JPH1170525A - 廃プラスチック容器の減容処理装置 - Google Patents

廃プラスチック容器の減容処理装置

Info

Publication number
JPH1170525A
JPH1170525A JP9233722A JP23372297A JPH1170525A JP H1170525 A JPH1170525 A JP H1170525A JP 9233722 A JP9233722 A JP 9233722A JP 23372297 A JP23372297 A JP 23372297A JP H1170525 A JPH1170525 A JP H1170525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
volume reduction
waste plastic
plastic container
preliminary
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9233722A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Makita
伸二 蒔田
Yasuo Furukawa
康雄 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9233722A priority Critical patent/JPH1170525A/ja
Publication of JPH1170525A publication Critical patent/JPH1170525A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/08Accessory tools, e.g. knives; Mountings therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/321Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans
    • B30B9/325Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans between rotary pressing members, e.g. rollers, discs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器内の残液の量を減じて悪臭や衛生上の問
題を解消するほか、簡素な構造で装置の低廉化や処理効
率の向上をはかる。 【解決手段】 筐体31内に、孔明け・予備減容処理部
40と本減容処理部50とをこの順に上下に配置し、処
理部40では、受入ホッパ31a内に孔明け用ピン43
付き予備減容ローラ41を配置し、そのローラ41の外
周面と壁部31cとの間に下方へ向かい間隔の漸減する
通路31Aを形成し、処理部50では、処理部40から
の廃プラスチック容器25を挟み込む本減容ローラ5
1,53を回転可能にそなえ、これらのローラ51,5
3の外周面に、弾性材層を形成し且つこの弾性材層の外
表面から僅かに突出する孔明け用ピンを設け、ローラ5
3を、付勢機構57により調節可能な回転力を付与され
る可動ブラケット54を介し、筐体31に揺動可能に支
承し、ローラ51に接触押圧させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PET(polyethy
lene terephthalate)ボトル等の廃プラスチック容器を
圧縮してその容積を減少させる処理(減容処理)を行な
うための、廃プラスチック容器の減容処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、PETボトル等の廃プラスチック
容器をリサイクルすべく、廃プラスチック容器は回収さ
れて再生工場に運搬され再生処理を施されている。廃プ
ラスチック容器は、飲料等の液体が入っていた部分の容
積が大きく嵩張るため、再生工場へ運搬する際には廃プ
ラスチック容器を圧縮してその容積を減少させ、運搬の
効率化をはかっている。
【0003】このように廃プラスチック容器の容積を減
少させるための減容処理装置としては、従来、例えば特
開平7−155726号公報に開示されたものがある。
この減容処理装置を図6〜図11によって説明する。図
6〜図11は、従来の減容処理装置を示すもので、図6
はその正面図、図7はその平面図、図8は図7のVIII−
VIII線に沿う断面拡大図、図9は図8のIX−IX線に沿う
断面図、図10はそのプッシャの下面図、図11は図8
のXI−XI線に沿う断面図である。
【0004】図6〜図11に示すように、減容処理装置
には、廃プラスチック容器25を上方から投入するため
のホッパ1がそなえられ、そのホッパ1の下方から横方
向(図6〜図8中の左方向)へ通路2が延設されてい
る。この通路2内には、上下端を開放された受入れ枠3
が横方向(図6〜図8中の左右方向)へスライド移動可
能に設けられている。
【0005】この受入れ枠3は、第1シリンダ6および
第2シリンダ4からなる複動シリンダ装置により駆動さ
れるようになっている。つまり、受入れ枠3は、第2シ
リンダ4により伸縮駆動されるロッド4aの先端に連結
されるとともに、第2シリンダ4は、座5を介して、第
1シリンダ6により伸縮駆動されるロッド6aの先端に
連結されている。第1シリンダ6は、装置本体側に固定
されている。
【0006】また、受入れ枠3の側方(図6〜図8中の
右方)には、シャッタ7が連設されている。このシャッ
タ7は、シリンダ4,6の動作によって受入れ枠3が図
6〜図8中の左方向へ移動した際にホッパ1の下端開口
を閉塞するものである。第1シリンダ6のロッド6aを
伸長駆動することにより受入れ枠3が停止する位置a
(図8参照)の上方には、図8および図9に示すよう
に、仮圧縮用のプッシャ10がシリンダ11により上下
移動可能に設置され、さらに、図9および図10に示す
ように、プッシャ10には、このプッシャ10に垂直方
向に形成された透孔12,12,…から下方へ突出しう
る孔明け用針13,13,…を有する板14が、シリン
ダ15,15により上下移動可能に設置されている。
【0007】第1シリンダ6のロッド6aを伸長させた
状態でさらに第2シリンダ4のロッド4aを伸長駆動す
ることにより受入れ枠3が停止する位置b(図8参照;
位置aよりもさらに左方の位置)の上方には、図8およ
び図11に示すように、本圧縮用のプッシャ20がシリ
ンダ21により上下移動可能に設置されるとともに、位
置bの下方には、圧縮された廃プラスチック容器25を
堆積するためのポケット28が設けられている。
【0008】そして、ポケット28の一方側(図6〜図
8中の右側)には、図6および図8に示すように、圧縮
