JPH1168210A - レ−ザ発振装置 - Google Patents

レ−ザ発振装置

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JPH1168210A
JPH1168210A JP22265597A JP22265597A JPH1168210A JP H1168210 A JPH1168210 A JP H1168210A JP 22265597 A JP22265597 A JP 22265597A JP 22265597 A JP22265597 A JP 22265597A JP H1168210 A JPH1168210 A JP H1168210A
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JP
Japan
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resonator
fundamental wave
mirror
harmonic
laser
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JP22265597A
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English (en)
Inventor
Jun Sakuma
純 佐久間
Kuniaki Gotou
訓顕 後藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は高調波の出力を安定させることが
できるようにしたレ−ザ発振装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 基本波を全反射する一対の共振器ミラ−
12a、12bを所定の間隔で離間させて配置され内部
にレ−ザロッド14が設けられた光共振器11と、レ−
ザロッドを励起して基本波を発生させる励起ランプ15
と、光共振器内に設けられレ−ザロッドで発生した基本
波の一部を高調波に変調する非線形光学結晶16と、非
線形光学結晶で変調され光共振器の外部に導かれた高調
波を非線形光学結晶へ戻し、光共振器から発振出力させ
る折り返しミラ−17とを具備し、光共振器の外部に導
出されてから折り返しミラ−で反射し上記光共振器に再
度入射するまでの高調波の光路長は、基本波の可干渉距
離よりも大きく設定されることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はレ−ザ媒質を励起
することで発生するレ−ザ光の波長を変調して発振出力
させるレ−ザ発振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レ−ザ発振装置から発振出力されるレ−
ザ光を使用するに際し、その使用目的によっては通常の
レ−ザ発振装置から発振出力される波長以外の波長のレ
−ザ光を必要とすることがある。たとえば、Nd:YA
Gレ−ザから発振出力されるレ−ザ光の基本波の波長は
1064nmであるが、波長がその基本波の2分の1で、緑色
となる532nm の高調波が必要なことがある。
【0003】そのような場合、従来は図7に示すレ−ザ
発振装置が用いられていた。すなわち、図中1は光共振
器である。この光共振器1は基本波を全反射する第1、
第2の共振器ミラ−2a、2bを所定の間隔で離間さ
せ、かつ互いの反射面が直交する状態で配置されてい
る。この光共振器1の内部には、基本波を全反射し、高
調波を透過する折り曲げミラ−3がその反射面を45度
の角度で傾斜させて配置されている。それによって、光
共振器1の光軸は90度に屈曲される。
【0004】上記光共振器1内にはNd:YAGロッド
からなるレ−ザ媒質4と、SHGからなる非線形光学結
晶5とが配設されている。上記レ−ザ媒質4の側方には
励起ランプ6が設けられている。
【0005】上記レ−ザ媒質4は、上記励起ランプ6に
よって光励起されることで、波長が1064nmの基本波を発
生する。レ−ザ媒質4から発生した基本波は上記折り曲
げミラ−3で全反射して上記非線形光学結晶5に入射す
る。
【0006】非線形光学結晶5に入射した基本波は、そ
の一部が高調波に変調され、変調されない基本波ととも
に第1の共振器ミラ−2aで反射して上記非線形光学結
晶5に再び入射する。それによって、最初に高調波に変
調されなかった基本波が高調波に変調され、その高調波
