JPH1172754A - 非球面眼鏡レンズ - Google Patents

非球面眼鏡レンズ

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JPH1172754A
JPH1172754A JP17366998A JP17366998A JPH1172754A JP H1172754 A JPH1172754 A JP H1172754A JP 17366998 A JP17366998 A JP 17366998A JP 17366998 A JP17366998 A JP 17366998A JP H1172754 A JPH1172754 A JP H1172754A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 すべての第三眼位における残存収差を修正す
るとともにレンズの中心中心肉厚又はコバ厚を薄くする
ことを可能にする。 【解決手段】 第1面及び又は第2面の曲面形状を下記
(1)式で表わされる形状とした。 【数1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1面及び第2面
の一対の屈折面を有し、第1面及び又は第2面の屈折面
が非球面形状を有する眼鏡レンズ、特に乱視用眼鏡レン
ズに関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡レンズの表面の曲面形状を図1に示
される座標系で表わすとする。すなわち、図1おいて、
光軸をx軸とし、その方向は水平方向の右へ向くとす
る。その場合眼球は左へ向き、その回転中心O´がx軸
上に位置する。y軸は上方、z軸は右手法則に従う方向
を取る。座標系の原点Oは光軸と屈折面の交点とする。
特に偏心などがない場合、x軸は屈折面の原点において
の法線と重なる。
【0003】乱視用眼鏡レンズは、レンズの第1面と第
2面のどちらか一方又は両方に方向により曲率の異なる
屈折面(以下乱視面と記す)を用いる必要がある。乱視
面とは、x軸を含む平面(直截平面)と曲面と交わる曲
線(直截曲線)の原点における曲率(法曲率)が、直截
平面とx−y平面との交角θによって変化する曲面であ
る。微分幾何学によれば、法曲率は二つの主曲率(互い
に直交する直截平面上の直截曲線の最大曲率と最小曲
率)から下記の式で計算される: C(θ)=Cy cos2 θ+Cz sin2 θ ここで、主曲率の方向はy方向とz方向と仮定する。
【0004】従来は、この乱視面として、図2に示され
るトーリック面が採用されてきた。トーリック面とは、
x−y平面内の曲線x=f(y)(母線)を、直線x=
1/Cz ,z=0を回転軸として回転させたときにでき
る曲面、又は、x−z平面内の曲線x=f(z)を、直
線x=1/Cy ,y=0を回転軸として回転させたとき
にできる曲面である。ここで、曲線x=f(y)のy=
0の時の曲率はCy であり、同様に、曲線x=f(z)
のz=0の時の曲率はCz である。従来、加工上の制約
により、x=f(y)又はx=f(z)が円の場合が多
い。すると、主曲率Cy とCz が決まれば、屈折面が二
種類しかない。つまり、x−y平面内の曲線
【数5】 を、直線x=1/Cz ,z=0を回転軸として回転させ
たときにできる曲面と、x−z平面内の曲線
【数6】 を、直線x=1/Cy ,y=0を回転軸として回転させ
たときにできた曲面である。Cy <Cz の場合、前者が
バレル型(図2参照)、後者がタイヤ型(図3参照)で
ある。
【0005】球面と母線が円の場合のトーリック面の組
み合わせでできる非球面眼鏡レンズでは、残存非点収差
と平均度数誤差(後述)を軽減するには、大きい曲率の
設計を選択しなければならず、結果として、レンズがぶ
厚くなり、外観的に好ましくない。
【0006】メガネレンズの収差を低減し、薄型化、軽
量化を図るために、軸対称面を非球面にすることが提案
された。例えば、特開昭64-40926号公報では、軸対称面
の式を次のように表している。
【0007】
【数7】 これは典型的な非球面の式であり、軸対称のレンズには
効果的であるが、乱視レンズに対しては効果が限られて
いる。
【0008】トーリック面の母線を円ではなく、自由曲
線にし自由度を増やすことで、どちらか一つの主曲率方
向の残存非点収差と平均度数誤差(後述)を補正できる
が、もう一方の主曲率方向の直截曲線が円なので、残存
非点収差と平均度数誤差を補正するには曲率の大きいカ
ーブを選択しなければならない。この場合、もう一方の
屈折面(軸対称面)を非球面にするアイディア(いわゆ
る両面非球面)があるが、両面とも加工することが難し
い。さらに、両面ともトーリック面にする方法もある
(特開昭54-131950 号公報参照)。
【0009】一つの屈折面で、乱視を補正しながら、収
差補正を同時に実現するには、トーリック面の回転とい
う概念を打破しなければならない。つまり、両主曲率方
向はもちろん、それ以外の方向の直截曲線も自由曲線と
なる曲面である。このような曲面を生成する先行技術と
しては、特公昭47-23943号公報、特開昭57-10112号公
報、国際公開特許WO93/07525号公報がある。特公昭47-2
3943号公報、特開昭57-10112号公報は、厳密な数学的表
現を定義していないので、実現できない。WO93/07525で
は自由乱視面を次の式及びその派生式で表している( 次
式では変数を図1の座標系の変数に整合させてある。)
【数8】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記式は、上述の軸対
称非球面の式を2次元に拡張したものであり、この式で
表現される自由曲面は、任意階の微分の連続性を保証
し、中心部の乱視条件も満たしている。しかし、その優
れた解析性が原因で、設計上いくつかのデメリットが生
じる。例えば、ある場所の収差状況を改善するために
は、すべての係数を変えなければならない。そして、そ
