JPH1165803A - 情報視覚化システム - Google Patents

情報視覚化システム

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JPH1165803A
JPH1165803A JP22613397A JP22613397A JPH1165803A JP H1165803 A JPH1165803 A JP H1165803A JP 22613397 A JP22613397 A JP 22613397A JP 22613397 A JP22613397 A JP 22613397A JP H1165803 A JPH1165803 A JP H1165803A
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JP
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Application number
JP22613397A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kunieda
和雄 國枝
Masaki Hara
原  雅樹
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Priority to US09/138,574 priority patent/US6075536A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/048Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
    • G06F3/0481Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
    • G06F3/04815Interaction with a metaphor-based environment or interaction object displayed as three-dimensional, e.g. changing the user viewpoint with respect to the environment or object
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/10Geometric effects

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者が逐一更新される関連情報を参考にし
ながらウォークアラウンドなどの空間操作を行うことを
可能とし、仮想空間において格段に効率的に情報獲得を
行えるようにする。 【解決手段】 範囲指定手段22によって指定された範
囲に存在する視覚的オブジェクトに対して関連種別指定
手段21によって指定された種別の関連情報を関連情報
生成手段23において生成し、なおかつ対象範囲自動更
新手段26を備えることによって利用者の操作とは独立
に関連情報を逐一更新することを可能とする。さらに、
仮想空間の状態から推定される利用者の対話コンテキス
トに基づき関連情報を二次的関連情報へ加工する関連情
報加工手段24と、該関連情報生成手段と該関連情報加
工手段での処理を自動的に行うための関連情報自動更新
手段27とを備え、対話コンテキストに応じた関連情報
を逐一仮想空間内に提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、計算機によって仮
想的に生成した空間映像の所望の位置に、各種情報を視
覚的オブジェクトとして埋め込むことによって利用者に
対して情報提示を行う情報視覚化システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報処理学会研究報告96-IM-28-7
の報告を始めとして、計算機を用いた情報視覚化システ
ムにおいて、計算機によって生成した空間映像の所望の
位置に、各種情報を視覚的オブジェクトとして埋め込む
ことによって情報提示環境を構築する情報視覚化システ
ムが広く知られている。
【0003】このシステムでは、該情報提示環境におい
て利用者が空間映像における仮想的な視点を変更する操
作(以下この操作のことを、ウォークアラウンド操作と
呼ぶ)や、該情報提示環境において該視覚的オブジェク
トに対して移動などの操作を行うことによって、該視覚
的オブジェクトを順次画面に表示し、そこに埋め込まれ
た各種情報を利用者が選択的に獲得することができる。
さらに、視覚化された情報の関連情報(例えば対象が図
書であればその書誌情報や同じ著者の図書一覧など)を
利用者に提示するシステムが多く実現されており、画面
内で視覚的オブジェクトの一つを直接的なポインティン
グで選択することによってそれと関連した情報を追加表
示する方式や、画面内のアイコンやメニュー選択によっ
て関連情報を追加表示する方式などが広く一般的に用い
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によるところ
の情報視覚化システムでは、利用者が関連情報を得るた
めに行う操作は、ウォークアラウンド操作などの空間の
状態を変化させて順次情報を得るための操作とは別の操
作であり、なおかつ関連情報を得るためにはその都度、
空間に対する操作を中断して関連情報を得るための操作
を行う必要があった。そのため、利用者が空間に対する
操作を行いつつ連続的に関連情報を得たり、逐一更新さ
れる関連情報を見ながらウォークアラウンド操作を行う
ことができないという第一の問題があった。
【0005】また、仮想空間を用いた情報視覚化システ
ムにおいては、利用者とシステムの対話のコンテキスト
(以下、対話コンテキストと記すが、ここで言う対話コ
ンテキストとは、大所的あるいは局所的見地に立った利
用者とシステムとの対話の流れを示す情報のことであ
り、具体的には、利用者の意図、操作の種別、過去/現
在/未来に渡る操作系列などから成る。操作の種別と
は、大局的には例えば「ある本を探すための検索」とい
ったものであり、局所的には例えば「検索実行のボタン
を選択するためのマウス操作」などである。また、対話
コンテキストの推定とは、過去に利用者が行った操作系
列などを基に、現在利用者が欲している情報および次に
利用者が行う操作などを推定することを言う。)はその
時点の仮想空間の状態と大きな関連を持っている。例え
ば、仮想図書館によって図書情報を視覚化する情報視覚
化システムにおいて、画面に特定の本が大きく表示され
ていれば利用者はその本の詳細な情報に興味を持ってい
ると考えられ、一方、複数の書架の概観が表示されてい
るような状態では、利用者はそれら書架に対応する複数
分野を対象として、分野を絞り込む過程にあると考えら
れる。ここで、該情報視覚化システムにおいて関連情報
を提示する場合、利用者の対話コンテキストに応じた関
連情報を生成することが有効である。しかしながら、従
来技術によるところの関連情報の生成手法では、たとえ
空間内部で関連の元となる対象オブジェクトを指定した