された廃プラスチック容器25を押し出すためのプッシ
ャ22が、シリンダ23により横方向(図6〜図8中の
左右方向)へ移動可能に設けられている。また、ポケッ
ト28の他方側(図6〜図8中の左側)には、図8に示
すように、ポケット28の側壁開口を開閉しうるシャッ
タ26が、シリンダ24により上下移動可能に設けら
れ、図6および図7に示すように、さらにその左方に
は、ポケット28から押し出された廃プラスチック容器
25の塊を梱包するための梱包装置27が設置されてい
る。
【0009】次に、上述のごとく構成された従来の廃プ
ラスチック容器の減容処理装置の動作について説明す
る。まず、第1シリンダ6のロッド6aおよび第2シリ
ンダ4のロッド4aをいずれも収縮させて受入れ枠3を
ホッパ1の下方に配置した状態(図8に実線で示す状
態)で、PETボトル等の廃プラスチック容器25が、
ホッパ1の上方から投入され、受入れ枠3内に落下して
溜まる。
【0010】適当な量の廃プラスチック容器25が受入
れ枠3内に溜まると、第1シリンダ6を作動させてその
ロッド6aを伸長駆動し、座5および第2シリンダ4と
ともに受入れ枠3を通路2に沿って横方向へ移動させ、
廃プラスチック容器25を図8の停止位置aまで移動さ
せる。この停止位置aにおいて、シリンダ11を作動さ
せてプッシャ10を下方へ駆動し、このプッシャ10に
より受入れ枠3内の廃プラスチック容器25を押さえな
がら、シリンダ15,15を作動させて板14を下方へ
駆動することにより針13,13,…をプッシャ10の
透孔12,12,…から下方へ突出させ、廃プラスチッ
ク容器25に対する孔明けを行なう。
【0011】その後、シリンダ11によりさらにプッシ
ャ10を下方へ駆動して廃プラスチック容器25を減容
させる。この時点では廃プラスチック容器25に針1
3,13,…により孔が既に明けられているため、廃プ
ラスチック容器25は、プッシャ10による圧縮力で破
裂することことなく、円滑に圧縮され減容される。廃プ
ラスチック容器25を適当な容積まで減容すると、シリ
ンダ15,15により板14を上方へ駆動することで針
13,13,…を上昇させる。このとき、針13,1
3,…により穿孔されこれらの針13,13,…に刺さ
ったままの廃プラスチック容器25は、プッシャ10の
下面が壁になって針13,13,…から引き抜かれ受入
れ枠3内に収まる。この後、プッシャ10をシリンダ1
1により上方へ駆動し元の位置(図8や図9に実線で示
す位置)に戻す。
【0012】ついで、第1シリンダ6のロッド6aを伸
長させた状態でさらに第2シリンダ4を作動させてその
ロッド4aを伸長駆動し、仮圧縮された廃プラスチック
容器25を、受入れ枠3とともに通路2に沿って停止位
置bまで移動させ、受入れ枠3の下端開口からポケット
28内に落下させる。この後、第1シリンダ6のロッド
6aおよび第2シリンダ4のロッド4aをいずれも収縮
駆動することにより、受入れ枠3を、元の位置(図8に
実線で示す位置)に戻す。
【0013】そして、シリンダ21を作動させてプッシ
ャ20を下方へ駆動し、ポケット28内に落下・蓄積さ
れた廃プラスチック容器25を本圧縮しさらに減容す
る。以上の動作を繰り返し、ポケット28内一杯に廃プ
ラスチック容器25が溜まると、シリンダ24を作動さ
せてシャッタ26を上方に移動させポケット28の側壁
開口を開放した後、シリンダ23を作動させてプッシャ
22を横方向へ駆動し、本圧縮された廃プラスチック容
器25を梱包装置27へ押し出す。このようにして押し
出された、積み重なった圧縮廃プラスチック容器25の
塊(ベイル:bale)は、梱包装置27でバンド等によっ
て縛られ梱包される。
【0014】なお、受入れ枠3を停止位置aやbに移動
させた状態では、ホッパ1の下方開口がシャッタ7によ
り閉塞されており、ホッパ1内に廃プラスチック容器2
5を投入しても廃プラスチック容器25が通路2内へ落
下するのを防止できるようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、PETボト
ル等の廃プラスチック容器を減容する際には、キャップ
が付いたままの容器が圧縮によって破裂(爆発破壊)し
ないように容器に予め孔を明けておく必要があり、また
大きな圧縮力による本減容処理を効率的に実行すべく予
備減容処理を行なって容積をある程度減少させておく必
要がある。
【0016】そこで、図6〜図11にて前述した従来技
術では、孔明けによってキャップ付き容器の破裂を防止
すべく、針13,13,…による孔明け処理およびプッ
シャ10による予備減容処理と、プッシャ20による本
減容処理とが、それぞれ専用の位置(図8に示す受入れ
枠3の停止位置aおよび停止位置b)で一つずつ実行さ
れるように構成されているため、処理時間が長くなると
ともに装置が大きくなるという課題がある。
【0017】また、廃プラスチック容器内に液が残って
いてその残液の排出が不十分である場合には、ベイル
(圧縮ボトルの塊)の運搬中に漏出して取り扱いにくく
なり、さらに、BOD値(生化学的酸素要求値)やCO
D値(化学的酸素要求値)の高い残液が悪臭の元となり
衛生面から見ても好ましくない。本発明は、このような
課題に鑑み創案されたもので、容器の破裂を防止しなが
ら容器を確実に減容可能にし、容器内の残液の量を減じ
て悪臭や衛生上の問題を解消するほか、簡素な構造で装
置の低廉化や処理効率の向上をはかった、廃プラスチッ
ク容器の減容処理装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の廃プラスチック容器の減容処理装置(請求
項1)は、上方に開口する受入ホッパを上部に有する筐
体内に、受入ホッパに投入された廃プラスチック容器に
対して孔明け処理および予備減容処理を行なう孔明け・
予備減容処理部と、この孔明け・予備減容処理部によっ
て処理を施された廃プラスチック容器に対して本減容処
理を行なう本減容処理部とをこの順に上下に配置し、孔
明け・予備減容処理部において、受入ホッパ内に、孔明
け用ピンを外周面に突設した予備減容ローラを回転可能
に受入ホッパの壁部に沿って配置するとともに、その予
備減容ローラの外周面と受入ホッパの壁部との間に、受
入ホッパの上部開口から下方へ向かって間隔の漸減する
予備減容処理用通路を形成する一方、本減容処理部にお
いて、予備減容処理用通路を通過して孔明け・予備減容
処理を施され孔明け・予備減容処理部から落下してきた
廃プラスチック容器を挟み込んで本減容処理を行なう一
対の本減容ローラを回転可能にそなえ、一対の本減容ロ
ーラの外周面に、弾性材層を形成し且つこの弾性材層の
外表面から先端を僅かに突出させた孔明け用ピンを設け
るとともに、一方の本減容ローラを、付勢機構により調
節可能な回転力を付与される可動ブラケットを介して、
筐体に対し揺動可能に支承し、他方の本減容ローラに接