の係数を変える過程で、有限べき乗級数の性質より、曲
面が波打ちやすく(いわゆるルンゲ現象)、収束させる
のが難しい。自由度を増やすためにべき乗級数の項数
(n,m,j) を増やすほど、その難しさが増すばかりであ
る。係数の数量級に制限などの方策を講じて、ある程度
この難しさを緩和することができるが、本格的な解決に
はならない。
【0011】本発明は、上述の背景のもとでなされたも
のであり、すべての第3眼位における残存収差を極小に
するとともに、レンズの中心肉厚又はコバ厚を薄くする
ことを可能にする非球面眼鏡レンズを提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、第1面及び第2面の一対の屈
折面を有し、第1面及び第2面の屈折面が非球面形状を
有する非球面眼鏡レンズにおいて、第1面及び第2面の
曲面形状が、下記の(1)式で表わされるものであるこ
とを特徴とする非球面眼鏡レンズである。
【0013】
【数9】 請求項2の発明は、前記(1)式が下記条件を満たすよ
うに、節点及び係数が定められていることを特徴とする
請求項1に記載の非球面眼鏡レンズである。
【0014】
【数10】 請求項3の発明は、前記(1)式における上記y軸方向
のB−スプライン階数、節点数、節点、係数が、それぞ
れ下記の条件1又は条件2を満たすことを特徴とする請
求項2に記載の非球面眼鏡レンズである。
【0015】
【数11】 請求項4の発明は、前記(1)式における上記z軸方向
のB−スプライン階数、節点数、節点、係数がそれぞれ
下記の条件1又は条件2を満たすことを特徴とする請求
項2又は請求項3に記載の非球面眼鏡レンズである。
【0016】
【数12】 請求項5の発明は第一眼位の屈折異常(球面度数、乱視
度数)を矯正しながら第二眼位及びリスティング法則に
よる第三眼位での残存非点収差と平均度数誤差を補正す
る能力を持つことを特徴とする請求項1ないし4のいず
れかに記載の非球面眼鏡レンズである。
【0017】請求項6の発明は、第1面が請求項2又は
請求項4に記載の非球面形状を呈する乱視レンズであっ
て、非球面と光軸を含む任意の平面との交線(直截曲
線)が下記条件1又は2を満たすことによって、レンズ
面内を通るすべての眼位の視線に対し、残存非点収差を
極小に補正することを特徴とする非球面眼鏡レンズであ
る。
【0018】条件1:直截平面上で光軸上のレンズパワ
ーDがD>0.0を満たし、且つ、任意のρに対し、曲
線パワーの変化△S(ρ)が負の値を取ること。但し、
ρは直截曲線上レンズ範囲内の所定点から光軸までの距
離である。
【0019】条件2:直截表面上で光軸上のレンズパワ
ーDがD≦0.0を満たし、且つ、任意のρに対し、曲
線パワーの変化△S(ρ)が正の値を取ること。但し、
ρは直截曲線上レンズ範囲内の所定点から光軸までの距
離である。
【0020】請求項7の発明は、第2面が請求項2又は
請求項4に記載の非球面形状を呈する乱視レンズであっ
て、非球面と光軸を含む任意の平面との交線(直截曲
線)が下記条件1又は2を満たすことによって、レンズ
面内を通るすべての眼位の視線に対し、残存非点収差を
極小に補正することを特徴とする非球面眼鏡レンズであ
る。
【0021】条件1:直截平面上で光軸上のレンズパワ
ーDがD>0.0を満たし、且つ、任意のρに対し、曲
線パワーの変化△S(ρ)が正の値を取ること。但し、
ρは直截曲線上レンズ範囲内の所定点から光軸までの距
離である 条件2:直截表面上で光軸上のレンズパワーDがD≦
0.0を満たし、且つ、任意のρに対し、曲線パワーの
変化△S(ρ)が負の値を取ること。但し、ρは直截曲
線上レンズ範囲内の所定点から光軸までの距離である。
【0022】請求項8の発明は、請求項2又は請求項4
に記載の非球面形状を呈する乱視レンズであって、非球
面と光軸を含む任意の平面との交線(直截曲線)が下記
条件を満たすことを特徴とする非球面眼鏡レンズであ
る。
【0023】条件:直截表面上で光軸上のレンズパワー
Dが−6.0≦D≦6.0を満たし、且つ、0.0<ρ
<4.0mmの範囲で、曲線パワーの変化△S(ρ)が
−0.05≦△S(ρ)≦0.05を満たすこと。但
し、ρは直截曲線上レンズ範囲内の所定点から光軸まで
の距離である。
【0024】請求項9の発明は、第1面が請求項2又は
請求項4記載の非球面形状を呈する乱視レンズであっ
て、非球面と光軸を含む任意の平面との交線(直截曲
線)が下記条件1又は2を満たすことを特徴とする請求
項8に記載の非球面眼鏡レンズである。
【0025】条件1:直截平面上で光軸上のレンズパワ
ーDがD>0.0を満たし、且つ、0.0≦ρ≦10.
0mmの範囲で、曲線パワーの変化△S(ρ)が少なく
とも1回正の値を取り、ρ>10.0mmの範囲では△
S(ρ)が負の値を取ること。但し、ρは直截曲線上レ
ンズ範囲内の所定点から光軸までの距離である。
【0026】条件2:直截平面上で光軸上のレンズパワ
ーDがD≦0.0を満たし、且つ、0.0≦ρ≦10.
0mmの範囲で、曲線パワーの変化△S(ρ)が少なく
とも1回負の値を取り、ρ>10.0mmの範囲では△
S(ρ)が正の値を取ること。但し、ρは直截曲線上レ
ンズ範囲内の所定点から光軸までの距離である。
【0027】請求項10の発明は、第2面が請求項2又
は請求項4に記載の非球面形状を呈する乱視レンズであ
って、非球面と光軸を含む任意の平面との交線(直截曲
線)が下記条件1又は2を満たすことを特徴とする請求
項8に記載の非球面眼鏡レンズである。
【0028】条件1:直截表面上で光軸上のレンズパワ
ーDがD>0.0を満たし、且つ、0.0≦ρ≦10.
0mmの範囲で、曲線パワーの変化△S(ρ)が少なく
とも1回負の値を取り、ρ>10.0mmの範囲では△
S(ρ)が正の値を取ること。但し、ρは直截曲線上レ
ンズ範囲内の所定点から光軸までの距離である。
【0029】条件2:直截表面上で光軸上のレンズパワ
ーDがD≦0.0を満たし、且つ、0.0≦ρ≦10.
