JPH1169441A - ポーリング方法 - Google Patents

ポーリング方法

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JPH1169441A
JPH1169441A JP9218696A JP21869697A JPH1169441A JP H1169441 A JPH1169441 A JP H1169441A JP 9218696 A JP9218696 A JP 9218696A JP 21869697 A JP21869697 A JP 21869697A JP H1169441 A JPH1169441 A JP H1169441A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基地局と複数の移動局との間に無線回線を設
け、該基地局は特定の移動局をポーリングするためのポ
ーリング指示を送信し、そのポーリング指示を受信した
移動局からポーリング応答を該基地局へ送信することを
繰り返すポーリング方法に関し、前回のポーリング動作
の影響を受けずに最小限のポーリング周期でポーリング
を行う。 【解決手段】基地局(BS)から移動局(MS1〜MS
n)に対して一定の時間間隔でポーリング指示と同時に
衝突制御ビットを送信し、該ポーリング指示を受けた移
動局が、該ポーリング指示を受けてから初期タイマ時間
内で該衝突制御ビットがポーリング応答可能であること
を示しているときのみ、ポーリング応答する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明はポーリング方法に関
し、特に移動通信システムにおいて基地局と複数の移動
局との間でパケット伝送を行う際のポーリング方法に関
するものである。
【0001】移動通信システムにおいては、図13に例
示するように基地局BS毎に無線ゾーンが異なってお
り、各無線ゾーンには、複数の移動局MS1〜MSnが
収容可能である。そして、基地局BSは絶えずこれらの
移動局MS1〜MSnに対してポーリングを行いそれぞ
れの位置を登録する必要がある。
【0002】
【従来の技術】図14は、基地局から移動局へ送られる
ポーリング指示信号のフォーマットを示し、図15は、
移動局から基地局へ送信されるポーリング応答信号のフ
ォーマットを示し、図16は、ポーリング応答後の受信
応答信号のフォーマットを示している。
【0003】また、図17は上記の信号フォーマットに
よる制御シーケンス、図18は同タイミングチャートを
示している。なお、図18において、チャネルは、フレ
ームにより分割され、更にフレームはスロットにより分
割されている。また、矢印はポーリング指示対象及びポ
ーリング応答先を示し、□で示された#部分は同報送信
データであることを示す。
【0004】図14〜16に示した各信号フォーマット
は、クロック同期用のプリアンブル(1)、フレーム同期
用の同期ワード(3)、干渉局からの信号を区別するため
のカラーコード(4)、移動局(基地局も含む)が、ポー
リング応答(基地局の場合にはポーリング指示)を送出
する際に1スロットで伝送可能な長さのパケットに分割
し送出するときの、伝送しているスロットが先頭スロッ
トか、或いは最終スロットか、最終スロットでなければ
後続するスロット数を、最終スロットであればスロット
内の有効オクテット数を示す信号構成情報W(5)、ポー
リングする移動局番号を含みポーリングを行う時に基地
局から送信されるポーリング指示(6)、移動局番号を含
みポーリング指示の応答として移動局から送信されるポ
ーリング応答(7)、ポーリング応答が誤りなく基地局で
受信できた場合には肯定応答を、誤って受信するかポー
リング応答を受信できなかった場合には否定応答を示す
受信応答(8)、及び信号構成情報W(5)とポーリング指示
(6)(又はポーリング応答、受信応答)と冗長符号を含
むデータ信号(2)から構成される。
【0005】そして、従来は、図17、18に示すよう
に、基地局BSは複数の移動局MS1〜MSnの内、特
定の移動局例えば移動局MS1をポーリングするための
ポーリング指示#1を送信し、そのポーリング指示を受
信した移動局MS1から送信されるポーリング応答#2
〜3(2個のスロットに渡る応答)を受信する。
【0006】そして、ポーリング応答が誤り無く受信で
きたか否かにより肯定応答又は否定応答を受信応答#4
により移動局MS1宛に送信することを所定の順序で繰
り返し、基地局BSと移動局MS1との間でパケット伝
送を行う。