触押圧させるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0019】なお、受入ホッパに廃プラスチック容器を
投入する供給コンベアと、本減容処理を施され本減容処
理部から落下してきた廃プラスチック容器を筐体の外部
へ排出する排出コンベアとをそなえてもよい(請求項
2)。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面(図1〜図5)を参照
して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図5は本発
明の一実施形態としての廃プラスチック容器の減容処理
装置(自動PETボトル減容機)を示すもので、図1は
その模式的な縦断面図、図2はその一部省略して模式的
に示す平面図、図3はその予備減容ローラを一部破断し
て示す正面図、図4はその本減容ローラの要部を示す断
面図、図5はそのスクレーパを示す斜視図である。
【0021】図1や図2に示すように、本実施形態の減
容処理装置は、PETボトル等の廃プラスチック容器2
5を減容するためのもので、主体となる減容処理部30
と、この減容処理部30(受入ホッパ31a)に廃プラ
スチック容器25を投入・供給する供給コンベア60
と、減容処理部30から減容処理済の廃プラスチック容
器25を排出する排出コンベア70とから構成されてい
る。
【0022】そして、減容処理部30は、上方に開口す
る受入ホッパ31aを上部に有する筐体31をそなえ、
この筐体31内に、受入ホッパ31aに投入された廃プ
ラスチック容器25に対して孔明け処理および予備減容
処理を行なう孔明け・予備減容処理部40と、この孔明
け・予備減容処理部40によって処理を施された廃プラ
スチック容器25に対して本減容処理を行なう本減容処
理部50とをこの順に上下に配置して構成されている。
【0023】ここで、筐体31には、その上部面(図1
の左側上部)に形成された開口部から内部へ連通する受
入ホッパ31aがそなえられるとともに、その下部側面
(図1の右側)には外部へ通じる開口部31bが形成さ
れている。また、受入ホッパ31aは、前後(図1の左
右)の壁部31c,31dと、筐体31の両側壁とによ
って囲まれて形成されている。
【0024】さらに、筐体31内の下部には、廃プラス
チック容器25の飛散した破片(特に破壊されたキャッ
プ)等を集めて回収するためのストレーナ32がそなえ
られるほか、後述する孔明け・予備減容処理や本減容処
理に伴い廃プラスチック容器25内から筐体31内の底
部に落下して溜まった残液を外部へ排出するための液体
排出口31eが設けられている。
【0025】そして、本実施形態の孔明け・予備減容処
理部40においては、受入ホッパ31a内に、多数の孔
明け用ピン43を外周面に突設した予備減容ローラ41
が、その両端を筐体31の両側壁に回転可能にそれぞれ
支承された状態で、受入ホッパ31aの前側壁部31a
に沿って配置されている。この予備減容ローラ41は、
筐体31に固設されたモータ42により、チェーン42
bを介して所定の方向(図1の矢印A方向)へ回転駆動
されるようになっている。チェーン42bは、モータ4
2の出力軸に連結されたスプロケット42aと、予備減
容ローラ41の回転軸に連結されたスプロケット41a
とに巻き掛けられている。
【0026】また、受入ホッパ31aの壁部31cは、
予備減容ローラ41に突設されたピン43の先端との隙
間(距離)が左上側の開口部から右下側に進むに連れて
漸次狭くなり予備減容ローラ41の直下(最下端;受入
ホッパ31aの出口31f付近)で最小になるような曲
面(円弧状)で形成され、最下端から下方へ折れ曲が
り、後述するスクレーパ45と対向して受入ホッパ31
aの出口31fを形成している。
【0027】即ち、本実施形態では、予備減容ローラ4
1の外周面と受入ホッパ31aの壁部31cとの間に、
受入ホッパ31aの上部開口から下方の出口31fへ向
かって間隔の漸減する予備減容処理用通路31Aが形成
されている。この通路31Aの最小間隔は、予備減容ロ
ーラ41の外周面から突設されたピン43の長さよりも
若干大きく設定されている。
【0028】予備減容ローラ41の直下を過ぎた先(図
1に示す予備減容ローラ41の直下よりも右側)におけ
るローラ41の近傍には、スクレーパ45がそなえられ
ている。このスクレーパ45は、図5に示すように予備
減容ローラ41の回転に伴って移動するピン43が通過
できる溝45aを有する櫛状のもので、筐体31に固設
されており、その先端は予備減容ローラ41のピン43
と干渉しないように予備減容ローラ41の外表面近くま
で延在し、その下端側は受入ホッパ31aの壁部31c
の下端部と対向して受入ホッパ31aの出口31fを形
成している。
【0029】従って、本実施形態のスクレーパ45は、
出口31fから排出された廃プラスチック容器25が受
入れホッパ31aの上部に戻らないように廃プラスチッ
ク容器25を孔明け用ピン43から引き抜く機能を果し
ている。なお、予備減容ローラ41の外周面において、
孔明け用ピン43は、図2に示すように碁盤目状に、も
しくは、図3に示すように千鳥状に螺着突設され、ナッ
ト44によって固定されている。
【0030】一方、本減容処理部50においては、予備
減容処理用通路31Aを通過して孔明け・予備減容処理
を施され孔明け・予備減容処理部30から落下してきた
廃プラスチック容器25を挟み込んで本減容処理を行な
う一対の本減容ローラ51,53が、回転可能に、且
つ、前後(図1の左右)に対向するように配置されてい
る。
【0031】これらの本減容ローラ51,53は、いず
れも、図4に示すように、予備減容ローラ41と同様に
多数の孔明け用ピン58を突設した円柱状の芯金部51
a,53aに、比較的硬度の高いウレタンゴムを巻きゴ
ム層部(弾性材層)51b,53bを形成して構成され
ており、このとき、各ピン58の先端は、ゴム層部51
b,53bから僅かに外方へ突出している。
【0032】また、芯金部51a,53aの外周面にお
いて、孔明け用ピン58は、碁盤目状もしくは千鳥状に
螺着突設され、ナット59によって固定されている。な
お、図4では本減容ローラ53の断面のみ図示している
が、本減容ローラ51も同様に構成されている。そし
て、本減容ローラ(本減容固定ローラ)51は、その両
端を筐体31の両側壁に回転可能にそれぞれ支承され、
回転軸位置を固定された状態でそなえられている。この
本減容固定ローラ51は、筐体31に固設されたモータ
52により、チェーン52bを介して所定の方向(図1
の矢印B方向)へ回転駆動されるようになっている。チ
ェーン52bは、モータ52の出力軸に連結されたスプ
ロケット52aと、本減容固定ローラ51の回転軸に連
結されたスプロケット51aとに巻き掛けられている。
【0033】また、本減容ローラ(本減容可動ローラ)