0mmの範囲で曲線パワーの変化△S(ρ)が少なくと
も1回正の値を取り、ρ>10.0mmの範囲では△S
(ρ)が負の値を取ること。但し、ρは直截曲線上レン
ズ範囲内の所定点から光軸までの距離である。
【0030】ここで、関数のBースプライン表現につい
て簡単に説明する。
【0031】ある区間
【数13】
【数14】
【数15】 そして、隣同士の節点の間ではmy−1次多項式で表
せ、my −1階導関数が定数となる。また、単節点にお
いてはmy −2階まで導関数が連続である。重節点にお
いては、連続性を保証する導関数の階数が減る。重節点
のこの性質を利用して、尖点や断続関数を表現できる。
【0032】関数を
【数16】 で表現した場合、任意の一点yに関わるBースプライン
は多くてmy 個(重節点ではさらに少ない)である。従
って、関数の一部の値を変えるにはyの近辺に関わる限
られた数のBースプラインの係数を変えるだけで実現で
きる。この性質を局所性という。
【0033】節点
【数17】 を求める方法として、有名なde Boor−Coxの
アルゴリズムがある。詳細は市川浩三・吉本富士市共著
の「スプライン関数とその応用」に載っている。ただ
し、本発明では、番号等の振り方がC言語の習慣に準じ
ている。
【0034】以上一次元関数のBースプライン表現につ
いて説明したが、二次元関数のスプライン表現は、節点
の概念を節点曲線に拡張し、その節点曲線の囲む領域で
スプラインを定義し、その線形結合で行うことができ
る。本発明の請求項1の式は、節点曲線を座標軸と平行
な直線とし、節点曲線の囲む領域でスプラインを両座標
軸の一次元Bースプラインの積で表現する。
【0035】スプライン表現式は局所性を具えているこ
とから、ある部分の形状を変えても、他の部分に影響を
及ぼしにくい。また、適切な節点を選ぶことにより、曲
面が波打つことが起こらない。これらの特徴は設計上非
常に有意義なことであり、べき乗級数表現式より優れる
性質である。しかしながら、解析性についてはべき乗級
数表現式の方が優れる。m階スプライン補間関数の場
合、連続性が保証されるのは多くてm−2階導関数まで
である。ただ、眼鏡レンズの屈折面の場合、2階導関数
の連続性が保証されれば問題ないので、m≧4のスプラ
イン表現式を用いればよい。mが大きいと、曲面が滑ら
かになるが、局所性が損なわれ、計算の負担も増えるの
で、むやみに大きいmを採用する必要はない。本発明の
経験では、5か6 が適当であろう。また、節点の数は、
設計の自由度、つまり収差補正能力と密接に関連する。
係数cの数(一次元の場合は内部節点の数n+スプライ
ンの階数m、二次元の場合は両次元の積)が多いほど収
差補正能力は大きいが、これもむやみに大きい数を採用
する必要はない。係数cの数m+n(二次元の場合は
(my +ny )(mz +nz ))を一つ増やすことによ
る収差補正能力の増加は、m+nの数が大きくなるにつ
れて急激に減少する。このように係数cの数に関する収
束の速さもスプライン関数の特徴の一つである。本発明
の経験では、両軸ともm+nが9 から15ぐらい(レンズ
径や度数による)が適当であろう。
【0036】乱視補正を実現させる非球面眼鏡レンズの
屈折面は、両主軸方向に関して対称である。本発明の請
求項2はこの対称性に関するものである。さらに、請求
項3及び請求項4にはB-スプライン表現の場合、この対
称性を保証する具体的な節点の取り方及び係数の取り方
を記載している。
【0037】請求項5は、本発明のもう一つの特徴であ
る第三眼位での残存非点収差及び平均度数誤差を補正す
ることについてである。第一眼位は、本発明の座標系
(図1参照)において、視線がx軸と一致する場合の眼
の状態を指す。第二眼位は、視線がx−y平面、又はx
−z平面内に限る場合の眼の状態を指す。そして第三眼
位は第一眼位、第二眼位以外の斜め方向へ視線を向いた
場合の眼の状態を指す。乱視のない眼球はx軸の回りに
関して回転対称なので、任意第三眼位は第二眼位と等価
的に考えることができる。乱視がある場合、そのような
考え方はできない。なぜならば、任意第三眼位へ回転
後、眼球にとってのx−y´−z´座標点上における眼
球の視線の方向(図1参照)は重要な意味を持つからで
ある。回転中心を通るy軸の平行直線をy´軸、回転中
心を通るz軸の平行直線をz´軸とすると、視線をある
斜め方向へ向かせるには、y´軸回りの回転とz´軸回
りの回転を組み合わせることで実現できる。しかし、異
なる経路をたどって、第一眼位からある第三眼位に到達
した場合のx−y´−z´の方向は皆同一ではない。正
しい方向は一つしかない。この唯一正しい方向を決める
法則はドンデルス・リスティング法則である。その内容
は、眼球がy´−z´平面(リスティング平面という)
内の回転中心を通るある直線の回りに回転して、第一眼
位から特定の第三眼位に到達した場合、回旋(x軸回り
の回転)が起こらない、ということである。このような
回転軸になる直線はリスティング平面内に一つしか存在
せず、また特定の第三眼位まで回転する角度も一つしか
存在しないから、回転後のx−y´−z´の方向は完全
に決まるのである。
【0038】以上の議論は乱視軸(主曲率方向)がy、
z軸と一致した場合を前提としたが、乱視軸が斜めの場
合でも、ドンデルス・リスティング法則に則って回転す
れば、矛盾は起こらないはずである。ドンデルス・リス
ティング法則については、萩原朗編集の「眼の生理学」
(医学書院1966年)参照のこと。
【0039】この第三眼位の視線が通る非球面眼鏡レン
ズの部分は、眼の屈折異常の度数及び乱視成分を矯正す
るように設計されるべきである。ところが、今までの特
許は両乱視軸方向での収差グラフしか表示していない。
また任意第三眼位の収差を考慮したと解される記述も見
当たらない。
【0040】本発明では、ドンデルス・リスティング法
則により決められる乱視軸方向を前提に、乱視面の形状
を、眼の屈折異常の度数及び乱視成分をすべての眼位で
矯正するように設計することができた。
【0041】任意第三眼位へ目を向けたとき、主光線
(回転後のx軸と一致する光線)と交わるレンズの部分
(図1の点P近辺)は、本来眼の屈折異常の度数及び乱
視成分を完全に矯正するように設計されなければならな
