JPH1171618A - 圧延製品の冷却装置 - Google Patents

圧延製品の冷却装置

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JPH1171618A
JPH1171618A JP24781497A JP24781497A JPH1171618A JP H1171618 A JPH1171618 A JP H1171618A JP 24781497 A JP24781497 A JP 24781497A JP 24781497 A JP24781497 A JP 24781497A JP H1171618 A JPH1171618 A JP H1171618A
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rolled product
cooling
gas
cooling device
fin
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JP24781497A
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Claude Nivoche
クロード・ニヴォシュ
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Selas SA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、無毒ガスを用いて350kCal
/m2 .h.℃よりも大きい熱伝達率を有する圧延製品
を冷却できる冷却装置を提供することにある。 【解決手段】 帯鋼のような圧延製品1を冷却する圧延
製品の冷却装置であって、圧延製品1は冷却装置の前を
動き、ボックス10のガスを加圧する加圧手段4を具備
する圧延製品の冷却装置である。ボックス10が、パイ
プを形成する複数のフィン11を有し、各フィンは圧延
製品1の少なくとも1つの表面に向けられた少なくとも
1つのガス出口開口を有し、各フィン11の開口は、圧
延製品1の横方向に整列配置され、2つの互いに隣接す
るフィンの間のそれぞれのスペース13は、圧延製品1
の表面に垂直な方向での深さPと、圧延製品の長手方向
での幅Lとを有し、これら深さと幅とにより、ガス5の
排出が、隣接フィンからのガスの噴出を妨害することな
しに可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に帯鋼のような
強磁性又は非強磁性の圧延製品を冷却する冷却装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ローラを垂直に横切って、連続した処理
チャンバを通過する圧延製品の熱処理は公知である。自
動車車体の鋼板メーカでは、連続的な焼なまし又は電気
メッキラインが使用されており、これらのラインでは鋼
が600℃〜900℃までの温度に加熱される。この場
合、これら製品には急速で均一な冷却が必要となり、製
品の温度は、必要な品質により500℃以下の温度に下
げなければならない。
【0003】そこで、種々の冷却法が今まで使用されて
きた。例えば、圧延製品を冷却されたローラを通過させ
たり、圧延製品を液体又は半液体媒体の中に浸漬させる
ことは公知である。これら二相伝導又は対流冷却法は、
400kCal/m2 .h.℃以上の局所熱伝達率を備
えるが、温度はわずかに下がるだけである。更にこれら
の方法は、圧延製品の酸化の問題が発生するという欠点
を有し、また圧延製品が冷却液又は冷却固体に接触する
と、偏平欠陥がしばしば発生する。
【0004】別のタイプの方法、すなわちガス噴射法は
前述の欠点を有しない。米国特許第4363471号明
細書に開示されている鋼焼なましラインでは、帯鋼が一
連のガスブロワノズルを収容するボックスの前を通過す
る。ところが、これらノズルは、ボックスの表面からわ
ずかしか突出していない。このため、ガスが帯鋼に衝突
した後にそのガスを排出することは、ボックスにより妨
害されてしまう。これにより、背圧領域がノズルとボッ
クスとの間に発生し、冷却ガスが帯鋼に向かって吹付け
られるのが妨害される。更にガスは、圧延製品の幅を越
えて横方向にしか逃れることができず、これにより圧延
製品の端部において不均一な冷却が発生して、偏平欠陥
が発生することがある。このタイプの装置により形成さ
れる熱伝達率は、窒素と5%の水素との混合気を含有す
るガスにおいて200kCal/m2 .h.℃を越え
ず、空気の場合には更に低くなる。
【0005】“圧延鋼の焼なましにおける発展”誌(P
radan及びGupta編集,1992)に記載の
T.Kaihara等著の論文“シートゲージについて
のKM−CALにおける新技術”には、最大率50℃/