53は、その両端を、筐体31に対して揺動可能な可動
フレーム(可動ブラケット)54に回転可能に支承さ
れ、この可動フレーム54に固設されたモータ55によ
り、チェーン55bを介して所定の方向(図1の矢印C
方向)へ回転駆動されるようになっている。チェーン5
5bは、モータ55の出力軸に連結されたスプロケット
55aと、本減容可動ローラ53の回転軸に連結された
スプロケット53aとに巻き掛けられている。
【0034】可動フレーム54は、筐体31の両側壁か
ら突設された回転軸56により、この回転軸56まわり
に揺動可能に支承されるとともに、回転軸56の位置よ
りも若干離れた位置(図1の左方側の位置)を、ばねユ
ニット(付勢機構)57によって下方へ押圧・付勢され
ている。このばねユニット57は、一端(下端)を可動
フレーム54にピン57aにより枢着され、他端(上
端)を、ブラケット57bを介して筐体31に固定さ
れ、図示省略のネジを移動させることにより、ばね力を
調節できる圧縮ばね57cを有して構成されている。こ
のようなばねユニット57により、可動フレーム54に
付与される回転軸56まわりの回転力が調節できるよう
になっている。
【0035】上述したばねユニット57の付勢力を受
け、可動フレーム54に支承された本減容可動ローラ5
3は、回転軸56まわりに揺動して、本減容固定ローラ
51に接触押圧するように構成されている。供給コンベ
ア(スタックコンベア)60は、図1および図2に示す
ように、廃プラスチック25を、低い位置(下部)に配
置された投入口61から筐体31の受入ホッパ31aの
位置まで持ち上げ、この受入ホッパ31aに投入するた
めのもので、一対のローラ62a,62bにベルト62
を無端状に巻き掛け、このベルト62の外周に廃プラス
チック容器25を係止して搬送するための複数の桟62
cを垂設して構成されている。
【0036】また、排出コンベア(ネットベルトコンベ
ア)70は、本減容処理を施され本減容処理部50(本
減容ローラ51と53との間)から落下してきた偏平形
状の廃プラスチック容器25を、筐体31の下部から開
口部31bを通じて筐体31の外部の高い位置まで上昇
させて排出するためのもので、一対のローラ71a,7
1bに無端状に巻き掛けられガイドローラ71c,71
dにより案内されるネットベルト71を有して構成され
ている。
【0037】次に、上述のごとく構成された本実施形態
の減容処理装置の作用について説明する。まず、減容処
理対象の廃プラスチック容器(例えばPETボトル)2
5を供給コンベア60の投入口61へ投入する。このと
き、本実施形態では、図1に示すように、大形の廃プラ
スチック容器25は、人手により、その方向を揃えられ
て(即ち、キャップ側を上方にして)、供給コンベア6
0の投入口61からベルト62上へ投入される。
【0038】投入された廃プラスチック容器25は、ベ
ルト62上に垂設された桟62cによって持ち上げられ
て上昇し、筐体31の受入ホッパ31a内へキャップ側
を下方にして落下し、受入ホッパ31aの前側壁部31
cと予備減容ローラ41との間に落ち込む。そして、廃
プラスチック容器25は、予備減容ローラ41の回転に
伴いその外周のピン43によって予備減容処理用通路3
1Aの狭くなる下方へ引き込まれてゆき、ピン43によ
って孔を明けられると同時に、狭まる通路31Aを通過
しながら予備減容ローラ41と壁部31cとの間に挟ま
れて潰され予備減容される。
【0039】この予備減容に際し、廃プラスチック容器
25にキャップが付いている場合には、そのキャップは
一部破壊されるほか、廃プラスチック容器25内に液体
が残っている場合には、その残液が下方を向いているキ
ャップ側開口からスムーズに絞り出されることになる。
本実施形態の孔明け・予備減容処理では、キャップが付
いたままの廃プラスチック容器25を投入されても、上
述のごとく孔明けが行なわれるとともにキャップの一部
が破壊されるため、予備減容中や後で行なわれる本減容
中にキャップ付きの容器25が破裂(爆発破壊)するの
を確実に防止できる。
【0040】孔明けと同時に予備減容された廃プラスチ
ック容器25は、予備減容ローラ41の直下を過ぎる
と、キャップ側を下方へ向け、受入ホッパ31aの出口
31fを通って下方(本減容処理部50におけるローラ
51,53の間)へ落下する。このとき、予備減容ロー
ラ41のピン43に刺さったままの廃プラスチック容器
25は、ローラ41の回転が進むにつれてスクレーパ4
5によって引き抜かれ、本減容処理部50へ落下する。
このようにして廃プラスチック容器25は、孔明け・予
備減容処理部40により連続的に処理を施された後、本
減容処理部50へ連続的に送り込まれる。
【0041】さて、本減容処理部50へ落下してきた、
孔明け・予備減容済の廃プラスチック容器25は、本減
容固定ローラ51と本減容可動ローラ53とで形成され
るV字形の溝部にキャップ側から入り、これらのローラ
51および53の回転に伴ってこれらのローラ51と5
3との間に挟み込まれ、両ローラ51,53表面のゴム
層部51b,53bにより強圧されて本減容処理され
る。
【0042】このとき、廃プラスチック容器25は、両
側からローラ51,53の外表面から突設されたピン5
8によってさらに孔を明けられるとともに、これらのロ
ーラ51と53との間の回転速度差、および、ピン58
による強制搬送により、下方へ移送される。また、廃プ
ラスチック容器25内に未だ液体が残っている場合に
は、その残液は、ローラ51,53間を通過する際にそ
のほとんどが絞り出されるほか、廃プラスチック容器2
5にキャップが付いている場合には、そのキャップは完
全に圧縮されることになる。
【0043】ローラ51,53間を通過して本減容され
偏平になった廃プラスチック容器25は、排出コンベア
70のネットベルト71上に落下し、この排出コンベア
70によって開口部31bを通じて筐体31の外部へ搬
出され、図示省略の籠または袋等に詰め込まれて再生工
場等へ搬送される。なお、孔明け・予備減容処理中や本
減容処理中に生じた廃プラスチック容器25の破片(キ
ャップ等の破片も含む)は、ストレーナ32によって回
収されるほか、上述した孔明け・予備減容処理や本減容
処理によって廃プラスチック容器25から絞り出された
廃液は、ネットベルト71やストレーナ32を通過して
筐体31の下部へ落下し、液体排出口31eから排出さ
れる。
【0044】このように、本発明の一実施形態としての
廃プラスチック容器の減容処理装置によれば、孔明け処
理および予備減容処理を連続的に実行できるので、減容
処理に要する時間を短縮でき、処理効率が大幅に向上す
ることになる。このとき、孔明け処理によって減容処理
中のキャップ付き廃プラスチック容器25の破裂破壊が
確実に防止される。
【0045】また、予備減容ローラ41を用いて孔明け
処理と予備減容処理とを同時に実行することにより、従