いが、実際には部分矯正しか実現できない。矯正しきれ
なかった部分を残存収差と呼ぶ。この残存収差は、残存
非点収差と平均度数誤差の二つの収差量で表す。ここ
で、残存非点収差と平均度数誤差の定義について説明す
る。
【0042】回転中心O´を中心とし、半径OO´(図
1参照)の球面を参照球面とする。ここで、Oは第二面
頂点である。第一眼位では、無限遠方の物体からの入射
波面(平面)が、レンズによって屈折され、頂点での出
射波面は二次近似でx=1/2Dy 2 +1/2Dz
2 で表される二次曲面である。ここで、Dy はy方向の
屈折異常値、Dz はz方向の屈折異常値である。また、
乱視軸方向はy軸とz軸となる。ある第三眼位へ目を向
けたとき、同じく無限遠方の物体からの入射波面(平
面)が、レンズの所定部分(主光線と交わるレンズの部
分)によって屈折され、主光線と参照球面の交点O(図
1参照)においての波面は、Oを原点とするドンデルス
・リスティング法則に基づいた回転後の座標系におい
て、二次近似で第一眼位と同様にx=1/2Dy 2
1/2Dz 2 となることが理想だが、実際はx=1/
2D´y 2 +1/2D´z 2 +D´yzyzで表され
る二次曲面となる。この波面をある座標変換のもとでx
=1/2D´´y y´´2 +1/2D´´z z´2 で表
すことができる。ここでy´´はy軸がz軸へ角度δだ
け回った方向であり、z´´はy´´と直交する。ま
た、
【数18】 であることは、簡単な数学計算で証明できる。つまり実
際の波面が理想の波面より、主軸の方向と両主曲率とも
に変化している。実際波面と理想波面の差、つまり収差
波面は、次式で表せる二次曲面となる。
【0043】
【数19】 残念ながら、すべての眼位で完全に屈折異常の度数及び
乱視成分を矯正することは不可能である。本発明は各眼
位での補正しきれなかった屈折異常成分、つまり、残存
非点収差AS及び平均度数誤差PEを何らかの設計思想
で配分することを特徴とする。
【0044】配分の一つの選択は、残存非点収差ASを
完全矯正することである。この場合、平均度数誤差PE
を完全に矯正することができないが、眼の調節力でカバ
ーすることが期待できる。このようなレンズの特徴は請
求項6及び請求項7で記載する。
【0045】非球面レンズでよく問題になるのは、若干
偏心した装用状態で光学性能が悪化すること、つまり装
用安定性がよくないことである。本発明では、少量の偏
心装用状態での収差を設計の段階で配慮し、なるべく悪
化しないような設計、つまり、装用安定性を重視した設
計もできる。このようなレンズの特徴は請求項8及び請
求項9及び請求項10で記載するが、要は中心部分の面
の曲率が安定することである。
【0046】本発明の形状の特徴を説明するため、いく
つかの概念を導入する。光軸を含む平面を直截平面(x
−y平面との交角をθとする)とし、レンズ第1面及び
第2面と直截平面の交線は直截曲線とする。この直截曲
線をx=f(ρ)、(ρは曲線上所定点から光軸までの
距離)で表現すると、曲線の屈折パワーは、
【数20】
【0047】
【実施の形態】本発明は主に乱視レンズに関するが、あ
らゆる球面度数、乱視度数、前面乱視面、後面乱視面な
ど、すべての組み合わせを実施例として提示することは
非現実的である。以下では、プラスレンズとマイナスレ
ンズについてそれぞれ1つの度数の例を提示する。両方
とも第一面が球面、第二面が乱視面である。また、各度
数のレンズについて、従来の球面トーリック面の例(本
発明の範囲内ではないが、比較のために提示する)、残
存非点収差を極小にする例、及び装用安定性を重視した
例の三例を提示する。もちろん、本発明は実施例の範囲
のみに限定されるものではない。各実施例について下記
のデータ及び図面を表示する。
【0048】記 1. 設計データ 2. 残存非点収差分布図 3. 平均度数誤差分布図 4. 5角度の直截曲線△S(ρ)分布図( 従来例は省
略) 5. 5角度の直截曲線△S(ρ)分布の中央部拡大図
(装用安定性重視の例のみ) (実施例1)この実施例は、次表に示される基本設計デ
ータに基づく乱視用レンズを作成する例である。
【0049】
【表1】 a.従来例の手法による曲面(比較例1) 従来の手法によれば、第二面はトーリック面である。つ
まり、x−y平面内の円曲線
【数21】 を、直線x=1/Cz,z=0を回転軸として回転させ
たときにできる曲面である。ここではCy >Cz なので
タイヤ面となる。トーリック面なので、基本設計データ
以外のパラメータはない。図5は比較例1の残存非点収
差を示す図であり、図6は比較例1の平均度数誤差を示
す図である。これらの図において、横軸と縦軸は、所定
第三眼位へ目を向けたとき、レンズから出射する主光線
(つまり回転後のx軸)方向のcf、tkの値である。
cfは光線のx−z平面への投影とx軸との角度の正接
である。tkは光線のx−y平面の投影とx軸との角度
の正接である。また、仮に出射する主光線の方向余弦を
(cosα、cosβ、cosγ)とすれば、tk=c
osβ/cosα、cf=cosγ/cosαである。
すべての第三眼位の残存非点収差又は平均度数誤差を表
すことは不可能なので、出射光線方向のcf、tk値は
離散的にとり、各離散点の収差値を用いて残存否定収差
及び平均度数誤差を表すことにする。この出射光線方向
のcf、tk値は、0.0を含むtan10°間隔に入
射光線方向のcf、tkに対応するものであるが、入射
光線のcf、tkが正方格子上に取られているのに対
し、出射光線の場合はcf、tk値が不均等になる。こ
の不均等の度合いは歪曲収差の程度を表わしているの
で、出射光線方向のcf、tk値を用いることにより、
図5及び図6は、残存非点収差及び平均度数誤差以外
に、歪曲収差の程度を把握するのにも役立つ。
【0050】図5において、各離散点で線分が表示され
ている。線分の中点の座標値は所定の出射光線方向のc
f、tkの値である。線分の長さは残存非点収差の値に
比例する。線分の方向は、収差波面の曲率の大きい(符
号入り)方の主曲率方向を表す。
【0051】図6において、各離散点で丸が表示されて
いる。丸の中心の座標値は所定の出射光線方向のcf、
tkの値である。丸の半径は平均度数誤差の絶対値に比
