JPH1165290A - 湿式電子写真装置 - Google Patents

湿式電子写真装置

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Publication number
JPH1165290A
JPH1165290A JP9230137A JP23013797A JPH1165290A JP H1165290 A JPH1165290 A JP H1165290A JP 9230137 A JP9230137 A JP 9230137A JP 23013797 A JP23013797 A JP 23013797A JP H1165290 A JPH1165290 A JP H1165290A
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JP
Japan
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electrophotographic apparatus
wet electrophotographic
toner
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Application number
JP9230137A
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English (en)
Inventor
Yutaka Nakajima
豊 中島
Akihiko Inamoto
彰彦 稲本
Satoru Moto
悟 本
Masanao Takahata
昌尚 高畠
Motoharu Ichida
元治 市田
Shigeji Okano
茂治 岡野
Yasukazu Takeda
靖一 竹田
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PFU Ltd
Original Assignee
PFU Ltd
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Publication date
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Priority to EP98940566A priority patent/EP0935173B1/en
Priority to PCT/JP1998/003801 priority patent/WO1999010778A1/ja
Priority to US09/284,136 priority patent/US6173147B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、不揮発性を示す高粘度で高濃度の液
体トナーを用いる構成を採るときにあって、中間転写体
を用いるときに、感光体に熱影響を与えずに、中間転写
体に転写されたトナーを効率的に加熱溶融できるように
する新たな湿式電子写真装置の提供を目的とする。 【解決手段】本発明の湿式電子写真装置は、中間転写体
を加熱する加熱装置18を、加圧ローラ19に接触する
前の位置で、中間転写体15の表面を部分的に加熱す
る。この加熱装置18として、中間転写体15に当接し
つつ回転する内部より加熱されるローラ、加熱ローラに
より駆動されるベルト、或いは中間転写体に非接触で配
設される熱放射手段によって構成することができる。ま
た、中間転写体15は、外面を形成して溶融トナーの離
型性に優れた薄い樹脂層と、該樹脂層の内側に位置する
断熱性の高い材料によって構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性を示す高
粘度で高濃度の液体トナーを用いる湿式電子写真装置に
関し、特に、中間転写体を用いる構成を採るときにあっ
て、感光体に熱影響を与えずに、中間転写体に転写され
たトナーを効率的に加熱溶融できるようにする湿式電子
写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】感光体(感光ドラム)に静電潜像を生成
し、それにトナーを付着させて、紙などに転写して定着
する電子写真装置では、粉体トナーを用いる乾式のもの
が広く用いられている。
【0003】しかし、粉体トナーは、トナーが飛散する
という問題点があるとともに、トナー粒子が7〜10μ
mと大きいことから解像度が悪いという問題点がある。
そこで、高い解像度が必要となる場合には、液体トナー
を用いる湿式のものが用いられる。液体トナーは、トナ
ー粒子が1μm程度と小さいとともに、帯電量が大きい
ことでトナー画像の乱れが起きにくく、高い解像度を実
現できるからである。
【0004】従来の湿式の電子写真装置では、現像液と
して、有機溶剤にトナーを1〜2%の割合で混ぜた低粘
度の液体トナーを用いていた。しかしながら、このよう
な現像液は、人体に危害を与える有機溶剤を用いるとと
もに、トナー濃度が低いことでそれを大量に用いること
から、環境問題を引き起こすという大きな問題点をかか
えていた。
【0005】このようなことを背景にして、国際公開番
