JPH1168082A - Ccd固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

Ccd固体撮像素子及びその製造方法

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JPH1168082A
JPH1168082A JP9214859A JP21485997A JPH1168082A JP H1168082 A JPH1168082 A JP H1168082A JP 9214859 A JP9214859 A JP 9214859A JP 21485997 A JP21485997 A JP 21485997A JP H1168082 A JPH1168082 A JP H1168082A
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film
transfer electrode
light receiving
light
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Kunihiko Hikichi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受光部上の開口から光源を見込む角度を広く
とることができ、感度が良好で、かつ素子の多画素・小
型化や薄型化が図れるCCD固体撮像素子及びその製造
方法を提供する。 【解決手段】 転送レジスタの転送電極11がシリサイ
ドにより形成されて成るCCD固体撮像素子10を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばマトリクス
状に画素となる受光部が配置されたCCD固体撮像素子
及びその製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来、CCD固体撮像素子における転送
レジスタを構成する転送電極の材料には、多結晶シリコ
ンが多く用いられていた。多結晶シリコンからなる転送
電極は、転送電極の電気抵抗を低く抑える必要があるた
めに、薄くするには限界がある。
【0003】また、転送電極の上には、転送電極に光が
入射しないように遮光膜が形成されるが、この遮光膜も
光が転送電極に入射しないために、ある程度以上の膜厚
を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、固体撮像装置の
多画素化及び小型化に伴い、受光素子は微細化されてき
ているが、転送電極による段差は小さくできないため、
遮光膜の段差によって規定される、受光素子の開口部か
ら光源側を見込む角度は、撮像素子の微細化に伴い小さ
くなっている。
【0005】ここで、従来のCCD固体撮像素子60の
受光部付近の断面形状を図7に示す。図中61は遮光
膜、62は転送電極、Sは遮光膜61の開口部の幅を示
す。遮光膜61の開口部の下の半導体基体63には、フ
ォトダイオードが形成されて受光部64を構成してい
る。
【0006】また、図示しないが、転送電極62の下即
ち半導体基体63表面にはゲート酸化膜があり、転送電
極62と遮光膜61との間には層間絶縁膜がある。
【0007】図中、受光部64上の遮光膜61の開口部
から光源側を見込む角度をaとし、転送電極62の膜厚
をdとする。転送電極62は、前述のように、通常多結
晶シリコンで形成され、その膜厚dは電気抵抗等の特性
を確保するために、ある程度(およそ300nm程度)
以下には薄くできない。
【0008】そのため、撮像素子を微細化するほど、入
射光の見込み角度aが小さくなり、入射光をうまく受光
部64上の開口部を経て受光部64のフォトダイオード
へ導くことが困難になり、CCD固体撮像素子の感度低
下を招くことになる。また、見込み角度aが小さくなる
ことにより、斜めに入射した光を感じにくくなることか
ら、感度の入射光角度依存性が大きくなってしまう。
【0009】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、受光部上の開口から光源を見込む角度を広くと
ることができると共に、感度が良好で、かつ素子の多画
素・小型化、薄型化が図れるCCD固体撮像素子及びそ
の製造方法を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のCCD固体撮像
素子は、転送レジスタの転送電極がシリサイドにより形
成されて成るものである。
【0011】本発明のCCD固体撮像素子の製造方法
は、基体上に導電性膜を形成する工程と、これの上に第
1の膜を形成しパターニングする工程と、これを覆って