例する。平均度数誤差が負の場合は白丸、正の場合は黒
丸で表す。以上の収差図に関する説明は、他の実施例と
共通である。
【0052】このように、カーブの浅い形状のトーリッ
クの設計は、収差が大きく、とても採用できない。収差
を補正するために、第二面の乱視面を非球面にしたのが
次の二例である。
【0053】b.残存非点収差極小の例(実施例1の
1) 実施例1の1に係る非球面眼鏡レンズにおいては、第二
面が二次元スプライン表現で表す面で、次のパラメータ
を持つ。なお、変数名は請求項1の場合と同じである。
【数22】
【数23】
【数24】 図7は実施例1の1のレンズについて各視線方向へ目を
向けたときの残存非点収差を表す。図8は実施例1の1
のレンズについて各視線方向へ目を向けたときの平均度
数誤差を表す。この例では、レンズ範囲内を通るすべて
の視線に対して、残存非点収差をが0.01Diopt
er(1/m)以下に補正されている。
【0054】図7においては、すべての離散点におい
て、残存非点収差の大きさを表す線分が点になってい
る。しかし、周辺部には、若干大きい平均度数誤差が残
っている。比較例1のトーリックレンズに比べれば、収
差状況が著しく改善されているのが明白である。
【0055】図9は、5角度(θ=0°,22.5°,
45°,67.5°,90°)の直截曲線の△S(ρ)
分布図を表示する図である。横軸は△S(ρ)で、目盛
りは1Diopter(1/m)間隔である。縦軸はρ
で、目盛りは10mm間隔である。いずれもすべてのρ
に対し、△S(ρ)が負の値を取っており、請求項7の
記述に合致する。
【0056】c.装用安定性重視の例(実施例1の2) 実施例1の2に係る非球面眼鏡レンズにおいては、第二
面が二次元スプライン表現で表される面で、次のパラメ
ータを持つ。なお、変数名は請求項1の場合と同じであ
る。
【0057】
【数25】
【数26】
【数27】
【数28】 図10は、各視線方向へ目を向けたときの残存非点収差
を表す図である。図11は、各視線方向へ目を向けたと
きの平均度数誤差を表す図である。この例では、残存非
点収差と平均度数誤差の両方とも補正し、広い範囲で残
存非点収差と平均度数誤差小さく補正することができ
た。任意第三眼位の視線と第一眼位の視線との角度がα
とすれば、少なくともα<35°の範囲で、残存非点収
差と平均度数誤差ともに0.12Diopter(1/
m)以内である。
【0058】図12では、5角度(θ=0°,22.5
°,45°,67.5°,90°)の直截曲線の△S
(ρ)分布図である。横軸は△S(ρ)で、目盛りは1
Diopter(1/m )間隔である。縦軸はρで、
目盛りは10mm間隔である。いずれの角度でも、光軸
近辺の△S(ρ)が小さく、周辺部の△S(ρ)は負の
値を取る。
【0059】図13は、5角度(θ=0°,22.5
°,45°,67.5°,90°)の直截曲線の△S
(ρ)の中央部(0≦ρ≦10mm)拡大図をである。
横軸の目盛りは0.1Diopter(1/m)間隔
で、縦軸の目盛りは0.25mmである。いずれの角度
でも、0.0<ρ<4.0mmの範囲で、△S(ρ)が
−0.05≦△S(ρ)≦0.05を満たし、しかも、
0.0≦ρ≦10.0mmの範囲で、△S(ρ)が少な
くとも1回正の値を取り、ρ>10.0mmの範囲では
△S(ρ)が負の値を取る。つまり、請求項8及び請求
項10の記述に合致する。
【0060】以上の3例の形状を表にして揚げると下記
の通りとなる。
【0061】
【表2】 上記表から明らかなように、本実施例によれば、レンズ
の薄型化、軽量化の効果も顕著であることがわかる。
【0062】(実施例2)この実施例は、次表に示され
る基本設計データに基づく乱視用レンズを作成する例で
ある。
【0063】
【表3】 a.従来の手法による曲面(比較例2の1) 第二面はトーリック面、つまり、x−z平面内の円曲線
x=f(z)=(1/Cz ){1−(1−Cz 2 2
1/2 }を、直線x=1/Cy,y=0を回転軸として回
転させたときにできた曲面である。ここではCy <Cz
なので、タイヤ面となる。トーリック面なので、基本設
計データ以外のパラメータはない。
【0064】図14は、各視線方向へ目を向けたときの
残存非点収差を表す図である。図15は、各視線方向へ
目を向けたときの平均度数誤差を表す図である。このよ
うに、カーブの浅い形状のトーリックの設計は、収差が
大きく、とても採用できない。収差を補正するために、
第二面の乱視面を非球面にしたのが次の二例である。
【0065】b.残存非点収差極小の例(実施例2の
1) 第二面が二次元スプライン表現で表す面で、次のパラメ
ータを持つ。変数名は請求項1の場合と同じである。
【0066】
【数29】
【数30】
【数31】
【数32】 図16は、各視線方向へ目を向けたときの残存非点収差
を表す図である。図17は、各視線方向へ目を向けたと
きの平均度数誤差を表す図である。この例では、レンズ
範囲内を通るすべての視線に対して、残存非点収差をが
0.01Diopter(1/m)以下に補正されてい
る。図16ではすべての離散点において、残存非点収差
の大きさを表す線分が点になっている。しかし、周辺部
には若干大きい平均度数誤差が残っている。比較例2の
トーリックレンズに比べれば、収差状況が著しく改善さ
れているのが明白である。
【0067】図18は、5角度(θ=0°,22.5
°,45°,67.5°,90°)の直截曲線△S
(ρ)分布図である。横軸は△S(ρ)で、目盛りは1
Diopter(1/m)間隔である。縦軸はρで、目
盛りは10mm間隔である。いずれもすべてのρに対
し、△S(ρ)が正の値を取っており、請求項7の記述
に合致する。
【0068】c.装用安定性重視の例(実施例2の2) 第二面が二次元スプライン表現で表す面で、次のパラメ
ータを持つ。変数名については請求項1と同じである。
【0069】
【数33】
【数34】
【数35】
【数36】 図19は、各視線方向へ目を向けたときの残存非点収差
を表す図である。図20は、各視線方向へ目を向けたと
きの平均度数誤差を表す図である。この例では、残存非
点収差と平均度数誤差の両方とも補正し、広い範囲で残
