピング方式により
拡散するときに、周波数移行時間を確保するための領域
である。即ち、文書情報は、伝送データDに変換された
後、変調器251によって変調され、アップコンバータ
252およびPLL回路254等により、周波数ホッピ
ング方式を用いて拡散される。このとき、アップコンバ
ータ252およびPLL回路254等は、伝送データD
の各フレームF毎に周波数をホッピングすることによっ
て拡散を行う。これにより、アップコンバータ252ま
たはPLL回路254は、各フレームF毎に周波数を変
化させなければならない。従って、隣り合った各フレー
ムFの間に、ホッピングスロットHを設けることによっ
て周波数移行時間を確保し、アップコンバータ252ま
たはPLL回路254の発振周波数を安定化させてい
る。
【0052】また、ヘッダS1には、当該伝送データD
を受信するビューア300のID、送信装置200とビ
ューア300を同期させるための同期信号、当該フレー
ムFが属しているページのページ番号を示すページ情
報、当該フレームFが属しているブロックを示すブロッ
ク情報および各種制御情報が記録されている。ここで、
制御情報は、当該フレームFがページ指定送信モードに
よって伝送するか否かを示す情報、当該フレームFが属
するページに記録された文字または画像の内容が変更さ
れたか否かを示す情報、当該フレームFが属するページ
の表示形式を示す情報、当該フレームFが属するページ
のページサイズを示す情報等である。
【0053】さらに、文書データエリアS2には、文書
情報そのものが記録されている。なお、ビューア300
の受信制御部330が、逆拡散された伝送データDから
文書情報を抽出して表示制御部340の記憶回路341
に記録するときには、伝送データDの文書データエリア
S2に記録されたデータを抜き出して、記憶回路341
に記憶する。
【0054】(3)文書情報送信処理 次に、送信装置200の送信制御部240により実行さ
れる文書情報送信処理について、図8のフローチャート
に沿って説明する。
【0055】送信者が、送信装置200のパーソナルコ
ンピュータ210によって生成された文書情報を送信す
べくパーソナルコンピュータ210を操作すると、パー
ソナルコンピュータ210により生成された文書情報
は、パーソナルコンピュータ210から送信制御部24
0に出力される。このとき、送信制御部240は、送信
制御部240の記憶回路に記憶された送信プログラムを
起動する。これにより、以下に述べる文書情報送信処理
がスタートする。
【0056】即ち、ステップ1では、今まで電源がオフ
の状態だった送信部250に電源が供給され、送信部2
50がオンされる。
【0057】ステップ2では、パーソナルコンピュータ
210から出力された制御情報を読み取り、「ページ指
定送信モード」か、「全ページ送信モード」かを判定す
る。
【0058】ここで、「ページ指定送信モード」とは、
送信装置200側で送信すべき文書情報のページ番号お
よび表示形式を指定し、指定した1ページ分の文書情報
を送信するモードである。このモードの場合、文書情報
が複数ページに亘り、かつ複数の表示形式がある場合で
も、送信装置200からは、指定したページ番号および
表示形式に対応する1ページ分の文書情報のみが送信さ
れる。一方、「全ページ送信モード」とは、ページ指定
は行わず、複数ページに亘る文書情報の全ページを、各
ページ毎に表示形式を変更しながら送信するモードであ
る。
【0059】また、文書情報の表示形式には、文書情報
の縮尺、表示範囲、縦向きまたは横向き等がある。例え
ば、図13ないし図16は、文書情報の表示形式の具体
例を示している。即ち、図13中の文書情報N1は通常
縮尺の文書情報である。図14中の文書情報N4は拡大
した状態の文書情報である。図15中の文書情報N5は
縮小した状態の文書情報である。図16中の文書情報N
6は表示範囲を左側だけに限定した文書情報である。な
お、図13ないし図16に示した各文書情報は、いずれ
も1ページ分であり、各図に示した状態でビューア30
0の表示部350に表示される。
【0060】また、パーソナルコンピュータ210から
は、文書情報の他に、文書情報を制御するための制御情
報が出力される。制御情報は、文書情報を送信するビュ
ーア300のID、文書情報のページに関する情報、文
書情報をページ指定送信モードで伝送するか否かを示す
情報、文書情報の各ページの表示形式を示す情報、文書
情報のページサイズを示す情報等である。ステップ2で
は、パーソナルコンピュータ210から出力される前記
制御情報に基づいて、これから送信しようとする文書情
報をページ指定送信モードで送信するのか否かを判定す
る。その結果、文書情報をページ指定送信モードで送信
するときには、ステップ3に移行する。
【0061】ステップ3では、これから送信しようとす
る文書情報のページ番号と、その文書情報の表示形式を
設定する。即ち、文書情報をページ指定送信モードで送
信する場合には、送信者が、パーソナルコンピュータ2
10を操作して、これから送信しようとする文書情報の
ページ番号と表示形式を設定する。そして、このページ
番号と表示形式は、制御信号として、パーソナルコンピ
ュータ210から送信制御部240に出力される。ステ
ップ3では、この制御情報に基づいて、これから送信し
ようとするページ番号と表示形式を認識する。
【0062】ステップ4では、パーソナルコンピュータ
210から送信制御部240に出力された複数ページに
亘る文書情報の中から、ステップ3で設定したページ番
号の文書情報を選択し、この文書情報をステップ3で設
定した表示形式に変換する。即ち、文書情報の拡大、縮
小、表示範囲の限定等を行う。
【0063】ステップ5では、ステップ4で表示形式を
変換した1ページ分の文書情報を、複数のブロックa
(図13参照)に分割すると共に、上述したような伝送
データD(図7参照)に変換する。このとき、伝送デー
タDを構成する各フレームFのヘッダS1は、パーソナ
ルコンピュータ210から出力される制御情報等に基づ
いて生成される。そして、ステップ5で変換された伝送
データDは、送信部250により変調、拡散され、送信
アンテナ230からビューア300に向けてブロック単
位に送信される。
【0064】ステップ6では、ステップ5で送信した1
ページ分の文書情報(伝送データD)の送信が終了した
か否かを判定し、その結果、1ページ分の文書情報の送
信が終了していないときには、ステップ5に戻り、ステ
ップ5およびステップ6を、1ページ分の文書情報の送