【0007】これは、ポーリング指示#6〜受信応答#
9についても同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来は、次(他)の移
動局MS2へのポーリング指示の送信#5は、前回移動
局MS1のポーリング応答#3の受信が完了し、ポーリ
ング応答#3が誤り無く受信できたか否かを受信応答#
4を移動局MS1に対して送信した後に行なっていた。
【0009】そのため、移動局MS1がポーリング応答
#2を送信する時に、移動局内部の処理及び外部装置の
処理に要する時間(図17,18の処理時間t11,t
21)と、処理時間t11、t21と送信可能な上りチ
ャネルのタイミングから生じる遅延時間t12,t22
が長くなると、その分だけ、以降のポーリングが遅延す
ると共に、各移動局の処理時間と遅延時間が全て加算さ
れる事になり、移動局MS1〜MSnのポーリング周期
が遅くなるという問題があった。
【0010】従って本発明は、基地局と複数の移動局と
の間に無線回線を設け、該基地局は特定の移動局をポー
リングするためのポーリング指示を送信し、そのポーリ
ング指示を受信した移動局からポーリング応答を該基地
局へ送信することを繰り返すポーリング方法において、
前回のポーリング動作の影響を受けずに最小限のポーリ
ング周期でポーリングを行うことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るポーリング方法は、基地局から移動局
に対して一定の時間間隔でポーリング指示と同時に衝突
制御ビットを送信し、該ポーリング指示を受けた移動局
は、該ポーリング指示を受けてから初期タイマ時間内で
該衝突制御ビットがポーリング応答可能であることを示
しているときのみ、ポーリング応答することを特徴とし
ている。
【0012】なお、上記の衝突制御ビットは、該ポーリ
ング応答した移動局の送信データが該基地局で正常に受
信されたことを示しているときのみ、次のポーリング応
答の送信スロットでデータを送信することができる。
【0013】さらに上記の衝突制御ビットが、該ポーリ
ング応答した移動局の送信データが該基地局で正常に受
信されなかったことを示しているときには、さらにラン
ダム遅延時間後に該ポーリング指示を受けてから該初期
タイマ時間内で該衝突制御ビットがポーリング応答可能
であることを一定のリサイクル回数内で示しているとき
のみ、次のポーリング応答を行うことが可能である。
【0014】そして、該基地局は、該衝突制御ビット
に、該移動局からのポーリング応答を正常に受信したこ
と、及び該受信したデータが最終の送信スロットである
か否かを含ませることができる。
【0015】本発明において、基地局は、移動局へのポ
ーリング指示を送信し、一定時間後に次の移動局へポー
リング指示を送信する。また、移動局は、基地局からの
自局宛のポーリング指示を受信し、衝突制御ビットがポ
ーリング応答可能であることを示しており、該ポーリン
グ指示を受けてから初期タイマ時間内であれば、ポーリ
ング応答を行う。
【0016】該初期タイマ内でポーリング応答が不可で
あると報知されている場合には、該受信したポーリング
指示に対するポーリング応答は送信せず、基地局からの
自局宛のポーリング指示を受信し、衝突制御ビットがポ
ーリング応答可能であることを示した段階でパケットを
送出する。
【0017】該送出したパケットに対し、基地局で正常
に受信されたことが該衝突制御ビットにより報知された
場合には、後続するパケットを順次送出し、正常に受信
されなかったことが報知されるか、或いは、該基地局か
ら送出したパケットと異なる旨が報知された場合には、
リサイクルオーバでなければ、任意の遅延時間後に、該
衝突制御ビットがポーリング応答可能であるか否かを再
度チェックし、後続するパケットの有無に関わらず、該
ポーリング指示に対する該ポーリング応答は行なわな
い。
【0018】基地局は上りチャネルにおいて該移動局か
らのパケットを正常に受信した場合には、その旨を衝突
制御ビットにより報知すると同時にポーリング応答がで
きる旨の報知を停止する。そして、移動局からの一連の
パケットの受信が完了したことを認識したときには、衝
突制御ビットによりポーリング応答が再開できる旨の報
知をする。
【0019】また、上記の基地局は、該ポーリング指示
を送信した移動局からのポーリング応答の最初の送信デ
ータを正常に受信した場合には、次の移動局へのポーリ
ング指示を送信することができる。
【0020】さらに上記の基地局は、該初期タイマ時
間、該ランダム遅延時間、及び該リサイクル回数を該基