としてもそれは対象を指定しているに過ぎず、結果とし
て、関連の元となる対象の指定と生成する関連情報の種
別からのみ関連方法を生成しており、利用者のコンテキ
ストと関連する仮想空間の状態情報が有効に利用されて
いないという第2の問題があった。
【0006】よって、本発明は上記の従来技術の問題点
を解決する情報視覚化システムを提供することを発明の
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、第一の問題
を解決するために、利用者が必要とする関連情報の種別
を指定するための関連種別指定手段と、仮想空間内で視
覚的オブジェクトが一つ以上存在する領域を、関連情報
を生成する対象として視覚的に範囲指定するための範囲
指定オブジェクトを仮想空間内に設定するための範囲指
定手段と、該範囲指定手段によって指定された範囲に存
在する視覚的オブジェクトに対して該関連種別指定手段
によって指定された種別の関連情報を得るための処理を
行う関連情報生成手段と、生成された関連情報を仮想空
間内の視覚的オブジェクトに対応づけて視覚化する関連
情報視覚化手段と、一定周期ごとに範囲指定オブジェク
トと仮想空間の状態から対象となる視覚的オブジェクト
を再計算し、なおかつ関連情報生成手段に対して関連情
報の更新を指示する自動更新手段とを備えることを特徴
とする。
【0008】ここで、利用者が関連種別指定手段と範囲
指定手段を用いて設定した範囲指定オブジェクトは、利
用者がこれを取り除く操作を行うまでは継続して仮想空
間内に設定される。すなわち、利用者は一旦仮想空間内
の所望の領域に対して関連情報の表示要求を設定した後
は自動更新手段によって周期的に更新される関連情報を
獲得すると同時に、ウォークアラウンド操作などの空間
を対象とした操作を行うことが可能となる。
【0009】さらに、第二の問題を解決するために、利
用者が関連情報の種別を指定するための関連種別指定手
段と、仮想空間内で一つ以上の視覚的オブジェクトが存
在する領域を該関連情報を生成する対象として視覚的に
指定する範囲指定手段と、指定された範囲に存在する視
覚的オブジェクトに関する指定された種別の一次的な関
連情報をデータベース検索などによって生成する関連情
報生成手段と、それらで生成された一次的な関連情報を
仮想空間の状態から推定した対話コンテキストに基づい
て二次的な関連情報へ加工する関連情報加工手段とを備
えることを特徴とする。ここで、仮想空間を用いた情報
視覚化システムではその空間の状態(例えば、どの領域
が画面に表示されているか)から利用者の対話コンテキ
ストを推定することが可能であり、関連情報加工手段に
おける二次的な関連情報への加工は利用者の対話コンテ
キストに応じて行うことができる。
【0010】よって、本発明によるところの情報視覚化
システムでは、利用者は仮想空間において視覚的オブジ
ェクトと関連する所望の情報を視覚的オブジェクトと対
応づけて表示させることができ、なおかつ利用者が関連
情報の種別と対象範囲を一旦設定した後は利用者はこれ
に係る操作を行わなくとも提示される関連情報は自動的
に更新される。したがって、利用者は逐一更新される関
連情報を参考にしながらウォークアラウンド操作などの
空間操作を行うことが可能となり、仮想空間における情
報獲得の効率を確実に向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】ここで本発明の情報視覚化システ
ムの実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】図1は本発明によるところの情報視覚化シ
ステムを説明する構成図である。
【0013】該情報視覚化システムは、仮想空間と仮想
空間内に埋め込まれた視覚的オブジェクトを用いて情報
視覚化を行う従来技術によるところの情報視覚化手段1
と、利用者の空間操作と同時に関連情報提示を可能とす
る本発明で新たに提案する関連情報視覚化手段2とで構
成される。
【0014】情報視覚化手段1は、利用者が操作を行う
ための利用者操作入力装置11と、該利用者入力装置1
1から入力された利用者操作101の内容と対話の状態
から仮想空間への空間更新要求102を算出する利用者
操作管理手段12と、空間更新要求102(例えば仮想
空間内の視点位置の移動要求)にしたがって新たな情報
提示のために仮想空間の状態を更新するための情報であ
る仮想空間情報103を生成する仮想空間視覚化手段1
3と、仮想空間視覚化手段で生成された仮想空間情報1
03に基づいて空間映像104を生成する空間映像生成
手段14と、空間映像104を利用者に対して表示する
ための表示装置15とで構成される。
【0015】関連情報視覚化手段2は、利用者操作管理
手段12からの種別選択指示201に基づいて関連種別
情報202(例えばデータベースに格納されたどの属性
を関連情報として表示するかを選択する情報)を生成す
ると同時に関連種別を範囲指定オブジェクトに対応づけ
て表示するための関連種別表示情報213を送出する関
連種別指定手段21と、利用者操作管理手段12からの
範囲指定指示203に基づいて仮想空間内に範囲指定オ
ブジェクトを表示するための範囲表示指示204を送出
すると同時に指定された範囲内の視覚的オブジェクトの
一覧である対象一覧情報205を送出する範囲指定手段
22と、関連種別情報202と対象一覧情報205とを
基に(例えばデータベースへ検索要求を行うことによっ
て)一次的関連情報208を生成する関連情報生成手段
23と、仮想空間状態情報209に基づいて一次的関連
情報208を利用者のコンテキストに応じた二次的関連
情報210へ加工する関連情報加工手段24と、二次的
関連情報210を仮想空間内で視覚化するための関連情
報視覚化要求211を生成する関連情報視覚化手段25
と、関連情報に関する利用者からの指示201および2
03が入力されなくても一定周期で対象一覧情報205
を更新するための対象範囲自動更新要求206を送出す
る対象範囲自動更新手段26と、関連情報に関する利用
者からの指示201および203が入力されなくても一
定周期で二次的関連情報210を更新するための一次的
関連情報自動生成要求207および二次的関連情報自動
生成要求212を送出する関連情報自動更新手段27と
で構成される。
【0016】ここで、本発明におけるところの関連情報
とは、情報視覚化システムの仮想空間において元々視覚
化の対象となっているデータと関連して導出されるあら
ゆる情報を包含するものである。例えば、該データの持
つ属性値、該データが属する上位の分類、該データと利
用者との関連による情報や、該情報に対して所望の検索
処理を行った結果の情報などを関連情報として挙げるこ
とができる。さらに、仮想空間を用いた情報視覚化シス
テムでは、仮想空間での該データの視覚化の状態も関連
情報として挙げることができる。
【0017】ここで計算機によって創出される仮想的な
図書館に、図書情報を視覚的オブジェクトとして分野を
基準に配置することによって図書のタイトルと本文の視
覚化を行う情報視覚化システムを実施例として挙げ、関
連情報についてさらに詳しく説明する。図9に本実施例
