JPH1173824A - 超電導ケーブル終端部 - Google Patents

超電導ケーブル終端部

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JPH1173824A
JPH1173824A JP9231621A JP23162197A JPH1173824A JP H1173824 A JPH1173824 A JP H1173824A JP 9231621 A JP9231621 A JP 9231621A JP 23162197 A JP23162197 A JP 23162197A JP H1173824 A JPH1173824 A JP H1173824A
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superconducting
impedance
superconducting cable
conductor
adjusting devices
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Pending
Application number
JP9231621A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Iwata
良浩 岩田
Hideo Ishii
英雄 石井
Shoichi Honjo
昇一 本庄
Shinichi Mukoyama
晋一 向山
Naotaka Ichiyanagi
直隆 一柳
Hirokazu Tsubouchi
宏和 坪内
Kazutomi Miyoshi
一富 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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Publication of JPH1173824A publication Critical patent/JPH1173824A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/34Cable fittings for cryogenic cables
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流臨界電流を増大させることができる超電
導ケーブル終端部を提供する。 【解決手段】 絶縁材を介して同心円状に積層された複
数の超電導導体層11、12、13を有する超電導ケー
ブル終端部において、各超電導導体層11、12、13
は、相互に絶縁された状態で外部に電気的に引き出さ
れ、インピーダンス調整装置41、42、43に接続し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流で用いられる
絶縁された多層の導体を有する超電導ケーブルの終端部
に関し、特に終端部における導体の引出しに関する。
【0002】
【従来の技術】超電導ケーブルは、大電流送電を行うた
めに、超電導線をフォーマ(芯:金属製またはプラスチ
ック製のパイプなど)上に多数本、多層に螺旋状に巻き
付けて作られる。そして、それぞれ層間には、電気絶縁
を取るために薄い絶縁層が設けられるのが一般的であ
る。それにもかかわらず、超電導ケーブルの終端部で
は、図3に示されるように、多層の超電導導体層11、
12、13を端部で電気的に短絡させ、終端接続装置の
一本の引出し導体51に一体に半田52で接続し、気中
に取り出している。図中、14、53はストレスコー
ン、15は収納管、54はブッシング、55、56は冷
却容器であり、冷却容器55、56内には冷媒が注入さ
れ、冷却容器55、56間には断熱層(図示されず)が
設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、終端部
で電気的に短絡された多層の超電導導体層11、12、
13に交流電流を通電すると、同心の超電導導体層1
1、12、13の外層と内層ではインピーダンスが異な
るため、終端部から通電された交流電流は、その大部分
が最外層の超電導導体層13を流れ、内側の超電導導体
層11、12にはほとんど流れない。
【0004】ここで、複数の超電導線が絶縁材を介して
同心状に複合された超電導ケーブル(以降、多層超電導
ケーブルと称す)について説明する。例えば、外径20
mmφのフォーマの周りに厚さ0.2mm、幅3mmの
テープ状超電導線を、1層あたり20本ずつ3層にわた
り層間に絶縁材を介して螺旋巻きした、長さ100mの
多層超電導ケーブルの各超電導導体層に流れる電流比
は、計算によると、外層:中間層:内層=7:2:1に
なる。この計算の前提は、外層、中間層、内層の各超電
導導体層のインピーダンスがそれぞれ、0.6mΩ、
2.5mΩ、4.4mΩとなり、これら導体が0.1m
Ω程度の接続抵抗で一括して引出し導体に接続されてい
るとした。このような多層超電導ケーブルに、終端部で
電気的に短絡された多層の超電導導体層から電流を流す
と、終端部から流れ込む電流は各層に分流し、先に説明
したインピーダンスの差により、外層:中間層:内層=
7:2:1の比で電流が分配される。超電導線1本あた
りの臨界電流Ic は一定で50Aとすると、最外層の2
0本の超電導線には50A/本流れるが、中間層、内層
はインピーダンスが異なるため、そこに流れる電流は減
少し、多層超電導ケーブル全体に流れる臨界電流値P
は、P=50×20×(1+0.28+0.15)=1
430Aになる。もし、電流が各層の超電導線に均一に
流れたときの臨界電流値Qは、Q=50×20×(1+
1+1)=3000Aであるから、従来の多層超電導ケ
ーブルにおける交流臨界電流の低減率は、R=(Q−
P)/Q=(3000−1430)/3000=0.5
2になる。このように従来の終端部に電流を流した場
合、多層超電導ケーブルにおける交流臨界電流の低減率
Rは極めて大きい。そこで、多層超電導ケーブルの全て
の超電導線に均一な交流電流を流し、交流臨界電流を増
大させる終端部を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決すべくなされたもので、請求項1記載の発明は、絶縁
材を介して同心円状に積層された複数の超電導導体層を
有する超電導ケーブル終端部において、各超電導導体層
は、相互に絶縁された状態で外部に電気的に引き出さ
れ、インピーダンス調整装置に接続していることを特徴
とするものである。より詳しくは、請求項2記載のよう
に、超電導導体層は、同心円状をなし、相互に絶縁され
た複数の導体部からなる引出棒に接続し、引き出されて
いる超電導ケーブル終端部であり、また、請求項3記載
のように、超電導導体層は、扇形状に分割され、相互に
絶縁された複数の導体部からなる引出棒に接続し、引き
出されている超電導ケーブル終端部である。
【0006】本発明では、各超電導導体層は、相互に絶
縁された状態で外部に電気的に引き出されるが、その絶
縁は、超電導導体層同士が接触しないことが確保できれ
ば十分で、耐圧の面からの考慮をする必要はない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる超
