JPH116665A - 蓄熱式空気調和機 - Google Patents

蓄熱式空気調和機

Info

Publication number
JPH116665A
JPH116665A JP17514497A JP17514497A JPH116665A JP H116665 A JPH116665 A JP H116665A JP 17514497 A JP17514497 A JP 17514497A JP 17514497 A JP17514497 A JP 17514497A JP H116665 A JPH116665 A JP H116665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
heat
heat exchanger
refrigerant
outdoor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17514497A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Kurokawa
恵児 黒川
Masahiko Sasakura
正彦 佐々倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kyushu Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Electric Power Co Inc, Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Kyushu Electric Power Co Inc
Priority to JP17514497A priority Critical patent/JPH116665A/ja
Publication of JPH116665A publication Critical patent/JPH116665A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮機10、四方切換弁11、室外熱交換器12、
室外側絞り機構13、蓄熱側絞り機構22及び蓄熱熱交換器
21をこの順に接続してヒートポンプサイクルを構成し、
圧縮機10、四方切換弁11、室外熱交換器12及び室外側絞
り機構13を具備した室外ユニット1と、蓄熱側絞り機構
22及び蓄熱熱交換器21を収容し、内部に水を充填した蓄
熱槽20を具備した蓄熱ユニット2と、この蓄熱ユニット
2の蓄熱槽20に水配管34、35及び水ポンプ26を介して接
続されて室内を冷房又は暖房する複数の室内ユニット3
A、3B、3Cからなる蓄熱式空気調和機において、蓄熱槽2
0内の水25を冷却する蓄冷運転時、圧縮機10の駆動動力
等ヒートポンプサイクルに印加された熱が室外熱交換器
12から無為に捨てられるのを防止する。 【解決手段】 圧縮機10からの吐出ガスと貯湯槽44から
ポンプ42を介して循環される水とを熱交換して水を温め
る水熱交換器41及び温められた水を蓄える貯湯槽44を具
備した給湯ユニット4を設け、この給湯ユニット4の水
熱交換器41を圧縮機10の吐出配管17とヒートポンプサイ
クルの液冷媒配管53との間に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蓄熱式空気調和機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蓄熱式空気調和機の1例が図2に
示されている。図2において、1は室外ユニットで、圧
縮機10、四方切換弁11、室外熱交換器12、室外フアン1
6、室外側絞り機構13、逆止弁14、アキュムレータ15等
を具備している。
【0003】2は蓄熱ユニットで、内部に水25を充填し
た蓄熱槽20、この蓄熱槽20内に収容された蓄熱熱交換器
21、蓄熱側絞り機構22、逆止弁23、電磁弁24、水ポンプ
26等を具備している。3A、3B、3Cは室内ユニットで、そ
れぞれ室内熱交換器31、室内フアン32、電磁弁33等を具
備している。
【0004】室外ユニット1と蓄熱ユニット2とは接続
ガス管27及び接続液管28を介して互いに接続され、圧縮
機10、四方切換弁11、室外熱交換器12、室外側絞り機構
13、蓄熱側絞り機構23、蓄熱熱交換器21によってヒート
ポンプサイクルが構成されている。複数台の室内ユニッ
ト3A、3B、3Cは水配管34、35を介して蓄熱ユニット2の
蓄熱槽20に並列に接続され、水配管35には水ポンプ26が
介装されている。
【0005】しかして、蓄冷運転時、圧縮機10から吐出
されたガス冷媒は四方切換弁11を経て室外熱交換器12に
入り、ここで室外フアン16により送風される外気に放熱
することによって凝縮液化する。
【0006】この液冷媒は逆止弁14及び接続液管28を経
て蓄熱ユニット2に送られ、その電磁弁24を経て蓄熱側
絞り機構22で絞られることによって断熱膨張した後、蓄
熱熱交換器21を流過する過程で管外の水25を冷却するこ