来必要であった孔明け処理用や予備減容処理用のシリン
ダ類(図9の符号11や15参照)を省略でき、孔明け
・予備減容処理部40をコンパクト化できるほか、本減
容ローラ51,53を用いて本減容処理が実行されるの
で、本減容処理部50もコンパクト化でき、装置を大幅
に簡素化かつ小型化でき、低廉化することもできる。
【0046】さらに、孔明け・予備減容処理部40だけ
でなく本減容処理部50においても廃プラスチック容器
25内の残液が絞り出されるため、廃プラスチック容器
25内の残液の量を格段に減少させることができ、減容
処理済の廃プラスチック容器25の運搬中に残液が流出
して生じる取扱上の問題や、BOD値,COD値の高い
残液による悪臭や衛生上の問題が解消される。
【0047】そして、本実施形態では、供給コンベア6
0により廃プラスチック容器25を予備減容処理部40
の上部(受入ホッパ31a)まで持ち上げるとともに、
減容処理を終えて本減容処理部50から落下してきた廃
プラスチック容器25を、排出コンベア70により、後
続工程のために装置外部の高い位置まで持ち上げている
ので、廃プラスチック容器25の装置への投入や装置か
らの搬出を極めて容易に行なうことができる。
【0048】また、孔明け処理と予備減容処理とを施し
た廃プラスチック容器25を、スクレーパ45により、
受入ホッパ31aの出口31fから本減容処理部50側
へ確実に落下させることができるので、廃プラスチック
容器25が詰まったり受入ホッパ31a上部に戻ったり
することが確実に防止され、孔明け処理と予備減容処理
とが円滑に同時に且つ連続的に実行される。
【0049】なお、上述した実施形態では、受入ホッパ
31aの壁部31cを円弧状に形成し予備減容ローラ4
1を偏心配置することによって予備減容処理用通路31
Aを形成しているが、本発明は、このような形状に限定
されるものではなく、予備減容ローラ41の外周面と受
入ホッパ31aの壁部31cとの間の通路が上部開口側
から出口31f側へ向かって徐々に狭くなる形状であれ
ば、他の形状を採用してもよく、いずれにしても上述と
同様の作用効果が得られることはいうまでもない。
【0050】また、上述した実施形態では、廃プラスチ
ック容器25がPETボトルである場合について説明し
ているが、本発明は、これに限定されるものではなく、
閉じた空間を有する各種廃プラスチック容器を減容する
際に適用され、上述と同様の作用効果を得ることができ
る。そして、本発明は上述した実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施することができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の廃プラス
チック容器の減容処理装置によれば、孔明け・予備減容
処理部および本減容処理部のいずれもローラによる連続
処理方式となり、予備減容処理部および本減容処理部を
この順に上下に配置して、両者間の廃プラスチック容器
の送りは、重力と、本減容ローラ間の回転速度差および
同ローラ周面のピンによる強制搬送により行なわれる。
【0052】従って、孔明け処理および予備減容処理を
連続的に実行できるので、減容処理に要する時間を短縮
でき、処理効率が大幅に向上することになる。このと
き、孔明け処理によって減容処理中のキャップ付き廃プ
ラスチック容器の破裂破壊が確実に防止される。また、
予備減容ローラを用いて孔明け処理と予備減容処理とを
同時に実行することにより、従来必要であった孔明け処
理用や予備減容処理用のシリンダ類を省略でき、孔明け
・予備減容処理部をコンパクト化できるほか、一対の本
減容ローラを用いて本減容処理が実行されるので、本減
容処理部もコンパクト化でき、装置を大幅に簡素化かつ
小型化でき、低廉化することができる。
【0053】さらに、孔明け・予備減容処理部だけでな
く本減容処理部においても廃プラスチック容器内の残液
が絞り出されるため、廃プラスチック容器内の残液の量
を確実に減少させることができ、減容処理済の廃プラス
チック容器の運搬中に残液が流出して生じる取扱上の問
題や、BOD値,COD値の高い残液による悪臭や衛生
上の問題が解消される。
【0054】またさらに、供給コンベアにより廃プラス
チック容器を受入ホッパに投入し、減容処理を終えて本
減容処理部から落下してきた廃プラスチック容器を排出
コンベアにより装置外部へ排出するように構成すること
で、廃プラスチック容器の装置への投入や装置からの搬
出を極めて容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての廃プラスチック容
器の減容処理装置を模式的に示す縦断面図である。
【図2】本実施形態の廃プラスチック容器の減容処理装
置を一部省略して模式的に示す平面図である。
【図3】本実施形態の廃プラスチック容器の減容処理装
置の予備減容ローラを一部破断して示す正面図である。
【図4】本実施形態の廃プラスチック容器の減容処理装
置の本減容ローラの要部を示す断面図である。
【図5】本実施形態におけるスクレーパを示す斜視図で
ある。
【図6】従来の廃プラスチック容器の減容処理装置を示
す正面図である。
【図7】従来の廃プラスチック容器の減容処理装置を示
す平面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面拡大図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】従来装置におけるプッシャの下面図である。
【図11】図8のXI−XI線に沿う断面図である。
【符号の説明】
25 廃プラスチック容器 30 減容処理部 31 筐体 31a 受入ホッパ 31c 受入ホッパの壁部 31A 予備減容処理用通路 40 孔明け・予備減容処理部 41 予備減容ローラ 43 孔明け用ピン 50 本減容処理部 51 本減容ローラ(本減容固定ローラ) 53 本減容ローラ(本減容可動ローラ) 51b,53b ゴム層部(弾性材層) 54 可動フレーム(可動ブラケット) 57 ばねユニット(付勢機構) 58 孔明け用ピン 60 供給コンベア(スタックコンベア) 70 排出コンベア(ネットベルトコンベア)
【手続補正書】
【提出日】平成10年3月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】そして、本実施形態の孔明け・予備減容処
理部40においては、受入ホッパ31a内に、多数の孔
明け用ピン43を外周面に突設した予備減容ローラ41
が、その両端を筐体31の両側壁に回転可能にそれぞれ
支承された状態で、受入ホッパ31aの前側壁部31
に沿って配置されている。この予備減容ローラ41は、
筐体31に固設されたモータ42により、チェーン42
bを介して所定の方向(図1の矢印A方向)へ回転駆動
されるようになっている。チェーン42bは、モータ4