電導ケーブル終端部の一実施形態の説明図である。図1
において、多層超電導導体10は、図示されていないフ
ォーマ(例えば、アルミコルゲート管)上に、内側から
3層の超電導導体層11、12、13が絶縁材を介して
螺旋状に巻かれた構成となっている。具体的には、超電
導導体層11〜13は、テープ状の超電導線材を20
本、螺旋状に巻いて形成されている。これら超電導導体
層11〜13の端部にはそれぞれに接続リング16を取
り付けて、超電導線材がバラケルのを防止し、かつ各超
電導導体層11〜13層毎に超電導線材を接続リング1
6にはんだで電気的にも接続している。この多層超電導
導体10の端部は、超電導導体層11〜13の層数と同
じ本数の引き出し導体を有する終端接続装置20内に配
置され、超電導導体層11〜13は終端接続装置20の
引き出し導体21〜23にそれぞれ接続されている。こ
の接続は、接続リング16にリード線40を溶接して行
われる。リード線40としては、アルミ、銅あるいは超
電導線材を用いることができる。終端接続装置20の引
き出し導体21〜23は、各導体間に絶縁材を介して同
軸状に構成されている。これら引き出し導体21〜23
は、ブッシング24を通って大気中に引き出され、大気
中でそれぞれ端子部21a〜23aを構成する。端子2
1a〜23aは、リード線またはブスバーで、それぞれ
インピーダンス調整装置41〜43に接続され、インピ
ーダンス調整装置41〜43は電気的に一括してまとめ
られて交流給電系44に接続されている。インピーダン
ス調整装置41〜43は、本実施形態ではコイル状のリ
アクトルで構成した。これらインピーダンス調整装置4
1〜43を調整して、各インピーダンス調整装置41〜
43と超電導導体層11〜13のインピーダンスの和が
等しくなるようにすると、各超電導導体層11〜13に
流れる電流が均一化する。。なお、図1において、1
4、25はストレスコーン、15は収納管、26、27
は冷却容器であり、冷却容器26内には冷媒が注入さ
れ、冷却容器26、27間には断熱層(図示されず)が
設けられている。
【0008】前述した、外径20mmφのフォーマの周
りに厚さ0.2mm、幅3mmのテープ状超電導線を、
1層あたり20本ずつ3層にわたり層間に絶縁材を介し
て螺旋巻きした、長さ100mの多層超電導ケーブルの
場合には、超電導導体層11〜13のインピーダンスは
それぞれ、4.4mΩ、2.5mΩ、0.6mΩである
ので、インピーダンス調整装置41〜43のインピーダ
ンスをそれぞれ、0.6mΩ、2.5mΩ、4.4mΩ
とすることにより、超電導導体層11〜13に流れる電
流を均一化することができる。
【0009】なお、上記実施形態では、インピーダンス
調整装置はリアクトルとしたが、抵抗体でも本機能を満
足することができる。抵抗体の場合には、リアクトルに
比べてコンパクトにできるという利点がある。また、リ
アクトルと抵抗を組み合わせてインピーダンス調整装置
とすることも可能である。また、上記実施形態では、引
き出し導体を同心円状に構成したが、図2に示すよう
に、例えば超電導導体層が4層からなる多層超電導ケー
ブルに対しては、円形導体を扇形に4分割して、導体3
1〜34を構成し、各導体31〜34間に絶縁材35を
介在させてもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、絶縁材を介して同心円
状に積層された複数の超電導導体層が、相互に絶縁され
た状態で外部に電気的に引き出され、インピーダンス調
整装置に接続しているので、超電導導体層とインピーダ
ンス調整装置を含めた各ラインのインピーダンスを等し
くすることができる。従って、これらインピーダンス調
整装置を同一の交流給電系に接続すると、各超電導導体
層には臨界電流に近く、かつ等しい電流を流すことがで
きるので、多層超電導ケーブルの交流臨界電流を増大さ
せることができるという優れた効果がある。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる超電導ケーブル終端部の一実施
形態の概念説明図である。
【図2】上記超電導ケーブル終端部に接続する引き出し
導体の断面図である。
【図3】従来の超電導ケーブル終端部の概念説明図であ
る。
【符号の説明】
10 多層超電導導体 11、12、13 超電導導体層 14、25 ストレスコーン 15 収納管 16 接続リング 20 終端接続装置 21、22、23 引き出し導体 21a、22a、23a 端子部 24 ブッシング 26、27 冷却容器 40 リード線 41、42、43 インピーダンス調整装
置 44 交流給電系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本庄 昇一 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 向山 晋一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 一柳 直隆 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 坪内 宏和 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 三好 一富 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材を介して同心円状に積層された複
    数の超電導導体層を有する超電導ケーブル終端部におい
    て、各超電導導体層は、相互に絶縁された状態で外部に
    電気的に引き出され、インピーダンス調整装置に接続し
    ていることを特徴とする超電導ケーブル終端部。
  2. 【請求項2】 超電導導体層は、同心円状をなし、相互
    に絶縁された複数の導体部からなる引出棒に接続し、引
    き出されていることを特徴とする請求項1記載の超電導
    ケーブル終端部。
  3. 【請求項3】 超電導導体層は、扇形状に分割され、相
    互に絶縁された複数の導体部からなる引出棒に接続し、
    引き出されていることを特徴とする請求項1記載の超電
    導ケーブル終端部。
JP9231621A 1997-08-28 1997-08-28 超電導ケーブル終端部 Pending JPH1173824A (ja)

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JP (1) JPH1173824A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005253204A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 多相超電導ケーブルの端末構造
JP2012120435A (ja) * 2007-11-14 2012-06-21 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導ケーブルの端末接続構造

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