とによって蒸発気化する。このガス冷媒は電磁弁24、接
続ガス管27を経て室外ユニット1に戻り、その四方切換
弁11、アキュムレータ15を経て圧縮機10に吸入される。
【0007】冷房運転時には水ポンプ26が運転され、か
つ、室内ユニット3A、3B、3Cの電磁弁33が開とされ、か
つ、室内フアン32が運転される。これによって蓄熱槽20
内の冷水が水ポンプ26、水配管35を経て各室内ユニット
3A、3B、3Cに送られ、その電磁弁33を経て室内熱交換器
31に入り、室内フアン32により送風される室内空気を冷
却することによって昇温した後、水配管34を経て蓄熱槽
20内に戻る。
【0008】蓄熱運転時には四方切換弁11が上記と逆に
切り換えられることによって冷媒は上記と逆に循環し、
この蓄熱運転によって蓄熱槽20内の水25が温められる。
そして、暖房運転時、水ポンプ26を運転すると同時に室
内ユニット3A、3B、3Cの電磁弁33を開き、かつ、室内フ
アン32を運転することによって蓄熱槽20内の温水が室内
熱交換器31を流過して室内空気が暖められる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の蓄熱式空気
調和機においては、その蓄冷運転時、室外熱交換器12で
熱が利用されることなく無為に外気に捨てられるという
問題があった。
【0010】また、ヒートポンプサイクル中にR−22か
らなる冷媒が充填されているので、蓄熱運転時、蓄熱槽
20内の水25を約60℃にしか上昇させることができないと
いう問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、第1の発明の要旨
とするところは、圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器、
室外側絞り機構、蓄熱側絞り機構及び蓄熱熱交換器をこ
の順に冷媒配管にて接続してヒートポンプサイクルを構
成し、上記圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器及び室外
側絞り機構を具備した室外ユニットと、上記蓄熱熱交換
器を収容し、内部に水を充填した蓄熱槽及び上記蓄熱側
絞り機構を具備した蓄熱ユニットと、この蓄熱ユニット
の蓄熱槽に水配管及び水ポンプを介して接続されて室内
を冷房又は暖房する複数の室内ユニットからなる蓄熱式
空気調和機において、上記圧縮機からの吐出ガスと貯湯
槽からポンプを介して循環される水とを熱交換して水を
温める水熱交換器及び温められた水を蓄える貯湯槽を具
備した給湯ユニットを設け、この給湯ユニットの水熱交
換器を上記ヒートポンプサイクルの液冷媒配管と上記圧
縮機の吐出配管との間に接続したことを特徴とする蓄熱
式空気調和機にある。
【0012】他の特徴とするところは、上記給湯ユニッ
トの水熱交換器と貯湯槽を接続する水配管の入口端と出
口端との間に上記水熱交換器の出口水温により開閉され
る電動弁を有する水バイパス流路を設けたことにある。
【0013】他の特徴とするところは、上記ヒートポン
プサイクルの上記四方切換弁と室外熱交換器間とを繋ぐ
冷媒配管と、上記四方切換弁と蓄熱熱交換器とを繋ぐ冷
媒配管との間に電磁弁を有する冷媒溜り込み防止回路を
設けたことにある。
【0014】他の特徴とするところは、上記圧縮機の吐
出配管から水熱交換器へ分岐する冷媒配管の分岐部分
に、上記水熱交換器に供給される吐出冷媒ガスを調整す
る調整弁を設けたことにある。
【0015】更に他の特徴とするところは、上記ヒート
ポンプサイクル中にHFC134 からなる冷媒を充填した
ことにある。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態が図1に示され
ている。4は給湯ユニットで、圧縮機10からの吐出冷媒
ガスと水とを熱交換させて水を温める水熱交換器41及び
この水熱交換器41と水配管45、46を介して接続され、温
められた水56を蓄える貯湯槽44を具備している。水配管
45には水ポンプ42が介装され、また、水配管45の出口端
と水配管46の入口端との間に接続された水バイパス流路
47には水熱交換器41の出口水温に応じて開閉される電動
弁43が介装されている。
【0017】水熱交換器41は冷媒回路48を介して圧縮機
10の吐出管17に接続され、この冷媒回路48には電磁弁18
が介装されている。また、水熱交換器41は冷媒配管49を
介してヒートポンプサイクルの液冷媒配管53に接続さ
れ、この冷媒配管49には電磁弁51が介装されている。
【0018】そして、四方切換弁11と室外熱交換器12と
を繋ぐ冷媒配管54と、四方切換弁11と蓄熱熱交換器21と
を繋ぐ冷媒配管55とは冷媒溜り込み防止回路52を介して
互いに接続され、この冷媒溜り込み防止回路52には電磁
弁50が介装されている。
【0019】そして、圧縮機の吐出管17には冷媒配管48
の分岐部分と四方切換弁11との間に水熱交換器41に供給
される吐出冷媒ガスの量を調整する調整弁19が介装され
ている。
【0020】また、ヒートポンプサイクル中にはHFC