sが0.7mmの厚さの圧延製品において達成され、こ
れは約175kCal/m2 .h.℃の熱伝達率に相当
することが開示されている。同誌に記載のHirosh
i Takechi著の論文“冷間圧延及び表面コーテ
ィングされた薄鋼板についての連続焼なましの冶金技術
における最近の発展”では、ガス出口の開口が圧延製品
から50mmの距離に配置されているにもかかわらず、
0.35mmの厚さよりも薄い鋼板においては100℃
/sより良好な冷却率を得ることができないことが開示
されている。なお、この冷却率は200kCal/
2 .h.℃の熱伝達率に相当する。
【0006】文献WO92/02316に開示されてい
る冷却装置では、押出し部材がフィン形パイプの間を水
平に動き、これらのパイプは押出し部材に対して横方向
にガス出口の開口を有している。食い違いに配置された
上面フィン及び底面フィンの相対的位置のみが、押出し
部材の均一な冷却を得るために記載されている。しかし
この文献では、ガスが押出し部材に衝突した後にそのガ
スを排出するという問題が論じられていない。押出し部
材へのガスの衝突は、フィンとフィンとの間の停滞ガス
により妨害される。
【0007】IMOSE著の論文“連続焼なましにおけ
る加熱及び冷却技術”(ISIJTransactio
ns誌,第25巻,1985,911〜932)は、最
大で250kCal/m2 .h.℃に等しい熱伝達率
が、ガスの流速及び体積を増加し、圧延製品とブロワノ
ズルとの間の距離を短縮し、ガスを水素で濃厚化するこ
とにより得られる。しかし、この熱伝達率の値は、圧延
製品の冷却を大幅に加速するにはやはり小さすぎる。
【0008】更に、熱伝達率を増加させるために水素含
量を増加するすべての方法は、安全基準に整合させるの
が困難であり、作業者に大きな危険をもたらしている。
下記の表は600℃から400℃へ帯鋼を冷却するため
に今までに提案された種々の方法を要約している。
【0009】
【表1】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、無毒
ガスを用いて350kCal/m2 .h.℃よりも大き
い熱伝達率を有する圧延製品を冷却できるガス噴射型冷
却装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、帯鋼のような圧延製品を冷却する圧延製
品の冷却装置であって、前記圧延製品は前記冷却装置の
前を動き、少なくとも1つのボックスのガスを加圧する
加圧手段を具備し、前記ボックスは、パイプを形成する
複数のフィンを有し、各フィンは圧延製品の少なくとも
1つの表面に向けられた少なくとも1つのガス出口開口
を有し、前記各フィンの開口は、圧延製品の横方向に整
列配置されている圧延製品の冷却装置において、2つの
互いに隣接するフィンの間のそれぞれのスペースが、前
記圧延製品の表面に対して垂直な方向での深さと、前記
圧延製品の長手方向での幅とを有し、前記深さ及び前記
幅は、隣接する前記フィンからのガスの流出を妨害する
ことなしにガスを排出できるように定められ、前記フィ
ンの前記開口の組の出口におけるm3 /s単位での前記
ガスの流量に対して、前記フィンと前記隣接フィンのい
ずれか1つとの間のスペースのm2 単位での横断面の比
が、20より小さく、前記横断面は、前記圧延製品に対
して垂直な平面の中に位置し、前記圧延製品の運動方向
に対して平行に位置する横断面に対応している。
【0012】開口列の間に設けられているスペースに起
因して、吹込まれたガスの排出が容易になる。したがっ
て、ガスジェットの放出は妨害されず、ジェットの流速
は220m/sに達することも可能である。ガス流量
を、分離スペースの横断面に応じて定められている閾値
より低く維持することにより、冷却装置中のガスの循環
は規則的であり、ガスは端部を不均一に冷却することな
く出されることになる。したがって、本発明の冷却装置
は、鋼連続処理ラインで使用される連続熱処理に良好に
適する。このようにして、従来のガスブロワ型装置で得
られる冷却率よりも大幅に高い冷却率が得られる。すな
わち、350kCal/m2 .h.℃を越える熱伝達率
が得られる。
【0013】本発明の1つの有利な実施の形態では、各
スペースの深さが200mmより大きく、有利には30
0mmより大きい。圧延製品の表面に衝突した後のガス
の戻り流は、この深さにより出口開口の後部とボックス
との間で容易化される。これは、出口開口のレベルにお
けるガスの蓄積を防止し、これにより冷却ガスの吹付け
が、出口開口と出口開口との間で逃れにくい停滞ガスに
より妨害されるということが無くなる。
【0014】本発明の1つの有利な実施の形態では、互
いに隣接するフィンの間の距離が、同一フィンの中のそ
れぞれ2つの開口の間の距離の0.8〜5倍である。こ
のようにしてフィンは、ガス出口開口の高さにおいて互
