JPH1169349A - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JPH1169349A
JPH1169349A JP22220497A JP22220497A JPH1169349A JP H1169349 A JPH1169349 A JP H1169349A JP 22220497 A JP22220497 A JP 22220497A JP 22220497 A JP22220497 A JP 22220497A JP H1169349 A JPH1169349 A JP H1169349A
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JP
Japan
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transmission rate
unit
encoding
communication
image data
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JP22220497A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Fujii
利行 藤井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信品質が変化して画像品質が劣化すること
を防止することができる画像通信装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 相手端末との通信を制御してデータ入出
力を行う通信部2と、通信部2で通信するデータに通信
誤りが発生した場合にデータ回復処理を行う誤り制御部
3と、誤り制御部3を通して受信した圧縮画像データを
一時的に蓄積する受信バッファ5と、圧縮画像データを
伸長して画像データを出力する復号化部7と、入力画像
データを圧縮して圧縮画像データを生成する符号化部6
と、符号化部6で生成した圧縮画像データを一時的に蓄
える送信バッファ4と、伝送レートと関連付けた符号化
パラメータを有する符号化パラメータテーブル部9と、
そのテーブル部9の符号化パラメータを通知される伝送
レートに従って選択して圧縮を行う際のパラメータ制御
を行う符号化制御部8とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信品質が大きく
変化するような通信回線を用いて画像データを通信する
画像通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像・音声を取り扱うマルチメデ
ィア通信技術が発達するとともに、無線での高速のデジ
タルデータ通信を可能とする携帯電話等の無線データ端
末が普及してきており、それらの技術を融合して無線で
のマルチメディア通信を可能とする製品が市場に投入さ
れ始めた。
【0003】総合デジタル通信網(ISDN)およびア
ナログ公衆網(GSTN)の有線回線を用いたデータ通
信では非常に高品質の通信品質を得ることができるのに
対して、無線回線を利用したデータ通信においては従来
の有線回線に比べて非常に大きな誤りが頻繁に発生す
る。
【0004】一方、画像データ符号化のアルゴリズムと
しては、ITU−T勧告H.263、H.261に見ら
れるように、前フレーム画像と現フレーム画像との差分
をとり符号化するフレーム間符号化、可変長符号化、ハ
フマン符号化等を用いて高能率にデータ圧縮している
が、このような手法を用いて生成されたデータのビット
列はその一部が欠けると画像再現誤りが発生し、またそ
れが長期間継続するという不具合が発生するため、これ
らのデータ通信の過程において通信エラーの発生を防ぐ
必要がある。
【0005】そこで、図4に示すような画像通信装置が
提案された。図4は従来の画像通信装置を示すブロック
図であり、1は通信回線、2は発着呼の呼設定を行い、
通信回線1を通しての相手端末とのデータチャネルの確
立を制御する通信部、3Aは通信部2を通じてやり取り
するデータに通信誤りが発生した場合に正常なデータに
回復させる制御(データ回復処理)を行う誤り制御部、
4は相手端末に送出する圧縮画像データを一時的に蓄え
る送信バッファ、5は相手端末から受信した圧縮画像デ
ータを一時的に蓄える受信バッファ、6は外部から入力
される画像データを所定画像符号化アルゴリズムで圧縮
して圧縮画像データを生成する符号化部、7は符号化部
6で圧縮に使用した所定画像符号化アルゴリズムに対応
するアルゴリズムで圧縮画像データを伸長して画像デー