134aからなる冷媒が充填されている。他の構成は図2に
示す従来のものと同様であり、対応する部材には同じ符
号を付してその説明を省略する。
【0021】しかして、蓄冷運転時、即ち、蓄熱槽20内
の水25を冷却してここに冷熱を蓄える場合には、調整弁
19が閉、電磁弁18、51、24が開とされ、かつ、水ポンプ
42が運転され、室外フアン16が停止される。
【0022】すると、圧縮機10から吐出されたガス冷媒
は吐出管17から冷媒配管48及びこれに介装された電磁弁
18を通って水熱交換器41に入る。一方、水ポンプ42が運
転されることによって貯湯槽44内に貯溜された水56は水
配管46、水熱交換器41、水配管45及びこれに介装された
水ポンプ42をこの順に経て貯湯槽44に循環し、水熱交換
器41を流過する過程でガス冷媒と熱交換することによっ
て温められる。
【0023】水熱交換器41内に入ったガス冷媒は水と熱
交換することによって凝縮して液冷媒となり、冷媒配管
49及びこれに介装された電磁弁51を経て液冷媒配管53に
入る。
【0024】次いで、この液冷媒は接続液管28を経て蓄
熱ユニット2に送られ、その電磁弁24を経て蓄熱側絞り
機構22で絞られることによって断熱膨張した後、蓄熱熱
交換器21に入り、ここで管外の水25を冷却することによ
って蒸発気化した後、冷媒配管55、接続ガス管27を経て
室外ユニット1に送られ、その四方切換弁11及びアキュ
ムレータ15を経て圧縮機10に吸入される。
【0025】この蓄冷運転中、調整弁19が閉とされるの
で、この調整弁19から四方切換弁11、室外熱交換器12を
経て室外側絞り機構13に至る系路内に冷媒が溜り込みヒ
ートポンプサイクルを循環する冷媒量が不足する場合が
ある。
【0026】この場合には冷媒溜り込み防止回路52に介
装された電磁弁50を開とすることによって上記系路内に
溜り込んだ冷媒が冷媒配管54、冷媒溜り込み防止回路52
及びこれに介装された電磁弁50を経て冷媒配管55に入
り、この中を流れるガス冷媒に伴われて四方切換弁11、
アキュムレータ15を経て圧縮機10に吸入されるので、ヒ
ートポンプサイクルを循環する冷媒量が不足するのを防
止できる。
【0027】この蓄冷運転の初期等水熱交換器41出口の
水温が設定温度より低い場合には電動弁43が開となり、
水熱交換器41から流出した水が水ポンプ42、水バイパス
流路47及びこれに介装された電動弁43、水配管46をこの
順に経て水熱交換器41に循環する。
【0028】これによって熱負荷が低減するので、圧縮
機10の吐出圧力をその使用下限以上に上昇させることが
でき、従って、圧縮機10の運転停止を防止することがで
きる。また、調整弁19の開度を調整して水熱交換器41に
供給される吐出冷媒ガス量を加減すれば、圧縮機10の吐
出圧力が使用上限範囲を越えて上昇するのを防止でき
る。水熱交換器41出口の水温が設定温度以上に上昇すれ
ば、電動弁43が閉となる。
【0029】そして、ヒートポンプサイクルに従来の冷
媒R−22に代えてHFC134aからなる冷媒を封入して置
けば、圧縮機10から吐出された冷媒ガスの温度は高圧圧
力スイッチの上限圧力30Kg/Cm2G で約85℃となるので、
貯湯槽44内の水56を約75〜80℃まで上昇させることが可
能となる。
【0030】この蓄冷運転によって貯湯槽44内の水56が
十分に温められた場合には、電磁弁18、51を閉、調整弁
19、電磁弁24を開、ポンプ42を停止して室外フアン16を
運転する。
【0031】かくして、圧縮機10から吐出された冷媒は
従来のものと同様吐出配管17、調整弁19、四方切換弁1
1、接続ガス管27、冷媒配管55、蓄熱熱交換器21、逆止
弁23、電磁弁24、接続液管28、液冷媒配管53、室外側絞
り機構13、室外熱交換器12、冷媒配管54、四方切換弁1
1、アキュムレータ15をこの順に経て圧縮機10に吸入さ
れる。
【0032】蓄冷運転を暫時継続することによって蓄熱
槽20内の水が十分に冷却された時点で蓄冷運転を終了す
る。蓄冷運転中又はその終了後、冷房運転する場合には
水ポンプ26を運転すると同時に各室内ユニット3A、3B、
3Cの電磁弁33を開とし、かつ、室内フアン32を運転す
る。
【0033】すると、蓄熱槽20内の冷水が水ポンプ26、
水配管35を経て各室内ユニット3A、3B、3Cに送られ、そ
の電磁弁33を経て室内熱交換器31で室内フアン32により
送風される室内空気を冷却した後、水配管34を経て蓄熱
槽20に循環する。また、蓄冷運転中又はその終了後、貯
湯槽44内の温水を取り出して需要先に供給することがで
きる。
【0034】蓄熱槽20内の水25を冷却する必要はない
が、貯湯槽44内の水を加熱する必要がある場合には調整
弁19、電磁弁24が閉とされ、電磁弁18、51が開とされ、
室外フアン16及び水ポンプ42が運転される。かくして、
圧縮機10から吐出されたガス冷媒は吐出管17から冷媒配
管48及びこれに介装された電磁弁18を経て水熱交換器41
に入り、ここで水を加熱することによって凝縮液化した