2の出力軸に連結されたスプロケット42aと、予備減
容ローラ41の回転軸に連結されたスプロケット41a
とに巻き掛けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、受入ホッパ31aの前側壁部31c
は、予備減容ローラ41に突設されたピン43の先端と
の隙間(距離)が左上側の開口部から右下側に進むに連
れて漸次狭くなり予備減容ローラ41の直下(最下端;
受入ホッパ31aの出口31f付近)で最小になるよう
な曲面(円弧状)で形成され、最下端から下方へ折れ曲
がり、後述するスクレーパ45と対向して受入ホッパ3
1aの出口31fを形成している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】即ち、本実施形態では、予備減容ローラ4
1の外周面と受入ホッパ31aの前側壁部31cとの間
に、受入ホッパ31aの上部開口から下方の出口31f
へ向かって間隔の漸減する予備減容処理用通路31Aが
形成されている。この通路31Aの最小間隔は、予備減
容ローラ41の外周面から突設されたピン43の長さよ
りも若干大きく設定されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】予備減容ローラ41の直下を過ぎた先(図
1に示す予備減容ローラ41の直下よりも右側)におけ
るローラ41の近傍には、スクレーパ45がそなえられ
ている。このスクレーパ45は、図5に示すように予備
減容ローラ41の回転に伴って移動するピン43が通過
できる溝45aを有する櫛状のもので、その両端は筐体
31に固設されており、溝45aの先端は予備減容ロー
ラ41のピン43と干渉しないように予備減容ローラ4
1の外表面近くまで延在し、その下端側は受入ホッパ3
1aの前側壁部31cの下端部と対向して受入ホッパ3
1aの出口31fを形成している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】一方、本減容処理部50においては、予備
減容処理用通路31Aを通過して孔明け・予備減容処理
を施され孔明け・予備減容処理部0から落下してきた
廃プラスチック容器25を挟み込んで本減容処理を行な
う一対の本減容ローラ51,53が、回転可能に、且
つ、前後(図1の左右)に対向するように配置されてい
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】また、芯金部51a,53aの外周面にお
いて、孔明け用ピン58は、碁盤目状もしくは千鳥状に
螺着突設され、ナット59によって固定されている。な
お、図4では本減容ローラ53の断面のみ図示している
が、本減容ローラ51も同様に構成されている。そし
て、本減容ローラ(本減容固定ローラという場合があ
)51は、その両端を筐体31の両側壁に回転可能に
それぞれ支承され、回転軸位置を固定された状態でそな
えられている。この本減容固定ローラ51は、筐体31
に固設されたモータ52により、チェーン52bを介し
て所定の方向(図1の矢印B方向)へ回転駆動されるよ
うになっている。チェーン52bは、モータ52の出力
軸に連結されたスプロケット52aと、本減容固定ロー
ラ51の回転軸に連結されたスプロケット51aとに巻
き掛けられている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】また、本減容ローラ(本減容可動ローラ
いう場合がある)53は、その両端を、筐体31に対し
て揺動可能な可動フレーム(可動ブラケットという場合
がある)54に回転可能に支承され、この可動フレーム
54に固設されたモータ55により、チェーン55bを
介して所定の方向(図1の矢印C方向)へ回転駆動され
るようになっている。チェーン55bは、モータ55の
出力軸に連結されたスプロケット55aと、本減容可動
ローラ53の回転軸に連結されたスプロケット53aと
に巻き掛けられている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】投入された廃プラスチック容器25は、ベ
ルト62上に垂設された桟62cによって持ち上げられ
て上昇し、筐体31の受入ホッパ31a内へキャップ側
を下方にして落下し、受入ホッパ31aの前側壁部31
cと予備減容ローラ41との間に落ち込む。そして、廃
プラスチック容器25は、予備減容ローラ41の回転に
伴いその外周のピン43によって予備減容処理用通路3
1Aの狭くなる下方へ引き込まれてゆき、ピン43によ
って孔を明けられると同時に、狭まる予備減容処理用
路通路31Aを通過しながら予備減容ローラ41と前側
壁部31cとの間に挟まれて潰され予備減容される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】孔明けと同時に予備減容された廃プラスチ
ック容器25は、予備減容ローラ41の直下を過ぎる
と、キャップ側を下方へ向け、受入ホッパ31aの出口
31fを通って下方(本減容処理部50におけるローラ
51,53の間)へ落下する。このとき、予備減容ロー
ラ41のピン43に刺さったままの廃プラスチック容器
25は、予備減容ローラ41の回転が進むにつれてスク
レーパ45によって引き抜かれ、本減容処理部50へ落
下する。このようにして廃プラスチック容器25は、孔
明け・予備減容処理部40により連続的に処理を施され
た後、本減容処理部50へ連続的に送り込まれる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】さて、本減容処理部50へ落下してきた、
孔明け・予備減容済の廃プラスチック容器25は、本減
容固定ローラ51と本減容可動ローラ53とで形成され
るV字形の溝部にキャップ側から入り、これらの本減容
固定ローラ51および本減容可動ローラ53の回転に伴
ってこれらの本減容固定ローラ51と本減容可動ローラ
53との間に挟み込まれ、これらの本減容固定ローラ5
1および本減容可動ローラ53の表面のゴム層部51
b,53bにより強圧されて本減容処理される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】このとき、廃プラスチック容器25は、両
側から本減容固定ローラ51および本減容可動ローラ
3の外表面から突設されたピン58によってさらに孔を
明けられるとともに、これらの本減容固定ローラ51と
本減容可動ローラ53との間の回転速度差、および、ピ
ン58による強制搬送により、下方へ移送される。ま
た、廃プラスチック容器25内に未だ液体が残っている
場合には、その残液は、本減容固定ローラ51と本減容
可動ローラ53との間を通過する際にそのほとんどが絞
り出されるほか、廃プラスチック容器25にキャップが
付いている場合には、そのキャップは完全に圧縮される
