JPH1170859A - ウォッシャタンク - Google Patents

ウォッシャタンク

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JPH1170859A
JPH1170859A JP9249091A JP24909197A JPH1170859A JP H1170859 A JPH1170859 A JP H1170859A JP 9249091 A JP9249091 A JP 9249091A JP 24909197 A JP24909197 A JP 24909197A JP H1170859 A JPH1170859 A JP H1170859A
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Daisuke Shirokura
大祐 白倉
Kiyoshi Hayashi
清志 林
Manabu Tamamura
学 玉村
Masahiko Oguro
正彦 小黒
Nobukatsu Gotou
亘克 後藤
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注水パイプが不要にがたついたりふらつくこ
と及びその抜け出しを防止できるのみならず、低コスト
で組付性に優れたウォッシャタンクを得る。 【解決手段】 ウォッシャタンク10は、例えばインジ
ェクション成形によって成形され互いに開放側が一体に
接合された下本体10A及び上本体10Bを備えてお
り、さらに、上本体10Bの開口12には注水パイプ1
6が差し込まれてグロメット14を介して保持されてい
る。さらに、注水パイプ16の下端部は、下本体10A
の底壁内周側に一体成形された保持突起20に差し込ま
れて保持されている。これにより、注水パイプ16は、
全体として二点で保持され、不要にがたついたりふらつ
くことがない。また、注水パイプ16を車両に固定する
ための特別な固定部及びその取付け作業が不要であり、
低コストになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウインドウォッシャ
液等の液を収容するウォッシャタンクに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のワイパ装置に適用されウインドウ
ォッシャ液等の液を収容するウォッシャタンクのうち、
注水パイプがタンク本体の上壁部分に形成された開口か
ら差し込まれて取り付けられた構成のものが知られてい
る。
【0003】この種のウォッシャタンクでは、タンク本
体開口周縁部分にグロメットが設けられており、このグ
ロメットを介して注水パイプが保持されると共にシール
されている。さらに、このウォッシャタンクには、注水
パイプの上端部付近に車体固定用の取付け部が設けられ
ている。このウォッシャタンクを車体に取り付ける際に
は、タンク本体を車体に固定すると共に、注水パイプの
取付け部を車体に固定しており、これにより注水パイプ
が不要にがたついたりふらつくことを防止できるように
なっている。
【0004】しかしながら、このような構造では、取付
け部を注水パイプに一体成形するための成形型の構造が
複雑になってしまい、コスト高であった。一方、取付け
部が一体に成形できない場合には、これを別体で成形し
た後に注水パイプに取り付ける必要があるため、部品点
数が増加すると共に組付作業が煩雑で多くの組付(作
業)工程を必要とし、この場合にもコスト高であった。
【0005】また、このような取付け部を車体に固定す
る構造では、当然ながら車体側にもこれに対応する固定
部を特別に設ける必要があるため、同様にコスト高の原
因であった。さらに、このようにして注水パイプに取り
付けられた取付け部は、タンク本体や注水パイプから大
きく突出するため作業者が引っ掛けやすく、円滑な整備
作業等を阻害する原因にもなっていた。
【0006】またさらに、このような注水パイプは、単
にがたつきやふらつきを防止できるのみならず、タンク
本体から不要に抜け出すことも防止できなけらばならな
い。すなわち、例えばタンク本体内に収容された液が凍
結すると、内圧によって注水パイプがタンク本体から外
部に押し出されようとする。したがって、このような場
合であっても確実に注水パイプの抜け出しを防止できる
対策も必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、注水パイプが不要にがたついたりふらつくこと及
びその抜け出しを防止できるのみならず、低コストで組