後、冷媒配管49及びこれに介装された電磁弁51を経て液
冷媒配管53に入る。
【0035】次いで、この液冷媒は室外側絞り機構13で
断熱膨張して室外熱交換器12に入り、ここで室外フアン
16により送風される外気から吸熱して蒸発気化した後四
方切換弁11、アキュムレータ15を経て圧縮機10に戻る。
【0036】この際、調整弁19から四方切換弁11、接続
ガス管27、冷媒配管55、蓄熱熱交換器21、逆止弁23を経
て電磁弁24に至る系路内に冷媒が溜り込むが、この冷媒
は電磁弁50を開くことによって冷媒配管55から冷媒溜り
込み防止回路52を経て冷媒配管54内に入り、この中を流
過するガス冷媒に伴われて四方切換弁11、アキュムレー
タ15を経て圧縮機10に戻るので、冷媒循環量が不足する
のを防止できる。
【0037】蓄熱運転時には四方切換弁11が上記蓄冷運
転時と逆に切り換えられ、電磁弁18、50、51が閉、電磁
弁24、調整弁19が開とされ、室外フアン16が運転され
る。これによって圧縮機10から吐出された冷媒は調整弁
19、四方切換弁11、接続ガス管27、冷媒配管55を経て蓄
熱熱交換器21に入り、ここで管外の水25に放熱してこれ
を加熱することによって凝縮液化する。
【0038】次いで、この液冷媒の逆止弁23、電磁弁2
4、接続液管28、液冷媒配管53を経て室外側絞り機構13
で断熱膨張した後、室外熱交換器12で室外フアン16によ
り送風される外気から吸熱して蒸発気化し、冷媒配管5
4、四方切換弁11、アキュムレータ15を経て圧縮機10に
吸入される。
【0039】この蓄熱運転中又はその終了後、暖房運転
する場合には水ポンプ26を運転すると同時に室内ユニッ
ト3A、3B、3Cの電磁弁33を開とし、かつ、室内フアン32
を運転する。
【0040】かくして、蓄熱槽20内の温水が水配管35、
水ポンプ26、電磁弁33を経て室内熱交換器31に入り、こ
こで室内フアン32により送風される室内空気を加熱する
ことによって降温した後、水配管34を経て蓄熱槽20内に
戻る。
【0041】
【発明の効果】本発明においては、蓄冷運転時、圧縮機
からの吐出ガスは吐出配管から給湯ユニットの水熱交換
器を経てヒートポンプサイクルの液冷媒配管に導かれ、
水熱交換器を流過する過程で貯湯槽からポンプを介して
循環せしめられる水と熱交換してこれを温め、温められ
た水を貯湯槽に貯えるので、ヒートポンプの熱を室外熱
交換器から無為に外気に捨てることなく温水の加熱に有
効に利用できる。
【0042】給湯ユニットの水熱交換器と貯湯槽を接続
する水配管の入口端と出口端との間に水熱交換器の出口
水温により開閉される電動弁を有する水バイパス流路を
設ければ、蓄冷運転の開始時等貯湯槽の出口水温が低い
場合には電動弁が開となり、水熱交換器で温められた温
水は貯湯槽をバイパスして水バイパス流路を経て循環す
るので、熱負荷が低減し、この結果、圧縮機の吐出圧力
をその使用下限圧力以上に早急に上昇させることができ
るので圧縮機の運転停止を防止しうる。
【0043】ヒートポンプサイクルの四方切換弁と室外
熱交換器間とを繋ぐ冷媒配管と、四方切換弁と蓄熱熱交
換器とを繋ぐ冷媒配管との間に電磁弁を有する冷媒溜り
込み防止回路を設ければ、室外熱交換器又は蓄熱熱交換
器を使用しないとき、これらの内部に溜り込んだ冷媒を
電磁弁を開とすることによって溜り込み防止回路、四方
切換弁を経て圧縮機に吸入させることができるので、冷
媒循環量が不足するのを防止できる。
【0044】圧縮機の吐出配管から水熱交換器へ分岐す
る冷媒配管の分岐部分に、水熱交換器に供給される吐出
冷媒ガスを調整する調整弁を設ければ、蓄冷運転時、貯
湯槽内の水温が設定温度以上になったとき調整弁の開度
を調整して圧縮機から吐出された冷媒ガスを水熱交換器
のみならず室外熱交換器にも供給することによって圧縮
機の吐出圧力を使用上限を越えて上昇するのを防止する
ことができる。
【0045】ヒートポンプサイクル中にHFC134aから
なる冷媒を充填すれば、R−22からなる冷媒を充填して
なる従来のものに比し貯湯槽内の温水の温度を高くする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す系統図である。
【図2】従来の蓄熱式空気調和機の系統図である。
【符号の説明】
3A、3B、3C 室内ユニット 31 室内熱交換器 32 室内フアン 33 電磁弁 1 室外ユニット 10 圧縮機 17 吐出配管 11 四方切換弁 12 室外熱交換器 16 室外フアン 13 室外側絞り機構 14 逆止弁 53 液冷媒配管 15 アキュムレータ 27 接続ガス管 28 接続液管 2 蓄熱ユニット 20 蓄熱槽 21 蓄熱熱交換器 22 蓄熱側絞り機構 23 逆止弁 25 水 26 水ポンプ 34、35 水配管 18、24、51 電磁弁 48、49、54、55 冷媒配管 19 調整弁 4 給湯ユニット 41 水熱交換器 42 ポンプ 45、46 水配管 47 水バイパス流路 43 電動弁 44 貯湯槽 52 冷媒液溜り込み防止回路 50 電磁弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年9月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】室外ユニット1と蓄熱ユニット2とは接続