ことになる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】本減容固定ローラ51と本減容可動ローラ
53との間を通過して本減容され偏平になった廃プラス
チック容器25は、排出コンベア70のネットベルト7
1上に落下し、この排出コンベア70によって開口部3
1bを通じて筐体31の外部へ搬出され、図示省略の籠
または袋等に詰め込まれて再生工場等へ搬送される。な
お、孔明け・予備減容処理中や本減容処理中に生じた廃
プラスチック容器25の破片(キャップ等の破片も含
む)は、ストレーナ32によって回収されるほか、上述
した孔明け・予備減容処理や本減容処理によって廃プラ
スチック容器25から絞り出された廃液は、ネットベル
ト71やストレーナ32を通過して筐体31の下部へ落
下し、液体排出口31eから排出される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】また、予備減容ローラ41を用いて孔明け
処理と予備減容処理とを同時に実行することにより、従
来必要であった孔明け処理用や予備減容処理用のシリン
ダ類(図9の符号11や15参照)を省略でき、孔明け
・予備減容処理部40をコンパクト化できるほか、本減
容固定ローラ51および本減容可動ローラ53を用いて
本減容処理が実行されるので、本減容処理部50もコン
パクト化でき、装置を大幅に簡素化かつ小型化でき、低
廉化することもできる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】なお、上述した実施形態では、受入ホッパ
31aの前側壁部31cを円弧状に形成し予備減容ロー
ラ41を偏心配置することによって予備減容処理用通路
31Aを形成しているが、本発明は、このような形状に
限定されるものではなく、予備減容ローラ41の外周面
と受入ホッパ31aの前側壁部31cとの間の通路が上
部開口側から出口31f側へ向かって徐々に狭くなる形
状であれば、他の形状を採用してもよく、いずれにして
も上述と同様の作用効果が得られることはいうまでもな
い。
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に開口する受入ホッパを上部に有す
    る筐体内に、該受入ホッパに投入された廃プラスチック
    容器に対して孔明け処理および予備減容処理を行なう孔
    明け・予備減容処理部と、該孔明け・予備減容処理部に
    よって処理を施された該廃プラスチック容器に対して本
    減容処理を行なう本減容処理部とがこの順に上下に配置
    され、 該孔明け・予備減容処理部において、該受入ホッパ内
    に、孔明け用ピンを外周面に突設した予備減容ローラが
    回転可能に該受入ホッパの壁部に沿って配置されるとと
    もに、該予備減容ローラの外周面と該受入ホッパの壁部
    との間に、該受入ホッパの上部開口から下方へ向かって
    間隔の漸減する予備減容処理用通路が形成され、 該本減容処理部において、該予備減容処理用通路を通過
    して孔明け・予備減容処理を施され該孔明け・予備減容
    処理部から落下してきた該廃プラスチック容器を挟み込
    んで本減容処理を行なう一対の本減容ローラが回転可能
    にそなえられ、該一対の本減容ローラの外周面に、弾性
    材層が形成され且つ該弾性材層の外表面から先端を僅か
    に突出させた孔明け用ピンが設けられるとともに、一方
    の本減容ローラが、付勢機構により調節可能な回転力を
    付与される可動ブラケットを介して、該筐体に対し揺動
    可能に支承され、他方の本減容ローラに接触押圧される
    ように構成されていることを特徴とする、廃プラスチッ
    ク容器の減容処理装置。
  2. 【請求項2】 該受入ホッパに該廃プラスチック容器を
    投入する供給コンベアと、本減容処理を施され該本減容
    処理部から落下してきた該廃プラスチック容器を該筐体
    の外部へ排出する排出コンベアとをそなえたことを特徴
    とする、請求項1記載の廃プラスチック容器の減容処理
    装置。
JP9233722A 1997-08-29 1997-08-29 廃プラスチック容器の減容処理装置 Withdrawn JPH1170525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9233722A JPH1170525A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 廃プラスチック容器の減容処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9233722A JPH1170525A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 廃プラスチック容器の減容処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1170525A true JPH1170525A (ja) 1999-03-16

Family

ID=16959548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9233722A Withdrawn JPH1170525A (ja) 1997-08-29 1997-08-29 廃プラスチック容器の減容処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1170525A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1944154A1 (de) * 2007-01-11 2008-07-16 Betschart-Blättler, Heidi Vorrichtung zum pressen von PET-Flaschen und ähnlichen Gebinden
WO2008113465A1 (de) * 2007-03-19 2008-09-25 Sib Strautmann Ingenieurbüro Gmbh Presse mit einer beschickungseinrichtung und einrichtung zum öffnen und entleeren von gutstücken
JP2009534190A (ja) * 2006-04-21 2009-09-24 ヘルマン シャルフェン 中空体の圧縮ユニット及び圧縮機
EP2756946A1 (de) * 2013-01-16 2014-07-23 Hermann Schwelling Druckwalze für eine Vorrichtung zum Zusammendrücken leerer Getränkebehälter