における情報視覚化システムにおいて用いる情報一覧7
0を示す。図書情報は視覚化の対象となる情報であり一
般的にはデータベースなどに格納されている。図書管理
情報は、従来技術によるところの仮想空間視覚化手段1
3において用いられる情報であり、各図書情報とそれを
視覚化するための視覚化オブジェクトとの対応づけ、各
図書に対応する視覚化オブジェクトを格納する本棚のI
D、各図書に対応する視覚化オブジェクトの仮想空間内
での空間座標などで構成される。本棚管理情報は、図書
情報を視覚化するための補助的なオブジェクトである本
棚の空間座標などを管理するための情報であり、従来技
術によるところの仮想空間視覚化手段13において管理
される。仮想空間動的情報は、仮想空間の現在の状態を
表す情報であり利用者との対話において変化する。該仮
想空間動的情報は、従来技術によるところの利用者操作
管理手段12および仮想空間視覚化手段13において管
理される。範囲指定管理情報は、本発明の請求項1にお
いて述べた範囲指定を実現するためのものであり、仮想
空間内での範囲指定オブジェクトとそれに対応づけられ
る関連情報の種別、該範囲指定オブジェクトで用いる範
囲判定の条件、該範囲指定オブジェクトの仮想空間での
座標などで構成される。該範囲指定管理情報は本発明に
よるところの範囲指定手段22において管理される。利
用者管理情報は、システムの利用者IDと各利用者の図
書情報へのアクセス履歴などから成る。該利用者管理情
報は、従来技術によるところの利用者操作管理手段12
によって管理される。
【0018】以上述べた各情報において、図書IDを条
件に含めた検索によって導出されるすべての情報および
導出された結果に図書IDが含まれるすべての情報が関
連情報である。例えば、書誌事項(著者名、発行年な
ど)は該図書の(図書情報の階層において)下位に関連
づけられる属性値であり、該図書が属する分野名(工
学、文学など)は上位の分類情報であり、いずれも該図
書の関連情報の例である。さらに、該図書に対応する視
覚的オブジェクトが仮想空間内でどの本棚に格納されて
いるかという位置情報、該図書の表示色、該図書の形
状、該図書が他の図書とどういった位置関係で配置され
ているかなどは、図書管理情報から図書IDを基に導出
される関連情報の例であり、仮想空間における該図書情
報の視覚化の状態を表している。
【0019】また、該図書情報と利用者との関連による
情報としては、該図書情報をアクセスしたことのある利
用者の一覧、ある利用者が該図書情報をアクセスした回
数、ある利用者が該図書をアクセスした場合にその前後
にアクセスした図書の情報などもまた関連情報の例であ
る。
【0020】さらに、例えば「著者名が夏で始まる本が
それぞれの本棚に何冊ずつ存在するか」のように、図書
を基本とした検索結果と仮想空間の視覚化の状態を複合
した情報もまた関連情報の例である。
【0021】次に、図1、図2、図3、図4、図10を
用いて請求項1による範囲指定手段について詳細に説明
する。図10は図1における範囲指定手段22の処理を
説明する図である。
【0022】範囲指定手段22における範囲指定の処理
は、画面に表示された仮想空間において利用者が視覚的
に理解可能な方法でその範囲指定を行う必要がある。従
来技術における範囲指定手段では、範囲指定のために用
いる視覚オブジェクト(例えば、ポインタカーソルやラ
バーバンドなど)は、画面枠を基準に管理され例えば仮
想空間にオーバレイ表示される。すなわち、表示された
仮想空間内部に存在するものではない。したがって、表
示された空間が例えば3次元空間である場合になどに、
例えば3次元での位置関係を考慮した範囲指定を行った
り、表示された仮想空間の状態が変化した時(例えば視
点の位置が変わった場合)に以前の範囲指定の状態を継
続して保つことが困難となる。一方、本発明によるとこ
ろの範囲指定手段では範囲指定を行うための視覚的なオ
ブジェクト(範囲指定オブジェクトと呼ぶ)を仮想空間
内に表示し、利用者が該範囲指定オブジェクトの形状、
位置などを変更することによって所望の範囲を指定する
ことを可能とする。これによって、仮想空間が例えば3
次元であった場合にも例えば3次元の位置関係に基づく
範囲指定を行うことや、仮想空間の表示の状態が変化し
た場合にでも継続して範囲指定を行うことが可能であ
る。
【0023】図10に、該範囲指定手段22の詳細を示
す。該範囲指定手段では、範囲指定オブジェクト管理情
報310に含まれる範囲指定オブジェクトの座標情報
と、図書管理情報312に含まれる各視覚的オブジェク
ト(例えば図書)の座標情報および各補助オブジェクト
(例えば本棚)の座標情報を判定条件311(例えば関
数として表現される)の引数として与えることによっ
て、各視覚的オブジェクトや補助オブジェクトが判定条
件を満たしているか否かを判定し、条件を満たしている
ものを範囲内に存在するものとして判定する。このよう
にして得られた範囲内に存在する視覚的オブジェクトの
識別子の集合を、対象一覧情報205として送出する。
【0024】以上で述べた範囲指定手段22における対
象範囲の判定処理は、図1に示したところの対象範囲自
動更新手段26からの対象範囲自動更新要求206によ
って実行され、なおかつ該判定処理の実行は範囲指定オ
ブジェクトを利用者が明示的に削除するまで継続して行
われる。すなわち、利用者がウォークアラウンド操作や
オブジェクトの移動操作などを行って仮想空間の状態に
変化が生じた場合にも、対象範囲自動更新手段26から
の指示によって範囲の判定を随時行い、各視覚化オブジ
ェクトが対象となるか否かという情報も随時更新され
る。このことは請求項1によるところの情報視覚化シス
テムを従来技術と異らしめる特徴であり、これによっ
て、利用者が一旦該範囲指定用オブジェクトを用いて指
定を行ったならば、その後は利用者が範囲指定に関連す
る操作をしなくとも、その時点の範囲指定用オブジェク
トと視覚的オブジェクトと仮想空間の状態に応じて正し
く処理対象が決定される。
【0025】ここで、対象範囲自動更新手段26の第一
の実施例としては、システムのクロック情報から一定周
期で対象範囲自動更新要求206を送出する方式が挙げ
られる。また、第二の実施例としては、仮想空間を変化
させる利用者の操作情報が発生した場合にそれを検出し
て対象範囲自動更新要求206を送出する方式を用いる
こともできる。さらに、空間映像生成手段14の一般的
な実施方式として用いられるイベントループ構造のルー
プ実行回数を基に(例えば毎回あるいは数回毎など)対
象範囲自動更新要求206を送出する方式などが実施例
として挙げられる。
【0026】次に、該範囲指定手段22において範囲オ
ブジェクトとして用いることが可能なオブジェクトと判
定条件の実施例について詳細に説明する。
【0027】ここで、以下の説明を容易とするため、表
示画面を基準として、画面の左右方向をX軸、画面の上
下方向をY軸、画面の奥行き方向をZ軸とする座標系を
便宜上用いる。図2は従来技術を用いることによる情報
視覚化システムの画面表示の一例であり、仮想的な図書
館に図書情報を視覚的オブジェクトとして分野を基準に
配置することによって図書情報の視覚化を行ったもので