と最初に変調された高調波とが上記折り曲げミラ−3か
ら発振出力される。
【0007】したがって、非線形光学結晶5を一度通過
することで高調波に変調されなかった基本波も、二度目
の通過で高調波に変調されて出力されることになるか
ら、高調波への変換効率を高めることができるという利
点を有する。
【0008】ところで、上記構成のレ−ザ発振装置によ
ると、非線形光学結晶5の内部において、最初に非線形
光学結晶5を通過して変調された高調波と、第1の共振
器ミラ−2aで反射して再び非線形光学結晶5に入射す
ることで変調された高調波とが干渉を起こす。この干渉
によって高調波を強め合ったり、弱め合うため、出力が
大きく変動するこということがある。
【0009】このような干渉は、非線形光学結晶5に最
初に入射して変調される高調波と、二度目に入射して変
調される高調波との位相差で決定される。位相差が基本
波の波長の2分の1の整数倍のときには強め合い、基本
波の波長の4分の1の奇数倍のときには打ち消し合う。
【0010】上記位相差は、空気の屈折率の波長分散
と、基本波が反射する第2の共振器ミラ−2bおよび非
線形光学結晶5に施されているコ−ティングにより生じ
るもので、非線形光学結晶5と第2の共振器ミラ−2b
との間隔Dにより変化する。
【0011】図4において、曲線Aは上記間隔Dと折り
曲げミラ−3からの高調波の出力との関係を測定した結
果であり、間隔Dが変化することでその出力が大きく変
化することが分かる。したがって、高効率、高出力の高
調波を得るためには非線形光学結晶5と一方の共振器ミ
ラ−2aとの間隔Dを調整しなければならない。
【0012】ところで、非線形光学結晶5や共振器ミラ
−2aに施されたコ−ティングには個体差があるから、
これらを交換するごとに間隔Dが最適となるよう調整し
なければならないということがある。しかしながら、そ
の個体差による調整はミクロンオ−ダであるから高精度
に行うことは実用上、困難であった。
【0013】また、空気の波長分散は空気の温度や湿度
によって変化するため、ある条件下では最適であって
も、温度や湿度の条件が変化すると最適でなくなるか
ら、空気の状態変化によって高調波の出力も変化すると
いうことがあった。
【0014】図5の直線Xは、図6に示すレ−ザ発振装
置において、湿度の変化に対する高調波の出力の変化を
測定したグラフであり、湿度が変化することで高調波の
出力が変化することが分かる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のレ
−ザ発振装置は、非線形光学結晶や共振器ミラ−に施さ
れたコ−ティングの個体差に応じて上記非線形光学結晶
と共振器ミラ−との間隔を調整しなければならず、しか
も気温や湿度の変化に対しても調整しなければならない
ものの、その調整はミクロンオ−ダであるから、実用
上、非常に困難であった。
【0016】この発明は非線形光学結晶と共振器ミラ−
との間隔を、これらの個体差や気温、湿度の変化によっ
て調整しなくとも、高調波の出力が変動しないようにし
たレ−ザ発振装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、レ−
ザ媒質から発生するレ−ザ光を基本波から高調波に変調
して発振させるレ−ザ発振装置において、上記基本波を
全反射する一対の共振器ミラ−を所定の間隔で離間させ
て配置され内部に上記レ−ザ媒質が設けられた光共振器
と、上記レ−ザ媒質を励起して上記基本波を発生させる
励起手段と、上記光共振器内に設けられ上記レ−ザ媒質
で発生した上記基本波の一部を上記高調波に変調する非
線形光学結晶と、上記非線形光学結晶で変調された上記
高調波を上記光共振器の外部に導く導光手段と、上記光
共振器の外部に設けられ上記導光手段によって光共振器
から導出された上記高調波を上記非線形光学結晶へ戻す
折り返しミラ−と、この折り返しミラ−から上記非線形
光学結晶に戻された上記高調波および上記非線形光学結
晶で変調されずに一方の共振器ミラ−で反射して上記非
線形光学結晶を再度通過することで上記基本波から変調
された上記高調波を光共振器から発振出力させる出力手
段とを具備し、上記光共振器の外部に導出されてから上
記折り返しミラ−で反射し上記光共振器に再度入射する
までの上記高調波の光路長は、上記基本波の可干渉距離
よりも大きく設定されることを特徴とする。
【0018】請求項2の発明は、レ−ザ媒質から発生す
るレ−ザ光を基本波から高調波に変調して発振させるレ
−ザ発振装置において、上記基本波を全反射させるとと