いに充分に接近して位置し、これにより、出口開口を通
過する圧延製品のすべての表面が均一に冷却される。
【0015】本発明の別の1つの実施の形態では、少な
くとも1つの冷却装置を有する冷却設備において、安定
化ローラが冷却装置の互いに反対の側にそれぞれ設けら
れており、前記安定化ローラは圧延製品を7゜より小さ
い角度で偏向させている。このようにして、高い冷却能
力を得ることができ、ローラは、吹付け冷却ガスの圧力
の作用に起因する振動から圧延製品を保護している。本
発明のその他の特徴及び利点は、以下の説明から明らか
になる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0017】本発明の冷却装置は、帯鋼の処理に通常使
用される連続的な焼なましラインの中に組込まれてい
る。これらの帯鋼は、0.15mmと2.3mmとの間
の厚さを有している。これら帯鋼の幅は、約0.6m〜
2mである。帯鋼を熱処理する場合、該帯鋼を非常に短
時間で約600℃〜900℃から500℃以下の温度に
冷却する必要がある。溶融金属の浴中に浸漬することに
より帯鋼をコーティング又は高温焼入れした後に冷却す
る場合、帯鋼が高温浸漬コーティングされた後に該帯鋼
を非常に急速に冷却して200℃〜300℃の温度に下
げることが重要である。この冷却は空気により達成され
る。
【0018】図1及び図2において、圧延製品1はコン
ベヤローラ2の間を矢印F方向の垂直に通過する。冷却
装置は、ボックス10をガスにより圧力印加する加圧手
段4を有している。ボックス10は、圧延製品1の表面
に平行に延在しており、加圧冷却ガス5の高速流をボッ
クス10の中に導入するように構成された少なくとも1
つのファン4によりガスが供給されるようになってい
る。勿論、ボックスの高さ一面にわたり均一に分散配置
されている複数のブロワファンを使用することもでき
る。しかも、ファン4は、コンプレッサに取り換えるこ
ともできる。簡単化のために、1つのボックス10だけ
しか図2には示されていないが、本発明の装置は有利に
は、圧延製品1に対して対称に配置されている第2のボ
ックス10を有することにより、圧延製品1の両面を同
時に冷却することも可能である。
【0019】ボックス10は、フィン11の形をした複
数のパイプを有し、圧延製品1の表面側に向いているガ
ス5の出口開口12は、フィン11の端部に設けられて
いる。各フィン11の開口12は、圧延製品1の横方向
に一列に整列配置されている。図3及び図4に示すよう
に、2つの互いに隣接するフィン11の間の各スペース
13は、圧延製品1の表面に対して垂直な方向での深さ
Pを有するとともに、圧延製品1の長手方向での幅Lを
有し、深さP及び幅Lは、ガス5の排出を可能にするの
に充分な大きさに定められている。それぞれの開口12
は、ボックス10から圧延製品1に向かって延在するフ
ィン11により形成されたパイプの端部に配置されてい
る。
【0020】ガス5は、圧延製品1に衝突した後に後部
へ向かってフィンとフィンとの間を流れて逃れることが
できるようになっている。圧延製品1を酸化させないよ
うに冷却を保護雰囲気中、例えば窒素と水素との混合気
の中で行わなければならない場合、すべての冷却装置
は、密封ジャケットで公知なように取囲まれており、こ
れにより、吹付けられたガスは回収されて、ガス加圧手
段の中で連続的に再利用される。再利用動作は、ガス回
収ステップ、ガス冷却ステップ及び再注入ステップを含
んでいる。ボックス10中のガス5の温度は、100℃
以下にある。
【0021】互いに隣接するフィン11の間の距離D
は、当該フィン11の開口12の間の距離dの0.8〜
5倍である。この距離Dは、開口12の高さの個所にお
ける流れ方向Fでのフィン11の間の距離に相当してい
る。同一の列の開口12の間の距離dは一定である。互
いに隣接するフィン11の間の距離Dは、30mm〜2
00mmであることが好ましい。
【0022】更に、図4に示すように、開口12は、圧
延製品1の長手方向に整列させて配置でき、これにより
開口12は、互いに隣接する方形の4つのコーナを形成
している。代替的に開口12は、図1に示すように食い
違いに配置でき、これによって開口12は、互いに隣接
するひし形のコーナを形成している。したがって、冷却
ガスジェットの分布は、圧延製品1のすべての表面にわ
たり均一となっている。開口12には円形、矩形、細長
形等の孔又は小さな溝がある。各フィン11は、圧延製
品1に向かって溝を形成する単一の出口開口を有するこ
ともある。
【0023】本装置を正しく操作し、圧延製品1を急速
に冷却するために、それぞれの分離スペース13の深さ
Pは200mmより大きいことが重要であり、好ましく
は300mmより大きい方が有利である。フィン11の
すべての開口12の出口におけるガス5のm3 /s単位
