JPH1169779A - 電力変換器におけるゲート駆動回路 - Google Patents

電力変換器におけるゲート駆動回路

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JPH1169779A
JPH1169779A JP22691297A JP22691297A JPH1169779A JP H1169779 A JPH1169779 A JP H1169779A JP 22691297 A JP22691297 A JP 22691297A JP 22691297 A JP22691297 A JP 22691297A JP H1169779 A JPH1169779 A JP H1169779A
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JP
Japan
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igbt
gate
current
drive circuit
switching device
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JP22691297A
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English (en)
Inventor
Akitake Takizawa
聡毅 滝沢
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低ノイズで低損失なIGBTのゲート駆動回
路を提供する。 【解決手段】 電力変換器のスイッチングデバイスとし
てのIGBTに流れる電流の検出信号3が、所定の設定
値4を越えたことをコンパレータ5により検出したら、
FET1をオンさせてゲート抵抗17と並列に抵抗2を
挿入して抵抗値を変化(電流値が小さい場合で、抵抗1
7のみのときよりも小さく)させることでdv/dtを
低減し、IGBTを流れる電流値によらずdv/dtを
ほぼ一定とし、相反する低ノイズ化と低損失化の両立を
図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電界効果トラン
ジスタ(FET)や絶縁ゲート形バイポーラトランジス
タ(IGBT)等の電圧駆動形スイッチングデバイスの
ゲート駆動回路、特にその改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図7にIGBTのゲート駆動回路の従来
例を、また、図8に電力変換器の例としてのインバータ
の主回路構成例を示す。図7において、符号12はメイ
ンデバイスとしてのIGBT、13はIGBTのターン
オン時において、ゲート・エミッタ間に電圧を印加する
ための正側のゲート駆動用電源、14は同様にIGBT
のターンオフ時において、ゲート・エミッタ間に電圧を
印加するための負側のゲート駆動用電源、15はインバ
ータの制御回路で、ここでIGBTのオン,オフのスイ
ッチング指令が作成される。
【0003】16は弱電部から強電部にIGBTのオ
ン,オフ指令信号を伝達するフォトカプラ(PC)など
の絶縁器、17はIGBTのオン用のゲート抵抗、18
はIGBTのオフ用のゲート抵抗、19,20は各ゲー
ト抵抗をIGBTのゲートに接続するためのスイッチ用
のトランジスタ、21はトランジスタ19,20を駆動
するためのアンプである。そして、絶縁器16を介する
信号により、IGBTのゲート・エミッタ間に電源1
3,14からの正,負の電圧を印加し、IGBTをオ
ン,オフするようにしている。図8は電力変換器として
インバータ装置の例を示し、交流を直流に変換するダイ
オード整流器22と、直流中間コンデンサ23と、IG
BTとダイオードからなり直流を交流に変換するインバ
ータ部24とから構成したものである。
【0004】図9(a),(b)にオン用のゲート抵抗
17が小さい場合と大きい場合の、IGBTがターンオ
ンした時のIGBTに流れる電流(iC ),印加される
電圧(vCE)、および対向アームのダイオード(FW
D)に印加される電圧(vD )の各波形を示す。これら
の波形からも明らかなように、vD はゲート抵抗値を大
きくした方がdv/dtが低減するため低ノイズ化が図
れる。しかし、ゲート抵抗値を大きくするとターンオン
時のIGBTのdi/dtが低減するため、ターンオン
損失が増加するという問題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図10(a),(b)
にIGBTが小電流をターンオンしたときと、大電流を
ターンオンしたときのIGBTに流れる電流(iC ),
印加される電圧(vCE)、および対向アームのダイオー
ド(FWD)に印加される電圧(vD )の各波形を示
す。図10より小電流と大電流とでは、一般的に前者の
方がdv/dtが高く、その分大電流の場合に比べてノ
イズ発生量が大きくなることが分かる。
【0006】以上のことから、図7のゲート駆動回路で
発生するノイズ量を或る設定値以下に抑制しようとする
場合、小電流時のFWDのスイッチング波形でオン用の
ゲート抵抗値を決定する必要があったため、大電流時に
はdv/dt抑制が過剰に行なわれることとなり、その
結果、不必要にターンオン損失を増加させているという
問題がある。したがって、この発明の課題は、スイッチ
ングデバイスをスイッチングする電流の大きさによらず
低ノイズ化,低損失化を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
べく、請求項1の発明では、絶縁ゲート形バイポーラト
ランジスタ(IGBT)を含む電圧駆動形スイッチング
デバイスのゲート駆動回路において、前記スイッチング
デバイスのターンオン動作終了後に流れる電流相当量を
検出する検出手段と、前記スイッチングデバイスのオン
用のゲート抵抗値をステップ的に変化させる駆動手段と
を設け、前記検出手段からの出力が或る設定値以上また
は以下になった時、前記駆動手段を動作させるようにし
ている。
【0008】請求項2の発明では、IGBTを含む電圧
駆動形スイッチングデバイスのゲート駆動回路におい
て、前記スイッチングデバイスのターンオン動作終了後
に流れる電流相当量を検出する検出手段と、前記スイッ
チングデバイスのオン用のゲート抵抗値を、入力される