号「WO95/08792」で、シリコンオイルなどに
高濃度のトナーを分散させることで構成される高粘度で
高濃度の現像液を用いる湿式の電子写真装置の発明が開
示された。
【0006】この液体トナーを用いると、人体に危害を
与えるという問題点が発生しないとともに、トナー濃度
が高いことから、大量の現像液を使用しないで済むとい
う利点がある。
【0007】一方、感光体の静電潜像に付着されるトナ
ーを印刷媒体に定着させる方法として、感光体に付着さ
れるトナーを中間転写体に転写させ、その中間転写体を
加熱することでそのトナーを溶融させて印刷媒体に定着
させていくという方法と、中間転写体を用いずに、電界
の力を利用して、感光体に付着されるトナーを印刷媒体
に転写させ、印刷媒体を加熱することでそのトナーを溶
融させて定着していくという方法とがある。
【0008】前者の定着方法は、印刷媒体を1回だけ中
間転写体の所を通過させればよいという長所があり、カ
ラー画像を扱うときに広く用いられている。一方、後者
の定着方法は、中間転写体を用いないことから、感光体
に熱が伝わらないという長所があり、モノクロ画像を扱
うときに広く用いられている。
【0009】上述したような不揮発性を示す高粘度で高
濃度の液体トナーを用いる場合にも、従来では、これま
でに用いられている技術と同一の構成に従って、前者の
定着方法に従ってトナーを印刷媒体に定着させるか、後
者の定着方法に従ってトナーを印刷媒体に定着させると
いう方法を採っている。
【0010】例えば、「国際公開番号WO95/087
92」では、後者の定着方法に従って、電界の力を利用
して、感光体に付着されるトナーを印刷媒体に転写さ
せ、印刷媒体を加熱することでそのトナーを溶融させて
定着していくという方法を採っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】カラー画像を扱うとき
に、電界の力を利用して、感光体に付着されるトナーを
印刷媒体に転写させ、印刷媒体を加熱することでそのト
ナーを溶融させて定着していくという方法を採ると、印
刷媒体を感光体の位置に少なくとも3回(黒色を1つの
トナーで実現するときには4回)は通過させなくはなら
ないことから、実用上問題がある。
【0012】これから、カラー画像を扱うときには、感
光体に付着されるトナーを中間転写体に転写させ、中間
転写体を加熱することでそのトナーを溶融させて印刷媒
体に定着させていくという方法を採ることになる。この
方法に従ってトナーを印刷媒体に定着させる構成を採る
場合、図14の従来構成に示されるように、中間転写体
として中空の金属ドラムで構成される中間転写ローラを
用意して、その中空部分にハロゲンヒータを配置するこ
とで中間転写体全体を加熱する構成を採っていた。
【0013】しかしながら、この構成に従うと、表面温
度が常時高温の中間転写体の熱が感光ドラムに伝達する
ことで、感光ドラムに悪影響を与えるという問題点があ
る。しかるに、シリコンオイルなどに高濃度のトナーを
分散させることで構成される高粘度で高濃度の現像液を
用いる場合には、トナー粒子が小さいことでトナーの熱
容量が小さくなることから、従来とは異なった中間転写
体の加熱方法が実現可能であり、これにより、感光体に
熱影響を与えないようにできる可能性がある。
【0014】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体トナー
を用いる構成を採るときにあって、中間転写体を用いる
ときに、感光体に熱影響を与えずに、中間転写体に転写
されたトナーを効率的に加熱溶融できるようにする新た
な湿式電子写真装置の提供を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1に、本発明の湿式電
子写真装置の全体構成が示されている。感光体10は、
帯電装置11により約700Vに帯電させられた後、露
光装置12によって露光されて、露光部分の電位が約1
00Vとなる静電潜像が形成される。
【0016】プリウェット装置13は、2.5cSt程度
の粘度を持つシリコンオイルを4〜5μmの厚さで感光
体10の表面に塗布する。現像装置14は、イエロー/
マゼンタ/シアン/ブラックに対応付けて設けられ、感
光体に対してバイアスされて、トナー粘度が400〜4
000mPa・Sで、キャリア粘度が20cStを持
つ、不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体トナーを液体
現像液として用いる。この現像液の供給は、アプリケー
タローラによって、トナー溜まりから薄く延ばしながら
搬送していくことでおこなわれ、それによって、現像ロ
ーラに2〜3μmの厚さのトナー層が形成され、次に、
正に帯電しているそのトナーを感光体10との間の電界
に従って、感光体10に供給することで、約100Vに
帯電されている感光体10の露光部分にトナー粒子を付
着させる。
【0017】中間転写体15は、約−800Vにバイア
スされて、感光体10との間の電界に従って、感光体1
0に付着されたトナーを、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの順に転写する。加圧ローラ19は、加熱