ガス管27及び接続液管28を介して互いに接続され、
圧縮機10、四方切換弁11、室外熱交換器12、室外
側絞り機構13、蓄熱側絞り機構22、蓄熱熱交換器2
1によってヒートポンプサイクルが構成されている。複
数台の室内ユニット3A、3B、3Cは水配管34、3
5を介して蓄熱ユニット2の蓄熱槽20に並列に接続さ
れ、水配管35には水ポンプ36が介装されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の蓄熱式空気
調和機においては、その蓄冷運転時、室外熱交換器12
から熱が無為に外気に捨てられるという問題があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】更に他の特徴とするところは、上記ヒート
ポンプサイクル中にHFC134aからなる冷媒を充填
したことにある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】蓄熱熱交換器21又は室外熱交換器12を
使用しない運転モード時、これら蓄熱熱交換器21又は
室外熱交換器12の中に液冷媒が残っていると、ヒート
ポンプサイクルを循環する冷媒量が不足する場合があ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】この場合には冷媒溜り込み防止回路52に
介装された電磁弁50を開とすることによってこれら蓄
熱熱交換器21又は室外熱交換器12内の液冷媒が冷媒
溜り込み防止回路52及びこれに介装された電磁弁50
を経て低圧ガス冷媒に伴われて四方切換弁11、アキュ
ムレータ15を経て圧縮機10に吸入されるので、ヒー
トポンプサイクルを循環する冷媒量が不足するのを防止
できる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】これによって熱負荷が低減するので、圧縮
機10の吐出圧力をその使用下限以上に上昇させること
ができ、従って、圧縮機10の故障を防止することがで
きる。また、調整弁19の開度を調整して水熱交換器4
1に供給される吐出冷媒ガス量を加減すれば、圧縮機1
0の吐出圧力が使用上限範囲を超えて上昇するのを防止
できる。水熱交換器41出口の水温が設定温度以上に上
昇すれば、電動弁43が閉となる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】そして、ヒートポンプサイクルに従来の冷
媒R−22に代えてHFC134aからなる冷媒を封入
して置けば、圧縮機10から吐出された冷媒ガスの温度
は高圧圧力スイッチの上限圧力30Kg/CmGで約
87℃となるので、貯湯槽44の水56を約80℃まで
上昇させることが可能となる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】給湯ユニットの水熱交換器と貯湯槽を接続
する水配管の入口端と出口端との間に水熱交換器の出口
水温により開閉される電動弁を有する水バイパス流路を
設ければ、蓄冷運転の開始時等貯湯槽の出口水温が低い
場合には電動弁が開となり、水熱交換器で温められた温
水は貯湯槽をバイパスして水バイパス流路を経て循環す
るので、熱負荷が低減し、この結果、圧縮機の吐出圧力
をその使用下限圧力以上に早急に上昇させることができ
るので圧縮機の故障を防止しうる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図 1】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器、室
    外側絞り機構、蓄熱側絞り機構及び蓄熱熱交換器をこの
    順に冷媒配管にて接続してヒートポンプサイクルを構成
    し、上記圧縮機、四方切換弁、室外熱交換器及び室外側
    絞り機構を具備した室外ユニットと、上記蓄熱熱交換器
    を収容し、内部に水を充填した蓄熱槽及び上記蓄熱側絞
    り機構を具備した蓄熱ユニットと、この蓄熱ユニットの
    蓄熱槽に水配管及び水ポンプを介して接続されて室内を
    冷房又は暖房する複数の室内ユニットからなる蓄熱式空
    気調和機において、 上記圧縮機からの吐出ガスと貯湯槽からポンプを介して
    循環される水とを熱交換して水を温める水熱交換器及び
    温められた水を蓄える貯湯槽を具備した給湯ユニットを
    設け、この給湯ユニットの水熱交換器を上記ヒートポン
    プサイクルの液冷媒配管と上記圧縮機の吐出配管との間
    に接続したことを特徴とする蓄熱式空気調和機。
  2. 【請求項2】 上記給湯ユニットの水熱交換器と貯湯槽
    を接続する水配管の入口端と出口端との間に上記水熱交
    換器の出口水温により開閉される電動弁を有する水バイ