ある。表示画面3は、計算機によって仮想空間として生
成された仮想図書館31と、視覚的オブジェクトとして
図書情報を視覚化した図書33と、該図書を格納するた
めの補助オブジェクトとして生成された本棚32の各映
像によって構成される。ここで、表示画面3は仮想空間
の一部が表示されたものであり、利用者はウォークアラ
ウンド操作などによって視点の位置や視覚的オブジェク
トの位置を移動し、視覚的オブジェクトを順次表示させ
ることによって所望の情報を獲得することができる。
【0028】図3は範囲指定手段22における範囲指定
方式について説明するための図であり、表示画面には仮
想空間としての仮想図書館と、視覚的オブジェクトであ
る図書を格納するための補助オブジェクトである本棚A
41、本棚B42、本棚C43が表示されている。仮想
空間にはさらに範囲指定を行うために用いる範囲指定オ
ブジェクトが表示されている。ここで、範囲指定オブジ
ェクトは、それ自身と各視覚的オブジェクト(ここでは
図書)との位置関係が所望の条件を満たすか否かによっ
て、各視覚的オブジェクトが別の手段で指定されるとこ
ろの処理の対象となるか否かを決定するための基準とな
る。以下、図3(a)〜(f)を参照して、範囲指定オ
ブジェクトと視覚的オブジェクトとの位置関係に基づく
判定条件として用いることが可能な実施例を示す。
【0029】図3(a)は範囲指定オブジェクト44が
枠の形状を成しており、各視覚的オブジェクト(すなわ
ち図書)が該枠の内側に位置して見えるか否かを条件と
した第一の実施例である。ここでは、画面上のXY平面
において枠の中に図書が含まれるか否かを条件とする。
例えば図3(a)では本棚C43に格納されている図書
は範囲に含まれ、本棚AおよびBに格納されている図書
は範囲に含まれないと判定することができる。図3
(b)は範囲指定オブジェクト45からの距離を判定条
件として用いる第二の実施例である。例えば、範囲指定
オブジェクト45からの距離がr以下であるか否かを判
定基準とし、半径rの範囲判定円46の内側に位置する
本棚Cに格納された図書は範囲に含まれ、本棚Aおよび
Bに格納されている図書は範囲に含まれないと判定する
ことができる。ここで、範囲判定円46については、実
際に円として画面に表示される方法と表示されない方法
のいずれの実施例も可能である。図3(c)は範囲指定
オブジェクト47として仮想空間内の仮想的な照明を用
いる第三の実施例である。例えば、範囲指定オブジェク
ト47は仮想空間内の一部のみを照らすスポットライト
である。すなわち、範囲指定オブジェクト47からの光
によって照らされた部分とそれ以外では、明るさあるい
は色などに明確な差があり、照らされているか否かを判
定することが可能であり、これを範囲指定の判定条件と
して用いることができる。図3(c)の例では、本棚C
43のみが範囲指定オブジェクト47からの光で照らさ
れており、本棚Cに格納された図書は範囲に含まれるも
のと判定することができる。図3(d)は範囲指定オブ
ジェクトと視覚化オブジェクト(図書)を格納している
本棚が接触しているか否かを条件とした第四の実施例で
ある。例えば、本棚C41と範囲指定オブジェクト48
が接触している場合、本棚Cに格納されている図書は範
囲に含まれると判定され、本棚AおよびBに格納されて
いる図書は範囲に含まれないと判定することができる。
図3(e)はリング状の範囲指定オブジェクト49を用
いた第五の実施例である。ここでは、範囲指定オブジェ
クト49が仮想空間内で本棚C43の周囲を囲んでいる
か否かを判定条件とすることができ、囲まれている本棚
に格納されている図書を対象範囲内にあると判定するこ
とができる。ここまでに説明した図3(a)〜(e)に
おいては、範囲内にあると判定される本棚が一つの場合
であったが、各実施例で示した条件において複数の本棚
が範囲内にあると判定されることもある。図3(f)
は、図3(e)と同様の範囲指定オブジェクトを用いて
複数の本棚が範囲内にあると判定される第六の実施例で
ある。
【0030】また、各範囲の判定を行う場合に、範囲指
定オブジェクトとの位置関係を判定する対象として、視
覚化すべき情報と直接対応する視覚的オブジェクト(こ
こでは図書)を用いる他に、仮想空間内において各視覚
的オブジェクトと容易に関連づけることが可能な補助オ
ブジェクト(例えばここでは本棚)を用いることもでき
る。上記説明では図3(d)(e)(f)の場合に補助
オブジェクト(本棚)を判定基準として用いた例とした
が、図3(a)(b)(c)についても、まず本棚と範
囲指定オブジェクトとの間の条件を判定し、範囲に含ま
れると判定された本棚に格納された図書を対象範囲にあ
るものと判定することもでき、逆に図3(d)(e)
(f)の場合に直接それぞれの視覚的オブジェクトであ
る図書を条件判定の対象とすることも可能である。図3
の例のように一つの補助オブジェクト(本棚)を複数の
視覚的オブジェクト(図書)に対応する補助オブジェク
トとすることによる第一の効果は、利用者が範囲指定を
行う時に大まかな指定で所望の範囲指定を行うことがで
きる点が挙げられる。また、範囲に含めるべき視覚化オ
ブジェクトが画面外にある場合や、他オブジェクトの陰
に隠れている場合に、それが画面に表示されていなくと
も利用者が補助オブジェクトを参考に範囲指定を行うこ
とができるという第二の効果がある。例えば、図3
(e)の例では、利用者は本棚の裏側に格納されて図書
がリングの内部にあるか否かを意識しながら範囲指定を
行うことは困難であるが、補助オブジェクトである本棚
を基準に範囲指定を行うことは容易である。
【0031】ここで、図3(a)で説明した範囲指定オ
ブジェクトを例として、利用者がウォークアラウンド操
作を行った時の範囲指定オブジェクトの動きについて図
4を用いて説明する。図4(a)は、仮想的視点が移動
した場合にも、範囲指定オブジェクト44が範囲指定す
る対象(ここでは本棚C43)が変化しないように、視
覚的オブジェクトとの位置関係を保つ場合の実施例であ
り、利用者が特定の視覚的オブジェクトに注目してウォ
ークアラウンド操作を行う場合に有効である。一方、図
4(b)は仮想視点が移動した場合に、範囲指定オブジ
ェクト44の画面上での表示位置が固定されるように仮
想空間内での範囲指定オブジェクトの位置を変化させる
実施例である。すなわち、本実施例ではウォークアラウ
ンド操作によって対象となる視覚的オブジェクトが順次
変化する。本実施例は、利用者が対象となる視覚的オブ
ジェクトを特定せずに、関連情報を順次表示させつつウ
ォークアラウンド操作を行う場合に有効である。範囲指
定オブジェクトの動きとしては、以上で述べた実施例以
外でも利用者の指定やシステム設計者の判断によって有
効な方式を用いることができる。
【0032】次に、図1、図5、図6を用いて関連種別
指定手段21について説明する。本発明によるところの関
連種別指定手段は、第一に利用者からの種別選択指示2
01によって、各範囲指定オブジェクトに、どの関連情
報表示を対応づけるかを選択するための機能を有する。
ここで、例えば範囲指定オブジェクトAに関連情報種別
として「著者が夏目漱石であるか否か」という著者名検
索が対応づけられたとすると、範囲指定オブジェクトA