もに、少なくとも一方が上記高調波を透過する一対の共
振器ミラ−を所定の間隔で離間させて配置され内部に上
記レ−ザ媒質が設けられる光共振器と、上記レ−ザ媒質
を励起して上記基本波を発生させる励起手段と、上記光
共振器内に設けられ上記レ−ザ媒質で発生した上記基本
波の一部を上記高調波に変調する非線形光学結晶と、上
記光共振器の外部で、上記高調波を透過する一方の共振
器ミラ−に対向して配置され上記非線形光学結晶で変調
されて上記一方の共振器ミラ−を透過した上記高調波を
反射して上記非線形光学結晶へ戻す折り返しミラ−と、
上記光共振器内に反射面を所定の角度で傾斜させて設け
られ上記レ−ザ媒質からの上記基本波を所定の角度で反
射して上記非線形光学結晶へ導入するとともにこの非線
形光学結晶によって変調された上記高調波を光共振器の
外部へ発振出力させる折り曲げミラ−とを具備し、上記
折り返しミラ−と上記一方の共振器ミラ−との対向間隔
は、上記基本波の可干渉距離の2分の1よりも大きく設
定されることを特徴とする。
【0019】請求項3の発明は、レ−ザ媒質から発生す
るレ−ザ光を基本波から高調波に変調して発振させるレ
−ザ発振装置において、上記基本波を全反射させるとと
もに、所定の間隔で離間して配置された一対の共振器ミ
ラ−からなり、これら共振器ミラ−の間に上記レ−ザ媒
質が設けられ一方の共振器ミラ−から変調された上記高
調波が出力される光共振器と、上記レ−ザ媒質を励起し
て上記基本波を発生させる励起手段と、上記光共振器内
に設けられ上記レ−ザ媒質で発生した上記基本波の一部
を上記高調波に変調する非線形光学結晶と、上記光共振
器内に反射面を所定の角度で傾斜させて設けられ上記レ
−ザ媒質からの上記基本波を所定の角度で反射して上記
非線形光学結晶へ導くとともに上記非線形光学結晶によ
って変調された高調波を透過する折り曲げミラ−と、上
記光共振器の外部で上記折曲げミラ−と対向して配置さ
れ上記折曲げミラ−を透過した高調波を上記非線形光学
結晶へ戻す折り返しミラ−とを具備し、上記折曲げミラ
−と上記折り返しミラ−との対向間隔は、上記基本波の
可干渉距離の2分の1よりも大きく設定されることを特
徴とする。
【0020】請求項4の発明は、レ−ザ媒質から発生す
るレ−ザ光を基本波から高調波に変調して発振させるレ
−ザ発振装置において、上記基本波を全反射させるとと
もに、一方が上記高調波を透過する一対の共振器ミラ−
を所定の間隔で離間させて配置し内部に上記レ−ザ媒質
が設けられた光共振器と、上記レ−ザ媒質を励起して上
記基本波を発生させる励起手段と、上記光共振器内に設
けられ上記レ−ザ媒質で発生した上記基本波の一部を上
記高調波に変調する非線形光学結晶と、上記光共振器の
外部で、上記高調波を透過する一方の共振器ミラ−と対
向して配置されこの一方の共振器ミラ−を透過した上記
高調波を上記非線形光学結晶へ戻す折り返しミラ−と、
上記レ−ザ媒質と上記非線形光学結晶との間に反射面を
所定の角度で傾斜させて設けられ上記レ−ザ媒質からの
上記基本波を透過し上記非線形光学結晶からの上記高調
波を光共振器の外部へ出力する出力ミラ−とを具備し、
一方の共振器ミラ−と上記折り返しミラ−との対向間隔
は、上記基本波の可干渉距離の2分の1よりも大きく設
定されることを特徴とする。
【0021】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかに記載のレ−ザ発振装置において、上記光共振器
内には複数の非線形光学結晶が配置されていて、各非線
形光学結晶の入射側にはレ−ザ光のビ−ム径を調整する
ビ−ム径調整手段が設けられていることを特徴とする。
【0022】請求項1乃至請求項4の発明によれば、非
線形光学結晶で変調された高調波を光共振器の外部に導
出し、その高調波を折り返しミラ−で反射させて光共振
器内へ戻すようにするとともに、そのときの高調波の光
共振器の外部における光路長を基本波の可干渉距離より
も大きくした。
【0023】そのため、光路長が可干渉距離よりも大き
くなった高調波は他の高調波と干渉することがないか
ら、光学部品の個体差や温度、湿度の変化によって高調
波の出力が変動することがなくなる。請求項5の発明に
よれば、非線形光学結晶に入射するレ−ザ光のビ−ム径
を小さくすることで、そのビ−ム径に反比例した強度の
高調波を得ることができ、しかも非線形光学結晶の数を
複数とすることで、その数に比例した強度の高調波を得
ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1はこの発明の第1の実施の
形態を示すレ−ザ発振装置してとしてのNd:YAGレ
−ザで、図中11は第1の共振器ミラ−12aと第2の
共振器ミラ−12bとが互いの反射面を直交させて配置
された光共振器である。第1の共振器ミラ−12aは10
64nmの波長のレ−ザ光L(基本波L1 )と532nm の波長
の高調波L2 とを反射する構成となっており、第2の共
振器ミラ−12bは基本波L1 を反射して高調波L2
透過する構成となっている。
【0025】上記光共振器11の中途部には折り曲げミ
ラ−13が45度の角度で傾斜して配置されている。し
たがって、この折り曲げミラ−13の反射面は上記各共
振器ミラ−12a、12bの反射面に45度の角度で傾
斜して対向している。この折り曲げミラ−13は基本波
1 を反射し、高調波L2 を透過する構成となってい
る。
【0026】上記第1の共振器ミラ−12aと折り曲げ
ミラ−13との間にはNd:YAGロッド14(以下レ
−ザロッドとする)が軸線を光共振器11の光軸に一致
させて配設されている。このレ−ザロッド14の側方に
は励起ランプ15が設けられ、この励起ランプ15によ
って上記レ−ザロッド14が光励起されるようになって
いる。それによって、上記レ−ザロッド14からは基本
波L1 が発生するようになっている。
【0027】上記折り曲げミラ−13と第2の共振器ミ
ラ−12bとの間には、上記基本波L1 に対して位相整
合がとれるように調整された、たとえばKTPクリスタ
ルなどからなる非線形光学結晶16が設けられている。
この非線形光学結晶16は上記基本波L1 の一部を高調
波L2 に変調する。
【0028】上記光共振器11の外部で、上記第2の共
振器ミラ−12bの外面に対向する部位には折り返しミ
ラ−17が配設されている。この折り返しミラ−17
は、上記非線形光学結晶16で変調されて第2の共振器
ミラ−12bを透過した高調波L2 を反射して上記光共
振器11内、つまり非線形光学結晶16へ戻すようにな
っている。ここで、上記第2の共振器ミラ−12bと上
記折り返しミラ−17との間隔Sは、基本波L1 の可干
渉距離の2分の1よりも大きく設定されている。つま
り、上記間隔Sを往復する高調波L2 の光共振器11の
外部における光路が基本波L1 の可干渉距離よりも大き
く設定されている。
【0029】それによって、第2の共振器ミラ−12b
を透過して折り返しミラ−17で反射し光共振器11内
に戻る高調波L2 は、規則的な位相が保てない状態とな
るから、他の高調波L2 と干渉することがなくなる。な
お、Nd:YAGレ−ザの場合、軸モ−ドはマルチモ−
ドであり、可干渉距離は約10mmである。
【0030】つぎに、上記構成のレ−ザ発振装置から高
調波を発振出力させる場合の動作について説明する。ま
ず、励起ランプ15を点灯させてレ−ザロッド14を光
励起する。それによって、レ−ザロッド14からは基本
波L1 が発生する。基本波L1 は、第1の共振器ミラ−
12aで反射してレ−ザロッド14内を通過して増幅さ
れ、折り曲げミラ−13で反射して非線形光学結晶16
に入射する。
【0031】非線形光学結晶16に入射した基本波L1
は、一部が高調波L2 に変調され、変調されていない基
本波L1 とともに第2の共振器ミラ−12bに入射す
る。第2の共振器ミラ−12bは基本波L1 を反射し、
高調波L2 を透過する。
【0032】上記第2の共振器ミラ−12bで反射した
基本波L1 は非線形光学結晶16に再び入射して高調波
2 に変調され、折り曲げミラ−13から共振器11の
外部に出力される。
【0033】上記第2の共振器ミラ−12bを透過して
光共振器11の外部に出た高調波L2 は折り返しミラ−
17で反射し、上記第2の共振器ミラ−12bを透過し
て再び光共振器11内へ戻り、非線形光学結晶16およ
び折り曲げミラ−13を透過して共振器11の外部に出
力される。
【0034】ここで、上記第2の共振器ミラ−12bを
透過し、上記折り返しミラ−17で反射して光共振器1
1内へ戻る高調波L2 の光路は基本波L1 の可干渉距離
よりも大きく設定されている。そのため、この高調波L
2 は規則的な位相が保てない状態となって光共振器11
内へ戻るから、この高調波L2 が他の高調波L2 と干渉
することがない。
【0035】その結果、上記折り曲げミラ−13から
は、高出力の高調波L2 が高効率で出力されることにな
る。しかも、その高調波L2 の出力は、非線形光学結晶
