JPH1167033A - 静電容量形近接センサー - Google Patents

静電容量形近接センサー

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Publication number
JPH1167033A
JPH1167033A JP24339197A JP24339197A JPH1167033A JP H1167033 A JPH1167033 A JP H1167033A JP 24339197 A JP24339197 A JP 24339197A JP 24339197 A JP24339197 A JP 24339197A JP H1167033 A JPH1167033 A JP H1167033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
proximity sensor
capacitance
comb
solid dielectric
Prior art date
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Pending
Application number
JP24339197A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Kiyomiya
貞雄 清宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON DAINAMATSUTO KK
Original Assignee
NIPPON DAINAMATSUTO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON DAINAMATSUTO KK filed Critical NIPPON DAINAMATSUTO KK
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  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 非接触センサーとして用いられる静電容量形
近接センサーの検出距離を大きく向上できることを目的
とする。 【構成】 一対の電極と、一対の電極の間に挟持される
固体誘電体より構成されるもので、固体誘電体が櫛歯状
に成形されたシートあるいは櫛歯状部が互いに直交する
よう積層され形成されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は非接触で導電性のある物
体の有無を検知する静電容量形近接センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の静電容量形近接センサーは、一対
の電極の間に薄いシート状の誘電体を挟持されたものが
用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電容量形近接
センサーは、電極間間隔を一定にするため厚さの一定な
薄いシート状の固体誘電体を電極間に挟持していた。し
たがって電極間間隔は大きくとれないこと、また誘電体
の比誘電率は誘電体固有の数値を示すもので、被検出物
との間の誘電体となる空気に比し、数倍の値をもつこと
から、被検出物と静電容量形近接センサーとの間に有す
る静電容量に比べ、従来の静電容量形近接センサーの有
する静電容量が大きくなっていた。
【0004】そのため静電容量の変化は、静電容量形近
接センサーからの離間距離が僅か大きくなると、検知で
きなくなり、検出距離を大きくとれなかった。
【0005】本発明は、非検出物の検出距離を大きくと
れる静電容量形近接センサーを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明静電容量形近接センサーは、電極の間に挟持
される固体誘電体を櫛歯状にするものである。
【0007】即ち、互いに平行に配された導電体からな
る一対の電極1a,1bと一対の電極1a,1b間に挟
持され、櫛歯状に成形された固体誘電体2とよりなるも
のである。
【0008】また、櫛歯状に成形された固体誘電体2
が、櫛歯状部が互いに直交するよう積層することも良い
ものである。
【0009】また、櫛歯状に成形された固体誘電体2を
天然ゴムとすることも良いものである。
【0010】
【作用】櫛歯状に成形された固体誘電体2は、一対の電
極1a,1bの間隔を一定に保つとともに、櫛歯状に成
形されることによって生ずる複数の凹部cに、比誘電率
の小さい空気が入り一対の電極1a,1bとの間で空気
層3が形成される静電容量形近接センサーの静電容量を
小さくする。
【0011】
【実施例】以下図面にもとづき説明をくわえる。図1は
本発明にかかる静電容量形近接センサーの説明図であ
る。一対の平板導体で形成される電極1a,1bは櫛歯
状に成形された固体誘電体2の櫛歯状部14aによって
互いに平行に配設されている。誘電体2の凹部6と電極
1aとの間には空気層3が形成される。
【0012】静電容量形近接センサー10の静電容量
は、誘電体と空気層3と電極1a,1bの間隔、面積に
よって決定される。誘電体2は電極1a,1bの間隔を
保つため固体が用いられる。したがって、空気層3に比
し数倍の比誘電率となり、静電容量が小さくなる傾向と
なる。
【0013】図2(a),(b)は、本発明静電容量形
近接センサーを用いた被検出物4の検出手段説明図であ
る。図2において、記号10は本発明にかかる静電容量
形近接センサーで固定した静電容量C1 を有する。静電
容量形近接センサー10を構成する電極1aは、被検出
物4と共通のグランド11に接続されることにより、電
極1a,1bとの間で、被検出物4と電極1bとの間に
有する静電容量C2 が図2(a)に示されるごとく並列
接続された状態となる。
【0014】電極1a,1bの間で被検出物4を検出し
ようとする場合、電極1a,1bの間に静電容量(C1
+C2 )が一定以上になったことを検知し、表示等によ
り判別する検出装置12が接続されるわけであるが、被