は仮想空間内でその範囲内に存在する視覚的オブジェク
ト(ここでは図書)に対して著者名=夏目漱石による検
索を施し、その結果を関連情報として表示することを意
味する。どの関連情報表示を対応づけるかを選択するた
めの手段の第一の実施例としては、キーボード入力やメ
ニュー選択によって検索式(例えば「著者が夏目漱石で
あるか否か」)や関連情報名(例えば「アクセス履
歴」)を選択し、これを、対応する関連種別がまだ指定
されていない初期状態にある範囲指定オブジェクトに対
して設定する方式が挙げられる。該選択手段の第二の実
施例としては、予め用いられることが想定される関連種
別を対応づけた範囲指定オブジェクトを一つ以上用意し
ておき、利用者は一つ以上の該範囲指定オブジェクトの
中から所望のものを選択する方式が挙げられる。第二の
実施例においては、予め対応づけられた範囲指定オブジ
ェクトを例えばアイコン化して画面内に表示し、利用者
が必要となった時にアイコンの中から所望の範囲指定オ
ブジェクトに対応するものを選択することによって、必
要とするところの関連情報の種別を選択することも効果
的である。関連種別指定手段21において関連情報の種
別が選択されると、その結果は関連種別情報202とし
て実際に検索などの処理を行う関連情報生成手段23へ
送出される。さらに、該選択結果は、選択した関連情報
種別を仮想空間内で利用者に提示するために関連種別表
示情報213として範囲指定手段204に送出される。
範囲指定手段22では、利用者からの範囲指定203が
行われた時に、範囲指定オブジェクトの表示を指示する
ための範囲表示指示204を送出するが、範囲指定20
3に加えて関連情報表示情報213を受けとっている場
合には、仮想空間において範囲指定オブジェクトと関連
情報種別の対応を利用者に提示するための情報を範囲表
示指示204に含める。図5(a)は、図3(a)にお
いて説明した範囲指定オブジェクト44に「著者が夏目
漱石であるか否か」という検索が関連情報として対応づ
けられた場合の画面表示の例である。該実施例では関連
種別表示51が範囲指定オブジェクト44に対応づけて
表示されており、利用者は範囲指定オブジェクト44の
範囲に含まれる本棚C43に格納された図書に対して
「著者が夏目漱石であるか否か」という検索が行われる
であろうことを容易に知ることができる。図5(b)は
図3(b)において説明した範囲指定オブジェクト49
に「著者が夏目漱石であるか否か」という検索が関連情
報として対応づけられた場合の画面表示の例であり、図
5(a)と同様に関連種別表示52が範囲指定オブジェ
クト49に対応づけて表示されている。この場合も利用
者は、範囲指定オブジェクト49の範囲に含まれる本棚
C43に格納された図書に対して「著者が夏目漱石であ
るか否か」という検索が行われるであろうことを容易に
知ることができる。さらに図6は、関連情報と対応づけ
た二つの範囲指定オブジェクトを同時に用いる場合の画
面表示の例である。該実施例では、「過去にアクセスさ
れた回数が5回以上であるか否か」という検索が関連情
報種別として範囲指定オブジェクトA55に対応づけら
れており、「著者が夏目漱石であるか否か」という検索
が関連情報種別として範囲指定オブジェクトB56に対
応づけられており、その対応づけは関連種別表示A53
および関連種別表示B54として仮想空間内に表示され
ている。この場合も利用者は範囲指定オブジェクトAの
範囲に含まれる本棚Aと本棚Bに格納された図書に対し
て「過去にアクセスされた回数が5回以上であるか否
か」という検索が行われるであろうことを容易に知るこ
とができ、あわせて範囲指定オブジェクトBの範囲に含
まれる本棚Bと本棚Cに格納された図書に対して「著者
が夏目漱石であるか否か」という検索が行われるであろ
うことを容易に知ることができる。
【0033】次に、本発明の請求項2によるところの関
連情報生成手段23について詳細に説明する。図11は
関連情報生成手段23の実施例である。本実施例では、
図9において説明した情報一覧のうち、図書情報301
は例えば外部のデータベースに格納されており、それ以
外の図書管理情報302と本棚管理情報303と利用者
管理情報304と仮想空間動的情報305と範囲指定オ
ブジェクト管理情報310は例えば情報視覚化システム
内部の管理テーブルに格納されているものとする。該関
連情報生成手段23は、関連種別情報で指定された関連
情報をデータベースおよび内部管理テーブルの情報を用
いて生成するための検索式を生成する検索手段72と、
図書情報が格納されたデータベースに対して検索を行う
DB検索手段74と、内部の管理テーブルから所望の情
報を取り出すための内部テーブル探索手段75と、該検
索手段72が生成した検索結果308の中から、範囲指
定手段22で指定された範囲に含まれる視覚的オブジェ
クトに関連する情報のみを選択するための選択演算を行
う選択演算手段73とで構成される。
【0034】まず、検索手段72はどの情報を関連情報
として視覚化するかを指定する関連種別情報202を基
に、図書情報301と図書管理情報302と本棚管理情
報303と利用者管理情報304と仮想空間動的情報3
05の情報の中から所望の情報を抽出するための手段を
決定し、各々から得られた情報を統合して所望の関連情
報とする。この時、本実施例のように図書情報301が
データベースに格納されていれば、そこからの情報はい
わゆるデータベースに対するクエリを実行するDB検索
手段74によって取り出し、図書情報301以外の情報
が該情報視覚化システムのプログラム内部で例えば管理
テーブルとして格納されていれば、そこからの情報は内
部テーブル探索手段75によって得る。内部テーブル探
索手段75は、ソフトウェア的に配列として構築された
内部テーブルに対して、該配列の要素を順次調べながら
条件に該当するものを探索結果とする手法が一般的に広
く用いられている。該検索手段72は、DB検索手段7
4と内部テーブル探索手段75から得られた情報を統合
し検索結果308とする。ここで、本実施例における検
索結果308は、図書IDと、上記手段74,75で得
られた一つ以上の情報とから成る組(タプルと呼ぶ)の
集合である。次に選択演算手段73では、範囲指定手段
22で指定された範囲に含まれる図書IDのリスト(す
なわち図11における対象一覧情報205)を用いて、
検索結果308として得られたタプルの集合に対して選
択演算を施すことによって、指定された範囲の中に含ま
れる図書に対応するタプルのみを関連情報309として
出力する。
【0035】以上で述べた請求項2によるところの関連
情報生成手段23は、関連情報を生成するために用いる
情報として、本来の視覚化対象である一次情報のみなら
ず、仮想空間における各視覚的オブジェクトの座標値や
仮想的な視点の座標や仮想的視点と各視覚的オブジェク
トの位置関係などの仮想空間の状態に関する情報をも用
いている点で他に類をみない。図書情報301を一次情
報とし、図書管理情報302と本棚管理情報303と仮
想空間管理305とを仮想空間の状態情報とする図11
の実施例では、これによって、例えば仮想空間内の一つ
の本棚を範囲指定で対象に指定した状態で「本棚の一番