タを再現する復号化部、8Aは符号化部6で画像データ
を圧縮する際に使用するパラメータを制御する符号化制
御部である。
【0006】以上のように構成された画像通信装置につ
いて、その動作を説明する。通信部2は、発呼または着
呼の処理を行い、通信回線1を通して相手端末との通信
の確立を行い、データ通信チャネルを確立する。誤り制
御部3Aは、通信部2を通して通信するデータとしてあ
る長さのビット列(以下、「フレーム」という)を単位
としてデータの送受信を行う。この場合、フレーム長は
固定長、可変長のどちらでもよい。フレーム内には、そ
のフレーム内のデータが正常に通信されたか否かを判定
するため、例えばCRCデータ部を設け、誤りの検出を
行う。
【0007】誤りが検出された場合には、例えば自動再
送制御(ARQ)、誤り訂正(FEC)等の方式を用い
て誤ったデータの回復を行う。特に、通信品質の悪い回
線の場合は、FECのみでの誤りをすべて回復するのは
難しいため、ARQまたはARQとFECの組合わせ等
の方法を取るのが一般的であるが、この場合、通信誤り
が発生するとフレーム再送の処理を行うため、通信誤り
の発生量に対応して伝送レートが低下してしまうことに
なる。
【0008】外部から入力される画像データは、符号化
部6により、例えば上述の画像符号化アルゴリズムを用
いて圧縮され、圧縮画像データに変換される。このと
き、符号化に際して符号化制御部8Aは、送信バッファ
4の空きバッファ量と、通信部2で確立されている通信
チャネルの伝送レートと、ユーザにより設定されている
量子化ステップ、動き検知の有無とから演算し、送信バ
ッファ4がオーバフローしないようにフレームサンプリ
ングをスキップし、フレームレート(つまり伝送レー
ト)を調整することにより符号化制御を行う。
【0009】誤り制御部3Aから出力される圧縮画像デ
ータは受信バッファ5に一時蓄積され、復号化部7にて
画像データに伸長され、画像データが生成される。
【0010】以上のような構成、動作の画像通信装置か
ら出力される画像データは、通信誤りを含まない圧縮画
像データから再現されているので、画像再現誤りは発生
しない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像通信装置では、伝送レートの変動(従って通信
品質の変化)が頻繁かつ大きく発生した場合、符号化の
制御が単純であるため、大きなコマ落ちおよび画像品質
の劣化が発生するという問題点を有していた。
【0012】この画像通信装置では、通信品質が変化し
ても画像品質の劣化が防止されることが要求されてい
る。
【0013】本発明は、通信品質が変化して画像品質が
劣化することを防止することができる画像通信装置を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の画像通信装置は、回線を通しての相手端末と
の通信を制御してデータ入出力を行う通信部と、通信部
で通信するデータに通信誤りが発生した場合にデータ回
復処理を行う誤り制御部と、誤り制御部を通して受信し
た圧縮画像データを一時的に蓄積する受信バッファと、
圧縮画像データを伸長して画像データを出力する復号化
部と、入力する画像データを圧縮して圧縮画像データを
生成する符号化部と、符号化部で生成した圧縮画像デー
タを一時的に蓄える送信バッファと、伝送レートと関連
付けた符号化パラメータを有する符号化パラメータテー
ブル部と、符号化パラメータテーブル部の有する符号化
パラメータを誤り制御部から通知される伝送レートに従
って選択して符号化部での圧縮を行う際のパラメータ制
御を行う符号化制御部とを有する構成を備えている。
【0015】これにより、通信品質が変化して画像品質
が劣化することを防止することができる画像通信装置が
得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、回線を通しての相手端末との通信を制御してデータ
入出力を行う通信部と、通信部で通信するデータに通信
誤りが発生した場合にデータ回復処理を行う誤り制御部
と、誤り制御部を通して受信した圧縮画像データを一時
的に蓄積する受信バッファと、圧縮画像データを伸長し
て画像データを出力する復号化部と、入力する画像デー
タを圧縮して圧縮画像データを生成する符号化部と、符
号化部で生成した圧縮画像データを一時的に蓄える送信
バッファと、伝送レートと関連付けた符号化パラメータ
を有する符号化パラメータテーブル部と、符号化パラメ
ータテーブル部の有する符号化パラメータを誤り制御部
から通知される伝送レートに従って選択して符号化部で
の圧縮を行う際のパラメータ制御を行う符号化制御部と