信が終了するまで繰り返す。
【0065】ステップ7では、当該文書情報送信処理を
終了するか否かを判定する。例えば、ビューアシステム
100を停止するときや、送信装置200から送信され
る文書情報を受信するすべてのビューア300がホール
ド状態になったときには、送信装置200による文書情
報送信処理を終了する。この場合、送信者は、パーソナ
ルコンピュータ210を操作して、送信装置200によ
る文書情報送信処理を終了する旨の指令を入力する。こ
れにより、この指令が、制御情報として、パーソナルコ
ンピュータ210から送信制御部240に送信される。
そこで、ステップ7では、この制御情報に基づいて送信
装置200による文書情報送信処理を終了するか否かを
判定する。
【0066】そして、ステップ7の判定の結果、文書情
報送信処理を終了するときには、ステップ12に移行
し、ステップ12で送信部250の電源をオフにする。
一方、ステップ7の判定の結果、文書情報送信処理を終
了しないときには、ステップ8に移行する。
【0067】ステップ8では、送信すべき文書情報のペ
ージまたは表示形式が変更されたか否かを判定する。即
ち、送信者がパーソナルコンピュータ210を操作し
て、送信すべき文書情報のページまたは表示形式を変更
する旨の指令を入力したときには、その指令が、制御信
号として、パーソナルコンピュータ210から送信制御
部240に出力される。そこで、ステップ8では、この
制御信号に基づいて、送信すべき文書情報のページまた
は表示形式が変更されたか否かを判定する。
【0068】そして、ステップ8の判定の結果、送信す
べき文書情報のページまたは表示形式が変更されたとき
には、ステップ3に移行し、ステップ3〜ステップ6
で、新たなページ番号または表示形式を設定し、その新
たなページ番号に対応する1ページ分の文書情報を新た
な表示形式に変換して送信する。一方、ステップ8の判
定の結果、送信すべき文書情報のページが変更されてい
ないときには、ステップ5に移行し、ステップ5および
ステップ6の処理により、同一ページの文書情報を同一
の表示形式で繰り返し送信する。
【0069】一方、前述したステップ2の判定の結果、
ページ指定送信モードでないとき、即ち、全ページ送信
モードのときには、ステップ9に移行する。
【0070】ステップ9では、複数ページに亘る文書情
報の全ページを送信する。即ち、複数ページに亘る文書
情報を複数のブロックaに分割すると共に、伝送データ
Dに変換し、送信部250に出力する。これにより、伝
送データDは、送信部250により、変調、拡散され、
送信アンテナ230からビューア300に向けてブロッ
ク単位に送信される。
【0071】このとき、ステップ9では、複数ページに
亘る文書情報の全ページを、各ページについて表示形式
を次々変更しながら送信する。例えば、文書情報の第1
ページ目について、拡大したもの、縮小したもの、表示
範囲を左側に限定したもの、表示範囲を右側に限定した
もの、縦書きにしたものおよび横書きにしたもの等を順
次送信し、次に、文書情報の第2ページ目について拡大
したもの、縮小したもの、表示範囲を左側に限定したも
の、表示範囲を右側に限定したもの、縦書きにしたもの
および横書きにしたもの等を順次送信する。その後、他
のページについても、同様に複数の表示形式のものを順
次送信する。
【0072】ステップ10では、複数ページに亘る文書
情報を全ページ送信したか否かを判定する。その結果、
文書情報を全ページ送信していないときには、ステップ
9に戻り、文書情報を全ページ送信するまで、ステップ
9およびステップ10を繰り返す。一方、文書情報を全
ページ送信したときには、ステップ11に移行し、前述
したステップ7と同様に、当該文書情報送信処理を終了
するか否かを判定する。
【0073】そして、ステップ11の判定の結果、文書
情報送信処理を終了しないときには、ステップ9に戻
り、複数ページに亘る文書情報を、各ページについて表
示形式を変更しながら繰り返し送信する。一方、文書情
報送信処理を終了するときには、ステップ12で送信部
250の電源をオフにし、文書情報送信処理を終了す
る。
【0074】このように、文書情報送信処理によれば、
ページ指定送信モードの場合には、送信装置200は、
送信者が当該文書情報送信処理を終了する旨の指令をパ
ーソナルコンピュータ210に入力しない限り、1ペー
ジ分の文書情報をステップ3で指定した表示形式でビュ
ーア300に向けて繰り返し送信し続ける。特に、送信
すべき文書情報のページ番号または表示形式が変更され
ない場合には、送信装置200は、同一ページの文書情
報を同一の表示形式でビューア300に向けて繰り返し
送信し続ける。
【0075】一方、全ページ送信モードの場合には、送
信装置200は、送信者が当該文書情報送信処理を終了
する旨の指令をパーソナルコンピュータ210に入力し
ない限り、複数ページに亘る文書情報の全ページを各ペ
ージ毎に表示形式を変更しながらビューア300に向け
て繰り返し送信し続ける。
【0076】(4)文書情報受信処理 次に、ビューア300の受信制御部330により実行さ
れる文書情報受信処理について、図9ないし図11のフ
ローチャートに沿って説明する。
【0077】受信者が、送信装置200から伝送される
文書情報を得るべくビューア300を始動すると、受信
制御部330の電源がオンとなり、受信制御部330の
記憶回路に記憶された受信プログラムが起動する。これ
により、以下に述べる文書情報受信処理がスタートす
る。
【0078】即ち、図9中のステップ21では、今まで
電源がオフの状態だった受信部320に電源が供給さ
れ、受信部320がオンされる。これにより、受信部3
20は、送信装置200から送信された拡散信号を受け
取る。このとき、受信制御部330は、受信部320に
より受け取った拡散信号に基づいて、同期捕捉を行い、
送信装置200との間の同期を確立する。その後、受信
部320は、受信した拡散信号を逆拡散および復調し、
元の伝送データDを復元する。そして、この伝送データ
Dを、受信制御部330に入力する。
【0079】ステップ22では、伝送データDを構成す
る各フレームFのヘッダS1の内容を調べ、文書情報
(伝送データD)が「ページ指定送信モード」で送信さ
れたか、「全ページ送信モード」で送信されたかを判定
する。そして、ステップ22の判定の結果、文書情報が
「ページ指定送信モード」で送信された場合には、図1
0中のステップ23に移行する。
【0080】図10中のステップ23では、送信装置2