右上にある本の作者は?」などの仮想空間の状態に関連
した情報を図書の関連情報として生成することが可能と
なる。一方、該関連情報生成手段23では、一次情報に
加えて仮想空間の状態や範囲指定オブジェクトの状態を
も用いて関連情報を生成するがために、利用者操作など
によってそれらの状態が変化した場合には関連情報の内
容もそれに応じて再度生成する必要がある。
【0036】このことに関して、請求項2によるところ
の情報視覚化システムでは、図1に示したところの関連
情報自動更新手段27によって関連情報の内容に変化が
生じた可能性があるか否かを随時判定し、可能性がある
という判定結果であれば一次関連情報自動生成要求20
7を送出して関連情報生成手段23での処理を実行する
ことによって、常に仮想空間や範囲指定オブジェクトの
状態が反映された正確な関連情報を生成することを可能
とする。
【0037】ここで、関連情報自動更新手段27の第一
の実施例としては、システムのクロック情報から一定周
期で一次関連情報自動生成要求207を送出する方式が
挙げられる。また、第二の実施例としては、仮想空間や
範囲指定を変化させる利用者の操作情報が発生した場合
にそれを検出して一次関連情報自動生成要求207を送
出する方式を用いることもできる。さらに、空間映像生
成手段14の一般的な実施方式として用いられるイベン
トループ構造のループ実行回数を基に(例えば毎回ある
いは数回毎など)一次関連情報自動生成要求207を送
出する方式などが実施例として挙げられる。
【0038】次に、関連情報視覚化手段25について詳
細に説明する。図7は、関連種別として指定された「著
者が夏目漱石であるか否か」という条件が、範囲指定オ
ブジェクト44によって対象に指定された本棚Cに格納
された図書に対して適用され、図書A61,図書B6
2,図書C63がその条件に該当するものであるという
結果が得られた場合の実施例である。ここで、図7
(a)は画面表示の全体図であり、図7(b)は本棚C
の部分を拡大したものである。従来技術においては、関
連情報は仮想空間とは別の領域(例えば別ウィンドウ)
に表示されるのが一般的である。一方、本発明によると
ころの関連情報視覚化手段25では、関連情報は仮想空
間内の視覚的オブジェクトに直接対応づけて視覚化する
ことによって、利用者が仮想空間の操作を行っている場
合に別領域へ注目点を移動することなく関連情報を得る
ことを可能とすることを特徴とする。
【0039】ここで、関連情報の視覚化の第一の実施例
としては図7(b)における図書A61に示す通り該当
する視覚的オブジェクトの輪郭を強調表示する方式が挙
げられる。また、関連情報の視覚化の第二の実施例とし
ては図7(b)における図書B62のように該当する視
覚的オブジェクトの一面の色を変化させ利用者が他の視
覚的オブジェクトと容易に区別可能とすることも可能で
ある。
【0040】さらに第三の実施例としては、例えば付加
表示64のような情報を仮想空間内の該当するオブジェ
クトに対応づけて表示する方式が挙げられる。
【0041】次に、図8,図12,図13を用いて請求
項4以降に記載された発明の関連情報加工手段24につ
いて詳細に説明する。関連情報加工手段24は、仮想空
間の状態情報から対話コンテキスト317を推定する対
話コンテキスト推定手段76と、得られた対話コンテキ
スト317に基づいて一次的関連情報316を対話コン
テキスト317によりいっそう適した二次的関連情報3
18へ加工する加工手段77とで構成される。仮想空間
を用いた情報視覚化システムにおいては、利用者とシス
テムの対話コンテキストはその時点の仮想空間の状態と
大きな関連を持っている。例えば、仮想空間内で、範囲
指定オブジェクトで指定されている領域は利用者が注目
している領域であると見なすことが可能である。
【0042】さらに、例えば該注目領域と仮想視点との
位置関係、すなわち、該注目領域が画面のどの位置にど
のような大きさで表示されているかということを基準
に、対話において利用者がどういった過程にあるかを推
定することが可能である。さらにコンテキストが推定さ
れた場合、関連情報生成手段22によって生成された関
連情報を該コンテキストに応じて加工することによっ
て、より利用者の要求に合った関連表示視覚化を行うこ
とが可能となる。
【0043】ここで、加工前の関連情報を一次的関連情
報、加工後の関連情報を二次的関連情報と呼ぶ。
【0044】対話コンテキスト推定手段76の実施例と
しては、図8(a)に示すように画面に特定の本が大き
く表示されていれば利用者はその本の詳細な情報に興味
を持っていると推定し、一方、図8(b)に示すように
複数書架の概観が表示されているような状態では利用者
は複数書架から対象を絞り込む過程にあると推定するこ
とが挙げられる。さらに、関連種別として「著者が夏目
漱石であるか否か」が指定されている場合、一次的関連
情報は図13(a)に示すように、それぞれの図書の著
者が夏目漱石であるか否かを示すタプルの集合である。
ここで、例えば仮想空間において利用者が指定した範囲
に複数の書架が含まれている場合には利用者が望む情報
は「夏目漱石の本がどの本棚にどれくらい分布している
か」であると判定し、例えば利用者が一つの本棚のみを
範囲内に指定した場合には利用者が望む情報は「本棚の
どの位置に夏目漱石の本が入っているか」であると判定
できる。加工手段77では、これら対話コンテキスト3
17に関する推定結果に応じて利用者が望むと思われる
関連情報の提示方法を決定し、それに応じて一次的関連
情報を二次的関連情報へと加工することを特徴とする。
【0045】図8(a),(b)は本実施例における該
加工手段77の処理を説明するための画面表示例であ
る。図8(a)は利用者対話コンテキストは一つの本棚
に注目している状態にあると判断される場合であり、該
加工手段77では一次的関連情報である「それぞれの図
書が夏目漱石であるか否か」を加工せずに送出している
例である。一方、図8(b)は利用者対話コンテキスト
は複数書架から対象を絞り込む状態にあると判断される
場合であり、該一次的関連情報を二次的関連情報である
「夏目漱石の本がどの本棚に何冊ずつ分布しているか」
に加工している例である。この時、該加工手段77にお
ける加工処理としては、図13に示すように図書管理情
報(b)を参考にすることによって、一次的関連情報
(a)「各図書の著者が夏目漱石であるか否か?」を、
二次的関連情報(c)「各本棚に夏目漱石の本が何冊あ
るか?」に加工する方式が実施例として挙げられる。
【0046】さらに、請求項5によるところの情報視覚
化システムでは、図1に示したところの関連情報自動更
新手段27によって関連情報の内容に変化が生じた可能
性があるか否かを随時判定し、可能性があるという判定
結果であれば二次関連情報自動生成要求212を送出し
て関連情報加工手段24での処理を実行することによっ
て、仮想空間の状態から推定されるコンテキストに応じ
た二次関連情報への変換を利用者の操作によらず逐一行
うことを可能とする。ここで、請求項5によるところの
関連情報自動更新手段27の第一の実施例としては、シ
ステムのクロック情報から一定周期で二次関連情報自動