を有することとしたものであり、誤り制御部から通知さ
れる伝送レートに従って、符号化パラメータテーブルか
ら符号化パラメータが選択され、その選択された符号化
パラメータに基づいて画像符号化がなされるという作用
を有する。
【0017】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、誤り制御部から通知された伝送レート
の時間当りの変化量を検知し、検知した変化量が所定閾
値を越えた場合にはその旨を符号化制御部に通知する伝
送レート監視部を備え、符号化制御部は、伝送レート監
視部からの通知を受けたとき、選択した符号化パラメー
タを一時的に変化させることとしたものであり、伝送レ
ートの変化が余りにも大きい場合、選択した符号化パラ
メータが一時的に変化するという作用を有する。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、回線の品質の変化が生じるような品質
変化処理を通信部で行ったとき、品質変化処理の内容に
従ってスループット変動としての伝送レート変動を予測
して得られた予測伝送レートを生成する伝送レート予測
部を備え、伝送レート監視部と符号化制御部は、予測伝
送レートに応じた処理を行うこととしたものであり、伝
送レートの変化に早めに対応して符号化制御されるとい
う作用を有する。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図3を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1による画
像通信装置を示すブロック図である。図1において、通
信回線1、通信部2、送信バッファ4、受信バッファ
5、符号化部6、復号化部7は図4と同様のものなの
で、同一符号を付し、説明は省略する。3は通信部2を
通じてやり取りするデータに通信誤りが発生した場合に
正常なデータに回復させる制御(データ回復処理)を行
う誤り制御部、8は符号化部6で画像データを圧縮する
際に使用する符号化パラメータを制御する符号化制御
部、9は伝送レートに対応した符号化パラメータをテー
ブルで持つ符号化パラメータテーブル部である。
【0020】以上のように構成された画像通信装置につ
いて、その動作を説明する。通信部2は、発呼または着
呼の処理を行い、通信回線1を通して相手端末との通信
の確立を行い、データ通信チャネルを確立する。誤り制
御部3は、通信部2を通して通信するデータとしてフレ
ームを単位としてデータの送受信を行う。この場合、フ
レーム長は固定長、可変長のどちらでもよい。フレーム
内には、そのフレーム内のデータが正常に通信されたか
否かを判定するため、例えばCRCデータ部を設け、誤
りの検出を行う。誤りが検出された場合には、例えば自
動再送制御(ARQ)、誤り訂正(FEC)等の方式を
用いて誤ったデータの回復を行う。特に、通信品質の悪
い回線の場合は、FECのみでの誤りをすべて回復する
のは難しいため、ARQまたはARQとFECの組合わ
せ等の方法を取るのが一般的であるが、この場合、通信
誤りが発生するとフレーム再送の処理を行うため、通信
誤りの発生量に対応して伝送レートが低下してしまうこ
とになる。
【0021】外部から入力される画像データは、符号化
部6により、例えば前述の画像符号化アルゴリズムを用
いて圧縮され、圧縮画像データに変換される。符号化パ
ラメータテーブル部9には、伝送レート毎に符号化部6
での符号化の際に使用する量子化ステップ、フレームレ
ートの値の組合わせが予め設定されている。一般にH.
261やH.263のような画像符号化アルゴリズムに
おいては圧縮の結果発生する圧縮画像データのデータ量
は量子化ステップ、フレームレートにより決定される。
量子化ステップは値が小さいほど画像再現時の空間的な
画像品質が高くなるが、発生するデータ量が大きくな
る。また、フレームレートは値が大きいほど画像の動き
の再現性は良くなるが、発生するデータ量が大きくな
る。しかし、通信できるデータ量に制限があるため、ど
ちらかのパラメータもしくは双方のパラメータに関わる
映像品質を制限して画像の符号化を行う必要がある。こ
のような方法を用いた画像符号化アルゴリズムにおいて
は人間の視覚に対しては伝送レート毎に画質が良く見え
る量子化ステップとフレームレートの組合わせが存在す
る。
【0022】符号化パラメータテーブル部9では、各伝
送レート毎に上述した量子化ステップとフレームレート
を組み合わせたデータを対応させ、符号化パラメータテ
ーブルとして登録してある。符号化制御部8は、誤り制
御部3から通知される伝送レートaに対応する量子化ス
テップおよびフレームレートを符号化パラメータテーブ