検出物4が作る静電容量C2は図2(b)に示されるよ
うに空気を主な誘電体とすることから静電容量形近接セ
ンサー10の静電容量C1 に比し大きくなる傾向にあ
る。ここで誤差、ノズル等を考慮に入れると静電容量C
1 が小さいほど、静電容量C2 の変化にもとづく静電容
量C1 +C2 の変化分が明確になり被検出物4を検知し
やすくできる。
【0015】ここで静電容量形近接センサー10の電極
1a,1bの対向面積を小さくする手段もあるが、対向
面積を小さくすると被検出物4と電極1bとの間の静電
容量も、同様小さくなってしまう。したがって被検出物
4との対向面積と同等程度にすることが良い。
【0016】そこで、静電容量形近接センサー10の電
極1a,1bの対向面積以外の要素をもって静電容量C
1 を小さくする必要が生ずる。静電容量C1 を決定する
要因の一つに比誘電率がある。比誘電率が小さく、安定
したものを考慮すると天然ゴムが4.5と小さく、温
度、湿度等に安定した性質を保つことが推することがで
きる物質の一つである。また、同様に比誘電率が小さ
く、安定したものを考慮するとシリコンゴムも3と小さ
く、温度、湿度等に安定した性質を保つことが推するこ
とがでる他の一つの物質である。
【0017】そこで、静電容量形近接センサー10を構
成する誘電体2を櫛歯状にして、電極1a,1bの間隔
を均一に広げるとともに、誘電体2の電極1a,1b間
における専有体積を小さくし、誘電体2の凹部6を形成
する空気層3、残部を薄くなった固体誘電体2となる二
層誘電体の静電容量形成部を作ることにより、空気層3
による静電容量部と薄くなった固体誘電体2による静電
容量部とが電極1a,1bの中で直列に配されることに
より全体として静電容量形近接センサー10の静電容量
を小さくできる。こうしたことから被検出物4の検出距
離を伸ばせることになる。
【0018】図3a,3b,3cは櫛歯状に形成された
固体誘電体の他の実施例説明図である。図3aは正面
図、図3bは側面図、図3cは斜視図を示す。固体誘電
体2は、図3(a)に示されるように櫛歯状に形成され
ている。また櫛歯状を形成する背部13aは図3(b)
に示されるように櫛歯状を形成され、上面の櫛歯状部1
4aと下面の櫛歯状部14bとは互いに直交する。そこ
で、図3(c)に示されるように上面、下面の凹部が互
いに連通孔15を形成する。
【0019】この時の静電容量を決定する誘電体部分
は、電極1a,1bの間が空気層3のみの部分と、空気
層3と固体誘電体2の二層部分とからなる誘電体ができ
る。空気の比誘電率は1に近いこと、固体誘電体2は電
極1a,1bの間を大きく等間隔に広げることができる
ことから、より静電容量を小さくでき、被検出物4との
間に発生される静電容量変化分の比率を大きくすること
ができる。したがって、電極1a,1bとの間に電気的
に接続された検出装置12による検出距離を大きくとれ
るようにできる。
【0020】
【発明の効果】上記説明のとうり、本発明静電容量形近
接センサーは非接触による被検出物4の検出を静電容量
の変化によって検出するもので、その構造は簡素で、従
来以上に検出距離を大きくできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる静電容量形近接センサーの説
明図。
【図2】 本発明静電容量形近接センサーを用いた被検
出物の検出手段説明図。
【図3】 櫛歯状に成形された固体誘電体の他の実施例
説明図。
【符号の説明】
1a,1b〜電極 2〜固体誘電体 3〜空気層 4〜被検出物 10〜静電容量形近接センサー 13a,13b〜背部 14a,14b〜櫛歯状部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配された導電体からなる一
    対の電極と、該電極の間に挟持され、櫛歯状に成形され
    たゴム等の固体誘電体とより構成され、電極の間隔を一
    定に保つとともに櫛歯状に成形された固体誘電体と電極
    との間に空気が入り込むようにしたことを特徴とする静
    電容量形近接センサー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の櫛歯状に成形された固体
    誘電体において、櫛歯状部が互いに直交するように上下
    層に配されたことを特徴とする静電容量形近接センサ
    ー。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の櫛歯状に成形された固体
    誘電体が天然ゴムよりなることを特徴とする静電容量形
    近接センサー。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の櫛歯状に成形された固体
    誘電体がシリコンゴムよりなることを特徴とする静電容
    量形近接センサー。
JP24339197A 1997-08-25 1997-08-25 静電容量形近接センサー Pending JPH1167033A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6545488B2 (en) 2001-02-26 2003-04-08 Unirec Co., Ltd. Piping fluid decision device and piping fluid control system
JP2006242882A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Omron Corp 静電容量センサ及び静電容量センサ付きフラップ型ハンドル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6545488B2 (en) 2001-02-26 2003-04-08 Unirec Co., Ltd. Piping fluid decision device and piping fluid control system
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