生成要求212を送出する方式が挙げられる。また、第
二の実施例としては、仮想空間や範囲指定を変化させる
利用者の操作情報が発生した場合にそれを検出して二次
関連情報自動生成要求212を送出する方式を用いるこ
ともできる。さらに、空間映像生成手段14の一般的な
実施方式として用いられるイベントループ構造のループ
実行回数を基に(例えば毎回あるいは数回毎など)二次
関連情報自動生成要求212を送出する方式などが実施
例として挙げられる。
【0047】
【発明の効果】本発明では、利用者が必要とする関連情
報の種別を指定するための関連種別指定手段と、仮想空
間内で視覚的オブジェクトが一つ以上存在する領域を関
連情報を生成する対象として視覚的に範囲指定するため
の範囲指定オブジェクトを仮想空間内に設定するための
範囲指定手段と、該範囲指定手段によって指定された範
囲に存在する視覚的オブジェクトに対して該関連種別指
定手段によって指定された種別の関連情報を得るための
処理を行う関連情報生成手段と、生成された関連情報を
仮想空間内の視覚的オブジェクトに対応づけて視覚化す
る関連情報視覚化手段と、一定周期ごとに範囲指定オブ
ジェクトと仮想空間の状態から対象となる視覚的オブジ
ェクトを再計算し、なおかつ関連情報生成手段に対して
関連情報の更新を指示する自動更新手段とを備えること
を特徴とする。ここで、利用者が関連種別指定手段と範
囲指定手段を用いて設定した範囲指定オブジェクトは、
利用者がこれを取り除く操作を行うまでは継続して仮想
空間内に設定される。
【0048】すなわち、利用者は一旦仮想空間内の所望
の領域に対して関連情報の表示要求を設定した後は自動
更新手段によって周期的に更新される関連情報を獲得す
ると同時に、ウォークアラウンド操作などの空間を対象
とした操作を行うことが可能となる。
【0049】さらに、本発明によるところの情報視覚化
システムは、生成された一次的な関連情報を仮想空間の
状態から推定した対話コンテキストに基づいて二次的な
関連情報へ加工する関連情報加工手段とを備えることを
特徴とする。ここで、仮想空間を用いた情報視覚化シス
テムではその空間の状態(例えば、どの領域が画面に表
示されているか)から利用者の対話コンテキストを推定
することが可能であり、関連情報加工手段における二次
的な関連情報への加工は利用者の対話コンテキストに応
じて行うことができる。
【0050】以上のように本発明によるところの情報視
覚化システムでは、利用者は仮想空間において視覚的オ
ブジェクトと関連する所望の情報を視覚的オブジェクト
と対応づけて表示させることができ、なおかつ利用者が
関連情報の種別と対象範囲を一旦設定した後は、利用者
はこれに係る操作を行わなくとも提示される関連情報は
自動的に更新される。したがって、利用者は逐一更新さ
れる関連情報を参考にしながらウォークアラウンド操作
などの空間操作を行うことが可能となり、仮想空間にお
ける情報獲得の効率を確実に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるところの情報視覚化システムの構
成図
【図2】従来技術によるところの情報視覚化システムの
画面表示例を説明する図
【図3】範囲指定オブジェクトの実施例を説明する図
【図4】指定移動に対する範囲指定オブジェクトの動き
を説明する図
【図5】範囲指定オブジェクトと関連種別表示を説明す
る図
【図6】複数の範囲指定および関連種別指定が効果的に
行われることを説明する図
【図7】関連情報の視覚化方式を説明する図
【図8】一次的関連情報の二次的関連情報への加工を説
明する図
【図9】本発明によるところの情報視覚化システムで処
理する情報を説明する図
【図10】範囲指定手段を説明する図
【図11】関連情報生成手段を説明する図
【図12】関連情報加工手段を説明する図
【図13】一次的関連情報の二次的関連情報への加工を
説明する第二の図
【符号の説明】
1 情報視覚化手段 2 関連情報視覚化手段 3 表示画面 11 利用者操作入力装置 12 利用者操作管理手段 13 仮想空間視覚化手段 14 空間映像生成手段 15 表示装置 21 関連種別指定手段 22 範囲指定手段 23 関連情報生成手段 24 関連情報加工手段 25 関連情報視覚化手段 26 対象範囲自動更新手段 27 関連情報自動更新手段 31 仮想図書館 32 本棚 33 図書 41 本棚A 42 本棚B 43 本棚C 44 範囲指定オブジェクト 45 範囲指定オブジェクト 46 範囲指定円 47 範囲指定オブジェクト 48 範囲指定オブジェクト 49 範囲指定オブジェクト 51 関連種別表示 52 関連種別表示 53 関連種別表示A 54 関連種別表示B 55 範囲指定オブジェクトA 56 範囲指定オブジェクトB 57 本棚A 58 本棚B 59 本棚C 61 図書A 62 図書B 63 図書 64 付加表示 65 二次関連情報表示B 66 二次的関連情報表示C 67 一次的関連情報表示 70 情報一覧 72 検索手段 73 選択演算手段 74 DB検索手段 75 内部テーブル探索手段 101 利用者操作 102 空間更新要求 103 仮想空間情報 104 空間映像 201 種別選択指示 202 関連種別情報 203 範囲指定指示 204 範囲表示指示 205 対象一覧情報 206 対象範囲自動更新要求 207 一次的関連情報自動生成要求 208 一次的関連情報 209 仮想空間状態情報 210 二次的関連情報 211 関連情報視覚化要求 212 二次的関連情報自動生成要求 213 関連種別表示情報 301 図書情報 302 図書管理情報 303 本棚管理情報 304 利用者管理情報 305 仮想空間動的情報 308 検索結果 309 関連情報 310 範囲指定オブジェクト管理情報 311 判定条件 312 図書管理情報 313 本棚管理情報 315 仮想空間動的情報 316 一次的関連情報 317 対話コンテキスト 318 二次的関連情報

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計算機によって仮想的に生成した空間映像
    (以下、仮想空間)の所望の位置に各種情報を視覚的オ
    ブジェクトとして埋め込むことによって利用者に対して
    情報提示を行う情報視覚化システムにおいて、 前記仮想空間内に範囲指定用オブジェクトを生成し、該
    範囲指定用オブジェクトと視覚的オブジェクトの仮想空
    間内での位置関係を計算し一定の基準を満たすものと満
    たさないものとに分別することによって該基準を満たす
    一つ以上の視覚的オブジェクトを処理対象オブジェクト
    として指定する範囲指定手段と、 周期的に該範囲指定用オブジェクトと該視覚的オブジェ
    クトの前記仮想空間内での位置関係を再計算し、該基準
    を満たすか否かの判定に変化が生じた場合には新たに得
    られた判定結果によって処理対象オブジェクトを自動的
    に決定する対象範囲自動更新手段と、を備え、 利用者が一旦該範囲指定用オブジェクトを用いて指定を
    行ったならば、その後は利用者が範囲指定に関連する操
    作をしなくとも、その時点の範囲指定用オブジェクトと