装置18により溶融された中間転写体15のトナーを印
刷媒体に定着させる。そして、この中間転写体15は、
外面を形成して溶融トナーの離型性に優れた薄い樹脂層
と、該樹脂層の内側に位置する断熱性の高い材料によっ
て、或いは外面を形成してトナーの付着面となるフィル
ム手段と、該フィルム手段の内側に位置する熱絶縁材料
で構成することができる。
【0018】加熱装置18は、加圧ローラ19に接触す
る前の位置で、中間転写体15の表面を部分的に加熱す
る。この加熱装置18として、中間転写体15に当接し
つつ回転する内部より加熱されるローラ、加熱ローラに
より駆動されるベルト、或いは中間転写体に非接触で配
設される熱放射手段によって構成することができる。
【0019】この加熱手段は、予め加熱しておき、印刷
媒体へ溶融転写させるときのみ中間転写体15に接触さ
せるように構成すること、さらには、この加熱手段は、
トナーの溶融加熱に先立って、トナーを溶融加熱させな
い程度の予備加熱をするように構成することができる。
【0020】また、この加熱手段には、制御手段を備え
て、中間転写体15に付着するトナー量の情報に応じ
て、前記加熱手段の加熱量を制御することができる。さ
らに、この加圧ローラ19に接触した後の位置で、中間
転写体15の表面を冷却する冷却手段を備えるこができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。なお、本発明は、不揮発性を示す高
粘度で高濃度の液体トナーを液体現像液として用いるも
のであるが、液体トナーは、液体キャリア(オイル)中
に顔料などのトナー粒子を分散させたものである。
【0022】図1に、本発明を具備する湿式電子写真装
置の全体構成を図示する。この図に示すように、本発明
の湿式電子写真装置は、感光体10と、帯電装置11
と、露光装置12と、プリウェット装置13と、現像装
置14と、中間転写体15と、ブレード16と、除電装
置17と、加熱装置18と、加圧ローラ19とを備え
る。
【0023】帯電装置11は、感光体10を約700V
に帯電させる。露光装置12は、780nmの波長を持
つレーザ光を使って感光体10を露光することで、露光
部分の電位が約100Vとなる静電潜像を感光体10に
形成する。
【0024】プリウェット装置13は、2.5cSt程度
の粘度を持つシリコンオイルを4〜5μmの厚さで感光
体10の表面に塗布する。ここで、プリウェット装置1
3は、露光装置12により実行される露光処理の前でプ
リウェット処理を実行することもあるが、露光処理の後
でプリウェット処理を実行することもある。
【0025】現像装置14は、イエロー/マゼンタ/シ
アン/ブラックに対応付けて設けられ、約400Vにバ
イアスされて、図2に示すように、トナー粘度が400
〜4000mPa・Sで、キャリア粘度が20cStを
持つ液体トナーを、アプリケータローラ140を使って
トナー溜まりから薄く延ばしながら搬送していくことで
現像ローラ141に2〜3μmの厚さのトナー層を形成
して、感光体10との間の電界に従って、正に帯電して
いるそのトナーを感光体10に供給することで、約10
0Vに帯電される感光体10の露光部分にトナーを付着
させる。
【0026】プリウェット装置13の塗布するプリウェ
ット層に従って、図3に示すように、感光体10の非露
光部分に、トナーが付着されることが防止できるように
なる。
【0027】中間転写体15は、約−800Vにバイア
スされて、感光体10との間の電界に従って、感光体1
0に付着されたトナーを転写する。この中間転写体15
は、先ず最初に、感光体10に付着されるイエローのト
ナーを転写し、続いて、感光体10に付着されるマゼン
タのトナーを転写し、続いて、感光体10に付着される
シアンのトナーを転写し、続いて、感光体10に付着さ
れるブラックのトナーを転写することになる。
【0028】ブレード16は、感光体10に残存するト
ナーやプリウェット液を取り除く。除電装置17は、感
光体10を除電する。加熱装置18は、中間転写体15
の表面を加熱することで中間転写体15に付着されるト
ナーを溶融する。加圧ローラ19は、加熱装置18によ
り溶融された中間転写体15のトナーを印刷媒体に定着
させる。このように、加熱装置18及び加圧ローラ19
を使い、印刷媒体を加熱しないで、中間転写体15に付
着されるトナーを溶融して印刷媒体に定着させる構成を
採ることから、紙以外の印刷媒体も取り扱えることにな
る。
【0029】次に、本発明の特徴とする中間転写体の構
成及びその加熱装置について、図を参照して詳細に説明
する。図4は、このような中間転写体(ローラとして図
示しているが、後述のベルトもまた用いることができ
る)の加熱の一例を示している。4つの色のトナーがそ
れぞれ、感光ドラムから中間転写体に、全部で4回の転
写をした後に、中間転写体に転写されたトナーは加熱さ
れ、その後、紙などの印刷媒体に1回で溶融転写され
る。本発明は、この中間ローラの加熱に際して、中間転
写体の表面、及びその上に転写されたトナーのみを加熱
するよう構成している。
【0030】図4において、中間転写体外部の熱源とし