存非点収差と平均度数誤差小さく補正することができ
た。任意第三眼位の視線と第一眼位の視線との角度がα
とすれば、少なくともα<30°の範囲で、残存非点収
差と平均度数誤差ともに0.12Diopter(1/
m)以内である。
【0070】図21は、5角度(θ=0°,22.5
°,45°,67.5°,90°)の直截曲線△S
(ρ)分布図である。横軸は△S(ρ)で、目盛りは1
diopter(1/m)間隔である。縦軸はρで、目
盛りは10mm間隔である。いずれの角度でも、光軸近
辺の△S(ρ)が小さく、周辺部の△S(ρ)は正の値
を取る。
【0071】図22は、5角度(θ=0°,22.5
°,45°,67.5°,90°)の直截曲線△S
(ρ)の中央部(0<ρ<10mm)拡大図である。横
軸の目盛りは0.1Diopter(1/m)間隔で、
縦軸の目盛りは0.25mmである。いずれの角度で
も、0.0<ρ<4,0mmの範囲で、△S(ρ)が−
0.05<△S(ρ)<0.05を満たし、しかも、
0.0≦ρ≦10.0mmの範囲で、△S(ρ)が少な
くとも1回負の値を取り、ρ>10.0mmの範囲では
△S(ρ)が正の値を取る。つまり、請求項8及び請求
項10の記述に合致する。
【0072】以上の3例の形状を比較した表が次の表で
ある。
【0073】
【表4】 第二面を非球面にすることで、薄型化、軽量化の効果は
顕著である。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、眼
鏡レンズの第一面及び又は第二面の形状を(1)式で規
定するようにしたので、すべての第三眼位における残存
収差を補正すると同時に、レンズの中心肉厚又はコバ厚
を円のトーリックレンズより薄くすることが可能であ
る。さらに、同様の基本データをもつトーリックレンズ
にくらべ、歪曲収差も若干改善できる。すべての第三眼
位における残存収差が補正された状態では、眼鏡装用者
がレンズ中心部のみならず、周辺部を使っても良好な視
力を得ることができる。レンズが薄ければ、眼鏡装用者
の負担を軽減し、外観上好ましい効果も得られる。ま
た、歪曲収差の改善によって、見るものの変形が少なく
て済む。
【0075】
【図面の簡単な説明】
【図1】眼鏡レンズの表面の曲面形状を示す座標系の説
明図である。
【図2】バレル型トーリック面の説明図である。
【図3】タイヤ型トーリック面の説明図である。
【図4】B- スプライン関数の一例を示す図である。
【図5】比較例1における各眼位の残存非点収差分布図
である。横軸はレンズから出射する光線のcf値(光線
のx−z平面への投影とx軸との角度の正接)、縦軸は
レンズから出射する光線のtk値(光線のx−y平面へ
の投影とx軸との角度の正接)である。図面上離散的点
におけるcf、tk値は、0.0を含むtan10°間
隔に入射光線方向のcf、tk対応する出射光線のc
f、tk値で、その不均等の度合いは、歪曲収差の程度
を表している。各離散点を中点とする線分の長さは、残
存非点収差の値に比例し、線分の方向は、収差波面の曲
率の大きい(符号入り)方の主曲率方向を表す。図面左
上にある線分は、0.1Diopterの長さを示して
いる。
【図6】比較例1における各眼位の平均度数誤差分布図
である。横軸はレンズから出射する光線のcf値(光線
のx−z平面への投影とx軸との角度の正接)、縦軸は
レンズから出射する光線のtk値(光線のx−y平面へ
の投影とx軸との角度の正接)である。図面上離散的点
におけるcf、tk値は、0.0を含むtan10°間
隔に入射光線方向のcf、tk対応する出射光線のc
f、tk値で、その不均等の度合いは、歪曲収差の程度
を表している。各離散点を中心とする丸の直径は、平均
度数誤差の絶対値に比例する。平均度数誤差が負の場合
は白丸、正の場合は黒丸で表す。図面左上にある白丸
は、−0.1Diopterを示している。
【図7】実施例1の1に係る残存非点収差極小の例にお
ける各眼位の残存非点収差分布図である。 横軸はレン
ズから出射する光線のcf値(光線のx−z平面への投
影とx軸との角度の正接)、縦軸はレンズから出射する
光線のtk値(光線のx−y平面への投影とx軸との角
度の正接) である。図面上離散的点におけるcf、tk
値は、0.0を含むtan10°間隔に入射光線方向の
cf、tk対応する出射光線のcf、tk値で、その不
均等の度合いは、歪曲収差の程度を表している。各離散
点を中点とする線分の長さは、残存非点収差の値に比例
し、線分の方向は、収差波面の曲率の大きい(符号入
り)方の主曲率方向を表す。図面左上にある線分は、
0.1Diopterの長さを示している。
【図8】実施例1の1に係る残存非点収差極小の例にお
ける各眼位の平均度数誤差分布図である。 横軸はレン
ズから出射する光線のcf値(光線のx−y平面への投
影とx軸との角度の正接)である。図面上離散的点にお
けるcf、tk値は、0.0を含むtan10°間隔に
入射光線方向のcf、tk対応する出射光線のcf、t
k値で、その不均等の度合いは、歪曲収差の程度を表し
ている。各離散点を中心とする丸の直径は、平均度数誤
差の絶対値に比例する。平均度数誤差が負の場合は白
丸、正の場合は黒丸で表す。図面左上にある白丸は、−
0.1Diopterを示している。
【図9】実施例1の1に係る残存非点収差極小の例にお
ける各直截曲線の△S(ρ)分布図である。横軸は△S
(ρ)で、目盛りは1Diopter(1/m)間隔で
ある。縦軸はρで、目盛りは10mm間隔である。
【図10】実施例1の2に係る装用安定性重視の例にお
ける各眼位の残存非点収差分布図である。 横軸はレン
ズから出射する光線のcf値(光線のx−z平面への投
影とx軸との角度の正接)、縦軸はレンズから出射する
光線のtk値(光線のx−y平面への投影とx軸との角
度の正接)である。図面上離散的点におけるcf、tk
値は、0.0を含むtan10°間隔に入射光線方向の
cf、tk対応する出射光線のcf、tk値で、その不
均等の度合いは、歪曲収差の程度を表している。各離散
点を中点とする線分の長さは、残存非点収差の値に比例
し、線分の方向は、収差波面の曲率の大きい(符号入
り)方の主曲率方向を表す。図面左上にある線分は、
0.1Diopterの長さを示している。