地局から該移動局に通知してもよい。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係るポーリング方法を以
下に述べる実施例について説明する。
【0022】実施例(1) 図1及び2は、本発明に係るポーリング方法の実施例
(1)において、それぞれ基地局から移動局へ送信され
るポーリング指示信号のフォーマット例(1)及び
(2)を示し、図3は図15と同じく、移動局から基地
局へ送信されるポーリング応答信号のフォーマット例を
示し、図4は制御シーケンス、図5はタイミングチャー
トを示している。また、図6は、基地局の送信フロー、
図12は移動局の送信フローを示している。
【0023】また、図4及び5における矢印はポーリン
グ指示対象及びポーリング応答先を示し、□で示された
#部分は送信データ並びに衝突制御ビットが同報される
ことを示す。
【0024】まず、図1〜3において、プリアンブル
(1)、同期ワード(3)、カラーコード(4)、信号構成情報
W(5)、ポーリング指示(6)、及びポーリング応答(7)
は、図14〜16に示した従来技術と同じであるので説
明は省略する。
【0025】図1は、上述の如く、ポーリングを行なう
時に基地局から移動局に対して送信されるポーリング指
示信号のフォーマット例(1)を示しており、ポーリン
グ指示(6)に衝突制御ビット(9)を含ませた点が従来技術
と異なっている。
【0026】衝突制御ビット(9)は、さらに基地局への
上りチャネルの空/塞を示す(I(Idle)/B(Busy))(10)、
基地局において移動局から送信されたパケットが誤り無
く受信された場合か、或いは誤って受信するか移動局か
ら送信されたパケットが受信できなかった場合を示す(R
(Receive)/N(Non-receive))(11)、基地局で受信したパ
ケットに一定の処理を施した結果を示すPE(Partial E
cho) (12)で構成されている。PE(12)の例としては、
移動局ID又は上り信号に付与されているCRC符号等
がある。
【0027】図2は、ポーリング指示信号のフォーマッ
ト例(2)を示しており、ただしこの例では、送信すべき
ポーリング指示がない場合を示している。送信すべきポ
ーリング指示がない時のデータ信号(2)は、衝突制御ビ
ット(9)のみ設定し、衝突制御ビット(9)以外のデータ領
域は、オール“0”に設定し、冗長符号を付加して移動
局に送信する。
【0028】次に、図1〜3の信号フォーマットを用い
た本発明の実施例(1)の動作を図4〜7を参照して説明
する。
【0029】まず、図4〜6において、基地局は、ポー
リング指示通知タイマtp (13)がタイムアウトした場合
(図6のステップS1)には、該当する移動局に対して
ポーリング指示を送信し(同S2)、以降、ポーリング
指示通知タイマtp (13)がタイムアウトする毎に各移動
局に対してポーリング指示を順次送信する。
【0030】例えば基地局BSは、移動局MS1をポー
リングするためのポーリング指示#10 を送信後にポーリ
ング指示通知タイマtp (13)がタイムアウトしたとき、
移動局MS2をポーリングするためのポーリング指示#1
1 を送信している。
【0031】各移動局は、ポーリング指示を受信すると
自局が対象かどうかチェックし(図7のステップS2
1)、自局が対象であれば、初期タイマ(T1)をスタ
ートさせ(同S22)ポーリング指示が通知されたスロ
ット(この例では「0」)で報知されている衝突制御ビ
ット(9)の「I/B」(10)をチェックする(同S2
3)。そして、「I/B」が「I」であれば、「I」が
報知された直後の上りチャネルでポーリング応答の第1
スロットを送信する(同S27)。
【0032】「I/B」が「B」であれば、タイマ(T
1)がタイムアウトしていないかをチェックし(同S2
4)次スロット以降(同S25)の衝突制御ビット(12)
の「I/B」をチェックし(同S23)、初期タイマT
1内で「I/B」が「I」になれば、「I」を報知され
た直後の上りチャネルでポーリング応答の第1スロット
を送信する(同S27)。
【0033】初期タイマT1内で「I」にならなけれ
ば、送信失敗(同S26)として、受信したポーリング
指示に対するポーリング応答の送信は停止する。
【0034】図4及び5に示す例では、ポーリング指示
#10を受信した移動局MS1は、自局宛のポーリングで
あることを認識すると共に、ポーリング指示#10を受信
したスロットで報知されている衝突制御ビット(9)の
「B/I」(10)をチェックする。