第2の膜を形成する工程と、異方性エッチングを行って
第1の膜のパターンの周囲に側壁を形成する工程と、第
1の膜のパターン及び第2の膜から成る側壁をマスクと
して、導電性膜をパターニングして転送電極を形成する
工程と、側壁を除去する工程と、第1の膜のパターンと
転送電極とを覆って遮光膜を形成する工程を有する。
【0012】上述の本発明の構成によれば、転送レジス
タの転送電極がシリサイドにより形成されたことによ
り、従来の多結晶シリコンから成る転送電極よりも薄膜
化することができる。
【0013】上述の本発明製法によれば、第1の膜のパ
ターン及び側壁をマスクとして転送電極を形成するの
で、パターンと転送電極とをセルフアラインで形成する
ことができる。また、その後側壁を除去することによ
り、パターンの端縁を転送電極より内側にして段差を形
成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、転送レジスタの転送電
極がシリサイドにより形成されて成るCCD固体撮像素
子である。
【0015】また本発明は、上記CCD固体撮像素子に
おいて、シリサイドが、下地に多結晶シリコンを有する
ポリサイドである構成とする。
【0016】また本発明は、上記CCD固体撮像素子に
おいて、転送電極の厚さhと、受光部上の開口部の幅S
との比h/Sの値が0.5以下に設定されて成る構成と
する。
【0017】また本発明は、上記CCD固体撮像素子に
おいて、転送電極上に、転送電極より幅が狭い層が形成
されて成る構成とする。
【0018】また本発明は、上記CCD固体撮像素子に
おいて、受光部上に内部レンズ構造を有する構成とす
る。
【0019】また本発明は、基体上に、導電性膜を形成
する工程と、導電性膜上に第1の膜を形成し、第1の膜
をパターニングする工程と、パターニングされた第1の
膜を覆って第2の膜を形成する工程と、第2の膜に異方
性エッチングを行って第1の膜のパターンの周囲に側壁
を形成する工程と、第1の膜のパターン及び第2の膜か
ら成る側壁をマスクとして、導電性膜をパターニングし
て転送電極を形成する工程と、側壁を除去する工程と、
第1の膜のパターンと転送電極とを覆って遮光膜を形成
する工程を有するCCD固体撮像素子の製造方法であ
る。
【0020】以下、図面を参照して本発明のCCD固体
撮像素子の一実施の形態を説明する。図1に示すCCD
固体撮像素子10は、半導体基体1内にフォトダイオー
ドからなる受光部2が形成され、半導体基体1上にはゲ
ート絶縁膜3が形成され、このゲート絶縁膜3の上に
は、受光部2上以外の部分に転送電極11が形成されて
いる。半導体基体1内の受光部2の周辺には、図示しな
いが信号電荷を読み出すための読み出し部、隣接画素と
の分離をするチャネルストップ部が形成される。また、
転送電極11下の半導体基体1内には、図示しないが転
送チャネルが形成される。
【0021】また、転送電極11は、層間絶縁膜(図示
せず)を介して形成された遮光膜12によって表面及び
周囲を覆われている。これにより、光が転送電極11に
入射することを防いでいる。遮光膜12の上には、図示
しないが、層間絶縁層、パッシベーション膜、平坦化
層、カラーフィルター、マイクロレンズ等が形成されて
CCD固体撮像素子10が形成される。
【0022】ここで、転送電極11は、図7に示した従
来の構成の転送電極62と比較して電気抵抗の低い材料
を用いて構成する。電気抵抗の低い材料で転送電極11
を構成することができれば、図1に示すように、転送電
極11の膜厚を薄く、即ち転送電極11の高さhを低く
することができる。
【0023】このように、転送電極11を薄くすると、
受光部2上の開口部が光源側を見込む角度はbとなり、
図7の場合の角度aより広く取ることができる(b>
a)。このことは、入射光をより効率よく取り込めるこ
とを意味し、その結果、この受光部2の感度、ひいては
CCD固体撮像素子全体の感度が向上する。
【0024】電気抵抗の低い転送電極材料には、金属シ
リサイド、例えばタングステンシリサイド、モリブデン
シリサイド、チタンシリサイド等が考えられる。
【0025】この転送電極11の膜厚は、多結晶シリコ
ンのみにより転送電極を構成した場合に比べて半分程
度、約150〜200nmに薄膜化することができる。
【0026】より好ましくは、転送電極11の電極材料
を変更したことによる問題点を最低限に抑えるために、
薄膜多結晶シリコンと金属シリサイドの積層からなるポ
リサイドを用いる。このときの多結晶シリコンの膜厚
は、好ましくは50nm以下とし、ポリサイド全体の膜
厚は、好ましくは200nm以下とする。
【0027】そして、このとき特に受光部上の開口部の