16や第2の共振器ミラ−12bの個体差に影響を受け
たり、気温や湿度の変化に対して影響を受けることもな
くなるから、出力の安定化が図れる。
【0036】図4において、直線Bは、この発明のレ−
ザ発振装置で、非線形光学結晶16と第2の共振器ミラ
−12bとの間隔を変化させた場合の高調波L2 の出力
を測定したもので、その出力がほとんど変化しないこと
が確認された。
【0037】また、図5において、直線Yは、この発明
のレ−ザ発振装置において、湿度を変化させた場合の高
調波L2 の出力を測定したもので、その出力がほとんど
変化しないことが確認された。
【0038】図2はこの発明の第2の実施の形態のレ−
ザ発振装置を示す。この実施の形態は上記第1の実施の
形態と使用される光学部品は同じであるが、これら光学
部品のうち、折り返しミラ−17の配置構造が異なる。
すなわち、折り返しミラ−17は、光共振器11の外部
に配置されているという点では同じであるが、反射面を
45度の角度で傾斜した折り曲げミラ−13の外面に対
向して配置されているという点で相違している。
【0039】そして、この場合も、折り曲げミラ−13
と折り返しミラ−17との間隔Sは、基本波L1 の可干
渉距離の2分の1の距離よりも大きく設定されている。
つまり、上記折り曲げミラ−13を透過して再び光共振
器11内へ戻る高調波L2 の光路長が基本波L1 の可干
渉距離よりも大きくなるよう設定されている。
【0040】このような構成においては、レ−ザ媒質1
4が光励起されることで発生した基本波L1 は折り曲げ
ミラ−13で反射し、その一部が非線形光学結晶16で
高調波L2 に変調され、第2の共振器ミラ−12bから
出力される。
【0041】非線形光学結晶16で高調波L2 に変調さ
れなかった基本波L1 は第2の共振器ミラ−12bで反
射して再び非線形光学結晶16に入射して高調波L2
変調され、折り曲げミラ−13を透過して共振器11の
外部に出て折り返しミラ−17で反射する。この折り返
しミラ−17で反射した高調波L2 は折り曲げミラ−1
3を透過して非線形光学結晶16を透過し、最初に非線
形光学結晶16で変調された高調波L2 とともに上記第
2共振器ミラ−12bから出力されることになる。
【0042】この場合も、光共振器11の外部に出てか
ら上記折り返しミラ−17で反射して光共振器11内へ
戻る高調波L2 は、基本波L1 の可干渉距離よりも大き
な光路を通過してくるため、規則的な位相が保てず、他
の高調波L2 と干渉することがない状態となっている。
そのため、上記第2の共振器ミラ−12bからは高調波
2 を高効率で、しかも出力を安定させることができ
る。
【0043】図3はこの発明の第3の実施の形態のレ−
ザ発振装置を示す。この実施の形態は光共振器11の第
1の共振器ミラ−12aと第2の共振器ミラ−12bと
が互いの反射面を平行に離間対向させて配置されてい
る。この光共振器11の内部には、励起ランプ15によ
って光励起されるレ−ザロッド14と、基本波L1 を高
調波L2 に変調する非線形光学結晶16が所定の間隔で
配置されている。
【0044】上記レ−ザロッド14と非線形光学結晶1
6との間には基本波L1 を透過し高調波L2 を反射する
出力ミラ−21が45度の角度で傾斜して配置されてい
る。上記第2の共振器ミラ−12bの外面側には折り返
しミラ−17が反射面を平行に対向させて配置されてい
る。この場合も、第2の共振器ミラ−12bと折り返し
ミラ−17との間隔Sは、基本波L1 の可干渉距離の2
分の1よりも大きく設定されている。
【0045】このような構成によれば、レ−ザロッド1
6が光励起されることで発生する基本波L1 は出力ミラ
−21を透過して非線形光学結晶16に入射し、一部が
高調波L2 に変調される。変調されなかった基本波L1
は第2の共振器ミラ−12bで反射して再び非線形光学
結晶16に入射して高調波L2 に変調され、上記出力ミ
ラ−21で反射して共振器11の外部に出力される。
【0046】上記非線形光学結晶16で変調された高調
波L2 は第2の共振器ミラ−12bを透過して折り返し
ミラ−17で反射し、上記第2の共振器ミラ−12bと
非線形光学結晶16を再度通過して出力ミラ−21で反
射して光共振器11の外部に出力される。
【0047】この場合も、上記各実施の形態と同様、第
2の共振器ミラ−12bを透過して再び光共振器11内
へ戻る高調波L2 の光路が基本波L1 の可干渉距離より
も大きく設定されていることで、この高調波L2 が他の