00から送信された文書情報を1ブロック分受信する。
正確に述べると、受信部320により、送信装置200
から送信される拡散信号に基づいて伝送データDを復元
し、受信制御部330により、この伝送データDを構成
する各フレームFの文書データエリアS2に記録された
文書情報を1ブロック分抽出する。
【0081】ステップ24では、ステップ23で受信し
た1ブロック分の文書情報にエラーがあるか否か判定す
る。そして、ステップ24の判定の結果、エラーがない
ときには、ステップ25で、この1ブロック分の文書情
報を表示制御部340の記憶回路341に書き込む。記
憶回路341に文書情報が書き込まれると、この書き込
まれた文書情報が表示部350に表示される。
【0082】一方、ステップ24の判定の結果、エラー
があるときには、ステップ26で、この1ブロック分の
文書情報を記憶回路341に書き込まず、破棄する。こ
れにより、記憶回路341には、未書込みの領域が形成
される。これにより、表示部350には空白が表示され
るか、前回に書き込まれた文書情報(前回情報)が表示
される。
【0083】そして、ステップ27では、1ページ分の
文書情報をすべて受信したか否かを判定する。その結
果、1ページ分の文書情報をすべて受信していないとき
には、ステップ23に戻り、1ページ分の文書情報をす
べて受信するまで、ステップ23〜ステップ27の処理
を繰り返す。
【0084】続いて、ステップ28では、ステップ23
〜ステップ27の処理により、送信装置200から送信
された1ページ分の文書情報が、表示制御部340の記
憶回路341に完全に書き込まれたか否かを判定する。
即ち、ステップ23〜ステップ27の処理により、1ペ
ージ分の文書情報を受信する間に、全くエラーがなけれ
ば、受信した文書情報が記憶回路341に完全に書き込
まれる。ところが、1ページ分の文書情報を受信する間
に、エラーがあった場合には、記憶回路341中に書き
込まれない部分が生じる。そこで、ステップ28では、
1ページ分の文書情報が記憶回路341に完全に書き込
まれたか否かを調べ、記憶回路341中に書き込まれな
い部分があるときには、受信中にエラーがあったと判定
し、ステップ23に戻り、ステップ23〜ステップ27
の処理を繰り返し実行する。
【0085】ここで、送信装置200は、1ページ分の
文書情報を繰り返し送信している。このため、ビューア
300が1ページ分の文書情報を受信する間に、エラー
があった場合には、この文書情報を再度受信することが
できる。
【0086】一方、送信装置200から繰り返し送信さ
れている1ページ分の文書情報をビューア300が完全
に受信し、表示制御部340の記憶回路341が完全に
書き込まれたときには、ステップ28で「YES」と判
定され、ステップ29に移行する。このとき、記憶回路
341には1ページ分の文書情報が完全に書き込まれた
ため、表示部350には、この1ページ分の文書情報が
完全に、かつ正確に表示されている。即ち、表示部35
0には、送信装置200の文書情報送信処理のステップ
3で設定されたページ番号および表示形式の文書情報が
表示されている。
【0087】さらに、ステップ29では、受信部320
の復調器321、ダウンコンバータ322および低雑音
増幅器323の電源をオフにし、いわゆるスリープ状態
にする。これにより、消費電力を削減することができ
る。なお、スリープ状態中でも、PLL回路324の電
源はオンにしておく。これにより、PLL回路324の
発振周波数を安定させることができ、スリープ状態を解
除したときに、同期捕捉が容易となる。
【0088】ステップ30では、ビューア300をホー
ルドさせるか、または当該文書情報受信処理を終了させ
るか否かを判定する。ここで、「ホールド」とは、受信
した文書情報を表示部350に表示させた状態で、受信
部320、受信制御部330等の電源をオフにするもの
である。ホールドを指定するには、ビューア300の入
力部360を操作する。ビューア300をホールドする
と、表示部350の表示を固定させることができると共
に、消費電力を最小限に抑えることができる。ビューア
300をホールドさせるか、または当該文書情報受信処
理を終了させるときには、図11中のステップ51に移
行する。
【0089】ステップ31では、ステップ29でビュー
ア300がスリープ状態となってから、所定時間が経過
したか否かを判定し、所定時間経過していないときに
は、ステップ29に戻り、スリープ状態を維持する。一
方、所定時間経過したときには、ステップ32で、ビュ
ーア300をウェイクさせる。即ち、受信部320の復
調器321、ダウンコンバータ322および低雑音増幅
器323の電源をオンにする。そして、ステップ33
で、送信装置200から送信される文書情報を受信す
る。
【0090】ステップ34では、送信装置200から送
信された文書情報のページ番号または表示形式が変更さ
れたか、または、送信装置200から送信された文書情
報の内容が変更されたか否かを判定する。その結果、送
信装置200から送信された文書情報のページ番号、表
示形式または内容が変更されたときには、ステップ23
に戻り、変更された新たな1ページ分の文書情報を受信
し、表示部350に表示する。一方、ステップ34の判
定の結果、送信装置200から送信された文書情報のペ
ージ番号、表示形式または内容が変更されていないとき
には、ステップ29に戻る。これにより、ビューア30
0は、再びスリープ状態になる。なお、送信装置200
から送信された文書情報の内容が変更されたか否かは、
伝送データDを構成する各フレームFのヘッダS1に記
録されているため、これらヘッダS1の内容を調べるこ
とにより、認識することができる。
【0091】このように、ステップ29〜ステップ34
の処理により、ビューア300は、所定時間毎に定期的
にウェイクし、ビューア300の表示部350に表示さ
れた文書情報に変更がある場合にのみ、文書情報の受信
を行い、それ以外のときは、主にスリープ状態となる。
【0092】一方、図9中のステップ22の判定の結
果、送信装置200から、文書情報が「全ページ送信モ
ード」で送信された場合には、ステップ35に移行す
る。
【0093】ステップ35では、ビューア300の入力
部360により受信すべき文書情報のページ番号と表示
形式を設定する。即ち、受信者は、ビューア300のビ
ューアボディ301に設けられたスイッチを操作し、ビ
ューア300に表示すべき文書情報のページ番号と表示
形式を設定する。例えば、ビューア300のスイッチを