幅Sと転送電極11の厚さhとのアスペクト比h/Sを
0.5以下となるように設定することにより、CCD固
体撮像素子の受光部を微細化しても、受光部2からの見
込み角度bを広く取って良好な感度を得ることができ
る。また、見込み角度bが大きくなることにより、感度
の入射光角度依存性も低減される。
【0028】続いて、本発明によるCCD固体撮像素子
の他の実施の形態について説明する。この実施の形態
は、転送電極上に転送電極より端縁が後退した層を積層
して形成し、これらの上を覆う遮光膜に段差を形成する
ものである。
【0029】図2に示すCCD固体撮像素子20は、図
1に示したCCD固体撮像素子10の構成に、さらに転
送電極21上に、転送電極21の端縁よりもその端縁が
後退した段差形成層22が積層形成され、これらを覆っ
て遮光膜23がその上面に段差を有するように形成され
ている。その他の構成は、図1のCCD固体撮像素子1
0と同様であるので、同一符号を付して重複説明を省略
する。
【0030】段差形成層22の材料は、特に限定されな
いが、例えばCVD法により形成されたSiN膜等を用
いることができる。ここで、例えば多結晶シリコン等導
電性の材料を段差形成層22に用いると、転送電極21
の導電性を補って電極の低抵抗化を図ることもできる。
【0031】また、段差形成層22の端縁が、転送電極
21の端縁よりも後退していることにより、受光部2を
微細化しても受光部2上の遮光膜23の開口部から光源
を見込む角度を小さくすることがない。
【0032】上述の段差形成層22は、公知の方法によ
り、転送電極22より端縁が内側に後退するようにパタ
ーニングして形成することができる。
【0033】このように、遮光膜23の上面に段差を形
成することにより、図3に示すような、素子内部にレン
ズを形成した構成のCCD固体撮像素子30において、
内部レンズ25を形成しやすくすることができる。図3
において、遮光膜23の上には、内部レンズ25の下地
層となり、内部レンズ25の形状を設定する層間絶縁層
24があり、遮光膜23の段差に対応した曲線状の凹凸
を有している。内部レンズ25の上に平坦化膜26が形
成され、その上にカラーフィルタ27、オンチップレン
ズ28が順次形成されている。
【0034】このように、内部レンズ25を形成してC
CD固体撮像素子30を構成することにより、入射光を
内部レンズで屈折・集束させて、効果的に受光部2に入
射させることができる。
【0035】ここで、内部レンズの形成方法にはいくつ
かの方法があるが、例えば次のようにして形成すること
ができる。まず、内部レンズ25と遮光膜23との間の
層間絶縁層24を、例えばBPSG(ホウ素燐珪酸ガラ
ス)等により形成する。このとき、層間絶縁層24の表
面に転送電極21上の段差に応じた凹凸を形成するよう
にする。そして、900℃程度でリフローさせて層間絶
縁層24の凹凸の形状を整えることにより、その上に形
成される内部レンズ25の形状を調整する。その後は、
内部レンズ25の材料、例えばシリコン窒化膜等からな
り層間絶縁層24より屈折率の高い層を形成して、図3
に示す形状の内部レンズ25を形成する。
【0036】図2に示したCCD固体撮像素子20にお
いて、段差形成層22は、前述のように単純にパターニ
ングして形成することができるが、その他の方法により
形成することもできる。その一製法を次に説明する。
【0037】この製法は、具体的には、MOSデバイス
で用いられるLDD(Lightly Doped Drain )の形成プ
ロセスを適用し、酸化膜をマスクとして転送電極21を
加工し、その上に段差形成層22を形成するものであ
る。
【0038】まず、半導体基体1上に図示しないがゲー
ト絶縁膜を形成する。次に、図4Aに示すように、これ
の上に例えばシリサイド又はポリサイド等から成る後に
転送電極21となる導電性膜31をCVD等により形成
し、さらにこれの上に後に段差形成層22となる第1の
CVD膜を形成し、この第1のCVD膜に対するリソグ
ラフィにより、段差形成層22に対応するパターン32
を形成する。このとき、パターン32の幅は、後に形成
する転送電極21の幅よりも小さくする。
【0039】次に、図4Bに示すように、図3Aで形成
したパターン32上に、新たに第2のCVD膜33を形
成する。この第2のCVD膜33の材料は、例えばSi
2 等を用いることができる。好ましくは、第1のCV
D膜と異なる材料で形成し、エッチングの選択比が取れ
るようにする。
【0040】次に、図4Cに示すように、図4Bで形成
した第2のCVD膜33を異方性エッチングすることに
より、パターン32に沿って両側に側壁34を形成す
る。そして、図4Dに示すように、図4Cまでに形成し