ル部9から抽出、選択し、また、誤り制御部3から通知
される伝送レートaと送信バッファ4の空きバッファ量
bと動き検知の有無とから演算し、送信バッファ4がオ
ーバフローしないようにフレームサンプリングをスキッ
プしてフレームレートを調整することにより符号化制御
を行う。誤り制御部3から出力される圧縮画像データ
は、受信バッファ5に一時蓄積され、復号化部7にて画
像データに伸長され、画像データが生成される。
【0023】以上のように本実施の形態によれば、誤り
制御部3から通知される伝送レートに従って、符号化パ
ラメータテーブル部9から符号化パラメータ(量子化ス
テップおよびフレームレート)cを抽出、選択し、この
選択した符号化パラメータcにより符号化部6で圧縮を
行うようにしたことにより、選択された符号化パラメー
タcに基づいて画像データを符号化して圧縮画像データ
を得ることができるので、通信誤りの発生によって伝送
レートがダイナミックに変動しても、伝送レートの変動
に対応して最適な画像が得られるように画像符号化の際
の符号化パラメータcを制御することができ、画像劣化
を防止することができる。
【0024】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2による画像通信装置を示すブロック図である。図2
において、通信回線1、通信部2、誤り制御部3、送信
バッファ4、受信バッファ5、符号化部6、復号化部
7、符号化制御部8、符号化パラメータテーブル部9は
図1と同様のものなので、同一符号を付し、説明は省略
する。10は伝送レートの時間当りの変化量を検知し、
その検知した変化量が所定閾値を越えたか否かを判定す
る伝送レート監視部である。
【0025】以上のように構成された画像通信装置につ
いて、その動作を説明する。通信部2は、発呼または着
呼の処理を行い、通信回線1を通して相手端末との通信
の確立を行い、データ通信チャネルを確立する。誤り制
御部3は、通信部2を通して通信するデータとしてフレ
ームを単位としてデータの送受信を行う。この場合、フ
レーム長は固定長、可変長のどちらでもよい。フレーム
内には、そのフレーム内のデータが正常に通信されたか
否かを判定するため、例えばCRCデータ部を設け、誤
りの検出を行う。誤りが検出された場合には、例えば自
動再送制御(ARQ)、誤り訂正(FEC)等の方式を
用いて誤ったデータの回復を行う。特に、通信品質の悪
い回線の場合は、FECのみでの誤りをすべて回復する
のは難しいため、ARQまたはARQとFECの組合わ
せ等の方法を取るのが一般的であるが、この場合、通信
誤りが発生するとフレーム再送の処理を行うため、通信
誤りの発生量に対応して伝送レートが低下してしまうこ
とになる。
【0026】外部から入力される画像データは、符号化
部6により、例えば前述の画像符号化アルゴリズムを用
いて圧縮され、圧縮画像データに変換される。符号化パ
ラメータテーブル部9には、伝送レート毎に、符号化部
6での符号化の際に使用する量子化ステップ、フレーム
レートの値の組合わせが予め設定されている。符号化制
御部8は、誤り制御部3から通知される伝送レートaに
対応するテーブル値cを符号化パラメータテーブル部9
の符号化パラメータテーブルから抽出する。ここで、通
信品質の悪化により伝送レートが小さくなった場合、一
つ前のフレームで生成しているサイズは先の伝送レート
に従って圧縮画像データを生成しており、また先フレー
ムの圧縮画像データが長時間送信バッファ4に残ってい
るため、大きなコマ飛び(コマ落とし)が発生すること
になる。また、通信品質が良くなって伝送レートが大き
くなった場合、逆に、先フレームの圧縮画像データは画
像の空間的品質を低下させてしまうような圧縮画像デー
タを生成しており、送信バッファ4内には大きな空き領
域が発生し、大きなデータを送信するだけの容量が発生
する。
【0027】従って、伝送レート監視部10で誤り制御
部3から通知される伝送レートaを監視し、伝送レート
の単位時間当りの変化量が予め設定している値を越えた
場合に1フレーム当りの圧縮画像データの生成量を決定
する量子化ステップを一時的に一定期間だけ極端に変化
させることにより、その時の伝送レートで目標にしてい
る符号化パラメータテーブル部9の符号化パラメータテ
ーブル中のパラメータ組合わせ値に早く近付くように制
御する。このようにして伝送レートが大きく変動するこ
とによる画像品質の劣化を防止する。例えば、伝送レー
トが10kbps低下した場合には、その時の伝送レー
トに対応する符号化パラメータテーブルの量子化ステッ
プ値の1/2倍の値を用いて画像データの符号化制御を