操作することにより、前述した文書情報の各表示形式
(拡大、縮小、左側のみ表示等)を選択できるようにな
っている。
【0094】ステップ36では、ビューア300の入力
部360により、受信すべき文書情報の表示位置を設定
する。
【0095】ここで、ステップ35で、受信すべき文書
情報の表示形式を、図15に示すような縮小を設定した
場合、または図16に示すように文書情報の左側のみを
限定して表示する形式を設定した場合には、図17また
は図18に示すように、複数ページの文書情報を表示部
350に並べて一度に表示することができる。また、図
13に示すような通常縮尺の文書情報と、図19に示す
ようなグラフが描画された文書情報とを、図20に示す
ように重ね合わせて表示部350に表示することも可能
である。
【0096】このように、複数の文書情報を表示部35
0に同時に表示するときには、ステップ36で、各文書
情報の表示位置を設定する。具体的には、図17に示す
ように、4ページ分の文書情報を並べて表示する配置に
するか、図18に示すように、2ページ分の文書情報を
並べて表示する配置にするか、図20に示すように2ペ
ージ分の文書情報を重ね合わせて表示するか等を入力部
360のスイッチを操作することにより設定する。
【0097】さて、ステップ37では、ステップ35で
設定したページ番号および表示形式の文書情報を受信す
る。ここで、送信装置200は、全ページ送信モードで
文書情報を送信している。即ち、送信装置200は、複
数ページに亘る文書情報の全ページを、各ページ毎に表
示形式を変更しながら繰り返し送信している。従って、
ビューア300は、送信装置200から送信される文書
情報のページ番号および表示形式を認識し、ステップ3
5で設定したページ番号および表示形式と一致したとき
にのみ、その文書情報を受信する。正確に述べると、受
信制御部330は、受信部320から1ブロック分の伝
送データDを受け取り、この1ブロック分の伝送データ
Dに含まれる各フレームFのヘッダS1を調べ、当該各
フレームFが属するページのページ番号および表示形式
を認識する。そして、認識したページ番号および表示形
式と、受信者が入力部360により入力したページ番号
および表示形式とが一致したときに、当該各フレームF
の文書データエリアS2に記録された文書情報を1ブロ
ック分抽出する。
【0098】ステップ38では、ステップ37で受信し
た1ブロック分の文書情報にエラーがあるか否か判定
し、その結果、エラーがないときには、ステップ39お
よびステップ40で、この受信した1ブロック分の文書
情報を表示制御部340の記憶回路341に書き込む。
このとき、ステップ39では、受信した文書情報がステ
ップ36で設定した表示位置に配置されるように、受信
した文書情報を記録回路341に書き込む。さらに詳し
く説明すると、ステップ39では、まず、受信した文書
情報を書き込むべき記憶回路341のアドレス(番地)
を算出し、そのアドレスに、受信した文書情報を書き込
む。これにより、この受信した1ブロック分の文書情報
が、ステップ36で設定した表示位置に従って、表示部
350に表示される。
【0099】一方、ステップ38の判定の結果、1ブロ
ック分の文書情報の受信にエラーがあるときには、ステ
ップ41で、この文書情報を記憶回路341に書き込ま
ず、破棄する。これにより、記憶回路341には、未書
込みの領域が形成されるため、表示部350には空白が
表示されるか、前回か書き込まれた文書情報(前回情
報)が表示される。
【0100】ステップ42では、受信者がビューア30
0の入力部360を操作してビューア300に表示すべ
き文書情報のページ番号または表示形式を変更したか否
かを判定する。そして、ステップ42の判定の結果、受
信者が文書情報のページ番号、表示形式を変更したとき
には、ステップ35に戻って受信をやり直し、変更して
いないときには、ステップ43に移行する。
【0101】ステップ43では、送信装置200から送
信されている複数ページの文書情報のうち、ステップ3
5で設定した1ページ分の文書情報の受信が完了したか
否かを判定する。なお、1ページ分受信する前に内容等
が変更されたときには、変更後の1ページ分の文書情報
の受信が完了したか否かを判定する。ここで、送信装置
200から送信された文書情報の内容が変更されたか否
かは、伝送データDを構成する各フレームFのヘッダS
1の内容を調べることにより認識することができる。そ
して、ステップ43の判定の結果、1ページ分の文書情
報の受信が完了していないときには、ステップ36に戻
り、1ページ分の文書情報の受信が完了するまで、ステ
ップ36〜ステップ43の処理を繰り返し、1ページ分
の文書情報を記憶回路341に書き込む。
【0102】ステップ44では、前述したステップ28
とほぼ同様に、表示制御部340の記憶回路341に1
ページ分の文書情報が完全に書き込まれた否かを判定す
る。そして、ステップ44の判定の結果、記憶回路34
1に1ページ分の文書情報が完全に書き込まれていない
ときには、この1ページ分の文書情報の受信中にエラー
があったことを意味する。このため、ステップ36に移
行し、再度、ステップ35で指定した1ページ分の文書
情報を受信する。
【0103】ここで、送信装置200は、複数ページに
亘る文書情報を全ページを、各ページ毎に表示形式を変
更しながら繰り返し送信している。このため、ビューア
300が指定した1ページ分の文書情報を受信する間
に、エラーがあった場合には、この指定した1ページ分
の文書情報を再度受信することができる。
【0104】一方、送信装置200から繰り返し送信さ
れている1ページ分の文書情報をビューア300が完全
に受信し、この文書情報の1ページ分が表示制御部34
0の記憶回路341に完全に書き込まれたときには、ス
テップ44で「YES」と判定し、ステップ45に移行
する。このとき、記憶回路341には1ページ分の文書
情報が完全に書き込まれたため、表示部350には、こ
の1ページ分の文書情報が完全に表示されている。即
ち、表示部350には、ステップ35で設定したページ
番号および表示形式の文書情報が、ステップ36で設定
した表示位置に従って表示されている。
【0105】ステップ45では、前述したステップ29
と同様に、受信部320の復調器321、ダウンコンバ
ータ322および低雑音増幅器323の電源をオフに
し、ビューア300をいわゆるスリープ状態にする。ス
テップ46では、ビューア300をホールドさせるか、
または終了させるか否かを判定する。