付性に優れたウォッシャタンクを得ることが目的であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のウ
ォッシャタンクは、液を収容する本体と、前記本体の上
壁に形成された開口から差し込まれて設けられた注水パ
イプと、を備えたウォッシャタンクにおいて、前記本体
の底壁内周側に前記注水パイプの先端部に対応して保持
突起を一体に形成し、かつ、前記突起によって前記注水
パイプの先端部を保持した、ことを特徴としている。
【0009】請求項1記載のウォッシャタンクでは、本
体の上壁開口から差し込まれた注水パイプは、その先端
部(本体内における下端部)が本体の底壁に設けられた
保持突起によって保持される。すなわち、注水パイプ
は、本体の上壁に形成された開口部分によって長手中間
部が保持されるのみならず、その先端部も保持突起によ
って保持され、全体として二点保持される。
【0010】したがって、このウォッシャタンクは、車
体に取り付ける以前の状態において既に、注水パイプが
不要にがたついたりふらつくことが防止される。
【0011】また、このウォッシャタンクでは、従来の
如く注水パイプに特別な取付け部を設ける必要がないた
め、部品点数が低減され、煩雑な組付作業が不要で低コ
ストになる。さらに、従来の如く注水パイプを車体に固
定するための特別な固定部を車体側に設ける必要もない
ため、この点においても取付け作業工程が不要となって
低コストになる。
【0012】さらに、注水パイプから外方へ突出する部
位(従来の取付け部に相当する部分)が無いため、作業
者が不用意に引っ掛けることもなく、円滑な整備作業等
を阻害することがない。
【0013】このように、請求項1記載のウォッシャタ
ンクは、注水パイプが不要にがたついたりふらつくこと
を防止できるのみならず、低コストで組付性に優れてい
る。
【0014】請求項2に係る発明のウォッシャタンク
は、液を収容する本体と、前記本体の上壁に形成された
開口から差し込まれて設けられた注水パイプと、を備え
たウォッシャタンクにおいて、前記本体の底壁内周側に
前記注水パイプの先端部に対応して一体に形成され、前
記注水パイプの先端部が嵌入してこれを保持する保持突
起と、前記本体の開口部分及びこれに対応する前記注水
パイプの長手中間部分に設けられ、前記開口から差し込
まれた注水パイプの前記本体からの抜け出しを阻止する
抜け止め手段と、を備えたことを特徴としている。
【0015】請求項2記載のウォッシャタンクでは、本
体の上壁開口から差し込まれた注水パイプは、その先端
部(本体内における下端部)が本体の底壁に設けられた
保持突起によって保持される。さらに、本体に差し込ま
れた注水パイプは、抜け止め手段によって本体からの抜
け出しが阻止される。すなわち、注水パイプは、本体の
上壁に形成された開口部分によって長手中間部が保持さ
れるのみならず、その先端部も保持突起によって保持さ
れ、全体として二点保持され、かつ、本体からの抜け出
しも阻止される。
【0016】したがって、このウォッシャタンクは、車
体に取り付ける以前の状態において既に、注水パイプが
不要にがたついたりふらつくこと及びその抜け出しが防
止される。
【0017】また、このウォッシャタンクでは、従来の
如く注水パイプに特別な取付け部を設ける必要がないた
め、部品点数が低減され、煩雑な組付作業が不要で低コ
ストになる。さらに、従来の如く注水パイプを車体に固
定するための特別な固定部を車体側に設ける必要もない
ため、この点においても取付け作業工程が不要となって
低コストになる。さらに、注水パイプから外方へ突出す
る部位(従来の取付け部に相当する部分)が無いため、
作業者が不用意に引っ掛けることもなく、円滑な整備作
業等を阻害することがない。
【0018】このように、請求項2記載のウォッシャタ
ンクは、注水パイプが不要にがたついたりふらつくこと
及びその抜け出しを防止できるのみならず、低コストで
組付性に優れている。
【0019】なお、注水パイプの本体からの抜け出しを
阻止する抜け止め手段としては、本体の開口に対応する
注水パイプの長手中間部に形成された突起と、本体の開
口の近傍に設けられ前記突起に係合して注水パイプの抜
け出し方向移動を制限する腕部と、によって構成するこ
とができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1には本発明の第1の実施の形
態に係るウォッシャタンク10の全体構成が一部破断し
た斜視図にて示されている。
【0021】ウォッシャタンク10は、下本体10A及
び上本体10Bを備えている。下本体10A及び上本体