【図11】実施例1の2に係る装用安定性重視の例にお
ける各眼位の平均度数誤差分布図である。 横軸はレン
ズから出射する光線のcf値(光線のx−z平面への投
影とx軸との角度の正接)、縦軸はレンズから出射する
光線のtk値(光線のx−y平面への投影とx軸との角
度の正接) である。図面上離散的点におけるcf、tk
値は、0.0を含むtan10°間隔に入射光線方向の
cf、tk対応する出射光線のcf、tk値で、その不
均等の度合いは、歪曲収差の程度を表している。各離散
点を中心とする丸の直径は、平均度数誤差の絶対値に比
例する。平均度数誤差が負の場合は白丸、正の場合は黒
丸で表す。図面左上にある白丸は、−0.1Diopt
erを示している。
【図12】実施例1の2に係る装用安定性重視の例にお
ける各直截曲線の△S(ρ)分布図である。 横軸は△
S(ρ)で、目盛りは1Diopter(1/m)間隔
である。縦軸はρで、目盛りは10mm間隔である。
【図13】実施例1の2に係る装用安定性重視の例にお
ける各直截曲線の△S(ρ)分布の中央部拡大図であ
る。横軸は△S(ρ)で、目盛りは0.1Diopte
r(1/m)間隔である。縦軸はρで、目盛りは2.5
mm間隔である。
【図14】比較例2における各眼位の残存非点収差分布
図である。横軸はレンズから出射する光線のcf値(光
線のx−z平面への投影とx軸との角度の正接)、縦軸
はレンズから出射する光線のtk値(光線のx−y平面
への投影とx軸との角度の正接)である。図面上離散的
点におけるcf、tk値は、0.0を含むtan10°
間隔に入射光線方向のcf、tk対応する出射光線のc
f、tk値で、その不均等の度合いは、歪曲収差の程度
を表している。各離散点を中点とする線分の長さは、残
存非点収差の値に比例し、線分の方向は、収差波面の曲
率の大きい(符号入り)方の主曲率方向を表す。図面左
上にある線分は、0.1Diopterの長さを示して
いる。
【図15】比較例2における各眼位の平均度数誤差分布
図である。横軸はレンズから出射する光線のcf値(光
線のx−z平面への投影とx軸との角度の正接)、縦軸
はレンズから出射する光線のtk値(光線のx−y平面
への投影とx軸との角度の正接)である。図面上離散的
点におけるcf、tk値は、0.0を含むtan10°
間隔に入射光線方向のcf、tk対応する出射光線のc
f、tk値で、その不均等の度合いは、歪曲収差の程度
を表している。各離散点を中心とする丸の直径は、平均
度数誤差の絶対値に比例する。平均度数誤差が負の場合
は白丸、正の場合は黒丸で表す。図面左上にある白丸
は、−0.1Dopterを示している。
【図16】実施例2の1に係る残存非点収差極小の例に
おける各眼位の残存非点収差分布図である。 横軸はレ
ンズから出射する光線のcf値(光線のx−z平面への
投影とx軸との角度の正接)、縦軸はレンズから出射す
る光線のtk値(光線のx−y平面への投影とx軸との
角度の正接)である。図面上離散的点におけるcf、t
k値は、0.0を含むtan10°間隔に入射光線方向
のcf、tk対応する出射光線のcf、tk値で、その
不均等の度合いは、歪曲収差の程度を表している。各離
散点を中点とする線分の長さは、残存非点収差の値に比
例し、線分の方向は、収差波面の曲率の大きい(符号入
り)方の主曲率方向を表す。図面左上にある線分は、
0.1Diopterの長さを示している。
【図17】実施例2の1に係る残存非点収差極小の例に
おける各眼位の平均度数誤差分布図である。 横軸はレ
ンズから出射する光線のcf値(光線のx−z平面への
投影とx軸との角度の正接)、縦軸はレンズから出射す
る光線のtk値(光線のx−y平面への投影とx軸との
角度の正接)である。図面上離散的点におけるcf、t
k値は、0.0を含むtan10°間隔に入射光線方向
のcf、tk対応する出射光線のcf、tk値で、その
不均等の度合いは、歪曲収差の程度を表している。各離
散点を中心とする丸の直径は、平均度数誤差の絶対値に
比例する。平均度数誤差が負の場合は白丸、正の場合は
黒丸で表す。図面左上にある白丸は、−0.1Diop
terを示している。
【図18】実施例2の1に係る残存非点収差極小の例に
おける各直截曲線の△S(ρ)分布図である。横軸は△
S(ρ)で、目盛りは1Diopter(1/m)間隔
である。縦軸はρで、目盛りは10mm間隔である。
【図19】実施例2の2に係る装用安定性重視の例にお
ける各眼位の残存非点収差分布図である。 横軸はレン
ズから出射する光線のcf値(光線のx−z平面への投
影とx軸との角度の正接)、縦軸はレンズから出射する
光線のtk値(光線のx−y平面への投影とx軸との角
度の正接)である。図面上離散的点におけるcf、tk
値は、0.0を含むtan10°間隔に入射光線方向の
cf、tk対応する出射光線のcf、tk値で、その不
均等の度合いは、歪曲収差の程度を表している。各離散
点を中点とする線分の長さは、残存非点収差の値に比例
し、線分の方向は、収差波面の曲率の大きい(符号入
り)方の主曲率方向を表す。図面左上にある線分は、
0.1Diopterの長さを示している。
【図20】実施例2の2に係る装用安定性重視の例にお
ける各眼位の平均度数誤差分布図である。 横軸はレン
ズから出射する光線のcf値(光線のx−z平面への投
影とx軸との角度の正接)、縦軸はレンズから出射する
光線のtk値(光線のx−y平面への投影とx軸との角
度の正接)である。図面上離散的点におけるcf、tk
値は、0.0を含むtan10°間隔に入射光線方向の
cf、tk対応する出射光線のcf、tk値で、その不
均等の度合いは、歪曲収差の程度を表している。各離散
点を中心とする丸の直径は、平均度数誤差の絶対値に比
例する。平均度数誤差が負の場合は白丸、正の場合は黒
丸で表す。図面左上にある白丸は、−0.1Diopt
erを示している。
【図21】実施例2の2に係る装用安定性重視の例にお
ける各直截曲線の△S(ρ)分布図である。 横軸は△
S(ρ)で、目盛りは1Diopter(1/m)間隔
である。縦軸はρで、目盛りは10mm間隔である。
【図22】実施例2の2に係る装用安定性重視の例にお
ける各直截曲線の△S(ρ)分布の中央部拡大図であ