【0106】ステップ47では、スリープ状態中に、受
信者がビューア300の入力部30を操作し、ビューア
300に表示すべき文書情報のページ番号または表示形
式を変更したか否かを判定する。その結果、ページ変更
または表示形式変更があったときには、スリープを解除
してステップ35に移行し、新たなページの文書情報を
受信し、表示部350に表示する。
【0107】ステップ48では、ステップ45でビュー
ア300がスリープ状態となってから、所定時間が経過
したか否かを判定し、所定時間経過していないときに
は、ステップ45に戻り、スリープ状態を維持する。一
方、所定時間経過したときには、ステップ49で、ビュ
ーア300をウェイクさせる。
【0108】ステップ50では、送信装置200から送
信された文書情報のページ番号または表示形式が変更さ
れたか、送信装置200から送信された文書情報の内容
が変更されたか否か、または、受信者がビューア300
の入力部360を操作してビューア300に表示すべき
文書情報のページ番号または表示形式を変更したか否か
を判定する。その結果、文書情報のページ番号、表示形
式または内容が変更されたときには、ステップ35に戻
り、変更された新たな1ページ分の文書情報を受信し、
表示部350に表示する。一方、ステップ50の判定の
結果、文書情報のページ番号、表示形式または内容が変
更されていないときには、ステップ45に戻る。これに
より、ビューア300は、再びスリープ状態になる。
【0109】このように、ステップ45〜ステップ50
の処理により、ビューア300は、所定時間毎に定期的
にウェイクし、ビューア300の表示部350に表示さ
れた文書情報に変更がある場合にのみ、文書情報の受信
を行い、それ以外のときは、スリープ状態となる。
【0110】一方、ステップ30またはステップ46の
判定の結果、ビューア300をホールドさせるか、また
は文書情報受信処理終了させるときには、図11中のス
テップ51に移行し、受信部320の電源をオフにす
る。そして、文書情報受信処理を終了するときには、ス
テップ52で「YES」と判定され、当該文書情報受信
処理は終了する。一方、ビューア300のホールドを解
除するときには、ステップ53で「YES」と判定さ
れ、図9中のステップ21に移行する。これにより、ビ
ューア300は、送信装置200から送信される文書情
報を再度受信する。
【0111】かくして、本実施形態によるビューアシス
テム100によれば、送信装置200により文字または
画像がページ単位に記録された文書情報を送信し、ビュ
ーア300により、送信装置200から送信された文書
情報を1ページ分受信する構成としたから、送信者は文
書情報を簡単に送信することができ、受信者は、送信さ
れた文書情報をページ単位で簡単に確認することができ
る。
【0112】従って、例えば、会議等にこのビューアシ
ステム100を用いた場合には、会議内容を印刷した用
紙をなくすことができる。これにより、会議の担当者は
会議資料を印刷し、各参加者に仕分けする手間が省け、
会議の効率を向上させることができる。
【0113】また、本実施形態によるビューアシステム
100によれば、送信装置200により、ページ指定送
信モードのときには、1ページ分の文書情報を設定した
表示形式で繰り返し送信し、全ページ送信モードのとき
には、複数ページに亘る文書情報の全ページを、各ペー
ジ毎に表示形式を変更しながら繰り返し送信する構成と
したから、ビューア300が、送信装置200から送信
される文書情報を受信するときに、エラーが生じても、
繰り返し送信されている文書情報を再度受信するだけ
で、エラーを解消し、1ページ分の文書情報を設定した
表示形式で確実に受信することができる。特に、ビュー
アシステム100は、周波数ホッピング方式で文書情報
を送受信しているため、送信装置200から送信される
文書情報は、ほぼランダムに周波数パターン(ホッピン
グパターン)が変化する搬送波によって送信される。こ
のため、送信装置200から1回目に送信された文書情
報と、2回目に送信された文書情報とでは、異なる周波
数パターンで送信される。従って、一部の周波数帯域の
受信状態が悪く、1回目の受信で文書情報の1部にエラー
が生じたとしても、2回目の受信によって、そのエラー
を解消することができる。なぜなら、2回目の受信のと
きには、エラーが生じた部分の文書情報が1回目と異な
る周波数帯域の搬送波によって送信されるからである。
【0114】さらに、本実施形態によるビューアシステ
ム100によれば、送信装置200は、ページ指定送信
モードのときには、送信装置200側で設定した表示形
式の文書情報を送信し、全ページ送信モードのときに
は、複数ページに亘る文書情報を各ページ毎に表示形式
を変更しながら送信する。即ち、送信装置200は、同
一内容の文書情報を、その表示形式を変更しながら送信
する。このように、送信装置200は、それぞれ表示形
式が異なる同一内容の文書情報を順次送信するため、ビ
ューア300は、希望する表示形式を選択するだけで、
希望どおりの表示形式で文書情報を表示することができ
る。これにより、ビューア300側で、文書情報の表示
形式を変換する必要がないため、ビューア300の負担
を軽減できる。従って、ビューア300に高度な画像処
理機能を持たせる必要がなく、ビューア300の構成を
簡単化することができ、ビューア300を安価なものと
することができる。
【0115】また、本実施形態によるビューア300
は、複数ページの文書情報を受信し、これら受信した文
書情報を表示部350に表示する位置を設定することが
できる。これにより、複数ページの文書情報を、図1
7、図18および図20に示すように表示部350に一
度に表示することができる。従って、受信者は、送信装
置200から送信された複数ページの文書情報を、全体
的に見ることができ、文書情報の内容を素早く把握する
ことができる。なお、文書情報の表示位置の配置は、受
信した文書情報を書き込む記憶回路341のアドレスを
算出するだけでよく、簡単な構成で実現可能である。
【0116】また、ビューア300は、1ページ分の文
書情報の受信を完了した後は、スリープ状態になる。そ
して、ビューア300は、所定時間毎に定期的にウェイ
クし、表示部350に表示された文書情報に変更がある
場合にのみ、文書情報の受信を行う。これにより、ビュ
ーア300の消費電力を削減することができる。
【0117】さらに、ビューア300は、表示部350
に表示された文書情報をホールドすることができる。こ