て、内部に熱源を有するヒートローラーが、中間転写体
に従動回転するように、中間転写体の外部に設けられて
いる。このヒートローラと中間転写体の接触伝熱によ
り、中間転写体の表面及びその上に転写されたトナーが
加熱される。ヒートローラの表面にはトナーが付着しな
いように、フッ素コーティング等のトナー離型コート層
を形成することができる。また、ヒートローラ及び中間
転写体の表層を、熱伝導率の良いアルミニウムや銅とい
った金属材料にすることができる。これによって、ヒー
トローラより中間転写体への接触伝熱を良好にすること
ができ、中間転写体の表面温度を十分に高くすることが
可能となる。
【0031】図5は、このような外部熱源の別の例を示
している。この例において、中間転写体の表面は、放射
伝熱による非接触加熱源、例えばハロゲンランプによっ
て加熱することができる。また、ハロゲンランプからの
放射熱を中間転写体に向けて反射するためのリフレクタ
(反射板)が備えられている。このような放射伝熱源に
より、中間転写体の表面のみならず、トナーもまた直接
加熱されることになるが、その際、トナーの4つの色の
間で差がないような放射伝熱源を選択することが望まし
い。このような放射伝熱源として、遠赤外線ハロゲンヒ
ータを用いることができる。
【0032】中間転写体表面は、赤外線を反射する鏡面
或いは金属光沢面とすることにより、放射伝熱源より放
射された赤外線を反射して、トナー画像部に遠赤外線を
収集することができる。遠赤外線ヒータの投入エネルギ
ーは、例えば、露光レーザ源からの出力信号、或いは画
像データに基づき、中間転写体に転写されるトナー量に
応じて変更するよう制御することができる。これによっ
て、小画像面積時のトナーの過剰昇温を防ぎ、トナー溶
融状態を適正にすることができる。
【0033】また、トナーを直接加熱するというより
も、中間転写体表面を加熱し、それによって表面上のト
ナーを加熱するよう構成することができる。そのための
放射熱源としては、近赤外線ヒータが適しており、ま
た、中間転写体表面は近赤外線吸収率の高い黒色にする
ことにより、中間転写体表面の加熱効率を高めることが
できる。
【0034】近赤外線タイプの放射輝度ピークは可視光
領域(380nm〜780nm)に近い1μm 程度の波
長にある。カラートナーの色は、可視光内のある波長領
域の吸収(又は透過)で発生する。例えば、イエローは
短波長のブルー光を吸収し、グリーン、レッド光を反射
する。黒トナーは波長に依らず吸収率が高い。従って、
近赤外線タイプを用いるならば、カラートナーを直接加
熱するより、黒色の中間転写体表面を一様に加熱した
後、熱伝導でトナーを間接的に加熱する方が適切であ
る。
【0035】一方、遠赤外線タイプの出力ピークの波長
は3〜4μm にある。トナーの主要成分である高分子系
樹脂の赤外線吸収特性は、およそ3μm 付近にピークを
持っている。赤外線加熱には、加熱側の出力ピークと被
加熱側の吸収ピーク波長を合わせる方が効率がよい。そ
れ故、遠赤外線タイプは色(の吸収特性)に依らず、ト
ナーを一様に加熱することが可能となる。
【0036】図6は、中間転写体構成の一例を示してい
る。ここでローラ構成として例示した中間転写ローラ
は、その中央に、アルミニウム等の金属によって構成さ
れる剛体の圧胴が設けられている。この圧胴は、感光ド
ラムのトナー像を中間転写体上に静電気の力で転写する
ために軸等から電圧を印加できるように導電性を有して
おり、また、転写されたトナーを紙などの媒体上に溶融
転写するのに必要な圧力を加えるための硬度を有してい
る。この圧胴の上に、熱絶縁性の良いスポンジフォーム
又はゴムが設けられ、さらにその上に、熱を受ける薄い
ソリッドフィルム層を表面に設けている。このソリッド
フィルム材としては、トナーへの熱伝導性に優れる銅、
アルミニウム等の金属箔膜を用いることができる。これ
によって、全体的には熱容量が小さくなり、供給熱量を
低減することができる一方、表面温度を容易に高くする
ことができる。また、熱容量が小さいことにより、紙な
どの媒体に溶融トナーを転写した後の冷却性が良く、感
光ドラムを不必要に加熱するということはなくなる。こ
のソリッドフィルム層の厚さは、強度的に許される限り
薄く、好ましくは、30〜100μm にすることによ
り、瞬間加熱性や省消費電力化がさらに向上する。さら
に、このソリッドフィルム層表面に、溶融トナー離型用
のコート層、例えばフッ素コーティングを形成すること
ができる。 図7は、中間転写体の残留熱冷却手段の一
例を示している。前述した中間転写体は、熱容量を小さ
く構成することができ、それ故、紙などの媒体へトナー
を溶融転写した後の中間転写体の冷却性はよいのである
が、さらに冷却性を高めるための手段を溶融転写後の位
置に設けることができる。この手段として、図示したよ
うに、中間転写体表面に金属ローラ又はパイプを従動回
転させることができ、これによって、中間転写体表面の
熱を除去することができる。これによって、中間転写体
による感光ドラムへの二次加熱を防ぐことができる。ま
た、冷却用金属パイプの内部に、ヒダ付のフィンを設
け、パイプ内部に空気や水などの流体を流すことによ