での流量対して、フィン11と隣接フィン11との間の
スペース13のm2 単位での横断面Sの比は、20より
小さい。横断面Sは、圧延製品1に対して垂直な平面の
中に位置し、この圧延製品1の運動方向に対して平行に
位置する横断面に対応している。したがって、排気口へ
向かって又はポンプ吸込み入口へ向かって(ガスが再利
用されるかされないかによる)フィン11の間のスペー
ス13の中を流れて逃れる際のガス5の流速は、これら
スペース13の中の乱流を制限するため、20m/sの
臨界値より小さく維持されている。すなわち、このよう
な乱流は、ガス5が圧延製品1に衝突した後にそのガス
5が排出する動作を妨害する。
【0024】開口12の等価直径は5mm〜15mmで
ある。すなわち、等価直径とは、開口12と同一の横断
面領域を有する円形の直径に相当する直径のことであ
る。前述のことを前提として、冷却装置は出口開口12
が圧延製品1の表面からの距離に位置するように配置
すると有利である、すなわち、距離は、開口12の等
価直径の5〜12倍であり、好ましくは等価直径の6〜
8倍が有利である。距離を変更できるように、ボック
ス10が圧延製品1に対して垂直の方向で可動であると
有利である。すなわち、このようにするとボックス10
は、圧延製品1に接近させたり圧延製品1から遠ざけた
りすることが可能となる。
【0025】図5に示すように、パイプを形成する各フ
ィン11は、ガスの流れの方向、すなわちボックス10
から出口開口12へ向かう方向で減少する横断面を有し
ている。フィン11の中の内部導管の高さは、圧延製品
1が動く方向である垂直方向Fで連続的に減少してい
る。出口開口12は、その横断面がフィン11の出口横
断面とほぼ同一であるような横断面輪郭を有している。
この構造により、出口におけるガスの流速が大きくな
り、しかもその際、望ましくないヘッドロスは制限され
ることになる。フィン11及び出口開口12は、鋳造、
成形、プレス、組立て及び/又は機械加工により製造す
ることができる。
【0026】図6において、本発明の冷却設備は少なく
とも1つの冷却装置21を有している。安定化ローラ2
0は冷却装置21の互いに反対側にそれぞれ設けられて
おり、これら安定化ローラ20は、圧延製品1を7゜よ
り小さい角度で偏向するように構成されている。これら
安定化ローラ20は、とりわけ開口12と圧延製品1と
の間の距離が短い場合に圧延製品1の振動を制限する
ものである。安定化ローラ20は横方向に可動であり、
すなわち圧延製品1に対して垂直に可動であり、これに
より圧延製品1を整列させることができ、安定化ローラ
20は電動機により駆動されて圧延製品1を移動させて
いる。
【0027】2つの安定化ローラ20の高さ方向での距
離は、6m以下か同等であり、同一の冷却装置21の中
のパイプのスタック(立て筒)の高さは5m以下か同等
である。これにより圧延製品1の振動が最小化され、し
かも非常に高い冷却能力が得られる。冷却装置21は、
好ましくは圧延製品1の長手方向に複数のフラットフィ
ン11を有し、それぞれのフィンは11は複数の開口1
2を有し、これにより本発明の冷却装置21の開口12
の全横断面は、フィン11の組により覆われる表面領域
の1%〜5%であり、有利にはこの表面領域の2%〜4
%である。
【0028】冷却装置21は、圧延製品1のそれぞれの
側に少なくとも1つのボックス10を有している。ボッ
クス10は、好ましくは圧延製品1と同一の側に配置さ
れる複数のボックス10a,10bを有している。この
ようにして1〜7個のボックス10が圧延製品1の幅を
越えて並んで配置され、その圧力は、横方向に均一の冷
却を達成すべく互いに独立して調整されている。冷却強
さは、所望の熱特性に応じて圧延製品1の幅にわたり変
化させることが可能である。
【0029】水素と窒素との混合気として使用されるガ
スの場合、水素の含量は有利には5%以下である。ガス
は空気又は純粋な窒素でもよい。本発明の冷却装置によ
り、0.8mmの厚さの帯鋼は、80℃/sを越える割
合で冷却することが可能となる。すなわち、400kC
al/m2 .h.℃に少なくとも等しい熱伝達率に相当
する割合で冷却できる。勿論、本発明は、前述の実施の
形態に制限されず、本発明の範囲を逸脱することなしに
多数の変更を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却装置を示す正面図である。
【図2】図1の装置の側面図である。
【図3】圧延製品に対する冷却装置の配置を示す概念図
である。
【図4】ブロワ開口のそれぞれの配置を示す概念図であ
る。
【図5】本発明の冷却装置のフィンを示す概念図であ
る。
【図6】本発明による冷却設備を示す概略図である。
【符号の説明】