行い、伝送レートが10kbps上昇した場合には、そ
の時の伝送レートに対応する符号化パラメータテーブル
の量子化ステップ値の2倍の値を用いて画像データの符
号化制御を行う。
【0028】誤り制御部3から出力される圧縮画像デー
タは受信バッファ5に一時蓄積され、復号化部7にて画
像データに伸長され、画像データが生成される。
【0029】なお、本実施の形態では、一時的に値を変
化させる符号化パラメータを量子化ステップとしたが、
これをフレームレートとしても良い。
【0030】以上のように本実施の形態によれば、誤り
制御部3から通知された伝送レートaの時間当りの変化
量を検知し、検知した変化量が所定閾値を越えた場合に
は、符号化パラメータテーブルから選択した符号化パラ
メータc例えば量子化ステップを一時的に変化させるよ
うにしたことにより、伝送レートの変動量に応じて圧縮
画像データの発生量を制御することができるので、伝送
レート変動時の画像劣化を防止することができ、また画
像が劣化した場合に直ちに高品質の画像に復旧すること
ができる。
【0031】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3による画像通信装置を示すブロック図である。図3
において、通信回線1、通信部2、誤り制御部3、送信
バッファ4、受信バッファ5、符号化部6、復号化部
7、符号化制御部8、符号化パラメータテーブル部9、
伝送レート監視部10は図2と同様のものなので、同一
符号を付し、説明は省略する。11は通信部2で通信回
線1の品質の変化が生じるような処理(品質変化処理)
を行った場合に、その品質変化処理の内容に従って伝送
レートの変動を予測する伝送レート予測部である。
【0032】以上のように構成された画像通信装置につ
いて、その動作を説明する。例えばPHSのような無線
通信装置における基地局との通信においては、電波の受
信感度またはフレーム誤り率の低下等の理由から基地局
の切替え(ハンドオーバ)、通信スロットの変更(Tc
h切り替え)等の通信制御が発生する。この通信制御が
行われると回線の通信品質が変化するため、これに対応
して誤り制御部3で検知される通信誤りの発生量が変動
する。
【0033】伝送レート予測部11は、例えばハンドオ
ーバ処理が行われた場合には一般に伝送レートが向上さ
れることが見込まれるため、通信回線1の通信品質が変
化したことにより伝送レートが変化したことを誤り制御
部3が符号化制御部8に通知するに先立ち、ハンドオー
バ処理前の伝送レートの例えば1.25倍の値を通知す
るというように伝送レートの変化後の値を予測する予測
伝送レートa1を符号化制御部8に通知する。
【0034】符号化制御部8および伝送レート監視部1
0は、伝送レート予測部11から通知される予測伝送レ
ートa1に対応する処理を行う。
【0035】以上のように本実施の形態によれば、通信
回線1の品質の変化が生じるような品質変化処理を通信
部2で行ったとき、品質変化処理の内容に従ってスルー
プット変動としての伝送レート変動を予測して予測伝送
レートa1を生成し、その予測伝送レートa1に応じた
処理を行うようにしたことにより、伝送レートの変化に
早めに対応して符号化制御を行うことができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の画像通信
装置によれば、回線を通しての相手端末との通信を制御
してデータ入出力を行う通信部と、通信部で通信するデ
ータに通信誤りが発生した場合にデータ回復処理を行う
誤り制御部と、誤り制御部を通して受信した圧縮画像デ
ータを一時的に蓄積する受信バッファと、圧縮画像デー
タを伸長して画像データを出力する復号化部と、入力す
る画像データを圧縮して圧縮画像データを生成する符号
化部と、符号化部で生成した圧縮画像データを一時的に
蓄える送信バッファと、伝送レートと関連付けた符号化
パラメータを有する符号化パラメータテーブルと、符号
化パラメータテーブルの有する符号化パラメータを誤り
制御部から通知される伝送レートに従って選択して符号
化部での圧縮を行う際のパラメータ制御を行う符号化制
御部とを有することにより、誤り制御部から通知される
伝送レートに従って選択された符号化パラメータに基づ
いて画像データを符号化して圧縮画像データを得ること
ができるので、通信誤りの発生によって伝送レートがダ
イナミックに変動しても、伝送レートの変動に対応して
最適な画像が得られるように画像符号化の際の符号化パ
ラメータを制御することができ、画像劣化を防止するこ
とができるという有利な効果が得られる。
【0037】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、誤り制御部から通知された伝送