【0035】そして、「B/I」=「I」が報知されて
いるので、ポーリング応答の第1スロットであるポーリ
ング応答#1 2 を基地局BSに送信する。なお、ポーリ
ング応答#12の信号構成情報W(5)(図3参照)には、
ポーリング応答#12が先頭スロットである事と後続する
スロット数が1スロットである事が設定されている。
【0036】尚、移動局MS1は、ポーリング指示#10
を受信し、移動局の内部処理及び外部装置の処理に要す
る時間t31、及び送信可能な上りチャネルのタイミン
グから生じる遅延時間t32後に、ポーリング応答#12
を送信する。
【0037】基地局BSは、上りチャネルにおいて、移
動局から送信されたパケットを正常に受信できた場合
(図6のステップS4)には、受信した直後の下りチャ
ネルの衝突制御ビット(9)の設定を次の設定1のように
行い、移動局に送信する。
【0038】〔設定1〕 「R/N」(11)を、Rに設定する。 「PE」(12)を、受信したパケットに一定の処理を施
したもの(例えば当該移動局のID)に設定する(同S
5)。 「I/B」(10)を、受信したパケットの信号構成情報
(5)に基づき、後続するスロットがあるか否かをチェッ
クし(同S6)、ある場合には「B」を設定し(同S
7)、後続するスロットが無い場合には「I」を設定す
る(同S8)。
【0039】尚、基地局BSは、上りチャネルにおい
て、移動局から送信されたパケットを正常に受信できな
かった場合(同S4)には、受信した直後の下りチャネ
ルの衝突制御ビット(9)の設定を次の設定2のように行
い、移動局に送信する(同S9)。
【0040】〔設定2〕 「R/N」(11)の設定を、「N」に設定する。 「PE」(12)の設定を、「0」に設定する。 「I/B」(10)の設定を、「I」に設定する。
【0041】ポーリング応答の第1スロットを送信した
移動局は、第1スロット送信直後の下りチャネルで報知
された衝突制御ビット(9)の「R/N」(11)、「PE」
(12)をチェックする(図7のステップS28,S2
9)。そして、送信すべき後続パケットがあり(同S3
0)、報知された衝突制御ビット(9)が次のように設定
されていた場合には、次スロットのパケットを送信する
(同S31)。
【0042】尚、送信すべき後続パケットがなく、報知
された衝突制御ビットが次の設定3のように設定されて
いた場合には、送信完了とする(同S33)。
【0043】〔設定3〕 「R/N」(11)の設定が「R」 「PE」(12)の設定が、自局が送信したパケットに一
定の処理を施したものと一致、又は送信すべき後続パケ
ットが有るか無いかに関わらず、報知された衝突制御ビ
ットの設定が、設定3を満たしていない場合には、N2
0がリサイクルリトライオーバしていなければ(同S3
4)、ランダム遅延時間T2の後、衝突制御ビット(9)
の「I/B」をチェックし、「I」に設定されている時
に、ポーリング応答の第1スロットの再送を行なう(同
S27)。
【0044】もし、ステップS23で「B」が設定され
ている場合には、次スロット以降の衝突制御ビット(9)
の「I/B」をチェックし、初期タイマT1内で「I」
になれば、「I」を報知された直後の上りチャネルでポ
ーリング応答の第1スロットの再送を行なう(同S2
7)。
【0045】初期タイマT1内で「I」にならなけれ
ば、送信失敗(同S26)として、受信したポーリング
指示に対するポーリング応答の送信は停止する。
【0046】基地局BSは、上りチャネルにおいて、移
動局から送信された後続パケットを正常に受信できた場
合には、受信した直後の下りチャネルの衝突制御ビット
(9)を上記の如く設定1のように設定し(図6のステッ
プS7,S8)、正常に受信できなかった場合には、設
定2のように設定し(同S9)、移動局に送信する(同
S10,S11)。
【0047】後続するパケットがあり次スロットのパケ
ットを送信(図7のステップS31)した移動局は、次
スロット送信直後の下りチャネルで報知される衝突制御
ビット(9)の「R/N」(11)をチェックする(同S3
2)。そして、送信すべき後続パケットがあり、報知さ
れた衝突制御ビット(9)が、次の設定4のように設定さ
れていた場合には、後続する次スロットのパケットを送
信する(同S31)。
【0048】〔設定4〕 R/N(11)の設定がR
【0049】尚、送信すべき後続パケットがなく、報知
された衝突制御ビット(9)が、設定4のように設定され
ていた場合には、送信完了とする(同S33)。
【0050】また、送信すべき後続パケットの有無に関