10Bは、樹脂製で、共に一面が開放する略箱形に形成
されており、互いの開放側が一体に接合されて構成され
ている。なお、これらの下本体10A及び上本体10B
は、例えばインジェクション成形によって製作されてい
る。
【0022】上本体10Bの上部壁には開口12が形成
されている。この開口12の周縁部分にはグロメット1
4が設けられており、さらに注水パイプ16が取り付け
られている。注水パイプ16は略円筒形に形成されてお
り、上本体10Bの開口12から内部へ差し込まれるこ
とにより、グロメット14を介して保持されると共にシ
ールされた構成である。注水パイプ16の上端部にはキ
ャップ18が取り付けられている。
【0023】一方、下本体10Aの底壁内周側には、上
本体10Bの開口12に対向して保持突起20が一体に
形成されている。保持突起20は、十文字に交差し合う
板状に形成されており、先端(上方)へ向けて次第に細
く形成されている。この保持突起20に前述の注水パイ
プ16の先端部が差し込まれており、これにより、注水
パイプ16の先端部を保持している。なお、この保持突
起20は、下本体10Aをインジェクション成形する際
にこれと一体に形成される。
【0024】このウォッシャタンク10は、図2に示す
如く、車両22のエンジンルーム24内に配置されてお
り、ワイパ装置用のウインドウォッシャ液を注水パイプ
16から供給して下本体10A及び上本体10B内に収
容できる。
【0025】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。上記構成のウォッシャタンク10では、ウインドウ
ォッシャ液を注水パイプ16から供給して下本体10A
及び上本体10B内に収容できる。
【0026】ここで、このウォッシャタンク10では、
上本体10Bの開口12から差し込まれた注水パイプ1
6は、その先端部(下本体10A内における下端部)が
下本体10Aの底壁に設けられた保持突起20によって
保持される。すなわち、注水パイプ16は、上本体10
Bの開口12(グロメット14)によって長手中間部が
保持されるのみならず、その先端部も保持突起20によ
って保持され、全体として二点保持される。
【0027】したがって、このウォッシャタンク10
は、車両22(エンジンルーム24)に取り付ける以前
の状態において既に、注水パイプ16が不要にがたつい
たりふらつくことが防止される。
【0028】また、このウォッシャタンク10では、従
来の如く注水パイプ16に特別な取付け部を設ける必要
がないため、部品点数が低減され、煩雑な組付作業が不
要で低コストになる。さらに、従来の如く注水パイプ1
6を車両22に固定するための特別な固定部をエンジン
ルーム24に設ける必要もないため、この点においても
取付け作業工程が不要となって低コストになる。
【0029】さらに、注水パイプ16から外方へ突出す
る部位(従来の取付け部に相当する部分)が無いため、
作業者が不用意に引っ掛けることもなく、円滑な整備作
業等を阻害することがない。
【0030】このように、本第1の実施の形態に係るウ
ォッシャタンク10は、注水パイプ16が不要にがたつ
いたりふらつくことを防止できるのみならず、低コスト
で組付性に優れている。
【0031】なお、前記第1の実施の形態においては、
下本体10Aの底壁に一体成形された保持突起20が、
十文字に交差し合う板状に形成された構成としたが、保
持突起20の形状はこれに限るものではない。
【0032】例えば、図3に示す保持突起30の如く、
外周一部が切り欠かれた円筒形に形成する構成としても
よい。この保持突起30では、注水パイプ16の先端部
が嵌入して挟み込まれており、これにより、注水パイプ
16が全体として二点保持される構成である。したがっ
て、この場合にも、注水パイプ16が不要にがたついた
りふらつくことが防止される。
【0033】また例えば、図4に示す保持突起40の如
く、十文字に交差し合う板状に形成されると共に注水パ
イプ16と同一径部分に嵌入溝42が形成された構成と
してもよい。この保持突起40では、注水パイプ16の
先端部が嵌入溝42に嵌入して保持されており、これに
より、注水パイプ16が全体として二点保持される構成
である。したがって、この場合にも、注水パイプ16が
不要にがたついたりふらつくことが防止される。
【0034】さらに、前記各実施の形態においては、保
持突起20、保持突起30、あるいは保持突起40が、
下本体10Aをインジェクション成形する際にこれと一
体に形成される構成としたが、これに限らず、各保持突
起はブロー成形によっても形成することができる。