たパターン32及び側壁34をマスクとして、導電性膜
31をエッチングして転送電極21を形成する。この転
送電極21の幅は、第2のCVD膜33の膜厚を調節に
より制御することが可能である。
【0041】次に、図4Eに示すように、パターン32
に沿って形成された側壁34を、ウエットエッチングに
より除去し、段差形成層22を残す。これにより、段差
形成層22と転送電極21からなる階段状の段差を有す
る転送電極構造を形成することができる。また、転送電
極21をマスクとして、イオン注入等により受光部2の
フォトダイオードを転送電極21とセルフアラインさせ
て形成する。
【0042】次に、図4Fに示すように、段差形成層2
2と転送電極21を覆うように、薄い層間絶縁膜(図示
せず)を介して遮光膜35を形成する。その後、受光部
2上の遮光膜35に開口部を形成し、図2に示す構成を
形成する。
【0043】この製法を用いれば、転送電極21の間隔
をリソグラフィの限界解像度よりも小さくすることがで
き、転送効率即ち転送レジスタの各転送電極のゲート毎
に転送される信号の元の信号に対する割合が向上する等
の利点が大きい。また、段差形成層22となるパターン
32とその横に形成した側壁34により転送電極21を
形成するため、転送電極21と段差形成層22とをセル
フアラインで形成することができる。
【0044】このとき、段差形成層22に対応するパタ
ーン32の間隔Dpがリソグラフィの限界解像度であれ
ば、転送電極21の間隔dは側壁34によりパターン3
2の間隔Dpより狭くなり、垂直転送レジスタの転送電
極(いわゆる垂直転送電極)の間隔をリソグラフィの限
界解像度より狭くすることができる。また、図示しない
が水平転送レジスタの転送電極(いわゆる水平転送電
極)においても、同様に電極間隔をリソグラフィの限界
解像度より狭くすることができる。通常水平転送電極の
方が電極間隔の条件が厳しいため、本製法の効果が大き
い。
【0045】このように転送電極の間隔を狭くすること
により、隣接する前後の転送電極とのポテンシャルのオ
ーバーラップが充分取れるため、各転送電極間にポテン
シャル障壁を生じにくくして効率よく転送を行うことが
できる。特に、1層の電極層により転送電極21を形成
する場合には、電極の間隔を狭くして、隣接する前後の
転送電極とのポテンシャルのオーバーラップを充分取る
ことができるため、転送効率の向上が図られる。
【0046】また、図5に転送電極21と段差形成層2
2と受光部2を含む平面図を示すように、2層の電極層
21a,21bにより転送電極21を形成する場合であ
っても、同様に上述の製法を適用することができる。図
5中、Xは2層の転送電極21a,21bが重なってい
る部分を示す。尚、図5においては遮光膜及び段差形成
層は省略している。
【0047】この図5のA−A′における断面図を図6
に示す。2層の転送電極21a,21bが重なっている
部分Xでは、下層の転送電極21aには段差形成層22
は設けず、上層の転送電極21bのみに段差形成層22
を設けることにより、上層の転送電極21bの間隔を狭
くすると共に重複部Xを充分取ってマスク合わせのマー
ジンを大きくすることができる。ここで、下層の転送電
極21aにも段差形成層22を設ける場合には、2層の
重複部Xを除いた図中の点線の位置22′に段差形成層
22を形成する。
【0048】尚、図示しないが、重複部Xをさらに長く
して、上層の転送電極21b同士の間隔をより狭くする
こともできる。この場合にも電極間隔をリソグラフィの
限界解像度より狭くすることが可能である。その場合に
はCCDレジスタの部分の下層の転送電極21a上には
段差形成層22を形成しないようにすればよい。
【0049】尚、受光部2の方向(図5中左右方向)の
転送電極21の間隔は、所定の開口部36が形成される
ように、あらかじめパターン32の間隔を規定する。
【0050】この受光素子開口部Sが光源側を見込む角
度cは、CVD膜33の膜厚を制御することで側壁34
の幅を適切に設定すれば、図2のbと同様に広い見込み
角度cを得ることができる。
【0051】本発明のCCD固体撮像素子及びその製造
方法は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取
り得る。
【0052】
【発明の効果】上述の本発明によれば、転送電極をシリ
サイドにより構成することにより、転送電極の薄膜化を
図ることができる。従って、転送電極を覆って形成され
る遮光膜の高さが低くなり、従来に比して受光部上の開
口部が光源を見込む角度が大きくなることにより、受光
部に入射する光量を増加させて、撮像素子の感度を向上
させることができる。また、見込み角度が大きくなるこ