る。横軸は△S(ρ)で、目盛りは0.1Diopte
r(1/m)間隔である。縦軸はρで、目盛りは2.5
mm間隔である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1面及び第2面の一対の屈折面を有
    し、第1面及び又は第2面の屈折面が非球面形状を有す
    る非球面眼鏡レンズにおいて、 第1面及び又は第2面の曲面形状が、下記の(1)式で
    表わされるものであることを特徴とする非球面眼鏡レン
    ズ。 【数1】
  2. 【請求項2】 前記(1)式が下記条件を満たすよう
    に、節点及び係数が定められることを特徴とする請求項
    1に記載の非球面眼球レンズ。 【数2】
  3. 【請求項3】 前記(1)式における上記y軸方向のB
    ースプライン階数、節点数、節点、係数が、それぞれ下
    記の条件1又は条件2を満たすことを特徴とする請求項
    2に記載の非球面眼鏡レンズ。 【数3】
  4. 【請求項4】 前記(1)式におけるz軸方向のBース
    プライン階数、節点数、節点、係数が、それぞれ下記の
    条件1又は条件2を満たすことを特徴とする請求項2又
    は請求項3に記載の非球面眼鏡レンズ。 【数4】
  5. 【請求項5】 第一眼位の屈折異常(球面度数、乱視度
    数)を矯正しながら、第二眼位及びリスティング法則に
    よる第三眼位での残存非点収差と平均度数誤差を補正す
    る能力を持つことを特徴とする請求項1ないし4いずれ
    かに記載の非球面眼鏡レンズ。
  6. 【請求項6】 第1面が請求項2又は請求項4に記載の
    非球面形状を呈する乱視レンズであって、非球面と光軸
    を含む任意の平面との交線(直截曲線)が下記条件1又
    は2を満たすことによって、レンズ面内を通るすべての
    眼位の視線に対し、残存非点収差を極小に補正すること
    を特徴とする非球面眼鏡レンズ。 条件1:直截平面上で光軸上のレンズパワーDがD>
    0.0を満たし、且つ、任意のρに対し、曲線パワーの
    変化△S(ρ)が負の値を取ること。但し、ρは直截曲
    線上レンズ範囲内の所定点から光軸までの距離である。 条件2:直截平面上で光軸上のレンズパワーDがD≦
    0.0を満たし、且つ、任意のρに対し、曲線パワーの
    変化△S(ρ)が正の値を取ること。但し、ρは直截曲
    線上レンズ範囲内の所定点から光軸までの距離である。
  7. 【請求項7】 第2面が請求項2又は請求項4に記載の
    非球面形状を呈する乱視レンズであって、非球面と光軸
    を含む任意の平面との交線(直截曲線)が下記条件1又
    は2を満たすことによってレンズ面内を通るすべての眼
    位の視線に対し、残存非点収差を極小に補正することを
    特徴とする非球面眼鏡レンズ。 条件1:直截平面上で光軸上のレンズパワーDがD>
    0.0を満たし、且つ、任意のρに対し、曲線パワーの
    変化△S(ρ)が正の値を取ること。但し、ρは直截曲
    線上レンズ範囲内の所定点から光軸までの距離である。 条件2:直截平面上で光軸上のレンズパワーDがD≦
    0.0を満たし、且つ、任意のρに対し、曲線パワーの
    変化△S(ρ)が負の値を取ること。但し、ρは直截曲
    線上レンズ範囲内の所定点から光軸までの距離である。
  8. 【請求項8】 請求項2又は請求項4に記載の非球面形
    状を呈する乱視レンズであって、非球面と光軸を含む任
    意の平面との交線(直截曲線)が下記条件を満たすこと
    を特徴とする非球面眼鏡レンズ。 条件:直截平面上で光軸上のレンズパワーDが−6.0
    ≦D≦6.0を満たし、且つ、0.0<ρ<4.0mm
    の範囲で、曲線パワーの変化△S(ρ)が−0.05≦
    △S(ρ)≦0.05を満たすこと。但し、ρは直截曲
    線上レンズ範囲内の所定点から光軸までの距離である。
  9. 【請求項9】 第1面が請求項2又は請求項4記載の非
    球面形状を呈する乱視レンズであって、非球面と光軸を
    含む任意の平面との交線(直截曲線)が下記条件1又は
    2を満たすことを特徴とする請求項8記載の非球面眼鏡
    レンズ。 条件1:直截平面上で光軸上のレンズパワーDがD>
    0.0を満たし、且つ、0.0≦ρ≦10.0mmの範
    囲で、曲線パワーの変化△S(ρ)が少なくとも1回正
    の値を取り、ρ>10.0mmの範囲では△S(ρ)が
    負の値を取ること。但し、ρは直截曲線上レンズ範囲内
    の所定点から光軸までの距離である。 条件2:直截平面上で光軸上のレンズパワーDがD≦
    0.0を満たし、且つ、0.0≦ρ≦10.0mmの範
    囲で、曲線パワーの変化△S(ρ)が少なくとも1回負
    の値を取り、ρ>10.0mmの範囲では△S(ρ)が
    正の値を取ること。但し、ρは直截曲線上レンズ範囲内
    の所定点から光軸までの距離である。
  10. 【請求項10】 第2面が請求項2又は請求項4に記載
    の非球面形状を呈する乱視レンズであって、非球面と光
    軸を含む任意の平面との交線(直截曲線)が下記条件1
    又は2を満たすことを特徴とする請求項8に記載の非球
    面眼鏡レンズ。 条件1:直截平面上で光軸上のレンズパワーDがD>
    0.0を満たし、且つ、0.0≦ρ≦10.0mmの範
    囲で、曲線パワーの変化△S(ρ)が少なくとも1回負
    の値を取り、ρ>10.0mmの範囲では△S(ρ)が
    正の値を取ること。但し、ρは直截曲線上レンズ範囲内
    の所定点から光軸までの距離である。 条件2:直截平面上で光軸上のレンズパワーDがD≦
    0.0を満たし、且つ、0.0≦ρ≦10.0mmの範
    囲で、曲線パワーの変化△S(ρ)が少なくとも1回正
    の値を取り、ρ>10.0mmの範囲△S(ρ)が負の
    値を取ること。但し、ρは直截曲線上レンズ範囲内の所
    定点から光軸までの距離である。
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