わらず、報知された衝突制御ビット(9)の設定が、上記
の設定4を満たしていない場合には、送信失敗(同S3
6)として、受信したポーリング指示に対するポーリング
応答の送信は停止する。
【0051】このように、図4及び5において基地局B
Sは、移動局MS1から送信されたポーリング応答#12
が正常に受信できたので、ポーリング応答#12を受信し
た直後の下りチャネル#13の衝突制御ビット(9)を、設
定1のようにして、移動局MSn(この場合のnは
「3」)に報知する。なお、ポーリング指示#13の「I
/B」(10)は、ポーリング応答#12の信号構成情報W
(5)により、後続スロット有りが通知されているので
「B」が設定される。また、ポーリング指示#13の「P
E」(12)は、受信したポーリング応答#12に一定の処理
を施したものが設定される。
【0052】ポーリング応答#12を送信した移動局MS
1は、ポーリング応答#12の送信直後の下りチャネル#
13で報知された衝突制御ビット(9)の「R/N」(11)、
「PE」(12)をチェックする。移動局MS1は、後続す
るパケットがあり、チャネル#13で報知された衝突制御
ビット(9)の設定が設定3のように設定されているの
で、次スロットのパケットであるポーリング応答#14を
送信する。
【0053】基地局BSは、移動局MS1から送信され
たポーリング応答#14が正常に受信できたので、ポーリ
ング応答#14を受信した直後の下りチャネル#15の衝突
制御ビット(9)の設定を、設定1のようにして移動局M
Sn(この場合のnは「4」)に報知する。
【0054】なお、チャネル#15の「I/B」(10)は、
ポーリング応答#14の信号構成情報W(5)により、後続
スロット無しが通知されているので「I」が設定され
る。また、チャネル#15の「PE」(12)は、受信したポ
ーリング応答#14に一定の処理を施したものが設定され
る。
【0055】ポーリング応答#14を送信した移動局MS
1は、ポーリング応答#14送信直後の下りチャネル#15
で報知さた衝突制御ビット(9)の「R/N」(11)をチェ
ックする。移動局MS1は、後続するパケットがなく、
チャネル#15で報知された衝突制御ビット(9)の設定
が、設定4を満たしているので、ポーリング指示#10に
対するポーリング応答は送信完了となる。
【0056】一方、ポーリング指示#11を受信した移動
局MS2は、自局宛のポーリングであることを認識し、
移動局MS2の内部及び外部装置の処理に要する時間t
41経過後に、下りチャネル#13の衝突制御ビット(9)
の「I/B」をチェックする。
【0057】チャネル#13の衝突制御ビット(9)の「I
/B」(10)は、移動局MS1がポーリング応答を送信中
であるので、「B」が報知されている。移動局MS2
は、チャネル#13の衝突制御ビット(9)で「B」が報知
されているので、チャネル#13を受信した直後の上りチ
ャネル#14では、ポーリング指示#11に対するポーリン
グ応答は送信しない。
【0058】移動局MS2は、チャネル#13の次スロッ
ト#15の衝突制御ビット(9)の「I/B」(10)をチェッ
クする。チャネル#15の衝突制御ビット(9)の「I/
B」(10)は、移動局MS1がポーリング応答を送信終了
したので、「I」が報知されている。
【0059】移動局MS2は、チャネル#15の衝突制御
ビット(9)で「I」が報知されているので、ポーリング
指示#11に対するポーリング応答#16を送信する。
【0060】以降の基地局BS及び移動局MS2並びに
MSnの動作は、移動局MS1がポーリング応答を送信
する時の動作と同じであるので省略する。
【0061】この実施例(1)の動作をまとめると、以下
のように記述できる。基地局は、移動局へのポーリング
指示を送信し、一定時間後に次(他)移動局へのポーリ
ング指示を送信する。また、上りチャネルで移動局から
のパケットを正常に受信したことを示す「R/N」(肯
定応答)信号と、受信したパケットに一定の処理を施し
た「PE」(エコー)信号と、上りチャネルにおいて移
動局からのパケットの送信を許可することを示す「B/
I」(塞/空)信号を下りチャネルで報知する。
【0062】移動局は、ポーリング応答を1つ以上のパ
ケットに分割し、基地局からの自局宛のポーリング指示
を受信し、空線信号「I」が報知されていない時には、
空線信号待ちタイマである初期タイマ(T1)内で空線
信号「I」が報知されるか否かをチェックし、該初期タ
イマ(T1)内で空線信号「I」が報知された場合に
は、該パケットの送出を行う。