JP2015506843A (ja) * 2012-02-07 2015-03-05 トムラ・システムズ・エイ・エス・エイ 押固め装置
KR101632145B1 (ko) * 2015-03-26 2016-06-20 정인호 자동차 부품용 불량사출품 재생시스템이 구비된 사출기
CN105946272A (zh) * 2016-06-27 2016-09-21 北京盈创高科新技术发展有限公司 容器压缩装置以及容器压缩方法
CN106042435A (zh) * 2016-05-31 2016-10-26 吴义坡 废旧塑料瓶压缩处理机
CN106142649A (zh) * 2015-07-28 2016-11-23 吴义坡 废旧塑料瓶压缩处理机
CN110001118A (zh) * 2019-05-16 2019-07-12 重庆市机电设计研究院 一种高效处理牲畜的分离***
KR20220146877A (ko) * 2021-04-26 2022-11-02 문종운 Pet병 압착기
JP2023176602A (ja) * 2022-05-31 2023-12-13 株式会社山本製作所 ボトル圧縮機

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009534190A (ja) * 2006-04-21 2009-09-24 ヘルマン シャルフェン 中空体の圧縮ユニット及び圧縮機
EP1944154A1 (de) * 2007-01-11 2008-07-16 Betschart-Blättler, Heidi Vorrichtung zum pressen von PET-Flaschen und ähnlichen Gebinden
WO2008113465A1 (de) * 2007-03-19 2008-09-25 Sib Strautmann Ingenieurbüro Gmbh Presse mit einer beschickungseinrichtung und einrichtung zum öffnen und entleeren von gutstücken
JP2010521311A (ja) * 2007-03-19 2010-06-24 エスイーベー・シュトラウトマン・インジェニエールビュロー・ゲー・エム・ベー・ハー 物品投入装置と物品裂開排出装置とを備えたプレス機
US8336453B2 (en) 2007-03-19 2012-12-25 Sib Strautmann Ingenieurbuero Gmbh Press having a loading device and a device for opening and removing good pieces
JP2015506843A (ja) * 2012-02-07 2015-03-05 トムラ・システムズ・エイ・エス・エイ 押固め装置
EP2756946A1 (de) * 2013-01-16 2014-07-23 Hermann Schwelling Druckwalze für eine Vorrichtung zum Zusammendrücken leerer Getränkebehälter
KR101632145B1 (ko) * 2015-03-26 2016-06-20 정인호 자동차 부품용 불량사출품 재생시스템이 구비된 사출기
CN106142649A (zh) * 2015-07-28 2016-11-23 吴义坡 废旧塑料瓶压缩处理机
CN106042435A (zh) * 2016-05-31 2016-10-26 吴义坡 废旧塑料瓶压缩处理机
CN105946272A (zh) * 2016-06-27 2016-09-21 北京盈创高科新技术发展有限公司 容器压缩装置以及容器压缩方法
CN110001118A (zh) * 2019-05-16 2019-07-12 重庆市机电设计研究院 一种高效处理牲畜的分离***
KR20220146877A (ko) * 2021-04-26 2022-11-02 문종운 Pet병 압착기
JP2023176602A (ja) * 2022-05-31 2023-12-13 株式会社山本製作所 ボトル圧縮機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1170525A (ja) 廃プラスチック容器の減容処理装置
RU2455167C2 (ru) Пресс с загрузочным устройством и устройство для открывания и опорожнения прессуемых предметов
US4735368A (en) Waste treatment apparatus
EP2423114A1 (en) High-compression baler
DE69303090T2 (de) Vorrichtung zum Öffnen von Müllsäcken
US6131509A (en) Method and apparatus for perforating and crushing containers
KR200478183Y1 (ko) 고철 분리기
JPH09239342A (ja) ゴミの減量方法および減量装置
US5129505A (en) Paper metering device
KR100397790B1 (ko) 음식물 쓰레기 수거용 파봉기
JP2901528B2 (ja) 生ゴミの処理装置
US4278383A (en) Bag opening and emptying apparatus
KR102649079B1 (ko) 식품폐기물의 포장재 제거 장치
JP2002186872A (ja) 破袋装置
JPH1158085A (ja) 予備圧縮装置付きペットボトル減容機
JP2017026414A (ja) フレキシブルコンテナ破袋装置および破袋方法
JP2603040B2 (ja) 古紙の処理装置
JP2573183Y2 (ja) 廃棄包装材処理装置
DE3222649A1 (de) Vorrichtung zur behandlung oder bearbeitung eines papierblattbuendels
JP3264745B2 (ja) 紙塵の破砕・細断及び圧縮固形化装置
JPH10119045A (ja) 廃プラスチック容器の減容処理装置
JP2717075B2 (ja) 中空容器プレス装置
JPH10263890A (ja) ペットボトル減容機
JPH10272378A (ja) ごみ袋破袋装置、ごみ袋内容物分離装置及びごみ袋分離装置並びにこれらを組合せたごみ袋破袋内容物ごみ袋分離装置
JPH08318396A (ja) 使い捨て容器の圧潰装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041102