れにより、表示部350に表示された文書情報を固定す
ることができる。従って、例えば、複数のビューア30
0のそれぞれに異なるページの文書情報を受信させてか
ら、各ビューア300をホールドさせれば、各ビューア
300によって複数ページに亘る文書情報を一度に表示
させることができる。
【0118】なお、前記実施形態において、送信装置2
00の送信制御部240によって実行される文書情報送
信処理(図8参照)が送信手段の具体例である。また、
ビューア300の受信制御部330によって実行される
文書情報受信処理(図9ないし図11参照)のステップ
35が指定手段の具体例であり、ステップ23、ステッ
プ37が受信手段の具体例である。さらに、文書情報受
信処理のステップ25、ステップ40が表示手段の具体
例であり、ステップ36が配置手段の具体例である。
【0119】また、前記実施形態では、ビューア300
の文書情報受信処理のステップ36において、受信した
文書情報の表示位置を入力部360によって入力するも
のとして述べたが、本発明がこれに限らず、受信した文
書情報の表示位置を、その文書情報の縮尺や表示範囲に
応じて自動的に設定してもよい。例えば、表示部350
の表示領域351の1/4に縮小した表示形式の文書情
報を受信したときには、自動的に図17に示すような表
示位置に各文書情報を配置するようにしてもよい。
【0120】また、前記実施形態では、送信装置200
の送信制御部240にホッピングテーブル241を設
け、このホッピングテーブル241を用いて周波数拡散
を行う場合を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、ホ
ッピングテーブル241に代えて、M系列符号等のPN
符号や拡散RS符号を生成する拡散符号生成回路を設け
てもよい。また、ビューア300に設けられたホッピン
グテーブル331に代えて、前記拡散符号生成回路を設
けてもよい。なお、前記拡散符号生成回路は、例えば、
シフトレジスタ、タップレジスタおよび加算器等から構
成される。
【0121】また、前記実施形態では、送信制御部24
0によって文書情報送信処理を実行するものとして述べ
たが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータ
210で文書情報送信処理を実行してもよい。この場合
には、文書情報送信処理を実行するための送信プログラ
ムをパーソナルコンピュータ210に記憶させる。
【0122】また、前記実施形態では、周波数ホッピン
グ方式を用いて文書情報の送受信を行うものとして述べ
たが、本発明はこれに限らず、直接拡散方式、その他の
伝送方式を用いてもよい。
【0123】また、前記実施形態では、ビューア300
を、例えばA4サイズ程度の表示部350を有するもの
として述べたが、本発明はこれに限らず、B5またはA
6サイズに小型化してもよく、また、A1サイズ程度に
大型化してもよい。さらに、ビューア300を壁掛けタ
イプにしてもよい。このとき、本発明でいう1ページと
は、印刷時の1ページと等しい必要はなく、ビューアの
表示サイズに応じて、1ページ分の情報量は選択され
る。また、1ページ分の情報量をビューア表示量よりも
若干小さくし、1ページ全体と、その前後のページの一
部を同時に表示させてもよい。これにより、ページ全体
の内容の把握が容易となる。
【0124】
【発明の効果】以上詳述したとおり、請求項1の発明の
文書情報伝送システムによれば、少なくとも1ページ分
の文書情報を、その表示形式を変更しながら繰り返し送
信する送信装置と、送信装置から送信される文書情報の
表示形式が、指定手段により指定された表示形式と一致
したときに、その文書情報を受信して表示する受信装置
とから構成したから、同一内容の文書情報を様々な表示
形式で受信装置に表示させることができる。
【0125】特に、受信装置は、送信装置により様々な
表示形式で繰り返し送信されている文書情報の中から、
所望の表示形式の文書情報を選択し、受信するだけで、
文書情報を所望の表示形式で表示することができる。こ
れにより、受信装置側で文書情報の表示形式を変更する
ための処理を行う必要がなく、受信装置の負担を軽減す
ることができる。従って、受信装置の構成を簡単化する
ことができ、受信装置を安くでき、文書情報伝送システ
ムを低コストで実現することができる。
【0126】請求項2の発明の文書情報伝送システムに
よれば、送信装置の送信手段を、少なくとも1ページ分
の文書情報を、その縮尺を変更しながら繰り返し送信す
る構成としたから、同一内容の文書情報を様々な縮尺で
受信装置に表示させることができる。特に、受信装置
は、送信装置により様々な縮尺で繰り返し送信されてい
る文書情報の中から、所望の縮尺の文書情報を選択し、
受信するだけで、文書情報を所望の縮尺で表示すること
ができる。これにより、受信装置側で文書情報の縮尺を
変更するための処理を行う必要がなく、受信装置の負担
を軽減することができる。従って、受信装置の構成を簡
単化することができ、受信装置を安くすることができ
る。
【0127】請求項3の発明の文書情報伝送システムに
よれば、送信装置の送信手段を、少なくとも1ページ分
の文書情報を、その表示範囲を変更しながら繰り返し送
信する構成としたから、少なくとも1ページの文書情報
のうち、所望の表示範囲の文書情報を抜き出して受信装
置に表示させることができる。特に、受信装置は、送信
装置により様々な表示範囲で繰り返し送信されている文
書情報の中から、所望の表示範囲の文書情報を選択し、
受信するだけで、文書情報を所望の表示範囲で表示する
ことができる。これにより、受信装置側で文書情報の表
示範囲を変更するための処理を行う必要がなく、受信装
置の負担を軽減することができる。従って、受信装置の
構成を簡単化することができ、受信装置を安くすること
ができる。
【0128】請求項4の発明の文書情報伝送システムに
よれば、複数ページの文書情報を繰り返し送信する送信
装置と、送信装置により送信された複数ページの文書情
報を受信し、この複数ページの文書情報を表示部内に配
置する構成としたから、受信した複数ページの文書情報
を受信装置の表示部に一度に(同時に)表示することが
できる。また、送受信中にエラーが生じ、送信装置から
送信された文書情報を受信装置が正常に受信できなかっ
たときでも、受信装置は、送信装置から繰り返し送信さ
れている文書情報を再度受信し、表示することができ
る。従って、文書情報の伝送を確実に行うことができ
る。
【0129】請求項5の発明の文書情報伝送システムに