【0035】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品
には前記第1の実施の形態と同一の符号を付与してその
説明を省略する。
【0036】図5には本発明の第4の実施の形態に係る
ウォッシャタンク50の全体構成が一部破断した斜視図
にて示されている。また、図6にはこのウォッシャタン
ク50の主要部の構成が斜視図にて示されており、図7
にはウォッシャタンク50の主要部の構成が断面図にて
示されている。
【0037】ウォッシャタンク50は、下本体50A及
び上本体50Bを備えている。下本体50A及び上本体
50Bは、樹脂製で、共に一面が開放する略箱形に形成
されており、互いの開放側が一体に接合されて構成され
ている。
【0038】上本体50Bの上部壁には開口12が形成
されている。この開口12の周縁部分にはグロメット1
4が設けられており、さらに、開口12(グロメット1
4)の周囲近傍には、抜け止め手段を構成する一対の腕
部52が形成されている。腕部52は、上壁52A及び
側壁52Bとによって全体として側面視逆L字形に形成
されており、開口12の周囲に周方向に沿って位置する
と共に、上壁52Aが互いに対向し合うように開口12
の側に延出されている。また、上壁52Aの先端周縁一
部には、凹部54が形成されている。
【0039】また、上本体50Bの開口12に設けられ
たグロメット14には、注水パイプ56が取り付けられ
ている。注水パイプ56は略円筒形に形成されており、
その長手中間部には、抜け止め手段を構成する一対の突
起58が形成されている。突起58は、前述した腕部5
2(上壁52A及び側壁52B)に対応しており、上本
体50Bの上部壁と腕部52(上壁52A及び側壁52
B)との間に嵌入可能となっている。さらに、注水パイ
プ56に設けられた突起58の上面には、凸部60が形
成されている。この凸部60は、腕部52の上壁52A
に形成された凹部54に対応しており、これに嵌入可能
である。
【0040】すなわち、注水パイプ56は、突起58が
上本体50Bの上部壁(開口12の周囲)に当接するま
で開口12から上本体50Bの内部へ差し込まれ、この
状態で更に所定角度回転されることにより、突起58が
上本体50Bの上部壁と腕部52(上壁52A及び側壁
52B)との間に嵌入すると共に、凸部60が凹部54
に嵌入して保持されるようになっている。突起58が上
本体50Bの上部壁と腕部52(上壁52A及び側壁5
2B)との間に嵌入しかつ凸部60が凹部54に嵌入し
て保持された状態では、上壁52Aによって突起58の
上方移動(上本体50Bの上部壁から離間する方向への
移動)が制限され、注水パイプ56の上本体50Bから
の抜け出しが阻止されると共に、注水パイプ56の回り
止めがされて所定位置で保持される構成である。
【0041】一方、下本体50Aの底壁内周側には、上
本体50Bの開口12に対向して前述した第1の実施の
形態と同様の保持突起20が一体に形成されている。こ
の保持突起20に前述の注水パイプ56の先端部が差し
込まれており、これにより、注水パイプ56の先端部を
保持している。
【0042】次に本第4の実施の形態の作用を説明す
る。上記構成のウォッシャタンク50では、ウインドウ
ォッシャ液を注水パイプ56から供給して下本体50A
及び上本体50B内に収容できる。
【0043】ここで、このウォッシャタンク50では、
上本体50Bの開口12から差し込まれた注水パイプ5
6は、その先端部(下本体50A内における下端部)が
下本体50Aの底壁に設けられた保持突起20によって
保持される。さらに、上本体50Bに差し込まれた注水
パイプ56は、突起58が上本体50Bの上部壁と腕部
52(上壁52A及び側壁52B)との間に嵌入しかつ
凸部60が凹部54に嵌入して保持され、上本体50B
からの抜け出しが阻止されると共に回り止めがされて所
定位置で保持される。
【0044】すなわち、注水パイプ56は、上本体50
Bの開口12(グロメット14)によって長手中間部が
保持されるのみならず、その先端部も保持突起20によ
って保持され、全体として二点保持され、かつ、上本体
50Bからの抜け出しも阻止される。
【0045】したがって、このウォッシャタンク50
は、車両22(エンジンルーム24)に取り付ける以前
の状態において既に、注水パイプ56が不要にがたつい
たりふらつくこと及びその抜け出しが防止される。
【0046】また、このウォッシャタンク50では、従
来の如く注水パイプ56に特別な取付け部を設ける必要
がないため、部品点数が低減され、煩雑な組付作業が不
要で低コストになる。さらに、従来の如く注水パイプ5