信号の大きさに応じて比例的または反比例的に変化させ
る操作回路とを設け、前記検出手段からの出力値に応じ
て前記操作回路を動作させるようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態を示す構成図である。同図からも明らかなように、こ
れは図7に示す従来例に対し、オン用のゲート抵抗17
と並列に、FET1と抵抗2との直列回路を接続し、検
出電流値3をその設定値(ゲート抵抗値を切り換えるポ
イントとなる電流値i* )4と比較するコンパレータ
(CMP)5の出力を、FET1のゲートに入力するよ
うにした点が特徴である。
【0010】IGBTに流れる電流は、例えば図2のよ
うにして検出される。図2(a),(b)はIGBTと
直列に変流器(CT),シャント抵抗(R)をそれぞれ
接続したものであり、(c)はIGBT内蔵の電流検出
用センス抵抗(Rs)の信号を利用するもの、また、
(d)は相電流の検出信号をそれぞれ利用する例であ
る。ただし、(a),(b)および(c)の方式につい
ては、電流検出信号3がインバータのパルス幅変調(P
WM)方式による影響を受けないよう、電流検出器とコ
ンパレータ5との間に、PWM方式のキャリア周波数に
対して十分遅いフィルタ回路6、またはサンプルホール
ド回路などを接続することが必要となる。
【0011】以上のような構成では、IGBTに流れる
電流値の大きさによってオン用のゲート抵抗値が決まる
ため、ターンオン直後の電流値が信号4により設定した
値よりも小さい場合は、FET1をオフとしてゲート抵
抗値を大きくし(抵抗17の抵抗値)、また、IGBT
の電流値が設定値よりも大きい場合はFET1をオンと
してゲート抵抗値を小さくする(抵抗17と抵抗2とを
並列接続した並列抵抗値)。図3(a),(b)にター
ンオンする電流が大きい場合と小さい場合の、IGBT
およびFWDのターンオン時の電流,電圧波形を示す。
両者のFWD印加電圧vD のdv/dtがほぼ等しくな
っていることが分かる。
【0012】図4はこの発明の第2の実施の形態を示す
構成図で、オン用のゲート抵抗17と直列にFET7を
接続して構成した点が特徴である。このFET7のゲー
トには信号3を反転増幅器8によって反転させた信号9
と、オフセット信号10とを加算した信号11を入力す
る。この回路により、FET7のゲート・ソース間の電
圧が、IGBTの電流値に応じて変動することになる。
つまり、IGBTの電流値が大きいとFET7のゲート
・ソース間の電圧が高くなり、また小さいと低くなるよ
うに動作する。一般に、FETはゲート・ソース間の電
圧変化に対し、反比例的にドレイン・ソース間の抵抗分
が変化するので、その結果、IGBTの電流が大きいと
相対的にゲート抵抗値が小さくなり、また、IGBTの
電流が小さいと相対的にゲート抵抗値が大きくなる、と
いうように抵抗値がアナログ的に変化する可変抵抗器と
して機能することになる。ここに、反転増幅器8のゲイ
ンとオフセット信号10の大きさは、FET7の動作特
性が所望の抵抗値となるように決める。
【0013】図5のように、FET7をオン用のゲート
抵抗17に並列に接続することもできる。一見して図1
と同様の構成となるが、図1ではFETがデジタル的に
動作するのに対し、図5ではアナログ的に動作し可変抵
抗として作用する点において相違する。図6(a),
(b)にターンオンする電流が大きい場合と小さい場合
の、IGBTおよびFWDのターンオン時の電流,電圧
波形を示す。ターンオンする電流の大きさにかかわら
ず、両vD のdv/dtがほぼ等しくなっていることが
分かる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、IGBTがターンオ
ンする際に発生するdv/dtを、スイッチングする電
流の大きさによらずほぼ一定にすることができるので、
従来方式に比べて、小電流領域での低ノイズ化または大
電流領域での効率向上(低損失化)の両立が可能となる
利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図2】図1で用いられる電流検出方式の説明図であ
る。
【図3】図1の動作説明図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図5】この発明の第3の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図6】図4,図5の効果説明図である。
【図7】ゲート駆動回路の従来例を示す構成図である。
【図8】インバータ装置の具体例を示す構成図である。
【図9】IGBT素子のゲート抵抗値の大小によるター
ンオン時の動作説明図である。
【図10】IGBT素子のスイッチング電流の大小によ
るターンオン時の動作説明図である。
【符号の説明】
1,7…電界効果トランジスタ(FET)、2…抵抗、
5…コンパレータ(CMP)、6…フィルタ回路、8…
反転増幅器、17…ゲート抵抗。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ
    (IGBT)を含む電圧駆動形スイッチングデバイスの
    ゲート駆動回路において、 前記スイッチングデバイスのターンオン動作終了後に流
    れる電流相当量を検出する検出手段と、前記スイッチン
    グデバイスのオン用のゲート抵抗値をステップ的に変化
    させる駆動手段とを設け、前記検出手段からの出力が或
    る設定値以上または以下になった時、前記駆動手段を動
    作させることを特徴とする電力変換器におけるゲート駆
    動回路。
  2. 【請求項2】 IGBTを含む電圧駆動形スイッチング
    デバイスのゲート駆動回路において、 前記スイッチングデバイスのターンオン動作終了後に流
    れる電流相当量を検出する検出手段と、前記スイッチン
    グデバイスのオン用のゲート抵抗値を、入力される信号
    の大きさに応じて比例的または反比例的に変化させる操
    作回路とを設け、前記検出手段からの出力値に応じて前
    記操作回路を動作させることを特徴とする電力変換器に
    おけるゲート駆動回路。
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Cited By (5)

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