り、中間転写体の冷却効果はより高めることができる。
【0037】冷却手段の別の例として、トナー溶融後の
中間転写体表面に、例えば液体現像に用いられるプリウ
エット液のような揮発性の良い液体を塗布することがで
きる。或いは前記のような冷却用金属ローラと共に用い
て、該金属ローラからこのような揮発性液体をスプレー
することができる。これによって、液体が蒸発するとき
の気化熱によって中間転写体を冷却することができる。
【0038】図8は、予備加熱をする中間転写体の一例
を示している。通常、前述したように、4つの色のそれ
ぞれのトナーが、感光ドラムから中間転写体に、全て転
写された後に、中間転写体上のトナーが加熱されること
になるが、この例では、4色目の最後のトナーが転写さ
れる以前から、例えば、2色目又は3色目トナー転写時
から、ハロゲンランプにトナーを溶融させない程度の予
備電圧を印加するものである。
【0039】この予備電圧を定格の数分の1とすること
で、トナー溶融転写に不必要なプリウエット液やキャリ
ア剤を揮発させることができ、またハロゲンヒータのメ
イン電圧印加時の立ち上がり時間を短縮することもでき
る。さらに、中間転写体表面及びトナーを予備加熱する
ことにより、メイン加熱時の消費電力を低減することも
できる。
【0040】図9及び図10は、溶融転写時にのみヒー
トローラを中間転写ベルトに接触させる構成を例示して
いる。図9は、中間転写ベルトが3つの小ローラ(1つ
は転写バックアップローラを兼用している)の周りで駆
動されるのに対して、図10は、4つの小ローラの周り
で駆動される例を示している。
【0041】上記いずれの例においても、感光体のトナ
ーを中間転写ベルトに4色転写後、紙などの印刷媒体に
1回で溶融転写するものであるが、溶融転写時のみにヒ
ートローラがベルトに接するような構成とされている。
図9及び図10のそれぞれ左側の図は、いずれもヒート
ローラがベルト内部にあって、しかも、ベルトに接して
いない退避状態を示している。この退避状態にあるとき
に、感光体より、各色のトナーがベルトに転写されてい
る。
【0042】転写終了後、図9及び図10のそれぞれの
右側の図に示すように、ヒートローラはベルトに接触さ
せられる。ヒートローラ内部のヒータは、溶融転写時に
ヒートローラが適正温度になるように予めオンにされ、
加熱されている。
【0043】また、中間転写体として用いられるベルト
は、例えば金属ベルトのような、熱伝導率の高いもの、
或いは例えばポリイミドの薄層フィルムのような層厚の
薄いものが好ましい。さらに、図10に示されるよう
に、このヒートローラを媒体転写部に設けて、媒体への
転写バックアップローラを兼用するよう構成することが
できる。
【0044】このように構成することにより、必要時の
みベルトが加熱されるので、感光ドラムに不必要な熱を
与えることもなく、また溶融転写以前にトナーが溶融す
ることもない。さらに、ベルトの昇温の立ち上がり時間
を気にすることもなく、媒体の先端部から安定した温度
が得られる。
【0045】図11及び図12は、ヒートベルトを用い
る加熱方式を示している。図11はヒートベルト退避時
を、また図12はヒートベルト接触時を示している。こ
の例において、ヒートベルトは、2つのローラにより駆
動されるが、そのローラの内の少なくとも1つは、ハロ
ゲンランプなどを熱源とするヒートローラにより構成さ
れる。好ましくは、両方のローラをヒートローラ構成と
して、トナー及び中間転写体を加熱中に降下するヒート
ベルト温度の回復のために、ベルトとヒートローラの接
触時間を増し、ベルト温度回復を促すのが有利である。
一定長さのベルトによる加熱であるために、接触がソフ
トで、かつ時間的に長く加熱することが可能となる。図
示した例において、ヒートベルトユニットの退避構成が
備えられている。ヒートベルトは予め加熱しておき、溶
融転写させるときのみ中間転写体に接触させ、その他の
ときは退避状態にするよう構成されている。
【0046】ヒートベルトは、その全体或いは基材部を
熱伝導率の良い金属にすることができ、これによって、
ヒートベルトから中間転写体への熱供給やヒートベルト
の温度回復の速応性を図ることが可能である。さらに、
ベルト表層は、トナー離型用のフッ素コートにすること
ができる。
【0047】ヒートベルトと中間転写体上のトナー画像
は接触するので、相互の接触状態は画質に影響を与え
る。そのため、望ましくは、ヒートベルトを接触させる
に際して、ヒートベルトのローラ接触部分を除く、ロー
ラとローラの間に位置するいわゆる腹部分だけで、ソフ
トに接触させる。このような構成は、ローラ間の間隔を
離すことにより達成できる。また、ヒートベルトの接触
圧力で生じるトナー画像の潰れ、広がりを低減させるた
めに、ヒートベルトの表面に耐熱性の高いシリコーンゴ
ム等の弾性層を備えることができる。さらに、ベルトと
中間転写体の周速差ずれをなくすために、ベルトは中間
転写体と同じ駆動源から駆動するのが望ましい。ヒート
ベルトは、中間転写体トナー上に接触しながら加熱する
ので、溶融トナーがヒートベルトに付着しないような離
型性のものでなければならない。言い換えると、溶融ト
ナーに対する濡れ性は、ヒートベルト表面よりも中間転