    パス流路を設けたことを特徴とする請求項1記載の蓄熱
    式空気調和機。
  3. 【請求項3】 上記ヒートポンプサイクルの上記四方切
    換弁と室外熱交換器間とを繋ぐ冷媒配管と、上記四方切
    換弁と蓄熱熱交換器とを繋ぐ冷媒配管との間に電磁弁を
    有する冷媒溜り込み防止回路を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の蓄熱式空気調和機。
  4. 【請求項4】 上記圧縮機の吐出配管から水熱交換器へ
    分岐する冷媒配管の分岐部分に、上記水熱交換器に供給
    される吐出冷媒ガスを調整する調整弁を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の蓄熱式空気調和機。
  5. 【請求項5】 上記ヒートポンプサイクル中にHFC13
    4aからなる冷媒を充填したことを特徴とする請求項1記
    載の蓄熱式空気調和機。
JP17514497A 1997-06-17 1997-06-17 蓄熱式空気調和機 Pending JPH116665A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17514497A JPH116665A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 蓄熱式空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17514497A JPH116665A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 蓄熱式空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH116665A true JPH116665A (ja) 1999-01-12

Family

ID=15991060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17514497A Pending JPH116665A (ja) 1997-06-17 1997-06-17 蓄熱式空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH116665A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100345579B1 (ko) * 2000-08-14 2002-07-27 주식회사 센추리 소형 축냉/ 축열식 복합 열펌프 시스템
KR100430238B1 (ko) * 2001-12-24 2004-05-17 주식회사 세기센추리 고온 급탕 열펌프 유닛
KR100493243B1 (ko) * 2002-10-10 2005-06-02 진금수 히트 펌프 시스템
KR100493242B1 (ko) * 2002-10-10 2005-06-02 진금수 히트 펌프 시스템
KR100760211B1 (ko) 2006-09-28 2007-09-20 이경환 항온공조기의 냉매 냉각장치
JP2010175106A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
JP2011149695A (ja) * 2011-05-13 2011-08-04 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ装置
US8015836B2 (en) 2007-03-27 2011-09-13 Mitsubishi Electric Corporation Heat pump system
EP2402687A1 (en) * 2009-02-24 2012-01-04 Daikin Industries, Ltd. Heat pump system
US20120036876A1 (en) * 2009-02-24 2012-02-16 Daikin Industries, Ltd. Heat pump system
KR101136664B1 (ko) * 2010-07-12 2012-04-18 엘지전자 주식회사 축열식 냉난방 및 급탕시스템
JP2012149883A (ja) * 2012-03-29 2012-08-09 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ装置
KR20180026986A (ko) * 2016-09-05 2018-03-14 엘지전자 주식회사 멀티형 공기조화 시스템

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100345579B1 (ko) * 2000-08-14 2002-07-27 주식회사 센추리 소형 축냉/ 축열식 복합 열펌프 시스템