よれば、受信装置の配置手段によって、受信手段により
受信した文書情報を、そのすべてのページが表示部内に
同時に表示されるように配置する構成としたから、送信
装置から送信された複数ページからなる文書情報の各ペ
ージを一度に表示することができる。従って、受信者
は、送信装置から送信された複数ページの文書情報を、
全体的に見ることができ、文書情報の内容を素早く把握
することができる。
【0130】請求項6の発明の文書情報伝送システムに
よれば、受信装置の配置手段によって、受信手段により
受信した文書情報の各ページを、表示部内に重ねて表示
するように配置する構成としたから、送信装置から送信
された複数ページからなる文書情報の各ページを見やす
い位置に重ねて表示することができる。
【0131】請求項7の発明の文書情報送信装置によれ
ば、少なくとも1ページ分の文書情報を、その表示形式
を変更しながら繰り返し送信する構成としたから、同一
内容の文書情報を様々な表示形式で受信装置に表示させ
ることができる。特に、送信装置により表示形式がそれ
ぞれ異なる文書情報を複数生成するため、受信装置側で
文書情報の表示形式を変更するための処理を行う必要が
なく、受信装置の負担を軽減することができる。従っ
て、受信装置の構成を簡単化することができ、受信装置
を安くすることができる。
【0132】請求項8の発明の文書情報送信装置によれ
ば、少なくとも1ページ分の文書情報を、その縮尺を変
更しながら繰り返し送信する構成としたから、同一内容
の文書情報を様々な縮尺で受信装置に表示させることが
できる。特に、送信装置により縮尺がそれぞれ異なる文
書情報を複数生成するため、受信装置側で文書情報の縮
尺を変更するための処理を行う必要がなく、受信装置の
負担を軽減することができる。従って、受信装置の構成
を簡単化することができ、受信装置を安くすることがで
きる。
【0133】請求項9の発明の文書情報送信装置によれ
ば、少なくとも1ページ分の文書情報を、その表示範囲
を変更しながら繰り返し送信する構成としたから、少な
くとも1ページの文書情報のうち、所望の表示範囲の文
書情報を抜き出して受信装置に表示させることができ
る。特に、送信装置により表示範囲がそれぞれ異なる文
書情報を複数生成するため、受信装置側で文書情報の表
示範囲を変更するための処理を行う必要がなく、受信装
置の負担を軽減することができる。従って、受信装置の
構成を簡単化することができ、受信装置を安くすること
ができる。
【0134】請求項10の発明の文書情報受信装置によ
れば、複数ページの文書情報を同時に表示可能な表示領
域を有する表示部と、複数ページの文書情報を受信する
受信手段と、受信手段により受信した複数ページの文書
情報を表示部内に配置する配置手段とを備える構成とし
たから、受信した複数ページの文書情報を受信装置の表
示部に一度に(同時に)表示することができる。
【0135】請求項11の発明の文書情報受信装置によ
れば、配置手段によって、受信手段により受信した文書
情報を、そのすべてのページが表示部内に同時に表示さ
れるように配置する構成としたから、受信手段により受
信した複数ページからなる文書情報の各ページを一度に
表示することができる。従って、受信者は、受信した複
数ページの文書情報を、全体的に見ることができ、文書
情報の内容を素早く把握することができる。
【0136】請求項12の発明の文書情報受信装置によ
れば、配置手段によって、受信手段により受信した文書
情報の各ページを、表示部内に重ねて表示するように配
置する構成としたから、受信手段により受信した複数ペ
ージからなる文書情報の各ページを見やすい位置に重ね
て表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるビューアシステムを示
す全体図である。
【図2】本発明の実施形態による送信装置を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明の実施形態による送信装置の送信制御
部、送信部および送信アンテナを示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の実施形態による送信装置に設けられた
ホッピングテーブルを示す説明図である。
【図5】本発明の実施形態によるビューアを示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明の実施形態によるビューアの受信アンテ
ナ、受信部および受信制御部を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施形態による伝送データの構成を示
す説明図である。
【図8】本発明の実施形態による文書情報送信処理を示
すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態による文書情報受信処理を示
すフローチャートである。
【図10】図9に続く文書情報受信処理を示すフローチ
ャートである。
【図11】図10に続く文書情報受信処理を示すフロー
チャートである。
【図12】本発明の実施形態において、3ページに亘る
文書情報を示す説明図である。
【図13】本発明の実施形態において、通常縮尺の文書
情報の1ページ分を示す説明図である。
【図14】本発明の実施形態において、拡大した文書情
報の1ページ分を示す説明図である。
【図15】本発明の実施形態において、縮小した文書情
報の1ページ分を示す説明図である。
【図16】本発明の実施形態において、表示範囲を左半
分に限定した文書情報の1ページ分を示す説明図であ
る。
【図17】本発明の実施形態において、表示部に4ペー
ジの文書情報を並べて一度に表示した状態を示す説明図
である。
【図18】本発明の実施形態において、表示部に2ペー
ジの文書情報を並べて一度に表示した状態を示す説明図
である。
【図19】本発明の実施形態において、表示部にグラフ
が描画された文書情報を表示した状態を示す説明図であ
る。
【図20】本発明の実施形態において、表示部に複数の
文書情報を重ね合わせて表示した状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