写体表面が大きくされ、そしてそれよりも、印刷媒体表
面が大きくされていなければならない。これは、例え
ば、ヒートベルト表面にフッ素コートをすると共に、中
間転写体表面をフッ素系ゴムによるコートによって達成
することができる。これによって、ヒートベルトで加熱
されたトナーはヒートベルトに付着することなく、全て
中間転写体上に残り、そしてそれから、全て印刷媒体上
に溶融転写される。
【0048】中間転写体上のトナーを加熱する際には、
結果として、中間転写体自体も加熱することになる。ま
た、加熱されたトナーは、ヒートベルトと分離した後か
ら印刷媒体と加圧接触するまでは溶融状態のまま保温さ
れる必要がある。中間転写体を層構成にすることによ
り、保温性を改善することができる。このため、中間転
写体は、断熱性の高いスポンジフォーム又はゴム上に、
溶融トナーの離型性に優れる薄い離型用樹脂層、例えば
フッ素コートを備えて、中間転写体の加熱性と共に、表
面保温特性を良好にすることができる。このとき、トナ
ー温度をヒートベルトの設定温度(100〜200°
C)に近づけるために、ヒートベルトの熱容量は中間転
写体の表面樹脂層の熱容量よりも大きくされる。
【0049】中間転写体上のトナー量は、特にフルカラ
ー印刷時に、場所又は印刷画像によって変化する。この
トナー層厚の変化により、トナー加熱温度が影響されな
いように、中間転写体の表面樹脂層の熱容量を、トナー
層よりも十分に大きくする。これは、例えば、4色併せ
て5〜6μm のトナー層に対して、中間転写体の表面樹
脂層の厚さを50μm 程度にすることにより達成でき
る。
【0050】図13は、3本ローラを用いた加熱方式を
示している。中間転写体上のトナーを加熱後、媒体への
溶融転写までの間、対流や中間転写体内部スポンジ層へ
の伝熱損失により、トナー及び中間転写体表面温度は降
下するので、加熱後から溶融転写までの時間を短くする
必要がある。そのためには、溶融転写側のベルト駆動ロ
ーラを小径化して、より加圧ローラの近くに配置するこ
とが望まれるが、ベルト厚とローラ径は、繰り返し圧縮
応力から最小値が決まる。
【0051】この問題は、図示したように、ベルトを3
本ローラでテンションを張ることによって、小径ローラ
を使用しても、ベルトの屈曲(内部の圧縮及び引っ張り
応力)を小さく抑えることができる。このように構成す
ることにより、ヒートベルトが印刷媒体と対向する時間
が増えるので印刷媒体の予備加熱も期待できる。また、
図13の右側の図に示すように、この小径ローラを耐熱
性のスポンジローラ(シリコーンゴム等)にすることに
より、ベルトのテンションでスポンジローラが弾性変形
し、小径ローラの割にはベルトの屈曲を比較的低減する
ことが可能となる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、シリコンオイルなどに高濃度
のトナーを分散させることで構成される高粘度で高濃度
の現像液を用いる場合には、トナー粒子が小さいことで
トナーの熱容量が小さくなる特質を利用して、加圧ロー
ラに接触する前の位置で、中間転写体の表面を部分的に
加熱するよう構成することにより、感光体に熱影響を与
えずに、中間転写体に転写されたトナーを効率的に加熱
溶融することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湿式電子写真装置の全体構成図であ
る。
【図2】アプリケータローラ及び現像ローラの働きの説
明図である。
【図3】プリウェット処理により塗布されるプリウェッ
ト層の働きの説明図である。
【図4】中間転写体のヒートローラを用いた加熱の一例
を示している。
【図5】中間転写体のハロゲンヒータを用いた加熱の一
例を示している。
【図6】中間転写体構成の一例を示している。
【図7】中間転写体の残留熱冷却手段の一例を示してい
る。
【図8】予備加熱をする中間転写体の一例を示してい
る。
【図9】溶融転写時にのみヒートローラを中間転写ベル
トに接触させる構成を例示している。
【図10】溶融転写時にのみヒートローラを中間転写ベ
ルトに接触させる別の構成を例示している。
【図11】ヒートベルトを用いる加熱方式を示し、その
ヒートベルト退避時を示している。
【図12】ヒートベルトを用いる加熱方式を示し、その
ヒートベルト接触時を示している。
【図13】3本ローラを用いた加熱方式を示している。
【図14】中空の金属ドラムの中空部分にハロゲンヒー
タを配置して中間転写体全体を加熱する従来構成の中間
転写体を示している。
【符号の説明】
10 感光体(ドラム) 11 帯電装置 12 露光装置 13 プリウエット装置 14 現像装置 15 中間転写体(ローラ) 16 ブレード 17 除電装置 18 加熱装置 19 加圧ローラ
フロントページの続き (72)発明者 本 悟 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 高畠 昌尚 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 市田 元治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 岡野 茂治 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 竹田 靖一 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性を示す高粘度で高濃度の液体ト