KR100430238B1 (ko) * 2001-12-24 2004-05-17 주식회사 세기센추리 고온 급탕 열펌프 유닛
KR100493243B1 (ko) * 2002-10-10 2005-06-02 진금수 히트 펌프 시스템
KR100493242B1 (ko) * 2002-10-10 2005-06-02 진금수 히트 펌프 시스템
KR100760211B1 (ko) 2006-09-28 2007-09-20 이경환 항온공조기의 냉매 냉각장치
JP5197576B2 (ja) * 2007-03-27 2013-05-15 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置
US8015836B2 (en) 2007-03-27 2011-09-13 Mitsubishi Electric Corporation Heat pump system
JP2010175106A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Sanyo Electric Co Ltd 冷凍装置
US8899067B2 (en) 2009-01-28 2014-12-02 Sanyo Electric Co., Ltd. Refrigerating apparatus
EP2402687A1 (en) * 2009-02-24 2012-01-04 Daikin Industries, Ltd. Heat pump system
US20120036876A1 (en) * 2009-02-24 2012-02-16 Daikin Industries, Ltd. Heat pump system
EP2402687A4 (en) * 2009-02-24 2014-12-24 Daikin Ind Ltd HEAT PUMP SYSTEM
US9810466B2 (en) * 2009-02-24 2017-11-07 Daikin Industries, Ltd. Heat pump system
KR101136664B1 (ko) * 2010-07-12 2012-04-18 엘지전자 주식회사 축열식 냉난방 및 급탕시스템
JP2011149695A (ja) * 2011-05-13 2011-08-04 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ装置
JP2012149883A (ja) * 2012-03-29 2012-08-09 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ装置
KR20180026986A (ko) * 2016-09-05 2018-03-14 엘지전자 주식회사 멀티형 공기조화 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0153546B1 (ko) 축열식 공기조화장치 및 제상방법
JPH116665A (ja) 蓄熱式空気調和機
JP2004003801A (ja) 二酸化炭素を冷媒として用いた冷凍装置
JP5904628B2 (ja) デフロスト運転用の冷媒管を備えた冷凍サイクル
JPS6155018B2 (ja)
EP0849544B1 (en) Heat transfer apparatus
JP2004156806A (ja) 温冷熱システム
JP2006220332A (ja) 複合型空気調和装置
JPS6220459B2 (ja)
JP2504416B2 (ja) 冷凍サイクル
JP2000240980A (ja) 冷凍空調装置
JPH10205905A (ja) 空気調和機
JPH1194395A (ja) 多室形空気調和装置
JPH0510191Y2 (ja)
JP2002061897A (ja) 蓄熱式空気調和機
JP2877278B2 (ja) 空気調和機
JP3213992B2 (ja) 空気調和機
JPH03164668A (ja) ヒートポンプ装置
JP2737543B2 (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP2557940Y2 (ja) 空気熱源ヒートポンプ式空気調和機
JPS6360305B2 (ja)
JPH0658578A (ja) 空気調和機
JPS6015084Y2 (ja) 冷凍装置
JPH0835732A (ja) 蓄熱式空調装置とその制御方法
JPH0429345Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20040130

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061114

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20061121

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070313