高調波L2 と干渉することがない状態となる。
【0048】したがって、上記出力ミラ−21からは、
高出力の高調波L2 を安定した状態で出力させることが
できる。図6はこの発明の第4の実施の形態を示す。こ
の実施の形態は図1乃至図3に示す第1乃至第3の実施
の形態のレ−ザ発振装置において、光共振器11内に複
数の非線形光学結晶、たとえば2つの非線形光学結晶1
6a、16bを光軸を一致させて配置した。
【0049】各非線形光学結晶16a、16bの入射側
には、これらの非線形光学結晶16a、16bに入射す
る基本波L1 または高調波L2 のビ−ム径を小さくする
凸レンズ31と凹レンズ32とからなるビ−ム径調整手
段としての集光光学系33が設けられている。
【0050】光共振器11内に複数の非線形光学結晶1
6a、16bを配置することで、見掛け上の結晶長を長
くすることができるから、基本波L1 から変調される高
調波L2 のその強度を高くすることができ、また各非線
形光学結晶16a、16bの入射側にそれぞれ集光光学
系33を配置して各非線形光学結晶16a、16bを励
起する光強度を高くしたことによっても、基本波L1
ら変調される高調波L2 の光の強度を高くすることがで
きる。
【0051】以上のことから、光共振器11内におい
て、基本波L1 から高調波L2 への変換効率を高め、上
記光共振器11から出力される高調波L2 の強度を高く
することができる。
【0052】このことは、以下の式からも証明できる。
たとえば、第2次高調波を発生させる場合、吸収係数α
の非線形光学結晶において、平面波近似、低エンベロ−
プ変化近似、完全位相整合を仮定した場合、励起光(基
本波)の電界E1 、発生する発生光(高調波)の電界E
2 は、jを虚数単位、κを定数として以下の連立方程式
で結びつけられる。なお、E2 *はE2の共役複素数であ
る。
【0053】 dE1 /dz=−(α1 /2)・E1 +j・κ・E12 * …(1)式 dE2 /dz=−(α2 /2)・E2 +j・2κ・E12 …(2)式 ここで、各式を非線形光学結晶の長さ分だけ積分するこ
とで、結晶から出射後の光の強度が求められる。強度I
と電界Eは、ηを真空のインピ−ダンス(377Ω)とし
て I=|E|2 /2η …(3)式 の関係がある。
【0054】結晶の吸収と励起光の消耗とを無視する
と、上記(1)式と(2)式の連立方程式は解析的に解
け、第2次高調波のパワ−密度I2 は励起光のパワ−密
度I1と非線形光学結晶の長さLの積の2乗にほぼ比例
し、Kを結合乗数として、 I2 ≒K(L・I1 ) …(4)式 となる。
【0055】励起光のパワ−密度が断面全体で一様(フ
ラットトップ型強度分布)であるとすれば、励起光の出
力をP1 、断面積をAとして、 I1 =P1 /A …(5)式 となるので、発生光(高調波)出力P2 は、 P2 =I2 A≒K(P1 /A)2 A=KP1 2 /A …(6)式 となる。
【0056】このように、高調波出力は励起光の面積に
反比例するので、高い出力を得るためには励起光のビ−
ム面積Aを小さくすればよく、したがって各非線形光学
結晶16a、16bの入射側にそれぞれ集光光学系33
を配置して各非線形光学結晶16a、16bを励起する
光のビ−ム径を小さくすることで、高調波への変換効率
を高くすることができる。
【0057】ただし、ビ−ム面積Aが小さくなるにした
がって種々の影響が生じるから、それには限界がある。
その代表的要因としては結晶に対するダメ−ジで、
(5)式のI1 の最大値は、結晶にダメ−ジを与えない
範囲の励起強度の最大値(ダメ−ジ限界値Ith)に制限
されることになる。
【0058】また、発生光の励起光に対する変換効率を
向上させる他の方法としては、上記(4)式から分かる
ように非線形光学結晶の長さLを長くすることで実現で
きる。しかしながら、結晶の長さを長くすることは製作
の過程で、困難なことが多いから、この発明のように複
数の非線形光学結晶を直列に配置することで、結晶の実
質的な長さを長くすることが好ましい。
【0059】非線形光学結晶として1cmの長さのZnG
eP2 を2つ直列に配置た場合と、2cmの長さの1つの
ZnGeP2 を用いた場合の変換効率を求めた。なお、
結晶のダメ−ジ限界値Ith=60MW/cm2 とし、2つ
の結晶を用いた場合にはそれぞれの結晶に入射する励起
光のダメ−ジ限界値Ithが60MW/cm2 となるように
調整した。すなわち、2つの結晶の間に集光光学系33
を配置して、これにより2つ目の結晶に対する励起光の