1 圧延製品 2 コンベヤローラ 4 ファン 5 ガス 10 ボックス 11 フィン 12 出口開口 13 スペース 20 安定化ローラ 21 冷却装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯鋼のような圧延製品1を冷却する圧延
    製品の冷却装置であって、前記圧延製品1は前記冷却装
    置の前を動き、少なくとも1つのボックス10のガスを
    加圧する加圧手段4を具備し、前記ボックス10は、パ
    イプを形成する複数のフィン11を有し、各フィン11
    は圧延製品1の少なくとも1つの表面に向けられた少な
    くとも1つのガス出口開口12を有し、前記各フィン1
    1の開口12は、圧延製品1の横方向に整列配置されて
    いる圧延製品の冷却装置において、 2つの互いに隣接するフィン11の間のそれぞれのスペ
    ース13が、前記圧延製品1の表面に対して垂直な方向
    での深さPと、前記圧延製品1の長手方向での幅Lとを
    有し、前記深さP及び前記幅Lは、隣接する前記フィン
    11からのガスの流出を妨害することなしにガス5を排
    出できるように定められ、前記フィン11の前記開口1
    2の組の出口におけるm3 /s単位での前記ガス5の流
    量に対して、前記フィン11と前記隣接フィン11のい
    ずれか1つとの間のスペース13のm2 単位での横断面
    Sの比が、20より小さく、前記横断面Sは、前記圧延
    製品1に対して垂直な平面の中に位置し、前記圧延製品
    1の運動方向に対して平行に位置する横断面に対応して
    いることを特徴とする圧延製品の冷却装置。
  2. 【請求項2】 各スペース13の深さPが200mmよ
    り大きく、好ましくは300mmより大きいことを特徴
    とする請求項1に記載の圧延製品の冷却装置。
  3. 【請求項3】 互いに隣接するフィン11の間の距離D
    が、同一フィン11の中のそれぞれ2つの開口12の間
    の距離dの0.8〜5倍であることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の圧延製品の冷却装置。
  4. 【請求項4】 互いに隣接するフィン11の間の距離D
    が30mm〜200mmであることを特徴とする請求項
    1から請求項3のうちのいずれか1つの請求項に記載の
    圧延製品の冷却装置。
  5. 【請求項5】 同一フィン11の中のそれぞれ2つの開
    口12の間の距離が一定であることを特徴とする請求項
    1から請求項4のうちのいずれか1つの請求項に記載の
    圧延製品の冷却装置。
  6. 【請求項6】 フィン11の横断面が、ボックス10か
    ら開口12へ向かう方向に減少することを特徴とする請
    求項1から請求項5のうちのいずれか1つの請求項に記
    載の圧延製品の冷却装置。
  7. 【請求項7】 圧延製品1と同一の側に配置される複数
    のボックス10a,10bを具備し、前記ボックス10
    a,10bは前記圧延製品1の幅を越えて並んで位置決
    めされ、それぞれのボックス10a,10bの中の圧力
    は互いに独立して調整されることを特徴とする請求項1
    から請求項6のうちのいずれか1つの請求項に記載の圧
    延製品の冷却装置。
  8. 【請求項8】 開口12と圧延製品1の表面との間の距
    が、前記開口12の等価直径の5〜12倍であるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか
    1つの請求項に記載の圧延製品の冷却装置。
  9. 【請求項9】 ガス5が水素と窒素との混合気であり、
    前記冷却装置が密封包囲部材により取囲まれ、前記ガス
    5が連続的に再利用されることを特徴とする請求項1か
    ら請求項8のうちのいずれか1つの請求項に記載の圧延
    製品の冷却装置。
  10. 【請求項10】 フィン11と開口12が鋳造、成形、
    プレス及び組立て及び/又は機械加工されることを特徴
    とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1つの請
    求項に記載の圧延製品の冷却装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10のうちのいず
    れか1つの請求項に記載の少なくとも1つの圧延製品の
    冷却装置21を有する冷却設備において、安定化ローラ
    20が冷却装置21の互いに反対の側にそれぞれ設けら
    れ、前記安定化ローラ20は、圧延製品1を7゜より小
    さい角度で偏向させることを特徴とする冷却設備。
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