100 ビューアシステム(文書情報伝送システム) 200 送信装置(文書情報送信装置) 210 パーソナルコンピュータ 230 送信アンテナ 240 送信制御部 250 送信部 300 ビューア(文書情報受信装置) 310 受信アンテナ 320 受信部 330 受信制御部 340 表示制御部 341 記憶回路 350 表示部 351 表示領域 360 入力部 N1,N2,N3 文書情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/32 H04L 13/00 301Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字または画像がページ単位で記録され
    た文書情報を送信する送信装置と、この送信装置から送
    信された文書情報を受信して表示する受信装置とからな
    る文書情報伝送システムであって、 前記送信装置は、少なくとも1ページ分の文書情報を、
    その表示形式を変更しながら繰り返し送信する送信手段
    を備え、 前記受信装置は、 前記文書情報の表示形式を指定する指定手段と、 前記送信装置の送信手段から送信される文書情報の表示
    形式が前記指定手段により指定した表示形式と一致した
    ときに、当該表示形式の文書情報を受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信した文書情報を表示する表示手
    段とを備えてなる文書情報伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記送信装置の送信手段は、少なくとも
    1ページ分の文書情報を、その縮尺を変更しながら繰り
    返し送信するものである請求項1に記載の文書情報伝送
    システム。
  3. 【請求項3】 前記送信装置の送信手段は、少なくとも
    1ページ分の文書情報を、その表示範囲を変更しながら
    繰り返し送信するものである請求項1に記載の文書情報
    伝送システム。
  4. 【請求項4】 文字または画像がページ単位で記録され
    た文書情報を送信する送信装置と、この送信装置から送
    信された文書情報を受信して表示する受信装置とからな
    る文書情報伝送システムであって、 前記送信装置は、複数ページの前記文書情報を繰り返し
    送信する送信手段を備え、 前記受信装置は、 前記送信装置の送信手段により送信された前記複数ペー
    ジの文書情報を受信する受信手段と、 複数ページの前記文書情報を同時に表示可能な表示領域
    を有する表示部と、 前記受信手段により受信した複数ページの文書情報を前
    記表示部内に配置する配置手段とを備えてなる文書情報
    伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記受信装置の配置手段は、前記受信手
    段により受信した文書情報を、そのすべてのページが前
    記表示部内に同時に表示されるように配置するものであ
    る請求項4に記載の文書情報伝送システム。
  6. 【請求項6】 前記受信装置の配置手段は、前記受信手
    段により受信した文書情報の各ページを、前記表示部内
    に重ねて表示するように配置するものである請求項4に
    記載の文書情報伝送システム。
  7. 【請求項7】 文字または画像がページ単位で記録され
    た文書情報を送信する文書情報送信装置であって、少な
    くとも1ページ分の文書情報を、その表示形式を変更し
    ながら繰り返し送信する文書情報送信装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1ページ分の文書情報を、そ
    の縮尺を変更しながら繰り返し送信する請求項7に記載
    の文書情報送信装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも1ページ分の文書情報を、そ
    の表示範囲を変更しながら繰り返し送信する請求項7に
    記載の文書情報送信装置。
  10. 【請求項10】 文字または画像がページ単位で記録さ
    れた文書情報を受信して表示する文書情報受信装置であ
    って、 複数ページの前記文書情報を同時に表示可能な表示領域
    を有する表示部と、 複数ページの前記文書情報を受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した複数ページの文書情報を前
    記表示部内に配置する配置手段とを備えた文書情報受信
    装置。
  11. 【請求項11】 前記配置手段は、前記受信手段により
    受信した文書情報を、そのすべてのページが前記表示部
    内に同時に表示されるように配置するものである請求項
    10に記載の文書情報受信装置。
  12. 【請求項12】 前記配置手段は、前記受信手段により
    受信した文書情報の各ページを、前記表示部内に重ねて
    表示するように配置するものである請求項10に記載の
    文書情報受信装置。
JP9236300A 1997-08-27 1997-09-01 文書情報伝送システム、文書情報送信装置および文書情報受信装置 Pending JPH1175008A (ja)

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JP9236300A JPH1175008A (ja) 1997-09-01 1997-09-01 文書情報伝送システム、文書情報送信装置および文書情報受信装置
US09/139,023 US6965442B1 (en) 1997-08-27 1998-08-24 Document information communicating system

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002116905A (ja) * 2000-10-06 2002-04-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報処理装置
JP2002323885A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ワイヤレスディスプレイシステム
JP2010541031A (ja) * 2007-09-04 2010-12-24 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション 電子文書を確認するためのシステム及び方法

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