ビ−ム面積Aを約60%に縮小し、光の強度を増加させ
るのである。
【0060】その結果、上記のような構成で、1cmの結
晶を2つ用いた場合は、2cmの結晶を1つ用いた場合に
比べて変換効率が約10%向上した。同様に、上記のよ
うな構成で非線形光学結晶を1cmのものについて4つ直
列に配置した場合には、4cmのものが1つの場合に比べ
て変換効率が約30%向上した。
【0061】なお、この実施の形態において、光共振器
11内に配置される非線形光学結晶の数は限定されず、
複数であればよいこと勿論である。この発明は上記各実
施の形態に限定されず、発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能である。たとえば、レ−ザ発振装置として
はランプ励起のYAGレ−ザを挙げたが、他のレ−ザ装
置であっても、この発明を適用できること勿論である。
【0062】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の発明によれば、
非線形光学結晶で高調波に変調された高調波を光共振器
の外部に導出し、その高調波を折り返しミラ−で反射さ
せて光共振器内へ戻すようにするとともに、そのときの
高調波の光共振器の外部における光路長を基本波の可干
渉距離よりも大きくした。
【0063】そのため、光路長が可干渉距離よりも大き
くなった高調波は規則的な位相が保てなくなり、他の高
調波と干渉しない状態となるから、光学部品の個体差や
温度、湿度の変化などが生じても、安定した出力の高調
波を高効率で得ることができる。
【0064】請求項5の発明によれば、非線形光学結晶
に入射するレ−ザ光のビ−ム径を小さくすることで、そ
のビ−ム径に反比例した強度の高調波を得ることがで
き、しかも非線形光学結晶の数を複数とすることで、そ
の数に比例した強度の高調波を得ることができる。つま
り、非線形光学結晶による基本波から高調波への変換効
率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態のレ−ザ発振装置
の概略的構成図。
【図2】この発明の第2の実施の形態のレ−ザ発振装置
の概略的構成図。
【図3】この発明の第3の実施の形態のレ−ザ発振装置
の概略的構成図。
【図4】従来のレ−ザ発振装置とこの発明のレ−ザ発振
装置における非線形光学結晶に対する第2の共振器ミラ
−との間隔と、高調波出力の関係を測定したグラフ。
【図5】従来のレ−ザ発振装置とこの発明のレ−ザ発振
装置における湿度と高調波出力との関係を測定したグラ
フ。
【図6】この発明の第4の実施の形態を示す非線形光学
結晶の説明図。
【図7】従来のレ−ザ発振装置の概略的構成図。
【符号の説明】
11…光共振器 12a…第1の共振器ミラ− 12b…第2の共振器ミラ− 13…折り曲げミラ− 14…レ−ザロッド 15…励起ランプ 16…非線形光学結晶 17…折り返しミラ− 21…出力ミラ−

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レ−ザ媒質から発生するレ−ザ光を基本
    波から高調波に変調して発振させるレ−ザ発振装置にお
    いて、 上記基本波を全反射する一対の共振器ミラ−を所定の間
    隔で離間させて配置され内部に上記レ−ザ媒質が設けら
    れた光共振器と、 上記レ−ザ媒質を励起して上記基本波を発生させる励起
    手段と、 上記光共振器内に設けられ上記レ−ザ媒質で発生した上
    記基本波の一部を上記高調波に変調する非線形光学結晶
    と、 上記非線形光学結晶で変調された上記高調波を上記光共
    振器の外部に導く導光手段と、 上記光共振器の外部に設けられ上記導光手段によって光
    共振器から導出された高調波を上記非線形光学結晶へ戻
    す折り返しミラ−と、 この折り返しミラ−から上記非線形光学結晶に戻された
    上記高調波および上記非線形光学結晶で変調されずに一
    方の共振器ミラ−で反射して上記非線形光学結晶を再度
    通過することで上記基本波から変調された上記高調波を
    光共振器から発振出力させる出力手段とを具備し、 上記光共振器の外部に導出されてから上記折り返しミラ
    −で反射し上記光共振器に再度入射するまでの上記高調
    波の光路長は、上記基本波の可干渉距離よりも大きく設
    定されることを特徴とするレ−ザ発振装置。
  2. 【請求項2】 レ−ザ媒質から発生するレ−ザ光を基本