とにより、感度の入射光角度依存性も低減される。これ
により、撮像素子の多画素・小型化に伴い、受光部が微
細化されても、撮像素子の感度の向上を図ることができ
る。
【0053】さらに、転送電極を薄くできるので、素子
の薄型化を図ることができ、上層に形成されるオンチッ
プレンズを低くして受光部のフォトダイオードに近づけ
ることができるため、この点からも感度を向上させるこ
とができる。
【0054】また、転送電極上に転送電極より幅の狭い
層を形成したときには、感度を低下させることなく、転
送電極上の遮光膜の高さを高くすることができる。そし
て、この転送電極より幅の狭い層が形成された構造を、
内部レンズを有するCCD固体撮像素子に適用したとき
には、内部レンズを形成するための下地の層間絶縁層に
容易に凹凸を形成することができる。
【0055】また、本発明のCCD固体撮像素子の製造
方法によれば、第1の膜のパターン及び側壁をマスクと
して転送電極を形成するので、パターンと転送電極とを
セルフアラインで形成することができ、その後側壁を除
去することによりパターンの端縁を転送電極より内側に
して段差を形成することができる。従って、パターンの
間隔をリソグラフィの限界解像度にすれば、転送電極の
間隔をリソグラフィの限界解像度より狭くすることがで
き、転送効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のCCD固体撮像素子の一実施の形態の
受光部付近の断面図である。
【図2】本発明のCCD固体撮像素子の他の実施の形態
の受光部付近の断面図である。
【図3】図2の構成を適用した内部レンズを有するCC
D固体撮像素子の受光部付近の断面図である。
【図4】A〜F 図2のCCD固体撮像素子の一製造方
法を示す製造工程図である。
【図5】図2のCCD固体撮像素子の撮像領域の平面図
である。
【図6】図5のA−A′における断面図である。
【図7】従来のCCD固体撮像素子の受光部付近の断面
図である。
【符号の説明】
1…半導体基体、2…受光部、3…ゲート絶縁膜、1
0,20,30…CCD固体撮像素子、11,21…転
送電極、12,23,35…遮光膜、22…段差形成
層、24…層間絶縁層、25…内部レンズ、26…平坦
化膜、27…カラーフィルタ、28…オンチップレン
ズ、31…導電性膜、32…パターン、33…第2のC
VD膜、34…側壁、60…CCD固体撮像素子、61
…遮光膜、62…転送電極、63…半導体基体、64…
受光部、S…開口部の幅、d,h…転送電極の高さ(膜
厚)、Dp…パターンの間隔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転送レジスタの転送電極がシリサイドに
    より形成されて成ることを特徴とするCCD固体撮像素
    子。
  2. 【請求項2】 上記シリサイドが、下地に多結晶シリコ
    ンを有するポリサイドであることを特徴とする請求項1
    に記載のCCD固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 上記転送電極の厚さhと、受光部上の開
    口部の幅Sとの比h/Sの値が0.5以下に設定されて
    成ることを特徴とする請求項1に記載のCCD固体撮像
    素子。
  4. 【請求項4】 上記転送電極上に、該転送電極より幅が
    狭い層が形成されて成ることを特徴とする請求項1に記
    載のCCD固体撮像素子。
  5. 【請求項5】 上記受光部上に内部レンズ構造を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載のCCD固体撮像素
    子。
  6. 【請求項6】 基体上に、導電性膜を形成する工程と、 上記導電性膜上に第1の膜を形成し、該第1の膜をパタ
    ーニングする工程と、 パターニングされた上記第1の膜を覆って第2の膜を形
    成する工程と、 上記第2の膜に異方性エッチングを行って上記第1の膜
    のパターンの周囲に側壁を形成する工程と、 上記第1の膜のパターン及び上記第2の膜から成る上記
    側壁をマスクとして、上記導電性膜をパターニングして
    転送電極を形成する工程と、 上記側壁を除去する工程と、 上記第1の膜のパターンと上記転送電極とを覆って遮光
    膜を形成する工程を有することを特徴とするCCD固体
    撮像素子の製造方法。
JP9214859A 1997-08-08 1997-08-08 Ccd固体撮像素子及びその製造方法 Abandoned JPH1168082A (ja)

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