【0063】該初期タイマ(T1)内で空線信号「I」
が報知されていない場合には、該受信したポーリング指
示に対するポーリング応答は送信せず、基地局からの自
局宛のポーリング指示を受信し、空線信号「I」が報知
されていれば該パケットを送出する。
【0064】該送出したパケットに対し、基地局から肯
定応答信号「R」が報知された場合には、後続するパケ
ットを順次送出し、該送出したパケットに対し、該基地
局から該否定応答信号「N」が報知されるか、或いは、
送出したパケットに対して該基地局から送出したパケッ
トと異なるエコー信号「PE」が報知された場合には、
リサイクル(リトライ)オーバでなければ、任意の遅延
時間後(ランダム遅延時間T2経過後)に、該空線信号
「I」のチェックを行なう。
【0065】移動局は、後続するパケットを順次送出し
ている間に基地局から否定応答「N」が報知された場合
には、後続するパケットの有無に関わらず、該ポーリン
グ指示に対する該ポーリング応答のパケットの送出は行
なわない。
【0066】基地局は上りチャネルにおいて該移動局か
らのパケットを正常に受信した場合には、該パケットに
対する肯定応答信号「R」及びエコー信号を報知すると
同時に該空線信号「I」の報知を停止し、移動局からの
一連のパケットの受信が完了したことを認識したときに
は、該空線信号「I」を報知する。
【0067】実施例(2) 図8は本発明に係るポーリング方法の実施例(2)の制御
シーケンス、図9はそのタイミングチャート、そして図
10は基地局の送信フローである。なお、この実施例
(2)における信号フォーマットは図1〜3に示したもの
を用いればよい。また、移動局の送信フローは図7を用
いることができる。
【0068】上記の実施例(1)では、基地局BSから移
動局MS1〜MSnに対して送信されるポーリング指示
は、ポーリング指示通知タイマtp (13)により、一定時
間毎に送信されているが、本実施例(2)では図8及び9
に示すように、例えばポーリング指示#10に対するポー
リング応答#12の第1スロットを受信した時(図10の
ステップS12)に、タイマtp1(17)(図8,9参照)
をストップするとともに(同S13)、次移動局である
移動局MS2へのポーリング指示#13を送信する(同S
14)。
【0069】一方、ポーリング指示通知タイマtp1(17)
内に、ポーリング応答の第1スロットが受信できなけれ
ば(同S12)、タイマtp1(17)をスタートさせ(同S
15)、次移動局へのポーリング指示#21を送信(同S
2)するようにしてもよい。
【0070】その他の点については実施例(1)と同様で
ある。
【0071】実施例(3) 図11は本発明に係るポーリング方法の実施例(3)にお
いて、基地局から移動局に対して送信されるポーリング
信号のフォーマットである。尚、この実施例(3)におい
ても図2及び3の信号フォーマットを使用することがで
き、また、制御シーケンスについては図4及び図8を用
い、タイミングチャートについては図9を用い、基地局
の送信フローは図6及び図10を用い、そして移動局の
送信フローは図7を用いればよい。
【0072】上記の実施例(1),(2)では、移動局におい
て使用する初期タイマT1ランダム遅延タイマT2、及
び再送回数N20は、移動局内部の固定値を使用してい
るが、図11に示す信号フォーマット中のポーリング指
示ビット(6)に設定したビット(18)でこれらに対する任
意の値を移動局に通知するようにしても良い。
【0073】図12はこれらの通知値の数値例を示した
もので、それぞれ8ビットで構成され、それぞれ256
通り設定できるようになっている。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るポー
リング方法によれば、基地局から移動局に対して一定の
時間間隔でポーリング指示と同時に衝突制御ビットを送
信し、該ポーリング指示を受けた移動局が、該ポーリン
グ指示を受けてから初期タイマ時間内で該衝突制御ビッ
トがポーリング応答可能であることを示しているときの
み、ポーリング応答するように構成したので、移動局の
ポーリング応答の遅延時間が大きくなったとしても、最
小限のポーリング周期時間にする事が可能になり、効率
良く基地局と移動局とのデータ伝送が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るポーリング方法の実施例(1),
(2)におけるポーリング指示信号フォーマット例
(1)を示した図である。
【図2】本発明に係るポーリング方法の実施例(1)〜