    波から高調波に変調して発振させるレ−ザ発振装置にお
    いて、 上記基本波を全反射させるとともに、少なくとも一方が
    上記高調波を透過する一対の共振器ミラ−を所定の間隔
    で離間させて配置し内部に上記レ−ザ媒質が設けられた
    光共振器と、 上記レ−ザ媒質を励起して上記基本波を発生させる励起
    手段と、 上記光共振器内に設けられ上記レ−ザ媒質で発生した上
    記基本波の一部を高調波に変調する非線形光学結晶と、 上記光共振器の外部で、上記高調波を透過する一方の共
    振器ミラ−に対向して配置され上記非線形光学結晶で変
    調されて上記一方の共振器ミラ−を透過した上記高調波
    を反射して上記非線形光学結晶へ戻す折り返しミラ−
    と、 上記光共振器内に反射面を所定の角度で傾斜させて設け
    られ上記レ−ザ媒質からの上記基本波を所定の角度で反
    射して上記非線形光学結晶へ導入するとともにこの非線
    形光学結晶によって変調された上記高調波を光共振器の
    外部へ発振出力させる折り曲げミラ−とを具備し、 上記折り返しミラ−と上記一方の共振器ミラ−との対向
    間隔は、上記基本波の可干渉距離の2分の1よりも大き
    く設定されることを特徴とするレ−ザ発振装置。
  3. 【請求項3】 レ−ザ媒質から発生するレ−ザ光を基本
    波から高調波に変調して発振させるレ−ザ発振装置にお
    いて、 上記基本波を全反射させるとともに、所定の間隔で離間
    して配置された一対の共振器ミラ−からなり、これら共
    振器ミラ−の間に上記レ−ザ媒質が設けられ一方の共振
    器ミラ−から変調された上記高調波が出力される光共振
    器と、 上記レ−ザ媒質を励起して上記基本波を発生させる励起
    手段と、 上記光共振器内に設けられ上記レ−ザ媒質で発生した上
    記基本波の一部を上記高調波に変調する非線形光学結晶
    と、 上記光共振器内に反射面を所定の角度で傾斜させて設け
    られ上記レ−ザ媒質からの上記基本波を所定の角度で反
    射して上記非線形光学結晶へ導くとともに上記非線形光
    学結晶によって変調された上記高調波を透過する折り曲
    げミラ−と、 上記光共振器の外部で上記折曲げミラ−と対向して配置
    され上記折曲げミラ−を透過した上記高調波を上記非線
    形光学結晶へ戻す折り返しミラ−とを具備し、 上記折曲げミラ−と上記折り返しミラ−との対向間隔
    は、上記基本波の可干渉距離の2分の1よりも大きく設
    定されることを特徴とするレ−ザ発振装置。
  4. 【請求項4】 レ−ザ媒質から発生するレ−ザ光を基本
    波から高調波に変調して発振させるレ−ザ発振装置にお
    いて、 上記基本波を全反射させるとともに、一方が上記高調波
    を透過する一対の共振器ミラ−を所定の間隔で離間させ
    て配置し内部に上記レ−ザ媒質が設けられた光共振器
    と、 上記レ−ザ媒質を励起して上記基本波を発生させる励起
    手段と、 上記光共振器内に設けられ上記レ−ザ媒質で発生した上
    記基本波の一部を上記高調波に変調する非線形光学結晶
    と、 上記光共振器の外部で、上記高調波を透過する一方の共
    振器ミラ−と対向して配置されこの一方の共振器ミラ−
    を透過した上記高調波を上記非線形光学結晶へ戻す折り
    返しミラ−と、 上記レ−ザ媒質と上記非線形光学結晶との間に反射面を
    所定の角度で傾斜させて設けられ上記レ−ザ媒質からの
    上記基本波を透過し上記非線形光学結晶からの上記高調
    波を光共振器の外部へ出力する出力ミラ−とを具備し、 一方の共振器ミラ−と上記折り返しミラ−との対向間隔
    は、上記基本波の可干渉距離の2分の1よりも大きく設
    定されることを特徴とするレ−ザ発振装置。
  5. 【請求項5】 上記光共振器内には複数の非線形光学結
    晶が配置されていて、各非線形光学結晶の入射側にはレ
    −ザ光のビ−ム径を調整するビ−ム径調整手段が設けら
    れていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載のレ−ザ発振装置。
JP22265597A 1997-08-19 1997-08-19 レ−ザ発振装置 Pending JPH1168210A (ja)

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