    ナーを液体現像液として用いる湿式電子写真装置であっ
    て、 静電潜像の形成される画像支持体と、 前記画像支持体の表面に、プリウェット液の膜を塗布す
    るプリウェット液塗布手段と、 前記画像支持体に接触して、液体現像液としての液体ト
    ナーを前記画像支持体に供給し、前記画像支持体との間
    に生成される電界に応じて画像支持体の露光部分にトナ
    ー粒子を付着する現像手段と、 前記画像支持体に付着するトナー粒子を、前記画像支持
    体との間に生成される電界に応じて転写する中間転写体
    と、 前記中間転写体に当接しつつ回転して、印刷媒体を前記
    中間転写体に加圧しながら搬送する加圧ローラと、 前記加圧ローラに接触する前の位置で、前記中間転写体
    の表面を部分的に加熱する加熱手段とを備えることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の湿式電子写真装置におい
    て、 加圧ローラに接触した後の位置で、前記中間転写体の表
    面を冷却する冷却手段を備えることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の湿式電子写真装置
    において、 前記加熱手段は、中間転写体に当接しつつ回転する内部
    より加熱されるローラ手段で構成されることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の湿式電子写真装置
    において、 前記加熱手段は、中間転写体と非接触に配置されて、そ
    の内の少なくとも1つが内部より加熱される複数のロー
    ラと、該複数のローラにより駆動されて、中間転写体に
    当接しつつ回転するベルトとで構成されることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の湿式電子写真装置
    において、 前記加熱手段は、中間転写体に非接触で配設される熱放
    射手段で構成されることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の湿式電子写真装置
    において、 前記中間転写体を、複数のローラによって駆動されるベ
    ルトによって構成し、前記中間転写体表面の部分的加熱
    は、ベルト裏面からヒートローラによって行われること
    を、 特徴とする湿式電子写真装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の湿
    式電子写真装置において、 前記加熱手段は、予め加熱しておき、印刷媒体へ溶融転
    写させるときのみ中間転写体に接触させることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の湿
    式電子写真装置において、 前記加熱手段は、トナーの溶融加熱に先立って、トナー
    を溶融加熱させない程度の予備加熱をする手段を備える
    ことを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の湿
    式電子写真装置において、 中間転写体に付着するトナー量の情報に応じて、前記加
    熱手段の加熱量を制御する制御手段とを備えることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    湿式電子写真装置において、 前記中間転写体は、外面を形成して溶融トナーの離型性
    に優れた薄い樹脂又はゴム層と、該樹脂層の内側に位置
    して、断熱性の高い材料とを備えることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    湿式電子写真装置において、 前記中間転写体は、外面を形成してトナーの付着面とな
    るフィルム手段と、該フィルム手段の内側に位置して、
    熱絶縁材料で構成される熱絶縁層手段とを備えること
    を、 特徴とする湿式電子写真装置。
  12. 【請求項12】 請求項2記載の湿式電子写真装置にお
    いて、 前記冷却手段は、中間転写体に非接触で配設されるロー
    ラによって構成されることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  13. 【請求項13】 請求項2記載の湿式電子写真装置にお
    いて、 冷却手段は、揮発性の液体を中間転写体に塗布する塗布
    手段で構成されることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  14. 【請求項14】 請求項4記載の湿式電子写真装置にお
    いて、 前記ベルトは、少なくともその基材が金属により構成さ
    れていることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  15. 【請求項15】 請求項4記載の湿式電子写真装置にお
    いて、 前記ベルトは、その表面に耐熱性の高い弾性層を有する
    ことを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  16. 【請求項16】 請求項4記載の湿式電子写真装置にお
    いて、 前記ベルトは、前記中間転写体と同一駆動源から駆動さ
    れて、両者の間に周速差ずれを無くすように構成されて
    いることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  17. 【請求項17】 請求項4記載の湿式電子写真装置にお
    いて、 前記ベルトは、3本のローラにより駆動され、かつその
    内の加圧ローラに近くでかつ中間転写体表面に近接して
    設けられた1本のローラを他のローラよりも小径にした
    ことを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  18. 【請求項18】 請求項5記載の湿式電子写真装置にお
    いて、 前記熱放射手段は、遠赤外線ヒータ手段で構成され、 中間転写体は、その表面が赤外線を反射する面で構成さ
    れることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  19. 【請求項19】 請求項5記載の湿式電子写真装置にお
    いて、 前記熱放射手段は、近赤外線ヒータ手段で構成され、 中間転写体は、その表面が赤外線を吸収する面で構成さ
    れることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  20. 【請求項20】 請求項6記載の湿式電子写真装置にお
    いて、 前記ベルトは、熱伝導率の高い材料によって構成される
    ことを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  21. 【請求項21】 請求項6記載の湿式電子写真装置にお
    いて、 前記ヒートローラは、媒体の転写部に設けられて、媒体
    への転写バックアップローラを兼ねることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  22. 【請求項22】 請求項11記載の湿式電子写真装置に
    おいて、 前記フィルム手段は、金属薄膜で構成されることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
  23. 【請求項23】 請求項22記載の湿式電子写真装置に
    おいて、 前記フィルム手段は、30〜100μmの厚さに構成さ
    れることを、 特徴とする湿式電子写真装置。
JP9230137A 1997-08-27 1997-08-27 湿式電子写真装置 Pending JPH1165290A (ja)

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JP9230137A JPH1165290A (ja) 1997-08-27 1997-08-27 湿式電子写真装置
DE69836372T DE69836372T2 (de) 1997-08-27 1998-08-27 Elektrophotographische vorrichtung mit nassentwicklung
EP98940566A EP0935173B1 (en) 1997-08-27 1998-08-27 Wet electrophotographic device
PCT/JP1998/003801 WO1999010778A1 (fr) 1997-08-27 1998-08-27 Dispositif electrophotographique a liquide
US09/284,136 US6173147B1 (en) 1997-08-27 1998-08-27 Wet type electrophotography apparatus to heat toner on intermediate transfer medium

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6466756B1 (en) 1999-07-07 2002-10-15 Pfu Limited Electrophotographic device of liquid toner developing type

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US6466756B1 (en) 1999-07-07 2002-10-15 Pfu Limited Electrophotographic device of liquid toner developing type

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