レートの時間当りの変化量を検知し、検知した変化量が
所定閾値を越えた場合にはその旨を符号化制御部に通知
する伝送レート監視部を備え、符号化制御部は、伝送レ
ート監視部からの通知を受けたとき、選択した符号化パ
ラメータを一時的に変化させるようにしたことにより、
伝送レートの変化量に応じて圧縮画像データの発生量を
制御することができるので、伝送レート変動時の画像劣
化を防止することができ、また画像が劣化した場合に直
ちに高品質の画像に復旧することができるという有利な
効果が得られる。
【0038】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明において、回線の品質の変化が生じるよう
な品質変化処理を通信部で行ったとき、品質変化処理の
内容に従ってスループット変動としての伝送レート変動
を予測して得られた予測伝送レートを生成する伝送レー
ト予測部を備え、伝送レート監視部と符号化制御部は、
予測伝送レートに応じた処理を行うようにしたことによ
り、伝送レートの変化に早めに対応して符号化制御を行
うことができるので、伝送レート変動時の画像劣化を防
止することができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による画像通信装置を示
すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2による画像通信装置を示
すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3による画像通信装置を示
すブロック図
【図4】従来の画像通信装置を示すブロック図
【符号の説明】
1 通信回線 2 通信部 3 誤り制御部 4 送信バッファ 5 受信バッファ 6 符号化部 7 復号化部 8 符号化制御部 9 符号化パラメータテーブル部 10 伝送レート監視部 11 伝送レート予測部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線を通しての相手端末との通信を制御し
    てデータ入出力を行う通信部と、前記通信部で通信する
    データに通信誤りが発生した場合にデータ回復処理を行
    う誤り制御部と、前記誤り制御部を通して受信した圧縮
    画像データを一時的に蓄積する受信バッファと、圧縮画
    像データを伸長して画像データを出力する復号化部と、
    入力する画像データを圧縮して圧縮画像データを生成す
    る符号化部と、前記符号化部で生成した圧縮画像データ
    を一時的に蓄える送信バッファと、伝送レートと関連付
    けた符号化パラメータを有する符号化パラメータテーブ
    ル部と、前記符号化パラメータテーブル部の有する符号
    化パラメータを前記誤り制御部から通知される伝送レー
    トに従って選択して前記符号化部での圧縮を行う際のパ
    ラメータ制御を行う符号化制御部とを有することを特徴
    とする画像通信装置。
  2. 【請求項2】前記誤り制御部から通知された伝送レート
    の時間当りの変化量を検知し、前記検知した変化量が所
    定閾値を越えた場合にはその旨を前記符号化制御部に通
    知する伝送レート監視部を備え、前記符号化制御部は、
    前記伝送レート監視部からの通知を受けたとき、前記選
    択した符号化パラメータを一時的に変化させることを特
    徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  3. 【請求項3】回線の品質の変化が生じるような品質変化
    処理を前記通信部で行ったとき、前記品質変化処理の内
    容に従ってスループット変動としての伝送レート変動を
    予測して得られた予測伝送レートを生成する伝送レート
    予測部を備え、前記伝送レート監視部と前記符号化制御
    部は、前記予測伝送レートに応じた処理を行うことを特
    徴とする請求項2に記載の画像通信装置。
JP22220497A 1997-08-19 1997-08-19 画像通信装置 Pending JPH1169349A (ja)

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JP22220497A JPH1169349A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 画像通信装置

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