6を車両22に固定するための特別な固定部をエンジン
ルーム24に設ける必要もないため、この点においても
取付け作業工程が不要となって低コストになる。
【0047】さらに、注水パイプ56から外方へ突出す
る部位(従来の取付け部に相当する部分)が無いため、
作業者が不用意に引っ掛けることもなく、円滑な整備作
業等を阻害することがない。
【0048】このように、本第4の実施の形態に係るウ
ォッシャタンク50は、注水パイプ56が不要にがたつ
いたりふらつくこと及びその抜け出しを防止できるのみ
ならず、低コストで組付性に優れている。
【0049】なお、前記第4の実施の形態においては、
上本体50Bの上部壁に一体成形された一対の腕部52
が、開口12の周囲近傍に周方向に沿って位置し互いに
対向し合うように形成された構成としたが、腕部52の
形状や形成位置はこれに限るものではない。例えば、こ
の腕部52を、開口12の周囲近傍に周方向に沿って位
置するように三箇所以上設けるように構成してもよく、
あるいは、開口12の周囲近傍に周方向に沿って連続す
るように(リング状に)腕部52を設けてもよい。
【0050】次に、図8には、第5の実施の形態に係る
ウォッシャタンク70の主要部の構成が断面図にて示さ
れている。
【0051】ウォッシャタンク70は、下本体70A及
び上本体70Bを備えている。上本体70Bの上部壁に
は、開口としての機能を有すると共に抜け止め手段を構
成する雌螺子部72が形成されている。この雌螺子部7
2には、注水パイプ74が取り付けられている。注水パ
イプ74の長手中間部には、抜け止め手段を構成する雄
螺子部76が形成されている。雄螺子部76は、上本体
70Bに形成された雌螺子部72に対応しており、この
雌螺子部72に螺合可能となっている。
【0052】すなわち、注水パイプ74は、雌螺子部7
2から上本体70Bの内部へ差し込まれ、さらに雄螺子
部76が雌螺子部72に螺合することにより、上本体7
0Bに一体的に保持されるようになっている。雄螺子部
76が雌螺子部72に螺合して保持された状態では、注
水パイプ74の上本体70Bからの抜け出しが阻止され
る構成である。
【0053】一方、下本体70Aの底壁内周側には、前
述した第1の実施の形態と同様に、上本体70Bの雌螺
子部72に対向して保持突起20が一体に形成されてい
る。この保持突起20に前述の注水パイプ74の先端部
が差し込まれており、これにより、注水パイプ74の先
端部を保持している。
【0054】上記構成のウォッシャタンク70では、上
本体70Bの雌螺子部72から差し込まれた注水パイプ
74は、その先端部(下本体70A内における下端部)
が下本体70Aの底壁に設けられた保持突起20によっ
て保持される。さらに、上本体70Bに差し込まれた注
水パイプ74は、雄螺子部76が雌螺子部72に螺合し
て保持されており、上本体70Bからの抜け出しが阻止
されて保持される。
【0055】すなわち、注水パイプ74は、上本体70
Bの雌螺子部72によって長手中間部が保持されるのみ
ならず、その先端部も保持突起20によって保持され、
全体として二点保持され、かつ、上本体70Bからの抜
け出しも阻止される。
【0056】したがって、このウォッシャタンク70
は、車両22(エンジンルーム24)に取り付ける以前
の状態において既に、注水パイプ74が不要にがたつい
たりふらつくこと及びその抜け出しが防止される。
【0057】また、このウォッシャタンク70では、従
来の如く注水パイプ74に特別な取付け部を設ける必要
がないため、部品点数が低減され、煩雑な組付作業が不
要で低コストになる。さらに、従来の如く注水パイプ7
4を車両22に固定するための特別な固定部をエンジン
ルーム24に設ける必要もないため、この点においても
取付け作業工程が不要となって低コストになる。
【0058】さらに、注水パイプ74から外方へ突出す
る部位(従来の取付け部に相当する部分)が無いため、
作業者が不用意に引っ掛けることもなく、円滑な整備作
業等を阻害することがない。
【0059】このように、本第5の実施の形態に係るウ
ォッシャタンク70は、注水パイプ74が不要にがたつ
いたりふらつくこと及びその抜け出しを防止できるのみ
ならず、低コストで組付性に優れている。
【0060】なお、前述した第4及び第5の実施の形態
においては、下本体50A、70Aの底壁に一体成形さ
れた保持突起20が、十文字に交差し合う板状に形成さ
れた構成としたが、保持突起20の形状はこれに限るも
のではなく、前述した第2の実施の形態に係る保持突起
30や第3の実施の形態に係る保持突起40を適用して