    視覚的オブジェクトと仮想空間の状態に応じて前記処理
    対象オブジェクトが決定されることを特徴とする情報視
    覚化システム。
  2. 【請求項2】計算機によって仮想的に生成した空間映像
    (以下、仮想空間)の所望の位置に各種情報を視覚的オ
    ブジェクトとして埋め込むことによって利用者に対して
    情報提示を行う情報視覚化システムにおいて、 利用者が必要とする関連情報の種別を指定するための関
    連種別指定手段と、 対象として範囲指定された対象オブジェクトに対して所
    望の処理を行い該関連種別指定手段によって指定した種
    別の関連情報を生成する関連情報生成手段と、 前記関連情報生成手段で生成された関連情報を対象オブ
    ジェクトと対応づけて仮想空間内に表示する関連情報表
    示手段と、 一定周期で関連情報生成手段と関連情報表示手段に対し
    て処理の実行を指示する関連情報自動更新手段とを備
    え、 一次情報として格納されている情報のみならず、その時
    点での前記仮想空間での一次情報の視覚化に係る空間情
    報をも含めて処理対象とし、該空間情報を関連情報とし
    て導出することおよび関連情報導出のための条件として
    用いることができ、なおかつ、利用者が一旦関連情報の
    種別を指定したならば、その後は利用者が関連情報に関
    連する操作をしなくとも、逐一その時点の仮想空間およ
    び視覚化対象となっている情報の内容に応じて正しく関
    連情報を生成することができることを特徴とする情報視
    覚化システム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載された情報視覚化システム
    において、 該関連情報を生成する対象となるオブジェクトを指定す
    る範囲手段として請求項1に記載されている前記範囲指
    定手段および前記対象範囲自動更新手段とを備え、 一次情報として格納されている情報のみならず、その時
    点での仮想空間での一次情報の視覚化および範囲指定用
    オブジェクトに係る空間情報をも含めて処理対象とし、
    該空間情報を関連情報として導出することおよび関連情
    報導出のための条件として用いることができ、なおか
    つ、利用者が一旦範囲指定用オブジェクトによる対象範
    囲の指定および関連情報の種別を指定したならば、その
    後は利用者が範囲指定および関連情報に関連する操作を
    行わなくとも、逐一その時点の該仮想空間および視覚化
    対象となっている情報の内容に応じて指定範囲の再計算
    と関連情報生成を行い、該範囲指定用オブジェクトによ
    って指定された視覚的オブジェクトに関する指定された
    種別の関連情報が正しく該仮想空間内に表示されること
    を特徴とする情報視覚化システム。
  4. 【請求項4】計算機によって仮想的に生成した空間映像
    (以下、仮想空間)の所望の位置に各種情報を視覚的オ
    ブジェクトとして埋め込むことによって利用者に対して
    情報提示を行う情報視覚化システムにおいて、 該仮想空間の状態情報を基に利用者の対話コンテキスト
    を推定することによって、該仮想空間内の視覚的オブジ
    ェクトを対象として生成された一次的な関連情報を、利
    用者の対話コンテキストにより適した二次的な関連情報
    へ加工する関連情報加工手段を少なくとも備えることを
    特徴とする情報視覚化システム。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の情報視覚化システムにお
    いて、 該関連情報の生成手段として請求項2に記載された前記
    関連情報生成手段と、該関連情報の表示手段として請求
    項2に記載された前記関連情報表示手段および前記関連
    情報自動更新手段とを備え、 一次情報として格納されている情報のみならず、その時
    点での仮想空間での一次情報の視覚化に係る空間情報を
    も含めて処理対象とし、該空間情報を関連情報として導
    出することおよび関連情報導出のための条件として用い
    ることができ、 さらに、利用者が一旦関連情報の種別を指定したなら
    ば、その後は利用者が該関連情報に関連する操作をしな
    くとも、逐一その時点の仮想空間および視覚化対象とな
    っている情報の内容に応じて正しく一次的な関連情報を
    生成し、さらに仮想空間の状態情報を基に利用者の対話
    コンテキストを推定することによって、生成された一次
    的な関連情報を利用者の対話コンテキストにより適した
    二次的な関連情報へ逐一加工した結果を仮想空間内に表
    示することを特徴とする情報視覚化システム。
  6. 【請求項6】請求項4に記載された情報視覚化システム
    において、 該関連情報を生成する対象となるオブジェクトを指定す
    る範囲手段として請求項1に記載された前記範囲指定手
    段および前記対象範囲自動更新手段とを備え、 該関連情報の生成手段として請求項2に記載された前記
    関連情報生成手段を備え、さらに、該関連情報の表示手
    段として請求項2に記載された前記関連情報表示手段お
    よび前記関連情報自動更新手段とを備え、 一次情報として格納されている情報のみならず、その時
    点での仮想空間での一次情報の視覚化および範囲指定用
    オブジェクトに係る空間情報をも含めて処理対象とし、
    該空間情報を関連情報として導出することおよび関連情
    報導出のための条件として用いることができ、 利用者が一旦範囲指定用オブジェクトによる対象範囲の
    指定および関連情報の種別を指定したならば、その後は
    利用者が範囲指定および関連情報に関連する操作を行わ
    なくとも、逐一その時点の仮想空間および視覚化対象と
    なっている情報の内容に応じて指定範囲の再計算と関連
    情報生成を行い、範囲指定用オブジェクトによって指定
    された視覚的オブジェクトに関する指定された種別の関
    連情報を一次的な関連情報として生成し、さらに該仮想
    空間の状態情報を基に利用者の対話コンテキストを推定
    することによって、生成された一次的な関連情報を利用
    者の対話コンテキストにより適した二次的な関連情報へ
    逐一加工した結果を該仮想空間内に表示することを特徴
    とする情報視覚化システム。
JP22613397A 1997-08-22 1997-08-22 情報視覚化システム Pending JPH1165803A (ja)

Priority Applications (2)

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JP22613397A JPH1165803A (ja) 1997-08-22 1997-08-22 情報視覚化システム
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