(3)におけるポーリング指示信号フォーマット例
(2)を示した図である。
【図3】本発明に係るポーリング方法の実施例(1)〜
(3)におけるポーリング応答信号フォーマット例を示
した図である。
【図4】本発明に係るポーリング方法の実施例(1),
(3)の制御シーケンスを示した図である。
【図5】本発明に係るポーリング方法の実施例(1)の
動作タイミングチャートを示した図である。
【図6】本発明に係るポーリング方法の実施例(1),
(3)の基地局送信フローを示した図である。
【図7】本発明に係るポーリング方法の実施例(1)〜
(3)の移動局送信フローを示した図である。
【図8】本発明に係るポーリング方法の実施例(2),
(3)の制御シーケンスを示した図である。
【図9】本発明に係るポーリング方法の実施例(2),
(3)の動作タイミングチャートを示した図である。
【図10】本発明に係るポーリング方法の実施例
(2),(3)の基地局送信フローを示した図である。
【図11】本発明に係るポーリング方法の実施例(3)
におけるポーリング指示信号フォーマット例を示した図
である。
【図12】本発明に係るポーリング方法の実施例(3)
における数値例を示した図である。
【図13】移動通信システムの一般的な構成例を示した
図である。
【図14】従来技術におけるポーリング指示信号フォー
マット例を示した図である。
【図15】従来技術におけるポーリング応答信号フォー
マット例を示した図である。
【図16】従来技術における受信応答信号フォーマット
例を示した図である。
【図17】従来技術の制御シーケンス例を示した図であ
る。
【図18】従来技術の動作タイミングチャートを示した
図である。
【符号の説明】
BS 基地局 MS1〜MSn 移動局 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基地局と複数の移動局との間に無線回線を
    設け、該基地局は特定の移動局をポーリングするための
    ポーリング指示を送信し、そのポーリング指示を受信し
    た移動局からポーリング応答を該基地局へ送信すること
    を繰り返すポーリング方法において、 該基地局から該移動局に対して一定の時間間隔でポーリ
    ング指示と同時に衝突制御ビットを送信し、該ポーリン
    グ指示を受けた移動局は、該ポーリング指示を受けてか
    ら初期タイマ時間内で該衝突制御ビットがポーリング応
    答可能であることを示しているときのみ、ポーリング応
    答することを特徴としたポーリング方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 該衝突制御ビットが、該ポーリング応答した移動局の送
    信データが該基地局で正常に受信されたことを示してい
    るときのみ、次のポーリング応答の送信スロットでデー
    タを送信することを特徴としたポーリング方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 該衝突制御ビットが、該ポーリング応答した移動局の送
    信データが該基地局で正常に受信されなかったことを示
    しているときには、さらにランダム遅延時間後に該ポー
    リング指示を受けてから該初期タイマ時間内で該衝突制
    御ビットがポーリング応答可能であることを一定のリサ
    イクル回数内で示しているときのみ、次のポーリング応
    答を行うことを特徴としたポーリング方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、 該基地局は、該ポーリング指示を送信した移動局からの
    ポーリング応答の最初の送信データを正常に受信した場
    合には、次の移動局へのポーリング指示を送信すること
    を特徴としたポーリング方法。
  5. 【請求項5】請求項3において、 該基地局は、該初期タイマ時間、該ランダム遅延時間、
    及び該リサイクル回数を該基地局から該移動局に通知す
    ることを特徴としたポーリング方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、 該基地局は、該衝突制御ビットに、該移動局からのポー
    リング応答を正常に受信したこと、及び該受信したデー
    タが最終の送信スロットであるか否かを含ませたことを
    特徴とするポーリング方法。
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