構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るウォッシャタ
ンクの一部破断した斜視図である。
【図2】ウォッシャタンクの配置状態を示す車両の斜視
図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るウォッシャタ
ンクの一部破断した斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るウォッシャタ
ンクの一部破断した斜視図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係るウォッシャタ
ンクの一部破断した斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係るウォッシャタ
ンクの注水パイプ及び腕部等の構成を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るウォッシャタ
ンクの注水パイプ及び腕部等の構成を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係るウォッシャタ
ンクの注水パイプ及び雌螺子部等の構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ウォッシャタンク 10A 下本体 10B 上本体 12 開口 16 注水パイプ 20 保持突起 30 保持突起 40 保持突起 42 嵌入溝 50 ウォッシャタンク 50A 下本体 50B 上本体 52 腕部 52A 上壁 52B 側壁 54 凹部 56 注水パイプ 58 突起 60 凸部 70 ウォッシャタンク 70A 下本体 70B 上本体 72 雌螺子部 74 注水パイプ 76 雄螺子部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 清志 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ株式会 社内 (72)発明者 玉村 学 東京都港区芝5丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 小黒 正彦 東京都大田区下丸子四丁目21番1号 三菱 自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 後藤 亘克 東京都大田区下丸子四丁目21番1号 三菱 自動車エンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液を収容する本体と、前記本体の上壁に
    形成された開口から差し込まれて設けられた注水パイプ
    と、を備えたウォッシャタンクにおいて、 前記本体の底壁内周側に前記注水パイプの先端部に対応
    して保持突起を一体に形成し、かつ、前記突起によって
    前記注水パイプの先端部を保持した、 ことを特徴とするウォッシャタンク。
  2. 【請求項2】 液を収容する本体と、前記本体の上壁に
    形成された開口から差し込まれて設けられた注水パイプ
    と、を備えたウォッシャタンクにおいて、 前記本体の底壁内周側に前記注水パイプの先端部に対応
    して一体に形成され、前記注水パイプの先端部が嵌入し
    てこれを保持する保持突起と、 前記本体の開口部分及びこれに対応する前記注水パイプ
    の長手中間部分に設けられ、前記開口から差し込まれた
    注水パイプの前記本体からの抜け出しを阻止する抜け止
    め手段と、 を備えたことを特徴とするウォッシャタンク。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006306193A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Kanto Auto Works Ltd 自動車のウインドウォッシャ液タンク
DE10119704B4 (de) * 2001-04-20 2007-02-08 Siemens Ag Flüssigkeitsbehälter
FR2963596A1 (fr) * 2010-08-04 2012-02-10 Peugeot Citroen Automobiles Sa Reservoir de liquide lave-vitre d'un vehicule automobile
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